JPH07197887A - クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプ - Google Patents
クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプInfo
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- JPH07197887A JPH07197887A JP6315356A JP31535694A JPH07197887A JP H07197887 A JPH07197887 A JP H07197887A JP 6315356 A JP6315356 A JP 6315356A JP 31535694 A JP31535694 A JP 31535694A JP H07197887 A JPH07197887 A JP H07197887A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C15/00—Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
- F04C15/0003—Sealing arrangements in rotary-piston machines or pumps
- F04C15/0007—Radial sealings for working fluid
- F04C15/0019—Radial sealing elements specially adapted for intermeshing-engagement type machines or pumps, e.g. gear machines or pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/102—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 体積的な効率の損失を示すことなく、論理的
な固有給送体積を給送することのできるインボリュート
歯切りを有する（たとえば大きな駆動噛合角度を有す
る）クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプを提供
する。 【構成】 内歯切りを有する中空輪と、この中空輪に噛
合するピニオンとを有し、中空輪にポンピングすべき媒
体のための半径方向の切欠きが設けられ、かつ中空輪の
歯先ないしはピニオンの歯先にそれぞれ対応して形成さ
れたプロフィール溝内で半径方向に移動可能なシール部
材が挿入されており、そのシール部材がピニオンないし
は中空輪の対向する歯先に接して滑り移動することがで
きる、クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプに関
連して、シール部材の頭部形状と中空輪ないしはピニオ
ンの歯間の基部形状が、死点の領域にシール部材による
圧縮室と吸込み室間のシールが保証されるように、互い
に適合されることが提案されている。
な固有給送体積を給送することのできるインボリュート
歯切りを有する（たとえば大きな駆動噛合角度を有す
る）クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプを提供
する。 【構成】 内歯切りを有する中空輪と、この中空輪に噛
合するピニオンとを有し、中空輪にポンピングすべき媒
体のための半径方向の切欠きが設けられ、かつ中空輪の
歯先ないしはピニオンの歯先にそれぞれ対応して形成さ
れたプロフィール溝内で半径方向に移動可能なシール部
材が挿入されており、そのシール部材がピニオンないし
は中空輪の対向する歯先に接して滑り移動することがで
きる、クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプに関
連して、シール部材の頭部形状と中空輪ないしはピニオ
ンの歯間の基部形状が、死点の領域にシール部材による
圧縮室と吸込み室間のシールが保証されるように、互い
に適合されることが提案されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧を発生させるため
のクレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプに関する
ものである。
のクレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】この分野のポンプは特別な実施例として
ドイツ特許公開公報第４１０４３９７号から知られてい
る。
ドイツ特許公開公報第４１０４３９７号から知られてい
る。
【０００３】この公知の種類の内歯車ポンプは一般に内
歯切りの形成された中空輪を有し、その中空輪に外歯切
りを有するピニオンが噛み合う。すなわち駆動係合す
る。このピニオンは中空輪よりも少ない歯を有する。そ
の場合にピニオンの歯先のそれぞれ外側が中空輪の歯先
の内側と噛合するように、ピニオンは中空輪に対して偏
心して配置されている。この分野の歯車ポンプの、ピニ
オンが回転する際に歯が係合を脱する領域には吸込みス
リーブが設けられている。それに従って吸い込み側とは
反対の、歯が再び係合する側には押出しスリーブが設け
られている。その場合に中空輪の内部への、またはそこ
からの圧力媒体の給送はほぼ半径方向の切欠きによって
保証される。この切欠きは中空輪の外側表面から始まっ
て、その歯底に連通している。
歯切りの形成された中空輪を有し、その中空輪に外歯切
りを有するピニオンが噛み合う。すなわち駆動係合す
る。このピニオンは中空輪よりも少ない歯を有する。そ
の場合にピニオンの歯先のそれぞれ外側が中空輪の歯先
の内側と噛合するように、ピニオンは中空輪に対して偏
心して配置されている。この分野の歯車ポンプの、ピニ
オンが回転する際に歯が係合を脱する領域には吸込みス
リーブが設けられている。それに従って吸い込み側とは
反対の、歯が再び係合する側には押出しスリーブが設け
られている。その場合に中空輪の内部への、またはそこ
からの圧力媒体の給送はほぼ半径方向の切欠きによって
保証される。この切欠きは中空輪の外側表面から始まっ
て、その歯底に連通している。
【０００４】従って中空輪の周面は、その内部で圧力媒
体が吸込みスリーブから切欠きを介して吸い込まれる吸
込み室と、その内部で圧力媒体が中空輪の内部領域から
切欠きを介して外部へ押し出される圧力室とに分割され
ている。この２つの領域は歯が係合した場合にいわゆる
歯切りの死点によって分離されている。
体が吸込みスリーブから切欠きを介して吸い込まれる吸
込み室と、その内部で圧力媒体が中空輪の内部領域から
切欠きを介して外部へ押し出される圧力室とに分割され
ている。この２つの領域は歯が係合した場合にいわゆる
歯切りの死点によって分離されている。
【０００５】ドイツ特許公開公報第４１０４３９７号か
ら知られたクレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプ
においては、それぞれ中空輪の歯によるピニオン歯車の
側面シールは歯数が少ないために歯切りの死点のずっと
前で終了している。側面シールの終了点から死点までの
領域は圧力室の一部であって、従ってその中で圧力媒体
が給送される。この残留給送量も圧力室内へ給送されな
ければならない。というのはそうでない場合には固有給
送体積が（論理的な給送体積ｑに比較して）著しく小さ
くなるからである。
ら知られたクレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプ
においては、それぞれ中空輪の歯によるピニオン歯車の
側面シールは歯数が少ないために歯切りの死点のずっと
前で終了している。側面シールの終了点から死点までの
領域は圧力室の一部であって、従ってその中で圧力媒体
が給送される。この残留給送量も圧力室内へ給送されな
ければならない。というのはそうでない場合には固有給
送体積が（論理的な給送体積ｑに比較して）著しく小さ
くなるからである。
【０００６】歯切り側面のシールが失われることによっ
て体積的な効率が悪化する。
て体積的な効率が悪化する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、体積
的な効率の損失を示すことなく、論理的な固有給送体積
を給送することのできるインボリュート歯切りを有する
（たとえば大きな駆動噛合角度を有する）クレセント形
ガイドを持たない内歯車ポンプを提供することである。
的な効率の損失を示すことなく、論理的な固有給送体積
を給送することのできるインボリュート歯切りを有する
（たとえば大きな駆動噛合角度を有する）クレセント形
ガイドを持たない内歯車ポンプを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は、内歯切りを
有する中空輪と、共通に軸承されているハウジング部分
内に回転可能に軸承された、前記中空輪と噛合するピニ
オンとを備え、前記ハウジング部分の軸方向の延びは中
空輪およびピニオンの歯切りの幅に相当し、かつ前記ハ
ウジング部分には吸込みスリーブと押出しスリーブが設
けられており、中空輪にはポンピングすべき媒体のため
の半径方向の切欠きが形成され、かつ中空輪の歯先ない
しはピニオンの歯先にはそれぞれ対応するように形成さ
れたプロフィール溝内で半径方向に移動可能なシール部
材が挿入されており、このシール部材が対向するピニオ
ンないしは中空輪の歯先に接して滑り移動することがで
きる、クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプにお
いて、シール部材の頭部形状と中空輪ないしはピニオン
の歯間の基部形状が、死点の領域でシール部材による圧
力室および吸込み室間のシールが保証されるように、互
いに適合されていることを特徴とするクレセント形ガイ
ドを持たない内歯車ポンプによって解決される。本発明
の好ましい実施例が従属請求項に記載されている。
有する中空輪と、共通に軸承されているハウジング部分
内に回転可能に軸承された、前記中空輪と噛合するピニ
オンとを備え、前記ハウジング部分の軸方向の延びは中
空輪およびピニオンの歯切りの幅に相当し、かつ前記ハ
ウジング部分には吸込みスリーブと押出しスリーブが設
けられており、中空輪にはポンピングすべき媒体のため
の半径方向の切欠きが形成され、かつ中空輪の歯先ない
しはピニオンの歯先にはそれぞれ対応するように形成さ
れたプロフィール溝内で半径方向に移動可能なシール部
材が挿入されており、このシール部材が対向するピニオ
ンないしは中空輪の歯先に接して滑り移動することがで
きる、クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプにお
いて、シール部材の頭部形状と中空輪ないしはピニオン
の歯間の基部形状が、死点の領域でシール部材による圧
力室および吸込み室間のシールが保証されるように、互
いに適合されていることを特徴とするクレセント形ガイ
ドを持たない内歯車ポンプによって解決される。本発明
の好ましい実施例が従属請求項に記載されている。
【０００９】
【作用】本発明によれば課題を解決するためにシール部
材の頭部形状が、中空輪ないしはピニオンの歯間の基部
形状と密着して共働するように形成されている。このシ
ール効果はシール部材が死点領域において歯間の基部と
結合することによって得られる。このシール効果に加え
て、さらにこの分野に基づく互いに側面が接することに
よるシール効果が存在するので、本発明によるポンプは
圧力室の拡大された領域を良好なシール効果で使用する
ことができる。このようにシール効果領域が拡大される
ことによってポンプ効率が改良される。というのは本発
明によれば良好なシール効果で圧力室からより多い圧力
媒体が押出しスリーブへ達するからである。
材の頭部形状が、中空輪ないしはピニオンの歯間の基部
形状と密着して共働するように形成されている。このシ
ール効果はシール部材が死点領域において歯間の基部と
結合することによって得られる。このシール効果に加え
て、さらにこの分野に基づく互いに側面が接することに
よるシール効果が存在するので、本発明によるポンプは
圧力室の拡大された領域を良好なシール効果で使用する
ことができる。このようにシール効果領域が拡大される
ことによってポンプ効率が改良される。というのは本発
明によれば良好なシール効果で圧力室からより多い圧力
媒体が押出しスリーブへ達するからである。
【００１０】この効率の改良はさらに製造コストを増大
させることなく得ることができる。というのは構造全体
に関連して使用される部材は従来技術においても同様に
使用されているからである。
させることなく得ることができる。というのは構造全体
に関連して使用される部材は従来技術においても同様に
使用されているからである。
【００１１】本発明の他の実施例によれば、軸方向の溝
を介して圧力媒体がシール部材の後ろ側へ導かれる。
を介して圧力媒体がシール部材の後ろ側へ導かれる。
【００１２】この軸方向の溝は、ピニオンが回転可能に
軸承されているハウジング部分に、あるいは軸方向補償
を有するポンプ設計の場合には軸ディスクに設けられて
いる。
軸承されているハウジング部分に、あるいは軸方向補償
を有するポンプ設計の場合には軸ディスクに設けられて
いる。
【００１３】この軸方向の溝によって、半径方向のシー
ル部材がそれぞれ歯間の歯基部に押圧されることが保証
される。
ル部材がそれぞれ歯間の歯基部に押圧されることが保証
される。
【００１４】
【実施例】実施例を図面に示し、以下で詳細に説明す
る。
る。
【００１５】図１、２、および３にはクレセント形ガイ
ドを持たない内歯車ポンプの縦断面図ないしは歯車の配
置および作用方法が横断面図で示されている。
ドを持たない内歯車ポンプの縦断面図ないしは歯車の配
置および作用方法が横断面図で示されている。
【００１６】内歯車はハウジングを有し、そのハウジン
グはハウジング中央部分１とハウジング側方部分２、３
から形成されている。２つのハウジング側方部分２、３
がハウジング中央部分１を密封包囲しており、ハウジン
グ中央部分の内部に内歯切りを有する中空輪６が外歯切
りを有するピニオン５と共に配置されている。ピニオン
５は駆動軸４上に取り付けられており、中空輪の歯切り
１２内に嵌入する歯切り１２を介して中空輪を駆動す
る。ピニオン５と中空輪６は同軸ではなく、互いに偏心
して配置されている。さらにピニオン５は中空輪６より
少ない歯を有するので、ピニオン５の歯先１３の外側が
中空輪６の歯先１４の内側に接する。さらにハウジング
中央部分１の、矢印ｘ方向に回転した場合にピニオン５
と中空輪６の歯が噛み合いを外れる領域に吸込みスリー
ブ７が設けられている。ハウジング中央部分１の吸込み
スリーブ７とは反対の側に押出しスリーブ１０が設けら
れており、押出しスリーブ１０はピニオン５と中空輪６
の歯が再び噛合する領域に配置されている。吸込みスリ
ーブ７からポンプ内部へ、そしてそこから押出しスリー
ブ１０へのポンピング媒体の給送は切欠き１７を介して
行われる。この切欠き１７は中空輪６の外側表面から始
まって、中空輪６の歯間の歯底に連通している。
グはハウジング中央部分１とハウジング側方部分２、３
から形成されている。２つのハウジング側方部分２、３
がハウジング中央部分１を密封包囲しており、ハウジン
グ中央部分の内部に内歯切りを有する中空輪６が外歯切
りを有するピニオン５と共に配置されている。ピニオン
５は駆動軸４上に取り付けられており、中空輪の歯切り
１２内に嵌入する歯切り１２を介して中空輪を駆動す
る。ピニオン５と中空輪６は同軸ではなく、互いに偏心
して配置されている。さらにピニオン５は中空輪６より
少ない歯を有するので、ピニオン５の歯先１３の外側が
中空輪６の歯先１４の内側に接する。さらにハウジング
中央部分１の、矢印ｘ方向に回転した場合にピニオン５
と中空輪６の歯が噛み合いを外れる領域に吸込みスリー
ブ７が設けられている。ハウジング中央部分１の吸込み
スリーブ７とは反対の側に押出しスリーブ１０が設けら
れており、押出しスリーブ１０はピニオン５と中空輪６
の歯が再び噛合する領域に配置されている。吸込みスリ
ーブ７からポンプ内部へ、そしてそこから押出しスリー
ブ１０へのポンピング媒体の給送は切欠き１７を介して
行われる。この切欠き１７は中空輪６の外側表面から始
まって、中空輪６の歯間の歯底に連通している。
【００１７】ポンピング媒体の流れは図示の矢印Ｙで示
されている。ハウジング部分２、３の互いに噛合する歯
１３、１４の領域に軸方向の溝４０が形成されている。
されている。ハウジング部分２、３の互いに噛合する歯
１３、１４の領域に軸方向の溝４０が形成されている。
【００１８】ドイツ特許公開公報第４２０８７６７．８
号から知られる種類の、軸方向の遊びを補償する軸ディ
スクを有するポンプにおいては（図２を参照）、軸ディ
スク４１内に軸方向の制御溝４０’が設けられている。
号から知られる種類の、軸方向の遊びを補償する軸ディ
スクを有するポンプにおいては（図２を参照）、軸ディ
スク４１内に軸方向の制御溝４０’が設けられている。
【００１９】図３には歯切り（１２、１２）の死点（Ｔ
Ｐ）が記載されており、この死点はピニオン歯切りの中
空歯切りへの嵌入の終了を記述するものである。ピニオ
ン５の歯数、ここでは１１が中空輪の歯数１２に対して
少ないことによって、５０°を越えるインボリュート歯
切りの駆動噛合角度が得られ、それがいわゆる噛合線Ｅ
を介して示されている。
Ｐ）が記載されており、この死点はピニオン歯切りの中
空歯切りへの嵌入の終了を記述するものである。ピニオ
ン５の歯数、ここでは１１が中空輪の歯数１２に対して
少ないことによって、５０°を越えるインボリュート歯
切りの駆動噛合角度が得られ、それがいわゆる噛合線Ｅ
を介して示されている。
【００２０】図４には図３の一部の、歯先１３、１４が
ピニオン５ないしは中空輪６の歯間に嵌入する部分が示
されている。中空輪６の歯先１４にはマッシュルーム形
状のシール部材が設けられており、このシール部材の断
面形状はピニオン５の歯間の基部形状に適合されてい
る。マッシュルーム形状のシール部材３０は半径方向の
プロフィール溝３４内に、所定の遊び空間にわたって半
径方向に移動することができるように配置されている。
シール部材３０の頭部は凸状に形成されており、それに
よって歯間のやや凹状に形成された基部形状との結合で
良好なシール効果が保証される。このシール部材３０の
歯間の基部によるシール効果は、ピニオン５の歯１３の
側面が中空輪６の歯１４に対して行う側面シールに加え
て推進の際に付加される。側面シールが有効になる領域
は回転方向ｘに見てすでに死点ＴＰ前で、従って押出し
領域の内部で終了している。押出し領域の側面シールが
無効となる部分では歯間の基部と結合されるシール部材
３０によるシール効果のみが有効になる。この領域が本
発明によって利用可能となるので、ポンピング媒体の給
送量とそれに伴ってポンプの効率が増大する。
ピニオン５ないしは中空輪６の歯間に嵌入する部分が示
されている。中空輪６の歯先１４にはマッシュルーム形
状のシール部材が設けられており、このシール部材の断
面形状はピニオン５の歯間の基部形状に適合されてい
る。マッシュルーム形状のシール部材３０は半径方向の
プロフィール溝３４内に、所定の遊び空間にわたって半
径方向に移動することができるように配置されている。
シール部材３０の頭部は凸状に形成されており、それに
よって歯間のやや凹状に形成された基部形状との結合で
良好なシール効果が保証される。このシール部材３０の
歯間の基部によるシール効果は、ピニオン５の歯１３の
側面が中空輪６の歯１４に対して行う側面シールに加え
て推進の際に付加される。側面シールが有効になる領域
は回転方向ｘに見てすでに死点ＴＰ前で、従って押出し
領域の内部で終了している。押出し領域の側面シールが
無効となる部分では歯間の基部と結合されるシール部材
３０によるシール効果のみが有効になる。この領域が本
発明によって利用可能となるので、ポンピング媒体の給
送量とそれに伴ってポンプの効率が増大する。
【００２１】図４にはポンピング媒体を供給されるハウ
ジング部分２または３の軸方向の溝４０が概略図示され
ており、この溝を介してシール部材３０をピニオン５の
歯間の基部へ押圧する定義された押圧を得ることができ
る（この軸方向の溝４０、４０’は図１にも示されてい
る）。
ジング部分２または３の軸方向の溝４０が概略図示され
ており、この溝を介してシール部材３０をピニオン５の
歯間の基部へ押圧する定義された押圧を得ることができ
る（この軸方向の溝４０、４０’は図１にも示されてい
る）。
【００２２】図３におけるのと同様に図４においても噛
合線Ｅによって定義される５０°を越える駆動噛合角度
を有する歯切りの死点ＴＰが図示されている。
合線Ｅによって定義される５０°を越える駆動噛合角度
を有する歯切りの死点ＴＰが図示されている。
【００２３】図４を用いての上述の説明においては中空
輪６の歯先１４のシール部材３０とピニオン５の歯間の
基部との結合が開示されているが、中空輪６の歯間の基
部と結合されるピニオン５の歯先１３のシール部材を介
しての同様に作用する組合せも可能である。
輪６の歯先１４のシール部材３０とピニオン５の歯間の
基部との結合が開示されているが、中空輪６の歯間の基
部と結合されるピニオン５の歯先１３のシール部材を介
しての同様に作用する組合せも可能である。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば体積的な効率の損失を示すことなく、論理的な
固有給送体積を給送することのできるインボリュート歯
切りを有する（たとえば大きな駆動噛合角度を有する）
クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプを提供する
ことができる。
によれば体積的な効率の損失を示すことなく、論理的な
固有給送体積を給送することのできるインボリュート歯
切りを有する（たとえば大きな駆動噛合角度を有する）
クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプを提供する
ことができる。
【００２５】すなわち、本発明によればシール部材の頭
部形状が、中空輪ないしはピニオンの歯間の基部形状と
密着して共働するように形成されていること、さらにこ
の分野に基づく互いに側面が接することによるシール効
果が存在するので、本発明によるポンプは圧力室の拡大
された領域を良好なシール効果で使用することができ、
このようにシール効果領域が拡大されることによってポ
ンプ効率が改良される。
部形状が、中空輪ないしはピニオンの歯間の基部形状と
密着して共働するように形成されていること、さらにこ
の分野に基づく互いに側面が接することによるシール効
果が存在するので、本発明によるポンプは圧力室の拡大
された領域を良好なシール効果で使用することができ、
このようにシール効果領域が拡大されることによってポ
ンプ効率が改良される。
【００２６】さらに、構造全体に関連して使用される部
材は従来技術においても同様に使用されているので、製
造コストを増大させることなく効率の改良を得ることが
できる。
材は従来技術においても同様に使用されているので、製
造コストを増大させることなく効率の改良を得ることが
できる。
【００２７】また、本発明によれば軸方向の溝を介して
圧力媒体がシール部材の後ろ側へ導かれることによっ
て、半径方向のシール部材がそれぞれ歯間の歯基部に押
圧されることが保証される。
圧力媒体がシール部材の後ろ側へ導かれることによっ
て、半径方向のシール部材がそれぞれ歯間の歯基部に押
圧されることが保証される。
【図１】内歯車ポンプの実施例の一部破断縦断面図であ
る。
る。
【図２】軸方向の遊びを補償する軸ディスクを有する内
歯車ポンプの実施例の一部破断縦断面図である。
歯車ポンプの実施例の一部破断縦断面図である。
【図３】内歯車ポンプのピニオンと中空輪の領域を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図４】歯切りの死点領域を詳細に示す横断面図であ
る。
る。
１、２、３ ハウジング部分、 ４ 駆動軸、 ５ ピニオン、 ６ 中空輪、 ７ 吸込みスリーブ、 １０ 押出しスリーブ、 １１ ピニオン５の歯、 １２ 中空輪６の歯、 １３、１４ 歯先、 １７ 切欠き、 ３０ シール部材、 ３４ プロフィール溝、 ４０ 軸方向の溝、 ４０’ 軸方向の制御溝、 ４１ 軸ディスク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター パイツ ドイツ連邦共和国 89520 ハイデンハイ ム シュネートハイマーシュトラッセ 145
Claims (2)
- 【請求項１】 内歯切りを有する中空輪（６）と、共通
に軸承されているハウジング部分（１）内に回転可能に
軸承された、前記中空輪（６）と噛合するピニオン
（５）とを備え、前記ハウジング部分の軸方向の延びは
中空輪（６）およびピニオン（５）の歯切り（１２）の
幅に相当し、かつ前記ハウジング部分には吸込みスリー
ブ（７）と押出しスリーブ（１０）が設けられており、
中空輪（６）にはポンピングすべき媒体のための半径方
向の切欠き（１７）が形成され、かつ中空輪（６）の歯
先（１４）ないしはピニオン（５）の歯先（１３）には
それぞれ対応するように形成されたプロフィール溝（３
４）内で半径方向に移動可能なシール部材（３０）が挿
入されており、このシール部材（３０）が対向するピニ
オン（５）ないしは中空輪（６）の歯先に接して滑り移
動することができる、クレセント形ガイドを持たない内
歯車ポンプにおいて、 シール部材（３０）の頭部形状と中空輪（６）ないしは
ピニオン（５）の歯間の基部形状が、死点の領域でシー
ル部材による圧力室および吸込み室間のシールが保証さ
れるように、互いに適合されていることを特徴とするク
レセント形ガイドを持たない内歯車ポンプ。 - 【請求項２】 中空輪（６）とピニオン（５）を共通に
密封軸承する１つまたは複数のハウジング部分（２，
３）の死点の領域に、軸方向の溝（４０）が形成されて
おり、この溝によってシール部材（３０）の歯切り底へ
の押圧が制御されることを特徴とする請求項１に記載の
クレセント形ガイドを持たない内歯車ポンプ。
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| DE4343193 | 1993-12-17 |
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