JPH07201044A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH07201044A
JPH07201044A JP5355379A JP35537993A JPH07201044A JP H07201044 A JPH07201044 A JP H07201044A JP 5355379 A JP5355379 A JP 5355379A JP 35537993 A JP35537993 A JP 35537993A JP H07201044 A JPH07201044 A JP H07201044A
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lens
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beam splitter
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Hirotoshi Fujisawa
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • GPHYSICS
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズを含む光学部品を合理的に配置す
ることによって装置全体の小型化を図るとともに光学部
品の調整操作を容易としかつ耐久性の向上を図る。 【構成】 光学系を構成する光源80、反射ミラー8
4、ビームスプリッタ82、光検出器98とをベース部
材79上に組み付け支持し、ビームスプリッタ82と光
検出器98との間に配設されて反射レーザ光の形状を整
形するマルチレンズ85を、光源80とベームスプリッ
タ82との間に構成される第1の光路を跨いでビームス
プリッタ82と光検出器98との間に構成される第2の
光路に沿ってベース部材79上に移動自在に支持された
マルチレンズホルダ100に組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光磁気デ
ィスク等の円盤状の光学記録媒体(以下光ディスクとい
う。)の信号記録領域に記録された情報信号を再生し、
或いは記録する光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記録及び/又は再生装置(以
下単に記録再生装置という。)に使用される光学記録媒
体として、直径が64mmで楽音信号で約74分の情報
信号の記録を可能とした光ディスクが用いられている。
この光ディスク1は、図15及び図16に示すように、
保管時等の非使用時における保護を図り、取り扱いの簡
便性を達成することを目的に、合成樹脂材料をモールド
成形して方形状に形成された上ハーフ3と下ハーフ4と
を立上り周壁を互いに突き合わせて結合して構成したカ
ートリッジ本体5内に、回転自在に収納されている。
【0003】カートリッジ本体5には、下ハーフ4側
に、このディスクカートリッジ2を記録再生装置に装填
した際に、収納された光ディスク1を回転駆動するディ
スク回転駆動機構のディスクテープルが進入するディス
クテーブル進入用開口部6が開設されている。このディ
スクテーブル進入用開口部6は、図16に示すように、
具体的にはカートリッジ本体4内に収納された光ディス
ク1のセンタ穴を覆って取り付けられたディスククラン
プ用の磁性板としての金属板7を含む光ディスク1の中
央部分を外方に臨ませるように形成されている。
【0004】また、カートリッジ本体5の上下面、すな
わち上下ハーフ3,4には、少なくともここに収納され
た光ディスク1の信号記録領域の一部を径方向に亘って
外方に臨ませるとともに情報信号記録及び/又は再生手
段としての光ピックアップ装置を臨ませる情報信号記録
再生用開口部8,9が開設されている。これら情報信号
記録再生用開口部8,9は、図15及び図16に示すよ
うに、ディスクテーブル進入用開口部6に近接する位置
からカートリッジ本体5の前端面側に亘ってカートリッ
ジ本体5の左右方向の略中央部に位置して方形状に形成
されている。
【0005】情報信号記録再生用開口部8,9は、カー
トリッジ本体5の前端面側から嵌合配設された断面コ字
状のシャッタ10により開閉される。すなわち、このデ
ィスクカートリッジ2の非使用時には、情報信号記録再
生用開口部8,9は、シャッタ10により閉塞される。
このシャッタ10は、情報信号記録再生用開口部8,9
を閉塞した位置にあるとき、カートリッジ本体2内に配
設されたロック部材によってロックされ、開口部閉塞位
置に保持される。
【0006】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ2は、図15に示すように、直径(R)が64mm
の光ディスク1を収納するに足る大きさに形成されてい
る。具体的には、このディスクカートリッジ2は、シャ
ッタ10が情報信号記録再生用開口部8,9を開閉する
方向に移動する方向の幅(W1 )を68mmとし、シャ
ッタ10の移動する方向と直交する方向の幅(W2 )を
72mmとし、厚さ(D)を5mmとして形成されてい
る。
【0007】また、カートリッジ本体5に形成される情
報信号記録再生用開口部8,9は、図16に示すよう
に、光ディスク1の径方向に亘る長さ(L1 )が24m
mとし、幅(W3 )が17mmとして形成されている。
このような小型のディスクカートリッジ2を記録媒体に
用いることによって、記録再生装置自体の小型化をも図
ることができる。
【0008】ところで、光ディスクを記録媒体に用いる
記録再生装置には、半導体レーザ等の光源から出射され
た入射レーザ光を光ディスク1の信号記録領域に集光し
て照射するとともに、この光ディスク1からの戻りレー
ザ光を検出することによって、光ディスク1に情報信号
を記録し、或いは光ディスク1に記録された情報信号を
再生する光ピックアップ装置が設けられている。この光
ピックアップ装置は、光ディスク1に照射される入射レ
ーザ光を出射する光源としての半導体レーザ、光ディス
ク1からの戻りレーザ光を検出する光検出器、半導体レ
ーザから出射された入射レーザ光と光ディスク1からの
戻りレーザ光を分離するビームスプリッタ等の光学部品
からなる光学系ブロックと、光源から出射された入射レ
ーザ光を光ディスク1の信号記録領域に集束させるとと
もに光ディスクの記録トラックに入射レーザ光を追従さ
せる対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置とから構成
されている。
【0009】従来の記録再生装置に用いられる光ピック
アップ装置を構成する対物レンズ駆動装置は、図17に
示すように、磁気回路部を構成するベース部材11と、
このベース部材11上に片持ち支持されて取り付けられ
るボビン支持体12と、対物レンズ13が取り付けられ
て前記ボビン支持体12に支持されるボビン14とから
構成されている。
【0010】ベース部材11には、基端部15の両側に
位置してボビン支持体12の基端側に設けられた固定部
24を支持する一対の支持ピン16,17が植立されて
いる。これら支持ピン16,17が植立された基端側に
対向するベース部材11の先端側の両側には、コ字状を
なすように立ち上り形成された一対のヨーク18,19
が設けられている。これらヨーク18,19を構成する
一方の片18a,19aの内側面には、それぞれマグネ
ット20,21が取り付けられている。
【0011】また、ボビン支持体12は、合成樹脂材料
をモールド成形して形成されてなるものであって、基端
側に支持ピン16,17がそれぞれ挿通されるピン挿通
孔22,23を穿設した固定部24を有する。この固定
部24の一側面からは、一対の平行支持アーム25,2
6が延長されている。これら平行支持アーム25,26
の先端側は、連結片28により連結されている。そし
て、一対の平行支持アーム25,26の固定部24への
連結部側及び連結片28への連結部側には、薄肉となさ
れたフォーカシング方向変位部27,27及び29,2
9が幅方向に亘って平行に形成されている。
【0012】このようにフォーカシング方向変位部2
7,27及び29,29を形成することにより、一対の
平行支持アーム25,26は、固定部24を支持する支
持ピン16,17の軸方向に平行に変位可能とされてい
る。さらに、連結片27の先端面側には、固定部24を
支持する支持ピン16,17の軸方向と平行に形成され
た薄肉のトラッキング方向変位部31を介してボビン取
付け部32が設けられている。
【0013】このボビン取付け部32には、筒状に形成
されたボビン14が取り付けられている。このボビン1
4には、一端側に対物レンズ13を取り付けるためのレ
ンズ取付け部33が一体に設けられている。そして、対
物レンズ13は、レンズ取付け部33に形成された嵌合
穴に嵌合配設されるレンズホルダを介してこのレンズ取
付け部33に取付けられる。また、ボビン14の他端側
から中央部に亘って一対の平行支持アーム25,26が
延在するコ字状の切欠き部34が形成されている。この
切欠き部34の内方側の側面には、ボビン支持体12の
先端側に設けたボビン取付け部32が嵌合する嵌合凹部
35が形成されている。上記切欠き部34の開口端側に
は、レンズ取付け部33に取り付けられる対物レンズ1
3との重量バランスを維持するための重り36が取り付
けられる。
【0014】また、ボビン14の相対向する両側部に
は、凹部として形成されたコイル取付け部37,38が
設けられている。そして、これらコイル取付け部37、
38には、方形の筒状に巻回されたフォーカシングコイ
ル39,40がそれぞれ嵌合するように取り付けられて
いる。これらフォーカシングコイル39,40の外側面
側には、平板な矩形状に巻回されたトラッキングコイル
41,42が一対ずつ取り付けられている。
【0015】そして、レンズホルダを介してボビン取付
け部32に対物レンズ13を取り付けたボビン14は、
切欠き部34の内方側の側面に形成した嵌合凹部35
に、一対の平行支持アーム25,26の先端側に設けた
ボビン取付け部32を嵌合することによって、ボビン支
持体12に支持される。このボビン14を支持したボビ
ン支持体12が、固定部24に穿設したピン挿通孔2
2,23を支持ピン16,17に挿通させてベース部材
11上に取り付けられることにより対物レンズ駆動装置
が構成される。このとき、一方の片18a、19aに取
り付けたマグネット20、21は、ベース部材11に設
けたヨーク18,19の他方の片18b,19bがボビ
ン14に取付けられた筒状をなすフォーカシングコイル
39,40に挿通されることによって、フォーカシング
コイル39,40及びトラッキングコイル41,42に
対向させられる。
【0016】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置においては、フォーカシングコイル39,40にフォ
ーカスエラー信号に応じた駆動電流が供給されると、マ
グネット20,21の磁束と共働して、対物レンズ13
の光軸と平行な方向のフォーカシング方向の駆動力が発
生する。この駆動力により、一対の平行支持アーム2
5,26がフォーカシング方向変位部27,27及び2
9,29を変位点として、図17中矢印F方向のフォー
カシング方向に弾性変位される。これによって、一対の
平行支持アーム25,26の先端側に支持されたボビン
14に取り付けられた対物レンズ13は同フォーカシン
グ方向に変位させられて光ディスク1に対するフォーカ
シングが行われる。
【0017】また、トラッキングコイル41,42にト
ラッキングエラー信号に応じた駆動電流が供給される
と、マグネット20,21の磁束と共働して、対物レン
ズ13の光軸と直交する方向のトラッキング方向に駆動
力が発生する。この駆動力により、一対の平行支持アー
ム25,26の先端側に支持されたボビン14は、トラ
ッキング方向変位部31を変位点として図17中矢印T
方向のトラッキング方向に変位される。そして、対物レ
ンズ13が光軸と直交する方向である光ディスク1の径
方向のトラッキング方向に変位されることによって、光
ディスク1の記録トラックにレーザ光が追従するように
制御されるトラッキング制御が行われる。
【0018】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置には、図20に示す上記対物レンズ13を含む光学部
品からなる無限光学系を構成する光学ブロックが組み合
わされて光ピックアップ装置が構成される。この無限光
学系は、同一の光軸上に配設されたレーザ光を出射する
半導体レーザ44と、出射されたレーザ光の成分を分光
する回析レンズであるグレーティング45と、レーザ光
の一部を分光するビームスプリッタ46と、このビーム
スプリッタ46を通過したレーザ光を平行光線化するコ
リメータレンズ47及び光軸に対して45度の角度を以
って配設されることによってレーザ光を90度折り曲げ
て対物レンズ13に入射させる反射ミラー48からなる
光学部品によって第1の光路を構成している。
【0019】また、無限光学系は、上述した第1の光路
と直交する光軸上にビームスプリッタ46と対向して配
設されたマルチレンズ49と、このマルチレンズ49を
通過した反射レーザ光が入射されるフォトディテクタか
らなる光検出器30によって第2の光路を構成してい
る。したがって、対物レンズ13を介して光ディスク1
の信号記録領域に照射されたレーザ光は、この光ディス
ク1に反射されて対物レンズ13へと入射され、さらに
反射ミラー48によって90度折り曲げられてコリメー
タレンズ47を介してビームスプリッタ46へと入射さ
れる。
【0020】さらに、反射レーザ光は、このビームスプ
リッタ46において90度折り曲げられて側方へと分光
され、マルチレンズ49に入射される。マルチレンズ4
9は、光検出器30の感度、精度の向上を図るため反射
レーザ光を整形してこの反射レーザ光を光検出器30へ
と入射する。このマルチレンズ49は、第2の光路の光
軸に沿って調動自在なマルチレンズホルダ49Aに支持
されており、このマルチレンズホルダ49Aを調動操作
することによって、反射レーザ光を最適な状態で光検出
器30へと入射させる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来用いら
れている対物レンズ駆動装置は、上述したようにボビン
支持体12の基端側に設けた固定部15をベース部材1
1に支持させ、この固定部15から延長された一対の平
行支持アーム25,26の先端側に設けたボビン取付け
部32を介して対物レンズ13を取り付けたボビン14
を支持させている。そして、ボビン14に取り付けられ
た対物レンズ13を、ボビン14に取り付けられたフォ
ーカシングコイル39,40及びトラッキングコイル4
1,42とともに対物レンズ13の光軸と平行な方向及
び光軸と直交する方向とに駆動変位させる駆動力を発生
させるヨーク18,19及びマグネット20,21から
なる磁気回路部は、ベース部材11への固定部15と対
物レンズ13との間に配置された構成となされている。
そのため、ボビン14を支持する一対の平行支持アーム
25,26が長尺となり、固定部15からボビン14の
先端までの長さも大きくなり、対物レンズ駆動装置自体
も大型化してしまっている。
【0022】したがって、このような対物レンズ駆動装
置を、上述した直径が64mmの光ディスク1を収納し
たディスクカートリッジ2を記録媒体に用いる記録再生
装置に適用すると、図18に示すように、対物レンズ1
3を含むボビン14の一部のみがカートリッジ本体5に
設けた情報信号記録再生用開口部8,9に臨み、他の部
分はカートリッジ本体5の下面側に延在した状態に配置
された構成となる。
【0023】そのため、対物レンズ駆動装置は、対物レ
ンズ13が光軸方向へと変位させられたとき、ボビン1
4やボビン支持体12が情報信号記録再生用開口部9の
周縁等のカートリッジ本体5に接触しないようにするた
め、記録再生装置に装着されるディスクカートリッジ2
の下面から遠く離れた位置に配置される必要がある。
【0024】このように対物レンズ駆動装置をディスク
カートリッジ2から遠く離れた位置に配置すると、光デ
ィスク1の信号記録領域に光束の焦点を結ばせる対物レ
ンズ13の焦点距離も大きくなる。その結果、対物レン
ズ13が一層大型化し、この対物レンズ13を備える対
物レンズ駆動装置の一層の大型化を招いてしまってい
る。したがって、この対物レンズ駆動装置を用いる記録
再生装置の小型化を実現することは極めて困難となる。
【0025】そこで、対物レンズ13の端面から光ディ
スク1の信号記録領域までの距離である差動距離を小さ
くして、焦点距離が短く小型の対物レンズ13の採用を
可能とすることによって小型化を図った対物レンズ駆動
装置が提案されている。この対物レンズ駆動装置は、図
19に示すように、ボビン14の一端側の上面からレン
ズ支持片43を突設し、このレンズ支持片43上にレン
ズ取付け部33を設け、このレンズ取付け部33を介し
て対物レンズ13を取り付けるようにして構成されてい
る。このように構成することにより、対物レンズ13は
ディスクカートリッジ2の情報信号記録再生用開口部
8,9内に臨ませられるため光ディスク1に近接させる
ことができる。したがって、対物レンズ駆動装置は、対
物レンズ13と光ディスク1との間の差動距離が小なら
しめられ、小型の対物レンズ13を用いることによって
さらに小型化が図られる。
【0026】しかしながら、このように対物レンズ13
の小型化を図り対物レンズ駆動装置の小型化を実現して
も、対物レンズ13以外の部分がカートリッジ本体5の
下面側に延在した状態に配置された構成であるため、こ
の対物レンズ駆動装置を備えた記録再生装置は、全体と
して小型化が実現されていない。
【0027】さらに、レンズ支持片43を介して対物レ
ンズ13を取り付けるようにした対物レンズ駆動装置に
あっては、経年変化によりレンズ支持片43や平行支持
アーム25,26の変形が著しくなる。そのため、対物
レンズ13は、その光軸が傾いてしまって、光ディスク
1に対して高精度に光軸を垂直に維持できなくなってし
まうという問題点があった。
【0028】また、上述した対物レンズ駆動装置は、対
物レンズ13のみを光ディスク1に近づけるようにボビ
ン14から突出させているため、対物レンズ13が駆動
力を発生する磁気回路部から離間した位置に配設される
ことになり、この対物レンズ13を、フォーカスエラー
信号及びトラッキングエラー信号に応じた駆動力に応答
性良く変位させることが困難となる。
【0029】その結果、記録再生装置は、対物レンズ1
3のフォーカス制御及びトラッキング制御を正確に行う
ことができなくなり、良好な記録再生特性をもって情報
信号の記録及び/又は再生が行い得なくなる虞れがある
といった問題点があった。
【0030】さらにまた、上述した対物レンズ駆動装置
に無限光学系を構成する光ブロックを組み合わせた光ピ
ックアップ装置においては、ビーム径が大きいため、大
型のビームスプリッタ46が用いられるため装置全体も
大型化してしまう。また、光路長も長いためやや大型の
マルチレンズホルダ49Aを用いることができ、マルチ
レンズ49をしっかりと保持することができるが、この
ために装置全体が一層大型化してしまうといった問題点
があった。
【0031】したがって、本発明は、小型化された対物
レンズを含む光学部品を合理的に配置することによって
装置全体の一層の小型化を実現した光ピックアップ装置
を提供することを目的に提案されたものである。
【0032】また、本発明は、光学部品の調整動作を容
易としかつ経時変化に対して耐久性を向上させた光ピッ
クアップ装置を提供することを目的に提案されたもので
ある。
【0033】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成した本
発明に係る光ピックアップ装置は、対物レンズ駆動装置
に支持されてフォーカシング方向とトラッキング方向と
に調動される対物レンズと、光源と、この光源から出射
された入射レーザ光を折曲して対物レンズへと導く反射
ミラーと、光源から出射された入射レーザ光と対物レン
ズを介して入射される光ディスクからの反射レーザ光と
を分光するビームスプリッタと、このビームスプリッタ
によって分光された反射レーザ光を受光する光検出器及
びこの光検出器とビームスプリッタとの間に配設されて
ビームスプリッタによって分光された反射レーザ光の形
状を整形するマルチレンズとによって光学系を構成する
とともに、これら光学系を構成する光源、反射ミラー、
ビームスプリッタ及び光検出器とをベース部材上に組み
付け支持してなり、前記マルチレンズは、前記光源とビ
ームスプリッタとの間に構成される第1の光路を跨いで
ビームスプリッタと光検出器との間に構成される第2の
光路に沿ってベース部材上に移動自在に支持されたマル
チレンズホルダに組み付けられることによって、前記光
検出器との対向間隔が調動自在に構成されることを特徴
とする。
【0034】また、本発明に係る光ピックアップ装置
は、マルチレンズが組み付けられたマルチレンズホルダ
を、ベース部材の立上り周壁から相対向して突出形成さ
れた光学部品が嵌着される光学部品取付け部の側面を基
準面として第2の光路に沿って移動動作としたことを特
徴とする。
【0035】さらに、本発明に係る光ピックアップ装置
は、マルチレンズホルダに、光学部品取付け部に平行し
てベース部材の底面壁に形成されたガイド溝に嵌合する
ガイド凸部を一体に形成したことによって移動方向と直
交する方向の遊動が規制されるように構成したことを特
徴とする。
【0036】さらにまた、本発明に係る光ピックアップ
装置は、マルチレンズを、合成樹脂製のマルチレンズホ
ルダにインサート成形法によって一体に組み付けたこと
を特徴とする。
【0037】さらにまた、本発明に係る光ピックアップ
装置は、マルチレンズホルダを、ベース部材に形成した
光学部品取付け部に嵌着されて組み付けられる光学部品
を嵌着方向に弾持する弾性保持部材に一体に形成した弾
持部を弾接させることによって移動方向の遊動を規制す
るように構成したことを特徴とする。
【0038】さらにまた、本発明に係る光ピックアップ
装置は、マルチレンズホルダに、ベース部材の底面壁に
穿設した円形の調整穴に対して偏心した位置に臨む係合
部を形成するとともに、この係合部に係合される係合片
が調整穴の穴径よりもやや小径に形成された支持部に突
設された調節治具を調整穴に挿入して回転操作すること
によってマルチレンズホルダを移動動作させることを特
徴とする。
【0039】
【作用】以上のように構成された本発明に係る光ピック
アップ装置によれば、対物レンズは、フォーカスエラー
信号に応じた駆動力或いはトラッキングエラー信号に応
じた駆動力によって、対物レンズ駆動装置によって、光
軸と平行な方向或いは光軸と直交する方向に駆動変位さ
れる。半導体レーザ等の光源から出射された入射レーザ
光は、光源とビームスプリッタとの間に構成された第1
の光路を通過してビームスプリッタを介して対物レンズ
駆動装置の下方部に配設された反射ミラーに入射され
る。この反射ミラーによって光軸が90度折り曲げられ
た入射レーザ光は、対物レンズ駆動装置に支持された対
物レンズに入射される。
【0040】また、入射レーザ光は、対物レンズを介し
て光ディスクの信号記録領域に照射され、この光ディス
クによって反射される。光ディスクによって反射された
入射レーザ光の戻り光である反射レーザ光は、対物レン
ズを介して反射ミラーに入射されてこの反射ミラーによ
って光軸が90度折り曲げられて、ビームスプリッタへ
と入射される。この、反射レーザ光は、ビームスプリッ
タによって光軸が90度折り曲げられてこのビームスプ
リッタと光検出器との間に構成された第2の光路を通過
してマルチレンズへと入射され、このマルチレンズによ
って整形された状態で光検出器へと入射される。
【0041】光検出器は、光ディスクに記録された情報
信号、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信
号を検出する。したがって、これら光検出器によって検
出された情報信号、フォーカスエラー信号及びトラッキ
ングエラー信号によって対物レンズ駆動装置が適正に駆
動されて、対物レンズを通過した入射レーザ光が光ディ
スクの信号記録領域に適正に集光されてこの信号記録領
域を走査する。
【0042】マルチレンズは、光源からビームスプリッ
タへと入射される入射レーザ光の第1の光路を跨いで上
述した光学部品を組み付け支持したベース部材に第2の
光路に沿って移動自在に支持されたマルチレンズホルダ
に組み付けられている。したがって、このマルチレンズ
ホルダを第2の光路に沿って調動操作することによっ
て、マルチレンズを通過して光検出器に入射される反射
レーザ光の集光状態が調整される。このように、第1の
光路を跨いでマルチレンズホルダを配設することによっ
て、第2の光路の長さが短縮される。
【0043】マルチレンズホルダは、光学系を構成する
例えばビームスプリッタを位置決めして取り付けるため
にベース部材に形成したビームスプリッタ取付け部の側
面を基準面にして支持されて第2の光路に沿って移動自
在に支持されることによって、調動動作する際に、この
マルチレンズホルダに組み付けたマルチレンズとビーム
スプリッタとの光軸方向のズレの発生が防止される。ま
た、第2の光路に沿ってベース部材に調動自在に支持さ
れたマルチレンズホルダは、ガイド凸部がベース部材に
凹設したガイド溝に係合されて光軸と直交する方向の遊
動を規制されることによって、マルチレンズとビームス
プリッタとの光軸方向のズレの発生が防止される。
【0044】マルチレンズは、合成樹脂製のマルチレン
ズホルダにインサート成形されることによって、マルチ
レンズホルダに正確に組み付けられる。
【0045】ベース部材には、光学部品を組み付けた状
態で、これら光学部品の脱落を防止する弾性部材がベー
ス部材に組み付けられる。この弾性部材には、マルチレ
ンズホルダを弾持する弾持部が一体に形成されることに
より、このマルチレンズホルダも他の光学部品と同様に
取付け部材を用いることなくベース部材に組み付けられ
るとともに基準面側に押し付けられる。
【0046】弾性部材によってベース部材上に弾持され
るマルチレンズホルダは、ベース部材の底面側から挿入
した調整治具を回転操作することによって、第2の光路
に沿って調動される。この場合、マルチレンズホルダに
は、調整治具を挿入する調整穴に対して偏心した位置に
臨んで係合部が形成されており、この係合部に係合する
係合片が支持部に突設されたドライバー等の調整治具を
回転操作することによって、調動動作される。
【0047】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して説明する。実施例対物レンズ駆動装置50は、光源
としての半導体レーザ80から出射されたレーザ光が入
射され、この入射されたレーザ光を楽音信号等の情報信
号が信号記録領域に記録され、あるいは記録された光デ
ィスク1に集光させて照射させる対物レンズ51を、こ
の対物レンズ51の光軸と平行な方向であるフォーカシ
ング方向あるいは対物レンズ51の光軸と直交する方向
のトラッキング方向に駆動変位させる装置である。
【0048】この対物レンズ駆動装置50は、図2及び
図11、図12に示すように、対物レンズ51が取り付
けられるボビン52と、このボビン52を図12におい
て矢印Fで示す対物レンズ51の光軸と平行な方向及び
同図矢印Tで示す光軸と直交する方向の互いに直交する
2軸方向に変位可能に支持する左右それぞれ一対の弾性
支持体(53A,53B)及び(54A,54B)と、
これら一対の弾性支持体53,54の一端部を固定支持
する固定部となる支持体ホルダ55と、この支持体ホル
ダ55が取り付けられる磁気回路部56を構成するヨー
ク57とを主たる構成部材として構成される。
【0049】対物レンズ駆動装置50を構成するボビン
52は耐熱性に優れ、剛性の高い合成樹脂材料、例えば
PPS樹脂によって成形され、その一端側には、略円盤
状の突出部として形成された対物レンズ取付け部58が
一体に設けられている。この対物レンズ取付け部58
は、ボビン本体52Aの一端側の上縁から上方に突出す
るように形成され、中心部にはレンズ取付け穴59が形
成されている。そして、対物レンズ51は、このレンズ
取付け穴59の内周縁に形成された係止段部に外周縁側
を係止されることによって上記レンズ取付け穴59から
上端面が突出しないように埋設した状態で取り付けられ
ている。
【0050】また、ボビン本体52Aの略中央部には、
図11及び図12に示すように、磁気回路部56の磁界
と相俟って対物レンズ51を光軸と平行な矢印F方向に
駆動変位させる駆動力を発生させる第1のコイルである
フォーカシングコイル66が取り付けられるとともに、
ヨーク57から相対向するように立り上り形成された一
対の立上り片60,61が挿入される開口部62が開設
されている。
【0051】この開口部62は、ボビン本体52Aの略
中央部から他端側に亘る幅広な部分をコイル取付け部6
3として構成するとともに、このコイル取付け部63か
ら対物レンズ取付け部58が突設された一端側に亘る部
分をヨーク57に形成された一方の立上り片60に取り
付けられたマグネット64が挿入配設されるマグネット
挿入部65として構成している。
【0052】そして、ボビン52に設けられた開口部6
2のコイル取付け部63には、磁気回路部56を構成す
るマグネット64からの磁界と相い俟って対物レンズ5
1を光軸と平行な矢印F方向に駆動変位させる駆動力を
発生させる第1のコイルであるフォーカシングコイル6
6が取り付けられる。このフォーカシングコイル66
は、ボビン52に取り付けられた状態において巻き方向
がボビン52に取り付けられた対物レンズ51の光軸と
平行となるようにして、コイル取付け部63の大きさに
略対応する大きさの角型筒状に巻回されている。
【0053】フォーカシングコイル66は、図11に示
すように、ボビン52の他端側に位置するようにしてコ
イル取付け部63の内に嵌合するように配設されてい
る。すなわち、フォーカシングコイル66は、コイル取
付け部63の他端側の面に外周面を接触させるようにし
てこのコイル取付け部63内に嵌合配設される。なお、
フォーカシングコイル66は、コイル取付け部63の内
周面に対向する外周面を接着剤を用いて接合されること
によりボビン52に一体化して取り付けられる。
【0054】また、コイル取付け部63内に取り付けら
れたフォーカシングコイル66の外周面側には、磁気回
路部56の磁界と相い俟って対物レンズ51を光軸と直
交する矢印T方向に駆動変位させる駆動力を発生させる
第2のコイルである一対のトラッキングコイル67,6
7が取り付けられる。これらトラッキングコイル67,
67は、方形の筒状に巻回されたフォーカシングコイル
66の対物レンズ51の光軸と平行な一側面であって、
開口部62のマグネット挿入部65側に露出する一側面
上に並列した状態で取り付けられている。
【0055】そして、トラッキングコイル67,67
は、フォーカシングコイル66の一側面上に取り付けら
れた状態において、ボビン52に取り付けられた対物レ
ンズ51の光軸と平行な部分を有するように巻回されて
いる。具体的には、トラッキングコイル67,67は、
平板な矩形状に巻回され、少なくとも相対向する辺に対
物レンズ51の光軸と平行する直線状部分を有するよう
に巻回されている。
【0056】これらトラッキングコイル67,67は、
フォーカシングコイル66の一側面上に取り付けられた
状態において、ボビン52に取り付けられた対物レンズ
51の光軸と平行する部分を有するように巻回されれば
よく、相対向する辺を直線状とした長円形状に巻回され
たものであってもよい。なお、一対のトラッキングコイ
ル67,67は、接着剤を用いてフォーカシングコイル
66の一側面上に接合して取り付けられる。
【0057】また、ボビン52を対物レンズ51の光軸
と平行な方向及び光軸と直交する方向の互いに直交する
2軸方向に変位可能に支持する左右それぞれ一対の弾性
支持体53A、53B及び54A、54Bは、肉薄のス
テンレス板等の金属板を打ち抜いてワイヤ状に形成した
ものであって、充分な弾性を有している。これら弾性支
持体53、54は、ボビン52及び支持体ホルダ55を
成形する際に、成形金型内にインサート或いはアウトサ
ートされることによって両端部をこれらボビン52及び
支持体ホルダ55に一体に支持される。
【0058】すなわち、弾性支持体53、54は、一端
部をボビン52の両側面部に形成した凹部に位置して一
体に支持されるとともに、他端部を支持体ホルダ55の
両側面部に形成した凹部に位置して一体に支持されるこ
とによって、ボビン52と支持体ホルダ55間を連結し
ている。このように弾性支持体53、54をボビン52
及び支持体ホルダ55の両側面部に形成した凹部に位置
させることによって、対物レンズ駆動装置50は、幅方
向に大きくならないように構成されている。
【0059】なお、上述したワイヤ状の弾性支持体5
3、54は、板状のものであってもよく、要はボビン5
2を支持するとともにこのボビン52を対物レンズ51
を光軸と平行な方向と光軸と直交する方向とに弾性変位
させ得る部材であればよい。
【0060】ところで、左右一対の弾性支持体53,5
4の他端側を固定支持する支持体ホルダ55は、上述し
たボビン52と同様に耐熱性に優れ、剛性の高い合成樹
脂、例えばPPS樹脂によって成形され、上述したよう
に相対向する両側面部に弾性支持体53、54を固定支
持するための凹部が凹設されており、また底面部にはヨ
ーク57への固定部となる一対の嵌合突部68、68を
突設している。したがって、支持体ホルダ55は、ヨー
ク57の他端側に穿設した嵌合穴69、69に嵌合突部
68、68をそれぞれ嵌合させることにより上記ヨーク
57に取り付けられる。
【0061】支持体ホルダ55には、ボビン52に取り
付けられた対物レンズ51に入射される入射レーザ光を
通過させるための光透過部69が形成されている。この
光透過部69は、ボビン52に取り付けられた対物レン
ズ51の光軸に直交する方向に位置して支持体ホルダ5
5に設けられている。すなわち、光透過部69は、一対
の弾性支持体53,54の延長方向と平行となるように
支持体ホルダ55に形成されており、支持体ホルダ55
の前後端面に亘って貫通孔を穿設することによって形成
される。なお、この光透過部69は、嵌合突部68、6
8が突設された支持体ホルダ55の底面部側から凹字状
の切欠きを形成して構成するようにしてもよい。
【0062】ここで、支持体ホルダ55の光透過部69
は、通過するレーザ光のこの透過部69を構成する内面
壁に反射される光束成分の反射光束量を減少せしめて、
光路中において迷光状態を呈さないように構成されてい
る。すなわち、上記光透過部69を構成する内面壁は、
例えば天井壁及び両側面壁を鋸歯状に構成することによ
って、入射されたレーザ光の上記天井壁、両側面壁に当
たる入射レーザ光成分が光路中に反射されにくいように
構成されている。したがって、入射されたレーザ光のう
ち、光透過部69の内面壁に向かう光成分は、この内面
壁での反射が減少され、迷光する光束量の減少が図られ
る。
【0063】このように、光透過部69に入射されたレ
ーザ光は、この光透過部69を構成する内面壁に向かう
入射レーザ光成分の反射光束量が少ならしめられて、光
透過部69を通過して安定した状態で対物レンズ51へ
と入射される。このため、支持体ホルダ55に設けた光
透過部69は、上述した内面壁の構成を有する有限光学
系において、光源から出射されるレーザ光の迷光現象の
発生が減少される。
【0064】上述したように、支持体ホルダ55が一体
的に取付けられるヨーク57は、珪素鋼等の高透磁率材
料により構成され、図11に示すように、一対のアーム
部70,70を連結部71で連結した略H型形状に形成
されている。これら一対のアーム部70,70の他端部
側に、支持体ホルダ55に設けた嵌合突部68、68が
嵌合する嵌合穴72、72が穿設されている。また、一
対のアーム部70、70を連結する連結部71の相対向
する辺からは相対向するように一対の立上り片60,6
1が立ち上り形成されている。そして、一方の立上り片
60の他方の立上り片61と対向する面側にマグネット
64を取り付けることにより、磁気回路部56が構成さ
れる。
【0065】なお、ヨーク57の他端側から連結部71
間に亘って一対のアーム部70、70間に構成される間
隙73は、後述するように光ピックアップ装置を構成し
たとき、光源となる半導体レーザから出射された入射レ
ーザ光及び光ディスク1から反射された反射レーザ光を
透過させる第1の光路と、第2の光路とを構成する。立
上がり片61が設けられた側の一対のアーム部70、7
0の端部には半田付け片74、74が立ち上がり形成さ
れ、また一方のアーム部の側端部にも半田付け片75が
形成されている。
【0066】そして、磁気回路部56を構成するヨーク
57の嵌合穴72、72に嵌合突部68、68を嵌合さ
せて支持体ホルダ55を取り付けると、図11に示すよ
うに、この支持体ホルダ55に他端側を支持された一対
の弾性支持体53,54の一端側に取付けられたボビン
52に取り付けられた筒状をなすフォーカシングコイル
66内にヨーク57の他方の立上り片61が挿入され
る。また、一方の立上り片60は、マグネット64とと
もに、ボビン52に形成したマグネット挿入部65に挿
入される。そして、一対の立上り片60,61は、フォ
ーカシングコイル66及びトラッキングコイル67,6
7を挟んで相対向され、これらフォーカシングコイル6
6及びトラッキングコイル67,67を横切る磁路を構
成する。
【0067】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置50は、後述する光検出器98により検出されたフォ
ーカスエラー信号に応じた駆動電流がフォーカシングコ
イル66に供給されると、このフォーカシングコイル6
6に流れる電流と磁気回路部56を構成するマグネット
64からの磁束と相い俟ってボビン52に取り付けられ
た対物レンズ51の光軸と平行な方向である図12中矢
印F方向の駆動力が生ずる。
【0068】この駆動力により、対物レンズ51はボビ
ン52とともにその光軸と平行な方向である図12中矢
印F方向に駆動変位されてフォーカシング調整が行われ
る。このとき、対物レンズ51を取り付けたボビン52
を支持した一対の弾性支持体53,54は、図12中矢
印F方向に弾性変位され、対物レンズ51をその光軸と
平行な方向に駆動変位させる。
【0069】また、トラッキングコイル67,67に後
述する光検出器98により検出されたトラッキングエラ
ー信号に応じた駆動電流が供給されると、これらトラッ
キングコイル67,67の対物レンズ51の光軸と平行
する部分を流れる電流とマグネット64からの磁束と相
い俟ってボビン52に取り付けられた対物レンズ51の
光軸と直交する方向である図12中矢印T方向の駆動力
が生ずる。この駆動力により、対物レンズ51はボビン
52とともにその光軸と直交する方向の図12中矢印T
方向に駆動変位されてトラッキング調整が行われる。こ
のとき、一対の弾性支持体53,54は、弾性変位され
て、対物レンズ51をその光軸と直交する方向に駆動変
位させる。
【0070】ところで、上述のように構成された対物レ
ンズ駆動装置50の全体の大きさは、次のように構成さ
れている。すなわち、ボビン52が対物レンズ51の光
軸と直交する方向に変位するトラッキング方向の幅(W
4 )は8mm以下とされ、この変位方向に直交する方向
であるタンジェンシャル方向の長さ(L2 )は17mm
以下とされ、その高さ(H1 )は10mm以下とされて
いる。このような大きさに形成されることにより、実施
例対物レンズ駆動装置50は、上述した直径が64mm
の光ディスク1を収納したディスクカートリッジ2の情
報信号記録再生用開口部9内に挿入された状態で、対物
レンズ51を介して照射される入射レーザ光により光デ
ィスク1の信号記録領域の内外周を走査可能とする。す
なわち、対物レンズ駆動装置50は、タンジェンシャル
方向を情報信号記録再生用開口部9の幅(W3 )方向と
平行し、対物レンズ51を光ディスク1のトラッキング
方向に変位可能として情報信号記録再生用開口部9内に
挿入させることができる。
【0071】なお、ヨーク57を構成する一対の立上り
片60,60の上端面側には、図13に示すように対物
レンズ51が光軸方向に変位駆動されるとき、ボビン5
2が磁気回路部56から上方に抜け出ることを規制する
ストッパ部材76が組み付けられている。
【0072】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置50は、図2に示すように、レーザ光を出射する光源
としての半導体レーザ80、グレーティング81、ビー
ムスプリッタ82、コリメータレンズ83、反射ミラー
84及び後述するマルチレンズホルダ100に支持され
たマルチレンズ85等の光学部品からなる光学ブロック
77と組み合わせられて光ピックアップ装置78を構成
する。
【0073】この光ピックアップ装置78は、対物レン
ズ駆動装置50が支持されるベースとしてのベース部材
79を備えている。そして、対物レンズ駆動装置50
は、磁気回路部56を構成するヨーク57の底面側をベ
ース部材79上に支持させて取り付けられる。
【0074】ベース部材79は、図2及び図3に示すよ
うに、アルミダイキャスト或は耐熱性に優れ、剛性の高
い合成樹脂材料によって、長手方向の両端縁に立上り壁
が立ち上がり形成された全体略々矩形に成形されてい
る。このベース部材79の対物レンズ駆動装置50を取
り付けた側の長手方向の一端部には、記録再生装置側の
後述するスレッド送りネジ部材115が貫通する幅方向
に離間する軸穴87、87が設けられた軸受け部86が
一体に形成されている。また、ベース部材79の長手方
向の他端部側には、後述するガイド軸114が貫通する
軸受け部88が一体に突設されている。
【0075】この軸受け部88が一体に突設された側に
位置して、ベース部材79には、図5に示すように、幅
方向の中央部に位置してその底面部には、一方側端に開
口する凸字状の半導体レーザ80を嵌着する半導体レー
ザ嵌着部89が穿設されている。この半導体レーザ嵌着
部89の開口寸法は、嵌着される半導体レーザ80の外
形寸法よりもやや小とされている。そして、この半導体
レーザ嵌着凹部89に対して光路凹部90を介して連通
するようにして、ベース部材79の底面部には、グレー
ティング嵌着凹部91が凹設されている。
【0076】なお、このグレーティング嵌着凹部91を
構成するベース部材79の底面部は矩形の逃げ溝91A
が穿設されている。さらに、このグレーティング嵌着凹
部91を構成するベース部材79の対物レンズ駆動装置
50を取り付けた側の底面部には、幅方向の段部壁92
A、92Bが形成されている。
【0077】これら段部壁92A、92Bを結ぶベース
部材79を横断する直線上に位置して、ベース部材79
の底面部には、幅方向に離間することによって前記光路
凹部90と軸線が一致された光路凹部95を構成する第
1のビームスプリッタ係止凸部93と第2のビームスプ
リッタ係止凸部94とが相対向し一体に突設されてい
る。これらビームスプリッタ係止凸部93、94は、幅
方向の対向間隔が光路凹部90の幅寸法とほぼ等しく、
また高さ寸法は、段部壁92A、92Bよりも小とされ
てベース部材79の底面部に形成されている。第1のビ
ームスプリッタ係止凸部93は略L字状に形成されるこ
とによってビームスプリッタ82の直交する2側面部を
係止する。また、第2のビームスプリッタ係止凸部94
は矩形に形成されていてビームスプリッタ82の1側面
部を係止する。
【0078】一方の段部壁92Bと平行して、ベース部
材79の底面部には、後述するマルチレンズホルダ10
0をガイドするガイド溝96が凹設されている。さら
に、このガイド溝96に対向するようにして、段部壁9
2Bの立ち上がり部分のベース部材79の底面部には、
貫通穴として構成される調整治具挿入穴97が穿設され
手いる。
【0079】以上のように構成されたベース部材79の
半導体レーザ嵌着部89には、図2に示すように、対物
レンズ51に入射されるレーザ光を出射する半導体レー
ザ80が嵌着されることによって取り付けられている。
この半導体レーザ92は、入射レーザ光の出射面を対物
レンズ駆動装置50を構成する支持体ホルダ55に設け
た光透過部69に対向させ、出射される入射レーザ光の
光軸方向が対物レンズ51の光軸と直交するようにして
半導体レーザ嵌着凹部91に嵌着して取り付けられてい
る。
【0080】また、ベース部材79の底面部上には、図
2及び図4に示すように、半導体レーザ80から出射さ
れ光透過部69を介して透過された入射レーザ光を90
度折り曲げて対物レンズ51へと入射させる反射ミラー
84が取り付けられている。この反射ミラー84は、対
物レンズ51の下方部に位置し、反射面の中心を対物レ
ンズ51の光軸に一致させてベース部材79上に取り付
けられている。
【0081】さらに、ベース部材79上には、図2及び
図4に示すように、半導体レーザ80の出射面に対向し
てグレーティング81がグレーティング嵌着凹部91に
嵌着されることによって配設されている。このグレーテ
ィング81は、半導体レーザ80から出射された入射レ
ーザ光の成分を分光する回析レンズによって構成され
る。このグレーティング81と反射ミラー84との間に
位置して、ビームスプリッタ82が、第1及び第2のビ
ームスプリッタ係止凸部93、94に係止された状態で
配設されている。このビームスプリッタ82は、半導体
レーザ80から出射された入射レーザ光を後述する第1
の光路に沿って反射ミラー84側へと通過させるととも
に対物レンズ51を介して入射される光ディスク1から
の反射レーザ光を分光して第1の光路と直行する第2の
光路へと反射させるものである。
【0082】このビームスプリッタ82に対物レンズ5
1側から入射された反射レーザ光は、半導体レーザ80
から出射された入射レーザ光の光軸に対し光軸を90度
折り曲げられてビームスプリッタ82の外方に取り出さ
れる。そこで、ベース部材79の一方の立上り側壁に
は、ビームスプリッタ82によって分光された反射レー
ザ光を受光し、光ディスク1に記録された情報信号、フ
ォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号を
検出するフォトディテクタの如き光検出器98が取り付
けられている。
【0083】この光検出器98は、受光面をビームスプ
リッタ82によって分光されて進行する反射レーザ光の
光軸に相対向するようにしてベース部材79に取り付け
られてなる。
【0084】そして、ビームスプリッタ82と光検出器
98との間には、ビームスプリッタ82において分光反
射された反射レーザ光の形状を整形するマルチレンズ8
5が後述するマルチレンズホルダ100を介してベース
部材79に取り付けられている。
【0085】また、実施例におけるビームスプリッタ8
2は、半導体レーザ80から出射された入射レーザ光の
一部を分光する機能を有している。すなわち、このビー
ムスプリッタ82は、半導体レーザ80から出射された
入射レーザ光の一部を、反射レーザ光と逆方向に90度
折り曲げて出射させる。このビームスプリッタ82によ
り分光された入射レーザ光の一部は、半導体レーザ80
の出力を制御するために用いられる。そこで、ベース部
材79の他端側の立上り壁には、光検出器98と対向す
るようにして、ビームスプリッタ82により分光された
入射レーザ光の一部を検出するための第2の光検出器9
9が取り付けられている。
【0086】なお、ビームスプリッタ82と反射ミラー
84との間には、ビームスプリッタ82を通過した入射
レーザ光を平行光線化するコリメータレンズ83が、光
軸を一致させて、ベース部材79の底面部に配設されて
いる。
【0087】以上のように、光学ブロック77を構成す
る半導体レーザ80、グレーティング81、ビームスプ
リッタ82、コリメータレンズ83、反射ミラー84等
の光学部品や、ビームスプリッタ82によって分光され
た反射レーザ光や入射レーザ光を受光する光検出器9
8、99を光ピックアップ装置78のベース部材79に
形成した各取付け部に取り付けることによって、これら
構成各部材は、ベース部材79の平行な面内に配設され
る。このように光学ブロック77を構成する各部材をす
べてベース部材79に配設することによって、光学ピッ
クアップ装置78は、薄型化が図られる。
【0088】薄型化が図られた光学ピックアップ装置7
8においては、図1に示すように、半導体レーザ嵌着部
89に嵌着された半導体レーザ80の出射面−光路凹部
90−グレーティング嵌着凹部91に嵌着されたグレー
ティング81−光路凹部95−ビームスプリッタ82−
コリメータレンズ83−反射ミラー84−対物レンズ5
1−光ディスク1に至る入射レーザ光の第1の光路と、
光ディスク1−対物レンズ51−反射ミラー84−コリ
メータレンズ83−ビームスプリッタ82−マルチレン
ズ85−光検出器98に至る第2の光路及び半導体レー
ザ80−光路凹部90−グレーティング81−光路凹部
95−ビームスプリッタ82−光検出器99に至る第3
の光路とが構成されている。これら光路は、反射ミラー
84−対物レンズ51−光ディスク1に至る部分を除い
て同一面内に構成されている。
【0089】そして、上述した第1の光路を介して対物
レンズ駆動装置50に入射される入射レーザ光は、弾性
支持体53、54を介してボビン52を支持した支持体
ホルダ55に設けられた光透過部68を介してベース部
材に取り付けられた反射ミラー84に入射される。ま
た、この反射ミラー84によって90度折曲された入射
レーザ光は、ベース部材79に設けられた間隙73を介
して対物レンズ51へと入射される。
【0090】このように、反射ミラー84を対物レンズ
駆動装置50の下側に配設し、さらに各光学部品を半導
体レーザ80から反射ミラー84に至る光路の光軸と平
行な面内に配設したことから、対物レンズ駆動装置50
は、光学ブロック77の上方側に位置して配設された状
態となり、光ピックアップ装置78の全体より対物レン
ズ51の光軸方向に突出される。すなわち、対物レンズ
駆動装置50のみが上方に突出されることから、前述し
たような寸法形状で形成された上記対物レンズ駆動装置
50は、直径が64mmの光ディスク1を収納したディ
スクカートリッジ2に形成した情報信号記録再生用開口
部9内に確実に挿入される。
【0091】この光ピックアップ装置78は、上述した
直径が64mmの光ディスク1を収納し、光ディスク1
の径方向に亘る長さ(L1 )を24mmとし、幅
(W3 )を17mmとして形成され情報信号記録再生用
開口部8,9をカートリッジ本体5に形成したディスク
カートリッジ2を記録媒体に用いる記録再生装置に適用
される。
【0092】この記録再生装置は、この装置本体内に構
成されたカートリッジ装着部110に装着されたディス
クカートリッジ2内に収納された光ディスク1を回転操
作するディスク回転駆動機構111を備えている。この
ディスク回転駆動機構111は、図14に示すように、
装置本体の略中央部に位置して配設され、中心部に設け
た駆動軸112の先端側に光ディスク2をクランプしこ
の光ディスク2と一体となって回転するディスクテーブ
ル113を取り付けて構成されている。
【0093】また、記録再生装置内には、装置フレーム
と軸受ビス118に両端を支架された光ピックアップ装
置78の送り方向をガイドする送りガイド軸114とコ
字状の軸受122に回転自在に支持されたスレッド送り
ネジ115が互いに平行に配設されている。これら送り
ガイド軸114とスレッド送りネジ115は、このスレ
ッド送りネジ115を回転駆動するピックアップ送りモ
ータ116と共にピックアップ送り機構117を構成す
るものであって、ディスクテーブル113に光ディスク
2をクランプさせてカートリッジ装着部110に装着さ
れたディスクカートリッジ2の情報信号記録再生用開口
部8,9の両側に位置して装置本体内に配設されるシャ
ーシ上に配設されている。
【0094】そして、光ピックアップ装置78は、送り
ガイド軸114を一端側の軸受部88に挿通させ、スレ
ッド送りネジ115を他端側の軸受け部86の軸穴8
7、87に挿通させることにより記録再生装置内に配設
される。このとき、対物レンズ駆動装置50は、一対の
弾性支持体53,54が光ディスク1に形成された記録
トラックの接線方向であるタンジェンシャル方向に延長
されて記録再生装置内に配置される。
【0095】すなわち、対物レンズ駆動装置50は、長
手方向をタンジェンシャル方向として記録再生装置内に
配置される。また、光学ブロック77は、半導体レーザ
80から反射ミラー84に至る光軸が光ディスク1に形
成された情報記録領域の接線方向であるタンジェンシャ
ル方向に平行となるように配置される。
【0096】したがって、光ピックアップ装置78は、
この光ピックアップ装置78を構成するベース部材79
上に取り付けられた対物レンズ駆動装置50が、カート
リッジ装着部110に装着されたディスクカートリッジ
2の情報信号記録再生用開口部9内に挿入され得る高さ
位置をもって記録再生装置内に配設される。すなわち、
光ピックアップ装置78は、光ディスク1がディスクテ
ーブル113にクランプされた状態でディスクカートリ
ッジ2がカートリッジ装着部110に装着されたとき、
対物レンズ駆動装置50が情報信号記録再生用開口部9
内に挿入され、光ディスク1の情報記録領域に少なくと
も対物レンズ51を対峙させた状態となる高さ位置に取
付けられる。
【0097】なお、光ピックアップ装置78は、対物レ
ンズ51がフォーカシング方向に駆動変位した場合であ
っても光ディスク1に接触しない距離、すなわち一定の
ワーキングディスタンスを保持して装置本体内に取付け
られてなる。
【0098】このように光ピックアップ装置78を装置
本体内に配設することにより、対物レンズ51と光ディ
スク1との距離を小さくなし、いわゆるワーキングディ
スタンスを小さくすることができるので、対物レンズ5
1の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0099】装置本体内に配設された光ピックアップ装
置78は、ガイド軸114、スレッド送りネジ115及
びピックアップ送りモータ116、減速ギヤ機構12
0、121から構成されるピックアップ送り機構117
によって図14中矢印方向に往復移動される。すなわ
ち、上述のように装置本体内に配設された光ピックアッ
プ装置78は、スレッド送りネジ115がピックアップ
送りモータ116により回転駆動されることによって、
光ディスク1の内外周に亘る図14中矢印方向に往復移
動される。ところで、スレッド送りネジ115は、この
スレッド送りネジ115の一端側に設けたウォームギヤ
115Aにピックアップ送りモータ116によって回転
操作されるギヤ121が噛合された減速ギヤ機構を構成
する駆動力伝達ギヤ120が噛合されることにより、上
記ピックアップ送りモータ116に連結され、このピッ
クアップ送りモータ116の駆動によって回転操作され
る。
【0100】なお、装置本体内に配設された光ピックア
ップ装置78のディスク回転駆動機構111と対向する
他側面側には、図2に示すように、このディスク回転駆
動機構111を逃げる凹湾状部119が形成されてい
る。この凹湾状部119は、光ピックアップ装置78を
ディスク回転駆動機構111に当接させることなく光デ
ィスク1の最内周側まで確実に送り、光ディスク1の最
内周側の情報記録領域まで確実にレーザ光で走査し得る
ようにするために設けられている。また、光ピックアッ
プ装置78にディスク回転駆動機構111を逃げる凹湾
状部119を設けたことにより、ディスク回転駆動機構
111を十分に大型のものを用いることができ、光ディ
スク1を安定して回転操作することを可能とする。
【0101】また、上述した対物レンズ駆動装置50の
送り機構に代えて、直線駆動するリニアモータを用いる
ことができる。このリニアモータは、可動部の移動方向
が対物レンズ駆動装置50を光ディスク1の内外周に送
りガイドするガイド軸114と平行なるようにして装置
本体内に配設される。そして、対物レンズ駆動装置50
を取り付けたベース部材79の一端側を連結部材を介し
て上記可動部に連結させることにより、対物レンズ駆動
装置50はリニアモータにより光ディスク1の内外周に
亘って送り操作される。
【0102】この場合、上述したピックアップ送り機構
117においては、ピックアップ送りモータ116に回
転型のモータを用いているので、送りガイド軸114と
平行なスレッド送りネジ115が用いられているが、リ
ニアモータを用いたピックアップ送り機構にあっては、
他方側のガイド軸もベース部材79を支持する機能を有
するものであればよく、スレッド送りネジ115は一方
の送りガイド軸114と同様のネジを有しない軸状のも
のが採用される。したがって、対物レンズ駆動装置50
のみを送り操作する構成とすることにより、移送体の重
量が軽量化されるので、ピックアップ送り機構による送
り操作を高速化でき、光ディスク1の所望する記録トラ
ックに高速でアクセスすることが可能となる。
【0103】以上のように薄型化が図られた実施例光ピ
ックアップ装置78においては、ビームスプリッタ82
によって分光された反射レーザ光を整形して光検出器9
8における情報信号、フォーカシングエラー信号及びト
ラッキングエラー信号の検出が高感度で精度よく行なわ
れるため、マルチレンズ85の位置調整が、マルチレン
ズホルダ100を介して行われる。
【0104】マルチレンズホルダ100は、ベース部材
79の幅よりもやや短い長さを有する部材であって、軽
量金属或いは耐熱性に優れかつ剛性を有する合成樹脂を
材料として、図6乃至図8に示すように、ブロック状の
基部101と、この基部101から段部壁92に沿って
突出された基準側壁部102と、直角三角形状の天井壁
部103と、基準側壁部102の先端部から基部101
と対向するようにして垂設されたガイド凸部107とか
ら構成されている。したがって、このマルチレンズホル
ダ100は、長手方向からの側面形状が逆凹字状に形成
されている。
【0105】基部101には、ビームスプリッタ82に
よってベース部材79の側方へと分光される反射レーザ
光が通過する光路穴105が内外側壁に貫通して設けら
れている。また、基部101の内面壁には、光路穴10
5と同心のレンズ取付け凹部104が凹設され、このレ
ンズ取付け凹部104にマルチレンズ85が収納されて
接合されることによって取り付けられている。さらに、
基部101の下面には、基準側壁部102側に位置して
盲穴として構成される係合凹部106が穿設されてい
る。なお、基部101の下面には、係合凹部106と反
対側に位置してガイド凸部109が形成されるととも
に、このガイド凸部109側の上面縁部分は、傾斜面1
08として構成されている。ガイド凸部109は、その
幅寸法がベース部材79に凹設したガイド溝96の幅寸
法とほぼ等しい。
【0106】以上のように構成されたマルチレンズホル
ダ100は、基準側壁部102をグレーティング嵌着凹
部91を構成する段部壁92に摺接するようにしてベー
ス部材79に取り付けられる。このようにして取り付け
られたマルチレンズホルダ100は、基部101がその
光路穴105の光軸がベース部材79に取り付けられた
光検出器98の受光面に一致されるようにして基準側壁
部102の下面がビームスプリッタ係止凸部93、94
に支えられる。また、この取付け状態においては、マル
チレンズホルダ100は、ガイド凸部107がベース部
材79の底面部に支えられ、またガイド凸部109がガ
イド溝96に係合する。
【0107】したがって、マルチレンズ85を取り付け
たマルチレンズホルダ100は、半導体レーザ80−グ
レーティング81−ビームスプリッタ82に至る第1の
光路を跨いだ状態でベース部材79に移動自在に取り付
けられる。なお、このマルチレンズホルダ100の基部
101に設けた係合凹部106は、ベース部材79に穿
設した調整治具挿入穴97に臨んで位置する。この場
合、係合凹部106は、調整治具挿入穴97の中心より
一方の穴壁側にやや偏心して臨んでいる。
【0108】マルチレンズ85と光検出器98との対向
間隔の調整は、調整治具挿入穴97からドライバー等の
調整治具125を挿入してこれを回転操作することによ
って行う。すなわち、調整治具125は、図10に示す
ように、調整治具挿入穴97の穴径よりもやや小径の支
持部126の先端部に係合片127が設けられており、
調整治具挿入穴97に挿入することによって係合片12
7がマルチレンズホルダ100の基部101に設けた係
合凹部106と係合する。したがって、調整治具125
を回転操作すると、マルチレンズホルダ100は、基準
側壁部102が基準側壁部102に沿って摺動し、ベー
ス部材79の幅方向に沿って調動させる。このとき、ガ
イド凸部107がガイド溝96に係合されることによっ
て、マルチレンズホルダ100は、移動方向と直交する
方向の遊動が規制される。
【0109】以上のように、マルチレンズ85を第1の
光路を跨いでベース部材79に移動自在に取り付けたマ
ルチレンズホルダ100に組み付けたことにより、この
マルチレンズホルダ100は、大型のものを採用するこ
とができ、ベース部材79にしっかりと保持されてマル
チレンズ85の光軸がズレるといったことは無い。ま
た、大型のマルチレンズホルダ100を備えるにも係わ
らず、光ピックアップ装置78が大型化することは無
く、さらに、大型のマルチレンズホルダ100を介して
調整治具125を回転操作することによってマチレンズ
85の調整を行うことから、その操作は極めて簡単に行
われる。
【0110】なお、上述した実施例マルチレンズホルダ
100においては、マルチレンズ85は、レンズ取付け
凹部104に第2の光路と光軸を一致させるようにして
収納された後、接合固定することによって取り付けるよ
うに構成したが、マルチレンズホルダ100を合成樹脂
材料によって成形する場合において、インサート成形法
によって一体に組み付けるようにしてもよい。
【0111】以上のように構成された実施例光ピックア
ップ装置78においては、ベース部材79に形成した半
導体レーザ嵌着凹部89に嵌着された半導体レーザ8
0、グレーティング嵌着凹部91に嵌着されたグレーテ
ィング81、ビームスプリッタ係止凸部93、94によ
って係止されたビームスプリッタ82及びマルチレンズ
ホルダ100の光学部品は、ベース部材79に装着され
る弾性保持部材130によって係止されて、ベース部材
79上に取り付けられる。
【0112】弾性保持部材130は、弾性を有する金属
薄板によって形成され、図4に示すように、ベース部材
79の幅寸法とほぼ同寸法の幅寸法を有している。この
弾性保持部材130の一方側端部には、ベース部材79
の立上り側壁に凹設した係合部128、128に対応し
て下方部へと折り曲げて形成した一対の弾性係止片13
1A、131Aが一体に形成されるとともに、ベース部
材79に形成した肉盗み凹部129に位置して凹設した
係合部129A及び立上り側壁に凹設した係合部129
Bに対応して下方部へと折り曲げて形成した弾性係止片
131B、131Cがそれぞれ一体に形成されている。
【0113】したがって、上述した各弾性係止片131
を対応する各係合部128、129A、129Bに相対
係合させることによって、弾性保持部材130は、ベー
ス部材79の天井面を構成するようにしてこのベース部
材79にしっかりと組み合わされる。このようにベース
部材79に組み合わされる弾性保持部材130には、ベ
ース部材79の立上り側壁の高さ寸法よりもやや大径と
された半導体レーザ80の一部を外方へと臨ませる矩形
の切欠き132が設けられている。また、弾性保持部材
130には、この切欠き132と凸字状を構成するよう
にして横向きU字状の切欠き133を穿設することによ
って先端部がグレーティング嵌着凹部91に臨む弾持部
134が形成されている。
【0114】同様に、この弾性保持部材130には、ベ
ース部材79の一方立上り側壁の近傍に沿って横向きU
字状の切欠き135を穿設することによって先端部がマ
ルチレンズホルダ100の天井壁部103の頂点側部に
延在する弾持部136が形成されるとともに、他方立上
り側壁の近傍に沿って一端部から切り込んで弾持部13
7が一体に形成されている。この弾持部137の先端部
137Aは、マルチレンズホルダ100の基部101の
側端部に形成した傾斜面108と係合するように下方に
向かって折曲されている。
【0115】したがって、ベース部材79に装着された
弾性保持部材130は、半導体レーザ嵌着凹部91に嵌
着された半導体レーザ80、グレーティング嵌着凹部9
1に嵌着されたグレーティング81或いはマルチレンズ
ホルダ100を弾持する。特に、マルチレンズホルダ1
00は、弾性保持部材130がその弾持部136及び弾
持部137の先端部137Aによって、基準側壁部10
2を段部壁92側に押圧される。これによって、ビーム
スプリッタ82、マルチレンズ85及び光検出器98に
至る光軸が保持される。
【0116】また、上述したように弾性保持部材130
によってマルチレンズホルダ100を弾持するように構
成したことにより、上述したマルチレンズホルダ100
をベース部材79の幅方向に調動して組み付けたマルチ
レンズ85と光検出器98との間隔の調整操作は、光学
部品をベース部材79に組み立てた後に行うことができ
る。
【0117】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光ピックアップ装置は、対物レンズ駆動装置が取り付
けられるベース部材上に、光学ブロックを構成する光
源、反射ミラー、ビームスプリッタ等の光学部品を、光
源から反射ミラーに至るレーザ光の光軸と平行な面内に
それぞれ配設したことにより、装置自体の小型化が図ら
れる。そして、この小型化された光ピックアップ装置に
おいて、ビームスプリッタから分光された反射レーザ光
を整形して光検出器へと入射するマルチレンズを、光源
から反射ミラーに至る入射レーザ光の光路を跨いでベー
ス部材に移動自在に支持されたマルチレンズホルダに取
り付けたことにより、大型のマルチレンズホルダを採用
したにも係わらず、装置自体の大きさに影響を及ぼすこ
とは無い。
【0118】また、この大型のマルチレンズホルダは、
光学部品を嵌着する嵌着凹部によって構成される側面に
沿って調整治具を操作することによって調動されること
により、取り付けたマルチレンズとビームスプリッタ、
光検出器に至る光路に光軸のズレを生じさせるといった
不都合を発生させること無い。したがって、ビームスプ
リッタから分光された反射レーザ光を適正な状態で光検
出器へと入射させることによって、光ディスクに対して
対物レンズ駆動装置の正確なフォーカシング制御或いは
トラッキング制御が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ピックアップ装置の光学系を示
す模式図である。
【図2】同光ピックアップ装置の平面図である。
【図3】同光ピックアップ装置の底面図である。
【図4】同光ピックアップ装置に光学部品を保持する弾
性保持部材を装着した状態の要部平面図である。
【図5】同光ピックアップ装置に備えられる光学ブロッ
クを構成するベース部材の要部平面図である。
【図6】同光ピックアップ装置に備えられるマルチレン
ズホルダーの斜視図である。
【図7】同マルチレンズホルダーの底面図である。
【図8】同マルチレンズホルダーの側面図である。
【図9】同マルチレンズホルダーの正面図である。
【図10】同マルチレンズホルダーを調整する調整治具
の斜視図である。
【図11】同光ピックアップ装置のボビンを含む可動部
と磁気回路部とを示す分解斜視図である。
【図12】同光ピックアップ装置の対物レンズ駆動装置
の斜視図である。
【図13】同光ピックアップ装置の斜視図である。
【図14】同光ピックアップ装置を備えた記録再生装置
の要部平面図である。
【図15】同光ピックアップ装置を備えた記録再生装置
に使用されるディスクカートリッジの斜視図である。
【図16】同光ピックアップ装置を備えた記録再生装置
に使用されるディスクカートリッジの底面側からの斜視
図である。
【図17】従来の光ピックアップ装置の分解斜視図であ
る。
【図18】同光ピックアップ装置を備えた記録再生装置
の要部平面図である。
【図19】従来の他の光ピックアップ装置を備えた記録
再生装置の要部縦断面図である。
【図20】従来の光ピックアップ装置の光学系を示す模
式図である。 50・・・対物レンズ駆動装置 51・・・対物レンズ 52・・・ボビン 55・・・支持体ホルダ 56・・・磁気回路部 77・・・光学ブロック 78・・・光ピックアップ装置 79・・・ベース部材 80・・・半導体レーザ(光源) 81・・・グレーティング 82・・・ビームスプリッタ 84・・・反射ミラー 85・・・マルチレンズ 89・・・半導体レーザ嵌着部 92・・・段部壁 93、94・・・ビームスプリッタ係止凸部 96・・・ガイド溝 97・・・調整治具挿入穴 98・・・光検出器 100・・・マルチレンズホルダ 101・・・基部 102・・・基準側壁部 104・・・レンズ取付け凹部 105・・・光路穴 107・・・ガイド凸部 109・・・ガイド凸部 110・・・カートリッジ装着部 111・・・ディスク回転駆動機構 117・・・ピックアップ送り機構 125・・・調整治具 126・・・支持部 127・・・係合片 130・・・弾性保持部材 136・・・弾持片 137・・・弾持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ駆動装置に支持されてフォー
    カシング方向とトラッキング方向とに調動される対物レ
    ンズと、光源と、この光源から出射された入射レーザ光
    を折曲して対物レンズへと導く反射ミラーと、光源から
    出射された入射レーザ光と対物レンズを介して入射され
    る光ディスクからの反射レーザ光とを分光するビームス
    プリッタと、このビームスプリッタによって分光された
    反射レーザ光を受光する光検出器及びこの光検出器とビ
    ームスプリッタとの間に配設されてビームスプリッタに
    よって分光された反射レーザ光の形状を整形するマルチ
    レンズとによって光学系を構成するとともに、これら光
    学系を構成する光源、反射ミラー、ビームスプリッタ及
    び光検出器とをベース部材上に組み付け支持してなり、 前記マルチレンズは、前記光源とビームスプリッタとの
    間に構成される第1の光路を跨いでビームスプリッタと
    光検出器との間に構成される第2の光路に沿ってベース
    部材上に移動自在に支持されたマルチレンズホルダに組
    み付けられることによって、前記光検出器との対向間隔
    が調動自在に構成されることを特徴とした光ピックアッ
    プ装置。
  2. 【請求項2】 マルチレンズが組み付けられたマルチレ
    ンズホルダは、ベース部材の立上り周壁から相対向して
    突出形成された光学部品が嵌着される光学部品取付け部
    の側面を基準面として第2の光路に沿って移動動作され
    ることを特徴とした請求項1記載の光ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 マルチレンズホルダは、光学部品取付け
    部に平行してベース部材の底面壁に形成されたガイド溝
    に嵌合するガイド凸部が一体に形成されることによって
    移動方向と直交する方向の遊動が規制されることを特徴
    とした請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 マルチレンズは、合成樹脂製のマルチレ
    ンズホルダにインサート成形法によって一体に組み付け
    られることを特徴とした請求項1記載の光ピックアップ
    装置。
  5. 【請求項5】 マルチレンズホルダは、ベース部材に形
    成した光学部品取付け部に嵌着されて組み付けられる光
    学部品を嵌着方向に弾持する弾性保持部材に一体に形成
    した弾持部が弾接することによって移動方向の遊動が規
    制されることを特徴とした請求項1記載の光ピックアッ
    プ装置。
  6. 【請求項6】 マルチレンズホルダは、ベース部材の底
    面壁に穿設した円形の調整穴に対して偏心した位置に臨
    んで係合部が形成されるとともに、この係合部に係合さ
    れる係合片が調整穴の穴径よりもやや小径に形成された
    支持部に突設された調節治具を調整穴に挿入して回転操
    作することによって移動動作されることを特徴とした請
    求項1記載の光ピックアップ装置。
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