JPH0719583A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0719583A
JPH0719583A JP5160861A JP16086193A JPH0719583A JP H0719583 A JPH0719583 A JP H0719583A JP 5160861 A JP5160861 A JP 5160861A JP 16086193 A JP16086193 A JP 16086193A JP H0719583 A JPH0719583 A JP H0719583A
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Mitsuhiko Yamamoto
光彦 山本
Osamu Tanaka
修 田中
Kouji Kamafusa
功二 鎌房
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の冷媒系統に亘って1つのリモコンが接続
された際においても運転モードが特定されて快適性の向
上を図るようにする。 【構成】室外ユニット(3) 及び複数の室内ユニット(4)
を備えた複数の冷媒系統(2A, 2B, 2C)が設けられてい
る。該各冷媒系統(2A, 2B, 2C)毎に室外ユニット(3) 及
び室内ユニット(4) を制御する複数の制御系統(5A, 5B,
5C)が設けられている。更に、リモコン(6) が1又は複
数の室内ユニット(4) に接続されて1のリモコン(6) 毎
に構成された複数のリモコングループ(7A 〜 7D)が設け
られている。そして、上記各リモコン(6) には、室内ユ
ニット(4) の運転モードを切換えるモード信号を出力す
るモード設定手段(61)が設けられている。加えて、上記
各リモコン(6) には、何れか特定のリモコン(6) におけ
るモード設定手段(61)がモード信号を出力するように特
定のリモコン(6) に選択権を設定する選択設定手段(62)
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の冷媒系統を備え
た空気調和装置の運転制御装置に関し、特に、運転モー
ドの設定対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置における運転制御
装置には、特開昭59−210249号公報に開示され
ているように、室外ユニットを制御する室外制御ユニッ
トに室内ユニットを制御する複数の室内制御ユニットが
信号線を介して接続されると共に、該室内制御ユニット
にリモコンが接続される一方、上記室外制御ユニットに
集中コントローラが接続されて構成されているものがあ
る。
【0003】そして、上記室外制御ユニットは各室内制
御ユニットとの間で運転信号やモード信号などの各種制
御信号を授受すると共に、上記室外制御ユニットは集中
コントローラとの間で制御信号を授受しており、圧縮機
や各電動膨張弁などを制御して空調運転を制御してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、各リモコンに運転モードのスイッチを設け、
各リモコンでモード変更を行えるようにすると、一方で
モード変更を行った直後に他方でモード変更が行われる
場合があり、運転モードが特定されず、快適性に劣ると
いう問題がある。特に、複数の冷媒系統が1の建物内に
設置される場合があり、その際、同一冷媒系統内で単に
特定リモコンにモード切換えの選択権を設定するように
しているのみでは、2つの冷媒系統に亘って1つのリモ
コンが接続された場合、室内ユニットの運転モードと室
外ユニットの運転モードとが一致しない事態が生ずると
いう問題があった。つまり、例えば、室外ユニットが冷
房運転モードに設定されている状態で、室内ユニットが
暖房運転モードに設定される場合があり、その際、室内
ユニットはサーモオフ状態となり、快適な空調運転を行
うことができないという問題があった。
【0005】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、複数の冷媒系統に亘って1つのリモコンが接続され
た際においても運転モードが特定されて快適性の向上を
図るようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、リモコンに冷暖房切換え
の選択権を設定するようにしたものである。
【0007】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、熱源側ユニット(3) 及
び該熱源側ユニット(3) に対して並列に接続された複数
の利用側ユニット(4) を備えて冷媒流通方向の可変な複
数の冷媒系統(2A, 2B, 2C)と、該各冷媒系統(2A, 2B, 2
C)毎の熱源側ユニット(3) と利用側ユニット(4) との間
で制御信号を授受して該熱源側ユニット(3) 及び利用側
ユニット(4) を制御する複数の制御系統(5A, 5B, 5C)
と、上記利用側ユニット(4) との間で制御信号を授受す
るようにリモコン(6) が1又は複数の利用側ユニット
(4) に接続され、何れかのリモコン(6) が2つ以上の制
御系統(5A, 5B, 5C)の利用側ユニット(4) に亘って接続
されて1のリモコン(6) 毎に構成された複数のリモコン
グループ(7A〜 7D)とを備えた空気調和装置の運転制御
装置を前提としている。そして、上記各リモコン(6) に
は、利用側ユニット(4) の運転モードを切換えるモード
信号を出力するモード設定手段(61)が設けられている。
加えて、上記各リモコン(6) には、何れか特定のリモコ
ン(6) におけるモード設定手段(61)がモード信号を出力
するように特定のリモコン(6) に選択権を設定する選択
設定手段(62)が設けられた構成としている。
【0008】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明において、選択設定手段(62)
は、予め設定されたリモコン(6) 毎に異なる特定番号と
選択権の設定とを送信内容とする選択権取得信号を利用
側ユニット(4) に送信するように構成されている。一
方、利用側ユニット(4) には、選択権取得信号を受信す
ると、制御系統(5A, 5B, 5C)及びリモコングループ(7A
〜 7D)を介して該利用側ユニット(4) に接続されている
熱源側ユニット(3) 及びリモコン(6) に上記選択権取得
信号を転送する利用側転送手段(41)が設けられ、熱源側
ユニット(3) には、選択権取得信号を受信すると、制御
系統(5A, 5B, 5C)を介して該熱源側ユニット(3) に接続
されている利用側ユニット(4) に上記選択権取得信号を
転送する熱源側転送手段(31)が設けられ、リモコン(6)
には、選択権取得信号を受信すると、リモコングループ
(7A 〜 7D)を介して該リモコン(6) に接続されている熱
源側ユニット(3) に上記選択権取得信号を転送するリモ
コン転送手段(64)が設けられた構成としている。また、
請求項3に係る発明が講じた手段は、上記請求項1の発
明において、上記各リモコン(6) には、選択設定手段(6
2)の選択権を解除して選択権解除信号を出力する選択解
除手段(63)が設けられている。一方、利用側ユニット
(4) には、選択権解除信号を受信すると、制御系統(5A,
5B, 5C)及びリモコングループ(7A〜 7D)を介して該利
用側ユニット(4) に接続されている熱源側ユニット(3)
及びリモコン(6) に上記選択権解除信号を転送する利用
側転送手段(41)が設けられ、熱源側ユニット(3) には、
選択権解除信号を受信すると、制御系統(5A, 5B, 5C)を
介して該熱源側ユニット(3) に接続されている利用側ユ
ニット(4) に上記選択権解除信号を転送する熱源側転送
手段(31)が設けられ、リモコン(6) には、選択権解除信
号を受信すると、リモコングループ(7A 〜 7D)を介して
該リモコン(6)に接続されている熱源側ユニット(3) に
上記選択権解除信号を転送するリモコン転送手段(64)が
設けられた構成としている。
【0009】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
熱源側ユニット(3) 及び利用側ユニット(4) は、冷媒系
統(2A, 2B, 2C)毎に冷媒が流通すると共に、制御系統(5
A, 5B, 5C)毎に制御信号を授受している.また、上記利
用側ユニット(4) はリモコングループ(7A 〜 7D)毎にリ
モコン(6) と制御信号を授受している。そして、1のリ
モコン(6) の選択設定手段(62)によって選択権が設定さ
れると、何れか特定のリモコン(6) におけるモード設定
手段(61)がモード信号を出力することになる。また、請
求項2に係る発明では、上記選択設定手段(62)は、予め
設定されたリモコン(6) 毎に異なる特定番号と選択権の
設定とを送信内容とする選択権取得信号を利用側ユニッ
ト(4) に送信し、利用側ユニット(4) の利用側転送手段
(41)は、選択権取得信号を受信すると、制御系統(5A, 5
B, 5C)及びリモコングループ(7A 〜 7D)を介して該利用
側ユニット(4) に接続されている熱源側ユニット(3) 及
びリモコン(6) に上記選択権取得信号を転送し、熱源側
ユニット(3) の熱源側転送手段(31)は、選択権取得信号
を受信すると、制御系統(5A, 5B, 5C)を介して該熱源側
ユニット(3) に接続されている利用側ユニット(4) に上
記選択権取得信号を転送し、リモコン(6) のリモコン転
送手段(64)は、選択権取得信号を受信すると、リモコン
グループ(7A 〜 7D)を介して該リモコン(6) に接続され
ている熱源側ユニット(3) に上記選択権取得信号を転送
する。この結果、各リモコン(6) は何れのリモコン(6)
が選択権を取得しているかを認識することができると共
に、1のリモコン(6) でのみ冷暖房運転が切換えられる
ことになる。
【0010】また、請求項3に係る発明では、上記リモ
コン(6) の選択権は選択解除手段(63)によって解除さ
れ、該選択解除手段(63)が選択権解除信号を出力する。
そして、利用側ユニット(4) の利用側転送手段(41)は、
選択権解除信号を受信すると、制御系統(5A, 5B, 5C)及
びリモコングループ(7A 〜 7D)を介して該利用側ユニッ
ト(4) に接続されている熱源側ユニット(3) 及びリモコ
ン(6) に上記選択権解除信号を転送し、熱源側ユニット
(3) の熱源側転送手段(31)は、解除信号を受信すると、
制御系統(5A, 5B, 5C)を介して該熱源側ユニット(3) に
接続されている利用側ユニット(4) に上記選択権解除信
号を転送し、リモコン(6) のリモコン転送手段(64)は、
選択権解除信号を受信すると、リモコングループ(7A 〜
7D)を介して該リモコン(6) に接続されている熱源側ユ
ニット(3) に上記選択権解除信号を転送することにな
る。この結果、各リモコン(6) は選択権の解除を認識す
ることができ、選択権の再設定が可能となる。
【0011】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
特定のリモコン(6) にのみ冷暖房切換えの選択権を設定
するようにしたゝめに、運転モードが確実に特定される
ことになるので、熱源側ユニット(3) と利用側ユニット
(4) との運転モードを必ず一致させることができる。こ
の結果、上記利用側ユニット(4) がサーモオフ状態にな
ることがなく、快適性の向上を図ることができる。ま
た、請求項2に係る発明によれば、選択権取得信号に特
定番号を付して転送するので、何れのリモコン(6) が選
択権を取得したかを正確に判別することができることか
ら、選択権の設定を正確に行うことができる。特に、選
択権を取得しているリモコン(6) にも選択権取得信号が
送信されるので、自己が選択権を取得しているのか、他
のリモコン(6) が選択権を取得しているのかを正確に判
別することができる。また、請求項3に係る発明によれ
ば、選択権解除信号を送信するので、各リモコン(6) は
選択権の解除を認識することができ、選択権の再設定を
行うことができ、パーティションの変更にも対応するこ
とができることから、操作性の向上を図ることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2に示すように、 (1)は複数の冷媒系統
(2A, 2B, 2C)を備えた空気調和装置であって、冷媒系統
(2A, 2B, 2C)は、図2においては3系統に構成され、室
外ユニット(3) と該室外ユニット(3) に対して並列に配
管接続された複数の室内ユニット(4) とを備えている。
該室外ユニット(3) は、図示しないが、圧縮機と四路切
換弁とファンを有する室外熱交換器と室外電動膨張弁と
を備えた熱源側ユニットであって、上記室内ユニット
(4) は、室内電動膨張弁とファンを有する室内熱交換器
とを備えた利用側ユニットであって、各冷媒系統(2A, 2
B, 2C)は、冷房運転モードと暖房運転モードとに冷媒流
通方向の可変に構成されている。また、上記室外ユニッ
ト(3) 及び室内ユニット(4) は、図示しないが、それぞ
れコントローラを備えており、制御信号の授受可能に配
線接続されて、上記冷媒系統(2A, 2B, 2C)に対応した複
数の制御系統(5A, 5B, 5C)が構成され(図2においては
3系統)、該制御系統(5A, 5B, 5C)毎に空調運転を制御
するように構成されている。上記室内ユニット(4) に
は、リモコン(6) が接続され、該リモコン(6) は、図示
しないが、コントローラを備え、1の室内ユニット(4)
に接続されるか、或いは複数の室内ユニット(4) に接続
されており、各リモコン(6) 毎に複数のリモコングルー
プ(7A 〜 7D)を構成されている。つまり、該リモコング
ループ(7A 〜 7D)は、図2においては4系統に構成さ
れ、リモコン(6) と室内ユニット(4) との間で設定温度
などの制御信号を授受し、リモコングループ(7A 〜 7D)
毎にグループ制御するように構成されている。更に、上
記リモコングループ(7A 〜 7D)の何れかは、2つの制御
系統(5A, 5B, 5C)に跨って構成されており、具体的に、
第2のリモコングループ(7B)は、第1の制御系統(5A)と
第2の制御系統(5B)とに跨り、第3のリモコングループ
(7C)は、第2の制御系統(5B)と第3の制御系統(5C)とに
跨って構成されている。
【0013】また、上記各リモコン(6) には、本発明の
特徴として、モード設定手段(61)と選択設定手段(62)と
選択解除手段(63)とが設けられる一方、上記室内ユニッ
ト(4) 、室外ユニット(3) 及びリモコン(6) には、室内
転送手段(41)、室外転送手段(31)及びリモコン転送手段
(64)が設けられている。該モード設定手段(61)は、設定
スイッチ等より入力された設定信号によって室内ユニッ
ト(4) の運転モードを切換えるモード信号を該室内ユニ
ット(4) に出力するように構成されている。上記選択設
定手段(62)は、何れか特定のリモコン(6) におけるモー
ド設定手段(61)がモード信号を出力するように特定のリ
モコン(6) に選択権を設定するものであって、例えば、
選択権の未設定状態で温度変更ボタンが押されると、変
更信号によって選択権を設定し、上記モード設定手段(6
1)にモード信号を出力させるように構成されている。そ
して、該選択設定手段(62)は、予め設定されたリモコン
(6) 毎に異なる特定番号と選択権の設定とを送信内容と
する選択権取得信号をリモコン(6) が接続されている室
内ユニット(4) に送信するように構成されている。更
に、上記特定番号は、何れのリモコン(6) が選択権を有
しているかを示すものであって、各リモコン(6) 毎に製
造工程でEEPROMに書込まれる製造番号であるシリ
アル番号を用いるか、或いは室内ユニット(4) 毎に付さ
れているユニークなシリアル番号を該室内ユニット(4)
から受信して用いられる。
【0014】上記選択解除手段(63)は、選択設定手段(6
2)の選択権を解除して選択権解除信号を出力するように
構成されており、例えば、温度変更ボタンが所定時間継
続して押されると、変更信号の継続出力によって選択権
を放棄するように構成されている。
【0015】また、上記室内転送手段(41)は、選択権取
得信号及び選択権解除信号を受信すると、制御系統(5A,
5B, 5C)及びリモコングループ(7A 〜 7D)を介して室内
ユニット(4) に接続されている室外ユニット(3) 及びリ
モコン(6) に上記選択権取得信号及び選択権解除信号を
転送する利用側転送手段を構成している。上記室外転送
手段(31)は、選択権取得信号及び選択権解除信号を受信
すると、制御系統(5A, 5B, 5C)を介して室外ユニット
(3) に接続されている室内ユニット(4) に上記選択権取
得信号及び選択権解除信号を転送する熱源側転送手段を
構成している。上記リモコン転送手段(64)は、選択権取
得信号及び選択権解除信号を受信すると、リモコングル
ープ(7A 〜 7D)を介してリモコン(6) に接続されている
室内ユニット(4) に上記選択権取得信号及び選択権解除
信号を転送するように構成されている。
【0016】次に、上記空気調和装置における冷暖房切
換えの選択権の設定動作について図3〜図7に示す制御
フローに基づき説明する。先ず、図3は、リモコン(6)
における選択権の決定フローを示し、この決定フローを
開始すると、ステップST1において、冷暖房切換えの選
択権を取れるか否かを判定し、他のリモコン(6) より選
択権取得信号を受信している場合は、選択権を取得する
ことができないので、ステップST1の判定がNOとなっ
て決定フローを終了する。一方、空気調和装置の据付時
等において、選択権が未設定状態であると、上記ステッ
プST1の判定がYESとなって、ステップST2に移り、
ユーザから選択権を取られたか否かを判定する。つま
り、温度変更ボタン等の押圧により選択権を設定するこ
とができるので、該温度変更ボタン等が押圧されたか否
かを選択設定手段(62)が判定する。そして、上記選択権
が設定されるまで、上記ステップST2の判定がNOとな
って決定フローを終了する。
【0017】また、上記選択権の未設定状態で温度変更
ボタン等が押圧されると、上記ステップST2の判定がY
ESとなってステップST3に移り、選択設定手段(62)が
予め設定された自分の特定番号であるシリアル番号と共
に選択権の設定を示す選択権取得信号を出力する。そし
て、この選択権取得信号は、リモコン(6) に接続されて
いる室内ユニット(4) に送信される。続いて、上記ステ
ップST3からステップST4に移り、リモコン(6) は冷暖
房切換えの選択権を取得して選択権の決定フローを終了
する。その後、設定ボタン等により冷暖房運転が切換え
られると、モード設定手段(61)がモード信号を室内ユニ
ット(4) に出力し、このモード信号に基づいて空調運転
が行われる。
【0018】図4は、リモコン(6) における選択権の解
除フローを示し、この解除フローを開始すると、ステッ
プST11において、冷暖房切換えの選択権を有しているか
否かを判定し、上述したように図3における選択権を有
しているない場合には、選択権を解除する必要がないの
で、ステップST11の判定がNOとなって解除フローを終
了する。一方、図3のように選択権が設定状態である
と、上記ステップST11の判定がYESとなって、ステッ
プST12に移り、ユーザから選択権を解除したか否かを判
定する。つまり、温度変更ボタン等の継続押圧により選
択権を解除することができるので、該温度変更ボタン等
が継続押圧されたか否かを選択解除手段(63)が判定す
る。そして、上記選択権が解除されるまで、上記ステッ
プST12の判定がNOとなって解除フローを終了する。
【0019】また、上記選択権の設定状態で温度変更ボ
タン等が継続押圧されると、上記ステップST12の判定が
YESとなってステップST13に移り、選択解除手段(63)
が予め設定された自分の特定番号であるシリアル番号と
共に選択権の解除を示す選択権解除信号を出力する。そ
して、この選択権解除信号は、リモコン(6) に接続され
ている室内ユニット(4) に送信される。続いて、上記ス
テップST13からステップST14に移り、リモコン(6) は冷
暖房切換えの選択権を解除して選択権の解除フローを終
了する。その後、上記温度変更ボタン等が押圧される
と、再度選択権を取得することになる。
【0020】図5は、室内ユニット(4) における室内転
送手段(41)による選択権取得信号の通知フローを示し、
この通知フローを開始すると、ステップST21において、
リモコン(6) 及び室外ユニット(3) より冷暖房切換えの
選択権取得信号を受信したか否かを判定し、該選択権取
得信号を受信するまで上記ステップST21の判定がNOと
なって通知フローを終了する。一方、図3のようにリモ
コン(6) の選択設定手段(62)より選択権取得信号を受信
すると、上記ステップST21の判定がYESとなってステ
ップST22に移り、今回受信した選択権取得信号における
リモコン(6) のアドレスが既に受信している選択権取得
信号におけるリモコン(6) のアドレスと同じか否かを判
定する。つまり、選択権取得信号を2回以上受信しした
か否かを判定し、2回目以降では転送処理を行う必要が
ないので、上記ステップST22の判定がYESとなって通
知フローを終了する。
【0021】また、最初の選択権取得信号の受信である
場合には、上記ステップST22の判定がNOとなってステ
ップST23に移り、受信した選択権取得信号に付されてい
るリモコン(6) の特定番号であるシリアル番号をリモコ
ン(6) の受信アドレスとして記憶する。そして、冷暖房
切換えのモード信号は、選択権を取得しているリモコン
(6) からのみ送信されるので、このリモコン(6) からの
モード信号に基づいて室内ユニット(4) は空調運転を制
御することになる。続いて、上記ステップST23からステ
ップST24に移り、室内ユニット(4) に接続されているリ
モコン(6) 及び室外ユニット(3) にリモコン(6) の選択
権取得信号を送信して通知フローを終了する。
【0022】図6は、室外ユニット(3) における室外転
送手段(31)による選択権取得信号の通知フローを示し、
図5の室内転送手段(41)とほゞ同様であり、この通知フ
ローを開始すると、ステップST31において、室内ユニッ
ト(4) より冷暖房切換えの選択権取得信号を受信したか
否かを判定し、該選択権取得信号を受信するまで判定が
NOとなって通知フローを終了する。一方、図5のよう
に室内ユニット(4) より選択権取得信号を受信すると、
上記ステップST31からステップST32に移り、今回受信し
た選択権取得信号におけるリモコン(6) のアドレスが既
に受信している選択権取得信号におけるリモコン(6)の
アドレスと同じか否かを判定する。そして、2回目以降
では転送処理を行う必要がないので、通知フローを終了
する。
【0023】また、最初の選択権取得信号の受信である
場合には、上記ステップST32からステップST33に移り、
受信した選択権取得信号に付されているリモコン(6) の
特定番号であるシリアル番号をリモコン(6) の受信アド
レスとして記憶する。そして、冷暖房切換えのモード信
号は、選択権を取得しているリモコン(6) からのみ送信
されるので、室内ユニット(4) からのモード信号に基づ
いて室外ユニット(3)は空調運転を制御することにな
る。続いて、上記ステップST33からステップST34に移
り、室外ユニット(3) に接続されている室内ユニット
(4) にリモコン(6) の選択権取得信号を送信して通知フ
ローを終了する。
【0024】図7は、リモコン(6) におけるリモコン転
送手段(64)による選択権取得信号の通知フローを示し、
図5の室内転送手段(41)とほゞ同様であり、この通知フ
ローを開始すると、ステップST41において、室内ユニッ
ト(4) より冷暖房切換えの選択権取得信号を受信したか
否かを判定し、該選択権取得信号を受信するまで判定が
NOとなって通知フローを終了する。一方、図5のよう
に室内ユニット(4) より選択権取得信号を受信すると、
上記ステップST41からステップST42に移り、今回受信し
た選択権取得信号におけるリモコン(6) のアドレスが既
に受信している選択権取得信号におけるリモコン(6)の
アドレスと同じか否かを判定する。そして、2回目以降
では転送処理を行う必要がないので、通知フローを終了
する。
【0025】また、最初の選択権取得信号の受信である
場合には、上記ステップST42からステップST43に移り、
受信した選択権取得信号に付されているリモコン(6) の
特定番号であるシリアル番号をリモコン(6) の受信アド
レスとして記憶する。その後、上記ステップST43からス
テップST44に移り、リモコン(6) に接続されている室内
ユニット(4) にリモコン(6) の選択権取得信号を送信す
る。続いて、上記ステップST44からステップST45に移
り、この他のリモコン(6) の選択権取得信号を受信した
リモコン(6) の選択設定手段(62)は、選択権の設定を放
棄して通知フローを終了することになる。この結果、冷
暖房切換えのモード信号は、選択権を取得しているリモ
コン(6) からのみ送信されるので、このモード信号に基
づいて室外ユニット(3) 及び室内ユニット(4) は空調運
転を制御することになる。つまり、図2において、上記
制御系統(5A, 5B, 5C)及びリモコングループ(7A〜 7D)
で接続されている全ての室内ユニット(4) 及び室外ユニ
ット(3) は同一の運転モードで運転され、例えば、上記
第1のリモコングループ(7A)のリモコン(6) が選択権を
取得すると、他の3つのリモコン(6) では冷暖房運の切
換えを行うことができず、第1のリモコン(6) でのみ冷
暖房運転の切換えが行われることになる。
【0026】また、上記図4における選択権解除信号に
ついても図5〜図7に示す選択権取得信号と同様に各転
送手段(31, 41, 64)によって各室内ユニット(4) 、室外
ユニット(3) 及びリモコン(6) に転送されることにな
る。
【0027】従って、本実施例によれば、特定のリモコ
ン(6) にのみ冷暖房切換えの選択権を設定するようにし
たゝめに、運転モードが確実に特定されることになるの
で、室外ユニット(3) と室内ユニット(4) との運転モー
ドを必ず一致させることができる。この結果、上記室内
ユニット(4) がサーモオフ状態になることがなく、快適
性の向上を図ることができる。また、選択権取得信号に
特定番号を付して転送するので、何れのリモコン(6)が
選択権を取得したかを正確に判別することができること
から、選択権の設定を正確に行うことができる。特に、
選択権を取得しているリモコン(6) にも選択権取得信号
が送信されるので、自己が選択権を取得しているのか、
他のリモコン(6) が選択権を取得しているのかを正確に
判別することができる。また、選択権解除信号を送信す
るので、リモコン(6) は選択権の解除を認識することが
でき、選択権の再設定を行うことができ、パーティショ
ンの変更にも対応することができることから、操作性の
向上を図ることができる。
【0028】尚、本実施例においては、3つの冷媒系統
(2A, 2B, 2C)及び制御系統(5A, 5B,5C)を示したが、本
発明は2つ又は4つ以上の冷媒系統(2A, 2B, 2C)及び制
御系統(5A, 5B, 5C)を有するものであってもよく、リモ
コングループ(7A 〜 7D)も実施例に限られないことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置の全体構成を示すシステム図であ
る。
【図3】リモコンの選択権決定フローを示す制御フロー
図である。
【図4】リモコンの選択権解除フローを示す制御フロー
図である。
【図5】室内ユニットの選択権通知フローを示す制御フ
ロー図である。
【図6】室外ユニットの選択権通知フローを示す制御フ
ロー図である。
【図7】リモコンの選択権通知フローを示す制御フロー
図である。
【符号の説明】 1 空気調和装置 2A,2B,2C 冷媒系統 3 室外ユニット(熱源側ユニット) 31 室外転送手段(熱源側転送手段) 4 室内ユニット(利用側ユニット) 41 室内転送手段(利用側転送手段) 5A,5B,5C 制御系統 6 リモコン 61 モード設定手段 62 選択設定手段 63 選択解除手段 64 リモコン転送手段 7A,7B,7C,7D リモコングループ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源側ユニット(3) 及び該熱源側ユニッ
    ト(3) に対して並列に接続された複数の利用側ユニット
    (4) を備えて冷媒流通方向の可変な複数の冷媒系統(2A,
    2B, 2C)と、 該各冷媒系統(2A, 2B, 2C)毎の熱源側ユニット(3) と利
    用側ユニット(4) との間で制御信号を授受して該熱源側
    ユニット(3) 及び利用側ユニット(4) を制御する複数の
    制御系統(5A, 5B, 5C)と、 上記利用側ユニット(4) との間で制御信号を授受するよ
    うにリモコン(6) が1又は複数の利用側ユニット(4) に
    接続され、何れかのリモコン(6) が2つ以上の制御系統
    (5A, 5B, 5C)の利用側ユニット(4) に亘って接続されて
    1のリモコン(6) 毎に構成された複数のリモコングルー
    プ(7A 〜 7D)とを備えた空気調和装置の運転制御装置に
    おいて、 上記各リモコン(6) に設けられていて、利用側ユニット
    (4) の運転モードを切換えるモード信号を出力するモー
    ド設定手段(61)と、 上記各リモコン(6) に設けられていて、何れか特定のリ
    モコン(6) におけるモード設定手段(61)がモード信号を
    出力するように特定のリモコン(6) に選択権を設定する
    選択設定手段(62)とを備えていることを特徴とする空気
    調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 選択設定手段(62)は、予め設定されたリモコン(6) 毎に
    異なる特定番号と選択権の設定とを送信内容とする選択
    権取得信号を利用側ユニット(4) に送信するように構成
    される一方、 利用側ユニット(4) には、選択権取得信号を受信する
    と、制御系統(5A, 5B, 5C)及びリモコングループ(7A 〜
    7D)を介して該利用側ユニット(4) に接続されている熱
    源側ユニット(3) 及びリモコン(6) に上記選択権取得信
    号を転送する利用側転送手段(41)が設けられ、 熱源側ユニット(3) には、選択権取得信号を受信する
    と、制御系統(5A, 5B, 5C)を介して該熱源側ユニット
    (3) に接続されている利用側ユニット(4) に上記選択権
    取得信号を転送する熱源側転送手段(31)が設けられ、 リモコン(6) には、選択権取得信号を受信すると、リモ
    コングループ(7A 〜 7D)を介して該リモコン(6) に接続
    されている熱源側ユニット(3) に上記選択権取得信号を
    転送するリモコン転送手段(64)が設けられていることを
    特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 上記各リモコン(6) には、選択設定手段(62)の選択権を
    解除して選択権解除信号を出力する選択解除手段(63)が
    設けられる一方、 利用側ユニット(4) には、選択権解除信号を受信する
    と、制御系統(5A, 5B, 5C)及びリモコングループ(7A 〜
    7D)を介して該利用側ユニット(4) に接続されている熱
    源側ユニット(3) 及びリモコン(6) に上記選択権解除信
    号を転送する利用側転送手段(41)が設けられ、 熱源側ユニット(3) には、選択権解除信号を受信する
    と、制御系統(5A, 5B, 5C)を介して該熱源側ユニット
    (3) に接続されている利用側ユニット(4) に上記選択権
    解除信号を転送する熱源側転送手段(31)が設けられ、 リモコン(6) には、選択権解除信号を受信すると、リモ
    コングループ(7A 〜 7D)を介して該リモコン(6) に接続
    されている熱源側ユニット(3) に上記選択権解除信号を
    転送するリモコン転送手段(64)が設けられていることを
    特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130819A (ja) * 1998-10-21 2000-05-12 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JP2011163732A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Fujitsu General Ltd 空調機システム
JP2015096779A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2015127627A (ja) * 2013-12-30 2015-07-09 ダイキン工業株式会社 空調システム

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