JPH0992628A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0992628A
JPH0992628A JP7245785A JP24578595A JPH0992628A JP H0992628 A JPH0992628 A JP H0992628A JP 7245785 A JP7245785 A JP 7245785A JP 24578595 A JP24578595 A JP 24578595A JP H0992628 A JPH0992628 A JP H0992628A
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JP
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region
mos transistor
type
source
channel mos
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JP7245785A
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Satoshi Umeki
三十四 梅木
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不純物の注入ダメージによるディスロケーショ
ンを防止しつつ極薄のシャロージャンクションを形成す
る。 【解決手段】不純物注入予定領域NLDD上のポリシリ
コン層54に砒素をイオン注入する。ポリシリコン層5
4への砒素注入が済んだ後、熱処理により、ポリシリコ
ン層54中の砒素を不純物注入予定領域NLDDの内部
に熱拡散させる。この熱処理の温度・時間をコントロー
ルすることにより、ポリシリコン層54下部の不純物注
入予定領域NLDDとこの領域を取り囲むP型ウェル2
0との間に、0.1〜0.2μm以下の極薄シャロージャ
ンクションを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板上に
薄い拡散層によるPN接合(シャロージャンクション)
を形成する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上にシャロージャンクション
を形成する場合、通常、イオン注入と熱処理が行われ
る。たとえばN型基板内のP型ウェル表面に微細なN型
領域(高密度集積回路を構成する微小MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域など)を形成する場合を考え
てみる。この場合、N型不純物として、たとえば砒素
(あるいはリン)がイオン注入される(注入のピークは
ウェル内部に位置する)。その後、注入された砒素がP
型ウェル内部に拡散して薄いN型拡散層(0.2〜0.3
μm程度)が形成されるように、熱処理(アニール・ド
ライブ)が行われる。こうして得られた薄いN型拡散層
とP型ウェルとの間にシャロージャンクションが形成さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法では、シャロ
ージャンクション内部の半導体結晶に、イオン注入を行
ったために、基板表面側から0.1〜0.2μmくらい
(約0.15μm)の深さまでディスロケーションが生
じる(注入ダメージによる欠陥)。このディスロケーシ
ョンはジャンクションリーク電流の原因となる。このリ
ーク電流を抑え込むためには、シャロージャンクション
の深さ(半導体基板の断面から見ればシャロージャンク
ションの厚み)を0.2μm以上取らなければならな
い。
【0004】ところで、熱拡散で0.2μmの厚さのシ
ャロージャンクションを形成する場合、基板水平方向
(ジャンクションの両サイド)にも注入不純物(砒素)
が拡散し広がるため、シャロージャンクションの幅はど
うしても0.4μm以上になってしまう。シャロージャ
ンクションの一方サイドへの不純物拡散はその周囲にP
型素子分離層を設けることでブロックできるが、他方サ
イドはMOSトランジスタのゲートチャネル領域になる
ため、このサイドへの不純物拡散はブロックできない。
【0005】このことは、微小MOSトランジスタのソ
ース・ドレイン領域の幅(基板面に対して水平方向のサ
イズ)を0.2〜0.3μm以下にはできないことを示唆
している。このソース・ドレイン領域の幅を0.2〜0.
3μm以下にするにはこれらの領域を形成するシャロー
ジャンクションの深さを0.2μm以下にしなければな
らないが、そうすると前記注入ダメージによるジャンク
ションリーク電流の問題を解決できなくなる。
【0006】すなわち、従来方法では、注入ダメージに
よるジャンクションリーク電流を抑えながら極薄のシャ
ロージャンクション(つまりは微細幅の不純物拡散領
域)を形成することが不可能であり、サブミクロンルー
ルレベルの半導体集積回路への適用が困難であった。
【0007】この発明の目的は、不純物の注入ダメージ
によるディスロケーションを防止しつつ極薄のシャロー
ジャンクションを形成できる半導体装置の製造方法を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、半導体領域(20、24)にMOS
トランジスタのゲート電極(第1ポリ42)を形成し
(図12〜14);前記ゲート電極(42)の周囲の前
記半導体領域(20、24)内部に前記MOSトランジ
スタのソース・ドレイン形成予定領域(NLDD/PL
DD)を特定し(図15〜18;図32〜33);前記
ソース・ドレイン形成予定領域(NLDD/PLDD)
を覆うように前記半導体領域(20、24)上にポリシ
リコン層(54)を形成し(図19〜21;図34);
前記ソース・ドレイン形成予定領域(NLDD/PLD
D)上の前記ポリシリコン層(54)に不純物(砒素、
ボロンなど)を注入し(図22〜23;図35);注入
された前記不純物(砒素/ボロン)が前記ソース・ドレ
イン形成予定領域(NLDD/PLDD)内部に所定の
深さ(たとえば0.1μm)だけ熱拡散するような熱処
理を行うことで、この不純物(砒素/ボロン)が熱拡散
された領域(NSD/PSD)と前記半導体領域(2
0、24)とでシャロージャンクションを形成(図2
4;図36)している。
【0009】前記ポリシリコン層(54)が前記不純物
の注入ダメージを吸収する緩衝層として作用するため、
前記ソース・ドレイン形成予定領域(NLDD/PLD
D)内部のシリコン結晶に欠陥(ディスロケーション)
が実質的に発生しない。するとこの欠陥に起因するジャ
ンクションリーク電流を抑え込むことができるから、前
記ソース・ドレイン形成予定領域(NLDD/PLD
D)に極薄(0.1〜0.2μm以下)のPN接合、すな
わちシャロージャンクションを形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明す
る。なお、重複説明を避けるために、複数の図面に渡り
機能上共通する部分には共通の参照符号が用いられてい
る。
【0011】図1〜図29は、この発明の一実施の形態
に係る半導体装置(CMOSトランジスタ構造部分を含
む)の製造方法の各工程を説明するための図である。
【0012】図1>結晶面のミラー指数が<100>で
抵抗率15Ω・cmのN型シリコン基板10(不純物濃
度は3x10の14乗アトム・cmー3程度)が用意さ
れる。その上にシリコン酸化膜(SiO2)12が形成
(熱酸化)され、その上にシリコンチッ化膜(Si3N
4)14が形成(デポジション)される。
【0013】図2>チッ化膜14上にレジスト層16が
塗布される。しかる後に、所定パターンのマスクを用い
たフォトエッチングにより、一部のレジスト層16およ
びチッ化膜14が除去される。このレジスト層16/チ
ッ化膜14の除去部分に、たとえばP型不純物であるボ
ロンがイオン注入される。このイオン注入は、ドーズ量
が2〜4x10の12乗cmー2、加速電圧150ke
Vで、打ち込み深さ約450nm(4500Å)となる
ように行われる。
【0014】図3>窒素ガス雰囲気中、1050℃〜1
150℃で400〜600分ほど熱処理を行うことによ
り、打ち込まれたボロンを熱拡散させてPウェル20を
形成するとともに、ウェル20上のシリコン酸化物層1
2をドライブ酸化して厚手のフィールド酸化物層(Si
O2)22が形成する。(この酸化物層22の厚みはウ
ェル20に打ち込まれた不純物濃度に依存するもので、
不純物濃度が高いほど酸化物層22は厚くなる。)その
後、残ったレジスト層16およびチッ化膜14がエッチ
ングにより除去される。すると、フィールド酸化物層2
2の隣(Pウェル20の隣)に薄手のシリコン酸化物層
12が露出する。
【0015】上記フィールド酸化物層22およびシリコ
ン酸化膜12の上から、たとえばN型不純物であるリン
が、ドーズ量が2〜5x10の12乗cmー2、加速電
圧120keVでイオン注入される。このイオン注入
は、リン(PH)が酸化膜12を貫通してその下のN基
板10に入り込むが、フィールド酸化物層22は貫通し
ないように行われる。つまりフィールド酸化物層22は
リン(PH)の注入に対してマスクとして作用する。
【0016】図4>窒素ガス雰囲気中、1000℃〜1
100℃で120〜300分ほど熱処理(Nウェルドラ
イブ)を行うことにより、打ち込まれたリンを熱拡散さ
せてNウェル24を形成する。その後、上部のシリコン
酸化物がエッチングにより除去される。すると、互いに
隣接し段差のあるPウェル20およびNウェル24が露
出する。
【0017】図5>露出したPウェル20およびNウェ
ル24の上にシリコン酸化膜(SiO2)26が形成(バ
ッファ酸化)され、その上にシリコンチッ化膜(Si3N
4)28が形成(デポジション)される。
【0018】図6>形成されたシリコンチッ化膜28上
にレジスト30が形成される。その後、このレジスト3
0を用いて、アクティブフォトエッチングにより、マス
ク30のかかっていない部分のチッ化膜28が除去され
る。その結果、レジスト30の下にだけチッ化膜28が
部分的に残る。
【0019】図7>Nウェル24上をレジスト32で保
護した後、P型不純物であるボロンがPウェル20側に
イオン注入される。このイオン注入は、ドーズ量が1〜
3x10の13乗cmー2、加速電圧50keVで、打
ち込み深さがおよそ150nm以下となるように行われ
る。これにより、チッ化膜28の周囲のPウェル20に
ボロンが打ち込まれる。その後レジスト32は除去され
る。
【0020】図8>窒素ガス雰囲気中、900℃〜10
00℃で60〜120分ほど熱処理を行うことにより、
打ち込まれたボロンを熱拡散させてPウェル20内部に
P+フィールドドープ領域34を形成する。すると、こ
の領域34の形成と同時並行して、ウェル20および2
4上のシリコン酸化物層26(チッ化膜28のない部
分)が、950℃〜1000℃で120〜240分ほど
フィールド酸化され、厚手のフィールド酸化物層(Si
O2)36が形成される。その後、この厚いフィールド
酸化物層36の間に残った薄いシリコン酸化物層26お
よびチッ化膜28がエッチングで除去され、フィールド
酸化物層36の間のウェル20および24の表面が露出
する。
【0021】図9>酸化性雰囲気中、900℃で12分
ほど熱処理を行うことにより、フィールド酸化物層36
の間のウェル20および24の表面に20〜50nm程
度のプリゲート酸化膜38が形成される。この酸化膜3
8を介して、その下のPウェル20表面にP型不純物が
チャネルドープされる。
【0022】図10>上記チャネルドープは、ボロンの
イオン注入により行われる。このイオン注入は、ドーズ
量が1〜3x10の12乗cmー2、加速電圧20ke
Vで、打ち込み深さ約60nmとなるように行われる。
これにより、2つのP+フィールドドープ領域(素子分
離領域)34の間にチャネルドープ領域41が形成され
る。このチャネルドープは、そこに形成されるMOSト
ランジスタのゲートしきい値(Vth)を所望値に制御
するために行われる。このチャネルドープが済むと、プ
リゲート酸化膜38はエッチングにより除去される。
【0023】図11>プリゲート酸化膜38を除去しウ
ェル20および24の表面を露出させてから、その上に
所定の厚さ(10〜20nm程度)のゲート酸化膜(S
iO2)40が形成される。
【0024】図12>ゲート酸化膜40を形成した後、
その上部にポリシリコン層(ゲート電極用の第1ポリシ
リコン層)42が形成される。その後、熱酸化により、
この層42上が10nm程度の薄いシリコン酸化物層4
4で覆われる。この層44の上に、厚さ100〜200
nm程度のシリコンチッ化物層45がデポジションされ
る。
【0025】図13>上記シリコンチッ化物層45は、
所望のゲート電極・ゲート配線パターンを得るために、
レジスト46で覆われる。
【0026】図14>その後、フォトエッチングによ
り、CMOSを構成するNチャネル/PチャネルMOS
トランジスタのゲートとなる部分を除き、層42〜45
が除去される。
【0027】図15>次に、Nウェル24側にレジスト
48をかけ、このレジスト48をマスクとして、第1ポ
リシリコン層42の両脇のPウェル20内に、N型不純
物たとえばリンが、ドーズ量が4x10の13乗cmー
2、加速電圧40keVで、打ち込み深さ約50nmと
なるようにイオン注入される。
【0028】ここでのイオン注入は軽度なもので、これ
により層42の両脇のPウェル20内にN型軽ドープド
レイン領域NLDD(N型不純物注入予定領域;形成予
定領域)が形成される。その後、レジスト48はフォト
エッチングにより除去される。
【0029】図16>次に、Pウェル20側にレジスト
50をかけ、このレジスト50をマスクとして、ポリシ
リコン層42の両脇のNウェル24内に、P型不純物た
とえばボロン(B)が、ドーズ量が4〜8x10の12
乗cmー2、加速電圧20〜30keVで、打ち込み深
さ約70nmとなるようにイオン注入される。
【0030】ここでのイオン注入も軽度なもので、これ
により層42の両脇のNウェル24内にP型軽ドープド
レイン領域PLDD(P型不純物注入予定領域;形成予
定領域)が形成される。その後、レジスト50はフォト
エッチングにより除去される。
【0031】図17>レジスト50の除去後、その上部
に、たとえばPECVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor
Deposition)により、厚さ300nm程度のシリコン酸
化物52がデポジションされる。
【0032】図18>その後、酸化膜エッチバックを施
すことにより、層42〜45の突起構造の側壁にシリコ
ン酸化物のスペーサ53を残して、その他のシリコン酸
化物52が除去される。このとき、シリコンチッ化物層
45上には、極薄のシリコン酸化膜52が残る。このシ
リコン酸化物(52、53)で囲まれた層42〜45
が、CMOSトランジスタのゲート電極となる。
【0033】図19>CMOSトランジスタのゲート電
極(42〜45)およびその周囲の軽ドープドレイン領
域(NLDD/PLDD)の形成が済むと、ライトエッ
チにより軽くシリコン酸化物の表面を除去してから、そ
の上部に第2ポリシリコン層54がデポジションされ
る。このデポジションは厚さ200〜300nm程度に
なるまで行われる。
【0034】なお、ポリシリコン層54は、その後に行
われる不純物(砒素/ボロンなど)のイオン注入による
ダメージで軽ドープドレイン(NLDD/PLDD)領
域のシリコン結晶に欠陥(ディスロケーション)が生じ
るのを防止するための緩衝層(バッファ層)として作用
する。この緩衝層(54)の厚さは、不純物注入の条件
(ドーズ量・加速電圧など)との相関で決められるもの
で、個々の実施態様に応じて適宜変更されるパラメータ
である。
【0035】図20>次に、軽ドープドレイン(NLD
D/PLDD)領域上に所定のパターンニングを施した
レジスト56(厚さ1〜1.5μm程度)をかける。こ
のレジスト56をマスクとして用い、レジストエッチバ
ック(REB)を行うことにより、レジスト56をかけ
た領域(NLDD/PLDD)以外の部分のポリシリコ
ン層54を除去する。
【0036】図21>不要なポリシリコン層54を除去
したあと残留レジスト56を取り除くと、Pウェル20
内NチャネルMOSトランジスタの軽ドープドレイン領
域NLDD上に第1のポリシリコン配線層54(後の5
4a)が残り、Nウェル24内PチャネルMOSトラン
ジスタの軽ドープドレイン領域PLDD上に第2のポリ
シリコン配線層54(後の54b)が残る。
【0037】図22>次に、Nウェル24側にレジスト
59をかけ、このレジスト59をマスクとして、Pウェ
ル20側のポリシリコン層54に、N型不純物である砒
素(As)が、ドーズ量が1〜2x10の16乗cmー
2、加速電圧30〜50keVで、打ち込み深さ約50
nmとなるようにイオン注入される(ポリシリコン層5
4の厚さが200nm程度の場合)。このイオン注入に
より、Pウェル20側のポリシリコン層54のN型不純
物濃度が高くなる。(従来方法では、このイオン注入の
ドーズ量は5〜7x10の15乗cmー2程度に選ば
れ、60keV以上の加速電圧が用いられることが多
い。本願発明では、他の条件が同じなら、従来よりもド
ーズ量が多く、その分加速電圧が低めに選ばれてい
る。) 上記イオン注入は砒素がシリコン層54を貫通してその
直下の軽ドープドレイン領域NLDDに届かないように
行われる。このため、軽ドープドレイン領域NLDD内
のシリコン結晶には、注入ダメージによる欠陥(ディス
ロケーション)は実質的に生じない。
【0038】図23>領域NLDD上のポリシリコン層
54への砒素注入が終了したら、レジスト層59を除去
し、Pウェル20側にレジスト60をかける。このレジ
スト60をマスクとして、Nウェル24側のポリシリコ
ン層54に、P型不純物であるボロン化合物(ボロンフ
ッ化物BF2)が、ドーズ量が3〜10x10の15乗
cmー2、加速電圧10〜30keVで、打ち込み深さ
約20nmとなるようにイオン注入される(ポリシリコ
ン層54の厚さが200nm程度の場合)。このイオン
注入により、Nウェル24側のポリシリコン層54のP
型不純物濃度が高くなる。(従来方法では、このイオン
注入のドーズ量は2〜3x10の15乗cmー2程度に
選ばれ、40keV以上の加速電圧が用いられることが
多い。本願発明では、他の条件が同じなら、従来よりも
ドーズ量が多く、その分加速電圧が低めに選ばれる。) 上記イオン注入はボロンがシリコン層54を貫通してそ
の直下の軽ドープドレイン領域PLDDに届かないよう
に行われる。このため、軽ドープドレイン領域PLDD
内のシリコン結晶には、注入ダメージによる欠陥(ディ
スロケーション)は実質的に生じない。
【0039】図24>領域PLDD上のポリシリコン層
54へのボロン注入が終了したら、レジスト層59を除
去する。それから、850〜1000℃の窒素ガス雰囲
気中で30〜60分ほど熱処理(アニール・ドライブ)
が施される。
【0040】これにより、N型不純物(砒素)を高濃度
に含んだポリシリコン層54aからその直下の軽ドープ
ドレイン領域NLDD内部にN型不純物(砒素)が熱拡
散され、ここに比較的不純物濃度の高いN+型不純物拡
散層NSDが形成される。
【0041】同時に、P型不純物(ボロン)を高濃度に
含んだポリシリコン層54bからその直下の軽ドープド
レイン領域PLDD内部にP型不純物(ボロン)が熱拡
散され、ここに比較的不純物濃度の高いP+型不純物拡
散層PSDが形成される。
【0042】上記高濃度不純物拡散層NSD(N+)と
Pウェル20との間にPN接合が形成される。この接合
部分の厚み(ウェル表面からの深さ)がたとえば0.1
〜0.2μm程度となるように、上記アニール・ドライ
ブの温度・時間がコントロールされる。こうしてPウェ
ル20側のNチャネルMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域に、N+型シャロージャンクションが形成さ
れる。このN+型シャロージャンクション上のポリシリ
コン層54aは、NチャネルMOSトランジスタのソー
ス・ドレイン配線層となる。
【0043】同様に、上記高濃度不純物拡散層PSD
(P+)とNウェル24との間にPN接合が形成され
る。この接合部分の厚み(ウェル表面からの深さ)がた
とえば0.1〜0.2μm程度となるように、上記アニー
ル・ドライブの温度・時間がコントロールされる。こう
してNウェル24側のPチャネルMOSトランジスタの
ソース・ドレイン領域に、P+型シャロージャンクショ
ンが形成される。このP+型シャロージャンクション上
のポリシリコン層54bは、PチャネルMOSトランジ
スタのソース・ドレイン配線層となる。
【0044】図25>こうしてCMOSトランジスタの
基本構造が出来上がった後、その上面をBPSG(Boro
n Phosphorus Silicate Glass)でできたガラス層62
で覆い(BPSGのデポジションリフロー)、デバイス
を保護する。
【0045】図26>デバイスを層62で保護したあ
と、その上にレジスト64をかけ(コンタクトフォ
ト)、Pウェル20内NチャネルMOSトランジスタの
ソース(またはドレイン)NSD上のN+ポリシリコン
層54aに届く貫通孔65を開ける(コンタクトエッ
チ)。
【0046】図27>レジスト64をマスクとし、タン
グステンWのスパッタリングにより、この孔65を埋め
る。これにより、Pウェル20内NチャネルMOSトラ
ンジスタのソース(またはドレイン)NSDを電気的に
デバイス上部に引き出す金属埋込物(タングステンプラ
グ)68が得られる。
【0047】その後、BPSG層62上に、タングステ
ンプラグ68の上部に接触する金属配線層(アルミ配線
層)66が形成される。
【0048】図28>この配線層66上にレジスト70
をかけ、金属エッチングにより、所定のアルミ配線パタ
ーンを形成する。
【0049】図29>最後に、配線後のデバイス上部を
パッシベーション膜74で覆い、所定の信号パッド(図
示せず)を形成すると、CMOSデバイスが完成する。
【0050】次に、図30を参照して、図22〜23の
製造工程における不純物の注入エネルギをどのように決
定すべきかを定性的に説明する。
【0051】たとえば厚さ200nmのポリシリコン層
54に砒素をイオン注入して深さ0.1μmのシャロー
ジャンクションを形成する場合は、ドーズ量を9x10
の15乗(9E15)程度とし、加速電圧を50keV
程度以下とすればよい。ドーズ量が1x10の16乗
(1E16)程度なら、加速電圧は40keV程度以下
とすればよい。
【0052】同様に、たとえば厚さ200nmのポリシ
リコン層54にボロンフッ化物をイオン注入して深さ
0.2μmのシャロージャンクションを形成する場合
は、ドーズ量を4x10の15乗(4E15)程度と
し、加速電圧を30keV程度以下とすればよい。
【0053】なお、図30は、所望のシャロージャンク
ションを得るにあたり不純物のイオン注入時におけるド
ーズ量と加速電圧の相関関係を定性的に図解するために
示したもので、図中の数値は恒常的なものではない。不
純物注入後の熱処理がどのようになされるかを含め、種
々な実際の状況下で、図30中の数値は適宜修正される
べきである。
【0054】また、図30のグラフはポリシリコン層5
4の膜厚を200nmとした場合のものである。定性的
に言って、この膜厚が変われば、図30の水平軸(注入
エネルギ)がずれる。
【0055】図31〜図36は、この発明の一実施の形
態に係る半導体装置の製造方法において、一部の工程に
おける要部平面と対応断面との関係を説明するための図
である。これらの図中、左側は半導体基板上面から見お
ろした平面図であり、右側は左側図の破線矢印方向の断
面図である。
【0056】図31>図11の工程に対応するもので、
NチャネルMOSトランジスタの形成予定領域を示して
いる。
【0057】図32>図15の工程に対応するもので、
NチャネルMOSトランジスタのゲート形成予定領域
(45)およびソース・ドレイン形成予定領域(NLD
D)を示している。ここで、一対のソース・ドレイン形
成予定領域(NLDD)の間にMOSトランジスタのチ
ャネル領域が形成され、このチャネル領域上にゲート酸
化膜40を介してゲート電極用の第1ポリシリコン層4
2が設けられている。
【0058】図33>図18の工程に対応するもので、
NチャネルMOSトランジスタのゲート形成予定領域
(45)にシリコン酸化物のサイドウォール53が形成
された状態を示している。
【0059】図34>図20の工程に対応するもので、
NチャネルMOSトランジスタの形成予定領域を覆う第
2ポリシリコン層(イオン注入緩衝層)54と、所定の
パターンニングを施したレジスト層56が形成された状
態を示している。
【0060】図35>図22の工程に対応するもので、
ポリシリコン緩衝層54に砒素Asがイオン注入される
場合をデフォルメして示している。図中右側のポリシリ
コン層54の上側斜線が注入された砒素である。この注
入砒素は層54にブロックされ、その直下の軽ドープド
レイン領域NLDDに届いていない。すなわち、領域N
LDDは砒素のイオン注入のダメージを受けていない。
【0061】図36>図24の工程に対応するもので、
ポリシリコン緩衝層54に注入された砒素Asが熱処理
(アニール・ドライブ)により直下の軽ドープドレイン
領域NLDDに熱拡散された様子を示している。軽ドー
プドレイン領域NLDDの厚さ(ウェル上面からの深
さ)をたとえば0.1μmとすれば、熱拡散された砒素
の拡散深さは0.1〜0.15μm程度にコントロールさ
れる。この場合、砒素の拡散領域中のシリコン結晶に欠
陥(ディスロケーション)は事実上存在しない。したが
って、拡散砒素によるN+領域NSDとP型ウェルとの
間のPN接合(シャロージャンクション)には、結晶欠
陥に起因するジャンクションリークは生じないことにな
る。
【0062】図37〜図39は、この発明の一実施の形
態に係る半導体装置の製造方法において、他の工程にお
ける要部平面と対応断面との関係を説明するための図で
ある。これらの図中、左側は半導体基板上面から見おろ
した平面図であり、右側は左側図の破線矢印方向の断面
図である。なお、図37〜図39の断面破線の向きは、
図31〜図36の断面破線の向きと90°異なってい
る。このため、図37〜図39の断面図形は図26等と
違っている。
【0063】図37>ゲート領域(層42〜45)の一
部を残してその他の部分がレジスト1およびレジスト2
でマスクされている。このマスクを用いて、このゲート
領域上部のシリコンチッ化物45およびその下のシリコ
ン酸化物44がエッチングにより除去される。
【0064】図38>エッチングによりゲート領域上部
のシリコンチッ化物45およびその下のシリコン酸化物
44が除去され、さらにレジストが除去された状態を示
している。
【0065】図39>図26の工程に対応するもので、
ガラス保護層(BPSG)62形成後その上にパターン
ニングしたレジスト64をかけ、ソース電極引き出し用
の孔65とゲート電極引き出し用の孔67を形成した状
態を示す。
【0066】図31〜図39はCMOSトランジスタの
うちNチャネルトランジスタ側のみを示しているが、P
チャネル側も同様に構成できる。
【0067】なお、実施形態で示された2種の導電性
(N/P)を入れ替えて、P型基板(10)でこの発明
を実施することもできる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、不純物注入予定領域
上のポリシリコン層に不純物注入を行うことで、このポ
リシリコン層下の半導体結晶に注入ダメージが与えられ
るのを防止している。これにより、注入ダメージが原因
のジャンクションリーク電流を抑え込むことができる。
ポリシリコン層への不純物注入が済んだ後、熱処理によ
り、ポリシリコン層中の不純物を不純物注入予定領域内
部に熱拡散させる。この熱処理の温度・時間をコントロ
ールすることにより、ポリシリコン層下部の不純物注入
予定領域に、0.1〜0.2μm以下の極薄シャロージャ
ンクションを形成することができる。すると、この領域
に形成される不純物領域の幅も極小化できる。その結
果、この発明をMOSトランジスタのソース・ドレイン
領域形成に利用した場合、チャネル長(ゲート電極用ポ
リシリコンの幅)を0.2〜0.4μm以下にしてもジャ
ンクションリーク電流の問題がないMOSトランジスタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る半導体装置(C
MOSトランジスタ構造)の製造方法を説明するための
第1段階の図。
【図2】上記の製造方法を説明するための第2段階の
図。
【図3】上記の製造方法を説明するための第3段階の
図。
【図4】上記の製造方法を説明するための第4段階の
図。
【図5】上記の製造方法を説明するための第5段階の
図。
【図6】上記の製造方法を説明するための第6段階の
図。
【図7】上記の製造方法を説明するための第7段階の
図。
【図8】上記の製造方法を説明するための第8段階の
図。
【図9】上記の製造方法を説明するための第9段階の
図。
【図10】上記の製造方法を説明するための第10段階
の図。
【図11】上記の製造方法を説明するための第11段階
の図。
【図12】上記の製造方法を説明するための第12段階
の図。
【図13】上記の製造方法を説明するための第13段階
の図。
【図14】上記の製造方法を説明するための第14段階
の図。
【図15】上記の製造方法を説明するための第15段階
の図。
【図16】上記の製造方法を説明するための第16段階
の図。
【図17】上記の製造方法を説明するための第17段階
の図。
【図18】上記の製造方法を説明するための第18段階
の図。
【図19】上記の製造方法を説明するための第19段階
(不純物注入予定領域NLDD/PLDD上にポリシリ
コン層54をデポジション)の図。
【図20】上記の製造方法を説明するための第20段階
(不純物注入予定領域NLDD/PLDD上のポリシリ
コン層54のパターンニング)の図。
【図21】上記の製造方法を説明するための第21段階
(不純物注入予定領域NLDD/PLDD上にポリシリ
コン層54を残すエッチング)の図。
【図22】上記の製造方法を説明するための第22段階
(不純物注入予定領域NLDD上のポリシリコン層54
に砒素Asをイオン注入)の図。
【図23】上記の製造方法を説明するための第23段階
(不純物注入予定領域PLDD上のポリシリコン層54
にボロン化合物BF2をイオン注入)の図。
【図24】上記の製造方法を説明するための第24段階
(ポリシリコン層54に不純物を注入したあと熱処理を
行い、不純物注入予定領域NLDD/PLDD内部に注
入不純物を熱拡散してシャロージャンクションNSD/
PSDを形成)の図。
【図25】上記の製造方法を説明するための第25段階
の図。
【図26】上記の製造方法を説明するための第26段階
の図。
【図27】上記の製造方法を説明するための第27段階
の図。
【図28】上記の製造方法を説明するための第28段階
の図。
【図29】上記の製造方法を説明するための第29段階
の図。
【図30】上記の製造方法の第22〜23段階において
シャロージャンクションを形成するために不純物の注入
エネルギをどのように決定すべきかを定性的に説明する
ための図。
【図31】上記の製造方法の第11段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図32】上記の製造方法の第15段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図33】上記の製造方法の第18段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図34】上記の製造方法の第20段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図35】上記の製造方法の第22段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図36】上記の製造方法の第24段階において半導体
断面とその対応部分の上面との関係を説明する図。
【図37】上記の製造方法の第24段階から第26段階
への過程において半導体断面(図24〜図26とは断面
の切り口が違う)とその対応部分の上面との関係を説明
する第1の図。
【図38】上記の製造方法の第24段階から第26段階
への過程において半導体断面(図24〜図26とは断面
の切り口が違う)とその対応部分の上面との関係を説明
する第2の図。
【図39】上記の製造方法の第26段階において半導体
断面(図26とは断面の切り口が違う)とその対応部分
の上面との関係を説明する図。
【符号の説明】
10…N型シリコン基板;12、26、38、44、5
2…シリコン酸化物(SiO2)層;14、28、45…
シリコンチッ化物(Si3N4)層;16、30、32、
46、48、50、59、60、64、70…レジスト
層;20…P型ウェル(半導体領域);22、36…フ
ィールド酸化物(SiO2)層;24…N型ウェル(半導
体領域);34…高濃度P型ウェル(P+well);
40…シリコン酸化物層(ゲート酸化膜);41…チャ
ネルドープ領域;42…第1ポリシリコン層(ゲート電
極用ポリシリコン層);53…サイドウォール(SiO
2);54、54a、54b…第2ポリシリコン層(イ
オン注入緩衝層;半導体材料層);56…レジスト(第
2ポリシリコン層パターンニング);62…ガラス層
(BPSG);65、67…孔;66…アルミ配線層;
68…タングステンプラグ(金属埋込物);74…パッ
シベーション膜;NLDD…N型軽ドープドレイン(N
型不純物注入予定領域;形成予定領域);PLDD…P
型軽ドープドレイン(P型不純物注入予定領域;形成予
定領域);NSD(N+)…N型ソース・ドレイン領域
(シャロージャンクション);PSD(P+)…P型ソ
ース・ドレイン領域(シャロージャンクション)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体領域に形成予定領域を特定し;前記
    形成予定領域を覆うように前記半導体領域上に所定の半
    導体材料層を形成し;前記形成予定領域上の前記半導体
    材料層に不純物を注入し;注入された前記不純物が前記
    形成予定領域内部に所定の深さだけ拡散するような処理
    を行うことで、この不純物が拡散された領域と前記半導
    体領域とでシャロージャンクションを形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体領域に形成予定領域を特定し;前記
    形成予定領域を覆うように前記半導体領域上にポリシリ
    コン層を形成し;前記形成予定領域上の前記ポリシリコ
    ン層に不純物を注入し;注入された前記不純物が前記形
    成予定領域内部に所定の深さだけ熱拡散するような熱処
    理を行うことで、この不純物が熱拡散された領域と前記
    半導体領域とでシャロージャンクションを形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体領域にMOSトランジスタのゲート
    電極を形成し;前記ゲート電極の周囲の前記半導体領域
    内部に前記MOSトランジスタのソース・ドレイン形成
    予定領域を特定し;前記ソース・ドレイン形成予定領域
    を覆うように前記半導体領域上にポリシリコン層を形成
    し;前記ソース・ドレイン形成予定領域上の前記ポリシ
    リコン層に不純物を注入し;注入された前記不純物が前
    記ソース・ドレイン形成予定領域内部に所定の深さだけ
    熱拡散するような熱処理を行うことで、この不純物が熱
    拡散された領域と前記半導体領域とでシャロージャンク
    ションを形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】半導体基板内にウェル領域を形成し;前記
    ウェル領域にMOSトランジスタのゲート電極を形成
    し;前記ゲート電極の周囲の前記ウェル領域内部に前記
    MOSトランジスタのソース・ドレイン形成予定領域を
    特定し;前記ソース・ドレイン形成予定領域を覆うよう
    に前記ウェル領域上にポリシリコン層を形成し;前記ソ
    ース・ドレイン形成予定領域上の前記ポリシリコン層に
    不純物を注入し;注入された前記不純物が前記ソース・
    ドレイン形成予定領域内部に所定の深さだけ熱拡散する
    ような熱処理を行うことで、この不純物が熱拡散された
    領域と前記ウェル領域とでシャロージャンクションを形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板内にP型ウェル領域およびN型
    ウェル領域を形成し;前記P型ウェル領域にNチャネル
    MOSトランジスタ用ゲート電極を形成するとともに、
    前記N型ウェル領域にPチャネルMOSトランジスタ用
    ゲート電極を形成し;前記NチャネルMOSトランジス
    タ用ゲート電極の周囲の前記P型ウェル領域内部に前記
    NチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイン形成
    予定領域を特定するとともに、前記PチャネルMOSト
    ランジスタ用ゲート電極の周囲の前記N型ウェル領域内
    部に前記PチャネルMOSトランジスタのソース・ドレ
    イン形成予定領域を特定し;前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのソース・ドレイン形成予定領域を覆うように
    前記P型ウェル領域上にポリシリコン層を形成するとと
    もに、前記PチャネルMOSトランジスタのソース・ド
    レイン形成予定領域を覆うように前記N型ウェル領域上
    にポリシリコン層を形成し;前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのソース・ドレイン形成予定領域上の前記ポリ
    シリコン層にN型不純物を注入するとともに、前記Pチ
    ャネルMOSトランジスタのソース・ドレイン形成予定
    領域上の前記ポリシリコン層にP型不純物を注入し;注
    入された前記N型不純物が前記NチャネルMOSトラン
    ジスタのソース・ドレイン形成予定領域内部に所定の深
    さだけ熱拡散するような熱処理を行うことで、このN型
    不純物が熱拡散されたN型領域と前記P型ウェル領域と
    で第1のシャロージャンクションを形成するとともに、
    注入された前記P型不純物が前記PチャネルMOSトラ
    ンジスタのソース・ドレイン形成予定領域内部に所定の
    深さだけ熱拡散するような熱処理を行うことで、このP
    型不純物が熱拡散されたP型領域と前記N型ウェル領域
    とで第2のシャロージャンクションを形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板内にP型ウェル領域およびN型
    ウェル領域を形成し;前記P型ウェル領域にNチャネル
    MOSトランジスタ用ゲート電極を形成するとともに、
    前記N型ウェル領域にPチャネルMOSトランジスタ用
    ゲート電極を形成し;前記NチャネルMOSトランジス
    タ用ゲート電極の周囲の前記P型ウェル領域内部に前記
    NチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイン形成
    予定領域を特定するとともに、前記PチャネルMOSト
    ランジスタ用ゲート電極の周囲の前記N型ウェル領域内
    部に前記PチャネルMOSトランジスタのソース・ドレ
    イン形成予定領域を特定し;前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのソース・ドレイン形成予定領域を覆うように
    前記P型ウェル領域上にポリシリコン層を形成するとと
    もに、前記PチャネルMOSトランジスタのソース・ド
    レイン形成予定領域を覆うように前記N型ウェル領域上
    にポリシリコン層を形成し;前記NチャネルMOSトラ
    ンジスタのソース・ドレイン形成予定領域上の前記ポリ
    シリコン層に、第1のドーズ量および第1の注入エネル
    ギでもってN型不純物を注入するとともに;前記Pチャ
    ネルMOSトランジスタのソース・ドレイン形成予定領
    域上の前記ポリシリコン層に、前記第1のドーズ量より
    も少ない第2のドーズ量および前記第1の注入エネルギ
    よりも低い第2の注入エネルギでもってP型不純物を注
    入し;注入された前記N型不純物が前記NチャネルMO
    Sトランジスタのソース・ドレイン形成予定領域内部に
    所定の深さだけ熱拡散するような熱処理を行うことで、
    このN型不純物が熱拡散されたN型領域と前記P型ウェ
    ル領域とで第1のシャロージャンクションを形成すると
    ともに、注入された前記P型不純物が前記PチャネルM
    OSトランジスタのソース・ドレイン形成予定領域内部
    に所定の深さだけ熱拡散するような熱処理を行うこと
    で、このP型不純物が熱拡散されたP型領域と前記N型
    ウェル領域とで第2のシャロージャンクションを形成す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板と;前記基板中に形成される第
    1導電型第1ウェルと;前記第1ウェルに隣接して前記
    基板中に形成される第2導電型第2ウェルと;前記第1
    ウェル中に形成される第2導電型の第1軽ドープドレイ
    ン領域と;前記第2ウェル中に形成される第1導電型の
    第2軽ドープドレイン領域と;前記第1軽ドープドレイ
    ン領域に接触して形成されるものであって、第2導電型
    の不純物が注入された第1ポリシリコン配線層と;前記
    第2軽ドープドレイン領域に接触して形成されるもので
    あって、第1導電型の不純物が注入された第2ポリシリ
    コン配線層とを有する半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012220166A1 (de) 2012-03-09 2013-09-12 Mitsubishi Electric Corporation IGBT mit vertikalen Gräben und Verfahren zu seiner Herstellung
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