JPH05256268A - 歯車式機械 - Google Patents

歯車式機械

Info

Publication number
JPH05256268A
JPH05256268A JP5005434A JP543493A JPH05256268A JP H05256268 A JPH05256268 A JP H05256268A JP 5005434 A JP5005434 A JP 5005434A JP 543493 A JP543493 A JP 543493A JP H05256268 A JPH05256268 A JP H05256268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
tooth
pinion
cycloid
ring gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5005434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2818723B2 (ja
Inventor
Siegfried A Eisenmann
アー. アイゼンマン ジークフリート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH05256268A publication Critical patent/JPH05256268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818723B2 publication Critical patent/JP2818723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
    • F04C2/084Toothed wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/10Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑音発生を低下でき、機械効率の向上が図れ
る歯車式機械を提供する。 【構成】 内歯リングギヤ3およびこれよりも歯数が1
枚少ないピニオン6が噛合する。雑音を低下させるた
め、ピニオン6の歯厚は、内歯リングギヤ3の歯厚の半
分である。両歯車が最も深く噛合する点に対向する領域
において、クリアランスが最小限の大きさであるにも関
わらず、歯先間を自由にするために、内歯リングギヤ3
及び/又はピニオン6のサイクロイドを平坦化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体又は気体用のポン
プ或は液体又は気体を圧縮することによって駆動される
モータに関し、特に液体用ポンプに好適な歯車式機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関および自動モータによる車両伝
動装置に使用される内歯車ポンプ又はリングギヤポンプ
のほとんどはトロコイド歯のものが用いられる。トロコ
イド歯とは、中空のリングギヤ又はピニオンの歯面が円
弧状に制限され、対向ギヤが、円弧により規定されたも
う一方のギヤの歯のノンスリップ回転により規定される
ものをいう。
【0003】本発明が改良する歯車ポンプは、例えば、
1925年の英国特許第233,423号又は同様に1
920年代に発表されたMyron S.Hillによ
る論文”Kinematics of Gerotor
s”により周知のものである。内燃機関および自動伝動
において、液体又は気体を送出するために、サイクロイ
ド歯形を現代的に使用することは、本願出願人による独
国特許第3,938,346号に記載されている。上記
独国特許によるポンプは、互いに歯数の異なるリングギ
ヤとピニオンとを有する内歯リングギヤポンプにおい
て、完全なサイクロイド歯形を有する歯および歯溝の優
れた運動学的特性を用いている。
【0004】上記リングギヤの歯は、エンジンのクラン
クシャフト又は自動ギヤボックスの主シャフト(主軸)
により伝動されるピニオンの歯に噛合している。このよ
うに、クランクシャフトの比較的明白な半径方向の動き
は、リングギヤの周面における噛合において、適切なク
リアランスが選択されるという点で補償される。また、
リングギヤをほとんど遊びなしで取り付け、その後、ピ
ニオンの軸受けとピニオンとの間に対応する大きな遊び
を設けることも可能である。この場合は、その後、ピニ
オンの歯をリングギヤの歯と噛合させる。このようなポ
ンプは、本発明の好適な利用分野を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周知のポン
プに見られる、望ましくない雑音発生およびその結果生
じる効率の低下の主な原因は、作動流体の圧力脈動、す
なわち送出流脈動であり、また半径方向および接線方向
に歯が互いに打ち合うことである。送出流脈動は、歯車
ユニットの発振につながる、絞り出された油圧のピーク
により強化される。キャビテーション雑音もまた同様に
作用する。すなわち、キャビテーション雑音は主に、ポ
ンプの圧力チャンバ内における液泡、気泡の破壊により
発生する。本発明はこのような事情に鑑みてなされたも
のであり、雑音発生を低下させ、更には機械効率および
寿命の向上が図れる歯車式機械を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の歯車式機械は、
液体又は気体用のポンプ或はモータに使用される歯車式
機械であって、吸引用開口部及び排出用開口部を有する
歯車チャンバを含むハウジングと、該歯車チャンバ内に
設けられた内歯リングギヤと、該ハウジング内の該内歯
リングギヤの内側に回転可能に設けられ、該内歯リング
ギヤよりも1枚少ない数の歯を有し、該内歯リングギヤ
と噛合し、回転時に、それ自身の歯と該内歯リングギヤ
の歯との間に、該吸引用開口部から該排出用開口部に液
体又は気体を送るための、回転、膨張および収縮する液
体セルを形成するピニオンとを備え、該ピニオンの歯先
及び該内歯リングギヤの歯溝が、該ピニオン及び該内歯
リングギヤのピッチ円上の第1のサイクロイド生成円が
回転することにより生成される外サイクロイド形状を有
し、該ピニオンの歯溝および該内歯リングギヤの歯先
が、該ピニオン及び該内歯リングギヤのピッチ円上の第
2のサイクロイド生成円が回転することにより生成され
る内サイクロイド形状を有し、該第1のサイクロイド生
成円の半径が該第2のサイクロイド生成円の半径と異な
る歯車式機械において、対応するピッチ円上で測定され
た、該内サイクロイドにより規定される該ピニオンの歯
溝及び該内歯リングギヤの歯先の周長が、対応するピッ
チ円上で測定された、該外サイクロイドにより規定され
る該ピニオンの歯先及び該内歯リングギヤの歯溝の周長
の1.5倍〜3倍であり、該外サイクロイド及び/又は
該内サイクロイドの各平坦化量又はその合計が、該内歯
リングギヤと該ピニオンとが最も深く噛合する点に対向
する領域における歯先間において必要な相対的に大きな
クリアランスに相当し、更に該ピニオンと該内歯リング
ギヤとが互いに最も深く噛合する点におけるクリアラン
スが大幅に小さくなるまで、該2つのサイクロイドが平
坦化されており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0007】好ましくは、前記ピニオンの歯溝および前
記内歯リングギヤの歯先の周長を、該ピニオンの歯先及
び該内歯リングギヤの歯溝の周長の1.75倍〜2.2
5倍にする。
【0008】また、好ましくは、前記ピニオンの歯溝及
び前記内歯リングギヤの歯先の周長を、該ピニオンの歯
先及び該内歯リングギヤの歯溝の周長の2倍にする。
【0009】また、好ましくは、前記外サイクロイド又
は前記内サイクロイドの一方を、必要なクリアランスが
実質的に得られるまで平坦化され、他方のサイクロイド
の平坦化量がゼロに等しくなるようにする。
【0010】また、好ましくは、前記外サイクロイドを
平坦化する。
【0011】また、好ましくは、前記外サイクロイド又
は内サイクロイドの平坦化を、対応するサイクロイドを
規定する点を、前記サイクロイド生成円の周縁から中心
に向けて、該サイクロイド生成円の半径上を少し移動さ
せて行う。
【0012】また、好ましくは、平坦化された各サイク
ロイドの開始点及び終点が、前記ピッチ円上の各々対応
する元の未平坦化サイクロイドの開始点及び終点と直線
によって結ばれるようにする。
【0013】また、好ましくは、前記2つのサイクロイ
ドの中心で測定された、該サイクロイドの各平坦化量及
びその合計が、前記内歯リングギヤの前記ピッチ円の直
径の1/2000〜1/500になるようにする。
【0014】また、好ましくは、前記内歯リングギヤと
前記ピニオンとが最も深く噛合する点における必要な歯
面間の最小限のクリアランスを、該内歯リングギヤと該
ピニオンの歯の輪郭を等距離縮小して得る。
【0015】また、好ましくは、前記ピニオンの歯数を
7枚〜11枚にする。
【0016】また、好ましくは、少なくとも前記ピニオ
ンの前記歯溝に、狭い軸方向の溝を形成する。
【0017】また、前記溝を、前記サイクロイドを生成
する前記サイクロイド生成円の周長の1/4〜1/6と
し、好ましくは1/5にする。
【0018】また、好ましくは、前記溝の幅を、その深
さの2倍〜3倍にする。
【0019】また、好ましくは、前記内歯リングギヤの
歯溝の底面に溝を形成する。
【0020】
【作用】以下に本発明の作用を液体用ポンプを例にとっ
て説明する。なお、以下に必要に応じてリングギヤおよ
びピニオンをまとめて両歯車と称する。
【0021】本発明の歯車式機械は、リングギヤがハウ
ジング内に設けられ、ピニオンがリングギヤの内歯に対
して中央に設けられたシャフトのクランクアームの周り
を回転するという構造を有し得る。しかし、本発明の歯
車式機械は、好適には、リングギヤが歯車チャンバ内で
回転し、リングギヤの回転軸および歯車チャンバに対し
て同心円状に設けられたピニオンが静的なシャフトによ
り、又はそのような回転軸の回りを回転するという構造
を有する。
【0022】本発明の歯車式機械の主な利用分野は、内
燃機関および自動伝動装置用の、液体を潤滑又は圧縮す
るための内歯リングギヤポンプであり、最高30バール
の送出圧力を有する。
【0023】この使用目的のためには、ポンプのピニオ
ンがエンジンのクランクシャフトの延長部に設けられる
か、又はギヤボックス内の主軸がクランクシャフトによ
り駆動されるかであるが、内歯リングギヤポンプは、静
粛な低振動ポンプであることが証明されている。しか
し、エンジンおよび伝動装置としては、ますます静粛な
ものが要求される傾向にあるため、このようなポンプも
より一層静粛なものが要求される。
【0024】リングギヤ機械(歯車式機械)の雑音を最
低限に低下させるに際して、本発明者は、リングギヤ機
械における送出流脈動は、少なくとも製造を厳密に行
い、且つクリアランスを小さくする場合は、主に瞬間変
位量特性により発生すると考える。ここで、瞬間変位量
特性は、主にピニオン又はリングギヤの回転角における
機械の圧縮領域と吸引領域との間の密閉点の位置に依存
する。従って、理論的には、歯がクリアランスなく完全
に噛合した場合、密閉点は歯面と歯の噛合線との交点に
一致する。圧縮開口部と吸引開口部の上方の領域内の密
閉点は重要ではない。なぜなら、上記密閉点によって分
離された液体セルは、いずれにしても吸引開口部および
圧縮開口部によってこの領域で連結されるからである。
このように歯が最も深く噛合する領域(以下、噛合最深
領域という)およびそれに対向する領域内の密閉点の位
置のみが、決定的な要素となる。本発明のリングギヤ機
械においては、理論的噛合線は、3つの円から形成され
る。この3つの円は、ピッチ円と、両歯車の回転軸を結
ぶ直線との交点で互いに接し、この直線を挟んで対象的
であり、2等分される。
【0025】最も重要である噛合最深領域(図1の上部
に相当)における最適噛合条件は、本発明のサイクロイ
ド歯形によって得られる。しかし、これはクリアランス
がこの位置において非常に小さい場合に限られる。とこ
ろで、歯間のクリアランスの縮小量は、他の要素によっ
て制限される。なぜなら、大量生産用の高度な技術を使
用することなしに、リングギヤをある程度非円形にする
ことは不可能だからである。
【0026】この結果、従来技術においては、最小限の
クリアランス又は遊びが常に、噛合最深点に対向するピ
ニオンの歯先とリングギヤの歯先(図1の底部に相当)
との金属的な接触を防止するために十分な値でなければ
ならない。噛合最深点に対向する領域で歯が自由に噛合
することを保証するために必要なクリアランスは、”最
小歯間クリアランス”につながり、これは周知の歯形に
おいてはまだ比較的大きなものになっている。このこと
自体の結果として、理論的輪郭とは大幅に異なる噛合最
深領域の密閉点の軌跡が生じる。
【0027】噛合最深領域に可能な最小限のクリアラン
スを許し、対向する領域に大きな歯間クリアランスを残
すために、本発明者は、更に、互いに協働するリングギ
ヤの歯溝とピニオンの歯、またはリングギヤの歯とピニ
オンの歯溝のいずれかを、噛合最深点に対向する領域に
おいて歯先が確実に互いに自由になるまで、平坦化する
ことを提案する。従って、歯の平坦化は、噛合最深点に
対向する領域においてクリアランスが相対的に大きくな
ることを達成する。また、歯溝を同量分平坦化すること
は、噛合最深領域における歯間のクリアランスが拡大す
ることを補償する。
【0028】言うまでもなく、上記の平坦化は、2つの
サイクロイド群、すなわち外(外転)サイクロイドおよ
び内(内転)サイクロイド間に分配され得る。しかし、
2つのサイクロイドの内の一方のみを制限した方がより
簡単である。
【0029】その結果、両歯車は噛合最深領域における
最小限のクリアランスで実際に噛合し、かつクリアラン
スが理論的な最大値に非常に近付く。このことは、噛合
最深領域において、噛合する歯間の密閉点が偏位するこ
とに起因する悪影響を最小限に抑えることができる。す
なわち、このようにすれば、偏位の送出量脈動に対する
悪影響を減少できる。
【0030】しかし、本発明により選択された歯厚の割
合によると、送出流脈動は、特に大幅に減少する。本発
明者等の広範囲にわたるテストの結果によれば、送出流
脈動、すなわちユニット時間毎のスループットの変動
は、選択された歯の輪郭に依存しないわけではないこと
が確認された。選択された歯形は、サイクロイド歯形の
場合、内歯リングギヤとピニオンとの歯厚の割合を変化
させることにより、特に容易に変更し得る。従って、サ
イクロイド歯形の利点を損なうこともない。この事実
は、本発明の課題の解決に利用されている。瞬間変位量
の変動、すなわち最大変位量、最小変位量および中間変
位量の差を示す指数が、中空リングギヤの歯厚とピニオ
ンの歯厚の各割合に対して記される場合、歯厚の割合が
1.5と3との間の領域において、最小変位量が得ら
れ、瞬間変位量は不規則であるということになる。
【0031】また、上記の構成において、ピニオンの歯
厚をリングギヤの歯厚の半分、すなわち外サイクロイド
を生成する外サイクロイド生成円の直径を内サイクロイ
ドを生成するサイクロイド生成円の直径の半分にする
と、最適の条件になる。
【0032】好ましくは、歯の輪郭の平坦化において、
2つのサイクロイドの内の1つのみ、すなわち外サイク
ロイドか内サイクロイドのいずれかを平坦化する。これ
により、必要なクリアランスが得られ、一方のサイクロ
イドの平坦化はゼロに等しくなる。ここで、外サイクロ
イドの平坦化を行う方がより好適である。
【0033】言うまでもなく、平坦化において、歯溝の
平坦化およびこの歯溝と協働する歯先の平坦化は両方
共、同一の数学的法則に従う。例えば、歯の半径方向に
おける高さおよびこの歯と協働する対向ギヤの溝の半径
方向における深さが少し減少し、歯の中心又は歯溝の中
心から、歯の中心とピッチ円との交点までの距離が次第
に減少してゼロになるというように平坦化し得る。
【0034】しかし、これは最適のサイクロイド形状か
らの逸脱を意味している。最も簡単な解決方法は、サイ
クロイドを規定する点を生成円の周縁からその中心に向
けて半径方向に少し移動されることにより得られる平坦
化である。このようにすれば、サイクロイド形状が保持
される。
【0035】この結果、平坦化されたサイクロイドの開
始点と、ピッチ円上の未平坦化サイクロイドの対応する
開始点との間に1/数百mm程度の隙間が発生するが、
この隙間は平坦化されたサイクロイドの開始点および終
点と、ピッチ円上の未平坦化サイクロイドの開始点およ
び終点を直線で結ぶことによりうまく解消できる。
【0036】また、リングギヤの直径が比較的大きい場
合は、平坦化量の合計は1/1000になり、リングギ
ヤの直径が小さい場合は、この合計は1/500にな
る。このことから、例えばリングギヤのピッチ円の直径
が100mmである場合は、2つのサイクロイドの平坦
化の合計は僅か約0.1mmである。従って、平坦化さ
れたサイクロイドの開始点の、対応するピッチ円からの
距離も僅か0.1mmとなる。
【0037】しかし、これらの平坦化によって、噛合最
深領域においては、2つの歯車がほとんどクリアランス
なしで噛合し得、一方、噛合最深点に対向する領域にお
いては、歯先間に約0.1mmのクリアランスが保持さ
れるという状態が達成される。更に、歯車がある特定の
回転位置にある場合は、歯先間のクリアランスはゼロに
近付き、リングギヤおよびおそらく最小直径を有するピ
ニオンにおいても正確さの欠如を補償する。
【0038】本発明において、噛合最深領域における歯
間のクリアランスは非常に小さいものになるが、ゼロで
あってはならない。周方向における必要最小限の歯面間
クリアランスは、歯の輪郭を等距離縮小することにより
得られる。この縮小の程度は、例えばリングギヤのピッ
チ円の直径の10-4倍であり得る。この数値から、本発
明において必要とされる歯間クリアランスがいかに小さ
いかがわかる。
【0039】ところで、歯数が増加すると、送出流脈動
は言うまでもなくリングギヤ機械において減少する。こ
のことは送出流自体についても当てはまる。従って、本
発明では、リングギヤ機械における歯数を過剰な送出流
脈動および許容不可能なほど小数の歯を設けることによ
る不具合いを受け入れることなく、歯数をできるだけ減
少させている。従って、ピニオンの歯数は7〜11の間
で選択される。
【0040】また、液体送出流におけるキャビテーショ
ンにより引き起こされる気泡の破壊によって起こり得る
液体ポンプの送出流中の圧力の突然の変動による影響を
防止するために、本発明では、少なくともピニオンの歯
溝の底面に狭い軸方向溝を設ける。
【0041】この軸方向溝を設けると、歯溝がリングギ
ヤの歯先によって最適に充填されるので、両歯車が互い
に最適に案内し合う。それ故、歯間の密閉が損なわれる
ことなく、ある程度のデッドスペースを保証する。この
ように生成されたデッドスペースにおいては、作動液体
および絞り出された油の蒸気が充満したキャビテーショ
ン泡が、ポンプ又はモータの駆動により破壊されること
なく高速に集まる。キャビテーション泡は質量が小さい
ため、ピニオンの歯溝の底面近傍の重力の影響により集
められる。従って、上記溝のデッドスペースの否定的な
作用は無視し得るほど小さなものになる。
【0042】上記の溝のサイズを決定するためのガイド
ラインによると、溝の幅が狭すぎると吸引容量が小さす
ぎる一方、溝が深すぎるとピニオンの強度が損なわれ
る。また、溝の幅が広すぎると、両歯車の輪郭の協働が
損なわれる。
【0043】ここで、矩形断面の溝を設けると、吸引容
量が大きくなるという利点がある。また、高度に丸い輪
郭、例えば円弧の断面を有する場合は、ピニオンの強度
の脆弱化が最小限に抑えられるという利点がある。矩形
の溝の場合は、ノッチ効果を避けるために、溝の側壁と
底面が交わる辺に都合よく丸みを持たせる。溝の側壁と
隣接する歯溝の底面が交わる辺もまた、歯溝の底面の全
荷重容量をできるできるだけ保持するために、丸みを持
たせる。
【0044】また、内歯リングギヤの歯溝の底面にも溝
を設けると、この溝はいかなるキャビテーション泡をも
吸引しないが、絞り出された油は吸引し得る。このこと
は多くの場合好都合である。通常、これらの溝はピニオ
ンの歯溝の底面の溝よりも小さく形成され得る。
【0045】軸方向から見れば、上記溝は、例えば円弧
の断面を有する。しかし、製造上の理由により、溝が全
歯幅にわたって一定の断面を有することが好適である。
【0046】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0047】図1は本発明が適用されるリングギヤポン
プを示す。このリングギヤポンプは、円筒状のリングギ
ヤチャンバ2を有するハウジング1を備えている。リン
グギヤチャンバ2の周面上には、内歯リングギヤ3の円
筒状の周面が回転可能に取り付けられている。中空の内
歯リングギヤ3は、歯4を8枚有する。歯4は、ピニオ
ン6の歯5と噛合し、ピニオン6は、これを駆動するシ
ャフト7の周りに回転可能に取り付けられている。内歯
リングギア3の回転軸を参照符号8で示し、ピニオン6
の回転軸を参照符号9で示す。
【0048】図1の矢印Aで示すように、リングギヤポ
ンプは時計回りに回転する。リングギヤポンプは吸引用
開口部10および排出用開口部11を有する。これら2
つの開口部10および11は、図1において内歯リング
ギヤ3およびピニオン6の後方に位置するため、これら
開口部の輪郭を破線で示す。なお、説明の明確化のた
め、吸引用開口部10への吸引通路および排出用開口部
11からの排出通路は、図1には図示しない。
【0049】一般にリングギヤポンプに関しては、図1
を参照して上記した程度のことが周知である。サイクロ
イドの平坦化、内歯リングギヤ3の歯厚に対するピニオ
ン6の歯厚の割合、およびピニオン6の歯溝の底面に設
けられた溝16を除いて、上記ポンプは、独国特許第
3,938,346号または1990年10月5日提出
の米国特許出願第593,135号によるポンプに対応
する。
【0050】図4に、ピニオン6のピッチ円TR上でラ
ジアンに基づいて測定したピニオン6の歯厚BE、およ
び、内歯リングギヤ3のピッチ円TH上で同様に測定し
た、内歯リングギヤ3の歯厚BHを示す。理論的噛合線
Eもまた、図4に示す。図4に示す上記噛合線Eの上部
を、図3(a)に拡大して示す。上記したように、噛合
線Eは、両歯車(内歯リングギヤ3およびピニオン6)
の回転時に、ピニオン6の歯5の輪郭と内歯リングギヤ
3の歯4の輪郭とが接する点の軌跡を表す。
【0051】両歯車が図3(a)および図5に示す位置
から回転を始める場合、噛合点は、まず位置E0(図3
(a)参照)にある。噛合点は、ここから半円E1上を
移動して点Cに達する。点Cは、2つのピッチ円THお
よびTRが、内歯リングギヤ3およびピニヨン6の回転
軸8および9を結ぶ直線の延長線上で接する点である。
噛合点は、点Cから、円E3上を矢印Bの方向に移動す
る。
【0052】噛合点が、点E0と点Cとを結ぶ直線上
の、円E3の頂点に達すると、図3(a)の左部分に示
すピニオン6の中心線が点E0と点Cとを結ぶ直線上に
位置する。噛合点は、さらに円E3の左半分上を移動し
て再び点Cに達し、図3(a)の左部分に示すピニオン
6の左歯面が点Cに位置する。同時に、ピニオン6の歯
先の外サイクロイドと内歯リングギヤ3の歯の内サイク
ロイドとの噛合点は、2つのピッチ円の間の曲線E2上
を、噛合最深点に対向する領域に向かって下方に移動
し、その後、再び点Cに向かって上方に移動する(図4
参照)。
【0053】しかし、実際の噛合線、即ち、より正確に
は2枚の歯の間の密閉点の軌跡は、遊びおよび製造上の
不正確さのために、上記の理論的軌跡とは大幅に異な
る。
【0054】図3(a)より、上記した理論的且つ理想
的な状態においては、内歯リングギヤ3の歯の中心線が
両歯車の回転中心8および9を結ぶ直線上にある時、サ
イクロイド歯形を有する内歯リングギヤ3の歯4の後歯
面と、ピニオン6の歯5の前歯面との間には、非常に狭
いクリアランスVRのみが存在する。このクリアランス
VRは、この後、両歯車が変位距離が最高値に達する前
の最適点まで角回転を行う領域中において変位されなけ
ればならないということもまた明かである。
【0055】しかし実際には、ギヤの歯の噛合に全く遊
びがないということは決してない。特に従来は、比較的
大きな遊びが必要であった。なぜなら、腎臓形の吸引用
開口部10と排出用開口部11との間に必要な密閉領域
における噛合最深点に対向する領域においては、歯が互
いにブロッキングおよびハンマーリングをし得ないとい
うことを保証するために、適当な歯先間クリアランス
が、あまり望ましくはないが、存在しなければならなか
ったからである。
【0056】周知のサイクロイド歯形においては、図1
の下部密閉領域におけるこのランニングクリアランスも
また、噛合最深領域の密閉点において、望ましくない大
きなクリアランスが形成されることにつながる。本発明
は、噛合最深点に対向する領域において必要な相対的に
大きな歯間クリアランスを損なうことなく、噛合最深領
域において、最小限のクリアランスのみが存在すること
を可能にする。歯溝および歯の輪郭を形成するサイクロ
イドを上記目的に必要なだけ平坦化するための好適な条
件を、図2に拡大して示す。修正すべき歯車のピッチ円
をTで示す。以下、これをピニオン6のピッチ円とす
る。
【0057】サイクロイドを生成するための生成円RH
も図2に示す。生成円RHが点Z0から、ピッチ円Tの
内側に沿って移動する場合、生成円RHの周縁上の点Y
1は、初期位置がZ0であり、ピニオン6の歯溝を規定
するサイクロイドFRを描く。サイクロイドを描く点
を、生成円RHの半径rH上を、生成円RHの中心に向
かって短距離だけ移動させて点X1とした場合、点X1
の初期位置は、点Z1となり、Y1の場合のZ0とは異
なる。生成円RHがピッチ円T上をさらに左に移動した
場合、点X1がサイクロイドFR1を描くが、その終点
は、ピッチ円からは少し離れる。その距離は、図2にお
いてはZ1−Z0の距離に相当する。同様に、生成円R
Eを回転させることにより、ピニオン6の歯先を規定す
る外サイクロイドFHもまた平坦化され得る。この場
合、平坦化されたサイクロイドFH1を描く点X2は、
初期位置がZ2である。この様式で、左側の大きなピニ
オン6の歯底面を、ピッチ円T方向に放射状に移動さ
せ、一方、ピニオン6の歯の輪郭を、サイクロイドFH
から放射状にピッチ円T方向に移動させて平坦化する。
【0058】内歯リングギヤ3の歯4の輪郭および歯溝
も同様に平坦化される。そのための構造は、ピッチ円T
が内歯リングギヤ3のピッチ円であり、生成円RHが歯
4の輪郭を規定し、生成円REが歯溝を規定すること以
外は、上記したものと同一である。本発明による構造に
おいて、平坦化されたサイクロイドは、ピッチ円Tから
少し離れた位置において開始および終了する。図2にお
いて、この距離はZ1−Z2の距離である。この距離は
実際は、図2に拡大して示したものに比べて非常に短い
ため、単に直線で結ばれ得る。歯を上記したような形に
すれば、まず、噛合最深領域においてクリアランスのな
い、図3(a)に相当する、理想的な歯形が得られる。
【0059】しかし、この歯形は、噛合最深点に対向す
る領域においては、図5に示す回転位置において、歯先
間のクリアランスSRを有し、そのクリアランスSRの
距離は最大で、Z0−Z1の距離とZ0−Z2の距離を
合計したものである。噛合最深領域における歯間クリア
ランスを規定する場合、ピニオン6の歯高の縮小距離お
よび内歯リングギヤ3の歯高の縮小距離の合計が、噛合
最深点に対向する領域における歯のいかなる金属的接触
をも確実に防止するために十分長い限り、内歯リングギ
ア3の歯に丸みが欠けていることを考慮する必要はもは
やない。言うまでもなく実際は、ピニオン6の歯5と内
歯リングギヤ3の歯4とが両方とも平坦化されるわけで
はなく、上記2つの歯車のいずれか一方のみが平坦化さ
れる。この方がより簡単である。
【0060】実際は、最小限の歯間クリアランスのみを
残しておくことが必要であり、これは、内歯リングギヤ
3の歯の輪郭またはピニオン6の歯の輪郭のいずれか
を、図2に示す構造によって得られたサイクロイドFR
1またはFH1の後方百分の1ミリまたは数百分の1ミ
リの位置にある等距離線まで戻す(縮小する)ことによ
り、簡単に得られる。このようにして得られた歯車対を
図5に示す。図5より、歯間クリアランスSUは、噛合
最深点に対向する領域の歯先間のクリアランスSRに対
して非常に狭い必要があるということが明かである。
【0061】図3(b)に、本発明により得られた歯形
を、図3(a)と同一の拡大率で示す。図3(b)よ
り、歯の輪郭を、例えばピッチ円直径の千分の1縮小す
ることによって得られた僅かな歯間クリアランスVRに
液体が充満するということが明かである。このようにし
て、図3(b)に示す位置にある2つの歯車間に得られ
たクリアランスVRの効果は、ピニオン6による駆動力
が理論上におけるように点E0において伝達されるので
はなく、かなり広い領域にわたって広がるということで
ある。
【0062】なぜなら、上記の小さなクリアランスVR
に送出液体が充満し、その液体クッションが広い領域に
わたって駆動力を伝達するからである。従来必要であっ
た大きな歯間クリアランスによると、2枚の歯の輪郭の
潤滑性が非常に悪かったために、液体膜は非常に狭い領
域のみに存在し、絞り出された液体の量が非常に多かっ
た。
【0063】本発明によると、駆動ピニオン6と駆動さ
れる内歯リングギヤ3との歯の接触は、広い領域で起こ
る。なぜなら、上記2枚の歯の歯面間の薄い送出液体層
の厚みの差が非常に小さいため、図3(b)に示すクリ
アランスVRから液体を左方に絞り出すために必要な圧
力が、内歯リングギヤ3にトルクを伝達するために十分
大きいからである。図3(b)に示す曲線束E1’に覆
われた領域が、図3(a)に示す、噛合点が移動する半
円E1に置き喚わっている。
【0064】ピニオン6の歯溝と内歯リングギヤ3の歯
4との協働に関する上記の条件は、ピニオン6の歯5と
内歯リングギヤ3の歯溝との協働に関しても同様に適用
される。この場合は、噛合点が移動する円E3(図3
(a))が曲線束E3’に覆われた領域(図3(b)参
照)に置き換えられる。
【0065】図3(a)に示す噛合線部E4およびE5
の領域では、力を伝達する歯の接触はもはや起こらな
い。上記歯の接触は、噛合最深領域外の回転領域におい
て大きな歯間クリアランスを設けることにより防止され
る。よって、曲線E2の最初の部分のみが短い距離だけ
保持される。
【0066】最後に、歯間クリアランスVRが最小であ
る、図3(b)に示す本発明による構造により、高い密
閉性が得られ得るということが明かである。なぜなら、
図3において残されたクリアランスVRが、その全長に
わたって非常に狭いからである。
【0067】図2および図4から明かなように、本発明
によると、内歯リングギヤ3またはピニオン6のピッチ
円Tに沿って描かれた内サイクロイドFR1により規定
される歯先または歯溝の周長は、外サイクロイドFH1
により規定される歯溝または歯先の周長の2倍である。
換言すれば、内サイクロイドFR1を生成する生成円R
Hは、生成円REの約2倍の直径を有する。
【0068】本発明の他の大きな利点は、2つの歯車間
に半径方向および接線方向の加速および減速が実際ない
ということである。
【0069】一般に、原則として、半径方向クリアラン
スの大きさは、噛合最深点に対向する領域におけるラン
ニングクリアランスの1/6から1/3で十分であると
いうのは正しい。すなわち、上記の大きさのクリアラン
スが、歯の輪郭を、サイクロイド、または平坦化された
サイクロイドの後方百分の1ミリまたは数百分の1ミリ
に位置する等距離線まで縮小することにとって十分であ
るというのは正しい。そして、上記歯の輪郭を縮小する
ことはまた、噛合最深領域においても効果的である。
【0070】最後に、上記より、本発明によるクリアラ
ンスの縮小により、歯が互いに噛合した、独国特許第
3,938,346号による歯車式機械において、以下
の利点が達成される。
【0071】図3(b)より、本発明においては、少な
くとも油ポンプにおいて、図3(b)に示す位置から、
ピニオン6の歯5がピニオン6および内歯リングギヤ3
の回転軸8および9を結ぶ直線上にある位置まで、歯車
を回転させた時に、絞り出された油の量が、薄い油膜の
量よりも認識可能な程度に多いということはないという
ことが明かである。換言すれば、クリアランスに残留し
ている油の量は、遊びを充満する薄い油膜の量を殆ど越
えていないため、絞り出された油をさらに変位させる必
要はほとんどない。
【0072】このことは、送出流脈動を大幅に減少させ
る。上記の本発明による、歯先の厚みの違いも同様に作
用する。図6では、ピニオン6の歯厚BEに対する内歯
リングギヤ3の歯厚BHの割合(BH/BE)を横座標
に取り、外サイクロイド生成円の直径に対する内サイク
ロイド生成円の直径を数学的に計算している。縦座標は
瞬間変位量Aの均一性に対する欠如率δを示す。
【0073】均一性に対する欠如率δは以下の式で表さ
れる。
【0074】δ=(Amax−Amin)/Amean 図6は、図1、図4および図5に示すように、内歯リン
グギヤ3の歯数:ピニオン6の歯数が7:8である場合
の、上記割合を示す。図6より、瞬間変位量Aの均一性
に対する欠如率δが、歯厚の割合に依存していることが
明かである。BH/BE=2の場合、この割合は明かに
最少である。この場合、均一性に対する欠如率δは僅か
約2.5%である。これに対して、ピニオン6と内歯リ
ングギヤ3との歯厚が等しい場合は、均一性に対する欠
如率δは5%よりも高い。同様に、本発明により選択さ
れた歯厚の割合は、送出流脈動の減少に大きく寄与し、
したがって雑音を低下させる。
【0075】すでに低音発生に関して特徴を有する本発
明による歯車式機械において、より高速に回転した場合
にも雑音を低下させるために、軸方向溝16が、ピニオ
ン6の歯溝の底面中央に設けられている。図面から明ら
かなように、これらの溝16は半円形の断面を有してい
るが、ピニオン6の歯溝底面の表面に鋭角的に入り込ん
でいるわけではない。
【0076】歯車式ポンプが時計回りに回転する場合、
比較的高速の回転時に送出液中に発生するキャビテーシ
ョン泡が遠心力によって溝16に集まり、この部分のデ
ッドスペース効果により、噛合最深点、すなわち、点C
を越えて、吸引領域に運搬される。同様に、溝16が絞
り出された油を吸引し得る。この結果、雑音が大幅に低
下し、それにしたがって効率も向上する。
【0077】絞り出された油を吸引するための類似の溝
17が、内歯リングギア3の歯溝底面にも設けられ得
る。溝17を図5に破線で示す。
【0078】
【発明の効果】以上の本発明によれば、外サイクロイド
及び/又は内サイクロイドの各平坦化量又はその合計
が、内歯リングギヤとピニオンとが最も深く噛合する点
に対向する領域における歯先間において必要な半径方向
クリアランスに相当し、かつピニオンと内歯リングギヤ
とが互いに最も深く噛合する点おけるクリアランスが大
幅に小さくなる程度にまで2つのサイクロイドを平坦化
する構成をとるので、送出流脈動を大幅に低減できる。
従って、雑音の発生を低減でき、更には機械効率の向上
および寿命の延命が図れる。
【0079】また、クリアランスが小さいために、ピニ
オンと内歯リングギヤとの間の密閉性も高い。
【0080】また、特に請求項4、請求項5等記載の歯
車式機械によれば、製作性の向上およびコストダウンが
可能になる。
【0081】また、特に請求項11記載の歯車式機械に
よれば、雑音発生をより一層低減でき、機械効率を更に
一層向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】内歯リングギヤおよびピニオンを有するギヤチ
ャンバが見えるようにカバーを省略した、本発明による
内歯リングギヤポンプの模式図。
【図2】サイクロイドを平坦化するための、利点のある
幾何学的構造を拡大して示す図。
【図3】(a)は、本発明による理想的な遊びのない歯
形の左半分の、噛合最深領域をより拡大して示す図であ
り、(b)は、実際のクリアランスを有する歯形を
(a)と同一の拡大率で示す図。
【図4】図1に示すリングギヤポンプの、ある回転位置
における両歯車を示す図。
【図5】図1に示すリングギヤポンプの、別の回転位置
における両歯車を示す図。
【図6】内歯リングギヤとピニオンの歯数の比率が7:
8であるポンプにおいて、瞬間変位量の不規則性が、ピ
ニオンの歯厚に対する内歯リングギアの歯厚の割合に依
存するということを示すグラフ。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 リングギヤチャンバ 3 内歯リングギヤ 6 ピニオン 10 吸引用開口部 11 排出用開口部 16、17 溝

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体又は気体用のポンプ或はモータに使
    用される歯車式機械であって、 吸引用開口部及び排出用開口部を有する歯車チャンバを
    含むハウジングと、 該歯車チャンバ内に設けられた内歯リングギヤと、 該ハウジング内の該内歯リングギヤの内側に回転可能に
    設けられ、該内歯リングギヤよりも1枚少ない数の歯を
    有し、該内歯リングギヤと噛合し、回転時に、それ自身
    の歯と該内歯リングギヤの歯との間に、該吸引用開口部
    から該排出用開口部に液体又は気体を送るための、回
    転、膨張および収縮する液体セルを形成するピニオンと
    を備え、 該ピニオンの歯先及び該内歯リングギヤの歯溝が、該ピ
    ニオン及び該内歯リングギヤのピッチ円上の第1のサイ
    クロイド生成円が回転することにより生成される外サイ
    クロイド形状を有し、 該ピニオンの歯溝および該内歯リングギヤの歯先が、該
    ピニオン及び該内歯リングギヤのピッチ円上の第2のサ
    イクロイド生成円が回転することにより生成される内サ
    イクロイド形状を有し、 該第1のサイクロイド生成円の半径が該第2のサイクロ
    イド生成円の半径と異なる歯車式機械において、 対応するピッチ円上で測定された、該内サイクロイドに
    より規定される該ピニオンの歯溝及び該内歯リングギヤ
    の歯先の周長が、対応するピッチ円上で測定された、該
    外サイクロイドにより規定される該ピニオンの歯先及び
    該内歯リングギヤの歯溝の周長の1.5倍〜3倍であ
    り、 該外サイクロイド及び/又は該内サイクロイドの各平坦
    化量又はその合計が、該内歯リングギヤと該ピニオンと
    が最も深く噛合する点に対向する領域における歯先間に
    おいて必要な相対的に大きなクリアランスに相当し、更
    に該ピニオンと該内歯リングギヤとが互いに最も深く噛
    合する点におけるクリアランスが大幅に小さくなるま
    で、該2つのサイクロイドが平坦化されている歯車式機
    械。
  2. 【請求項2】 前記ピニオンの歯溝および前記内歯リン
    グギヤの歯先の周長が、該ピニオンの歯先及び該内歯リ
    ングギヤの歯溝の周長の1.75倍〜2.25倍である
    請求項1記載の歯車式機械。
  3. 【請求項3】 前記ピニオンの歯溝及び前記内歯リング
    ギヤの歯先の周長が、該ピニオンの歯先及び該内歯リン
    グギヤの歯溝の周長の2倍である請求項2記載の歯車式
    機械。
  4. 【請求項4】 前記外サイクロイド又は前記内サイクロ
    イドの一方が、必要なクリアランスが実質的に得られる
    まで平坦化され、他方のサイクロイドの平坦化量がゼロ
    に等しい請求項1記載の歯車式機械。
  5. 【請求項5】 前記外サイクロイドが平坦化されている
    請求項4記載の歯車式機械。
  6. 【請求項6】 前記外サイクロイド又は内サイクロイド
    の平坦化が、対応するサイクロイドを規定する点を、前
    記サイクロイド生成円の周縁から中心に向けて、該サイ
    クロイド生成円の半径上を少し移動させて行われる請求
    項1記載の歯車式機械。
  7. 【請求項7】 平坦化された各サイクロイドの開始点及
    び終点が、前記ピッチ円上の各々対応する元の未平坦化
    サイクロイドの開始点及び終点と直線によって結ばれて
    いる請求項6記載の歯車式機械。
  8. 【請求項8】 前記2つのサイクロイドの中心で測定さ
    れた、該サイクロイドの各平坦化量及びその合計が、前
    記内歯リングギヤの前記ピッチ円の直径の1/2000
    〜1/500である請求項1記載の歯車式機械。
  9. 【請求項9】 前記内歯リングギヤと前記ピニオンとが
    最も深く噛合する点における必要な歯面間の最小限のク
    リアランスが、該内歯リングギヤと該ピニオンの歯の輪
    郭を等距離縮小して得られる請求項1記載の歯車式機
    械。
  10. 【請求項10】 前記ピニオンの歯数が7枚〜11枚で
    ある請求項1記載の歯車式機械。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記ピニオンの前記歯溝
    に、狭い軸方向の溝が形成されている請求項1記載の歯
    車式機械。
  12. 【請求項12】 前記溝が、前記サイクロイドを生成す
    る前記サイクロイド生成円の周長の1/4〜1/6であ
    り、好ましくは1/5である請求項11記載の歯車式機
    械。
  13. 【請求項13】 前記溝の幅が、その深さの2倍〜3倍
    である請求項11記載の歯車式機械。
  14. 【請求項14】 前記内歯リングギヤの歯溝の底面に溝
    が形成されている請求項11記載の歯車式機械。
JP5005434A 1992-01-15 1993-01-14 歯車式機械 Expired - Fee Related JP2818723B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4200883A DE4200883C1 (ja) 1992-01-15 1992-01-15
DE4200883.2 1992-01-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05256268A true JPH05256268A (ja) 1993-10-05
JP2818723B2 JP2818723B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=6449558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5005434A Expired - Fee Related JP2818723B2 (ja) 1992-01-15 1993-01-14 歯車式機械

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5368455A (ja)
EP (1) EP0552443B1 (ja)
JP (1) JP2818723B2 (ja)
KR (1) KR0150804B1 (ja)
DE (2) DE4200883C1 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999011935A1 (en) 1997-09-04 1999-03-11 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Internal gear pump
EP1382852A2 (en) 2002-07-18 2004-01-21 Mitsubishi Materials Corporation Internal gear oil pump
JP2004044685A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Nippon Soken Inc 内接噛合遊星歯車機構
WO2005021969A3 (ja) * 2003-09-01 2005-05-06 Mitsubishi Materials Corp オイルポンプロータ
JPWO2004044430A1 (ja) * 2002-10-29 2006-03-16 三菱マテリアル株式会社 内接型オイルポンプロータ
JP2006220137A (ja) * 2005-01-13 2006-08-24 Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk 内接歯車ポンプの歯形創生方法及び内接歯車
US7384251B2 (en) 2003-07-17 2008-06-10 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Trochoidal oil pump
CN100447418C (zh) * 2003-07-15 2008-12-31 住友电工烧结合金株式会社 内啮合齿轮泵及其内转子
US7476093B2 (en) 2003-08-12 2009-01-13 Mitsubishi Materials Pmg Corporation Oil pump rotor assembly
JP2009281388A (ja) * 1998-07-31 2009-12-03 Texas A & M Univ System 準等温ブライトンサイクルエンジン
US7632083B2 (en) 2005-02-22 2009-12-15 Mitsubishi Materials Pmg Corp. Anti-galling pump rotor for an internal gear pump

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4022500A1 (de) * 1990-07-14 1992-01-16 Gisbert Prof Dr Ing Lechner Zahnradpumpe oder motor
DE4311168C2 (de) * 1993-04-05 1995-01-12 Danfoss As Hydraulische Maschine
DE4311165C2 (de) * 1993-04-05 1995-02-02 Danfoss As Hydraulische Maschine
US5957762A (en) 1994-09-01 1999-09-28 The Gleason Works Internally toothed tool for the precision machining of gear wheels
JP3481335B2 (ja) * 1995-01-06 2003-12-22 ティーエスコーポレーション株式会社 内接噛合型遊星歯車装置
MY120206A (en) * 1996-01-17 2005-09-30 Diamet Corp Oil pump rotor
US6077059A (en) * 1997-04-11 2000-06-20 Mitsubishi Materials Corporation Oil pump rotor
DE10208408A1 (de) 2002-02-27 2003-09-11 Schwaebische Huettenwerke Gmbh Zahnradverzahnung
EP1340912B1 (de) 2002-03-01 2005-02-02 Hermann Härle Zahnringmaschine mit Zahnlaufspiel
KR100545519B1 (ko) * 2002-03-01 2006-01-24 미쓰비시 마테리알 가부시키가이샤 오일펌프로터
DE10224784A1 (de) * 2002-06-04 2003-12-18 Siemens Ag G-Rotorpumpe
JP2004092637A (ja) * 2002-07-11 2004-03-25 Yamada Seisakusho Co Ltd トロコイドポンプ
DE10245814B3 (de) * 2002-10-01 2004-02-12 SCHWäBISCHE HüTTENWERKE GMBH Innenzahnradpumpe mit verbesserter Füllung
GB2394512A (en) * 2002-10-22 2004-04-28 Concentric Pumps Ltd Pump rotor set with increased fill limit
JP2006125391A (ja) * 2004-09-28 2006-05-18 Aisin Seiki Co Ltd 内接ギヤ型ポンプのロータ構造
JP2006152928A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Ltd 内接式歯車ポンプ
JP4319617B2 (ja) * 2004-12-27 2009-08-26 株式会社山田製作所 トロコイド型オイルポンプ
EP1848892B1 (en) * 2005-02-16 2015-06-17 STT Technologies Inc., A Joint Venture of Magna Powertrain Inc. and SHW GmbH Crescent gear pump with novel rotor set
KR100754995B1 (ko) * 2005-08-19 2007-09-04 주식회사 해성산전 사이클로이드 치형을 갖는 유성기어 감속기의 외치기어 및가공방법
CN101832264B (zh) * 2005-09-22 2011-12-28 爱信精机株式会社 油泵转子
US20070092392A1 (en) * 2005-10-20 2007-04-26 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Internal gear pump
WO2008111270A1 (ja) * 2007-03-09 2008-09-18 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha オイルポンプロータ
WO2009130433A1 (en) * 2008-04-22 2009-10-29 Concentric Vfp Limited Pump with filling slots
EP2206923B1 (en) * 2008-08-08 2017-12-06 Sumitomo Electric Sintered Alloy, Ltd. Internal gear pump rotor, and internal gear pump using the rotor
JPWO2011058908A1 (ja) * 2009-11-16 2013-03-28 住友電工焼結合金株式会社 ポンプ用ロータとそれを用いた内接歯車ポンプ
DE102010002585A1 (de) * 2010-03-04 2011-09-08 Robert Bosch Gmbh Innenzahnradpumpe
KR101270892B1 (ko) * 2011-11-01 2013-06-05 명화공업주식회사 사이클로이드 기어 펌프
DE102012022787A1 (de) 2012-11-22 2014-05-22 Volkswagen Aktiengesellschaft Zahnradpumpe sowie Regelsystem mit Zahnradpumpe und Regelkolben
JP6140893B2 (ja) * 2013-10-01 2017-06-07 マーグ ポンプ システムズ アーゲーMaag Pump Systems Ag 改良されたポンプ吸入口を有するギヤポンプ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB223257A (en) * 1923-04-16 1924-10-16 Hill Engineering Company Inc Improvements in rotors for rotary compressors and the like
GB233423A (en) * 1924-02-07 1925-05-07 Hill Compressor & Pump Co Inc Improvements in or relating to rotary pumps or the like
US2344628A (en) * 1940-12-26 1944-03-21 Gar Wood Ind Inc Gear pump
CN1007545B (zh) * 1985-08-24 1990-04-11 沈培基 摆线等距线齿轮传动副及其装置
JPH01249971A (ja) * 1988-03-31 1989-10-05 Suzuki Motor Co Ltd トロコイドポンプ
US5226798A (en) * 1989-11-17 1993-07-13 Eisenmann Siegfried A Gear ring pump for internal-combustion engines and automatic transmissions
DE3938346C1 (ja) * 1989-11-17 1991-04-25 Siegfried A. Dipl.-Ing. 7960 Aulendorf De Eisenmann
US5163826A (en) * 1990-10-23 1992-11-17 Cozens Eric E Crescent gear pump with hypo cycloidal and epi cycloidal tooth shapes

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244843B1 (en) 1997-09-04 2001-06-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Internal gear pump
WO1999011935A1 (en) 1997-09-04 1999-03-11 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Internal gear pump
JP2009281388A (ja) * 1998-07-31 2009-12-03 Texas A & M Univ System 準等温ブライトンサイクルエンジン
JP2004044685A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Nippon Soken Inc 内接噛合遊星歯車機構
EP1382852A2 (en) 2002-07-18 2004-01-21 Mitsubishi Materials Corporation Internal gear oil pump
US7118359B2 (en) 2002-07-18 2006-10-10 Mitsubishi Materials Corporation Oil pump rotor
JPWO2004044430A1 (ja) * 2002-10-29 2006-03-16 三菱マテリアル株式会社 内接型オイルポンプロータ
CN100447418C (zh) * 2003-07-15 2008-12-31 住友电工烧结合金株式会社 内啮合齿轮泵及其内转子
US7384251B2 (en) 2003-07-17 2008-06-10 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Trochoidal oil pump
US7476093B2 (en) 2003-08-12 2009-01-13 Mitsubishi Materials Pmg Corporation Oil pump rotor assembly
WO2005021969A3 (ja) * 2003-09-01 2005-05-06 Mitsubishi Materials Corp オイルポンプロータ
CN100462561C (zh) * 2003-09-01 2009-02-18 三菱综合材料Pmg株式会社 油泵转子
US7588429B2 (en) 2003-09-01 2009-09-15 Mitsubishi Materials Pmg Corporation Oil pump rotor assembly
KR101044590B1 (ko) * 2003-09-01 2011-06-29 가부시키가이샤 다이야멧트 오일펌프 로터
JP2006220137A (ja) * 2005-01-13 2006-08-24 Sumitomo Denko Shoketsu Gokin Kk 内接歯車ポンプの歯形創生方法及び内接歯車
JP4608365B2 (ja) * 2005-01-13 2011-01-12 住友電工焼結合金株式会社 内接歯車ポンプの歯形創生方法及び内接歯車
US7632083B2 (en) 2005-02-22 2009-12-15 Mitsubishi Materials Pmg Corp. Anti-galling pump rotor for an internal gear pump

Also Published As

Publication number Publication date
JP2818723B2 (ja) 1998-10-30
US5368455A (en) 1994-11-29
DE4200883C1 (ja) 1993-04-15
KR0150804B1 (ko) 1998-11-02
EP0552443B1 (de) 1995-09-27
DE59203844D1 (de) 1995-11-02
EP0552443A1 (de) 1993-07-28
KR930016665A (ko) 1993-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2818723B2 (ja) 歯車式機械
ES2205538T3 (es) Bomba de engranajes internos.
JP2904719B2 (ja) スクリューロータ及びその歯形の軸直角断面形状を決定する方法並びにスクリュー機械
US8096795B2 (en) Oil pump rotor
JP2003254258A (ja) リング歯車マシンクリアランス
WO2010016473A1 (ja) 内接歯車式ポンプ用ロータとそれを用いた内接歯車式ポンプ
JP6343355B2 (ja) ギヤポンプおよびその製造方法
KR100345406B1 (ko) 오일펌프로우터
WO2011058908A1 (ja) ポンプ用ロータとそれを用いた内接歯車ポンプ
JP4251831B2 (ja) 内接歯車式オイルポンプ
KR20030071624A (ko) 오일펌프로터
US5135373A (en) Spur gear with epi-cycloidal and hypo-cycloidal tooth shapes
JP2805769B2 (ja) オイルポンプ
JPH11264381A (ja) オイルポンプロータ
JP2930868B2 (ja) ギアポンプ
JP2010019204A (ja) 内接歯車ポンプ用ロータ
JP2006009616A (ja) 内接歯車式ポンプ
JP3326061B2 (ja) 内接歯車式ポンプ
JP3729867B6 (ja) 内接歯車式ポンプ
JP2013151899A (ja) アウターロータの歯形創成方法と内接歯車ポンプ
JP2018162676A (ja) ギヤポンプおよびアウターロータの歯形創成方法
JPH0295787A (ja) オイルポンプ
CA2028949C (en) Spur gear with epi-cycloidal and hypo-cycloidal tooth shapes
JP2002529644A (ja) 異なる容量を有するギアポンプ系列及び該ギアポンプ系列を構成する個々のギアポンプの製造方法
JP2024508049A (ja) 3軸スクリューポンプ用スクリュー組立体および該組立体を含むスクリューポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980723

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100821

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110821

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110821

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees