JP2903836B2 - 配線板の製造法 - Google Patents

配線板の製造法

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JP2903836B2
JP2903836B2 JP4555092A JP4555092A JP2903836B2 JP 2903836 B2 JP2903836 B2 JP 2903836B2 JP 4555092 A JP4555092 A JP 4555092A JP 4555092 A JP4555092 A JP 4555092A JP 2903836 B2 JP2903836 B2 JP 2903836B2
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wiring pattern
wiring
copper foil
wiring board
etching
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宏一 津山
直之 浦崎
昭士 中祖
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線板の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】銅箔を用いる配線板の製造法としては、
予め銅箔を基材と接着した後、レジストを用いて配線模
様を形成し、エッチング法にて不要部分の銅を除去する
方法が一般的である。また、配線模様を形成する方法と
しては、レジストを印刷する方法やフォトレジストを用
い、焼付け及び現像を行う方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】配線模様を形成する工
程では、異物等があると、配線模様の欠陥となることか
らクリーンルーム内で行う必要がある。しかし、従来の
配線板の製造法の場合、銅を基材に貼り付けた基板を用
いており、焼付け時にはクリーンルーム内に、これらの
基板を持ち込む必要があった。このため、基板の端面等
から基材の粉が飛散するので、各種の対策を講じる必要
があった。
【0004】本発明は、配線模様に欠陥の少ない配線板
の製造法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の配線板の製造法
は、以下の工程を含むことを特徴とする。 (1)銅箔の片面に異種の金属で配線模様を形成する工
程 (2)銅箔の配線模様を形成した面と逆の面を基材と接
着する工程 (3)銅に対してはエッチング性を持ち、異種の金属に
対してはエッチング性を持たないエッチング剤にて、配
線模様を形成した銅箔を接着した基材表面の銅部分をエ
ッチング除去し配線を形成する工程
【0006】プリント配線板用に一般的に用いられる銅
箔の片面に、銅をエッチングするエッチング剤でエッチ
ングされない銅箔と異種の金属で配線模様を形成する。
この工程をより詳細に以下に説明する。エッチング剤と
しては、プリント配線のエッチング剤として公知のアル
カリエッチャント等が使用可能である。また、異種の金
属としては、ニッケル、錫、鉛、またはその合金が使用
可能である。配線模様の形成法としては、フォトレジス
トによる方法や、印刷により方法等公知の方法が使用で
き、この後、電気めっきや無電解めっきによって、銅箔
がレジストに被覆されていない面に異種金属の配線模様
を形成する。この時のめっきの厚さは特に制限はない
が、0.1〜2μm程度が好適である。この後レジスト
の剥離を行う。しかし、場合によっては、次の基材と配
線模様を形成した銅箔とを貼り付けた後にレジストを剥
離しても良い。
【0007】この後、基材と配線模様を形成した銅箔と
を貼り合わせる。基材としては、エポキシ樹脂やフェノ
ール樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂をガラス布や紙で強
化した積層板用基材、金属ベース配線板や金属芯配線板
用のアルミや鉄板、フレキシブル配線板用のポリイミド
やポリエステルフィルム基材等が使用可能である。この
後、配線模様の形成に用いた金属をエッチングせずに、
銅をエッチングすることのできるエッチング剤で、異種
金属で被覆されていない部分の銅を除去する。以上で配
線板が製造できる。
【0008】なお貫通穴が必要な場合は、上記のエッチ
ングの前に穴あけを行えばよいが、エッチング後に行う
ことも可能である。
【0009】また、積層板等で貫通穴の壁面を金属化
し、表面と裏面の配線を接続する必要のある場合は、め
っき触媒入りの積層板用基材を予め用いておく必要があ
る。このものに穴あけ後、無電解銅めっきを行うことに
より要求を満たすことができる。
【0010】なお、必要に応じて異種金属は、配線形成
後、異種金属を溶解する液で剥離される場合と、そのま
ま残される場合がある。
【0011】
【作用】本発明の場合、基材を持ち込むことなく、銅箔
表面上に配線模様を形成できるため、基材の粉が飛散す
ることもなく配線模様を形成する環境を比較的クリーン
に保ちやすい。
【0012】
【実施例】実施例を図1に従って説明する。図1(a)
に示すように、〜(b)35μm厚さの配線板用の銅箔
1の表面に、フォトレジストを用いて配線模様を形成し
た。このものに電気めっきで厚さ0.5μmの厚さのニ
ッケルを付着させた。この後フォトレジストを剥離し、
ニッケルによる配線模様2の形成された銅箔を得た。図
1(c)に示すように、このものをエポキシ基材と積層
し、加熱加圧接着した。図1(d)に示すように、アル
カリエッチャントを用い、工程(c)で得られた基板4
の銅露出部をエッチング除去し、配線板6を得た。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によっ
て、配線模様に欠陥の少ない配線板の製造法を提供でき
る。また、エッチング工程と配線模様形成工程を全く分
離でき、それぞれの工程で自動化を進めることができる
ため、生産性が向上する。
【0014】また、フレキシブル配線板等の場合、配線
模様を形成した銅箔と基材フィルムを接着しながら、連
続的に次工程のエッチングを行うことができ、特に生産
性の向上効果が大きい。また、基材が金属を含む金属ベ
ース配線板や金属芯配線板の場合、配線形成のための焼
付けにおいて、焼付け機の露光面を傷つけることがある
が、本法によれば、そのような問題がなくなる。また、
異種金属にニッケルを用いた場合、ニッケルを残したま
まにして金めっきの下地として使用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の一実施例の各工程
を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1.銅箔 2.異種金属で形成した配線模様 3.基材 4.異種金属で配線模様を形成した銅箔を基材に接着し
た基板 5.配線 6.配線板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−5397(JP,A) 特開 昭60−123090(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/00 - 3/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の工程を含むことを特徴とする配線板
    の製造法。 (1)銅箔の片面に異種の金属で配線模様を形成する工
    程 (2)銅箔の配線模様を形成した面と逆の面を基材と接
    着する工程 (3)銅に対してはエッチング性を持ち、異種の金属に
    対してはエッチング性を持たないエッチング剤にて、配
    線模様を形成した銅箔を接着した基材表面の銅部分をエ
    ッチング除去し配線を形成する工程
  2. 【請求項2】異種の金属がニッケル、錫、鉛、又はその
    合金であることを特徴とする請求項1に記載の配線板の
    製造法。
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