JPH07205632A - 自動車用スタビライザマウント構造 - Google Patents
自動車用スタビライザマウント構造Info
- Publication number
- JPH07205632A JPH07205632A JP515194A JP515194A JPH07205632A JP H07205632 A JPH07205632 A JP H07205632A JP 515194 A JP515194 A JP 515194A JP 515194 A JP515194 A JP 515194A JP H07205632 A JPH07205632 A JP H07205632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stabilizer
- bush
- cut
- hole
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタビライザによる効果が減少するのを防止
することができるとともに、スタビライザと他の部品と
の接触を防止することができる自動車用スタビライザマ
ウント構造を提供することを目的とする。 【構成】 ブッシュ１０の切れ口１３を、スタビライザ
１１のブッシュ嵌着部分１１ａの軸方向に対して斜めに
形成した構成としている。
することができるとともに、スタビライザと他の部品と
の接触を防止することができる自動車用スタビライザマ
ウント構造を提供することを目的とする。 【構成】 ブッシュ１０の切れ口１３を、スタビライザ
１１のブッシュ嵌着部分１１ａの軸方向に対して斜めに
形成した構成としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用スタビライザ
マウント構造に関する。
マウント構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１１〜図１４は、従来の自動車用スタ
ビライザマウント構造の例を示すものである。 従来よ
り、図１１および図１２に示すように、切れ口１をブッ
シュ２に形成し、切れ口１から開いてブッシュ２をスタ
ビライザ３に取付け、ブッシュ２をブラケット４を用い
て車体５に固定するようにした自動車用スタビライザマ
ウント構造がある。
ビライザマウント構造の例を示すものである。 従来よ
り、図１１および図１２に示すように、切れ口１をブッ
シュ２に形成し、切れ口１から開いてブッシュ２をスタ
ビライザ３に取付け、ブッシュ２をブラケット４を用い
て車体５に固定するようにした自動車用スタビライザマ
ウント構造がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動車用スタビライザマウント構造では、ブッシ
ュ２の切り口１が開くとスタビライザ３がその切り口１
側（図１４において矢印Ａで示す方向）に移動し易くな
ってしまう。
従来の自動車用スタビライザマウント構造では、ブッシ
ュ２の切り口１が開くとスタビライザ３がその切り口１
側（図１４において矢印Ａで示す方向）に移動し易くな
ってしまう。
【０００４】このため、スタビライザ３が移動すると、
該スタビライザによる効果が減少し、また、他の部品に
スタビライザ３が接触してしまう不具合があった。
該スタビライザによる効果が減少し、また、他の部品に
スタビライザ３が接触してしまう不具合があった。
【０００５】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、スタビライザによる効果が減少するのを防止するこ
とができるとともに、スタビライザと他の部品との接触
を防止することができる自動車用スタビライザマウント
構造を提供することを目的とする。
で、スタビライザによる効果が減少するのを防止するこ
とができるとともに、スタビライザと他の部品との接触
を防止することができる自動車用スタビライザマウント
構造を提供することを目的とする。
【０００６】本発明では、上記目的を達成するために、
切れ口をブッシュに形成し、上記切れ口から開いて上記
ブッシュをスタビライザに取付け、上記該ブッシュをブ
ラケットを用いて車体に固定するようにした自動車用ス
タビライザマウント構造において、上記ブッシュの切れ
口を、上記スタビライザのブッシュ嵌着部分の軸方向に
対して斜めに形成した構成としている。
切れ口をブッシュに形成し、上記切れ口から開いて上記
ブッシュをスタビライザに取付け、上記該ブッシュをブ
ラケットを用いて車体に固定するようにした自動車用ス
タビライザマウント構造において、上記ブッシュの切れ
口を、上記スタビライザのブッシュ嵌着部分の軸方向に
対して斜めに形成した構成としている。
【０００７】
【実施例】以下、本発明に係る自動車用スタビライザマ
ウント構造の一実施例を添付図面を参照しながら詳細に
説明する。図１〜図１０は、本発明に係る自動車用スタ
ビライザマウント構造の一実施例を示すものである。
ウント構造の一実施例を添付図面を参照しながら詳細に
説明する。図１〜図１０は、本発明に係る自動車用スタ
ビライザマウント構造の一実施例を示すものである。
【０００８】本実施例のスタビライザマウント構造は、
図４〜図８に示すようなブッシュ１０を採用している。
ブッシュ１０は、ゴム等の樹脂製のもので、その中央に
スタビライザ１１を貫通させる孔１２を有するととも
に、該孔を切り開く切り口１３を有している。
図４〜図８に示すようなブッシュ１０を採用している。
ブッシュ１０は、ゴム等の樹脂製のもので、その中央に
スタビライザ１１を貫通させる孔１２を有するととも
に、該孔を切り開く切り口１３を有している。
【０００９】ブッシュ１０の切り口１３は、孔１２に貫
通されるスタビライザ１１の貫通部分１１ａにおける軸
方向に対して傾斜する態様で形成されている（図５参
照）。切り口１３の形成方法としては、予め切り口１３
に対応する部分を設けた型を作っておく他、ブッシュ１
０の成形後にカッター等で切断して形成するようにして
も良い。
通されるスタビライザ１１の貫通部分１１ａにおける軸
方向に対して傾斜する態様で形成されている（図５参
照）。切り口１３の形成方法としては、予め切り口１３
に対応する部分を設けた型を作っておく他、ブッシュ１
０の成形後にカッター等で切断して形成するようにして
も良い。
【００１０】この切り口１３を開くことにより、該切り
口を通してスタビライザ１１を孔１２内に収めることが
できる。図８には、ブッシュ１０の切り口１３を閉じた
様子が示されている。
口を通してスタビライザ１１を孔１２内に収めることが
できる。図８には、ブッシュ１０の切り口１３を閉じた
様子が示されている。
【００１１】本実施例では、ブッシュ１０がスタビライ
ザ１１に上記したように嵌着された後、スタビライザ１
１は、従来と同様なブラケット１４を用いてブッシュ１
０を押さえるようにして車体１５に固定される。
ザ１１に上記したように嵌着された後、スタビライザ１
１は、従来と同様なブラケット１４を用いてブッシュ１
０を押さえるようにして車体１５に固定される。
【００１２】なお、図１〜図３において、１６はストラ
ット、１７は車体１５の一部を成すサスペンションフレ
ーム、１８はタイヤである。
ット、１７は車体１５の一部を成すサスペンションフレ
ーム、１８はタイヤである。
【００１３】上記したようにブッシュ１０が形成された
ことにより、切り口１３付近の部分１３ａ，１３ａが互
いにオーバーラップし、スタビライザ１１の振動によっ
て孔１２が広げられても、切り口１３が完全に開くこと
はない。
ことにより、切り口１３付近の部分１３ａ，１３ａが互
いにオーバーラップし、スタビライザ１１の振動によっ
て孔１２が広げられても、切り口１３が完全に開くこと
はない。
【００１４】このため、スタビライザ１１がブッシュ１
０の孔１２から外れて図１４に示したように矢印Ａ方向
に移動してしまうことが無くなる。
０の孔１２から外れて図１４に示したように矢印Ａ方向
に移動してしまうことが無くなる。
【００１５】なお、上記実施例では、ブッシュ１０の切
り口１３を直線的に形成したが、勿論これに限らず、曲
線的に形成しても良く、要は、切り口１３付近の部分１
３ａ，１３ａが互いにオーバーラップする態様で形成さ
れればいかように形成しても良い。
り口１３を直線的に形成したが、勿論これに限らず、曲
線的に形成しても良く、要は、切り口１３付近の部分１
３ａ，１３ａが互いにオーバーラップする態様で形成さ
れればいかように形成しても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
車用スタビライザマウント構造によれば、切れ口をブッ
シュに形成し、上記切れ口から開いて上記ブッシュをス
タビライザに取付け、上記該ブッシュをブラケットを用
いて車体に固定するようにした自動車用スタビライザマ
ウント構造において、上記ブッシュの切れ口を、上記ス
タビライザのブッシュ嵌着部分の軸方向に対して斜めに
形成した構成としているので、次のような効果を得るこ
とができる。
車用スタビライザマウント構造によれば、切れ口をブッ
シュに形成し、上記切れ口から開いて上記ブッシュをス
タビライザに取付け、上記該ブッシュをブラケットを用
いて車体に固定するようにした自動車用スタビライザマ
ウント構造において、上記ブッシュの切れ口を、上記ス
タビライザのブッシュ嵌着部分の軸方向に対して斜めに
形成した構成としているので、次のような効果を得るこ
とができる。
【００１７】すなわち、上記切り口を上記スタビライザ
の貫通部分における軸方向に対して傾斜する態様で形成
したことにより、上記切り口付近の部分が互いにオーバ
ーラップし、このため、上記スタビライザの振動によっ
て上記孔が広げられても、上記切り口が完全に開くこと
はない。
の貫通部分における軸方向に対して傾斜する態様で形成
したことにより、上記切り口付近の部分が互いにオーバ
ーラップし、このため、上記スタビライザの振動によっ
て上記孔が広げられても、上記切り口が完全に開くこと
はない。
【００１８】このため、上記スタビライザが上記ブッシ
ュの孔から外れて移動してしまうことが無くなるととも
に、上記スタビライザが他の部品に接触してしまうこと
も無くなる。
ュの孔から外れて移動してしまうことが無くなるととも
に、上記スタビライザが他の部品に接触してしまうこと
も無くなる。
【００１９】さらに、上記ブッシュの切り口付近の部分
を互いにオーバーラップさせた構成としたことにより、
上記ブッシュの上記スタビライザへの組付けに際して上
記ブッシュが上記スタビライザに仮止めされる。
を互いにオーバーラップさせた構成としたことにより、
上記ブッシュの上記スタビライザへの組付けに際して上
記ブッシュが上記スタビライザに仮止めされる。
【００２０】これにより、工場での上記ブッシュの組付
け作業中に上記ブッシュが上記スタビライザから落下す
ることがなくなり、したがって、その組付け作業の能率
を向上させることができる。
け作業中に上記ブッシュが上記スタビライザから落下す
ることがなくなり、したがって、その組付け作業の能率
を向上させることができる。
【図１】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例を適用した自動車のサスペンション装置を
示す図である。
造の一実施例を適用した自動車のサスペンション装置を
示す図である。
【図２】図１において矢印Ｂ方向にみた様子を拡大して
示す図である。
示す図である。
【図３】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例の要部を示す斜視図である。
造の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図４】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例のブッシュを示す正面図である。
造の一実施例のブッシュを示す正面図である。
【図５】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例のブッシュを示す底面図である。
造の一実施例のブッシュを示す底面図である。
【図６】図４におけるＣ−Ｃ線断面図である。
【図７】図５におけるＤ−Ｄ線断面図である。
【図８】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例のブッシュの切り口を閉じた状態を示す正
面図である。
造の一実施例のブッシュの切り口を閉じた状態を示す正
面図である。
【図９】本発明に係る自動車用スタビライザマウント構
造の一実施例のブッシュを取付けた状態における様子を
示す正面図である。
造の一実施例のブッシュを取付けた状態における様子を
示す正面図である。
【図１０】本発明に係る自動車用スタビライザマウント
構造の一実施例のブッシュを取付けた状態における様子
を示す縦断面正面図である。
構造の一実施例のブッシュを取付けた状態における様子
を示す縦断面正面図である。
【図１１】従来の自動車用スタビライザマウント構造の
ブッシュを示す正面図である。
ブッシュを示す正面図である。
【図１２】従来の自動車用スタビライザマウント構造の
ブッシュを示す底面図である。
ブッシュを示す底面図である。
【図１３】従来の自動車用スタビライザマウント構造の
ブッシュを取付けた状態における様子を示す正面図であ
る。
ブッシュを取付けた状態における様子を示す正面図であ
る。
【図１４】従来の自動車用スタビライザマウント構造の
ブッシュを取付けた状態における様子を示す縦断面正面
図である。
ブッシュを取付けた状態における様子を示す縦断面正面
図である。
１０ ブッシュ １１ スタビライザ １２ 孔 １３ 切り口 １４ ブラケット １５ 車体
Claims (1)
- 【請求項１】 切れ口をブッシュに形成し、上記切れ口
から開いて上記ブッシュをスタビライザに取付け、上記
該ブッシュをブラケットを用いて車体に固定するように
した自動車用スタビライザマウント構造において、上記
ブッシュの切れ口を、上記スタビライザのブッシュ嵌着
部分の軸方向に対して斜めに形成したことを特徴とする
自動車用スタビライザマウント構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP515194A JPH07205632A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 自動車用スタビライザマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP515194A JPH07205632A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 自動車用スタビライザマウント構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07205632A true JPH07205632A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11603280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP515194A Pending JPH07205632A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | 自動車用スタビライザマウント構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07205632A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102135155A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-27 | 仓敷化工株式会社 | 横向稳定杆用套筒 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP515194A patent/JPH07205632A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102135155A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-27 | 仓敷化工株式会社 | 横向稳定杆用套筒 |
| JP2011148347A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Kurashiki Kako Co Ltd | スタビライザブッシュ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61115715A (ja) | 乗物用のサンバイザの製法 | |
| JPS61166746A (ja) | トノボ−ド取付構造 | |
| JP3785920B2 (ja) | トレーリングアーム式サスペンションのサスペンションメンバの取付構造 | |
| JPH07205632A (ja) | 自動車用スタビライザマウント構造 | |
| JPH07266835A (ja) | 自動車用スタビライザマウント構造 | |
| JPS6299244A (ja) | 自動車のワイパ−取付構造 | |
| JPH11189180A (ja) | リヤスポイラの構造 | |
| JPH0858624A (ja) | 自動車のフード構造 | |
| KR101974823B1 (ko) | 자동차용 서브프레임 구조 | |
| JPH0569856A (ja) | 自動車のルーフ構造 | |
| KR100461955B1 (ko) | 자동차용 테일 게이트의 힌지 브라켓의 구조 | |
| JP2825941B2 (ja) | 車両の前部車体の組立方法 | |
| KR101807073B1 (ko) | 프론트 엔드 모듈 | |
| JPH1047319A (ja) | 樹脂製部品の締付部の構造 | |
| JP2002036878A (ja) | 自動車用内装部品における取付け部品の取付け構造 | |
| KR200149082Y1 (ko) | 상용차용 프론트 도어 | |
| JPH0528090Y2 (ja) | ||
| JPH0344624Y2 (ja) | ||
| KR200144313Y1 (ko) | 자동차의 글로브 박스 커버의 취부구조 | |
| KR100339080B1 (ko) | 자동차용 클립 | |
| JPS5913143Y2 (ja) | 自動車用ドアの取付構造 | |
| JP2023174227A (ja) | 車両のフロントドアの構造 | |
| JP2002104109A (ja) | 車両用バンパー及び該バンパーのエアダムスカート取付構造 | |
| JP3698826B2 (ja) | ブラケット取付構造 | |
| JPS60240543A (ja) | 自動車用インシユレ−タおよびその製造方法 |