JPH07203813A - 逆転防止装置を有する魚釣用リール - Google Patents

逆転防止装置を有する魚釣用リール

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JPH07203813A
JPH07203813A JP2205094A JP2205094A JPH07203813A JP H07203813 A JPH07203813 A JP H07203813A JP 2205094 A JP2205094 A JP 2205094A JP 2205094 A JP2205094 A JP 2205094A JP H07203813 A JPH07203813 A JP H07203813A
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JP
Japan
Prior art keywords
reverse rotation
ratchet wheel
reel
preventing device
reinforcing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2205094A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Yamaguchi
信之 山口
Hiroshi Toma
弘 遠間
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆転防止装置の係止爪の支持部が補強された
魚釣用リールを提供すること。 【構成】 ハンドル10に連動回転する回転体16と共
に回転するよう取り付けられた爪車34と、支持部30
に支えられて前記爪車34に接して釣糸繰出方向である
逆回転時に該爪車の回転を停止させる係止爪32とを有
する逆転防止装置を有する魚釣用リールにおいて、前記
爪車34と係止爪32との係止によって該係止の位置か
ら前記支持部30が受ける力の方向における前記係止位
置から遠い側の前記支持部30の側面と密着し、かつリ
ール本体28に固定された支持部補強部材36を設ける
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆転防止装置を有する
魚釣用リールに関する。従って、スピニングリールや両
軸受型リールを対象とし、逆転防止が解除できる機構の
場合も、常時逆転が防止される(常時係止爪がON状
態)機構の場合も含まれる。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リールにおいて釣糸巻取用回転体
の釣糸繰出方向回転(逆回転)の動きを規制するため
に、爪車と係止爪を具備する逆転防止装置を設ける技術
は公知である。この係止爪は一般にリール本体に一体形
成されている支持部に支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら係止爪が逆
転防止位置にある場合、爪車が回転体と共に釣糸の巻取
方向、即ち正方向に回転している間、この爪車に対して
係止爪はその外周に摺接しているだけであるが、釣糸繰
出し方向、即ち逆方向に回転しようとすると爪車の外周
の段差の存在によって、爪車は係止爪に対して強い衝撃
力を与えることがある。この衝撃力によって支持部の根
元等にひび割れ等が発生する場合がある。ひび割れ等が
発生すれば、係止爪の支持が不安定となり、逆転防止時
にガタついたり、ひいては破損に至ることもある。
【0004】依って本発明は、逆転防止装置の係止爪の
支持部が補強された魚釣用リールの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、ハンドルに連動回転する回転体と共に回転するよう
取り付けられた爪車と、支持部に支えられて前記爪車に
接して釣糸繰出方向である逆回転時に該爪車の回転を停
止させる係止爪とを有する逆転防止装置を有する魚釣用
リールにおいて、前記爪車と係止爪との係止によって該
係止の位置から前記支持部が受ける力の方向における前
記係止位置から遠い側の前記支持部の側面と密着し、か
つリール本体に固定された支持部補強部材を設けたこと
を特徴とする逆転防止装置を有する魚釣用リールを提供
する。また、前記支持部補強部材に前記回転体の軸受を
抜け止め保持する保持部を一体形成した逆転防止装置を
有する魚釣用リールを提供する。
【0006】
【作用】前者では逆転方向に回転しようとする爪車と係
止爪との係止によって、該係止爪は力を受け、この係止
爪の受けた力によって支持部が曲げられようとするが、
該支持部に作用する力の方向において前記係止の位置か
ら遠い側の支持部側面がリール本体に固定されている支
持部補強部材と密着しているため、支持部は支持部補強
部材によって強固に支持される。従って、支持部の受け
た力は支持部補強部材にも分担され、その分支持部に作
用する力を低減することができる。
【0007】後者では、支持部補強部材に一体に軸受の
抜け止め保持部を形成しており、上記作用に加えてその
保持部によって回転体の軸受が抜け止めされ、リール本
体に新たに回転体の軸受抜け止め保持部を形成する必要
性が無く、リールの製造が容易、かつ低コストになる。
また逆に、これは回転体軸受用の抜け止め保持部材を利
用して支持部の補強部材を兼ねさせた構造と見ることも
でき、部品数を増やさずに既存部品を有効に利用して支
持部の強度向上に寄与する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る逆転防止
装置を有するスピニングリールの第1実施例を示し、図
2は図1の矢視線B−Bによる横断面図であり、図3は
図1の要部の拡大図である。
【0009】ハンドル10を回転させると、その力がド
ライブギヤ12を介してピニオンギヤ14に伝達され、
該ピニオンギヤ14に一体固定されている筒軸16は軸
受26に支承され、その先部にローター18を該筒軸1
6と共に一体回転可能に取り付けている。これと共に、
公知のオシレーティング機構22によってスプール軸2
0が前記筒軸16の内部に挿通して前後に摺動し、スプ
ール24の前後動が得られて該スプール24に釣糸が均
等に巻回される。
【0010】また上記筒軸16には爪車34が一体回転
可能に取り付けられており、一方、リール本体28の前
端部の所定位置には支持部30に支持されて係止爪32
が回動可能に取り付けられている。この支持部30はリ
ール本体28に一体に突設された柱状部30Bと、これ
にねじ部材によって固定した支柱30Aとを有してい
る。係止爪32はこの支柱30Aの周りに回動して前記
爪車34に係止したり、離脱したりできる。
【0011】その係脱操作を行うのが、外部に設けられ
た切替レバー40であり、これを切替えてレバー軸先の
カム部41を回転駆動して図示しないばねの作用によっ
て係止爪32を爪車34に摺接させ、ハンドル10を釣
糸の巻取方向(正回転方向)に回転させた場合、係止爪
32は爪車34の表面を摺接するだけであるが、釣糸の
繰出方向(逆転方向)に回転させた場合には係止爪32
が爪車34の段差部に係止し、逆転が防止されるように
構成している。また、切替レバー40によって逆に切替
えて係止爪32を爪車34から離脱させれば、正転も逆
転も可能になるように構成されている。
【0012】上述した釣糸の繰出方向である逆転時には
係止爪32は爪車34から図2の矢印A方向に衝撃力等
の力を受け、何等の対策もなければこの力は全て係止爪
32の支持を行っている支持部30に伝達され、図3に
2点鎖線44で示すように支持部30の根元に割れ等が
生じる。この割れ等を防止するために、係止爪32と爪
車34との係止位置から前記支持部30が受ける力Aの
方向における前記係止位置から遠い側の前記支持部30
の側面30Baと密着し、かつリール本体28にねじ部
材38によって固定された板状の支持部補強部材36を
設けている。
【0013】詳述すると、図2に平面視を示す板状の支
持部補強部材36はその所定位置に孔36Aを設け、そ
の反対方向の所定位置には小さな孔36Bを形成してい
る。一方、リール本体28であって前記支持部30の反
対方向の位置には小突起42が形成されており、前記孔
36A,36Bを夫々支持部30の柱状部30Bと小突
起42とに套嵌させて仮位置決めを行い、作業を容易に
し、支持部補強部材36は前記2つの孔36A,36B
を結んだラインに対して略直交する方向の端部位置にね
じ部材38を使用してリール本体28に強固にねじ止め
固定される。
【0014】上記孔36Aは前述の矢印A方向において
前記係止位置から遠い側の支持部30の側面30Baと
は密着し、近い側の側面30Bbとは隙間が生じてもよ
いように設定する。このように構成することによって、
逆転時に支持部30が爪車34から受ける衝撃等の力
を、リール本体28に強固に固定している支持部補強部
材36にも分担させることができ、支持部30を補強す
ることができると共に、支持部補強部材36の組込みを
容易にさせる。
【0015】また、孔36Bの方は前記A方向における
小突起42の図2の左上側の側面と密着していることが
好ましい。これは支持部補強部材36のねじ部材38に
よるリール本体28への固定に不安が有る場合に効果が
あるが、一般には組立作業時の容易さを確保するための
仮位置決め用の孔であり、小突起42との間に若干の隙
間が存在していても問題はない。
【0016】更に本実施例では、上記支持部補強部材3
6は前記軸受26の軸方向の抜け止めを兼ねるように軸
受26の外輪部を覆っているが、図4はこの抜け止めを
兼用していない第2実施例を示す。
【0017】支持部補強部材36の孔36Aは、爪車3
4から受ける力の方向Aにおける遠い側の支持部30の
側面30Baが密着し、側面30Bbは必ずしも密着し
ておらず組立を容易にさせ、支持部補強部材30はこの
孔36Aに対して離れた端部位置に2つのねじ部材38
によってリール本体28に強固に固定されている。従っ
て、第1実施例の場合と同様に支持部30を補強するこ
とができる。
【0018】図5は第3実施例を示すが、これは第1実
施例とほぼ同様であるが、板状の支持部補強部材36に
他の孔36Cが形成されており、この中に切替レバー4
0により切替えられるレバー軸先のカム部41が挿入さ
れていることが相違し、前記孔36Cは図示の如く交差
(この実施例では90度に交差)する壁部36N,36
Fを有している。
【0019】切替レバー40の実線で示す位置40N
は、係止爪32が爪車34を係止するON状態の位置で
あり、2点鎖線40Fの位置は、係止爪32が爪車34
を係止しないOFF状態の位置である。上記カム部41
が孔36Cの壁部36Nに当接した状態は前記ON状態
であり、壁部36Fに当接した状態は前記OFF状態で
ある。即ち壁部36N,36Fは切替レバー40の切替
えによるカム部41の回動を規制し、回動する切替レバ
ー40を適切な位置に停止させる働きをする。
【0020】図6と図7は第1から第3までの実施例と
異なり、ハンドル10によって回転されてドライブギヤ
12と共に回転するハンドル軸11に、爪車34が一体
回転するように取り付けられている実施例を示す。リー
ル本体28に突設されていると共に、ハンドル軸11に
平行な支持部30に回転可能に係止爪32が取り付けら
れており、この係止爪32を爪車34に摺接させたり離
脱させたりする切替機構(カム部41等)も設けられて
いる。
【0021】この場合にも、以上の実施例の場合と同様
に支持部30は矢印Aの方向に力を受けるため、支持部
補強部材36は、形成した孔36Aを係止爪32の係止
位置から遠い側の側面30Baで密着させ、近い側の側
面30Bbでは隙間の存在を許容するようにリール本体
28に対してねじ部材38によって強固に固定してい
る。従って、支持部30を補強でき、逆転時の爪車34
による衝撃力等に対して損傷し難い魚釣用リールが提供
できる。
【0022】以上の実施例はスピニングリールに関する
例であるが、両軸受型リールにも適用でき、図7に示す
構造は両軸受型リールの逆転防止装置部分の一例とみる
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、逆転方向に回転しようとする爪車と係止爪との
係止によって、該係止爪は力を受け、この係止爪の受け
た力によって支持部が曲げられようとするが、該支持部
に作用する力の方向において前記係止の位置から遠い側
の支持部側面がリール本体に固定されている支持部補強
部材と密着しているため、支持部は支持部補強部材によ
って強固に支持される。従って、支持部の受けた力は支
持部補強部材にも分担され、その分支持部に作用する力
を低減することができ、支持部の補強効果の結果、支持
部の損傷等を防止でき、確実な逆転防止が可能となる。
【0024】また、支持部補強部材に一体に軸受の抜け
止め保持部を形成すれば、上記効果に加えてその保持部
によって回転体の軸受が抜け止めされ、リール本体に新
たに回転体の軸受抜け止め保持部を形成する必要性が無
く、リールの製造が容易、かつ低コストになる。また逆
に、これは回転体軸受用の抜け止め保持部材を利用して
支持部の補強部材を兼ねさせた構造と見ることもでき、
部品数を増やさずに既存部品を有効に利用して支持部の
強度向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る第1実施例の逆転防止装置
を有するスピニングリールの部分破断側面図である。
【図2】図2は図1の矢視線B−Bによる横断面図であ
る。
【図3】図3は図1の要部の拡大図である。
【図4】図4は第2実施例としてのスピニングリールの
横断面図である。
【図5】図5は第3実施例としてのスピニングリールの
横断面図である。
【図6】図6は第4実施例としてのスピニングリールの
部分破断側面図である。
【図7】図7は図6の要部の拡大図である。
【符号の説明】
16 筒軸 26 軸受 28 リール本体 30 支持部 32 係止爪 34 爪車 36 支持部補強部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルに連動回転する回転体と共に回
    転するよう取り付けられた爪車と、支持部に支えられて
    前記爪車に接して釣糸繰出方向である逆回転時に該爪車
    の回転を停止させる係止爪とを有する逆転防止装置を有
    する魚釣用リールにおいて、 前記爪車と係止爪との係止によって該係止の位置から前
    記支持部が受ける力の方向における前記係止位置から遠
    い側の前記支持部の側面と密着し、かつリール本体に固
    定された支持部補強部材を設けたことを特徴とする逆転
    防止装置を有する魚釣用リール。
  2. 【請求項2】 前記支持部補強部材に前記回転体の軸受
    を抜け止め保持する保持部を一体形成した請求項1記載
    の逆転防止装置を有する魚釣用リール。
JP2205094A 1994-01-21 1994-01-21 逆転防止装置を有する魚釣用リール Pending JPH07203813A (ja)

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JPH07203813A true JPH07203813A (ja) 1995-08-08

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