JPH0720168Y2 - 修景用護岸ブロック - Google Patents
修景用護岸ブロックInfo
- Publication number
- JPH0720168Y2 JPH0720168Y2 JP1989147645U JP14764589U JPH0720168Y2 JP H0720168 Y2 JPH0720168 Y2 JP H0720168Y2 JP 1989147645 U JP1989147645 U JP 1989147645U JP 14764589 U JP14764589 U JP 14764589U JP H0720168 Y2 JPH0720168 Y2 JP H0720168Y2
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- concrete
- revetment
- block
- frame
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は修景用護岸ブロックに係るものである。
(従来の技術) 従来の護岸工法は、コンクリート製法枠に囲繞された法
面に、土または種子を混入した土を充填して、法面を植
生していた。
面に、土または種子を混入した土を充填して、法面を植
生していた。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の工法によれば、植生間の空隙にコンクリート
面が露出し、違和感を生じ、景観を損ない、人工的で自
然の護岸の味わいがない。
面が露出し、違和感を生じ、景観を損ない、人工的で自
然の護岸の味わいがない。
またコンクリートの粗度が小さいので、コンクリート面
を水が急速に流れ、土に衝突することによって土砂が流
失し易く、更に転石等によってコンクリートの摩耗、破
損が生起する。
を水が急速に流れ、土に衝突することによって土砂が流
失し易く、更に転石等によってコンクリートの摩耗、破
損が生起する。
更にまたコンクリートは日照による熱の伝導率が高く、
法枠内の土が乾燥し、温度上昇によって植物が枯死する
等の悪影響があった。
法枠内の土が乾燥し、温度上昇によって植物が枯死する
等の悪影響があった。
本考案は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、簡単な構成で自然の景
観を損なうことなく、自然に近く、しかも強固な護岸を
構築できる修景用の護岸ブロックを提供する点にある。
たもので、その目的とする処は、簡単な構成で自然の景
観を損なうことなく、自然に近く、しかも強固な護岸を
構築できる修景用の護岸ブロックを提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案に係る修景用コンク
リートブロックは、方形状の中空枠体コンクリートブロ
ックの各枠片の上端面に、自然石をコンクリート面より
突出するように一体成形し、前記枠体コンクリートブロ
ックの外側面に間隔保持用突起を配設して構成されてい
る。
リートブロックは、方形状の中空枠体コンクリートブロ
ックの各枠片の上端面に、自然石をコンクリート面より
突出するように一体成形し、前記枠体コンクリートブロ
ックの外側面に間隔保持用突起を配設して構成されてい
る。
(作用) 本考案に係る修景用護岸ブロックは前記したように、方
形状の枠体コンクリートブロックの各枠片の上端面に、
自然石をコンクリート面より突出するように一体成形し
て構成されているので、同ブロックを法面に縦横に敷設
し、同各護岸ブロックの主体を構成する方形状の枠体コ
ンクリート内に、同枠体における枠片の上面より突設さ
れた自然石の上端部まで土、また種子を混入した土を充
填して、護岸の表面を植生することによって、表面が植
物と自然石とだけで覆われたコンクリートが表面に露出
することのない護岸全体が自然の景観を呈する護岸を構
築することができる。
形状の枠体コンクリートブロックの各枠片の上端面に、
自然石をコンクリート面より突出するように一体成形し
て構成されているので、同ブロックを法面に縦横に敷設
し、同各護岸ブロックの主体を構成する方形状の枠体コ
ンクリート内に、同枠体における枠片の上面より突設さ
れた自然石の上端部まで土、また種子を混入した土を充
填して、護岸の表面を植生することによって、表面が植
物と自然石とだけで覆われたコンクリートが表面に露出
することのない護岸全体が自然の景観を呈する護岸を構
築することができる。
かくして構成された護岸表面に配設された本考案に係る
方形状枠体コンクリート護岸ブロックの枠片上端面の自
然石は、表面粗度がコンクリートよりも大きいので、ブ
ロック周辺の土の洗堀が少なく、ブロック内の土の流失
が少ない。
方形状枠体コンクリート護岸ブロックの枠片上端面の自
然石は、表面粗度がコンクリートよりも大きいので、ブ
ロック周辺の土の洗堀が少なく、ブロック内の土の流失
が少ない。
また前記護岸ブロックは枠状に形成されているので流水
に対して内部揚力が軽減され、安定性が向上される。
に対して内部揚力が軽減され、安定性が向上される。
更に護岸表面に出ている前記自然石はコンクリートに比
して、日照による熱の伝導率が低く、植物に対する悪影
響が防止され、植物が繁茂し易く、土の表面を早く覆う
ので土の吸出しを抑止することができる。
して、日照による熱の伝導率が低く、植物に対する悪影
響が防止され、植物が繁茂し易く、土の表面を早く覆う
ので土の吸出しを抑止することができる。
更にまた護岸表面が自然石で覆われているので、転石等
による摩耗に強く、耐久性が大である。
による摩耗に強く、耐久性が大である。
また前記方形状の枠体コンクリートブロックの外側面に
間隔保持用突起が配設されているので、前記ブロックを
護岸表面に敷設した際、同ブロック外側面の間隔保持用
突起によって相隣るブロック間に目地部が形成され、同
目地部にモルタルを充填することによって前記各ブロッ
クが確固と結合される。
間隔保持用突起が配設されているので、前記ブロックを
護岸表面に敷設した際、同ブロック外側面の間隔保持用
突起によって相隣るブロック間に目地部が形成され、同
目地部にモルタルを充填することによって前記各ブロッ
クが確固と結合される。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
(A)は護岸ブロックで、方形状の枠体コンクリート
(1)の各枠片の上端面に、自然石(2)をコンクリー
ト面より突出するように一体成形して構成されている。
(1)の各枠片の上端面に、自然石(2)をコンクリー
ト面より突出するように一体成形して構成されている。
図中(3)は前記枠体コンクリート(1)の外側面及び
背面に突設された間隔保持用突起で、前記護岸ブロック
(A)を敷設した際、相隣る同ブロック(A)間に同突
起(3)を介して目地部を形成するようにしたものであ
る。
背面に突設された間隔保持用突起で、前記護岸ブロック
(A)を敷設した際、相隣る同ブロック(A)間に同突
起(3)を介して目地部を形成するようにしたものであ
る。
第7図及び第8図は前記護岸ブロック(A)によって構
築された護岸を示し前記護岸ブロック(A)を護岸法面
に縦横に敷設し、相隣る同護岸ブロック(A)間に前記
間隔保持用突起(3)を介して形成された目地部にモル
タルを注入して、前記各ブロック(A)を一体的に結合
するとともに、同各ブロック(A)における枠体コンク
リート(1)内に、前記自然石(2)の上端部まで土、
または種子を混入した土(4)を充填して護岸を構築
し、同護岸の表面を植物(B)で被覆するものである。
築された護岸を示し前記護岸ブロック(A)を護岸法面
に縦横に敷設し、相隣る同護岸ブロック(A)間に前記
間隔保持用突起(3)を介して形成された目地部にモル
タルを注入して、前記各ブロック(A)を一体的に結合
するとともに、同各ブロック(A)における枠体コンク
リート(1)内に、前記自然石(2)の上端部まで土、
または種子を混入した土(4)を充填して護岸を構築
し、同護岸の表面を植物(B)で被覆するものである。
なお前記構築ブロック(A)の下面には織布または不織
布を敷設して、護岸の吸い出しを防止するものである。
布を敷設して、護岸の吸い出しを防止するものである。
(考案の効果) 本考案に係る護岸ブロックは前記したように、方形状の
枠体コンクリートブロック各枠片の上端面に自然石をコ
ンクリート面より突出するように一体成形して構成され
ているので、本考案に係る護岸ブロックを法面を縦横に
敷設し、前記自然石の上端部まで土、または種子を混入
した土を充填することによって、表面が自然石と植物と
によって覆われ、コンクリートが表面に露出することの
ない美しい自然に近い護岸を構成することができる。
枠体コンクリートブロック各枠片の上端面に自然石をコ
ンクリート面より突出するように一体成形して構成され
ているので、本考案に係る護岸ブロックを法面を縦横に
敷設し、前記自然石の上端部まで土、または種子を混入
した土を充填することによって、表面が自然石と植物と
によって覆われ、コンクリートが表面に露出することの
ない美しい自然に近い護岸を構成することができる。
また本考案に係る護岸ブロックによって構築された護岸
は、枠体コンクリートの枠片表面に自然石が配置されて
いるので、表面粗度がコンクリートよりも大で、周辺の
土の洗堀を少なくし、内部の土の流失が少ない。また前
記ブロックは枠体に形成されているので内部揚力が軽減
されるので護岸の機能が発揮される。
は、枠体コンクリートの枠片表面に自然石が配置されて
いるので、表面粗度がコンクリートよりも大で、周辺の
土の洗堀を少なくし、内部の土の流失が少ない。また前
記ブロックは枠体に形成されているので内部揚力が軽減
されるので護岸の機能が発揮される。
更に護岸表面に出ている枠体コンクリートブロックの枠
片上端面の自然石はコンクリートに比して、日照による
熱の伝導率が低いので、植物に対する悪影響が少なく、
植物が繁茂しやすく、土の表面を早く植物が覆うので、
土の吸出しを抑制しうるものであり、また表面がコンク
リートより強度の大きい自然石で覆われていることによ
って、転石等による摩耗に強く、耐久性が大である。
片上端面の自然石はコンクリートに比して、日照による
熱の伝導率が低いので、植物に対する悪影響が少なく、
植物が繁茂しやすく、土の表面を早く植物が覆うので、
土の吸出しを抑制しうるものであり、また表面がコンク
リートより強度の大きい自然石で覆われていることによ
って、転石等による摩耗に強く、耐久性が大である。
また前記方形状の枠体コンクリートブロックの外側面に
間隔保持用突起が配設されているので、前記ブロックを
護岸表面に敷設した際、同ブロック外側面の間隔保持用
突起によって相隣る同ブロック間に目地部が形成され、
同目地部にモルタルを充填することによって前記各ブロ
ックが確固と結合される。
間隔保持用突起が配設されているので、前記ブロックを
護岸表面に敷設した際、同ブロック外側面の間隔保持用
突起によって相隣る同ブロック間に目地部が形成され、
同目地部にモルタルを充填することによって前記各ブロ
ックが確固と結合される。
第1図は本考案に係る修景用護岸ブロックの一実施例を
示す斜視図、第2図はその平面図、第3図はその正面
図、第4図はその底面図、第5図はその背面図、第6図
はその側面図、第7図は前記護岸ブロックによって構築
された護岸を示す平面図、第8図は第7図の矢視VIII-V
III図である。 (1)……枠体コンクリート、(2)……自然石、
(3)……間隔保持用突起。
示す斜視図、第2図はその平面図、第3図はその正面
図、第4図はその底面図、第5図はその背面図、第6図
はその側面図、第7図は前記護岸ブロックによって構築
された護岸を示す平面図、第8図は第7図の矢視VIII-V
III図である。 (1)……枠体コンクリート、(2)……自然石、
(3)……間隔保持用突起。
Claims (1)
- 【請求項1】方形状の中空枠体コンクリートブロックの
各枠片の上端面に、自然石をコンクリート面より突出す
るように一体成形し、前記枠体コンクリートブロックの
外側面に間隔保持用突起を配設してなることを特徴とす
る修景用護岸ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989147645U JPH0720168Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 修景用護岸ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989147645U JPH0720168Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 修景用護岸ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386124U JPH0386124U (ja) | 1991-08-30 |
JPH0720168Y2 true JPH0720168Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31694150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989147645U Expired - Fee Related JPH0720168Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 修景用護岸ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720168Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7148340B2 (ja) * | 2018-09-25 | 2022-10-05 | 和 熊谷 | 階段コンクリートブロック付きマット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611980B2 (ja) * | 1987-09-24 | 1994-02-16 | 株式会社大林組 | 自然石を用いた護岸の施工方法 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1989147645U patent/JPH0720168Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0386124U (ja) | 1991-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |