JPS643647Y2 - - Google Patents

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JPS643647Y2
JPS643647Y2 JP1982202472U JP20247282U JPS643647Y2 JP S643647 Y2 JPS643647 Y2 JP S643647Y2 JP 1982202472 U JP1982202472 U JP 1982202472U JP 20247282 U JP20247282 U JP 20247282U JP S643647 Y2 JPS643647 Y2 JP S643647Y2
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grindstone
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stone
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JP1982202472U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石材等を平面研磨するための石材研磨
板に関する。
従来の研磨砥石は、円板の下端面に、その円周
を等分した個所へ複数個の砥石チツプをバランス
良く張付けた物や、リング状の砥石を張付けた物
などがあり、このような円板の上面にボスを取り
付け、研磨機の垂直駆動軸を上記ボスに連結し、
円板の回転運動と、機械的又は人力による加圧と
送り運動を与え、冷却水を供給しながら石面を研
磨している。このような回転運動による平面研磨
法で矩形の墓石等の表面をその輪郭に沿う矩形の
送り運動を与えて研磨すると、石面の長辺に沿う
中央付近が、研磨板の往復行程で二重に研磨され
(石面の中央付近に描かれる軌跡が多いことか
ら)、長辺に沿う外端縁より中心付近の研磨量が
増し、石面が凹面状態になり易い。即ち長方体の
石材表面の中央に、その長手方向に沿う凹溝がで
き易く、この傾向は切削量の多い荒目砥石を使用
する荒研削工程に於て顕著に表われる。
そこで研磨板を細長く形成すると共に下面に円
をつぶした形の変形環状の砥石を固着し、1回転
中に研磨板が石面上の溝内に2回嵌り込み、溝底
部分をも均一に研磨できるようにした構成が既に
知られている。(実公昭57−7497号、実開昭57−
173959号)。ところが上記従来の構成では、砥石
が固着された研磨板の下面中央部分に大きな小判
形の空洞が形成されることから、石材の縁を研磨
する場合、特に石材の角付近を研磨する場合に研
磨板が安定せず、正確な研磨を行ない難い不具合
がある。又極端な場合には砥石の縁が石材の縁に
衝突する等して砥石や石材が欠けてしまう不具合
も発生している。
本考案は上記不具合に鑑み、研磨板が石材の溝
底部分をも均一に研磨できるようにすると共に、
石材の角付近を研磨する場合でも正確な研磨が行
なえ、砥石や石材が欠けてしまうことのない研磨
板を提供することを目的としており、次に図面に
基づいて本考案を説明する。
第1図において石材研磨板の砥石保持板1の一
部を形成る砥石保持板本体2は例えば硬質合成樹
脂でできており、短径D1が長径D2より充分小さ
い(例えば1/2以下である)滑らかな略楕円形で
ある。又第2図に示すように保持板本体2の下面
外周部には外周側砥石3を接着するための環状の
外周側砥石取付用突起4が形成されており、突起
4には冷却水を排出するための溝5が設けられて
いる。更に保持板本体2の中央には段付孔6が形
成され、孔6には中央に冷却水通過用孔7を有す
るボス部8が上方より嵌合接着されている。ボス
部8は保持板本体2と同一材質であり、その上端
面は保持板本体2の上面と同一平面上にあり、又
下面側には内周側砥石9を接着するための円環状
の内周側砥石取付用突起10が一体に形成されて
いる。そして上記保持板本体2とボス部8とによ
り保持板1が形成されている。第3図に示すよう
に保持板1の上面には5個のねじ穴金具12が鋳
込まれており、そこに例えば第4図に示すような
駆動軸用のボス13がボルト14により締付けら
れる。ボス13は上方に延びる筒状部の直径上で
対向する位置に1対の縦溝15と、その下端から
側方へ延びる横溝16と、横溝16の先端に連続
する縦溝17を備えている。一方研磨機の垂直な
駆動軸18にはその下端部に直径方向のピン19
が突設され、縦溝15がピン19と噛み合うよう
に保持板1に固定されたボス13を持ち上げ、ピ
ン19が縦溝15の底部に達した時ボス13を回
してピン19を横溝16に噛合わせることにより
抜止めを施すようになつている。駆動軸18内に
は水通路20が設けられており、冷却水は通路2
0より孔7を通過して保持板1の下面に導かれ
る。
次に砥石3、馬蹄形砥石3a,3b,9の構成
について説明する。砥石3,9の材質は荒研磨用
としてはダイヤモンド砥粒とメタルボンドを組合
せたもの、仕上げ研磨用としてはダイヤモンド砥
粒又は人造研磨材とレジンボンドの組合せのもの
が採用される。第1図に示すように外周側砥石3
は、その幅が保持板1の長径D2側両端部では広
く(L1)、短径D1側両端部では狭く(L2)、その
間が滑らかに変化するように形成された略馬蹄形
砥石3a,3bより成り、2つの砥石3a,3b
が環状に組み合わされて保持板1の突起4(第2
図)の下端面に貼着されている。又両砥石3a,
3b間には間隙21が設けられ、更に放射状溝2
2が各3本ずつ設けられている。内周側砥石9は
円弧状の4ピースの部材より成り、互いに間隙2
3を隔てて保持板1の突起10(第2図)の下端
面に貼着されている。ここで砥石3,9の下端面
は全て同一平面上に位置している。
次に作動を説明する。研磨作業を行う場合は回
転中の研磨板を石面上に置いて砥石3,9の下端
面を石面に当接させ、所定の加圧力(例えば100
〜200Kg)を掛け、300〜400r.p.m.で駆動しなが
ら、機械的又は人力により石面上を送る。その時
第4図の駆動軸18の水通路20から下方へ噴出
する冷却水は、保持板1の孔7を通して石面上へ
供給され、これにより研削面が冷却される。駆動
軸18の回転力は、ピン19を介してボス13に
伝わり、ボス13からボルト14をへて保持板1
へ伝わる。ここで第1図に示すように、例えば石
面の1円周X上の点Aに着目すると、砥石3が矢
印R方向に回転する時砥石研削面のB点からC点
までがA点を通過する際A点は3回溝22に出会
い、その後砥石に触れない区間C−Dに出会うこ
とになる。従つてA点で発生した砥汁がB−C間
において溝22内へ3回排出されることになり、
目詰りが防止される。また砥石3が回転中に、砥
石3内の空間に間隙23を通して供給された冷却
水は、多くの溝22、間隙21及び保持板1の溝
5から遠心力を受けて外方へ放射状に排出される
ため、砥石3のまわりに厚い水膜を作ることなく
砥石3から離れた部分まで広く分散し、まわりの
水膜が薄くなるため、送り作業により砥石の位置
を移動させた時、砥石3がはげしく水を飛散させ
るおそれがなく、作業者の衣服が汚損する度合が
減少する。
一方研磨板が上方から見て滑らかな輪郭の細長
い形状であることから、第7図に示すように凹面
24を研磨する場合に、研磨板の1回転中に2
回、研磨板が凹面24に対してより深く接触し、
石面研磨作業中に起る微妙な石面の凹凸に対し、
順応性のある研磨運動が得られる。又円周上での
接触空間が従来の円形のものより著しく広くな
り、石面上の一点から砥石が離れて次にそこへ砥
石が接触するまでの時間が長くなる。
更に第1図に仮想線で示すように石材25の角
近傍を研磨する場合には、内周側砥石9が石材2
5に当接することとなり、研磨板は常に安定した
姿勢で石材25に当接する。
以上説明したように本考案によると、周囲の滑
らかな細長い平板形状の保持板1の中央に冷却水
通路用孔7を設け、上記冷却水通路用孔7の内周
縁に沿う環状の内周側取付用突起10と上記保持
板1の外周縁に沿う外周側砥石取付用突起4を上
記保持板1の下面に一体に設け、上記外周側砥石
取付用突起4にその外周縁に沿い互いに向い合つ
て開口する1対の馬蹄形砥石3a,3bを固着
し、上記内周側砥石取付用突起10にその外周縁
に沿う複数個の扇形砥石9を間隙23をへだてて
環状に固着し、馬蹄形砥石3a,3bと内周側砥
石9とにより区画される空間から保持板1の長径
D2方向に延びて外部と連通する溝5を外周側砥
石取付用突起4に設けたことを特徴としているの
で、以下の効果が得られる。
本考案は周囲の滑かな細長い平板形状の保持
板1の外周縁に、保持板1と一体の外周側砥石
取付用突起4を介して1対の馬蹄形砥石3a,
3bを固着する構造を採用しているので、砥石
3a,3bの取付時の位置決めが容易である。
すなわち突起4の外周縁に沿い、各砥石3a,
3bの開口側端部1箇所と円弧状の端部(保持
板1の長径D2方向端部)1箇所を定めるだけ
で容易に固着位置が定まる。しかも扇形に分割
された砥石に比べて固着強度が高い。加えて砥
石3a,3bのいずれかが何らかの原因で破損
しても、破損した側の砥石のみを取替えればよ
いので、円環状に一体化した砥石に比べて経済
的である。さらに本考案の砥石3a,3bは馬
蹄形に分割された形状であるから、その製造に
おいて円環状に一体化した砥石よりも型を小さ
く設計することができる。
馬蹄形砥石3a,3bと内周側砥石9とによ
り区画される空間から保持板1の長径D2方向
に延びて外部と連通する溝5を外周側砥石取付
用突起4の下面に設けているので、周速度が特
に速く、激しく摩擦する砥石3a,3bの保持
板1長径D2方向両端側表面が効果的に冷却さ
れる。すなわち冷却水が溝5を通つて外部に排
出されることにより、冷却水は砥石3a,3b
の反摩擦面を通過するので、反摩擦両側から砥
石3a,3bを冷却することができる。
しかも冷却水が集中しやすい長径D2方向両
端部に溝5を設けることにより、その部分の砥
石3a,3bの摩擦面を通過する冷却水は少な
くなるので、砥石3a,3bの摩擦面が冷却水
の水膜上で空転する滑り現象が少なくなり、研
削ロスを防止することができる。
本考案の内周側砥石は、複数個の扇形砥石9
が内周側砥石取付用突起10の下面内周縁に間
隙23をへだてて環状に固着されることにより
形成されており、その内周側砥石取付用突起1
0は冷却水通路用孔7の内周縁に沿つて形成さ
れる。従つて石材25の隅部を研磨する場合に
おいても、保持板1が傾くことはなく、砥石9
が石材25の縁に衝突するという不具合もな
い。また本考案の砥石9は突起10の内周縁
(孔7の内周縁)に沿つて環状に固着されてい
るので、砥石板全体の質量のバランスを取るこ
とが容易である。しかも冷却水が間隙23を通
過することにより、上記項で説明した滑り現
象を効果的に防止でき、石材25の研削を促進
することができる。すなわち内周側砥石9を扇
形に形成しこれを間隙23をへだてて環状に配
置することにより、従来の構造における石材2
5の角付近の研磨作業における砥石3a,3
b,9或いは石材25の破損等の問題を解決で
きるばかりでなく、冷却水が摩擦面を直接通過
しなくなるので、砥石9においても上記滑り現
象を効果的に防止することができるのである。
また保持板1が回転する際、石材25の砥石9
と摩擦する箇所を間隙23が通過することによ
り、研磨屑は間隙23から冷却水により排出さ
れる。これにより砥石9の目づまりを防止する
ことができる利点がある。さらに本考案による
と、第7図に示すように石材の溝底部分でも均
一に研磨することができると共に、内周側砥石
9を設けたことから、石材の角付近を研磨する
場合でも正確な研磨が行なえ、砥石や石材が欠
けてしまうことのない研磨板を得ることができ
る利点がある。
又上記実施例によれば次の効果が期待できる。
(a) 略馬蹄形の砥石3を用いたので、砥石3を保
持板1に取り付ける際に砥石3の位置決めが容
易で作業が簡単になる。又溝22部分で分割さ
れた砥石に比べて固着強度が高く、しかも溝2
2を有しない砥石に比べて冷却水の排出が良好
である。
(b) 保持板1にも排水用の溝5を形成したので排
水が更に良くなる。特に保持板1の長手方向両
端部には切削粉が溜り易いが、溝5によつて容
易に排出される。
(c) 保持板本体2に対してボス部8を別体に設け
たので、ボス部8の形状を変えるだけで例えば
内周側砥石9のないタイプ等種々タイプのの研
磨板を容易に得ることができる。即ち保持板本
体2を汎用的に用いることができる。
なお本考案を実施するにあたり、次のような構
成とすることができる。
(i) 外周側砥石に溝22や間隙21を設けなくて
もよい。
(ii) 保持板本体2とボス部8を一体に形成しても
よい。
(iii) ボス13を保持板1と一体に形成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は本考案による研磨板の底面図
及び平面図、、第2図は第1図の−断面図、
第4図は研磨板にボス等を取り付けた場合を示す
縦断側面部分図、第5図、第6図は第3図の矢
視図及び矢視図、第7図は一作動状態を示す図
である。 1……保持板、3……外周側砥石、3a,3b
……馬蹄形砥石(外周側砥石)、7……冷却水通
過用孔、9……内周側砥石、12……ねじ穴金具
(ボス取付部)、13……ボス、23……間隙、D
2……長径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周囲の滑らかな細長い平板形状の保持板1の中
    央に冷却水通路用孔7を設け、上記冷却水通路用
    孔7の内周縁に沿う環状の内周側取付用突起10
    と上記保持板1の外周縁に沿う外周側砥石取付用
    突起4を上記保持板1の下面に一体に設け、上記
    外周側砥石取付用突起4にその外周縁に沿い互い
    に向い合つて開口する1対の馬蹄形砥石3a,3
    bを固着し、上記内周側砥石取付用突起10にそ
    の外周縁に沿う複数個の扇形砥石9を間隙23を
    へだてて環状に固着し、馬蹄形砥石3a,3bと
    内周側砥石9とにより区画される空間から保持板
    1の長径D2方向に延びて外部と連通する溝5を
    外周側砥石取付用突起4に設けたことを特徴とす
    る石材研磨板。
JP20247282U 1982-12-29 1982-12-29 石材研磨板 Granted JPS59105365U (ja)

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JPS59105365U JPS59105365U (ja) 1984-07-16
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