JPH07205188A - 樹脂成形用装置及び樹脂成形方法 - Google Patents
樹脂成形用装置及び樹脂成形方法Info
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- JPH07205188A JPH07205188A JP128094A JP128094A JPH07205188A JP H07205188 A JPH07205188 A JP H07205188A JP 128094 A JP128094 A JP 128094A JP 128094 A JP128094 A JP 128094A JP H07205188 A JPH07205188 A JP H07205188A
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- resin
- lock pin
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- resin molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピンポイントゲート方式における従来の問題
点を解決し、離型不良、製品不良や、ランナー樹脂のラ
ンナーロックピン係止部における樹脂割れが発生するこ
とがなく、特に、熱硬化性樹脂成形に適する樹脂成形用
装置を提供すること。 【構成】 上金型24と下金型21との間にキャビティ
24aを形成し、一方の金型24に設けた縦ランナー部
24cを含むランナー部24dを介して前記キャビティ
24aに樹脂25を充填することにより、前記キャビテ
ィ24aのPAC32と前記ランナー部24dのランナ
ー樹脂31とを成形し、かつ前記ランナー樹脂31を支
持するランナーロックピン27によって前記ランナー樹
脂31をPAC32から切り離すように構成した樹脂成
形用装置において、前記ランナーロックピン27は前記
ランナー樹脂31の側部を支持する。
点を解決し、離型不良、製品不良や、ランナー樹脂のラ
ンナーロックピン係止部における樹脂割れが発生するこ
とがなく、特に、熱硬化性樹脂成形に適する樹脂成形用
装置を提供すること。 【構成】 上金型24と下金型21との間にキャビティ
24aを形成し、一方の金型24に設けた縦ランナー部
24cを含むランナー部24dを介して前記キャビティ
24aに樹脂25を充填することにより、前記キャビテ
ィ24aのPAC32と前記ランナー部24dのランナ
ー樹脂31とを成形し、かつ前記ランナー樹脂31を支
持するランナーロックピン27によって前記ランナー樹
脂31をPAC32から切り離すように構成した樹脂成
形用装置において、前記ランナーロックピン27は前記
ランナー樹脂31の側部を支持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形用、特にPA
C(Pad Array Carreer:配線基板上にIC等の電子部品
を実装して熱硬化性樹脂で封止したもの)などに適した
樹脂成形用装置構造に関する。
C(Pad Array Carreer:配線基板上にIC等の電子部品
を実装して熱硬化性樹脂で封止したもの)などに適した
樹脂成形用装置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に樹脂成形用金型のゲート方式とし
て、サイドゲート方式とピンポイントゲート方式とがあ
り、熱可塑性樹脂成形ではピンポイントゲート方式が、
熱硬化性樹脂成形ではサイドゲート方式が比較的広く採
用されている。
て、サイドゲート方式とピンポイントゲート方式とがあ
り、熱可塑性樹脂成形ではピンポイントゲート方式が、
熱硬化性樹脂成形ではサイドゲート方式が比較的広く採
用されている。
【0003】特に、PACのサイドゲート方式を用いた
熱硬化性樹脂成形(トランスファーモールド)において
は、ゲート部の溶融した樹脂が基板上に沿って流れる構
造のため、基板が樹脂で汚れたり、ゲート部の硬化した
余分な樹脂を取除く際に配線パターンを破壊してしまう
問題がある。この問題を解決するために本件出願人は、
樹脂が、基板から隔離した状態で流れるようにしたゲー
トピース構造を既に出願している(特開平4−1849
44号公報参照)。
熱硬化性樹脂成形(トランスファーモールド)において
は、ゲート部の溶融した樹脂が基板上に沿って流れる構
造のため、基板が樹脂で汚れたり、ゲート部の硬化した
余分な樹脂を取除く際に配線パターンを破壊してしまう
問題がある。この問題を解決するために本件出願人は、
樹脂が、基板から隔離した状態で流れるようにしたゲー
トピース構造を既に出願している(特開平4−1849
44号公報参照)。
【0004】ところがこの構造では、金型が複雑になる
ために金型製作に困難が伴うこと、及び金型のメンテナ
ンスにも手間が掛り、量産性に難がある。したがって、
本来PACの製造に望ましい、ゲート部の樹脂が基板面
に垂直に向かって入る構造のピンポイントゲート方式に
着目し、これをPACに採用してきた。
ために金型製作に困難が伴うこと、及び金型のメンテナ
ンスにも手間が掛り、量産性に難がある。したがって、
本来PACの製造に望ましい、ゲート部の樹脂が基板面
に垂直に向かって入る構造のピンポイントゲート方式に
着目し、これをPACに採用してきた。
【0005】この従来の、PACのトランスファーモー
ルドにおけるピンポイントゲート方式による成形用装置
を図6に基づいて説明する。図6は従来の成形用装置を
示す要部断面図である。図6において、1は第1の金型
である下金型で、その上面にはICチップ2をボンディ
ングした回路基板3が載置される凹部1aが形成されて
いる。4はキャビティ4aが形成された、第2の金型で
ある上金型であり、該上金型4は図示しないガイドポス
トにより平面位置を案内されて、キャビティ4aが前記
ICチップ2の上面を覆うように下金型1に組合わされ
る。上金型4の上には、ストリッパープレート6を貫通
して前記横ランナー部4dと縦ランナー部4cとの交差
部に臨むランナーロックピン7が取付けられた取付板8
が載置される。さらにこの取付板8には、前記カル部4
eの直上に位置して、溶融した樹脂を加圧するプランジ
ャーPのガイド部9が設けられている。尚、10は、上
金型4と下金型1とのパーティングラインである。ま
た、上金型4には、プランジャーガイド9からカル部4
eに投入された樹脂タブレット5が溶融して、この溶融
した樹脂がプランジャーPによってキャビティ4aに圧
縮移送される経路となる横ランナー部4d、縦ランナー
部4c及びゲート孔4bとが形成されており、溶融樹脂
が縦ランナー4cからゲート孔4bを通って回路基板面
に垂直に向かってキャビティ4aに注入されるいわゆる
ピンポイントゲート方式のトランスファーモールド用金
型となっている。
ルドにおけるピンポイントゲート方式による成形用装置
を図6に基づいて説明する。図6は従来の成形用装置を
示す要部断面図である。図6において、1は第1の金型
である下金型で、その上面にはICチップ2をボンディ
ングした回路基板3が載置される凹部1aが形成されて
いる。4はキャビティ4aが形成された、第2の金型で
ある上金型であり、該上金型4は図示しないガイドポス
トにより平面位置を案内されて、キャビティ4aが前記
ICチップ2の上面を覆うように下金型1に組合わされ
る。上金型4の上には、ストリッパープレート6を貫通
して前記横ランナー部4dと縦ランナー部4cとの交差
部に臨むランナーロックピン7が取付けられた取付板8
が載置される。さらにこの取付板8には、前記カル部4
eの直上に位置して、溶融した樹脂を加圧するプランジ
ャーPのガイド部9が設けられている。尚、10は、上
金型4と下金型1とのパーティングラインである。ま
た、上金型4には、プランジャーガイド9からカル部4
eに投入された樹脂タブレット5が溶融して、この溶融
した樹脂がプランジャーPによってキャビティ4aに圧
縮移送される経路となる横ランナー部4d、縦ランナー
部4c及びゲート孔4bとが形成されており、溶融樹脂
が縦ランナー4cからゲート孔4bを通って回路基板面
に垂直に向かってキャビティ4aに注入されるいわゆる
ピンポイントゲート方式のトランスファーモールド用金
型となっている。
【0006】前記ランナーロックピン7の先端は、図7
に拡大して示すように、先端部7aに対して、所望のア
ンダーカットmを有する係止部7bが形成されており、
前記横ランナー部4dと縦ランナー部4cとの交差部で
溶融した樹脂が該係止部7bに入り込み、カル部4e、
縦ランナー部4c、横ランナー部4dで硬化したランナ
ー樹脂を保持するのである。
に拡大して示すように、先端部7aに対して、所望のア
ンダーカットmを有する係止部7bが形成されており、
前記横ランナー部4dと縦ランナー部4cとの交差部で
溶融した樹脂が該係止部7bに入り込み、カル部4e、
縦ランナー部4c、横ランナー部4dで硬化したランナ
ー樹脂を保持するのである。
【0007】このような従来のピンポイントゲート方式
のトランスファーモールド方法によるPACの成形手順
を、図6及び、図8乃至図10を基に説明する。(1)
樹脂投入;型温165℃の金型のカル部4eに、熱硬化
性樹脂の樹脂タブレット5を投入(図6参照)。(2)
プランジャーPによる押圧。(3)樹脂流れ出し(溶解
時間8秒間)。(4)熱硬化時間(90秒間)保持(こ
こまで、図8参照)。(5)型開き;上金型4から取付
板8をストリッパープレート6と共に離間(図9参
照)。(6)ランナーロックの解除;ストリッパープレ
ート6を取付板8から引き離しランナーロックピン7の
係止部7bから、カル部4e、縦ランナー部4c、横ラ
ンナー部4dで硬化して一体となったランナー樹脂11
を取り外す(図10参照)。(7)PACの取り出し;
下金型1と上金型4とをパーティングライン10で離間
させ、回路基板上のICが成形樹脂で封止されたPAC
12を取出す。
のトランスファーモールド方法によるPACの成形手順
を、図6及び、図8乃至図10を基に説明する。(1)
樹脂投入;型温165℃の金型のカル部4eに、熱硬化
性樹脂の樹脂タブレット5を投入(図6参照)。(2)
プランジャーPによる押圧。(3)樹脂流れ出し(溶解
時間8秒間)。(4)熱硬化時間(90秒間)保持(こ
こまで、図8参照)。(5)型開き;上金型4から取付
板8をストリッパープレート6と共に離間(図9参
照)。(6)ランナーロックの解除;ストリッパープレ
ート6を取付板8から引き離しランナーロックピン7の
係止部7bから、カル部4e、縦ランナー部4c、横ラ
ンナー部4dで硬化して一体となったランナー樹脂11
を取り外す(図10参照)。(7)PACの取り出し;
下金型1と上金型4とをパーティングライン10で離間
させ、回路基板上のICが成形樹脂で封止されたPAC
12を取出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、この様な
従来のPACのトランスファーモールドにおけるピンポ
イントゲート方式、特に、熱硬化性樹脂のような硬質の
樹脂成形においては、型開きの際に、ランナーロックピ
ン7によるランナー樹脂11の係止効果が不十分になり
易くなることから、離型不良が発生し易い。ここで離型
不良とは、ランナー樹脂11の縦ランナー11aが上金
型4内に残り、PAC12と分離しない状態を指す。
従来のPACのトランスファーモールドにおけるピンポ
イントゲート方式、特に、熱硬化性樹脂のような硬質の
樹脂成形においては、型開きの際に、ランナーロックピ
ン7によるランナー樹脂11の係止効果が不十分になり
易くなることから、離型不良が発生し易い。ここで離型
不良とは、ランナー樹脂11の縦ランナー11aが上金
型4内に残り、PAC12と分離しない状態を指す。
【0009】ランナーロックピン7のランナー樹脂係止
効果を高めるために、前記アンダーカットmを増やす
と、型開き後のストリッパープレート6作動の際に、係
止部7bの周囲に固着したランナー樹脂11が割れて、
割れた時に生じる樹脂かすが前記ゲート孔4bに詰まっ
て、溶融樹脂がキャビティ4aに充填されにくくなった
り、キャビティ4aの中に樹脂かすが入り込んでしまう
と、樹脂かすでボンディングワイヤが切損したり、いわ
ゆるショルダータッチが発生したりすることによって、
製品不良が例えば5%も発生してしまう。
効果を高めるために、前記アンダーカットmを増やす
と、型開き後のストリッパープレート6作動の際に、係
止部7bの周囲に固着したランナー樹脂11が割れて、
割れた時に生じる樹脂かすが前記ゲート孔4bに詰まっ
て、溶融樹脂がキャビティ4aに充填されにくくなった
り、キャビティ4aの中に樹脂かすが入り込んでしまう
と、樹脂かすでボンディングワイヤが切損したり、いわ
ゆるショルダータッチが発生したりすることによって、
製品不良が例えば5%も発生してしまう。
【0010】一方、係止部7bの周囲に固着したランナ
ー樹脂11が、係止部7bの周囲に残って係止効果が悪
化するので、この対策のために、前記アンダーカットm
を減らすと、係止効果が不十分になり、離型不良が発生
するという悪循環に陥る問題点があった。
ー樹脂11が、係止部7bの周囲に残って係止効果が悪
化するので、この対策のために、前記アンダーカットm
を減らすと、係止効果が不十分になり、離型不良が発生
するという悪循環に陥る問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
為されたものであって、その目的とするところは、ピン
ポイントゲート方式における上記従来の問題点を解決
し、離型不良、製品不良や、ランナー樹脂のランナーロ
ックピン係止部における樹脂割れが発生することがな
く、特に、熱硬化性樹脂成形に適する樹脂成形用装置を
提供することにある。
為されたものであって、その目的とするところは、ピン
ポイントゲート方式における上記従来の問題点を解決
し、離型不良、製品不良や、ランナー樹脂のランナーロ
ックピン係止部における樹脂割れが発生することがな
く、特に、熱硬化性樹脂成形に適する樹脂成形用装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1の金型と第2の金型との間にキャ
ビティを形成し、一方の金型に設けた縦ランナー部を含
むランナー部を介して前記キャビティに樹脂を充填する
ことにより、前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー
部のランナー樹脂とを成形し、かつ前記ランナー樹脂を
支持するランナーロックピンによって前記ランナー樹脂
を成形樹脂から切り離すように構成した樹脂成形用装置
において、前記ランナーロックピンは前記ランナー樹脂
の側部を支持することを特徴としている。
めに、本発明は、第1の金型と第2の金型との間にキャ
ビティを形成し、一方の金型に設けた縦ランナー部を含
むランナー部を介して前記キャビティに樹脂を充填する
ことにより、前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー
部のランナー樹脂とを成形し、かつ前記ランナー樹脂を
支持するランナーロックピンによって前記ランナー樹脂
を成形樹脂から切り離すように構成した樹脂成形用装置
において、前記ランナーロックピンは前記ランナー樹脂
の側部を支持することを特徴としている。
【0013】また、本発明の前記ランナーロックピン
は、外周の一部に係止部を有するとともに、前記ランナ
ーロックピンの係止部を含む外周の一部が前記ランナー
部の側壁を形成することが好ましい。
は、外周の一部に係止部を有するとともに、前記ランナ
ーロックピンの係止部を含む外周の一部が前記ランナー
部の側壁を形成することが好ましい。
【0014】また、本発明の前記係止部は、前記ランナ
ーロックピンの外周に設けられた開口凹部であることが
好ましい。
ーロックピンの外周に設けられた開口凹部であることが
好ましい。
【0015】また、本発明の前記金型には、複数のキャ
ビティを有すると共に、金型の略中央に形成されたカル
部から各々の前記キャビティに向かう横ランナー部が設
けられ、前記キャビティに通ずる縦ランナー部に対応し
て各々前記ランナーロックピンが設けられていることが
好ましい。
ビティを有すると共に、金型の略中央に形成されたカル
部から各々の前記キャビティに向かう横ランナー部が設
けられ、前記キャビティに通ずる縦ランナー部に対応し
て各々前記ランナーロックピンが設けられていることが
好ましい。
【0016】また、本発明の前記複数のキャビティを有
するランナー部は、カル部の中心に対して点対称に配置
されることが好ましい。
するランナー部は、カル部の中心に対して点対称に配置
されることが好ましい。
【0017】また、本発明の前記樹脂成形用装置は更
に、前記ランナーロックピンの係止部からランナー樹脂
を押外すための押し外し手段を設けることが好ましい。
に、前記ランナーロックピンの係止部からランナー樹脂
を押外すための押し外し手段を設けることが好ましい。
【0018】また、本発明の前記押し外し手段は、前記
ランナーロックピンに保持されたランナー樹脂に、前記
カル部で成形されたカルを中心とする回転力を与える手
段であることが好ましい。
ランナーロックピンに保持されたランナー樹脂に、前記
カル部で成形されたカルを中心とする回転力を与える手
段であることが好ましい。
【0019】そして、本発明の前記押し外し手段は、前
記ランナー樹脂の取り出し手段を兼ねるのが好ましい。
記ランナー樹脂の取り出し手段を兼ねるのが好ましい。
【0020】また、本発明の前記取り出し手段は、一対
の平行杆で構成される挟み手段を含むのが好ましい。
の平行杆で構成される挟み手段を含むのが好ましい。
【0021】また、本発明の前記挟み手段は、ランナー
樹脂に回転力を与えるように挟むのが好ましい。
樹脂に回転力を与えるように挟むのが好ましい。
【0022】
【作用】本発明によれば、ランナーロックピンがランナ
ー樹脂の側部を支持していることから、ランナーロック
ピンの係止部開口側に硬化したランナー樹脂を移動させ
るだけで、ランナーロックの解除が完了する。また、樹
脂成形用装置は更に、前記ランナーロックピンの係止部
からランナー樹脂を押外すための押し外し手段を設ける
ことで、ランナーロックの解除を行う際に、別段の治具
を用意する必要がなく、装置が簡素になる。
ー樹脂の側部を支持していることから、ランナーロック
ピンの係止部開口側に硬化したランナー樹脂を移動させ
るだけで、ランナーロックの解除が完了する。また、樹
脂成形用装置は更に、前記ランナーロックピンの係止部
からランナー樹脂を押外すための押し外し手段を設ける
ことで、ランナーロックの解除を行う際に、別段の治具
を用意する必要がなく、装置が簡素になる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に関わる樹脂成形用装置の要部を
示す縦断面図、図2は、本発明に関わる樹脂成形用装置
のランナーロックピンを示す斜視図、図3は、本発明に
関わる樹脂成形用装置のランナーロックピンがランナー
樹脂を支持する状態を示す要部縦断面図、図4(a),
(b)は、本発明に関わる樹脂成形用装置のランナーロ
ックピンの他の実施例を示す斜視図、図5は、本発明に
関わる樹脂成形用装置の取り出し手段の要部を示す平面
図である。
する。図1は、本発明に関わる樹脂成形用装置の要部を
示す縦断面図、図2は、本発明に関わる樹脂成形用装置
のランナーロックピンを示す斜視図、図3は、本発明に
関わる樹脂成形用装置のランナーロックピンがランナー
樹脂を支持する状態を示す要部縦断面図、図4(a),
(b)は、本発明に関わる樹脂成形用装置のランナーロ
ックピンの他の実施例を示す斜視図、図5は、本発明に
関わる樹脂成形用装置の取り出し手段の要部を示す平面
図である。
【0024】図1において、21は第1の金型である下
金型で、その上面にはICチップ22をボンディングし
た回路基板23が載置される凹部21aが形成されてい
る。24はキャビティ24aが形成された、第2の金型
である上金型であり、該上金型24は図示しないガイド
ポストによって平面位置が案内されて、キャビティ24
aが前記ICチップ22の上面を覆うように下金型21
に組合わされる。この実施例では、キャビティ24aが
6箇所に形成される6個取りの例を基に説明する。尚、
説明を簡略化するために、キャビティ24aは1箇所の
み図示されている。
金型で、その上面にはICチップ22をボンディングし
た回路基板23が載置される凹部21aが形成されてい
る。24はキャビティ24aが形成された、第2の金型
である上金型であり、該上金型24は図示しないガイド
ポストによって平面位置が案内されて、キャビティ24
aが前記ICチップ22の上面を覆うように下金型21
に組合わされる。この実施例では、キャビティ24aが
6箇所に形成される6個取りの例を基に説明する。尚、
説明を簡略化するために、キャビティ24aは1箇所の
み図示されている。
【0025】前記上金型24には、該上金型24の中央
に樹脂タブレット25が投入されるカル部24eが形成
されると共に、該カル部24eと、該カル部24eから
前記6箇所のキャビティ24aに対応して放射状に6箇
所に延在する横ランナー部24dと、該横ランナー部2
4dの終端近傍にこれに連設されて下方に延在する縦ラ
ンナー部24cとでランナー部が形成されている。ま
た、この縦ランナー部24cと前記キャビティ24aと
の間には、該キャビティ24aに溶融した樹脂を注入す
るゲート孔24bが設けられる。そして、各々対向する
縦ランナー部24cは、それぞれが互いにカル部24e
の中心に対して、点対称の位置に配置される。
に樹脂タブレット25が投入されるカル部24eが形成
されると共に、該カル部24eと、該カル部24eから
前記6箇所のキャビティ24aに対応して放射状に6箇
所に延在する横ランナー部24dと、該横ランナー部2
4dの終端近傍にこれに連設されて下方に延在する縦ラ
ンナー部24cとでランナー部が形成されている。ま
た、この縦ランナー部24cと前記キャビティ24aと
の間には、該キャビティ24aに溶融した樹脂を注入す
るゲート孔24bが設けられる。そして、各々対向する
縦ランナー部24cは、それぞれが互いにカル部24e
の中心に対して、点対称の位置に配置される。
【0026】また、上金型24の上には、前記横ランナ
ー部24dの終端部近傍に直角に交差して配置されるラ
ンナーロックピン27が取付けられた取付板28が載置
される。さらに、この取付板28には、前記カル部24
eの直上に位置して、溶融した樹脂を加圧する円柱状の
プランジャーPのガイド部29が設けられている。尚、
30は上金型24と下金型21とのパーティングライン
である。
ー部24dの終端部近傍に直角に交差して配置されるラ
ンナーロックピン27が取付けられた取付板28が載置
される。さらに、この取付板28には、前記カル部24
eの直上に位置して、溶融した樹脂を加圧する円柱状の
プランジャーPのガイド部29が設けられている。尚、
30は上金型24と下金型21とのパーティングライン
である。
【0027】このようにして、前記カル部24eに投入
された樹脂タブレット25が溶融するとこの溶融した樹
脂が縦ランナー部24cからゲート孔24bを通って前
記回路基板23面に垂直に向かって流れる、いわゆるピ
ンポイントゲート方式のトランスファーモールド方法に
用いる樹脂成形用装置が構成される。
された樹脂タブレット25が溶融するとこの溶融した樹
脂が縦ランナー部24cからゲート孔24bを通って前
記回路基板23面に垂直に向かって流れる、いわゆるピ
ンポイントゲート方式のトランスファーモールド方法に
用いる樹脂成形用装置が構成される。
【0028】そして、前記ランナーロックピン27は、
図2に拡大して示すように径大の頭部を有する断面円の
段付ピンあって、該ランナーロックピン27の先端近傍
には、ピンの径方向の外周に開口する凹部である係止部
としての切欠部27bが形成されている。該切欠部27
bの高さは口元に近いほど若干大きくなるように形成さ
れている。頭部は前記ランナーロックピン27を取付板
に螺子で固定する際の取り付け深さ位置を決める基準と
なる。したがって、前記横ランナー部24dでは、溶融
した樹脂は該切欠部27bに入り込み、カル部24e及
び縦ランナー部24cと一体になって硬化するので、前
記ランナーロックピン27が硬化した樹脂であるランナ
ー樹脂31の側部を支持することになるのである。
図2に拡大して示すように径大の頭部を有する断面円の
段付ピンあって、該ランナーロックピン27の先端近傍
には、ピンの径方向の外周に開口する凹部である係止部
としての切欠部27bが形成されている。該切欠部27
bの高さは口元に近いほど若干大きくなるように形成さ
れている。頭部は前記ランナーロックピン27を取付板
に螺子で固定する際の取り付け深さ位置を決める基準と
なる。したがって、前記横ランナー部24dでは、溶融
した樹脂は該切欠部27bに入り込み、カル部24e及
び縦ランナー部24cと一体になって硬化するので、前
記ランナーロックピン27が硬化した樹脂であるランナ
ー樹脂31の側部を支持することになるのである。
【0029】尚、ランナーロックピンの係止部は、本実
施例では切欠部27bであるが、他の実施例である図4
(a),(b)に示すように、ランナーロックピン37
外周に形成した凸部である突起部37b、またはランナ
ーロックピン47外周に形成した、凹凸を組合わせた形
状部47bであっても同等の作用を果たすこと、また、
同等の作用を果たす限り、ピンの断面を含めたランナー
ロックピンの形状が前述の形状に限定されないことは当
然である。いずれにしてもランナーロックピンは、該係
止部を含んだピンの外周の一部が、ランナー部の側壁の
一部を形成するようにランナー部と交差している。
施例では切欠部27bであるが、他の実施例である図4
(a),(b)に示すように、ランナーロックピン37
外周に形成した凸部である突起部37b、またはランナ
ーロックピン47外周に形成した、凹凸を組合わせた形
状部47bであっても同等の作用を果たすこと、また、
同等の作用を果たす限り、ピンの断面を含めたランナー
ロックピンの形状が前述の形状に限定されないことは当
然である。いずれにしてもランナーロックピンは、該係
止部を含んだピンの外周の一部が、ランナー部の側壁の
一部を形成するようにランナー部と交差している。
【0030】一方、プランジャーPに押圧され流れ出し
た溶融樹脂は、前記ゲート孔24bから前記キャビティ
24aに導入されて硬化し、PAC32が成形される。
た溶融樹脂は、前記ゲート孔24bから前記キャビティ
24aに導入されて硬化し、PAC32が成形される。
【0031】さらに、上記の樹脂成形用装置には、押し
外し手段としての、図示しない周知の取り出しロボット
が備えられ、該取り出しロボットのハンド先端には、図
5に示す様な、一対の平行杆で構成される、挟み手段た
る爪33を有する。この爪33は図中矢印A方向に移動
可能であると共に、硬化したランナー樹脂31の対向し
た2つの縦ランナー31a,31aをまず最初に挟むよ
うになっている。また、この図に示すように、ランナー
ロックピン27は、カル31cから見て、6箇所に延在
する横ランナー31bの左側に6個とも位置している。
外し手段としての、図示しない周知の取り出しロボット
が備えられ、該取り出しロボットのハンド先端には、図
5に示す様な、一対の平行杆で構成される、挟み手段た
る爪33を有する。この爪33は図中矢印A方向に移動
可能であると共に、硬化したランナー樹脂31の対向し
た2つの縦ランナー31a,31aをまず最初に挟むよ
うになっている。また、この図に示すように、ランナー
ロックピン27は、カル31cから見て、6箇所に延在
する横ランナー31bの左側に6個とも位置している。
【0032】次に、上記の様に構成された樹脂成形用装
置の作用を説明する。図1に示す様に型締めした樹脂成
形装置を165℃に昇温し、中央のカル部24eに予め
所定温度に加熱された樹脂タブレット25を投入し、樹
脂が溶融したところをプランジャーPで押圧する。する
と、カル部24eから溶融した樹脂が流れ出し、横ラン
ナー部24d、縦ランナー部24c、ゲート孔24bを
経て、キャビティ24aに樹脂が充填される。そして、
樹脂が硬化すると、PAC32が成形されると共に、ラ
ンナー樹脂31が成形される。そして、取付板28が上
金型24から引き離されると、ランナーロックピン27
の切欠部27bによって側部を支持された硬化したラン
ナー樹脂31は、取付板28と共に上方に移動し、PA
C32と切り離される。
置の作用を説明する。図1に示す様に型締めした樹脂成
形装置を165℃に昇温し、中央のカル部24eに予め
所定温度に加熱された樹脂タブレット25を投入し、樹
脂が溶融したところをプランジャーPで押圧する。する
と、カル部24eから溶融した樹脂が流れ出し、横ラン
ナー部24d、縦ランナー部24c、ゲート孔24bを
経て、キャビティ24aに樹脂が充填される。そして、
樹脂が硬化すると、PAC32が成形されると共に、ラ
ンナー樹脂31が成形される。そして、取付板28が上
金型24から引き離されると、ランナーロックピン27
の切欠部27bによって側部を支持された硬化したラン
ナー樹脂31は、取付板28と共に上方に移動し、PA
C32と切り離される。
【0033】取付板28側に支持されたランナー樹脂3
1は、取り出しロボットのハンドの爪33によって、両
側から挟まれる。この時、前述したように、爪33は硬
化したランナー樹脂31の対向した2つの縦ランナー3
1a,31aをまず最初に挟むようになっているので、
ランナー樹脂31には、図4に矢印Bで示すように、回
転力が作用する。
1は、取り出しロボットのハンドの爪33によって、両
側から挟まれる。この時、前述したように、爪33は硬
化したランナー樹脂31の対向した2つの縦ランナー3
1a,31aをまず最初に挟むようになっているので、
ランナー樹脂31には、図4に矢印Bで示すように、回
転力が作用する。
【0034】一方、前記ランナーロックピン27には、
ピンの径方向の外周に開口する切欠部27bが形成され
ているので、上述の回転力を受けて、ランナー樹脂31
は切欠部27bから容易に押外されることとなって、ラ
ンナーロック解除が完了する。ランナーロック解除が完
了すると同時に、横ランナー31bの終端は、前記爪3
3によって保持されるので、ランナー樹脂31が落下す
るのを防止しつつ、ランナー樹脂31を樹脂成形装置か
ら取出す。
ピンの径方向の外周に開口する切欠部27bが形成され
ているので、上述の回転力を受けて、ランナー樹脂31
は切欠部27bから容易に押外されることとなって、ラ
ンナーロック解除が完了する。ランナーロック解除が完
了すると同時に、横ランナー31bの終端は、前記爪3
3によって保持されるので、ランナー樹脂31が落下す
るのを防止しつつ、ランナー樹脂31を樹脂成形装置か
ら取出す。
【0035】上記実施例にあっては、6個取りのPAC
を例にして説明したが、本発明はこれに限定されず、2
個取りのPACを成形する際には、ランナー樹脂を回転
させるのではなく、所定の直線方向にスライドさせるこ
とで、ランナーロック解除を行うこともできるのであ
る。
を例にして説明したが、本発明はこれに限定されず、2
個取りのPACを成形する際には、ランナー樹脂を回転
させるのではなく、所定の直線方向にスライドさせるこ
とで、ランナーロック解除を行うこともできるのであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、第1の金
型である上金型と第2の金型である下金型との間にキャ
ビティを形成し、一方の金型に設けた縦ランナー部を含
むランナー部を介して前記キャビティに樹脂を充填する
ことにより、前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー
部のランナー樹脂とを成形し、かつ前記ランナー樹脂を
支持するランナーロックピンによって前記ランナー樹脂
を成形樹脂から切り離すように構成した樹脂成形用装置
において、前記ランナーロックピンは前記ランナー樹脂
の側部を支持することとしたので、ランナー部の、ラン
ナーロックピンが支持していない側に硬化したランナー
樹脂を移動させるだけで、ランナーロックの解除が完了
する。したがって、ランナーロック解除の際の離型が円
滑に行えることから、離型の際の離型不良や、製品不良
が発生することがなくなり、また、樹脂かすの発生も殆
どなくなり、ショット毎の型清掃が簡単になるので、製
造時間の大幅な低減が図れる。そして、従来のストリッ
パープレートが不要となるので、装置の簡素化・小型化
が図れ、型製作費用の大幅な低減が図れる。さらに、樹
脂成形装置に、ランナーロックピンの係止部からランナ
ー樹脂を押外すための押し外し手段を設けることによっ
て、別段の治具を用いることなくランナーロックの解除
を行うことができるので、製造設備の自動化を容易に達
成することが可能となる。
型である上金型と第2の金型である下金型との間にキャ
ビティを形成し、一方の金型に設けた縦ランナー部を含
むランナー部を介して前記キャビティに樹脂を充填する
ことにより、前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー
部のランナー樹脂とを成形し、かつ前記ランナー樹脂を
支持するランナーロックピンによって前記ランナー樹脂
を成形樹脂から切り離すように構成した樹脂成形用装置
において、前記ランナーロックピンは前記ランナー樹脂
の側部を支持することとしたので、ランナー部の、ラン
ナーロックピンが支持していない側に硬化したランナー
樹脂を移動させるだけで、ランナーロックの解除が完了
する。したがって、ランナーロック解除の際の離型が円
滑に行えることから、離型の際の離型不良や、製品不良
が発生することがなくなり、また、樹脂かすの発生も殆
どなくなり、ショット毎の型清掃が簡単になるので、製
造時間の大幅な低減が図れる。そして、従来のストリッ
パープレートが不要となるので、装置の簡素化・小型化
が図れ、型製作費用の大幅な低減が図れる。さらに、樹
脂成形装置に、ランナーロックピンの係止部からランナ
ー樹脂を押外すための押し外し手段を設けることによっ
て、別段の治具を用いることなくランナーロックの解除
を行うことができるので、製造設備の自動化を容易に達
成することが可能となる。
【図1】本発明に関わる樹脂成形用装置の要部を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に関わる樹脂成形用装置のランナーロッ
クピンを示す斜視図である。
クピンを示す斜視図である。
【図3】本発明に関わる樹脂成形用装置のランナーロッ
クピンがランナー樹脂を支持する状態を示す要部縦断面
図である。
クピンがランナー樹脂を支持する状態を示す要部縦断面
図である。
【図4】本発明に関わる樹脂成形用装置のランナーロッ
クピンの他の実施例を示す斜視図である。
クピンの他の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明に関わる樹脂成形用装置の取り出し手段
の要部を示す平面図である。
の要部を示す平面図である。
【図6】従来の樹脂成形用装置の要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図7】従来の樹脂成形用装置のランナーロックピンを
示す外観図である。
示す外観図である。
【図8】従来のピンポイントゲート方式のトランスファ
ーモールド方法によるPACの成形手順の説明図であ
る。
ーモールド方法によるPACの成形手順の説明図であ
る。
【図9】同じく、従来のPACの成形手順の説明図であ
る。
る。
【図10】同じく、従来のPACの成形手順の説明図で
ある。
ある。
21 下金型(第1の金型) 24 上金型(第2の金型) 24a キャビティ 24b ゲート孔 4c 縦ランナー部 24d 横ランナー部 24e カル部 27、37、47 ランナーロックピン 27b 切欠部(係止部) 31 ランナー樹脂 31c カル 33 爪(押し外し手段)
Claims (11)
- 【請求項1】 第1の金型と第2の金型との間にキャビ
ティを形成し、一方の金型に設けた縦ランナー部を含む
ランナー部を介して前記キャビティに樹脂を充填するこ
とにより、前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー部
のランナー樹脂とを成形し、かつ前記ランナー樹脂を支
持するランナーロックピンによって前記ランナー樹脂を
成形樹脂から切り離すように構成した樹脂成形用装置に
おいて、前記ランナーロックピンは前記ランナー樹脂の
側部を支持することを特徴とする樹脂成形用装置。 - 【請求項2】 前記ランナーロックピンは、外周の一部
に係止部を有するとともに、前記ランナーロックピンの
係止部を含む外周の一部が前記ランナー部の側壁の一部
を形成することを特徴とする請求項1記載の樹脂成形用
装置。 - 【請求項3】 前記係止部は前記ランナーロックピンの
外周に設けられた開口凹部であることを特徴とする請求
項2記載の樹脂成形用装置。 - 【請求項4】 前記金型には複数のキャビティを有する
と共に、金型の略中央に形成されたカル部から各々の前
記キャビティに向かう横ランナー部が設けられ、前記キ
ャビティに通ずる縦ランナー部に対応して各々前記ラン
ナーロックピンが設けられていることを特徴とする請求
項1記載の樹脂成形用装置。 - 【請求項5】 前記複数のキャビティを有するランナー
部はカル部の中心に対して点対称に配置されることを特
徴とする請求項4記載の樹脂成形用装置。 - 【請求項6】 前記樹脂成形用装置は更に、前記ランナ
ーロックピンの係止部からランナー樹脂を押し外すため
の押し外し手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
の樹脂成形用装置。 - 【請求項7】 前記押し外し手段は前記ランナーロック
ピンに保持されたランナー樹脂に、前記カル部で成形さ
れたカルを中心とする回転力を与える手段であることを
特徴とする請求項6記載の樹脂成形用装置。 - 【請求項8】 前記押し外し手段は前記ランナー樹脂の
取り出し手段を兼ねることを特徴とする請求項6記載の
樹脂成形用装置。 - 【請求項9】 前記取り出し手段は一対の平行杆で構成
される挟み手段を含むことを特徴とする請求項6記載の
樹脂成形用装置。 - 【請求項10】 前記挟み手段はランナー樹脂に回転力
を与えるように挟むことを特徴とする請求項8記載の樹
脂成形用装置。 - 【請求項11】 第1の金型と第2の金型との間に複数
のキャビティを形成し、一方の金型に設けたランナー部
を介して前記キャビティに樹脂を充填することにより、
前記キャビティの成形樹脂と前記ランナー部のランナー
樹脂とを成形した後、前記ランナー樹脂を係止するラン
ナーロックピンによって前記ランナー樹脂を成形樹脂か
ら切り離してから取り出す樹脂成形方法において、前記
ランナー樹脂の取り出しは、金型の略中央に形成された
カル部を中心にして前記ランナー樹脂に回転を与えるこ
とにより行うことを特徴とする樹脂成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP128094A JPH07205188A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 樹脂成形用装置及び樹脂成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP128094A JPH07205188A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 樹脂成形用装置及び樹脂成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205188A true JPH07205188A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11497045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP128094A Pending JPH07205188A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 樹脂成形用装置及び樹脂成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07205188A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007253496A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Tigers Polymer Corp | ランナーロックピン |
DE102014101107A1 (de) | 2013-02-07 | 2014-08-07 | Denso Corporation | Gießform |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP128094A patent/JPH07205188A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007253496A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Tigers Polymer Corp | ランナーロックピン |
DE102014101107A1 (de) | 2013-02-07 | 2014-08-07 | Denso Corporation | Gießform |
JP2014151525A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Denso Corp | 成形金型 |
DE102014101107B4 (de) | 2013-02-07 | 2018-10-25 | Denso Corporation | Gießform |
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