JPH07199935A - タッチ検出装置 - Google Patents

タッチ検出装置

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JPH07199935A
JPH07199935A JP5350862A JP35086293A JPH07199935A JP H07199935 A JPH07199935 A JP H07199935A JP 5350862 A JP5350862 A JP 5350862A JP 35086293 A JP35086293 A JP 35086293A JP H07199935 A JPH07199935 A JP H07199935A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大容量のイベントバッファを用いなくとも正
確なタッチ情報を検出できるタッチ検出装置を実現す
る。 【構成】 押離鍵操作に応じてスイッチS1,S2が順
次オンオフされると、スイッチマトリクス3が押鍵イベ
ントあるいは離鍵イベントを表わす状態情報を発生す
る。コントローラ1は、スイッチS1,S2のオンオフ
タイミングに対応したタッチ情報を発生する。メモリ5
に格納されたタッチ情報がCPU20からの読み出し待
ち状態にある時に、新たな押鍵あるいは離鍵が発生した
場合、コントローラ1は前押鍵あるいは前離鍵に対応す
る状態情報とタッチ情報とを無効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電子ピアノ等
の電子楽器に用いて好適なタッチ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子ピアノ等の電子楽器
においては、押離鍵操作を検出するための鍵走査を行
い、この鍵走査によって得られる押離鍵情報に基づいて
押鍵タッチやアフタタッチを検出するタッチ検出装置を
備えるものが多い。この種の装置は、各鍵毎に配設され
る鍵スイッチマトリクスをスキャンし、これにより得ら
れるキーオン/キーオフイベントに対応したノートナン
バ、タッチ(ベロシティ)および押離鍵信号を生成す
る。通常、各鍵には、第1および第2の鍵スイッチが設
けられており、押鍵時には第1の鍵スイッチがオン状態
になり、これに続いて第2の鍵スイッチがオン状態にな
る。そして、離鍵時には、第2の鍵スイッチがオフして
から第1の鍵スイッチがオフされるようになっている。
したがって、タッチ検出装置では、押鍵時のスイッチタ
イミング、すなわち、第1の鍵スイッチがオン状態にな
った時点から第2の鍵スイッチがオン状態になる時点ま
での時間間隔を計測して鍵タッチ(ベロシティ)に対応
するデータを生成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
タッチ検出装置では、キーオン/キーオフイベントが発
生する度に上述した各種押離鍵情報を発生し、これを楽
器各部を制御するCPU側へ供給するようにしており、
複数のイベントが連続的に発生した場合、一定時間内に
CPUへ転送しきれないことが起こり得る。そこで、こ
のような場合に対処するため、タッチ検出装置には各イ
ベント毎の押離鍵情報を記憶するイベントバッファメモ
リを備えるようにしている。
【0004】ところで、このイベントバッファメモリ
は、比較的に多くの記憶容量を必要とし、低廉な価格の
電子楽器に搭載するにはコストパフォーマンスから見
て、製品コスト高を招致する要因となり得る。イベント
バッファメモリを用いることなくタッチ検出を実現する
には、第1および第2の鍵スイッチが順次オン状態にな
る期間を計測し、その計測値がCPUによって読み出さ
れるまで保持することが考えられる。例えば、図10に
示すように、時刻t0において鍵が押鍵されて第1の鍵
スイッチS1がオンされ、続いて時刻t1において第2
の鍵スイッチS2がオンされた場合、時刻t0〜t1の間
に計測されるカウント値が押鍵タッチに対応する値とな
り、これが所定時間経過後にCPUへ転送される訳であ
る。
【0005】しかしながら、こうした方式にあっては、
検出したタッチ情報をCPU側へ転送する以前に、次の
イベントが発生した場合、先に検出したタッチ情報をC
PUへ転送してから次のイベントに対応するタッチ情報
を検出することから、計測開始タイミングが実際のイベ
ント発生時点からずれてしまい誤ったタッチ情報を検出
するという問題がある。例えば、図10に示すように、
時刻t2〜t3に対応する離鍵タッチを検出し、これをC
PUへ転送すべく待機している最中に、時刻t 4におい
て次のキーオンイベントが発生すると、次のイベントに
対応する計測開始タイミングがΔt遅れてしまい、結果
的に誤った押鍵タッチが検出され、これにより不自然な
楽音が形成されてしまうという弊害が生じる。そこで本
発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、大容量
のイベントバッファを用いなくとも正確なタッチ情報を
検出することができるタッチ検出装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、各鍵毎に設けら
れ、押離鍵操作に応じて順次オンオフされる第1および
第2の鍵スイッチと、前記第1および第2の鍵スイッチ
のオンオフ状態に応じて押鍵あるいは離鍵を検出し、押
鍵イベントあるいは離鍵イベントを表わす状態情報を発
生すると共に、前記第1および第2の鍵スイッチのオン
オフタイミングに対応したタッチ情報を発生するタッチ
情報発生手段と、前記状態情報と前記タッチ情報とを一
時記憶する一時記憶手段と、この一時記憶手段に格納さ
れたタッチ情報が外部からの読み出し待ち状態にある時
に、前記タッチ情報発生手段が新たな押鍵あるいは離鍵
を検出した場合、前押鍵あるいは前離鍵に対応する状態
情報とタッチ情報とを無効にする制御手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記状態情報は、少なくとも、押鍵あるいは離鍵のいずれ
かを識別する情報と、押鍵あるいは離鍵の完了未完を識
別する情報とから形成されることを特徴としている。さ
らに、請求項3に記載の発明によれば、前記一時記憶手
段は、前記状態情報と前記タッチ情報とを前記各鍵毎に
対応する記憶領域に格納することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、押離鍵操作に応じて第1およ
び第2の鍵スイッチが順次オンオフされると、タッチ情
報発生手段が前記第1および第2の鍵スイッチのオンオ
フ状態に応じて押鍵あるいは離鍵を検出し、押鍵イベン
トあるいは離鍵イベントを表わす状態情報を発生すると
共に、前記第1および第2の鍵スイッチのオンオフタイ
ミングに対応したタッチ情報を発生する。そして、一時
記憶手段が前記状態情報と前記タッチ情報とを一時記憶
し、この一時記憶手段に格納されたタッチ情報が外部か
らの読み出し待ち状態にある時に、前記タッチ情報発生
手段が新たな押鍵あるいは離鍵を検出した場合、制御手
段は前押鍵あるいは前離鍵に対応する状態情報とタッチ
情報とを無効にする。これにより、大容量のイベントバ
ッファを用いなくとも正確なタッチ情報を検出すること
が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 A.実施例の構成 図1は、本発明の一実施例によるタッチ検出装置の構成
を示すブロック図である。この図において、1は装置各
部を制御するコントローラであり、その動作については
後述する。2はデコーダ(DEC)であり、コントロー
ラ1から供給されるスキャン信号Scをデコードして信
号KCを出力する。3は各鍵毎に配設される鍵スイッチ
SWをマトリクス状に接続してなるスイッチマトリクス
であり、押鍵あるいは離鍵に対応した信号KIを発生す
る。ここで、図2を参照してスイッチマトリクス3の構
成について説明する。この図に示すスイッチマトリクス
3は、8行22列の鍵スイッチSWを備え、これら鍵ス
イッチSWは一端が信号KCラインに接続され、他端が
ダイオードDを介してプルアップされる。
【0010】8行22列に配列された鍵スイッチSWの
内、列方向に隣り合う2つが対になって1つの鍵KEY
に配設される。すなわち、図3に示すように、鍵KEY
の鍵下部には、2つの鍵スイッチSWが設けられ、これ
ら2つの鍵スイッチSWを以後、スイッチS1とスイッ
チS2と称する。したがって、図2に示すマトリクス回
路において、行番号を「i(i=0〜7)」とし、列方
向の組番号を「j(j=0〜10)」とすると、各鍵K
EYは配列要素(i,j)で表現される。なお、このス
イッチS1,S2は、押鍵時にスイッチS1が先にオン
し、続いてスイッチS2がオンする。一方、離鍵時にス
イッチS2がオフしてからスイッチS1がオフする。
【0011】次に、再び図1を参照して実施例の構成に
ついて説明を続ける。4はスイッチマトリクス3から出
力される信号KIを各鍵毎に一時記憶するキーインレジ
スタ(KIR)である。5はコントローラ1から供給さ
れる制御信号Scに応じて各鍵毎のタッチ情報がリード
/ライトされるメモリである。メモリ5は、例えば、8
8鍵仕様に対応する場合、図5に示す通り、各鍵当り1
バイト(8ビット長)のタッチ情報を記憶する。ここで
言う、タッチ情報とは、下位6ビットで表現される63
段階のタッチカウント値VC、後述するフラグF1(1
ビット)およびフラグF2(1ビット)から形成されて
いる。なお、後述する動作説明においては、タッチカウ
ント値VCの記憶エリアをレジスタVC(n)と称し、
nは鍵番号を表わす。このメモリ5は、従来のキーバッ
ファとは異なり、単に押離鍵イベント発生毎に計測され
るタッチカウント値VC、フラグF1およびフラグF2
を一時記憶するものであって、その記憶容量は88鍵仕
様で88バイトと極めて小容量なものとなっている。
【0012】6はメモリレジスタであり、制御信号Sc
に応じてメモリ6から読み出される対応鍵のタッチ情報
を一時記憶する。7,8はそれぞれメモリレジスタ6か
ら読み出されるフラグF1およびフラグF2を制御信号
Scに応じてセット/リセットするセット/リセット回
路である。9は制御信号Scに応じてセット/リセット
するインクリメントカウンタである。10はインバータ
であり、メモリレジスタ6から出力されるタッチカウン
ト値VCをビット反転してベロシティVLを発生する。
11は上記ベロシティVLを一時記憶するベロシティレ
ジスタである。12はコントローラ1から供給されるノ
ートナンバNTおよびフラグF2を一時記憶するノート
レジスタである。
【0013】なお、これらレジスタ11,12に格納さ
れるベロシティVLおよびノートナンバNTは、図4
(イ)、(ロ)に図示するよう1バイトで構成され、後
段のCPU20によって読み出される。また、レジスタ
11,12は、コントローラ1から供給されるリセット
信号SRによってその内容がゼロリセットされる。13
はCPU20およびコントローラ1の両者からアクセス
されるフラグレジスタであり、CPU20とコントロー
ラ1との間で授受されるセット/リセットフラグRDY
を一時記憶する。CPU20は、レジスタ11,12の
内容を読み出した時点でフラグRDYを「0」にリセッ
トする。
【0014】B.実施例の動作 次に、上記構成による実施例の動作について図6〜図9
を参照して説明する。 メインルーチンの動作 まず、この実施例に電源が投入されると、コントローラ
1は自身にプリセットされるマイクロプログラムを読み
出して図6に示すメインルーチンを実行し、ステップS
A1に処理を進める。ステップSA1では、前述した行
番号iを格納するレジスタiの値が「7」を超えたか否
かを判断する。すなわち、デコーダ2から出力される信
号KCが行ラインの走査を一巡したか否かを判断する。
ここで、走査が一巡した場合には、判断結果が「YE
S」となり、ステップSA2に進み、行番号iをゼロリ
セットした後、再びステップSA1に戻る。
【0015】こうして行ラインの走査が更新されると、
ステップSA1での判断結果が「NO」となり、ステッ
プSA3に進む。ステップSA3では、前述した列組番
号jを格納するレジスタjの値が「10」を超えたか否
かを判断する。すなわち、列方向の走査が一巡したか否
かを判断する。ここで、走査が一巡した場合には、判断
結果が「YES」となり、ステップSA4に進む。ステ
ップSA4では、レジスタiの値を1インクリメントし
て歩進させる一方、レジスタjの値をゼロリセットし、
再び上記ステップSA1へ戻る。このように、ステップ
SA1〜SA4では、図2に示すマトリクス回路におい
て、信号KCを行番号0〜7へ順次供給する行ライン走
査を行うと共に、鍵KEYに配設されるスイッチS1,
S2組を列組番号0〜10の順に従って走査するように
している。
【0016】そして、スイッチS1,S2組を列組番号
0〜10の順に走査している過程では、上記ステップS
A3の判断結果が「NO」となり、コントローラ1は処
理をステップSA5に進める。ステップSA5では、現
在走査している鍵番号nを算出してレジスタnにストア
する。鍵番号nは、現在の行番号iと列組番号jとを
(8j+i)なる式に代入することによって求められ
る。また、ステップSA5では、デコーダ(DEC)2
にレジスタiの値をセットすると共に、スイッチマトリ
クス3の出力信号KIをレジスタ(KIR)4にセット
する。これにより、現在走査されている鍵のスイッチ状
態が検出されることになる。
【0017】次いで、ステップSA6に進むと、押鍵あ
るいは離鍵の完了/未完了を表わすフラグF1(n)が
「1」であるかを判断する。このフラグF1(n)は、
図5に示す通り、メモリ5に格納されるフラグであっ
て、「1」の場合に押離鍵が完了している状態を表わ
し、「0」の場合に押離鍵中にある状態を表わす。ここ
で、押離鍵が完了している場合には、判断結果が「YE
S」となり、ステップSA7に進み、後述するレジスタ
処理ルーチンを実行してベロシティレジスタ11および
ノートレジスタ12にベロシティVL、ノートナンバN
TおよびフラグF2をそれぞれセットする。これに対
し、押離鍵中であれば、判断結果が「NO」となり、ス
テップSA8に進み、後述するメモリ処理を実行する。
そして、この後、ステップSA9に進むと、レジスタj
の値を1インクリメントして列組番号を歩進させ、再び
上述したステップSA3に戻る。
【0018】メモリ処理ルーチンの動作 次に、図7を参照してメモリ処理ルーチンの動作につい
て説明する。上述したように、鍵走査により押離鍵中に
ある鍵が検出されると、ステップSA8を介してメモリ
処理ルーチンが実行され、コントローラ1はステップS
B1へ処理を進める。ステップSB1では、キーインレ
ジスタ(KIR)4にセットされた信号KI、すなわ
ち、鍵走査された鍵KEYに配設されるスイッチS1,
S2の状態を表わすスイッチ信号を反転し、これをレジ
スタFI,SIにストアする。ここで、スイッチS1,
S2に対応する信号KIは、キーインレジスタ4の記憶
エリアKIR(2j)およびKIR(2j+1)に格納
されている。なお、図中における「!」は、反転を意味
する。なお、スイッチS1,S2に対応する信号KI
は、プルアップされていることから、キーオフ状態で
「1」(「H」レベル)となり、キーオン状態で「0」
(「L」レベル)となる。
【0019】次いで、ステップSB2に進むと、フラグ
F2(n)が「1」、すなわち、前回のイベントが押鍵
であるか否かを判断する。ここで、前イベントが押鍵で
あったとすると、判断結果は「YES」となり、ステッ
プSB3へ進む。ステップSB3では、レジスタFI,
SIにそれぞれ格納される信号KIを反転すると共に、
レジスタFIの反転値をレジスタSIへ、レジスタSI
の反転値をレジスタFIへストアし、次のステップSB
4へ進む。一方、前回のイベントが離鍵であった場合に
は、上記ステップSB2の判断結果が「NO」となり、
ステップSB4へ進む。ステップSB4では、レジスタ
FIの値が「1」、すなわち、押鍵あるいは離鍵が開始
されたか否かを判断する。ここで、押鍵あるいは離鍵が
開始された場合、判断結果は「YES」となり、ステッ
プSB5へ処理を進める。ステップSB5では、レジス
タVC(n)に格納されるタッチカウント値VCが「3
Fh(16進数表示)」、つまり、最大カウント値に相
当するか否かを判断する。そして、最大カウント値に相
当する場合には、後述するステップSB7へ処理を進
め、一方、そうでない時には、判断結果が「NO」とな
り、ステップSB6に進む。ステップSB6では、レジ
スタVC(n)に格納されるタッチカウント値VCを1
インクリメントしてカウントアップし、ステップSB7
へ進む。
【0020】ステップSB7では、レジスタSIの値が
「1」、すなわち、押鍵あるいは離鍵が完了したか否か
を判断する。ここで、押鍵あるいは離鍵が完了した場合
には、判断結果が「YES」となり、次のステップSB
8へ処理を進める。一方、レジスタSIの値が「0」で
ある場合には、押鍵あるいは離鍵が完了していないとし
て判断結果が「NO」となり、このルーチンを終了す
る。ステップSB8では、押離鍵の完了/未完了を表わ
すフラグF1(n)に「1」をセットし、押鍵あるいは
離鍵が完了した旨を表わすと共に、フラグF2(n)を
反転する。なお、このフラグF2(n)は、「1」で押
鍵を表わし、「0」で離鍵を表わす。
【0021】一方、上述したステップSB4において、
押鍵あるいは離鍵が開始されない場合には、ここでの判
断結果は「NO」となり、ステップSB9に進む。ステ
ップSB9では、レジスタVC(n)に格納されるタッ
チカウント値VCが「0」であるか否かを判断する。こ
こで、当該カウント値VCが「0」であれば、対応する
鍵が押離鍵操作されていないと見做してこのルーチンを
終了する。これに対し、当該カウント値VCが「0」で
ない場合、つまり、レジスタFIが「1」でレジスタS
Iが「0」となった時点からタッチ計測し、この状態か
らレジスタFI,SIが共に「0」になった場合には、
中途半端な押離操作あるいは離鍵操作がなされたと見做
してレジスタVC(n)の値をリセットし、このルーチ
ンを終了する。
【0022】レジスタ処理ルーチンの動作 次に、図8を参照してメモリ処理ルーチンの動作につい
て説明する。上述したメモリ処理ルーチンによってフラ
グF1(n)に「1」がセットされ、押離あるいは離鍵
が完了すると、コントローラ1はステップSA7(図6
参照)を介してレジスタ処理ルーチンを実行し、ステッ
プSC1へ処理を進める。ステップSC1では、キーイ
ンレジスタ(KIR)4にセットされた信号KI、すな
わち、対応する鍵に配設されるスイッチS1,S2のス
イッチ信号を反転し、これをレジスタFI,SIにスト
アし、次のステップSC2に進む。ステップSC2で
は、フラグF2(n)が「1」であるか否か、つまり、
前回のイベントが押鍵であるか否かを判断する。ここ
で、前イベントが押鍵であったとすると、判断結果は
「YES」となり、ステップSC3へ進む。ステップS
C3では、レジスタFI,SIにそれぞれ格納される信
号KIを反転すると共に、レジスタFIの反転値をレジ
スタSIへ、レジスタSIの反転値をレジスタFIへス
トアし、次のステップSC4へ進む。
【0023】一方、上記ステップSC2において、前回
のイベントが離鍵であった場合には、判断結果が「N
O」となり、ステップSC4へ進む。ステップSC4で
は、フラグレジスタ13に格納されるセット/リセット
フラグRDYが「1」であるか否かを判断する。ここ
で、CPU20側がベロシティレジスタ11およびノー
トレジスタ12の読み出しを完了している場合には、判
断結果は「NO」となり、ステップSC5に進む。ステ
ップSC5では、フラグF2(n)とノートナンバNT
とをノートレジスタ(NR)12にストアし、レジスタ
VC(n)の反転値(ベロシティVL)をベロシティレ
ジスタ(VR)11にストアする。そして、さらに、フ
ラグF1(n)を「0」にセットすると共に、フラグレ
ジスタ13に「1」をセットし、続いて、レジスタVC
(n)をゼロリセットしてこのルーチンを終了する。
【0024】これに対し、CPU20側からリセット信
号SRが供給されていない場合には、セット/リセット
フラグRDYは「1」であるから、上記ステップSC4
の判断結果は「YES」となり、ステップSC6に進
む。ステップSC6では、レジスタFIの値が「1」、
すなわち、押鍵あるいは離鍵が開始されたか否かを判断
する。ここで、いずれも開始されない場合には、判断結
果が「NO」となり、このルーチンを完了する。一方、
押鍵あるいは離鍵が開始された時には、判断結果が「Y
ES」となり、次にステップSC7に進む。ステップS
C7では、フラグF1(n)を「1」に設定すると共
に、フラグF2(n)を反転させ、レジスタVC(n)
をゼロリセットしてこのルーチンを終了する。
【0025】具体的動作 次に、図9を参照し、上述した各ルーチンにより達成さ
れる具体的な動作を説明する。まず、時刻t0において
押鍵イベントが発生し、この時点から時刻t1までタッ
チ計測され、計測されたタッチカウント値VCに応じた
ベロシティVLが時刻t2においてCPU20側へ読み
出されたとする。続いて、時刻t3において離鍵イベン
トが発生すると、前述したメモリ処理ルーチンにおいて
時刻t3からスイッチS1がオフされる時刻t4の間、離
鍵タッチが計測される。ここで、例えば、レジスタ1
1,12がCPU20からの読み出し待ち状態にある
と、前述したレジスタ処理ルーチン(図8参照)におけ
るステップSC4(図8参照)の判断結果が「YES」
となり、ステップSC6に進む。
【0026】そして、コントローラ1の処理がステップ
SC6へ進む以前の時刻t5において次の押鍵がある
と、このステップSC6での判断結果は「YES」とな
り、ステップSC7に進む。ステップSC7では、フラ
グF1(n)を一意的に「1」として、時刻t3におい
て発生した離鍵イベントを強制的に完了させると共に、
この時刻t5において新たに開始された押鍵イベントに
対応させてフラグF2(n)の値を反転し、前回イベン
トが離鍵である旨を表わす。そして、レジスタVC
(n)をゼロリセットする。この結果、時刻t3から時
刻t4の間で計測された離鍵タッチがキャンセルされる
ことになる。しかして、この実施例によれば、従来のよ
うに、読み出し待ちにより次イベントに対応する計測開
始タイミングが遅れることがなく、誤ったタッチ情報に
基づいて不自然な楽音を形成する等の弊害を防止するこ
とが可能になる訳である。しかも、本実施例にあって
は、従来のように大容量のイベントバッファを用いるこ
となく、正確なタッチ情報を検出し得るため、製品コス
ト高を招致することがない。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、押離鍵操作に応じて第
1および第2の鍵スイッチが順次オンオフされると、タ
ッチ情報発生手段が前記第1および第2の鍵スイッチの
オンオフ状態に応じて押鍵あるいは離鍵を検出し、押鍵
イベントあるいは離鍵イベントを表わす状態情報を発生
すると共に、前記第1および第2の鍵スイッチのオンオ
フタイミングに対応したタッチ情報を発生する。そし
て、一時記憶手段が前記状態情報と前記タッチ情報とを
一時記憶し、この一時記憶手段に格納されたタッチ情報
が外部からの読み出し待ち状態にある時に、前記タッチ
情報発生手段が新たな押鍵あるいは離鍵を検出した場
合、制御手段は前押鍵あるいは前離鍵に対応する状態情
報とタッチ情報とを無効にするので、大容量のイベント
バッファを用いなくとも正確なタッチ情報を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるタッチ検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】同実施例におけるスイッチマトリクス3の構成
を示す回路図である。
【図3】鍵KEYの下部に配設されるスイッチS1とス
イッチS2とを示す断面図である。
【図4】同実施例におけるレジスタ11,12に格納さ
れるベロシティVLおよびノートナンバNTのデータ構
造を説明するための図である。
【図5】同実施例におけるメモリ5の記憶エリアを説明
するための図である。
【図6】同実施例におけるメインルーチンの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】同実施例におけるメモリ処理ルーチンの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図8】同実施例におけるレジスタ処理ルーチンの動作
を説明するためのフローチャートである。
【図9】同実施例の具体的動作を説明するための図であ
る。
【図10】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コントローラ(タッチ情報発生手段、制御手段) 2 デコーダ(タッチ情報発生手段) 3 スイッチマトリクス(タッチ情報発生手段) 4 キーインレジスタ(タッチ情報発生手段) 5 メモリ(一時記憶手段) 6 メモリレジスタ 7,8 セット/リセット回路(制御手段) 9 インクリメントカウンタ 10 インバータ 11 ベロシティレジスタ 12 ノートレジスタ 13 フラグレジスタ(制御手段) S1,S2 スイッチ(第1および第2の鍵スイッチ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各鍵毎に設けられ、押離鍵操作に応じて
    順次オンオフされる第1および第2の鍵スイッチと、 前記第1および第2の鍵スイッチのオンオフ状態に応じ
    て押鍵あるいは離鍵を検出し、押鍵イベントあるいは離
    鍵イベントを表わす状態情報を発生すると共に、前記第
    1および第2の鍵スイッチのオンオフタイミングに対応
    したタッチ情報を発生するタッチ情報発生手段と、 前記状態情報と前記タッチ情報とを一時記憶する一時記
    憶手段と、 この一時記憶手段に格納されたタッチ情報が外部からの
    読み出し待ち状態にある時に、前記タッチ情報発生手段
    が新たな押鍵あるいは離鍵を検出した場合、前押鍵ある
    いは前離鍵に対応する状態情報とタッチ情報とを無効に
    する制御手段とを具備することを特徴とするタッチ検出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記状態情報は、少なくとも、押鍵ある
    いは離鍵のいずれかを識別する情報と、押鍵あるいは離
    鍵の完了未完を識別する情報とから形成されることを特
    徴とする請求項1記載のタッチ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記一時記憶手段は、前記状態情報と前
    記タッチ情報とを前記各鍵毎に対応する記憶領域に格納
    することを特徴とする請求項1記載のタッチ検出装置。
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