JP2870462B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JP2870462B2
JP2870462B2 JP33498695A JP33498695A JP2870462B2 JP 2870462 B2 JP2870462 B2 JP 2870462B2 JP 33498695 A JP33498695 A JP 33498695A JP 33498695 A JP33498695 A JP 33498695A JP 2870462 B2 JP2870462 B2 JP 2870462B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
プリンタにおける記録ヘッドに関し、詳しくは、圧電素
子によってインクを吐出させるインクジェット記録ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノンインパクト記録方式は、記録
時における騒音が極めて小さく、また、高速記録が可能
であるという点において関心を集めている。その中で
も、記録ヘッドから液体状のインク滴を飛ばすことによ
って記録紙に付着させ、文字、図形等の記録を行うイン
クジェット式記録方式は、高速記録を行えるとともに、
普通紙に特別の定着処理をしないで記録が行える極めて
有効な記録方式である。そのため、現在、このインクジ
ェット記録方式を用いた種々のインクジェット式プリン
タが提案され、商品化されている。
【0003】このインクジェット記録方式は、連続噴射
型、インパルス型(オンデマンド型)及び静電吸引型の
三つに大別することができる。その中でも、インパルス
型は、必要な時だけ圧電素子等の吐出エネルギー発生素
子を駆動してインク滴を吐出させるので無駄なインク消
費が少なく、しかも構造が非常に簡単であるので、その
普及が期待されている。
【0004】図7乃至図9はインパルス型のインクジェ
ット記録ヘッドの第一従来例を示し、図7及び図9は断
面図、図8は図7のVIII−VIII線縦断面図である。図7
は変形前、図9は変形時の状態をそれぞれ示している。
以下、これらの図面に基づき説明する。
【0005】本従来例のインクジェット記録ヘッドは、
複数の圧電素子50と、圧電素子50を離間して一方向
Aに配設した固定板52と、圧電素子50に対応して設
けられるとともにインクIを収容する圧力室54と、圧
電素子50で発生する振動を圧力室54へ伝達する振動
板56と、圧力室54に対応した複数のノズル孔58を
有するとともに圧力室54へ伝達された振動に応じてノ
ズル孔58のそれぞれからインク滴Idを吐出するノズ
ル板60とを備えている。圧力室54は、振動板56、
ノズル板60及び流路形成部材62によって形成されて
いる。流路形成部材62は、例えばドライフィルムであ
る。また、図示しないが、一方向Aの少なくとも両端の
圧電素子50は、振動板56との固定のみを目的とした
もので駆動されない。
【0006】圧電素子50に電圧が印加されると、圧電
素子50の先端面が振動板56の厚さ方向に変位する。
この変位は、振動板56を介して圧力室54内の体積を
変化させる。すると、圧力室54内の圧力が高まること
により、圧力室54に対応するノズル孔58からインク
滴Idが吐出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本来、圧電素子50の
変位は、その圧電素子50に対応する圧力室54にのみ
伝達することが望まれる。しかしながら、従来のインク
ジェット記録ヘッドの構造では、振動板56の変形を通
じて、ある圧電素子50の変位が隣接する圧力室54へ
も伝達してしまうという問題があった。また、圧力室5
4の変形がノズル板60の変形を引き起こしてしまうと
いう問題もあった。すなわち、振動板56やノズル板6
0の全体に変形が生じ、インク吐出速度の低下やクロス
トークといった印字品位や駆動効率の低下につながる問
題が発生していた。この問題は、高密度化するほど剛性
が低下するので顕著となり、近年の高密度記録化の大き
な妨げとなっていた。そこで、かかる問題を解決するも
のとして、次の第二従来例及び第三従来例が提案されて
いる(例えば、特公平7−57545号公報等)。
【0008】図10及び図11はインクジェット記録ヘ
ッドの第二従来例を示し、図10は断面図、図11は図
10のXI−XI線縦断面図である。以下、これらの図面に
基づき説明する。ただし、図7及び図8と同一部分は同
一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0009】剛性部材70は、圧電素子50を固定する
中央部72と、一方向Aと直交する他方向Bに配設され
た両端部74,76とから構成されている。両端部7
4,76は、圧電素子50によって振動しない部分の、
振動板56に固定されている。剛性部材70によって振
動板56を強く固定することにより、振動板56等の変
形を防いでいる。しかしながら、本従来例の構造では、
部品点数の増加及び大型化を招くという新たな問題が生
じていた。
【0010】図12及び図13はインクジェット記録ヘ
ッドの第三従来例を示し、図12は断面図、図13は図
12のXIII−XIII線縦断面図である。以下、これらの図
面に基づき説明する。ただし、図7及び図8と同一部分
は同一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0011】固定板80は、圧電素子50と不動圧電素
子82とを、交互に離間して一方向Aに配設している。
不動圧電素子82は、流路形成部材62上の振動板56
に固定されている。不動圧電素子82によって振動板5
6を強く固定することにより、振動板56等の変形を防
いでいる。しかしながら、本従来例の構造では、圧電素
子50等を通常の二倍の密度で形成する必要があるの
で、製造の困難化を招くという新たな問題が生じてい
た。
【0012】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、部品点数を増
加することなく、又は、製造を困難にすることなく、ク
ロストーク等の諸問題を解決したインクジェット記録ヘ
ッドを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインクジ
ェット記録ヘッドは、複数の圧電素子と、これらの圧電
素子を離間して一方向に配設した固定板と、前記圧電素
子に対応して設けられるとともにインクを収容する圧力
室と、前記圧電素子で発生する振動を前記圧力室へ伝達
する振動板と、前記圧力室に対応した複数のノズル孔を
有するとともに当該圧力室へ伝達された振動に応じて当
該ノズル孔のそれぞれからインク滴を吐出するノズル板
とを備えている。前記圧電素子は、前記一方向と直交す
る他方向の一端に設けられるとともに電圧によって変形
しない第一の不活性部と、前記他方向の他端に配設され
るとともに電圧によって変形しない第二の不活性部と、
これらの第一及び第二の不活性部の間に設けられるとと
もに電圧によって変形する活性部とを有している。前記
振動板は、前記他方向の一端に設けられるとともに前記
圧電素子によって振動しない第一の固定部と、前記他方
向の他端に設けられるとともに前記圧電素子によって振
動しない第二の固定部と、これらの第一及び第二の固定
部の間に設けられるとともに前記圧電素子によって振動
する振動部とを有している。前記第一の不活性部は前記
第一の固定部に固定され、前記第二の不活性部は前記第
二の固定部に固定されている。前記活性部は、前記不活
性部と前記固定部との接する面から、前記振動板側へ突
き出るように凸状に形成されている。前記振動部は、前
記不活性部と前記固定部との接する面から、前記圧力室
側へ窪むように凹状に形成されている。
【0014】圧電素子に対応して圧力室が設けられ、圧
力室に対応してノズル孔が設けられている。圧電素子に
電圧を印加すると、圧電素子の活性部に変位が生じる。
この変位は、振動板を介して圧電素子に対応した圧力室
に伝達される。すると、その圧力室に対応したノズル孔
からインク滴が吐出される。また、圧電素子の他方向の
両端の不活性部は、振動板の他方向の両端の固定部にそ
れぞれ固定されている。したがって、圧電素子の振動に
伴い振動板及びノズル板を変形させようとする力が発生
しても、その力は不活性部を介して固定板で抑えられ
る。
【0015】請求項2記載のインクジェット記録ヘッド
は、複数の圧電素子と、これらの圧電素子を離間して一
方向に配設した固定板と、前記圧電素子に対応して設け
られるとともにインクを収容する圧力室と、前記圧電素
子で発生する振動を前記圧力室へ伝達する振動板と、前
記圧力室に対応した複数のノズル孔を有するとともに当
該圧力室へ伝達された振動に応じて当該ノズル孔のそれ
ぞれからインク滴を吐出するノズル板と、前記一方向に
伸びる第一及び第二の外枠部材と、前記一方向と直交す
る他方向に伸びる多数本の内枠部材とから全体として梯
子状を呈する補強板とを備えている。前記振動板は、前
記他方向の一端に設けられるとともに前記圧電素子によ
って振動しない第一の固定部と、前記他方向の他端に設
けられるとともに前記圧電素子によって振動しない第二
の固定部と、これらの第一及び第二の固定部の間に設け
られるとともに前記圧電素子によって振動する振動部と
を有している。前記第一の外枠部材は前記第一の固定部
に固定され、前記第二の外枠部材は前記第二の固定部に
固定されている。前記内枠部材は、隣り合う前記圧電素
子の間の前記振動板に固定されている。
【0016】圧電素子に対応して圧力室が設けられ、圧
力室に対応してノズル孔が設けられている。圧電素子に
電圧を印加すると、圧電素子の活性部に変位が生じる。
この変位は、振動板を介して圧電素子に対応した圧力室
に伝達される。すると、その圧力室に対応したノズル孔
からインク滴が吐出される。また、補強板は、振動板の
圧電素子間の部分に固定されるとともに、振動板の固定
に固定されている。したがって、圧電素子の振動に伴
い振動板及びノズル板を変形させようとする力が発生し
ても、その力は補強板で抑えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2はインクジェット記
録ヘッドの第一実施形態を示し、図1は断面図、図2は
図1のII−II線縦断面図である。以下、これらの図面に
基づき説明する。ただし、図7及び図8と同一部分は同
一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0018】本実施形態のインクジェット記録ヘッド
は、複数の圧電素子10と、これらの圧電素子10を離
間して一方向Aに配設した固定板12と、圧電素子10
に対応して設けられるとともにインクIを収容する圧力
室54と、圧電素子10で発生する振動を圧力室54へ
伝達する振動板14と、圧力室54に対応した複数のノ
ズル孔58を有するとともに圧力室54へ伝達された振
動に応じてノズル孔58のそれぞれからインク滴Idを
吐出するノズル板60とを備えている。
【0019】圧電素子10は、一方向Aと直交する他方
向Bの両端に配設されるとともに電圧によって変形しな
い不活性部101,102と、不活性部101,102
の間に設けられるとともに電圧によって変形する活性部
103とを有している。活性部103の表面103a
は、不活性部101,102の表面101a,102a
から突き出るように凸状に加工されている。
【0020】また、圧電素子10は、例えばセラミック
等の圧電材料を共通電極104と個別電極105とで何
層にも挟持した構造となっており、個別電極105によ
って選択的に電圧を印加できるようになっている。共通
電極104と個別電極105の重なる部分が活性部10
3であり、重ならない部分が不活性部101,102で
ある。
【0021】振動板14は、他方向Bの両端に配設され
るとともに圧電素子10によって振動しない固定部14
1,142と、固定部141,142の間に設けられる
とともに圧電素子10によって振動する振動部143と
を有している。振動部143の表面143aは、固定部
141,142の表面141a,142aから窪むよう
に凹状に加工されている。したがって、固定部141,
142の厚さは、振動部143の厚さに関係なく、十分
に確保できる。表面101a,102aはそれぞれ表面
141a,142aに接合されることにより、不活性部
101,102がそれぞれ固定部141,142に固定
されている。固定部141,142の厚さは十分に確保
できるので、不活性部101,102は固定部141,
142に強く固定される。
【0022】圧電素子10に対応して圧力室54が設け
られ、圧力室54に対応してノズル孔58が設けられて
いる。圧電素子10に電圧を印加すると、圧電素子10
の活性部103に変位が生じる。この変位は、振動板1
4を介して圧電素子10に対応した圧力室54に伝達さ
れる。すると、その圧力室54に対応したノズル孔58
からインク滴Idが吐出される。また、圧電素子10の
他方向Bの両端の不活性部101,102は、固定部1
41,142に固定されている。したがって、圧電素子
10の振動に伴い振動板14及びノズル板60を変形さ
せようとする力が発生しても、その力は不活性部10
1,102を介して固定板12で抑えられる。したがっ
て、部品点数を増加することなく、クロストーク等の諸
問題を解決できる。
【0023】図3及び図4は本発明に係るインクジェッ
ト記録ヘッドに関連する参考例を示し、図3は断面図、
図4は図3のIV−IV線縦断面図である。以下、これらの
図面に基づき説明する。ただし、図1及び図2と同一部
分は同一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0024】圧電素子20は、他方向Bの両端に配設さ
れるとともに電圧によって変形しない不活性部201,
202と、不活性部201,202の間に設けられると
ともに電圧によって変形する活性部203とを有してい
る。不活性部201,202の表面201a,202a
及び活性部203の表面203aは、面一に形成されて
いる。共通電極204と個別電極205の重なる部分が
活性部203であり、重ならない部分が不活性部20
1,202である。
【0025】振動板22は、他方向Bの両端に配設され
るとともに圧電素子20によって振動しない固定部22
1,222と、固定部221,222の間に設けられる
とともに圧電素子20によって振動する振動部223と
を有している。固定部221,222の表面221a,
222a及び振動部223の表面223aは、面一に形
成されている。
【0026】表面201a,202a,203aは、表
面221a,222a,223aに接合されている。こ
れにより、不活性部201,202は、それぞれ固定部
221,222に固定されている。本実施形態では、振
動板22及び圧電素子20の厚み方向の精度を気にする
ことなく、振動板22と圧電素子20とを接合できるた
め、加工及び組立てがより容易になる。
【0027】図5及び図6はインクジェット記録ヘッド
第二実施形態を示し、図5は断面図、図6は図5のVI
−VI線縦断面図である。以下、これらの図面に基づき説
明する。ただし、図3及び図4と同一部分は同一符号を
付すことにより重複説明を省略する。
【0028】本実施形態では、補強板30が設けられて
いる。補強板30は、全体として梯子状を呈しており、
一方向Aに伸びる二本の外枠部材301、302と、他
方向Bに伸びる多数本の内枠部材303とを有してい
る。外枠部材301、302は、それぞれ固定部22
1,222に固定されている。内枠部材303は、振動
板22の圧電素子20間の部分224に固定されてい
る。このように、補強板30は、圧電素子20の周りを
囲むように振動板22に固定されている。
【0029】圧電素子20の駆動時には、不活性部20
1,202及び固定部221,22を支点とし、活性部
203及び振動部223を力点としたモーメントが発生
する。このモーメントにより、圧力室54の流路形成部
材62を介してノズル板60の変形等が生ずるので、隣
接するノズル孔58へ影響が及ぶ。補強板30は、この
ようなモーメントのかかる部分を補強したものであり、
圧電素子20の駆動による圧力室54の変形等を抑えて
いる。また、圧電素子20は通常の密度であり、補強板
30の内枠部材303の密度も圧電素子20と同じであ
る。したがって、圧電素子20及び補強板30の製造は
容易である。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
ドによれば、圧電素子の両端の不活性部を、振動板の両
端の固定部に固定することにより、圧電素子の振動に伴
い振動板及びノズル板を変形させようとする力が発生し
ても、その力を不活性部を介して固定板で抑えることが
できる。したがって、部品点数を増加することなく、ク
ロストーク等の諸問題を解決できる。
【0031】請求項2記載のインクジェット記録ヘッド
によれば、振動板の圧電素子間の部分に固定されるとと
もに振動板の固定部に固定された補強板を設けたことに
より、圧電素子の振動に伴い振動板及びノズル板を変形
させようとする力が発生しても、その力を補強板で抑え
ることができる。しかも、圧電素子は通常の密度であ
り、補強板の構造も圧電素子と同じ密度であるので、製
造は容易である。したがって、製造を困難にすることな
く、クロストーク等の諸問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線縦断面図である。
【図3】本発明の参考例を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線縦断面図である。
【図5】本発明の第二実施形態を示す断面図である。
【図6】図5のVI−VI線縦断面図である。
【図7】第一従来例を示す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線縦断面図である。
【図9】第一従来例を示す断面図である。
【図10】第二従来例を示す断面図である。
【図11】図10のXI−XI線縦断面図である。
【図12】第三従来例を示す断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線縦断面図である。
【符号の説明】
10,20 圧電素子 101,102,201,202 不活性部 103,203 活性部 12 固定板 14,22 振動板 141,142,221,222 固定部 143,223 振動部 30 補強板 54 圧力室 58 ノズル孔 60 ノズル板 A 一方向 B 他方向 I インク Id インク滴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電素子と、これらの圧電素子を
    離間して一方向に配設した固定板と、前記圧電素子に対
    応して設けられるとともにインクを収容する圧力室と、
    前記圧電素子で発生する振動を前記圧力室へ伝達する振
    動板と、前記圧力室に対応した複数のノズル孔を有する
    とともに当該圧力室へ伝達された振動に応じて当該ノズ
    ル孔のそれぞれからインク滴を吐出するノズル板とを備
    えたインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記圧電素子は、前記一方向と直交する他方向の一端に
    設けられるとともに電圧によって変形しない第一の不活
    性部と、前記他方向の他端に配設されるとともに電圧に
    よって変形しない第二の不活性部と、これらの第一及び
    第二の不活性部の間に設けられるとともに電圧によって
    変形する活性部とを有し、前記振動板は、前記他方向の一端に設けられるとともに
    前記圧電素子によって振動しない第一の固定部と、前記
    他方向の他端に設けられるとともに前記圧電素子によっ
    て振動しない第二の固定部と、これらの第一及び第二の
    固定部の間に設けられるとともに前記圧電素子によって
    振動する振動部とを有し、 前記第一の不活性部は前記第一の固定部に固定され、前
    記第二の不活性部は前記第二の固定部に固定され、 前記活性部は、前記不活性部と前記固定部との接する面
    から前記振動板側へ突き出るように凸状に形成され、 前記振動部は、前記不活性部と前記固定部との接する面
    から前記圧力室側へ窪むように凹状に形成されている、 ことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 複数の圧電素子と、これらの圧電素子を
    離間して一方向に配設した固定板と、前記圧電素子に対
    応して設けられるとともにインクを収容する圧力室と、
    前記圧電素子で発生する振動を前記圧力室へ伝達する振
    動板と、前記圧力室に対応した複数のノズル孔を有する
    とともに当該圧力室へ伝達された振動に応じて当該ノズ
    ル孔のそれぞれからインク滴を吐出するノズル板とを備
    えたインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記一方向に伸びる第一及び第二の外枠部材と、前記一
    方向と直交する他方向に伸びる多数本の内枠部材とから
    全体として梯子状を呈する補強板を更に備え、 前記振動板は、前記他方向の一端に設けられるとともに
    前記圧電素子によって振動しない第一の固定部と、前記
    他方向の他端に設けられるとともに前記圧電素子によっ
    て振動しない第二の固定部と、これらの第一及び第二の
    固定部の間に設けられるとともに前記圧電素子によって
    振動する振動部とを有し、 前記第一の外枠部材は前記第一の固定部に固定され、前
    記第二の外枠部材は前記第二の固定部に固定され、 前記内枠部材は、隣り合う前記圧電素子の間の前記振動
    板に固定されている、 ことを特徴とする インクジェット記録ヘッド。
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