JPH07195689A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH07195689A
JPH07195689A JP6314109A JP31410994A JPH07195689A JP H07195689 A JPH07195689 A JP H07195689A JP 6314109 A JP6314109 A JP 6314109A JP 31410994 A JP31410994 A JP 31410994A JP H07195689 A JPH07195689 A JP H07195689A
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宣昭 岡沢
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和彦 三浦
Takahiro Naka
隆廣 中
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字品質を落すことなく、組み立て公差を確
保すること。 【構成】 圧力発生室9、インク供給口10、及び共通
のインク室を区画する通孔が穿設された流路形成板3
と、圧力発生室9に連通するノズル開口1が穿設された
ノズルプレート2と、圧電振動子6の変位を受けて弾性
変形するダイヤフラム部4eを備えた振動板4とを積層
し、接着剤で液密に固定してなるインクジェット記録ヘ
ッドであって、振動板4が、圧力発生室9のインク供給
口側、及びノズル開口側よりも内側にまで延長して形成
された厚い枠状の厚肉部4b、4c、4dを有し、圧力
発生室9の両端よりも圧電振動子9側を基台に支持する
領域(図中、ドットで埋めて示す領域)とする。圧力発
生室9の無支持領域が短くなって基板ユニット全体の剛
性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズル開口及び共通の
インク室に連通された圧力発生室を構成している振動板
を縦振動モードの圧電振動子により収縮させてインク滴
を吐出させるインクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】縦振動モードの圧電振動子を駆動源に使
用するインクジェット記録ヘッドは、圧電振動子の振動
板に当接する面積を小さくすることが可能なため、90
dpi(dot per inch)以上の高い圧力発生室の配列密
度を備えている。このような記録ヘッドは、図14に示
したように圧力発生室A、インク供給口B、及び共通の
インク室Cを区画する通孔が穿設された流路形成板D
と、圧力発生室Aに連通するノズル開口Eが穿設された
ノズルプレートFと、圧電振動子Gの変位を受けて弾性
変形するダイヤフラム部Hを備えた振動板Jとを積層
し、接着剤で液密に固定して構成した基板ユニットK
を、圧電振動子Gやインク供給管等を取付ける基台Lに
固定することにより一体に纏められている。
【0003】このように構成されたインクジェット記録
ヘッドは、ダイヤフラム部Hを圧電振動子Gの先端に当
接させべく、ダイヤフラム部Hが基台に対向するように
して基板ユニットを基台に固定する関係上、基台Lとダ
イヤフラム部Hとの接触を避けるために、圧力発生室A
を避けるようにして基台Lに固定されている。
【0004】解像度を高めるべく圧力発生室の配列密度
を高める場合には、圧力発生室Aの容積を確保する必要
上、圧力発生室Aの軸方向の長さを大きく取らざるを得
ないので、圧力発生室Aに対向する基台Lの支持を受け
ない無支持領域S1が長くなるため、インク滴を吐出さ
せるべく圧電振動子Gにより一定の変位aを与えると、
基板ユニットKの無支持領域S1が図中点線で示すよう
にたわみやすくなり、印字品質の低下を招くという問題
がある。
【0005】また、このような高い解像度になると、圧
電振動子Gの先端が当接する位置の精度が極めて重要な
要件となるため、特開平3-15555公報に見られるように
圧力発生室を変形させる変形領域のほぼ中央に厚肉部か
らなるアイランド部Mを形成して、これに圧電振動子G
の先端を当接させることが行われている。このような技
術によれば、圧電振動子Gの当接位置が若干ずれてもア
イランド部Mを介して圧電振動子Gの変位を伝達できる
ため、ダイヤフラム部Hに所定の変位を与えることが可
能となる。
【0006】しかしながら、180dpi以上という極
めて高い解像度になると、アイランド部Mと圧力発生室
Aとの相対位置に誤差が生じ易くなり、圧力発生室Aの
変形状態にばらつきが生じて、印字品質が低下するとい
う問題がある。
【0007】さらには、圧力発生室Aの間隔を小さくす
る必要上、圧力発生室Aを区画する隔壁の厚みが薄くな
り、剛性が低下して、隣接する圧力発生室を駆動する圧
電振動子の伸縮により圧力発生室が変形して、いわゆる
サテライトを生じたり、また圧電振動子の伸長による圧
力発生室の変形度合が小さくなってインク吐出効率が低
下するという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、圧力発生室の無支持領域を可及的に短くして基板
ユニットの剛性を高めたインクジェット記録ヘッドを提
供することにある。また、本発明の第2の目的は、組立
精度が印字品質に及ぼす影響を可及的に小さくすること
ができる新規なインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、圧力発生室、インク供給
口、及び共通のインク室を区画する通孔が穿設された流
路形成板と、前記圧力発生室に連通するノズル開口が穿
設されたノズルプレートと、圧電振動子の変位を受けて
弾性変形するダイヤフラム部を備えた振動板とを積層
し、接着剤で液密に固定して構成した基板ユニットを基
台に固定してなるインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記振動板には、前記圧力発生室のインク供給口側、及
びノズル開口側の近傍に、前記ダイヤフラム部よりも厚
い枠状の前記圧電振動子側に半島に延長された厚肉部が
形成されていて、前記枠状の厚肉部に対向する領域を基
台との接着領域とするようにした。
【0010】
【作用】圧電振動子側に延びている枠状の厚肉部を基台
に支持することにより圧力発生室の無支持領域を可及的
に短くして、圧電振動子による力を基台で受け止めるこ
とが可能となり、剛性が高くなる。
【0011】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の記録ヘッドの概要
を示すものであって、図中符号2は、ノズル開口1が穿
設されたノズルプレート、3は、圧力発生室9を区画す
る通孔3a、インク供給口10を区画する通孔または溝
3b、及び共通のインク室11を区画する通孔3dが設
けられた流路形成板、4は、圧電振動子6の先端に当接
して弾性変形する振動板で、ノズルプレート2と振動板
4とが流路形成板3の両面に液密となるように固定され
て基板ユニット5を構成している。
【0012】7は、基台で、ここには振動可能に圧電振
動子6が挿通されていて、開口から露出している圧電振
動子6の先端に振動板4を当接させてこれら圧電振動子
6と基板ユニット5を固定してインクジェット記録ヘッ
ドに纏めるものである。なお、図中符号12は、図示し
ないインクタンクからのインクを基板ユニット5に供給
するインク供給管を示す。
【0013】図2は、前述の圧電振動子6の一実施例を
示すものであって、圧電材料層60と電極層61、62
とを交互に多層に積層するとともに、各電極層61、6
2の一端を端部に露出させて両端に外部駆動源からの信
号を受けるセグメント電極63とコモン電極64とに接
続し、電極層61、62に平行な方向に伸縮するように
構成されている。
【0014】図3は、前述の基板ユニット5と圧電振動
子6との取付け状態を示す図であって、流路形成板3を
挟んでこれの両面にノズルプレート2と振動板4を液密
に接着剤で固定することによりノズル開口1の配列方向
に沿って圧力発生室9が形成されている。
【0015】一方、振動板4には、圧力発生室9に対向
する領域のほぼ中央に位置するように圧電振動子6の先
端に当接するアイランド部4aが形成されており、また
隣接する圧力発生室9を隔てる隔壁3cに対向し、かつ
圧力発生室9の境界に一致するか、図3に示したように
圧力発生室9の内側に若干食い込んでオーバハングとな
るように第1の厚肉部4b、及び圧力発生室9の両端側
に若干食い込む程度の第2、第3の厚肉部4c、4dと
が形成されていて、これらアイランド部4aと第1、第
2、第3の厚肉部4b、4c、4dとに囲まれた薄肉の
領域が圧電振動子6により変形するダイヤフラム部4e
として区画されている。
【0016】そして、ダイヤフラム部4eを、図4に示
したように圧力発生室9の開口よりも一回り小さく形成
して、振動板4の厚肉部4b、4c、4dを圧力発生室
9側にオーバハングさせた場合には、第1の厚肉部4b
が圧力発生室を区画する壁3cから圧力発生室9側にΔ
L1だけ迫り出し(図5)、また圧力発生室の両端近傍
では第2、第3の厚肉部4c、4dがやはり圧力発生室
側にΔL2だけ迫り出す(図6)ことになる。
【0017】一例を挙げるならば、圧力発生室9の幅W
1を200μmに、また隔壁3cの幅W2を80μm
に、さらに第1の厚肉部4bの幅W3を140μmに設
定すると、圧力発生室9の中心線とアイランド部4aの
中心線とが一致して流路形成板3と振動板4とが接合さ
れた場合における迫り出しの長さΔL1として30μm
が確保できることになる。
【0018】この結果、図7に示したように流路形成板
3と振動板4との位置決め誤差ΔL3が例え20μmと
なってもダイヤフラム部4aを圧力発生室9に対向させ
た状態に位置決めすると、接着剤Pのはみ出し領域L4
を10μmまで確保することができる。この結果、接着
剤Pがたとえ隔壁3cからはみ出したとしても、第1、
第2、第3の厚肉部4b、4c、4dで吸収してダイヤ
フラム部4eにまで流れ出すのを防止でき、ダイヤフラ
ム部4eの弾性特性を一定にすることができる。
【0019】つまり厚肉部4bを圧力発生室9の隔壁3
cの幅に一致するように形成して、振動板4と流路形成
板3との間に位置ずれが存在すると、図13に示したよ
うに接着剤Pがダイヤフラム部4eに流れ出して、ダイ
ヤフラム部4eの振動特性を変動させることになる。
【0020】一般的には、隔壁3cに対向する第1の厚
肉部4bの幅W3を、隣接する圧力発生室9同士を区画
している隔壁3cの幅W2に対して5乃至50%程度大
きくすると、組み立て誤差を吸収できてインク吐出性能
を一定とすることが可能となる。
【0021】一方、ダイヤフラム部4eは、アイランド
部4aとほぼ同一の厚みを有する枠状の第2、第3の厚
肉部4cと、これと一体に構成れて圧力発生室9の隔壁
3cに沿って平行に延びる第1の厚肉部4bにより区画
されているため、圧力発生室9を区画する壁3cがノズ
ルプレート2の他に振動板4の第1の厚肉部4bでも強
化されることになり、圧電振動子6の変位に対する基板
ユニット5全体の剛性が高められ、インク吐出時におけ
る基板ユニット5のたわみが可及的に小さく抑えられて
クロストークが防止される。
【0022】さらに図8に示したように圧力発生室9の
両端に形成されている第2、第3の厚肉部4c、4dが
圧力発生室9の隔壁3cに沿うように圧電振動子6側に
延長されて、この延長された領域(図3においてドット
で埋めて示す領域)が基台7に接着剤で固定されて、基
台7に支持されているため、無支持領域S2が従来のも
のの無支持領域S1(図14)よりも短くなり圧電振動
子6の変位による基板ユニット5全体のたわみが小さく
なる。
【0023】この振動板4は、ポリイミド、ポリサルホ
ン、ポリカーボネイト、ポリエーテルイミド、ポリエチ
レン、ポリアラミド、ポリエステル等の高分子膜に、ア
イランド部4a、厚肉部4b、4c、4dとなる領域に
ニッケル、クロム等を電鋳したり、また前記高分子膜を
ニッケル、クロム、ステンレス、金、銀、銅、チタン等
の金属膜にキャステング等により積層するとともに、金
属膜をアイランド部4a、厚肉部4b、4c、4dの形
状に合わせてエッチングしたり、さらにはシリコン、ニ
ッケル、クロム、ステンレス、チタン等の金属膜を用
い、ダイヤフラム部4aとなる領域を部分的にエッチン
グすることにより製造することができる。
【0024】この実施例では、厚さ40μmのステンレ
ス膜と厚さ3μmのポリイミドの膜とを接合、積層し
て、ステンレスをエッチングして製作されている。
【0025】図9は、本発明の第2の実施例を示すもの
であって、この実施例においては、振動板3に形成する
第1の厚肉部の内、圧力発生室9の両端近傍(図中A、
Bの領域)だけを圧力発生室側にオーバハングさせ、ま
たアイランド部4eに対向する領域(図中Cの領域)の
幅を圧力発生室9を区画する隔壁3cの幅に一致させる
ように構成されている。
【0026】この実施例によれば、振動板4と流路形成
板3との位置決め精度を高めさえすれば、ダイヤフラム
部4eの面積を大きく確保でき、しかも基台7による固
定領域を可及的に大きく、つまり無支持領域S2を短く
して、流路ユニット5のたわみを小さくすることができ
る。
【0027】図10は、本発明の第3の実施例を示すも
のであって、この実施例においては圧力発生室9の両端
近傍に形成される第2、第3の厚肉部4c、4dを、ア
イランド部4aの両端に到達する程度(図中符号A、B
の領域)まで延長して半島状に形成するとともに、前述
の第1の厚肉部4bを無くして薄肉部4fとしたもの
で、この実施例によれば、基台7による支持領域を可及
的に長くして基板ユニット5のたわみを少なくしつつ、
基台7との接着のための接着剤を転写により塗布する場
合には、塗布領域をこの半島条の厚肉部にだけ限定でき
て、基台7との固定のための接着剤の流れ出しがダイヤ
フラム部4eに及ぶのを可及的に防止することができ
る。
【0028】この実施例における基台7と厚肉部4c、
4dとの接合は、基台7とアイランド部4aが、インク
吐出動作時に振動板4がその振動で接触しないように、
圧力発生室9よりも内側でかつアイランド部4aの両端
よりも外側の領域で行われている。
【0029】図11は、本発明の第4の実施例を示すも
のであって、この実施例においては、前述の半島条に形
成された第2、第3の厚肉部4c、4dに連続してアイ
ランド部に対向する領域(図中符号C)には、隔壁3c
の幅よりも若干狭くなるように第1の厚肉部4bを構成
したものである。この実施例によれば、基板ユニット全
体の剛性を向上と、ダイヤフラム部4eの面積を可及的
に大きく保ちつつ、基台7による支持領域を長くしてた
わみを防止することができる。
【0030】なお、上述の実施例においては、縦振動モ
ードの圧電振動子を駆動源とする場合に例を採って説明
したが、たわみ振動モードの圧電振動子を使用すること
もできる。
【0031】すなわち、図12に示したように、厚肉部
4b、4c、4dにより区画されているダイヤフラム部
4eの表面に、アイランド部4aを形成することなく、
厚肉部4b、4c、4dに接触させないようにたわみ振
動モードの圧電振動子20を貼着することにより、ダイ
ヤフラム部4eを変形させて流路形成板21と第2の蓋
板24、及び振動板4とで形成された圧力発生室23を
収縮させて、これに連通するノズル開口22からインク
を吐出させるもので、この実施例においても隣接する圧
力発生室23ヘの振動の伝搬を厚肉部4b、4c、4d
により防止することができる。なお、図中符号25はイ
ンク供給口を示す。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、圧力発生室、インク供給口、及び共通のインク室を
区画する通孔が穿設された流路形成板と、圧力発生室に
連通するノズル開口が穿設されたノズルプレートと、圧
電振動子の変位を受けて弾性変形するダイヤフラム部を
備えた振動板とを積層し、接着剤で液密に固定して構成
した基板ユニットを基台に固定してなるインクジェット
記録ヘッドにおいて、振動板には、少なくとも前記圧力
発生室のインク供給口側、及びノズル開口側の近傍に、
前記ダイヤフラム部よりも厚い枠状の厚肉部が形成され
ていて、前記枠状の厚肉部に対向する領域を基台との接
着領域としたので、ダイヤフラム部の変位を阻害するこ
となく、圧力発生室の無支持領域を短くできて、圧電振
動子の変位に起因する基板ユニットのたわみを小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施例
を示す組み立て斜視図である。
【図2】同上ヘッドに使用する圧電振動子の一実施例を
示す断面図である。
【図3】同上ヘッドの基板ユニットと圧電振動子の当接
領域を拡大して示す一部断面斜視図である。
【図4】同上ヘッドの流路形成板と振動板との相対位置
を示す図である。
【図5】図4の線A−Aにおける断面図である。
【図6】図4の線B−Bにおける断面図である。
【図7】同上ヘッドの組み立ての際に、振動板と流路形
成板との位置合わせに誤差が生じた場合、及びこれら両
者を接合する接着剤がはみ出した状態を示す断面図であ
る。
【図8】圧力発生室の軸線に沿った断面における構造を
示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例を振動板の上面構造でも
って示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例を振動板の上面構造で
もって示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例を振動板の上面構造で
もって示す図である。
【図12】たわみ振動の圧電振動子を適用した場合に一
実施例を示す図である。
【図13】図(イ)、(ロ)は、それぞれ従来のインク
ジェット記録ヘッドの一例を示す断面図と、接着剤のは
み出しを模式的に示した図である。
【図14】従来のインクジェット記録ヘッドの一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 ノズル開口 2 ノズルプレート 3 流路形成板 4 振動板 4a アイランド部 4b 第1の厚肉部 4c 第2の厚肉部 4d 第3の厚肉部 4e ダイヤフラム部 5 基板ユニット 6 圧電振動子 7 基台 8 固定ユニット 9 圧力発生室 10 インク供給口 11 共通のインク室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 和彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 中 隆廣 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生室、インク供給口、及び共通の
    インク室を区画する通孔が穿設された流路形成板と、前
    記圧力発生室に連通するノズル開口が穿設されたノズル
    プレートと、圧電振動子の変位を受けて弾性変形するダ
    イヤフラム部を備えた振動板とを積層し、接着剤で液密
    に固定して構成した基板ユニットを基台に固定してなる
    インクジェット記録ヘッドにおいて、 前記振動板には、前記圧力発生室のインク供給口側、及
    びノズル開口側の近傍に、前記ダイヤフラム部よりも厚
    い枠状の前記圧電振動子側に半島に延長された厚肉部が
    形成されていて、前記枠状の厚肉部に対向する領域を基
    台との接着領域とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧電振動子に対向する領域に厚肉部
    からなるアイランド部が形成されている請求項1のイン
    クジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記圧力発生室を区画する隔壁に対向す
    るように前記枠状の厚肉部が延長されている請求項1の
    インクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記厚肉部が前記圧電振動子に対向する
    領域で途切れている請求項1のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記厚肉部の幅が前記圧力発生室を区画
    する隔壁の幅よりも狭く設定されている請求項1のイン
    クジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 圧力発生室、インク供給口、及び共通の
    インク室を区画する通孔が穿設された流路形成板と、前
    記圧力発生室に連通するノズル開口が穿設されたノズル
    プレートと、圧電振動子の変位を受けて弾性変形するダ
    イヤフラム部を備えた振動板とを積層し、接着剤で液密
    に固定してなるインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記振動板が、少なくとも前記圧力発生室のインク供給
    口側、及びノズル開口側の近傍に、前記ダイヤフラム部
    よりも厚い枠状の厚肉部が形成されているとともに、前
    記厚肉部が前記圧力発生室側にオーバハングしているイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記圧力発生室を区画する隔壁に対向す
    る領域の厚肉部の幅が前記圧力発生室を区画する隔壁の
    幅よりも5乃至50%広く設定されている請求項6のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記圧力発生室の両端よりも前記圧電振
    動子側を基台との接着領域とする請求項6のインクジェ
    ット記録ヘッド。
JP31410994A 1993-11-29 1994-11-24 インクジェット記録ヘッド Expired - Lifetime JP3235635B2 (ja)

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JP31410994A JP3235635B2 (ja) 1993-11-29 1994-11-24 インクジェット記録ヘッド
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