JPH0720437B2 - モノクロナ−ル抗体 - Google Patents

モノクロナ−ル抗体

Info

Publication number
JPH0720437B2
JPH0720437B2 JP61070649A JP7064986A JPH0720437B2 JP H0720437 B2 JPH0720437 B2 JP H0720437B2 JP 61070649 A JP61070649 A JP 61070649A JP 7064986 A JP7064986 A JP 7064986A JP H0720437 B2 JPH0720437 B2 JP H0720437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hba
monoclonal antibody
hemoglobin
human
antibody
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61070649A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61280571A (ja
Inventor
ツオイテン イエスパー
ペレンテ アンネテ
クルゼ ビゴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dako Denmark ApS
Original Assignee
Dako AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dako AS filed Critical Dako AS
Publication of JPS61280571A publication Critical patent/JPS61280571A/ja
Publication of JPH0720437B2 publication Critical patent/JPH0720437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/72Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood pigments, e.g. haemoglobin, bilirubin or other porphyrins; involving occult blood
    • G01N33/721Haemoglobin
    • G01N33/723Glycosylated haemoglobin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、糖化(glycated)(グリコシル化)ヘモグロ
ビンに対し発生するモノクロナール抗体およびこのモノ
クロナール抗体をヘモグロビンの糖化(グリコシル化)
の程度を調べるために使用することに関する。
〔発明の背景〕
糖化(グリコシル化)ヘモグロビンは、糖尿病患者にお
いて長鎖血液グルコース調整の有意義な指標として受容
されてきたものである。したがって本明細書で使用され
る“糖化ヘモグロビン”とは、グルコースとヘモグロビ
ンのアミノ基の間の非酵素反応により生じる多分アルジ
ミン“”シッフ塩基)型のより不安定なヘモグロビン−
グルコース付加物と比較して、比較的安定なヘモグロビ
ンとグルコース(および場合によりグルコースリン酸)
との縮合物に関する。後者はアマドリ転移〔たとえば、
エム・ロス(M.Roth):clin.chem.29(1983)1991〕に
より、より安定な(先きに“グリコシル化”と付けた)
型へ転化するものと信じられる。
糖化ヘモグロビンA成分は、ヘモグロビンAを電気泳動
および陽イオン交換クロマトグラフィにかけたとき最初
に識別される。これらのより陰性帯電のためおよび主成
分ヘモグロビンA(HbA0)よりも陽極へのより高い電気
泳動移動速度のために、これは“速い”ヘモグロビン
(HbA1)と名付けられている。速いヘモグロビンは一連
の少量ヘモグロビンからなり、このうちなかでもHb
A1a,HbA1bおよびHbA1cがそれぞれの移動速度の差異に
したがって同定される。これらのうちHbA1cは正常人お
よび糖尿病患者双方の赤血球中に最も多量に存在する。
HbA1cはヘモグロビンAのβ−鎖のN末端バリンで糖化
されるものとして知られている。しかしながら最近の研
究では、糖化はリシン側鎖のアミノ基でも生じ、HbA0
よびHbA1cを含むすべてのヘモグロビンがこのような糖
化部位を含むということが示されている。HbA1cの不安
定な(アルジミン)前駆体(一般に“プレーHbA1c”と
呼ばれている)はHbA1cの上記定義には包含されない。
今では、血液検体中のHbA1cレベルが個々の血糖調整の
良き指標であることが一般に知られている。正常な成人
はHbA0として総ヘモグロビンAの約90%とHbA1cとして
3−6%を有し、残りはHbA1aとHbA1bを含む他の少量ヘ
モグロビンからなる。しかしながら、1型(幼児)およ
び2型(成人)糖尿病患者におけるHbA1cのレベルは約
6%〜約15%の範囲である。糖尿病患者におけるHbA1c
レベルの定量は、この測定により先きの2−4ケ月間の
血糖の時間平均値を表わすという点で、糖尿病調整の妥
当性を評価する有効な手段とみなされる〔たとえば、ジ
ェイ.エス.シュワルツら(J.S.Schwartz et.al):ann
als of Intern.Med.101(1984)710−713〕。
理想的なHbA1c測定の実験室的手法は、特異的(たとえ
ばプレーHbA1cの存在により影響されない)で、正確、
精密で、容易に規格化され、安価で滑らかであるべきで
ある。不幸なことに、たとえば陽イオン交換クロマトグ
ラフィ、高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)、アフィ
ニティクロマトグラフィまたは電気泳動(等電点電気泳
動)のような最近使用できうる方法は、これらの特徴の
すべてを同時に満たすものではない。これらの方法の一
般的見地および糖尿病調整のために試みられた実行につ
いてはジエイ.エス.シュワルツら、supra.を参照せ
よ。
免疫学的方法に基づく糖化ヘモグロビンの直接測定は先
行技術において提案されている。この点に関して、なか
でも英国特許第1,580,318号および米国特許第4,478,744
号が参考になる。前者において提案された方法は免疫化
のために比較的多量のヒトHbA1cを必要とし、後者は抗
原の調製のために実験室的に合成されたペプチドを使用
する。いずれの場合にも免疫検定法は動物抗血清または
いわゆる多クローン性抗体を含むその分画を用いて行な
われる。このような多クローン性抗体は再現性のある方
法で調製するのが難しく、非常に類似したヘモグロビン
の高度に複合化した混合物において十分特異的にHbA1c
を検定するものとは一般的にみなされていない。
本発明の目的は、ヘモグロビンAの糖化の程度を実験室
的に測定するためのこれまで公知の方法の欠点を克服す
ることである。本発明は、適当な免疫化、スクリーニン
グおよび選別手段を用いてヘモグロビンの糖化アミノ基
含有エピトープ、とえばヘモグロビンAのβ−鎖のN末
端バリンのものと特異的に結合するモノクローナル抗体
を産生し、担当する非一糖化部位とわずかに結合するか
またはほとんど結合しないという驚くべき知見に基づく
ものである。
特に、X−線結晶学研究に基づくヘモグロビン分子のモ
デルが、これら残基、特に少なくとも非糖化部位におけ
るこれら残基が分子の中心キャビティに埋もれしたがっ
て免疫がグロブリン抗体のような大きな分子を受け入れ
ることは難しいという点から、HbA1cβ鎖の糖化N末端
バリン残基を識別する抗体の発生は驚くべきことに達成
される。このキャビティはいわゆる2,3−ジホスホグリ
セレート(DPG)−ポケットが含まれ、この中にはより
小さいDPG分子がデオキシヘモグロビンの2つのβ鎖の
N−末端部の間で捕集される。β鎖がオキシヘモグロビ
ンにおいてより接近するようになると、DPG分子はこれ
が結合しているポケットから押し出される。説明につい
ては、アール・イー・ディカーソン(R.E.Dickerson)
とアイ・ゲイス(I.Geis),“Hemoglobin:Structure,F
unction,Evolution,and Pothology"P.40(The Benjamin
/Cummings Pub.Co.,1983)を参照せよ。
〔発明の構成〕
本発明は、齧歯目動物、特にネズミ科動物の系統のもの
であって、ほぼ特異的に、ヘモグロビンAβ鎖のN末端
バリン残基の糖化アミノ基を含むエピトープであるヒト
ヘモグロビンのエピトープと結合するモノクローナル抗
体を提供するものである。
本発明はまた、HbAとの結合に優先してHbA1cとの結合を
示す齧歯目動物、特にネズミ科動物系統のモノクローナ
ル抗体を提供するものである。本発明の好ましい実施態
様によれば、モノクローナル抗体は検出可能に標識化さ
れた、たとえばビオチニル化形である。
本発明の他の点によれば、糖化ヒトヘモグロビンの検出
のための診断助剤として使用されるモノクローナル抗体
を調製する方法を提供するものである。この方法は、ヘ
モグロビンβ鎖のN末端バリン残基の糖化アミノ基から
なるエピトープに優先的に結合する抗体を産生しうるハ
イブリドーマ細胞系を適当な増殖培地で培養することか
らなる。このような抗体を調製する方法は次の段階から
なる: a)齧歯目動物、好ましくはネズミをHbA1cで免疫化
し、 b)抗体産生細胞をこれらをミエローマ細胞と融合する
ことにより不滅化してハイブリドーマ細胞を産生させ、 c)HbA0との結合に比較して優先的にHbA1cとの結合を
示す抗体を産生するハイブリドーマ細胞を優先的に篩い
別けることにより選択し、 d)このように選択されたハイブリドーマ細胞を、適当
な組織培養培地でインビトロにてまた組織適合性液中で
インビボにて培養し、続いて前記培地をハイブリドーマ
細胞から分離し、場合によりここで発生したモノクロー
ナル抗体を精製する。
本発明のさらに別の観点によればHbA1cと優先的に結合
するモノクローナル抗体を産生しうるハイブリドーマ細
胞系を提供するものである。
さらに、上記のモノクロナール抗体、好ましくは検出可
能に標識化された形のモノクロナール抗体を用いた、ヒ
トヘモグロビン供給源におけるHbA1c測定器具一式なら
びに診断方法を提供するものである。
本発明をさらに詳しく図面を用いて説明する。
第1図は、それぞれ精製したHbA1cとほとんど非糖化のH
bA0(後に定義する)と結合するための96個の凹所を有
する10枚の微量滴定板すべてからのハイブリドーマ上清
の第一スクリーニングの結果を示す。ハイブリドーマ
は、2匹のRBF/Dnネズミからの脾細胞をFOX−NYミエロ
ーマ細胞と融合することにより得られる。ハイブリドー
マHEM13F1およびHEM13F2からの抗体ならびに非特異的ハ
イブリドーマHEM13F9からの抗体と、HbA1cとの結合(斜
線部分)およびHbA0との結合(黒色部分)をそれぞれ示
す。
第2図は2つのハイブリドーマ細胞系HEM13F1HEM13F2か
ら得られる抗体と、それぞれ免疫化抗原HbA1cおよびほ
とんど非糖化のHbA0との結合を示す。
第3図はHEM13F1からの抗体と糖尿病患者からの溶血素
の免疫化分画との結合(破線)を示す。ヘモグロビンの
分別を陽イオン交換HPLCで行なう(実線)。
第4図は、抗体HEM13F1とHbA1cとの結合の阻止に関する
研究を示す。HbA1cのβ鎖のN末端配列に相当する合成
の糖化ヘプタペプチド、その相当する還元誘導体および
非糖化型のヘプタペプチドを試験する。
本発明の目的のために十分に選択的に特異性を有するモ
ノクローナル抗体を選択することは、ほとんど非糖化部
分を含まない選択される糖化ヒトヘモグロビンならびに
ほとんど糖化汚染物質を含まない後者化合物の両方が入
手可能なことにより容易である。β鎖のN末端バリンが
糖化されさらに糖化リシン残基を含んでもよいヒトHbA
1cは、たとえば陽イオン交換クロマトグラフィまたはHP
LCのような常法にしたがって精製される。精製HbA0(す
なわち、糖化N末端バリン残基をほとんど含まないヘモ
グロビンA)はまたこのような方法でも得られうる。所
望により、糖化リシン残基を含む成分によるHbA0の汚染
を、たとえばアール・シャピロら(R.Shapiro et a
l.)、(J.Biol.Chem.255(1980)3120-3127)が記載し
ているように硼酸塩の存在下に赤血球の溶血物を陰イオ
ン交換クロマトグラフィにかけることにより最低に減ら
すことができる。これ以後、このような精製HbA0を、ほ
とんど非糖化のHbA0として呼ぶ。
HbA1cに対する抗体は齧歯目動物特にネズミにおいて生
じ、これからの抗体産生細胞たとえば脾細胞を適当なミ
エローマ細胞と融合することにより免疫化してハイブリ
ドーマ細胞を産生する。通常数日間培養したハイブリド
ーマ細胞の培養物からの上清を、たとえば酸素連結イム
ノソルベントアッセイ(ELISA)を用いて、免疫化抗原
(HbA1c)との陽性結合を示し非糖化HbA0とはほとんど
結合を示さない抗体についてスクリーニングする。
第一のスクリーニング法 微量滴定板に、Bio-Rex 70〔エイチ.エフ.ブンら
(H.F.Bunn et al.):J.Clin.Invest.57(1976)1652−
1659〕でのクロマトグラフィにより調製されたHbA1c
たはほとんど非糖化のHbA0を吸着させることにより塗布
する。使用したELISAは、エー.ボラー(A-Voller)と
イー.デサビグニィ(E.desavigny)(アール・エー・
トンプソンR.A.Thompson:Techniques in Clinical Immu
nology,第2版(1981)157-169:ブラックウェル サイ
エンティフィク パブリケーションズ、ボストン、マサ
チューセッツ)により記載された方法の変形である。微
量滴定板(イムノプレート1、ヌンクNUNC、ロスキル
デ、デンマーク)に、HbA1c(5μg/ml)とHbA0(5μg
/ml)のリン酸塩衝化食塩水(PBS:NaHPO4・H2O:8.63g;N
a2HPO4・12H2O:67.0g;NaCl211.9g;水で5lに希釈)溶液
を凹所1個当たり50μl塗布し、一晩4℃でインキュベ
ートする。このプレートを空らにし、ウシ血清アルブミ
ン(BSA)2%W/V含有PBSで、20℃にて1時間凹所1個
当り200μlでブロックし、続いてPBS−トゥイーン−20
(PBS中0.05%V/Vトゥイーン−20)で3回洗う。ハイブ
リドーマ培養物からの希釈してない上清(凹所1個当り
50μl)を20℃にて1時間施こし、続いて上述するよう
にプレートを洗う。塗布に使用する抗原に対する抗体活
性を、0.5%W/V BSA含有PBSで1:1000に希釈したセイヨ
ウワサビペルオキシダーゼ抱合ウサギ抗−マウス免疫グ
ロブリン(ダコパッツ社Dakopatts A/S、デンマーク)1
00μg/凹所とともに20℃で1時間培養し、さらに3回0.
1Mクエン酸−リン酸緩衝液pH5.0で洗浄し、次いで上述
のようにO−フェニレンジアミン(OPD)基質(O−フ
ェニレンジアミン、2Hcl:8mg;クエン酸−リン酸緩衝液:
15ml;H2O2(30%V/V):5μl)で培養することにより比
色測定する。さらに1MH2SO4150μlを加えることによ
り3分後に反応を停止し、492nmでの吸光率を二重ビー
ムコントロン(KONTRON)SLT-210フォトメーター(コン
トロンKontron、チューリッヒ、スイス)で読み、参考
として620nmでも読む。
抗体希釈実験 これらの研究のために、上述のようにELISAを行なう
が、ただし容量を増やし、たとえば選択したハイブリド
ーマ細胞からの上清をPBS-BSAで希釈して全容量100μl
にして開始する。
10枚のプレートの最初のスクリーニングから得られる結
果を第1図に示す。上清のほとんどの数(320)、たと
えばハイブリドーマHEM13F9からのものは実質的に非糖
化のHbA0と反応するが、一方2凹所の細胞によって産生
する抗体のみ(1つの抗体はHEM13F1と称し他の1つはH
EM13F2と称する)がHbA1cと選択的に反応する。
第2図から明らかなように、ハイブリドーマHEM13F1とH
EM13F2から得られる上清を用いたそれぞれHbA1c黒丸)
とHbA0(白丸)の精製調製物に対する結合に関する希釈
実験は、抗体HEM13F1(IgG1)がHbA1cに対し最も特異的
であることを示す。
他の抗体、HEM13F2は、これもまたIgG1抗体であるが、H
BA0と比較してHbA1cに対し同程度の特異性を示さない
が、しかしそれでもHbA1cの選択的結合を示す。
2つのハイブリドーマの両方とも通常の方法で希釈条件
を限定しながら再クローニングすることにより安定化
し、これ以上抗体を産生しない種々の細胞の培養物の過
剰増殖を避け、これにより各ハイブリドーマのそれぞれ
の抗体のさらにこれ以上の産生を容易にする。ここで使
用する“再クローン”とは、このような条件下でクロー
ニングすることによりハイブリドーマ母細胞から誘導さ
れるハイブリドーマ細胞系に関する。
HEM13F1の安定な再クローン(HEM13F1A4と称す)は、ヨ
ーロピアン コレクション オブ アニマル セル カ
ルチュアーズ(European Collection of Animal Cell C
ultures;ECACC),ピーエイチエルエスセンター フォ
ア アプライド ミクロバイオロジィ アイド リサー
チ(PHLS Centre for Applied Microbiology and Resea
rch),ポートンダウン、サリスバリー,ウイルトシャ
ーSP4 OJG,UKにて、下記に示す日付にて特許手続の目
的で寄託された。ECACCは1977年のブダペスト条約によ
り権限を与えられた国際寄託機関であり、条約第9条に
したがって寄託物の保存を提供するものである。
抗体HEM13F1のHbA1cへの特異的結合をさらに第3図にお
いて説明する。ヘモグロビンを陽イオン交換HPLCを用い
てその成分へ分割する。集めたフラクションを、ELISA
にて抗体HEM13F1を結合しうる抗原(固定相)の量につ
いて試験する。このようにして得られた結合曲線はHPLC
クロマトグラムのHbA1cピークと一致し、一方、他のヘ
モグロビンA成分のいずれにも結合能力はほとんどみら
れなかった。
第4図に示された阻害研究は、抗体HEM13F1により識別
されるエピトープがHbA1cβ鎖の糖化N末端配列からな
るという説得力のある証拠を提供する。データにより、
合成糖化N−末端ヘプタペプチドが固定化HbA1cに対す
る抗体HEM13F1の結合を阻害する一方、相当する還元誘
導体および非糖化ヘプタペプチドのそれぞれについて弱
い阻害を示すかまたは何らの阻害をも示さないことがわ
かる。
糖化ヘモグロビンに対する分析を、ヘモグロビン供給源
たとえば溶血した赤血球で行なうことができる。測定は
イムノアッセイたとえば競合型または免疫計測型アッセ
イで行なうことができる。後者の型の例は、ラジオイム
ノメトリックアッセイ(IRMA)および酵素連結イムノソ
ルベントアッセイ(ELISA)である。競合型アッセイに
おいて、抗原(すなわち糖化ヘモグロビン)は検出可能
な標識物で標識化される。抗原含有検体を糖化ヘモグロ
ビン特異性抗体および標識化抗原とともに培養し、そし
て免疫複合体形成、分離および検出後に、検体における
糖化ヘモグロビンのレベルを測定する。
免疫計測型アッセイを行なう好ましい一つの態様におい
て、抗原(検定すべき検体のものを含む)を固相、たと
えば微量滴定板凹所の表面上で不溶化する。抗体たとえ
ば抗体HEM13F1または抗体の抗原結合分画を検出可能に
標識化する。検体と標識化抗体との培養により不溶化さ
れた抗原−抗体複合体となり、ここで非結合抗体分離後
標識物の量は抗原の量に比例する。
他の免疫計測(サイドイッチ型)アッセイにおいて、1
つの抗体結合抗体を検出可能に標識化する。同じ抗原を
結合する他の抗体を固相に固定化する。検体と標識化お
よび固定化抗体を培養するとサンドイッチ型が導びか
れ、ここで非結合抗体を分離後、標識物の量は抗原の量
と比例する。免疫計測アッセイは、不溶化および/また
は標識化抗体の添加順序にしたがって、先行、後行また
は同時法で行なわれる。
他の工程たとえば洗浄、攪拌、振とう、濾過または抗原
の予備検定抽出等は、特定の状況に対し望ましいかまた
は必要でなるかもしれないので、勿論、検定に含まれ
る。
特定の濃度、温度および培養時間、ならびに他の検定条
件は、試料中の抗原濃度、試料の性質等のような要素に
したがって変化しうる。当業者は、通常の実験法を用い
ながら各測定に対し有効な最適検定条件を測定すること
ができる。たとえばイムノアッセイは4〜37℃で行なわ
れ、各培養工程は72時間ほどの長さである。
抗原または抗体が結合することができ、本発明で使用す
ることができる多くの担体がある。良く知られている担
体は、ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、デキストラン、ナイロン、アミロース、天然お
よび変性セルロース、ポリアクリルアミド、アガロース
およびマグネタイトである。担体の性質は本発明の目的
に対しある程度可溶性であるかまたは不溶性である。当
業者は結合のための他の多くの適当な担体を知っている
であろうし、または一般的実験法を用いてこのようなも
のを確認することであろう。
本発明検定の特定の実施態様にしたがって、抗体または
その抗原結合分画は検出可能な標識物たとえば酵素、放
射性アイソトープ、螢光化合物または金属、化学ミネッ
センス化合物、または生物ルミネッセンス化合物と結合
してもよい。さらに、これら標識物の所望分子との結合
は当業者にとって一般的な標準技術を用いて行なうこと
ができる。
抗体を検出可能に標識化しうる方法の1つは、酵素への
連結である。この酵素は、順次、後ちにその基質へ照射
したとき、基質と反応して、たとえばスペクトル光度測
定手段または螢光測定手段(ELISA方式)により検出さ
れうる化学的部分を作るであろう。検出可能な標識物と
して使用される酵素の例は、セイヨウワサビペルオキシ
ダーゼ、マレイン酸デヒドロゲナーゼ、ブドウ球菌ヌク
レアーゼ、△−5−ステロイドイソメラーゼ、酵母アル
コールデヒドロゲナーゼ、α−グリセロホスフェートデ
ヒドロゲナーゼ、トリオースホスフェートイソメラー
ゼ、アルカリ性ホスファターゼ、アスパラギナーゼ、グ
リコースオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、リボヌ
クレアーゼ、ウレアーゼ、カタラーゼ、グリコース−6
−リン酸デヒドロゲナーゼ、グリコアミラーゼ、および
アセチルコリンエステラーゼである。
ELISA方式において感度を向上するために、記載した手
段を、アビジン−ペルオキシダーゼ包合体と反応するビ
オチニル化抗体を用いて変形してもよい。
放射性アイソトープで抗体を標識化することにより抗原
の量を測定することもできる。次いで放射性アイソトー
プの存在を、ガンマカウンターまたはシンチレーション
カウンターを用いるというような手段で測定する。特に
有効なアイソトープは、3H、125I、123I、32P、35S、14
C、51Cr、36Cl、57Co、58Co、59Fe、75Se、111In、99mT
c、67Gaおよび90Yである。
抗原の測定は、また螢光化合物で抗体を標識化すること
によっても可能である。螢光標識化分子に適正な波長の
光を照射すると、その存在が染料の螢光のために検出さ
れうる。最も重要な螢光標識化化合物には、フルオレッ
セインイソチオシアネート、ローダミン、フィコエリス
リン、フィコシアニン、アロフィコシアニン、O−フタ
アルデヒドおよびフルオレスカミンがある。
螢光を発する金属原子たとえばEu(ヨーロピウム)およ
び他のランタニドを使用することもできる。これらは金
属キレート化群たとえばDTPAまたはEDTAを用いて所望分
子と接続することができる。
抗体を検出可能に標識化しうる他の方法は、これを化学
ルミネッセンス化合物と結合することである。化学ルミ
ネッセンスを付けた免疫グロブリンの存在は、一連の化
学反応の間に生ずるルミネッセンスの存在を検出するこ
とにより測定される。特に有効な化学ルミネッセンス標
識化合物の例はルミノール、イソルミノール、芳香族ア
クリジニウムエステル、イミダゾール、アクリジニウム
塩およびシュウ酸エステルである。
同様に生物リミネッセンス化合物もまた標識物として使
用されうる。生物ルミネッセンスは生態形で見られる化
学ルミネッセンスの特別の型で、触媒タンパク質が化学
ルミネッセンス反応の効率を増加する。生物ルミネッセ
ンス分子の存在は、ルミネッセンスの存在を検出するこ
とにより測定される。標識化の目的で重要な生物ルミネ
ッセンス化合物は、ルミフェリン、ルシフェラーゼおよ
びエクォリンである。
本発明の検定に用いられる物質は器具一式の調製に理想
的である。このような器具一式は、内部に2個以上の容
器手段たとえばバイアルびん、試験管等を密閉して保持
しうるように区画化した運搬手段からなり、前記容器手
段の各々はあらゆる所望の方法に使用されるために別々
に分かれた要素の1つからなる。
たとえば、免疫計測アッセイに有効な前記容器手段の第
一は、可溶性で検出可能に標識化されたモノクローナル
抗体HEM13F1の凍結乾燥物または溶液状のものである。
これに加え、運搬手段はまた、少なくとも、予め測定さ
れた濃度のHbA1cを有するヘモグロビンを含む第二の容
器手段と、好ましくは、第二の容器手段のHbA1c濃度と
は異なる予め測定された濃度のHbA1cを有するヘモグロ
ビンを含む第三の容器手段を備えてもよい。次いでこれ
ら後者の容器を用いて標準曲線を作り、これへ未知量の
HbA1cを含む検体から得られる結果を挿入することがで
きる。他の容器は標識化抗体の量を測定するために必要
な試薬およびたとえば緩衝液のような補助手段である。
本発明を実施例を用いてさらに詳しく説明するが、しか
しながらこれにより本発明の範囲が不当に制限されるも
のではない。
〔実施例〕
例A:HbA1cの精製 糖尿病患者からの洗浄赤血球の溶血物をバイオーレック
ス(Bio-Rex)70(バイオーラド社、リッチモンド、カ
リフォルニア、米国)のカラム中で陽イオンクロマトグ
ラフィを行なうことにより、抗原HbA1cを精製する。こ
の方法はほとんどエッチ.エフ.ブンら(J.Clin.Inves
t.57(1976)1652-1659)により記載された方法であ
る。希釈実験のためにまた後に与えられる例において、
ハイブリドーマ細胞培養物の第一のスクリーニングに用
いられるHbA1cの供給源は、クロマトグラムのHbA1cピー
クを表わす分画のプールである。
例B:ほとんど非糖化のヘモグロビンA0の調製 ほとんど非糖化のヘモグロビンA0は、次に記載するアー
ル・シャピロら(R.Shapiro et al.)(前出)の方法の
変形により、ホウ酸緩衝液中で陰イオン交換クロマトグ
ラフィにより精製する。
DEAEセファロース CL−6B(ファルマシア社)の2.5×4
6cmカラムを、4℃で溶離液I(5mM/lK2B4O7;pH9.15)
で平衡化する。糖尿病患者からの赤血球のプールを等張
性食塩水で3回洗い、水3容量で溶血させ、遠心分離に
より膜を除く。溶血物(23ml)を溶離液I230mlと水230m
lで希釈し、1NKOHでpHを9.2に調整し、カラムへ流速80m
l/hで施こす。希釈された溶血物に続いて溶離液I115ml
を施こす。ヘモグロビンを、5(溶離液I;500ml)から5
0mM/lK2B4O7(溶離液IIpH9.15;500ml)の勾配物とこれ
に続く溶離液II1000mlで溶出する。
3つのヘモグロビンピークが540nmで検出される。第二
のピークが最も大きく、最大伝導度の約75%で溶出し、
HbA0として同定される。このピークの前半部分はほとん
ど非糖化のHbA0からなり、すなわちフロシン法〔イー・
シュライヒャー(E.Schl-eicher)とオー・エッチ・ウ
ィーランド(O.H.Wie-land);J.Clin.Chem.Clin.Bioche
m.19(1981)81−87〕により測定されるように糖化リシ
ン残基を含まず、HbA1cを含まない。非糖化HbA0は透析
してホウ酸塩を除き、pH7.4にてグルコン酸クロルヘキ
シジン0.002%を有する40mM/lリン酸緩衝液中にて4℃
で貯蔵する。
ほとんど非糖化のHbA0は、ハイブリドーマ細胞培養液の
第一のスクリーニング(第1図)にて試薬の1つとして
および抗体希釈実験(第2図)のために使用される。
例1:免疫化および融合実験 RB(8.12)5Bnrローバートソニアル(Robertsonian) 転座染色体を含むRBF/Dn種マウス〔ザ ジャクソン ラ
ボラトリィ(the Jackson Laboratory)社、バーハーバ
ー、メイン、米国から入手〕を、精製HbA1cで2週間お
きに3回免疫化する。HbA1c(マウス一匹当りPBS100μ
l中20μg)を不完全フロイントアジュバント中で1:1
に乳化し、200μlを皮下(S.C.)投与する。最後の皮
下投与後20日目に100μlPBS中のHbA1c20μgで静脈内
(i.V.)投与してマウスを強化する。さらに3日後にマ
ウスの殺し脾臓を除去してミエローマ細胞と融合する。
2匹のRBF/Dnマウスからの脾細胞(8.5×107細胞)を、
選択可能な酵素マーカー遺伝子座アデノシンホスホリボ
シルトランスフェラーゼ(APRT-)とヒポキサンチンホ
スホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT-)に欠失のあ
るFOX-NYミエローマ系の1.5×107細胞と融合する。細胞
融合混合物をAPRT活性(APRT+選択)を必要とする培地
へ放すと、非融合のAPRT-ミエローマとAPRT+ハイブリド
ーマの両方が排除される〔アール・ティ・タッガート
(R.T.Taggart)と〔アイ・エム・サムロフ(I.M.Samlo
ff);Sci-ence219(1983)1228-1230〕。融合細胞を、
アデニン(7.5×10-5M)、ヒポキサンチン(8×10
4M)、アミノプテリン(8×10-7M)およびチミジン
(1.6×105M)(AHAT)が供給された15%V/Vウシ胎児血
清(ジブコ社)を含むRPMI−1640からなる培地中で、全
部で10枚96凹所の微量滴定板(ヌンク社、ロスキルデ、
デンマーク)にてBalb/C-株マウスヌクロファージ供給
層に播種する。
培養物を37℃で12日間5%CO2含有空気中でインキュベ
ーションし、続いて第一のスクリーニングを行なう。
例2:HbA1cに特異的なモノクローナル抗体産生ハイブリ
ドーマ細胞の単離 ハイブリドーマHEM13F1とHEM13F2(第1図参照)を、さ
らに、アデニン、アミノプテリンおよびチミジン(AA
T)を含む15%V/Vウシ胎児血清含有RPMI−1640培地とこ
れら供給物を含まない同種培地中で希釈を限定すること
によりクローンする。両方の場合とも、得られたクロー
ンすべてにより産生する抗体はELISAスクリーニングア
ッセイでHbA1cと選択的に結合する。これらクローニン
グ実験から再クローンされた安定なハイブリドーマHEM1
3F1とHEM13F2が得られる。これらの再クローンハイブリ
ドーマにより産生する抗体は同一であり、それゆえそれ
ぞれの非クローン親細胞HEM13F1とHEM13F2により産生さ
れるものと比較してHbA1cに対し同じ選択的結合特異性
を示す。抗体は両方ともネズミIgG1として定義される。
HEM13F1の再クローン、HEM13F1A4は、さらに別の研究用
の抗体を製造するために選択される。産生した抗体は、
クラスおよびサブクラス特異的抗血清のパネルに対し微
量免疫拡散法を用いて特性が決定される。この試験の前
に、ハイブリドーマ上清中の抗体をプロティンA−セフ
ァロース (ファルマシア社、スウェーデン)中で精製
する。抗体の結合を確実にするために、上清のpHを8.5
に調節する。溶出をクエン酸−リン酸緩衝液pH4.5で行
い、分画を0.5Mリン酸緩衝液pH7.0で中和し、限外濾過
により濃縮して1μl当りタンパク質約5mgにする。抗
体HEM13F1はネズミIgG1として定義される。
例3:HPLCにより溶血物を分画して得られるHbA1cに対す
る抗体HEM13Flの結合 例Aで記載したように調製された溶血物を、pH6.0で25m
M/lマロン酸緩衝液(溶離液A)に対し4℃で透析す
る。スペクトラーフィジックス(Spectraphysics)(81
00型)からのHPLC装置を用いてモノエス(Mono S)
イオン交換カラム(0.5×5cm;ファルマシア社)にてヘ
モグロビン約1mg/30μl容量を分別する。溶出を溶離液
Aと溶離液Bで作られた勾配物で行なう。溶離液Bは30
0mM/lLiclで供給された溶離液Aからなる。流速は2ml/
分であり、温度は37℃である。溶出物を280nmで走査し2
mlの分画を集める。クロマトグラム(実線)を第3図に
示し、これとともに集めた分画で行なわれたELISAの結
果(破線)も図に示す。
第4:阻害研究により評価される抗体特異性 阻害分析は、HbA1cを塗布し、そして“第一のスクリー
ニング法”で記載したように遮断された微量滴定板で行
なう。阻害剤を2倍に希釈して(PBS-BSA50μl中に20
μgから)加え、続いてさらに抗体HEM13F1(2μg/m
l)500μlを加える。1時間20℃で混合物をインキュベ
ート後、すでに記載したように結合した抗体の量を測定
する。3つの化合物を阻害研究に使用する。すなわち、
米国特許第4,478,744号に記載のようなHbA1cのβ鎖のN
末端部分に相当する合成の非糖化ヘプタペプチド(第4
図において上側曲線);1−アシノ−1−デオキシフルク
トース部分がNaBH4で還元された相当する還元ヘプタペ
プチド誘導体〔たとえば、ジェイ.ケイ.クリティス
(J.K.Curtiss)とジジェイ.エル.ウィッタム(J.L.W
itztum):J.Clin.Invest.72(1983)1427〜1438〕(第
4図において中間曲線)および相当する非糖化ヘプタペ
プチド(第4図において下側曲線)である。阻害研究に
使用したペプチドの組成はアミノ酸分析により確認され
た。
例5:患者溶血物中の糖化ヒトヘモグロビンA1C(HbA1c
に対する酵素連結イムノソルベルトアッセイ(ELISA)
糖尿病患者および非糖尿病患者からの溶血物を、赤血球
0.5mlを蒸留水3.5mlで溶解することにより調製する。各
溶血物2μlをさらにPBS/mlで希釈する。希釈された物
質(100μl)を微量滴定板(エムノプレートI、ヌン
ク社、ロスキルデ.デンマーク)の個々の凹所へ加え、
一晩4℃でインキュベートするとヘモグロビンが表面へ
吸着する。プレートを空らにし、室温で1時間BSA(PBS
中2%W/V)で遮断し、続いてPBSで3回洗う。検定物質
を有する凹所を次いで抗体HEM13F1(精製IgG1、PBS100
μl中5μg/ml)とともに1時間インキュベートし、PB
Sで3回洗い、セイヨウワサビペルオキシダーゼ(ダコ
パッツDakopatts.デンマーク、PBSで1:1000に希釈)と
抱合した抗マウス免疫グロブリン100μlとともに1時
間インキュベートする。さらに3時間インキュベーショ
ン後、クエン酸ナトリウム緩衝液、pH5.0で洗い、オル
トフェニレンジアミン(OPD)基質溶液O−フェニレン
ジアミン、2Hcl:8mg;クエン酸−リン酸緩衝液:15ml;H2O
2(30%V/V):5μl)とともに3分間培養する。
1MH2SO4150μlを加えて反応を停止し、492nmで吸光度
を読む。
IEFを用いたHbA1c%の測定結果をELISAから得られる492
nmでの吸光度と比較する(第1表)。相関係数rは0.85
である。
第1表:%HbA1c(IEF)とHEM13F1を用いてELISAにより
得られた値の比較(二重測定の平均) 例6:抗体HEM13F1特異性:HbA1c対プレーHbA1c3人の非
糖尿病者で絶食している者からエチレンジアミン四酢酸
塩(EDTA、血液1mlに対し1.5mg)を用いて血液を抜く。
血液細胞を0.9%Nacl溶液で3回遠心分離することによ
り洗う。
各試料から充てんした血液細胞200μlを3つ取り出
す。試料の2つはそれぞれ20℃と37℃でPBS中100mMグル
コース10mlとともにインキュベートし、第三の試料は対
照物として用いる(4℃で貯蔵)。試料を16時間インキ
ュベートし、その後にCcl4200μl含有H2O1.4mlを添加
し続いて遠心分離することにより溶血する。上清(PBS
で1:5000に希釈)を抗体HEM13F1を用いてELISAにより分
析し、これと平行に前記例5で記載したのとほぼ同じよ
うに等電点電気泳動(IEF)で分析する。
ELISAからの結果(A492として表す)をIEFからの結果
(%(プレーHbA1c+HbA1c)として表わす)と比較す
る。
%(プレーHbA1c+HbA1c)における増加は、主として%
プレーHbA1cの増加に依る。ELISAにおけるA492の値は20
0mMグルコースで血液細胞をインキュベートすることに
よっても著しく影響されない。したがって、本発明のモ
ノクローナル抗体HEM13F1は選択的にHbA1cと結合し、そ
して場合によってはプレーHbA1cとわずかに架橋反応を
示すということが結論される。
例7:ビオチニル化HEM13F1抗体を用いた溶血物におけるH
bA1cに対するELISA HEM13F1のビオチニル化に用いられる方法は、ジィ・ケ
ンダールら(C.Kendall et al.)〔J.Immunological Me
thods56(1983)329−339〕により記載されたものとほ
ぼ同じである。出発物質は抗体HEM13F1(IgG1)であ
り、上記例2で記載したように精製される。ビオチン−
N−ヒドロキシ−スクシンイシド(シグマ社、セントル
イス、米国)12mgをジメチルホルムアミド(メルク社、
ダルムスタット、米国)3.5mlに溶かしてビオチニル化
剤を作る。1mg/mlのHEM13F1IgG1溶液をpH8.5に調節した
0.1MNaHCO3中で調製する。免疫グロブリン溶液(1ml)
とビオチニル化剤(60μl)の混液を攪拌しながら室温
で4時間インキュベートする。インキュベート後、調製
物を、PBS、pH7.2を3回置き換えて(それぞれ1)、
4.20および20時間に透析する。最後の置き換えは0.1%N
aN3を含む。ビオチニル化HEM13F1免疫グロブリンは4℃
で貯蔵される。
糖尿病患者および非糖尿病患者からの溶血物を、水3.5m
l中に赤血球0.5mlを溶解しさらにpH4.0の0.1Mクエン酸
−リン酸緩衝液で約1:1000まで希釈することにより調製
する。希釈した試料(各々10μl)を微量滴定板(イ
ム)プレートI)の個々の凹所へ加え、一晩または室温
にて30分間機械的攪拌機の中でインキュベートし、表面
へヘモグロビンを吸着させる。プレートを空らにし、室
温で30分間遮断剤(0.1M PBS;0.145M Nacl;0.5%(W/
V)BSA、pH7.2)で遮断し、続いて洗浄緩衝液(0.01M P
BS;0.145M Nacl;0.05%トウィーン 20)で3回洗う。
試料物質を有する凹所を次いでビオチン標識化抗体HEM1
3F1の緩衝液(0.001 MPBS;0.01M Nacl;0.5%(W/V)BS
A、pH7.2)1mlにつき約1μgの溶液100μlで1時間培
養し、続いて緩衝液で洗浄する。次いで凹所を、セイヨ
ウワサビペルオキシダーゼ(ベクターラボラトリイズ社
VECTOR Laboratories,Inc.カリフォルニア、米国により
供給)と抱合したアビジンの溶液100μlでインキュベ
ートし、0.5M Nacl;0.5%(W/V)BSAを有する0.01M PB
S,pH7.2中で1:10,000に希釈する。凹所を洗浄緩衝液で
3回洗い、次いでOPD基質溶液(ダコパッツ社、デンマ
ーク、コード番号52000)とともに5-10分間インキュベ
ートする。1M H2SO4100μlを加えて反応を停止し、492
nmでの吸光率を読む。溶血物の相同する試料をIEFによ
り二重に分析する。
吸光値は、IEFで測定されるHbA1cの公知%を含む試料の
492nmの吸光度をプロットして得られる標準曲線を用い
て全ヘモグロビンのHbA1cパーセントへ転化される。
全部で48名の個体においてそれぞれイムノアッセイおよ
びIEFによりHbA1c(%)を測定して得られる結果を次の
第2表に示す。2つの分析方法の相関係数は0.92であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハイブリドーマHEM13F1およびHEM13F2からの
抗体ならびに非特異的ハイブリドーマHEM13F9からの抗
体と、それぞれHbA1cとHbA0との結合を示すグラフ、 第2図は抗体希釈実験によるハイブリドーマHEM13F1お
よびHEM13F2からの抗体とHbA1cとHbA0との結合を示すグ
ラフ、 第3図はHEM13F1からの抗体と糖尿病患者からの溶血素
の免疫分画との結合状態を示すグラフ、 第4図は糖化ヘプタペプチド、その還元誘導体および非
糖化型ヘプタペプチドを用いた抗体HEM13F1とHbA1cとの
結合の阻止率に関するグラフ、を表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12N 5/20 (C12P 21/08 C12R 1:91) (56)参考文献 特開 昭54−145210(JP,A) 特開 昭59−182367(JP,A) 特開 昭61−172064(JP,A) 米国特許4478744 クラス260(US, A) Clinical Chemistr y,39[8](1933)P.1717−1723

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒトHbAoとの結合と比較してヒトHbA1c
    エピトープとの優先的結合を示す齧歯目系統のモノクロ
    ナール抗体であって、前記エピトープがヘモグロビンA
    β鎖のN末端バリンの糖化アミノ基を含んで成り、そし
    て該抗体がヒトHbA1cに対して生じたものであることを
    特徴とするモノクロナール抗体。
  2. 【請求項2】ハイブリドーマ細胞系HEM13F1またはその
    再クローンから得られる特許請求の範囲第1項記載のモ
    ノクロナール抗体。
  3. 【請求項3】ハイブリドーマ細胞系HEM13F1の再クロー
    ンが細胞系HEM13F1A4である特許請求の範囲第2項記載
    のモノクロナール抗体。
  4. 【請求項4】ハイブリドーマ細胞系HEM13F2またはその
    再クローンから得られる特許請求の範囲第1項記載のモ
    ノクロナール抗体。
  5. 【請求項5】検出可能に標識化された形の特許請求の範
    囲第1項〜第4項のいずれか1に記載のモノクロナール
    抗体。
  6. 【請求項6】ビオチニル化形の特許請求の範囲第5項記
    載のモノクロナール抗体。
  7. 【請求項7】ヒトHbAoとの結合と比較してヒトHbA1c
    エピトープとの優先的結合を示し、該エピトープがヘモ
    グロビンAβ鎖のN末端バリンの糖化アミノ基を含んで
    成り、そして抗体がヒトHbA1cに対して生じたものであ
    るモノクロナール抗体を産生しうる齧歯目由来のハイブ
    リドーマ細胞系を増殖培地で培養することを含んでな
    る、モノクロナール抗体の調製方法。
  8. 【請求項8】ハイブリドーマ細胞系が細胞系HEM13F1ま
    たはその再クローンである特許請求の範囲第7項記載の
    方法。
  9. 【請求項9】ハイブリドーマ細胞系の再クローンがハイ
    ブリドーマ細胞系HEM13F1A4である特許請求の範囲第8
    項記載の方法。
  10. 【請求項10】ハイブリドーマ細胞系が細胞系HEM13F2
    またはその再クローンである特許請求の範囲第7項記載
    の方法。
  11. 【請求項11】ヘモグロビンAをモノクロナール抗体と
    接触させ、結合したモノクロナール抗体の量を測定する
    ことを含んでなるHbA1cの測定方法において、前記モノ
    クロナール抗体がヒトHbA0との結合と比較してヒトHbA
    1cのエピトープとの優先的結合を示す齧歯目系統のモノ
    クロナール抗体であって、前記エピトープがヘモグロビ
    ンAβ鎖のN末端バリンの糖化アミノ基を含んで成り、
    そして該抗体がヒトHbA1cに対して生じたモノクロナー
    ル抗体であることを特徴とする測定方法。
  12. 【請求項12】HbA1c及びHbA0の混合物を含んで成る試
    料中のヒトヘモグロビンを固相の表面に直接不溶化し、
    該不溶化されたヘモグロビンをHbA0に比べてヒトHbA1c
    に対して結合選択性を有するモノクロナール抗体と接触
    せしめ、結合したモノクロナール抗体の量を測定し、そ
    して結合したモノクロナール抗体の測定された量を試料
    中の糖化ヘモグロビンの量に関連付ける、ことを含んで
    成る特許請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 【請求項13】2個以上の容器を内部に密閉保持するた
    めに区画化された担持手段と、 特許請求の範囲第2項記載のモノクロナール抗体を含有
    する第一の容器と、 予め測定した濃度のHbA1cを有するヘモグロビンを含む
    第二の容器と、 を有するHbA1c測定用キットであって、前記モノクロナ
    ール抗体が、ヒトHbA0との結合と比較してヒトHbA1c
    エピトープとの優先的結合を示す齧歯目系統のモノクロ
    ナール抗体であって、前記エピトープがヘモグロビンA
    β鎖のN末端バリンの糖化アミノ基を含んで成り、そし
    て該抗体がヒトHbA1cに対して生じたモノクロナール抗
    体であることを特徴とするキット。
  14. 【請求項14】予め測定した濃度のHbA1cを有するヘモ
    グロビンを含有する第三の容器をさらに含み、前記第三
    の容器の予め測定したHbA1cの濃度が第二の容器の予め
    測定したHbA1c濃度と異なる特許請求の範囲第13項記載
    のキット。
JP61070649A 1985-03-29 1986-03-28 モノクロナ−ル抗体 Expired - Lifetime JPH0720437B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DK1453/85 1985-03-29
DK145385A DK145385D0 (da) 1985-03-29 1985-03-29 Monoklonalt antistof til immunkemisk analyse

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61280571A JPS61280571A (ja) 1986-12-11
JPH0720437B2 true JPH0720437B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=8104987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61070649A Expired - Lifetime JPH0720437B2 (ja) 1985-03-29 1986-03-28 モノクロナ−ル抗体

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0201187B1 (ja)
JP (1) JPH0720437B2 (ja)
AT (1) ATE72052T1 (ja)
AU (1) AU584688B2 (ja)
DE (1) DE3683532D1 (ja)
DK (2) DK145385D0 (ja)
ES (1) ES8800351A1 (ja)
FI (1) FI89379B (ja)
GR (1) GR860833B (ja)
PT (1) PT82296B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11079370B2 (en) 2015-07-30 2021-08-03 Kyocera Corporation Measurement method and measurement device

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1339952C (en) * 1984-10-29 1998-07-14 William J. Knowles Immunoassays for denatured protein analytes, particularly hb alc, and monoclonal antibodies thereto
US4727036A (en) * 1985-08-08 1988-02-23 Molecular Diagnostics, Inc. Antibodies for use in determining hemoglobin A1c
US4876188A (en) * 1986-11-18 1989-10-24 Scripps Clinic And Research Foundation Novel immunochemical method for assaying stable glycosylated hemoglobin
JPS63273472A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Asahi Breweries Ltd 新規抗体とそれを用いたヒトヘモグロビンの検出
US4970171A (en) * 1987-11-09 1990-11-13 Miles Inc. Denaturant reagents for convenient determination of hemoglobin derivatives in blood
DE3806198A1 (de) * 1988-02-04 1989-08-17 Boehringer Mannheim Gmbh Immunogen und seine verwendung zur gewinnung von antikoerpern gegen hba(pfeil abwaerts)1(pfeil abwaerts)(pfeil abwaerts)c(pfeil abwaerts)
US5484735A (en) * 1989-08-23 1996-01-16 Northwestern University Immunoassay of glycosylated proteins employing antibody directed to reductively glycosylated N-terminal amino acids
ATE143673T1 (de) * 1989-08-23 1996-10-15 Univ Northwestern Testverfahren von glykosylierten proteinen unter verwendung eines antikörpers gerichtet gegen reduzierte glykosylierte n-terminal-aminosäuren
US5183739A (en) * 1990-02-27 1993-02-02 Exocell, Inc. Monoclonal antibodies specific for non-a1c glycated hemoglobin and immunoassay methods
DE4206932A1 (de) * 1992-03-05 1993-09-09 Boehringer Mannheim Gmbh Immunologische methode zur bestimmung eines haemoglobinderivates
US5470759A (en) * 1992-06-10 1995-11-28 Fujirebio, Inc. Anti-glycated hemoglobin monoclonal antibody and method for measuring glycated hemoglobin
JP2596322B2 (ja) * 1992-06-10 1997-04-02 富士レビオ株式会社 総ヘモグロビンに対する糖化ヘモグロビンの割合の測定方法
JP2596321B2 (ja) * 1992-06-16 1997-04-02 富士レビオ株式会社 糖化ヘモグロビンの測定方法
WO1994000592A1 (en) * 1992-06-26 1994-01-06 Exocell, Inc. Monoclonal antibodies against glycated low density lipoprotein
AU661207B2 (en) * 1992-11-17 1995-07-13 Boehringer Mannheim Gmbh Simultaneous determination of HbA1c and haemoglobin variants with a glycation analogus to HbA1c
JP3269765B2 (ja) 1995-12-14 2002-04-02 富士写真フイルム株式会社 ヘモグロビン誘導体の免疫学的測定方法及びその方法に用いる処理試薬
JP3801133B2 (ja) 2000-07-14 2006-07-26 松下電器産業株式会社 ペプチドフルクトース及びそのタンパク質結合体
WO2005023291A2 (en) * 2003-09-11 2005-03-17 Novo Nordisk A/S Use of glp1-agonists in the treatment of patients with type i diabetes
US7670792B2 (en) 2004-07-14 2010-03-02 The Regents Of The University Of California Biomarkers for early detection of ovarian cancer
WO2006019906A1 (en) * 2004-07-14 2006-02-23 The Regents Of The University Of California Biomarker for early detection of ovarian cancer
WO2012047930A2 (en) 2010-10-04 2012-04-12 The Regents Of The University Of California Compositions and methods for treatment of gynecologic cancers
US9488655B2 (en) 2004-07-14 2016-11-08 The Regents Of The University Of California Biomarkers for detection of early- and late-stage endometrial cancer
CA2846865A1 (en) 2011-08-29 2013-03-07 The Regents Of The University Of California Use of hdl-related molecules to treat and prevent proinflammatory conditions
WO2022015131A1 (es) * 2020-07-13 2022-01-20 Centro De Investigación Y Asistencia En Tecnología Y Diseño Del Estado De Jalisco A.C. SECUENCIAS DE DOMINIOS vNAR DE POTAMOTRYGON SCHROEDERI Y COMPOSICIONES PARA EL RECONOCIMIENTO DE HEMOGLOBINA GLICADA HUMANA

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4247533A (en) * 1978-05-01 1981-01-27 The Rockefeller University Hemoglobin A1c radioimmunoassay
GB1580318A (en) 1978-05-06 1980-12-03 Univ Rockefeller Antibodies active against human hemoglobin a1c
US4478744A (en) 1982-01-25 1984-10-23 Sherwood Medical Company Method of obtaining antibodies
US4629692A (en) * 1982-12-06 1986-12-16 Miles Laboratories, Inc. Immunoassay for nonenzymatically glucosylated proteins and protein fragments an index of glycemia
AU529210B3 (en) * 1983-02-02 1983-04-14 Australian Monoclonal Development Pty. Ltd. Monoclonal antibody in occult blood diagnosis
JPS59202064A (ja) * 1983-04-30 1984-11-15 Fujirebio Inc 抗原決定基具有物質を測定する方法
CA1339952C (en) * 1984-10-29 1998-07-14 William J. Knowles Immunoassays for denatured protein analytes, particularly hb alc, and monoclonal antibodies thereto

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ClinicalChemistry,39[8(1933)P.1717−1723

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11079370B2 (en) 2015-07-30 2021-08-03 Kyocera Corporation Measurement method and measurement device

Also Published As

Publication number Publication date
EP0201187A1 (en) 1986-11-12
ATE72052T1 (de) 1992-02-15
AU5532186A (en) 1986-10-02
DK129986A (da) 1986-09-30
ES553472A0 (es) 1987-10-16
ES8800351A1 (es) 1987-10-16
PT82296A (en) 1986-04-01
FI861358A (fi) 1986-09-30
FI89379B (fi) 1993-06-15
DE3683532D1 (de) 1992-03-05
DK159826C (da) 1991-04-29
DK159826B (da) 1990-12-10
GR860833B (en) 1986-07-29
DK129986D0 (da) 1986-03-21
PT82296B (pt) 1988-07-29
EP0201187B1 (en) 1992-01-22
DK145385D0 (da) 1985-04-01
JPS61280571A (ja) 1986-12-11
AU584688B2 (en) 1989-06-01
FI861358A0 (fi) 1986-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0720437B2 (ja) モノクロナ−ル抗体
US5206144A (en) Determination of glycated (glycosylated) hemoglobin in blood
US4514505A (en) Monoclonal antibody mixtures and use thereof for enhanced sensitivity immunoassays
Viitala et al. Serum IgA, IgG, and IgM antibodies directed against acetaldehyde‐derived epitopes: relationship to liver disease severity and alcohol consumption
JP3673522B2 (ja) 抗アネキシンvモノクローナル抗体並びにその利用及びそれを産生するハイブリドーマ細胞系
JP2540179B2 (ja) 非還元・非酵素的糖鎖形成蛋白に対するモノクロ―ナル抗体
EP0166623A2 (en) Antibody lectin sandwich assay
JP2001521173A (ja) グリコヘモグロビンの測定
US20090117668A1 (en) Immune Agglutination Reagent Kit and Method of Measuring Antigen
EP3859332B1 (en) Glycated hemoglobin (%) assay method
WO2010067611A1 (ja) ヘモグロビンβ鎖のN末端領域に対する抗体
Porstmann et al. A rapid and sensitive enzyme immunoassay for Cu/Zn superoxide dismutase with polyclonal and monoclonal antibodies
JP2656776B2 (ja) 安定なグリコシル化ヘモグロビンの新規な免疫化学的アッセイ方法
HU215555B (hu) Eljárás variánsok koncentrációjának meghatározására, valamint az eljárásban használható analitikai vizsgálati készlet
US20030064406A1 (en) Process for analyzing annexin-V in urine, and application thereof
EP0454782B1 (en) Cancer related haptoglobin (hpr)
JPH04503006A (ja) 血液凝固XIIa因子βモノクローナル抗体およびイムノアッセイ
JPH1090268A (ja) 免疫学的粒子凝集反応方法
EP0448632A1 (en) Anti-idiotopic immunometric assay
JP3978226B2 (ja) アルコール中毒患者を同定しアルコール消費を監視するためのイムノアッセイ
Headings et al. Identification of specific hemoglobins within individual erythrocytes
EP0308242B1 (en) Agglutination assay
CA1287801C (en) Method for determining human collagen peptides by way of enzyme immunoassay
JPH07110879B2 (ja) モノクロナール抗体
EP1171470B1 (en) Antibodies to placental protein 13