JPH07200557A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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Publication number
JPH07200557A
JPH07200557A JP5350356A JP35035693A JPH07200557A JP H07200557 A JPH07200557 A JP H07200557A JP 5350356 A JP5350356 A JP 5350356A JP 35035693 A JP35035693 A JP 35035693A JP H07200557 A JPH07200557 A JP H07200557A
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JP
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display
cursor
character
data
input
Prior art date
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JP5350356A
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English (en)
Inventor
Hideo Ueno
英生 上野
Yoshiyo Nagase
吉代 長瀬
Sachiko Nakagawa
幸子 中川
Kengo Omura
賢吾 大村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力文書のイメージ表示においても、カーソ
ルを略上側又は下側の表示位置に移動でき、カーソル上
下移動機能の充実化を図れる文書処理装置を提供するこ
と。 【構成】 テキストメモリに、「A〜F、H〜M、V〜
Z、1〜5」及び改行コードが格納され、カーソルポイ
ンタがキャラクタ「C」の文字位置の格納アドレスを支
持している場合には、カーソルKは文字「B」と「C」
の間に表示される。カーソル下移動キーが操作されたと
きには、カーソルポインタは、現在のカーソルKの表示
位置に最も近い最小の変移量データに対応する次行のキ
ャラクタ「K」の文字位置の格納アドレスを指示するこ
とから、カーソルKは文字「J」と「K」との間に表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーボードやディスプ
レイを備えた文書処理装置に関し、特に入力文書の印刷
イメージ表示におけるカーソル移動について、特に上下
方向への移動を改善するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、実開平1─850
50号公報に記載のように、基本的にキーボード、ディ
スプレイ、テープカセットに収納した印刷媒体としての
印刷テープ(例えば、18mm、24mmのテープ幅)に印
刷する印刷機構を備え、入力した文字や記号からなる文
書のデータを、通常のワードプロセッサの表示画面と同
様に所定の文字サイズでテキスト表示できるとともに、
印刷テープに印刷できるテープ印刷装置を実用化すると
ともに、このテープ印刷装置に各種の編集機能を付加し
たものを提案した。このテープ印刷装置は、ファイルの
タイトル名などをラベル印刷し、ファイルや各種の収納
ケースなどに貼着するテープを作成するのに好適のもの
である。
【0003】ところで、本願の発明者達は、キーボード
から入力した文書を、予め設定された印刷フォーマット
情報(書式情報)に基いて、印刷テープに印刷した文字
配列状態、つまり印刷イメージでディスプレイに表示す
ることに着想した。即ち、複数の印刷文字サイズに対応
する複数の表示文字サイズ分の表示用ドットパターンデ
ータを制御装置内に設けたフォントROMに記憶する一
方、キーボードから入力された複数行からなる文書のデ
ータは、印刷文字サイズに対応する表示文字サイズの表
示用ドットパターンデータにより印刷イメージでディス
プレイに表示される。
【0004】更に、文書の入力位置や編集位置を指示す
るカーソルについては、通常のワードプロセッサの移動
制御を用いて、カーソルの左・右移動キー操作によるカ
ーソル右移動指令やカーソル左移動指令に基いて、現在
のカーソル表示行における移動方向に隣接する表示文字
に移動して表示するとともに、カーソルの上・下移動キ
ー操作によるカーソル上移動指令やカーソル下移動指令
に基いて、現在のカーソル表示行における左端からの表
示桁数と同様の表示桁に対応する上側表示行又は下側表
示行の表示文字に移動して表示するように構成した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、印刷
イメージ表示可能なテープ印刷装置においては、入力し
た複数行からなる文書のデータを印刷イメージとして予
めディスプレイ上で確認できるが、特に入力文書がアル
ファベット文字などの欧文文字の場合には、欧文文字の
文字幅が各文字毎に異なることから、各表示行における
左端からの表示文字桁が上下方向に直線状に揃わない場
合が多く、カーソルの上・下移動キー操作によるカーソ
ル上移動指令やカーソル下移動指令の入力時には、カー
ソルが左右方向に大きく移動するジグザグ状態で上側表
示行又は下側表示行に移動することになり、カーソルの
上下移動機能を十分に発揮できないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、入力文書の印刷イメージ
表示においても、カーソルを略上側又は下側の表示位置
に移動でき、カーソル上下移動機能の充実化を図れるよ
うな文書処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る文書処理
装置は、図1の機能ブロック図に示すように、文字や記
号等のキャラクタ及び種々の指令を入力する為の入力手
段と、入力されたキャラクタのデータを記憶するデータ
記憶手段と、カーソルを有しキャラクタを複数行表示可
能なディスプレイを含む表示手段と、多数のキャラクタ
の表示用ドットパターンデータを記憶した表示用フォン
ト記憶手段と、データ記憶手段に記憶されたキャラクタ
について表示用フォント記憶手段から表示用ドットパタ
ーンデータを読出して、ディスプレイに印刷状態と同様
のイメージで表示する為の表示用ドットイメージデータ
を合成する表示データ作成手段と、表示用ドットイメー
ジデータを受けてディスプレイに表示するように表示手
段を制御する表示制御手段とを備えた文書処理装置にお
いて、入力手段からのキャラクタや指令の入力毎に、デ
ィスプレイ上のカーソルの表示位置を更新しつつ記憶す
るカーソル位置記憶手段と、入力手段からのキャラクタ
の入力毎に、表示データ作成手段から受ける入力キャラ
クタのキャラクタ幅データに基いて、各表示行の各キャ
ラクタの表示位置を演算して記憶するキャラクタ位置記
憶手段と、入力手段からカーソル上移動指令または下移
動指令が入力される毎に、カーソル位置記憶手段から受
けるカーソル表示位置データと、キャラクタ位置記憶手
段から受ける複数のキャラクタの表示位置データとに基
いて、現在のカーソルの上側表示行または下側表示行に
おける、表示行方向に現在のカーソルの表示位置に最も
近いカーソルの移動先位置を演算し、そのカーソル移動
先データを表示制御手段に出力するカーソル移動先位置
演算手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る文書処理装置においては、カー
ソル位置記憶手段は、入力手段からのキャラクタや指令
の入力毎に、ディスプレイ上のカーソルの表示位置を更
新しつつ記憶し、またキャラクタ位置記憶手段は、入力
手段からのキャラクタの入力毎に、表示データ作成手段
から受ける入力キャラクタのキャラクタ幅データに基い
て、各表示行の各キャラクタの表示位置を演算して記憶
する。そして、カーソル移動先位置演算手段は、入力手
段からカーソル上移動指令または下移動指令が入力され
る毎に、カーソル位置記憶手段から受けるカーソル表示
位置データと、キャラクタ位置記憶手段から受ける複数
のキャラクタの表示位置データとに基いて、現在のカー
ソルの上側表示行または下側表示行における、表示行方
向に現在のカーソルの表示位置に最も近いカーソルの移
動先位置を演算し、そのカーソル移動先データを表示制
御手段に出力する。その結果、表示制御手段は、表示デ
ータ作成手段から受けた表示用ドットイメージデータを
ディスプレイに表示するとともに、カーソル移動先位置
演算手段から受けたカーソル移動先データに対応する表
示位置にカーソルを表示する。
【0009】このように、カーソル上移動指令または下
移動指令に入力時には、現在のカーソルの上側表示行ま
たは下側表示行における、表示行方向に現在のカーソル
の表示位置に最も近いカーソルの移動先位置が求めら
れ、カーソルは、このカーソル移動先の表示位置に表示
されるので、カーソルを現在の表示位置に対して略上側
表示行又は下側表示行の最寄りの表示位置に移動でき、
カーソル上下移動機能の充実化を図れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、アルファベット文字や記号など
の多数のキャラクタを印刷テープに印刷可能なテープ印
刷装置に本発明を適用した場合のものである。図2に示
すように、テープ印刷装置1の本体フレーム2の前部に
はキーボード3が配設され、キーボード3の後方で本体
フレーム2内には印刷機構PMが配設され、またキーボ
ード3の直ぐ後側には、入力した文字や記号を印刷イメ
ージで表示可能な液晶ディスプレイ22が設けられてい
る。このディスプレイ22には、縦方向に32ドット、
横方向に121ドットで構成される表示画面を有してい
る。ここで、符号4は、印刷機構PMに装着するテープ
カセットCSを着脱するときに、カバーフレーム6を開
放する為のリリースボタンである。
【0011】キーボード(入力手段に相当する)3に
は、アルファベットや数字や記号を入力する為の文字キ
ー、スペースキー、リターンキー、カーソルKを上下左
右方向に移動させる為のカーソル移動キー、印刷文字サ
イズや設定テープ長などを含む書式情報(印刷フォーマ
ット情報)を変更設定する書式設定キー、各種の設定処
理を終了する実行キー、印刷を指令する印刷キー、電源
をON・OFFする為の電源キーなどが設けられてい
る。
【0012】次に、印刷機構PMについて、図3に基い
て簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形状
のテープカセットCSが装着されており、このテープカ
セットCSには、ラミネートフィルムテープ7が巻装さ
れたテープスプール8と、印字リボン9が巻装されたリ
ボン供給スプール10と、この印字リボン9を巻取る巻
取りスプール11と、ラミネートフィルムテープ7と同
一幅を有する両面テープ12が剥離紙を外側にして巻装
された供給スプール13と、これらラミネートフィルム
テープ7と両面テープ12とを接合させる接合ローラ1
4とが回転自在に設けられている。
【0013】前記ラミネートフィルムテープ7と印字リ
ボン9とが重なる位置には、サーマルヘッド15が立設
され、これらラミネートフィルムテープ7と印字リボン
9とをサーマルヘッド15に押圧するプラテンローラ1
6と、ラミネートフィルムテープ7と両面テープ12と
を接合ローラ14に押圧して印刷テープ19を作成する
送りローラ17とは、本体フレーム2に回動自在に枢着
された支持体18に回転可能に枢支されている。このサ
ーマルヘッド15には、128個の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0014】従って、テープ送りモータ45(図4参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ14と
巻取りスプール11とが所定回転方向に夫々同期して駆
動されながら、サーマルヘッド15の発熱素子群に通電
されたとき、ラミネートフィルムテープ7上には複数の
ドット列により文字や記号などのキャラクタが印字さ
れ、しかもラミネートフィルムテープ7は両面テープ1
2を接合した状態で印刷テープ19としてテープ送り方
向Aにテープ送りされ、図2・図3に示すように、本体
フレーム2の外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳
細については、特開平2─106555号公報を参照。
【0015】次に、この印刷テープ19を自動的に切断
する切断装置30について、図3に基いて簡単に説明す
ると、前記テープカセットCSの左側に対応する本体フ
レーム2の直ぐ内側には、板状の補助フレーム31が立
設され、この補助フレーム31に固定刃32が上向きに
固着されている。補助フレーム31に固着された左右方
向向きの枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー
34の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバ
ー34の枢支軸33より前側に対応する部位において、
可動刃35が前記固定刃32と対向して取付けられてい
る。また、操作レバー34の後端部は、切断用モータ4
6(図4参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)に
より上下揺動可能に構成され、常には、可動刃35が固
定刃32から離間した状態で保持されている。
【0016】そして、サーマルヘッド15により印刷さ
れた印刷テープ19は、テープカセットCSから固定刃
32と可動刃35との間を通って本体フレーム2外に延
びているので、切断信号により駆動された切断用モータ
46により、揺動駆動機構を介して操作レバー34の後
端部が上下揺動され、可動刃35が固定刃32に接近し
て、これら両刃32・35で印刷テープ19が切断され
る。
【0017】ところで、前記テープカセットCSから繰
出される印刷テープ19として、テープ幅を6mm、9m
m、12mm、18mm、24mmとする5種類が準備されて
おり、これらテープカセットCSの底壁部には、これら
5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出
爪の有無を組合せた突出片20が設けられている。そし
て、このテープカセットCSの下側を支持する本体フレ
ーム2には、この突出片20の突出爪の組合せからテー
プ幅を検知するカセットセンサ42(図4参照)が取付
けられている。即ち、このカセットセンサ42は、突出
片20を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テー
プ幅が24mmのときには「0100」のカセット信号を
出力し、またテープ幅が12mmのときには「1100」
のカセット信号を出力するとともに、テープカセットC
Sが装着されていないときには、「0000」のカセッ
ト信号を出力する。
【0018】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットセンサ42と、液晶ディスプレイ(LCD)2
2に表示データを出力する為のビデオRAM24を有す
るディスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告
用ブザー43の為の駆動回路44と、サーマルヘッド1
5を駆動する為の駆動回路47と、テープ送りモータ4
5を駆動する為の駆動回路48と、切断用モータ46を
駆動する為の駆動回路49とが夫々接続されている。
【0019】制御装置Cは、CPU52と、このCPU
52にデータバスなどのバス51を介して接続された入
出力インターフェース50、表示用CG(キャラクタジ
ェネレータ)ROM53、印刷用CG(キャラクタジェ
ネレータ)ROM54、ROM55及びRAM60とか
ら構成されている。表示用CGROM(表示用フォント
記憶手段に相当する)53には、アルファベット文字や
記号などの多数のキャラクタの各々に関して、表示用ド
ットパターンデータが、各書体(ゴシック系書体、明朝
系書体など)毎に6種類(7、10、16、21、3
2、32BIG ドット)の表示文字サイズ分、コードデー
タに対応させて格納されている。ここで、32BIG ドッ
トの表示文字サイズは、アルファベットの大文字のよう
にベースラインの下側に食み出さない文字列のときに、
32ドット文字サイズより大きく表示できる表示文字サ
イズである。
【0020】印刷用CGROM54には、アルファベッ
ト文字や記号などの多数のキャラクタの各々に関して、
印刷用ドットパターンデータが、各書体毎に7種類(6
ポイント:16ドット、10ポイント:24ドット、1
3ポイント:32ドット、19ポイント:48ドット、
26ポイント:64ドット、38ポイント:96ドッ
ト、44ポイント:96BIG ドット)の印刷文字サイズ
分、コードデータに対応させて格納されている。ここ
で、96BIG ドットの印刷文字サイズは、アルファベッ
トの大文字のようにベースラインの下側に食み出さない
文字列のときに、96ドット文字サイズより大きく印刷
できる文字サイズである。
【0021】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、印刷データバッファ68のデ
ータを順次読出してサーマルヘッド15やテープ送りモ
ータ45を駆動する印刷駆動制御プログラム、本願特有
の後述のテープ印刷制御の制御プログラムなどが格納さ
れている。このROM55には、図5に示すように、印
刷テープ19のテープ幅(mm)とその印刷可能幅(ドット
数)とを対応させた印刷可能範囲テーブルTB1と、図
6に示すように、印刷文字サイズ(ドット)SZとその
サイズで印刷するときの表示文字サイズ(ドット)とを
対応させた文字サイズ変換テーブルTB2とが格納され
ている。
【0022】また、ROM55には、図示しないが、7
種類の印刷文字サイズと各印刷文字サイズに関する一連
の文字や記号のドットパターンデータが格納されている
印刷用CGROM54の先頭アドレス(インデックスア
ドレス)とを対応させた印刷文字サーチテーブルと、こ
のインデックスアドレスと各文字や記号の印刷用CGR
OM54における格納先頭アドレスとを対応させた印刷
文字インデックステーブルとが格納されている。更に、
ROM55には、図示しないが、6種類の表示文字サイ
ズと各表示文字サイズに関する一連の文字や記号のドッ
トパターンデータが格納されている表示用CGROM5
3の先頭アドレス(インデックスアドレス)とを対応さ
せた表示文字サーチテーブルと、このインデックスアド
レスと各文字や記号の表示用CGROM53における格
納先頭アドレスとを対応させた表示文字インデックステ
ーブルとが格納されている。
【0023】RAM60のテキストメモリ(データ記憶
手段に相当する)61には、キーボード3から入力され
た文書データが格納される。パラメータメモリ62に
は、テキストメモリ61の先頭アドレスを指示する先頭
アドレスポインタのポインタ値SPと、その末尾アドレ
スを指示する末尾アドレスポインタのポインタ値EP
と、データカウント値DCと、印刷文字サイズSZのデ
ータとが格納される。文字位置情報メモリ(キャラクタ
位置記憶手段に相当する)63には、図13に示すよう
に、入力されてテキストメモリ61に格納された各文字
コードについて、その文字の表示行における左端表示位
置からの文字位置MPが表示文字配置位置データとして格
納される。
【0024】ポインタメモリ64には、テキストメモリ
61のアドレスを指示するテキストポインタのポインタ
値TPと、文字位置情報メモリ63のアドレスを指示する
カーソルポインタのポインタ値KPと、カーソルKの上下
移動時の移動先を指示する擬似カーソルポインタのポイ
ンタ値GKP と、行数カウンタのカウント値LCとが夫々格
納される。表示文字サイズメモリ65には、求められた
表示文字サイズのデータが格納される。カーソル移動先
メモリ66には、カーソルKの上下移動時の最終的な移
動先を求める為に、カーソルKの変移量を格納する第1
バッファと第2バッファとが設けられている。表示デー
タバッファ67には、入力された複数の文字や記号の表
示用ドットパターンデータが合成して格納され、また印
刷データバッファ68には、印刷に供する複数の文字や
記号の印刷用ドットパターンデータが合成して印刷用ド
ットイメージデータとして格納される。
【0025】次に、テープ印刷装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印刷制御のルーチンについて、図7〜図
12のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。キーボード3上の電源キーの操作により電源が投
入されると、この制御が開始され、先ずRAM60の各
メモリ61〜68をクリアするとともに、印刷機構PM
を初期化する初期設定処理が実行される(S10)。次
に、テキストメモリ61の先頭の2バイトに、標準の書
式情報データが格納され、ディスプレイ22に文書入力
画面が表示されるとともに、この入力画面には、標準書
式情報の印刷文字サイズに対応する表示文字サイズの大
きさを有するカーソルKが表示される(S11)。例え
ば、図13に示すように、テキストメモリ61の先頭の
2バイトには、書体番号として「ゴシック書体」、印刷
文字サイズとして「44pt(ポイント)」、文字修飾と
して「修飾なし」、・・を含む標準書式情報が格納され
る。
【0026】次に、テキストメモリ61に格納された文
字や記号のキャラクタを印刷イメージで表示する印刷イ
メージ表示処理が実行される(S12)。この印刷イメー
ジ表示処理については説明の都合上、後述することにす
る。そして、書式設定キーが操作されたときには(S13
・S14:Yes )、書式情報設定処理制御が実行され(S
21)、S12を経てS13に移行する。この書式情報設定制
御においては、文字修飾の種類名や印刷文字サイズや書
体名などの書式設定内容を一括して設定可能な書式設定
画面がディスプレイ22に表示されるので、カーソル移
動キーを操作して、設定項目「文字修飾の種類名」や
「印刷文字サイズ」や「書体名」にカーソルKを移動
し、所望の設定内容に対応する数字キーを入力した後、
実行キーを操作すると、数字で設定された文字修飾番号
や印刷文字サイズSZのデータを含む書式情報がテキス
トメモリ61に変更書式情報として格納される。
【0027】次に、アルファベット文字キーや記号キー
や数字キーなどの印刷可能キーが操作されたときには
(S13:Yes 、S14:No、S15:Yes )、操作された印
刷可能キーのコードデータを文書データとしてテキスト
メモリ61に格納する文書データ格納処理が実行され
(S22)、S12を経てS13に移行する。この文書データ
格納処理においては、コードデータの格納処理ととも
に、テキストポインタ値TPとカーソルポインタ値KPとを
夫々2バイト分インクリメントするポインタ管理処理が
実行される。次に、印刷イメージ表示処理制御につい
て、図8のフローチャートに基いて説明する。
【0028】この制御が開始されると、先ずテキストメ
モリ61内のデータが先頭アドレスから順次検索され、
書式情報やキャラクタコードや改行コードに基いて、表
示する文字や記号のキャラクタの各々に関して、表示用
ドットパターンデータを表示データバッファ65に展開
する為の配置位置情報が求められ、その配置位置情報が
文字位置情報として文字位置情報メモリ63に格納され
る(S30)。即ち、この文字位置情報は、例えば、書式
情報やキャラクタコードや改行コードと印刷用ドットパ
ターンデータとから、各キャラクタの文字位置データに
基いて、各印刷行における文字幅を順次加算して各キャ
ラクタ毎の印刷時の文字配置位置が求められ、その文字
配置位置の座標値を1/3倍して、表示用配置位置とす
る等して求められる。
【0029】次に、パラメータメモリ62における印刷
処理に関するパラメータ情報を初期化する初期化処理が
実行される(S31)。即ち、パラメータメモリ62にお
いて、先頭アドレスポインタ値SPにはテキストメモリ
61の先頭アドレスがセット(図13参照)され、末尾
アドレスポインタ値EPにはテキストメモリ61の末尾
アドレスの次のアドレス(末尾アドレス+2)がセット
(図13参照)され、データカウント値DCとして初期
値「0」がセットされ、更に印刷文字サイズSZとして
「44pt」がセットされる。
【0030】次に、書式情報のデータやキャラクタコー
ドは夫々2バイト構成なので、先頭アドレスに、データ
カウント値DCを2倍したアドレス分を加算した検索ア
ドレスのデータが読込まれ(S32)、そのデータが書式
情報のデータのときには(S33:Yes )、その書式情報
の印刷文字サイズSZや設定テープ長をパラメータメモ
リ62に格納する書式情報変更処理制御が実行される
(S35)。次に、データカウント値DCが1つインクリ
メントされ(S37)、先頭アドレスポインタ値SPに、
データカウント値DCを2倍したアドレス分を加算した
検索アドレスと末尾アドレスポインタ値EPで指示する
アドレスとが合致せず、テキストメモリ61に表示に供
する文字が存在するときには(S38:No)、S32以降が
繰り返して実行される。
【0031】そして、検索アドレスのデータが印刷可能
なキャラクタコードのときには(S33:No、S34:Yes
)、表示用イメージ発生処理制御が実行される(S3
6)。この表示用イメージ発生処理においては、先ず印
刷文字サイズSZと文字サイズ変換テーブルTB2とか
ら表示文字サイズが求められて表示文字サイズメモリ6
5に格納され、次にこの表示文字サイズにおけるそのキ
ャラクタコードの表示用ドットパターンデータが表示用
CGROM53から読出され、文字位置情報メモリ63
に格納されたそのキャラクタに対応する配置位置情報に
基いて表示データバッファ65に格納される。
【0032】そして、先頭アドレスSPに、データカウン
ト値DCを2倍したアドレス分を加算した検索アドレス
と末尾アドレスポインタ値EPで指示するアドレスとが
合致したときには(S38:Yes )、更に改行コードの数
とカーソルポインタKPで指示するアドレスの文字位置デ
ータ「MP[KP]」とに基いて、この文字位置データ「MP[K
P]」で指示される表示データバッファ67の位置にカー
ソルKの為のドットパターンデータを発生するカーソル
用イメージデータ発生処理制御が実行され(S39)、表
示データバッファ65に展開して格納された表示用ドッ
トイメージデータのうち、カーソルKのドットパターン
データを含む1画面分のドットイメージデータがビデオ
RAM24に出力されてディスプレイ22に表示され
(S40)、この制御を終了して、テープ印刷制御のS13
にリターンする。
【0033】例えば、24mmのテープ幅の印刷テープ1
9を収納したテープカセットCSが装着されており、テ
キストメモリ61には、図13に示すように、標準書式
情報やキャラクタコード列「A〜F、H〜M、V〜Z、
1〜5」及び改行コードが格納されている場合には、印
刷文字サイズSZは、印刷可能範囲テーブルTB1から
求められた印刷可能幅データに基いて、4行用の10pt
(24ドット)なので、表示文字サイズは7ドットに設
定され、図14に示すように、24mmのテープ幅に対応
して、表示領域全体を印刷イメージ表示画面とし、ディ
スプレイ22には、カーソルKとこれらのキャラクタが
表示文字サイズを7ドットとして4行に亙って表示され
る。
【0034】ここで、テキストメモリ61のアドレスを
指示するテキストポインタTPと、文字位置情報メモリ6
3のアドレスを指示するカーソルポインタKPとは、常に
対応関係にあるので、図13に示すように、テキストポ
インタTPがキャラクタ「C」の格納アドレスを指示して
いるときには、カーソルポインタKPはキャラクタ「C」
の文字位置MPC の格納アドレスを指示することになり、
カーソルKは図14に示すように、アルファベット文字
「C」に表示される。即ち、キャラクタ「C」の文字位
置MPC は、第1表示行の左端表示位置にキャラクタ
「A」の文字幅とキャラクタ「B」の文字幅とを加えた
表示原点位置である。また、文字位置MPr は、改行位置
であり、また文字位置MPαは、次のキャラクタの表示原
点位置である。
【0035】そして、テープ印刷制御において、カーソ
ル右移動キーが操作されたときには(S13:Yes 、S14
〜15:No、S16:Yes )、カーソル右移動処理制御(図
9参照)が実行される(S23)。この制御が開始される
と、先ずカーソルポインタ値KPが2バイト分インクリメ
ントされるとともに、テキストポインタ値TPも2バイト
分インクリメントされる(S50)。次に、カーソルポイ
ンタ値KPが最終の末尾アドレスRA(図13参照)以下の
ときで、カーソルKが右方に移動可能なときに(S51:
Yes )、テキストポインタTPで指示するテキストメモリ
61のアドレスに、「改行コード」以外のキャラクタコ
ードが格納されているときには(S52:No)、カーソル
ポインタKPで指示するアドレスの文字位置データ「MP[K
P]」がカーソルKの移動先位置データDKP として出力さ
れ(S53)、この制御を終了して、テープ印刷制御のS
12にリターンする。そして、S12の印刷イメージ表示処
理において、このカーソルKの移動先位置データDKP で
ある文字位置データ「MP[KP]」に基いて、カーソルKが
1桁右側の表示文字に表示される。
【0036】しかし、テキストポインタTPで指示するア
ドレスに「改行コード」が格納されているときには(S
52:Yes )、行数カウント値LCが1つインクリメントさ
れ(S54)、更にカーソルポインタ値KPとテキストポイ
ンタ値TPとが夫々2バイト分インクリメントされ(S5
5)、S53を経てこの制御を終了して、前記S12にリタ
ーンし、印刷イメージ表示処理において、このカーソル
Kの移動先位置データDKP である文字位置データ「MP[K
P]」に基いて、カーソルKが次行の先頭文字位置に表示
される。ところで、カーソルポインタ値KPが末尾アドレ
スRAよりも大きくて、カーソルKが右方に移動不可能な
ときには(S51:No)、カーソルポインタ値KPが末尾ア
ドレスRAに保持され(S56)、この制御を終了して前記
S12にリターンし、印刷イメージ表示処理において、カ
ーソルKは最終文字の次に表示される。
【0037】次に、カーソル左移動キーが操作されたと
きには(S13:Yes 、S14〜16:No、S17:Yes )、カ
ーソル左移動処理制御(図10参照)が実行される(S
24)。この制御が開始されると、先ずカーソルポインタ
値KPが2バイト分デクリメントされるとともに、テキス
トポインタ値TPも2バイト分デクリメントされる(S6
0)。次に、カーソルポインタ値KPが先頭の開始アドレ
スSA(図13参照)以上のときで、カーソルKが左方に
移動可能なときに(S61:Yes )、テキストポインタTP
で指示するテキストメモリ61のアドレスに、「改行コ
ード」以外のキャラクタコードが格納されているときに
は(S62:No)、カーソルポインタKPで指示するアドレ
スの文字位置データ「MP[KP]」がカーソルKの移動先位
置データDKP として出力され(S63)、この制御を終了
して、テープ印刷制御のS12にリターンする。そして、
S12の印刷イメージ表示処理において、このカーソルK
の移動先位置データDKP である文字位置データ「MP[K
P]」に基いて、カーソルKが1桁左側の表示文字に表示
される。
【0038】しかし、テキストポインタTPで指示するア
ドレスに「改行コード」が格納されているときには(S
62:Yes )、行数カウント値LCが1つデクリメントされ
(S64)、更にカーソルポインタ値KPとテキストポイン
タ値TPとが夫々2バイト分デクリメントされ(S65)、
S63を経てこの制御を終了して、前記S12にリターン
し、印刷イメージ表示処理において、このカーソルKの
移動先位置データDKP である文字位置データ「MP[KP]」
に基いて、カーソルKが前行の末尾文字位置に表示され
る。ところで、カーソルポインタ値KPが開始アドレスSA
よりも小さくて、カーソルKが左方に移動不可能なとき
には(S61:No)、カーソルポインタ値KPが開始アドレ
スSAに保持され(S66)、この制御を終了して前記S12
にリターンし、印刷イメージ表示処理において、カーソ
ルKは先頭文字位置に表示される。
【0039】次に、カーソル下移動キーが操作されたと
きには(S13:Yes 、S14〜17:No、S18:Yes )、カ
ーソル下移動処理制御(図11参照)が実行される(S
25)。この制御が開始されたときに、行数カウント値LC
が最大行数MAX よりも小さいときで、カーソルKが下方
に移動可能なときには(S70:No)、行数カウント値LC
が1つインクリメントされるとともに、カーソル移動先
メモリ66の第1バッファには、最大値「FF」が変移
量データ1Mとして格納される(S71)。次に、擬似カ
ーソルポインタ値GKP には、カーソルポインタKPが存在
する行の次行の行頭の文字位置情報のアドレスがセット
されるとともに、テキストポインタ値TPには、次行の行
頭のキャラクタアドレスがセットされる(S72)。
【0040】次に、カーソルポインタKPで指示する文字
位置データMP[KP]と擬似カーソルポインタ値GKP で指示
する文字位置データMP[GKP] との差の絶対値であるカー
ソル表示位置変移量Δdが求められ(S73)、そのカー
ソル表示位置変移量Δdがカーソル移動先メモリ66の
第2バッファに、変移量データ2Mとして格納される
(S74)。次に、変移量データ2Mと変移量データ1M
とが比較され、変移量データ2Mが変移量データ1M以
下のときには(S75:Yes )、変移量データ2Mが変移
量データ1Mとして第1バッファに格納され、このとき
の擬似カーソルポインタ値GKP が指示するアドレスがワ
ークメモリにカーソルアドレスKAとして一時的に格納さ
れ、更にテキストポインタ値TPには、その擬似カーソル
ポインタ値GKP が指示するアドレスに対応するテキスト
メモリ61のアドレスがセットされる(S76)。しか
し、変移量データ2Mが変移量データ1Mよりも大きい
ときには(S75:No)、変移量データ2Mが変移量デー
タ1Mとして第1バッファに格納されることなく、S77
に移行する。
【0041】次に、擬似カーソルポインタ値GKP が行末
のアドレスでないときには(S77:No)、擬似カーソル
ポインタ値GKP が2バイト分インクリメントされ(S7
9)、S73に移行し、S73以降が繰り返して実行され
る。そして、擬似カーソルポインタ値GKP が行末のアド
レスのときには(S77:Yes )、第1バッファには、下
側表示行における、現在のカーソルKの表示位置に最も
近い最小の変移量データ1Mが格納され且つその最小変
移量データ1Mに対応するカーソルアドレスKAがワーク
メモリに格納されているので、カーソルポインタKPに
は、最小変移量であるカーソルアドレスKAが格納される
とともに、カーソルポインタKPで指示するアドレスの文
字位置データ「MP[KP]」がカーソルKの移動先位置デー
タDKP として記憶され(S78)、この制御を終了して、
テープ印刷制御のS12にリターンする。そして、この印
刷イメージ表示処理において、このカーソルKの移動先
位置データDKP である文字位置データ「MP[KP]」に基い
て、カーソルKが1行下側の表示行における、現在のカ
ーソルKの表示位置に最も近いキャラクタにカーソルK
が移動して表示される。
【0042】例えば、前述したように、テキストメモリ
61には、図13に示すように、標準書式情報やキャラ
クタコード列「A〜F、H〜M、V〜Z、1〜5」及び
改行コードが格納され、文字位置情報メモリ63には、
各キャラクタの文字位置データMPが夫々格納され、更に
テキストポインタTPがキャラクタ「C」の格納アドレス
を指示し、カーソルポインタKPがキャラクタ「C」の文
字位置MPC の格納アドレスを指示している場合には、カ
ーソルKは図14に示すように、アルファベット文字
「C」に表示される。このとき、カーソル下移動キーが
操作されたときには、カーソルポインタKP1 は、現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「C」)に最も近い
最小の変移量データに対応する次行のキャラクタ「K」
の文字位置MPK の格納アドレスを指示し、テキストポイ
ンタTP1 は、このカーソルポインタKP1 に対応する次行
のキャラクタ「K」のアドレスを指示することから、カ
ーソルKは図15に示すように、2点鎖線で示す現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「C」)に最も近い
次行のキャラクタ「K」に移動して表示される。
【0043】更に、カーソル下移動キーが操作されたと
きには、同様にして、カーソルポインタKP2 は、現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「K」)に最も近い
最小の変移量データに対応する次行のキャラクタ「X」
の文字位置MPX の格納アドレスを指示し、テキストポイ
ンタTP2 は、このカーソルポインタKP2 に対応する次行
のキャラクタ「X」のアドレスを指示することから、カ
ーソルKは図16に示すように、2点鎖線で示す現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「K」)に最も近い
次行のキャラクタ「X」に移動して表示される。
【0044】更に、カーソル下移動キーが操作されたと
きには、同様にして、カーソルポインタKP3 は、現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「X」)に最も近い
最小の変移量データに対応する次行のキャラクタ「4」
の文字位置MP4 の格納アドレスを指示し、テキストポイ
ンタTP3 は、このカーソルポインタKP3 に対応する次行
のキャラクタ「4」のアドレスを指示することから、カ
ーソルKは図17に示すように、2点鎖線で示す現在の
カーソルKの表示位置(キャラクタ「X」)に最も近い
次行のキャラクタ「4」に移動して表示される。
【0045】一方、カーソル上移動キーが操作されたと
きには(S13:Yes 、S14〜18:No、S19:Yes )、カ
ーソル上移動処理制御(図12参照)が実行される(S
26)。この制御が開始されたときに、行数カウント値LC
が「0」でないときで、カーソルKが上方に移動可能な
ときには(S85:No)、行数カウント値LCが1つデクリ
メントされるとともに、カーソル移動先メモリ66の第
1バッファには、最大値「FF」が変移量データ1Mと
して格納される(S86)。次に、擬似カーソルポインタ
値GKP には、カーソルポインタKPが存在する行の前行の
行頭の文字位置情報のアドレスがセットされるととも
に、テキストポインタ値TPには、前行の行頭のキャラク
タアドレスがセットされる(S87)。
【0046】次に、前記カーソル下移動処理制御のS73
〜S77、S79と同様に、S88〜S92、S94が繰り返して
実行される。そして、擬似カーソルポインタ値GKP が行
末のアドレスのときには(S92:Yes )、第1バッファ
には、上側表示行における、現在のカーソルKの表示位
置に最も近い最小の変移量データ1Mが格納され且つそ
の最小変移量データ1Mに対応するカーソルアドレスKA
がワークメモリに格納されているので、カーソルポイン
タKPには、最小変移量であるカーソルアドレスKAが格納
されるとともに、カーソルポインタKPで指示するアドレ
スの文字位置データ「MP[KP]」がカーソルKの移動先位
置データDKP として記憶され(S93)、この制御を終了
して、前記S12にリターンする。そして、S12の印刷イ
メージ表示処理において、このカーソルKの移動先位置
データDKP である文字位置データ「MP[KP]」に基いて、
カーソルKが1行上側の表示行における、現在のカーソ
ルKの表示位置に最も近いキャラクタにカーソルKが移
動して表示される。
【0047】例えば、前述したように、テキストメモリ
61及び文字位置情報メモリ63には、図13に示すよ
うに、標準書式情報やキャラクタコードデータが格納さ
れ、テキストポインタTP3 がキャラクタ「4」の格納ア
ドレスを指示し、カーソルポインタKP3 がキャラクタ
「4」の文字位置MP4 の格納アドレスを指示し、カーソ
ルKが図17に示すように、キャラクタ「4」に表示さ
れているときに、カーソル上移動キーが操作されたとき
には、前記カーソル下移動処理制御と同様にして、テキ
ストポインタTP2 がキャラクタ「X」の格納アドレスに
移動し且つカーソルポインタKP2 がキャラクタ「X」の
文字位置MPX の格納アドレスに移動することから、カー
ソルKは図16に示すように、現在のカーソルKの表示
位置(キャラクタ「4」)に最も近い前行のキャラクタ
「X」に移動して表示される。
【0048】更に、カーソル上移動キーが操作されたと
きには、同様にして、テキストポインタTP1 がキャラク
タ「K」の格納アドレスに移動し且つカーソルポインタ
KP1がキャラクタ「K」の文字位置MPK の格納アドレス
に移動することから、カーソルKは図15に示すよう
に、現在のカーソルKの表示位置(キャラクタ「X」)
に最も近い前行のキャラクタ「K」に移動して表示され
る。
【0049】次に、テープ印刷制御において、印刷キー
が操作されたときには(S13:Yes、S14〜S19:No、
S20:Yes )、印刷処理制御が起動されて、印刷データ
バッファ68に作成された印刷ドットパターンデータが
印刷機構PMに出力されて印刷テープ19に印刷処理さ
れ(S27)、S12に戻る。この印刷処理制御は通常の印
刷処理と同様なので簡単に説明すると、テキストメモリ
61から書式情報やキャラクタコードが順次読出され、
印刷文字サーチテーブルと印刷文字インデックステーブ
ルとに基いて、そのキャラクタコードの印刷用CGRO
M54における印刷用ドットパターンデータが読出され
て印刷データバッファ68に展開して合成格納され、こ
の印刷データバッファ68の印刷用ドットイメージデー
タが印刷機構PMに出力され、印刷テープ19に印刷処
理される。
【0050】ところで、書式設定キー、印刷可能キー、
カーソル右、左、下、上移動キー及び印刷キー以外のキ
ーが操作されたときには(S13:Yes 、S14〜S20:N
o)、その操作されたキーに対応する処理が実行され
(S28)、S12に戻る。
【0051】以上説明したように、カーソル上移動キー
操作によるカーソル上移動指令、又はカーソル下移動キ
ー操作による下移動指令に入力時には、現在のカーソル
Kの上側表示行または下側表示行における、表示行方向
に現在のカーソルKの表示位置に最も近いカーソルの移
動先位置が求められ、カーソルKは、このカーソル移動
先の表示位置に表示されるので、カーソルKを現在の表
示位置に対して略上側表示行又は下側表示行の最寄りの
表示位置に移動でき、カーソル上下移動機能の充実化を
図れる。
【0052】ここで、特許請求の範囲に記載した各手段
と、上記実施例中の構成との対応関係について説明する
と、カーソル位置記憶手段に相当するものは、カーソル
ポインタ値KPを記憶するポインタメモリ64であり、キ
ャラクタ位置記憶手段に相当するものは、文字位置情報
メモリ63であり、カーソル移動先位置演算手段に相当
するものは、カーソル下移動処理制御及びカーソル上移
動処理制御である。
【0053】尚、印刷用CGROM54には、複数の印
刷用ドットパターンフォントに代えて、多数のキャラク
タの各々に関して、キャラクタの輪郭線を規定するアウ
トラインデータをキャラクタコードに対応させて格納す
るように構成してもよい。尚、カーソルKは、キャラク
タの下側に表示される横棒状や矩形状のものなど、各種
の形状であってもよい。尚、本発明の技術的思想の範囲
内において、前記実施例の制御に関し、既存の技術や当
業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあ
り得る。尚、キーボードやディスプレイを備え、入力し
た文書データを印刷イメージで表示可能なワードプロセ
ッサなど、種々の文書処理装置に本発明を適用し得るこ
とは勿論である。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る文書処理装置によれば、
カーソル位置記憶手段と、キャラクタ位置記憶手段と、
カーソル移動先位置演算手段とを設け、カーソル上移動
指令または下移動指令に入力時には、現在のカーソルの
上側表示行または下側表示行における、表示行方向に現
在のカーソルの表示位置に最も近いカーソルの移動先位
置が求められ、カーソルは、このカーソル移動先の表示
位置に表示されるので、カーソルを現在の表示位置に対
して略上側表示行又は下側表示行の最寄りの表示位置に
移動でき、カーソル上下移動機能の充実化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印刷装置の斜視図である。
【図3】テープカセットを装着した印刷機構の概略平面
図である。
【図4】テープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図5】印刷可能範囲テーブルの設定内容を説明する図
表である。
【図6】文字サイズ変換テーブルの設定内容を説明する
図表である。
【図7】テープ印刷制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図8】印刷イメージ表示制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図9】カーソル右移動処理制御の概略フローチャート
である。
【図10】カーソル左移動処理制御の概略フローチャー
トである。
【図11】カーソル下移動処理制御の概略フローチャー
トである。
【図12】カーソル上移動処理制御の概略フローチャー
トである。
【図13】標準書式情報やキャラクタコードが格納され
たテキストメモリと各キャラクタの文字位置データが格
納された文字位置情報メモリの説明図である。
【図14】カーソルが文字「C」に表示された文書デー
タの表示例を示す図である。
【図15】カーソルが文字「K」に表示された図14相
当図である。
【図16】カーソルが文字「X」に表示された図14相
当図である。
【図17】カーソルが数字「4」に表示された図14相
当図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 22 液晶ディスプレイ 52 CPU 53 表示用CGROM 55 ROM 60 RAM 61 テキストメモリ 63 文字位置情報メモリ 64 ポインタメモリ 67 表示データバッファ C 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 賢吾 名古屋市中区大須3丁目46番15号 ビー・ エス・ケー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号等のキャラクタ及び種々の指
    令を入力する為の入力手段と、入力されたキャラクタの
    データを記憶するデータ記憶手段と、カーソルを有しキ
    ャラクタを複数行表示可能なディスプレイを含む表示手
    段と、多数のキャラクタの表示用ドットパターンデータ
    を記憶した表示用フォント記憶手段と、データ記憶手段
    に記憶されたキャラクタについて表示用フォント記憶手
    段から表示用ドットパターンデータを読出して、前記デ
    ィスプレイに印刷状態と同様のイメージで表示する為の
    表示用ドットイメージデータを合成する表示データ作成
    手段と、前記表示用ドットイメージデータを受けてディ
    スプレイに表示するように表示手段を制御する表示制御
    手段とを備えた文書処理装置において、 前記入力手段からのキャラクタや指令の入力毎に、ディ
    スプレイ上のカーソルの表示位置を更新しつつ記憶する
    カーソル位置記憶手段と、 前記入力手段からのキャラクタの入力毎に、表示データ
    作成手段から受ける入力キャラクタのキャラクタ幅デー
    タに基いて、各表示行の各キャラクタの表示位置を演算
    して記憶するキャラクタ位置記憶手段と、 前記入力手段からカーソル上移動指令または下移動指令
    が入力される毎に、カーソル位置記憶手段から受けるカ
    ーソル表示位置データと、キャラクタ位置記憶手段から
    受ける複数のキャラクタの表示位置データとに基いて、
    現在のカーソルの上側表示行または下側表示行におけ
    る、表示行方向に現在のカーソルの表示位置に最も近い
    カーソルの移動先位置を演算し、そのカーソル移動先デ
    ータを表示制御手段に出力するカーソル移動先位置演算
    手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
JP5350356A 1993-12-27 1993-12-27 文書処理装置 Pending JPH07200557A (ja)

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JP5350356A JPH07200557A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 文書処理装置
EP94120707A EP0660248B1 (en) 1993-12-27 1994-12-27 Word processor
DE69423194T DE69423194T2 (de) 1993-12-27 1994-12-27 Textverarbeitungsgerät

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017068664A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ブラザー工業株式会社 編集装置、印刷装置、及び制御プログラム

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