JPH0719758B2 - 浅い接合層の形成方法 - Google Patents

浅い接合層の形成方法

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JPH0719758B2
JPH0719758B2 JP63320888A JP32088888A JPH0719758B2 JP H0719758 B2 JPH0719758 B2 JP H0719758B2 JP 63320888 A JP63320888 A JP 63320888A JP 32088888 A JP32088888 A JP 32088888A JP H0719758 B2 JPH0719758 B2 JP H0719758B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、半導体集積回路等に用いられるMOSトランジ
スタのソース,ドレイン領域を形成する浅い接合層の形
成方法に関する。
従来のMOSトランジスタのソース,ドレイン領域は、ゲ
ート電極及びロコス分離をマスクとしてボロンあるいは
砒素イオンをイオン注入し、その後イオン注入により生
じたシリコン基板の損傷の回復及び注入不純物の活性化
のための熱処理を行うことにより形成されていた。
<発明が解決しようとする課題> 集積回路の集積度の増大または素子の微細化に伴って、
トランジスタのゲート長もサブミクロン領域に入ってお
り、短チャネル効果を防止するためにソース,ドレイン
領域の接合深さを0.1μm以下にする必要が生じてい
る。しかるに従来の技術ではボロン注入の場合、軽質量
であるため飛程が非常に大きく、イオン注入を行うだけ
で深く侵入してしまう。そのために低エネルギー注入が
行なわれているが、装置上の限界に近付いており、エネ
ルギーを下げることも困難となっている。さらにボロン
は拡散係数が大きく、熱処理により容易に拡散すること
もあり、浅い接合を形成することは困難となってきてい
る。砒素注入あるいはリン注入の場合、大質量のためシ
リコン基板中に注入するためにある程度のエネルギーが
必要であり、その際に生じる損傷を回復するためには、
強いアニールが必要である。このアニールのために砒素
あるいはリンは拡散により拡がってしまい、浅い接合を
形成することは困難である。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、プリデポジション層の深さを
浅くし、かつシリコン基板の損傷を低減させ、適度の熱
処理を行うことにより、接合深さが浅くて、接合リーク
電流の少ない、かつ層抵抗の低い良好なソース,ドレイ
ン領域を形成する浅い接合層の形成方法を提供すること
にある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の浅い接合層の形成方
法は、シリコン基板をボロン等のIII族元素あるいはリ
ン,砒素等のV族元素を含有するプラズマ中にさらすこ
とにより、上記シリコン基板中に上記の元素を浅く侵入
させ、かつ上記シリコン基板の表面に上記の元素の金属
層を薄く堆積させる工程と、シリコンイオンあるいはSi
F3のようなシリコンの分子イオンあるいはゲルマニウム
からなる接合層の導伝の型に影響しないイオンを上記金
属層を通過させて注入する工程と、上記金属層の金属を
シリコン基板中に拡散させ、かつ、注入により生じた損
傷を回復させるための低温熱処理を行う工程とを有する
ことを特徴としている。
<作用> ボロン等のIII族元素またはリン,砒素等のV族元素の
プラズマ中にシリコン基板がさらされると、プラズマの
小さい拡散エネルギーによって、上記の元素が基板中に
浅く侵入し、浅いプリデポジション層が形成され、さら
にシリコン基板の表面に上記の元素の金属層が薄く堆積
される。そして、シリコンイオン等の大質量でなく、か
つ接合層の導伝の型に影響しないイオンが上記金属層を
通過させるように注入されると、上記金属層とプリデポ
ジション層との界面がミキシングされる。このように金
属層とプリデポジション層との界面がミキシングされ、
かつ大質量でないイオンの注入によって基板の損傷が小
さいから、低温の熱処理によって、上記金属層が金属シ
リコン基板中に高濃度に拡散され、かつ基板の損傷が回
復される。また、このような低温の熱処理を行うから、
プリデポジション層からの拡散が少なく、したがって、
浅い接合層が形成される。
<実施例> 以下、本発明を図示の実施例について詳細に説明する。
第1図に本発明の方法の一実施例によるMOSトランジス
タ製造における浅い接合の形成の仕方を工程順に示す。
先ず、通常のように、シリンコ窒化膜をマスクとしてシ
リコン基板1上にロコス分離2を形成し、犠牲酸化を行
った後厚さ150Åのゲート酸化膜3を形成する。続いて
ポリシリコンゲート電極4を形成する。引き続いてNSG
膜(厚さ2000Å)を堆積し、RIE(リアクティブイオン
エッチング)でエッチバックを行い、スペーサ5を形成
する(第1図(a))。
次に、ソース,ドレイン領域上のゲート酸化膜3を5%
フッ化水素酸を用いて除去し、アルゴンベースのジボラ
ン(B2H6)ガスのプラズマ中にさらすことによりソー
ス,ドレイン領域に500Åの深さまでボロンを侵入させ
て浅くプリデポジション層6を形成する。このときソー
ス,ドレイン領域表面にはボロンの金属層7が堆積され
る(第1図(b))。
次に、シリコンイオンを100keVで3×1015/cm2注入して
ボロンの金属層7とシリコン基板1とのミキシングを行
う。続いて層間絶縁膜としてNSG膜9(膜厚1000Å),BP
SG(ボロンリン珪酸ガラス)膜10(膜厚7500Å)を堆積
し、900℃,40分の熱処理を行うことにより、BPSG膜のリ
フローを行うと同時にボロンの金属層7よりボロンをシ
リコン基板1中へ拡散させ、かつ、シリコンイオンの注
入により発生した損傷を回復させることにより、深さ0.
1μmの極めて浅く、かつ高濃度のソース,ドレイン領
域8が形成できた(第1図(c))。これは、プラズマ
にさらして形成したプリデポジション層6が浅いため
と、シリコンイオンの注入により金属層7とシリコン基
板1とがミキシングされているために低い温度の熱処理
でボロンがシリコン基板1に拡散され、この拡散幅が狭
いためである。
なお、プリデポジション層6を形成するボロンを含有す
るプラズマの組成を変化させることにより、ボロンの侵
入深さ、ボロン金属層の厚さ等を変化させることがで
き、接合の深さ、濃度等を制御することができる。
次に、拡散層8の上方に開口11が設けられたフォトレジ
スト12を形成する。このフォトレジスト12をマスクとし
て用い、等方性及び異方性のエッチングを行い、拡散層
8まで貫通するコンダクトホール13を形成する。
次に、フォトレジスタ12を除去した後、配線材としてTi
W層14を1500Å、Al−Si層15を8500Åの厚さで堆積させ
る(第1図(e))。
最後に、フォトレジストを用いてTiW層14,Al−Si層15を
エッチングして、所定のパターンの配線16を形成し、P
チャネルMOSトランジスタを得る(第1図(f))。
尚、アルシン等の砒素を含有するソースあるいはフォス
フィン等のリンを含有するソースを用いればNチャネル
MOSトランジスタを形成することができる。
<発明の効果> 本発明の浅い接合層の形成方法は、ボロン等のIII族元
素あるいはリン等のV族元素のプラズマにシリコン基板
をさらして浅いプリデポジション層を形成するため、後
の熱処理により不純物が拡散してもなお浅い接合を形成
することができる。また、シリコン基板の表面に堆積し
た金属層とSi界面のミキシングを行いその後の低温熱処
理により不純物をSi中に拡散させるので、高濃度の拡散
層を得ることができ、かつ浅い接合を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(f)は、本発明の一実施例を適用し
たMOSトランジスタの製造における浅い接合層の形成の
仕方を工程順に示す説明図である。 4……ゲート電極、6……プリデポジション層、 7……不純物金属堆積層、8……拡散層、 13……コンタクトホール、 16……Al−Si/TiW配線層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板をIII族元素あるいはV族元
    素を含有するプラズマ中にさらすことにより、上記シリ
    コン基板中に上記の元素を浅く侵入させ、かつ上記シリ
    コン基板の表面に上記の元素の金属層を薄く堆積させる
    工程と、 シリコンイオンあるいはSiF3のようなシリコンの分子イ
    オンあるいはゲルマニウムからなる接合層の導伝の型に
    影響しないイオンを上記金属層を通過させて注入する工
    程と、 上記金属層の金属をシリコン基板中に拡散させ、かつ。
    注入により生じた損傷を回復させるための低温熱処理を
    行う工程とを有することを特徴とする浅い接合量の形成
    方法。
JP63320888A 1988-12-20 1988-12-20 浅い接合層の形成方法 Expired - Lifetime JPH0719758B2 (ja)

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