JPH0719714Y2 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

Info

Publication number
JPH0719714Y2
JPH0719714Y2 JP1991106229U JP10622991U JPH0719714Y2 JP H0719714 Y2 JPH0719714 Y2 JP H0719714Y2 JP 1991106229 U JP1991106229 U JP 1991106229U JP 10622991 U JP10622991 U JP 10622991U JP H0719714 Y2 JPH0719714 Y2 JP H0719714Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
polishing
drainage
substrate
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991106229U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065862U (ja
Inventor
康幸 高橋
Original Assignee
株式会社高橋産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高橋産業 filed Critical 株式会社高橋産業
Priority to JP1991106229U priority Critical patent/JPH0719714Y2/ja
Publication of JPH065862U publication Critical patent/JPH065862U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719714Y2 publication Critical patent/JPH0719714Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は研磨装置、特に石材用
研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の研磨装置、特に石材研磨
装置(以下、第1従来例という)を示す図であり、同図
(a)はその平面図、同図(b)はその断面図である。
図4は従来の他の石材研磨用砥石(以下第2従来例とい
う)を示す図であり、同図(a)はその平面図、同図
(b)はその断面図である。
【0003】図2において、1は研磨用ダイヤモンドチ
ップ(以下研磨チップという)であり、金属粉とダイヤ
モンドを混合し、長方形状に金型で成形して後燒結した
燒結体で構成されいてる。
【0004】2は研磨チップ1を円形の金属基板4に銀
ロー付けする長方形の台である。金属基板4は中央部に
給水孔5と同基板4を軽量化するための抜き穴3を有し
ている。研磨チップ1は、給水孔5側に90度間隔で4
個、周縁側に45度間隔で8個、放射状に台2の上に固
着されている。
【0005】従来の砥石装置は、このような構成になっ
ているので、使用に際しては、砥石回転駆動装置(図示
せず)にセットし、通常行われているように給水用孔5
から給水して手動または自動で研磨チップ面を被研磨石
材に当ててこれを研磨する。
【0006】次に、従来の他の石材研磨装置(以下、第
2従来例という)について、図3を用いて説明する。
【0007】この石材研磨装置は、12個の研磨チップ
1を、第1従来例と同様の位置関係で台2の上に固着
し、3個を一単位として90度間隔で4ブロックに分
け、各ブロックに属する研磨チップ1の周囲に発砲樹脂
6を面一に充填するとともに、充填した発砲樹脂6の間
に形成される、給水孔5から放射状にのびる溝を水路7
とした構造のものである。使用の仕方は、第1従来例と
同じである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、第1従
来例にあっては、基板が金属のため重いので、運搬、取
付け等における作業性が悪い。また、研磨時に金属特有
共鳴音を発し、これが騒音となって作業環境を悪くす
る。また、研磨チップが突出し、その間隔が広くなって
いるために、同チップが被研磨石材の角部に直接当りそ
の角部が欠けるし、研磨チップの角部も欠ける。また、
研磨チップ1の間隔が広すぎて冷却水が飛散して作業が
しづらいだけでなく、すぐ飛散するので、冷却水による
研磨チップ1の冷却効果が弱くなる。
【0009】一方、第2従来例にあっては、水路を設け
てあるので冷却水の過大な飛散は妨げるし、研磨チップ
1は発砲樹脂に埋められているので、被研磨石材の角の
切損は防げる。しかし、研磨チップ1が発砲樹脂に埋め
られていることが、冷却水による同チップ1の冷却効果
を減殺している。
【0010】この考案は、上記のような従来の問題点を
解消するためになされたもので、被研磨石材の角部の欠
けと研磨チップの欠けを防ぐことができ、冷却水による
研磨用砥石の冷却効果を上げることができ、研磨作業を
静かに行うことができ、軽くて取扱い易い研磨装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案が提供する研磨
装置は、合成樹脂等の軽質材料からなり、中央部に給水
孔を有する基板と、この基板上に給水孔を中心にして放
射状に広間隔で配設した複数の研磨用砥石と、各研磨用
砥石を囲繞する補強枠と、前記基板上に不連続部分を設
けて同心円状に形成した給排水枠とよりなり、かつ前記
給排水枠の不連続部分を給排水路とし、前記研磨用砥石
と補強枠と給排水枠の表面を面一に形成したものであ
る。
【0012】
【作用】(1)この考案における給排水枠は、広間隔で
配設した研磨用砥石の間をせき止めるように環状に配設
され、その不連続部分が給排水路となっているので、冷
却水は、角給排水枠と補強枠の間に滞溜しながら、かつ
これらに遮られながら給排水路から排出されていく。
【0013】このため、研磨用砥石は、冷却水によって
効果的に冷却される。また、冷却水は、研磨装置の回転
によって過大に飛散しなくなる。
【0014】(2)この考案における給排水枠は、上述
のように配設され、研磨用砥石およびその補強枠と面一
になっているので、研磨面全体が一つの平面となってい
る。
【0015】このため、補強枠や給排水枠が被研磨石材
の角部に当って欠けたり、逆にその角部が欠けたりする
おそれはなくなる。
【0016】(3)この考案における基板は、合成樹脂
等の軽質材料でできているので、運搬し易いし、取付け
の際の作業性も良くなる。
【0017】また、同じ理由で、研磨作業中に、従来の
金属基板のような共鳴音を発しないので、作業環境が良
くなる。
【0018】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0019】図1は実施例の研磨装置を示し、同図
(a)は正面図、同図(b)は断面図である。図中、前
記従来例と同一符号は同一または相当部分を示す。
【0020】図1において、14は合成樹脂等の軽質材
料からなる基板である。5は基板4の中央部に穿設した
給水孔である。1a,1bはそれぞれ石材研磨用砥石、
すなわち基板14の中央部から放射状に、従来例と同じ
位置関係で、同基板に配設した複数の研磨チップであ
る。研磨チップ1a,1bの材質は前記従来例における
材質と同じである。研磨チップ1aは内側に配設され、
研磨チップ1bは外側に配設されている。
【0021】7は給排水路、10は研磨チップ1a,1
bの補強枠であり、各研磨チップ1a,1bを囲繞し、
補強するものである。11a,11b,11cは給排水
枠であり、基板14の上に、給水孔5を中心として同心
円状に3本設けられている。各給排水枠は、補強枠10
に連結され、一部が不連続部分になっている。この部分
が上記給排水路7を形成している。矢印は水路中の水流
の方向を示している。上記研磨チップ1a,1bと補強
枠10と給排水枠11a〜11cは面一になっている。
すなわち、同一平面を形成している。
【0022】上記は砥石装置を使用する場合は、これを
砥石回転駆動装置(図示せず)にセットし、給水孔5か
ら給水しながら手動又は自動で研磨チップ1a,1b側
を被研磨石材に当てて回転させる。このとき、冷却水は
給排水路7を通り矢印の方向に流れて研磨チップ1a,
1bのそれぞれに達し、これらを冷却すると同時に、基
板14上の切粉を洗い流して外部に排出する。
【0023】上述のように、実施例によれば、研磨チッ
プ1a,1bの補強枠10の間に、給排水枠11a〜1
1cが給排水路7となる不連続部分を設けて環状に形成
されてるので、冷却水は給排水枠11a〜11cと補強
枠10の間に滞溜しながら給排水路7から排出されてい
く。このため、研磨チップ1a,1bは効果的に冷却さ
れる。また、同じ理由で、冷却水は、上記各枠11a〜
11c,10に遮られる。このため、研磨装置の回転に
よって冷却水が過大に飛散しなくなる。
【0024】また、研磨チップ1a,1bと補強枠10
と給排水枠11a〜11cは、同一平面を形成している
ので、補強枠10や給排水枠11a〜11cが被研磨石
材の角部に当って欠けたり、逆にその角部が欠けたりす
るおそれはなくなる。
【0025】さらに、基板14が合成樹脂等の軽質材料
でできているので、運搬し易いだけでなく、駆動装置へ
の取付の際の作業性もよくなる。また、同じ理由で、研
磨作業中に、従来の金属基板のような共鳴音を発しない
ので、作業環境が良くなる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、上述のような構成としたので、次の効果を奏する。
【0027】(1)被研磨石材の角部の欠けと研磨用砥
石の欠けを防止できる。
【0028】(2)冷却水による研磨用砥石の冷却効果
を上げることができる。
【0029】(3)研磨作業を静かに行うことができ
る。
【0030】(4)軽くて取扱い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の実施例の平面図
【図2】 第1従来例の平面図
【図3】 第2従来例の平面図
【符号の説明】
1,1a,1b 研磨チップ 5 給水孔 7 給排水路 10 補強枠 14 基板 11a,11b,11c 給排水枠 なお図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂等の軽質材料からなり、中央部
    に給水孔を有する基板と、この基板上に給水孔を中心に
    して放射状に広間隔で配設した複数の研磨用砥石と、各
    研磨用砥石を囲繞する補強枠と、前記基板上に不連続部
    分を設けて同心円状に形成した給排水枠とよりなり、か
    つ前記給排水枠の不連続部分を給排水路とし、前記研磨
    用砥石と補強枠と給排水枠の表面を面一に形成したこと
    を特徴とする研磨装置。
JP1991106229U 1991-12-24 1991-12-24 研磨装置 Expired - Lifetime JPH0719714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106229U JPH0719714Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106229U JPH0719714Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065862U JPH065862U (ja) 1994-01-25
JPH0719714Y2 true JPH0719714Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=14428300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991106229U Expired - Lifetime JPH0719714Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719714Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4722044U (ja) * 1971-03-17 1972-11-11
JPS4737338U (ja) * 1971-05-10 1972-12-25
JPS4737339U (ja) * 1971-05-10 1972-12-25
JPS484043U (ja) * 1971-05-22 1973-01-18
US8033278B2 (en) * 2005-12-28 2011-10-11 Toyoda Van Moppes Ltd. Segmented grinding wheel and manufacturing method therefor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5545427U (ja) * 1978-09-18 1980-03-25
JPS594260B2 (ja) * 1981-08-17 1984-01-28 株式会社東京ダイヤモンド工具製作所 両頭平面研削用ダイヤモンド砥石

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065862U (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0719714Y2 (ja) 研磨装置
JP2007296601A (ja) 研削ホイール
JP2003300165A (ja) セグメントタイプ砥石
JPH11207632A (ja) ポリシャ及びその製造方法並びに研磨工具
JPH11207636A (ja) カップ型砥石
CN215659685U (zh) 一种双磨头磨边轮
JPH04269175A (ja) 研磨ディスク及びその製造方法
JPH07276243A (ja) セグメントタイプ砥石車
JPH11156729A (ja) チップ交換可能な砥石車
JPS5941010Y2 (ja) 回転砥石
JPH078137Y2 (ja) 溝付回転砥石
JPH0890428A (ja) フレキシブル研磨砥石
KR200190037Y1 (ko) 핸드 그라인더용 연마 헤드
JP2000246652A (ja) 研削砥石
JP4132591B2 (ja) 超砥粒工具の製造方法
JPH0641804Y2 (ja) ダイアモンド研摩盤
JPH10151570A (ja) 石材研磨工具
JPS643647Y2 (ja)
CN220994142U (zh) 一种具有易排水排渣排屑沟槽的磨削砂轮
JP3128259B2 (ja) 床研磨機及び床研磨方法
JPH0611964U (ja) 砥石盤
JPS5817726Y2 (ja) 石材平面研摩用砥石
JPH0226608Y2 (ja)
JP3317910B2 (ja) 研削盤における研削装置
JPH03131477A (ja) 石材研磨用ダイヤモンド砥石装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19951121