JPH0738357Y2 - 護岸構造 - Google Patents

護岸構造

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JPH0738357Y2
JPH0738357Y2 JP1990067198U JP6719890U JPH0738357Y2 JP H0738357 Y2 JPH0738357 Y2 JP H0738357Y2 JP 1990067198 U JP1990067198 U JP 1990067198U JP 6719890 U JP6719890 U JP 6719890U JP H0738357 Y2 JPH0738357 Y2 JP H0738357Y2
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昌司 行本
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昌司 行本
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は護岸構造に係るものである。
(従来の技術) 従来、洪水時の堤体を保護するため、同護岸の表面をコ
ンクリートで被覆したり、堤体の表面を植栽で被覆した
り、或いはまた堤体に配設した法枠の内部に土砂を充填
して表面を植栽していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら護岸の表面をコンクリート等で被覆するこ
とは著しく景観を損ね、また堤体の表面を植栽で被覆す
る場合は、土砂のゆるみ等によって表面の植物が流失し
て被災することがあった。更にまた法枠の内部に土砂を
充填して表面に植栽した場合、洪水時における土砂の吸
出しや、土砂のゆるみによって表面の植栽が流失し、法
枠本体が被災することがあった。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る護岸構造は、前記従来技術の有する問題点
を解決するために提案されたもので、各頂面に自然石を
列設するとともに、同各自然石の下半部を埋設したコン
クリート枠片によって区画された方形枠の空窩を横断す
る水平網状片を、前記各コンクリート枠片の内周面間に
張設してなるコンクリート法枠ブロックを、法面に縦横
に敷設するとともに、同各法枠ブロック内空窩に土砂を
填装するとともに、植物を植栽して構成されている。
(作用) 本考案に係る護岸構造によれば前記したように、法面に
縦横に敷設されるコンクリート法枠ブロックは、各頂面
に自然石を列設するとともに、同各自然石の下半部を埋
設したコンクリート枠片によって区劃された方形枠の空
窩を横断する水平網状片を前記各枠片の内周面間に張設
するとともに、前記空窩に土砂を填装して植物を植栽し
たので植物の根が前記枠片内に張設された水平網状片に
搦み、法枠ブロックと植栽とが一体となった剛強な護岸
が構成される。
更に前記法枠ブロックのコンクリート枠片の内周面間に
張設された水平網状片と、植栽した植物とが一体となっ
ているので、洪水時にも植栽が流失せず、内部の吸出し
や流失がなく、また萬一、表面の植栽が流失しても前記
コンクリート枠片の内周面に張設された水平網状片によ
って土砂の流失が防止され、被災が最小限に食い止めら
れる。
また前記法枠ブロックのコンクリート枠片表面に自然石
が列設され、同各自然石の下半部がコンクリート枠片に
埋設されているので、法枠ブロックの表面にコンクリー
トが露出することなく自然石が突出していて、この自然
石の突出部は前記法枠ブロックのコンクリート枠片内の
土砂及び植栽とマッチした自然の景観を呈し、コンクリ
ート法枠ブロックによって自然の景観を損なうことがな
い。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する。
第1図乃至第5図及び第7図は護岸法枠ブロック(A)
の実施例を示し、コンクリート枠片(1)の頂面に自然
石(a)が列設され且つ同自然石の下半部が埋設された
方形の枠片(1)の内周面に亘って、同枠片(1)内に
形成された空窩を横断する水平網状片(2)を張設して
構成されている。
図中(3)は前記枠片(1)の隅角部に形成された面取
部、及び枠片(1)の一辺の中央に突設された吊上げ兼
連結鉄筋である。
前記のように構成された護岸法枠ブロック(A)は第6
図及び第8図に示すように、法面に縦横に敷設されると
ともに、相隣る前記法枠ブロック(A)の吊上げ兼連結
鉄筋(3)が相互に結合され、前記各法枠ブロック
(A)内に植物(4)が植栽され、護岸が構築される。
図中(5)は法枠ブロック内に填装された土砂、(6)
は相隣る法枠ブロック(A)間に填装されたモルタル、
(A′)は表面に自然石を配した護岸ブロック、(7)
は不織布または織布である。
従って前記各法枠ブロック(A)に植栽された植物
(4)の根(4a)が、同ブロック(A)の内部に配設さ
れた水平網状片(2)に搦み、護岸表面の植物(4)と
護岸法枠ブロック(A)とが一体化された強固な護岸が
構築される。
このように前記植物(4)は前記法枠ブロック(A)内
部の水平網状片(2)と一体化されているので、洪水時
においても植物(4)は流失することがなく、前記法枠
ブロック(A)内部の土砂の吸出しや流失が生起するこ
とがない。また萬一、護岸表面の植物(4)が流失して
も、前記枠片(1)内部の水平網状片(2)によって土
砂の流亡が防止され、被災が最小限にくい止められる。
(考案の効果) 本考案に係る護岸構造に使用される法枠ブロックは前記
したように、枠状片の内周面間に亘って、同枠状片内に
形成された空窩を横断する水平網状片を張設して形成さ
れているので、前記枠状片内部を植栽することによっ
て、前記枠状片の表面に自然石が列設埋設されたことと
相俟って自然護岸を築造することができ護岸表面をコン
クリートで被覆した従来の護岸のように自然の景観を損
なうことがない。
また本考案に係る護岸構造に使用される法枠ブロック内
に植栽した植物の根が、前記枠状片の内周面間に張設さ
れた水平網状片に搦むことによって、前記植物と法枠ブ
ロックとが一体化した強固な護岸が構築され、洪水時に
おいても植物が流失することがなく、また法枠ブロック
内部の土砂の吸い出しや流失が防止される。更にまた萬
一護岸表面の植物が流失しても枠状片内部の水平網状片
によって土砂の流亡が防止され、被災が最小限にくい止
められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る護岸構造に使用される法枠ブロッ
クの一実施例を示す平面図、第2図はその側面図、第3
図はその正面図、第4図及び第5図は夫々第1図の矢視
IV−IV図、並に矢視V−V図、第6図はその使用状態を
示す縦断面図、第7図は護岸法枠ブロックの斜視図、第
8図はその構築状態を示す部分斜視図である。 (A)…護岸法枠ブロック、(1)…枠片、(2)…水
平網状片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各頂面に自然石を列設するとともに、同各
    自然石の下半部を埋設したコンクリート枠片によって区
    画された方形枠の空窩を横断する水平網状片を、前記各
    コンクリート枠片の内周面間に張設してなるコンクリー
    ト法枠ブロックを、法面に縦横に敷設するとともに、同
    各法枠ブロック内空窩に土砂を填装するとともに、植物
    を植栽してなることを特徴とする護岸構造。
JP1990067198U 1990-06-27 1990-06-27 護岸構造 Expired - Fee Related JPH0738357Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824008A (ja) * 1981-08-06 1983-02-12 Jiyuuichirou Hanamoto 汀ブロックによる植生護岸工法
JPH0611980B2 (ja) * 1987-09-24 1994-02-16 株式会社大林組 自然石を用いた護岸の施工方法

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JPH0426217U (ja) 1992-03-02

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