JPH07202384A - 転写式印刷回路及びその製造方法 - Google Patents

転写式印刷回路及びその製造方法

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JPH07202384A
JPH07202384A JP33726193A JP33726193A JPH07202384A JP H07202384 A JPH07202384 A JP H07202384A JP 33726193 A JP33726193 A JP 33726193A JP 33726193 A JP33726193 A JP 33726193A JP H07202384 A JPH07202384 A JP H07202384A
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JP
Japan
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printed circuit
adhesive sheet
type printed
resist layer
electronic device
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JP33726193A
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English (en)
Inventor
Takahisa Kodama
隆寿 児玉
Akira Tsutsumi
章 堤
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Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
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Publication date
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Publication of JPH07202384A publication Critical patent/JPH07202384A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器の厚さを抑え、製造工程の簡略化及
び材料削減による価格の低減化を図ることができる転写
式印刷回路及びその製造方法を提案せんとするものであ
る。 【構成】 電子機器のシャーシ等に貼り合わせる第1の
接着シート1と、この第1の接着シート1上に設けられ
た印刷回路2と、この印刷回路2上に選択的に被着され
たレジスト層3と、このレジスト層3上に設けられた第
2の接着シート4とより成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばビデオテープレコ
ーダ(VTR)、ハードディスクドライバー(HD
D)、フロッピーディスクドライバー(FDD)等の電
子機器のモータの駆動回路等に使用して好適な転写式印
刷回路及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年VTR,HDD,FDD等の電子機
器においては小型、薄型化が要求されている。このVT
R,HDD,FDD等の電子機器を小型、薄型化すると
きに問題となるのはモータの駆動回路等より成るアクチ
ュエータ部である。
【0003】例えばFDDに用いられている偏平型ブラ
シレス直流モータはガラスエポキシ板あるいは紙、フェ
ノール樹脂板等の硬質な基板に駆動回路等を形成し、そ
の上に丸導線を巻回した複数のコイルを搭載する如くし
ていた。
【0004】一般に、この丸導線を巻回したコイルでは
小型、薄型化に限界がきているため、従来は、このコイ
ルの薄型化を図るために、導体の印刷、エッチングによ
るプリントコイルや導線を偏平にして巻回した平角線コ
イルが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のプ
リントコイルや平角線コイルをガラスエポキシ板等の硬
質回路基板上に搭載し、この硬質回路基板の裏面に金属
板を貼り付け、この硬質基板を電子機器のシャーシ上に
取付けるようにしたものでは、材料、製造工程数も多
く、薄型化や価格を抑えるための制限となる不都合があ
った。
【0006】本発明は、斯る点に鑑み、上述電子機器の
厚さを抑え、製造工程の簡略化及び材料削減による価格
の低減化を図ることができる転写式印刷回路及びその製
造方法を提案せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明転写式印刷回路は
例えば図1に示す如く電子機器のシャーシ等に貼り合わ
せる第1の接着シート1と、この第1の接着シート1上
に設けられた印刷回路2と、この印刷回路2上に選択的
に被着されたレジスト層3と、このレジスト層3上に設
けられた第2の接着シート4とより成るものである。
【0008】また本発明転写式印刷回路の製造方法は例
えば図1及び図2に示す如く、導体層2aの一面に第1
の接着シート4を貼り合わせ、その後この導体層2aに
より印刷回路2を形成し、次にこの印刷回路2の他面に
第2の接着シート1を貼り合わせるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明に転写式印刷回路によれば印刷回路2の
一の面に設けた接着シート1を電子機器のシャーシ等に
貼り合わせるので、この転写式印刷回路は電子機器に取
付けたときは接着シート1、印刷回路2及びレジスト層
3だけとなり、極めて薄くなると共に材料が削減され
る。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明転写式印刷回路及
びその製造方法の実施例につき説明しよう。ここでは本
例によるこの転写式印刷回路の製造方法に従って説明す
る。
【0011】先ず、図2Aに示す如く、回路形成用の銅
箔2aを用意する。この銅箔2aは厚みが18μm〜3
5μm(1/2オンス〜1オンス)の電解銅箔又は圧延
銅箔を用いる。この銅箔2aは特に厚みには制限はない
が18μm以下になると大電流に耐えられなくなり、ま
た薄いためにしわや折れが発生し取扱いが難しくなり好
ましくない。また、この銅箔2aが35μmよりも厚い
と大電流の流れる回路には良いが価格が高くなると共に
印刷回路形成のためのエッチングに時間がかかり、更に
ファインパターン形成が難しく好ましくない。
【0012】この銅箔2aには電解銅箔と圧延銅箔とが
あるが用いられる価格差も少なくなり特に厳密に区分け
されているわけではなく、特に本例の場合はどちらでも
良い。本例においては、この銅箔2aとして、厚さ35
μmの電解銅箔(日鉱グルード(株)製)を使用する。
【0013】次に、図2Bに示す如く、この銅箔2aの
一方の面にキャリアテープ5を貼り合わせる。本例にお
いては銅箔2aの非光沢面にキャリアテープ5として、
例えばPET8800(ソニーケミカル(株)製、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルム125μm
/UV硬化型アクリル樹脂系粘着剤層30μm)を線圧
1kg f/cm、スピード5m/min、温度25℃
でラミネートした。
【0014】このキャリアテープ5は無くても良いが、
銅箔2aだけでは薄いために、しわになったり、折れた
りするために取扱い上、用いた方が好ましい。このキャ
リアテープ5としては特に制限はないが、微粘着剤シー
トが好ましい。また例えばUV照射、熱発泡等の手段で
粘着力をコントロールできるものが好ましい。
【0015】その後、この銅箔2aの一方の面にキャリ
アテープ5を貼り合わせたものを、適当なワークサイズ
にカットし、位置合わせ用の孔を設ける。この場合この
位置合わせ用の孔を設け、適当なワークサイズにカット
した後、銅箔2aにキャリアテープ5を貼り合わせても
よい。
【0016】次に、図2Cに示す如く、銅箔2aの他方
の面に端子部2b以外の回路面となる部分にレジスト液
(タムラ製作所(株)製、商品名SR−29G)をスク
リーン印刷で被覆し乾燥し、レジスト層3を形成した。
このレジスト層3はやがて回路面となる部分の防錆、防
汚に対処するもので、厚みは5μm〜15μmが好まし
い。
【0017】このレジスト層3の厚みが5μm以下であ
ると、このレジスト液をスクリーン印刷するときにかす
れたり塗布されない部分が生じたり信頼性が低下する。
またこのレジスト層3の厚みが15μmより厚いと材料
費や作業性の面から好ましくない。このレジスト層3は
回路形成後設けるようにしてもよいし、これにカバーレ
イを貼り合わせても良い。また防錆等が特に必要ない場
合は、このレジスト層3を省略してもよい。
【0018】次に、図2Cに示す如く必要があれば回路
の端子部2bとなる部分にメッキ処理を施す。このメッ
キは通常ニッケル/金メッキ、半田メッキ、スズメッキ
等が用いられる。
【0019】その後図2Dに示す如く、レジスト層3上
に接着シート4を貼り合わせる。本例においてはこのレ
ジスト層3上にシリコーン粘着テープ(ソニーケミカル
(株)製、商品名T4080,PET25μm/シリコ
ーン系粘着剤30μm)を温度40℃、線圧1kg f
/cm,スピード5m/minの条件でラミネートし
た。
【0020】この場合、この接着シート4は特に制限は
ないが、各種処理に耐える接着力と耐薬品性を持ってい
る接着シートが好ましく、後述する電子機器のシャーシ
等への接着用の接着シート1と接着しない接着シートが
好ましく、これらを満足する接着シートとしては特にシ
リコーン粘着テープが好ましい。
【0021】次に、図2Eに示す如くキャリアテープ5
側より紫外線を照射して、このキャリアテープ5を構成
するPET8800の接着力を弱め剥離し、次に図2F
に示す如くこの露出した銅箔2aの面より所定の印刷回
路2を形成する。この印刷回路2の形成は例えば写真法
にて露光、現像、エッチングして所定の回路を形成す
る。この写真法の代わりにスクリーン印刷法を用いても
よいが、ファインパターンの場合は写真法が好ましく用
いられる。
【0022】次に、図1に示す如くこの印刷回路2の面
上に接着シート1を貼り合わせる。本例においては、こ
の印刷回路2の面上に感熱性接着テープ(ソニーケミカ
ル(株)製、商品名D3400,NBR・エポキシ系感
熱絶縁性接着剤30μm)を温度160℃、圧力5kg
f/cm2 、時間10秒の条件で貼り合わせた。
【0023】この場合この接着シート1には制限はない
が、耐熱性、電気絶縁性を有する接着シートが好まし
い。この場合端子をコネクタに接続する仕様の場合は、
この端子部2bに補強材が必要となるので、この接着シ
ートを貼り合わせるときに同時に行うことが好ましい。
【0024】この接着シート1の厚みは20μm以上が
好ましく、特に30μm以上が接着性、絶縁性の信頼度
が高く好ましい。また図1において、6は剥離紙であ
る。
【0025】本例においては上述の如き形成されたワー
クシートを所定の形状に切断し転写式印刷回路の製品と
する。
【0026】本例による図1に示す如き転写式印刷回路
を電子機器に組み込むときには、図3Aに示す如く接着
シート1面の剥離紙6を剥がし、この接着シート1面を
図3A、図4に示す如く電子機器のシャーシ7の所定位
置に貼り合わせる。
【0027】この場合本例においては図1に示す如き転
写式印刷回路の接着シート1面の剥離紙6を剥がし、電
子機器のシャーシ7の所定位置に配し、温度220℃、
圧力5kg f/cm2 、時間10秒の条件で接着す
る。
【0028】次に図3Bに示す如く接着シート4、本例
においてはシリコーン粘着テープを剥がし、この組み込
みを終了する。
【0029】以上述べた如く、本例によれば印刷回路2
の一の面に設けた接着シート1を電子機器のシャーシ7
に貼り合わせるので、この転写式印刷回路を電子機器に
組み込んだときには図3B、図4に示す如く、接着シー
ト1、印刷回路2及びレジスト層3だけとなり、極めて
薄くなり、従来に比し厚みで30%程度薄くなり、電子
機器の小型、薄型化に寄与する利益がある。
【0030】また本例によれば電子機器に組み込む工程
も接着シート1により接着するだけなので、工程が簡略
化され、更に従来の如くガラスエポキシ等の硬質回路基
板等を使用していないので材料が削減し、工程数も少な
くなる利益がある。
【0031】また図5は本発明の他の実施例を示す。こ
の図5につき説明するに、この図5において、図1に対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0032】この図5例は図1の接着シート1を接着層
1aと粘着剤層8との二層で構成するようにしたもので
ある。その他は図1例と同様に構成する。
【0033】この図5例においては図1例と同様の作用
効果が得られると共に組み込み時にシャーシ7に凹凸が
ある部分に接着するときに好適である。
【0034】本発明は上述実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得
ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば印刷回路2の一の面に設
けた接着シート1を電子機器のシャーシ7に貼り合わせ
るので、この転写式印刷回路を電子機器等に組み込んだ
ときには接着シート1、印刷回路2及びレジスト層3だ
けとなり、極めて薄くなり、従来に比し厚みで30%程
度薄くなり、電子機器等の小型、薄型化に寄与する利益
がある。
【0036】また本発明によれば電子機器等に組み込む
工程も接着シート1により接着するだけなので、工程が
簡略化され、更に従来の如くガラスエポキシ等の硬質回
路基板等を使用していないので材料が削減し、工程数も
少なくなる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明転写式印刷回路の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明転写式印刷回路の製造方法の例の説明に
供する線図である。
【図3】図1の転写式印刷回路を電子機器に組み込む例
を示す断面図である。
【図4】転写式印刷回路を電子機器に組み込んだ例を示
す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,4 接着シート 2 印刷回路 2a 銅箔 3 レジスト層 5 キャリアテープ 6 剥離紙 7 シャーシ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のシャーシ等に貼り合わせる第
    1の接着シートと、該第1の接着シート上に設けられた
    印刷回路と、該印刷回路上に選択的に被着されたレジス
    ト層と、 該レジスト層上に設けられた第2の接着シートとより成
    ることを特徴とする転写式印刷回路。
  2. 【請求項2】 導体層の一面に第1の接着シートを貼り
    合わせ、その後上記導体層により印刷回路を形成し、次
    に上記印刷回路の他面に第2の接着シートを貼り合わせ
    るようにしたことを特徴とする転写式印刷回路の製造方
    法。
JP33726193A 1993-12-28 1993-12-28 転写式印刷回路及びその製造方法 Pending JPH07202384A (ja)

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JP33726193A JPH07202384A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 転写式印刷回路及びその製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028374A1 (ja) * 2007-08-24 2009-03-05 Nitto Denko Corporation ハードディスクドライブ部品固定用両面粘着シートおよびハードディスクドライブ
JP2018142750A (ja) * 2013-11-01 2018-09-13 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッドPPG Industries Ohio,Inc. 導電性材料を移送する方法

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