JPH0719550Y2 - 中空糸型モジュール - Google Patents

中空糸型モジュール

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JPH0719550Y2
JPH0719550Y2 JP6870590U JP6870590U JPH0719550Y2 JP H0719550 Y2 JPH0719550 Y2 JP H0719550Y2 JP 6870590 U JP6870590 U JP 6870590U JP 6870590 U JP6870590 U JP 6870590U JP H0719550 Y2 JPH0719550 Y2 JP H0719550Y2
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JP
Japan
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hollow fiber
sheath
shaped
cap
module case
Prior art date
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Application number
JP6870590U
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English (en)
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JPH0426020U (ja
Inventor
操 安井
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、半導体製造用、火力、原子力発電所等にお
ける、超純水製造、復水及び廃水の処理に使用する中空
糸型モジュールに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の中空糸束の一端のみが開口してなる中空糸型モジ
ュールとしては、中空糸束20をネット状補強物21で包み
その他端21aを樹脂組成物22により封止したり[第6図
(a)参照]、中空糸束20をU字型に折り曲げて封止の
必要がないように処理した[第6図(b)参照]ものが
提案されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、これらの方法は、中空糸束20の一端が固定され
ていないため、中空糸束20が移動し易くまた糸切れなど
の原因になることがある。さらにネット状補強物21との
こすれによる傷の発生や糸切れの原因になることもあ
る。
また、U字型に曲げる場合は中空糸の折れ曲がりが生じ
やすく、それを防止するためには大きく径をとる必要が
ある。このためモジュールケースの一端の内径を大きく
する必要があり結果的に部分的に太いモジュールケース
となる。
(ニ)課題を解決するための手段および作用 この考案は、モジュールケース内に充填されている中空
糸束の一端が、リング状またはキャップ状シースの内側
に樹脂組成物で接着固定されていると同時に封止され、
しかも該シースから延出された支持柱を介してモジュー
ルケースの供給液の入口側内面に固定され、該シースの
全周または一部がモジュールケースとの間に供給液流路
となる隙間を有しており、他端は開口するように樹脂組
成物で接着されていると同時にモジュールケース内面に
透過液出口と液密に固定されてなることを特徴とする中
空糸型モジュールである。
すなわち、この考案は、モジュールケースの一端部にリ
ング状またはキャップ状シース(Sheath)を固定し、そ
のシースの内側に中空糸束の一端を接着固定するととも
に、その一端部を封止し、それによって中空糸束の一端
を上記シースに固定するようにし、従来中空糸膜とのこ
すれにより該膜に傷を発生させていたネット状補強物を
不要にできるとともに、モジュールケースの一端部の内
径を、中空糸を折り曲げる必要もなくるから大きくする
必要もなくなる。また、上記シースと内側の中空糸部と
を連通する連通口、すなわち、通水流路である供給液流
路を可能な限り大きくできて中空糸膜に対して原水の供
給方向と平行に近い通水方向で供給できる。
この考案において、ケースの一端部にリング状またはキ
ャップ状シースを固定するには、第2図に示すように、
支持柱10aを上記シース10から延設して設けることによ
り行われる。
このため、第4図に示すように、シース内側の中空糸部
2とは連通口11によって供給液流Kの流路Fが形成され
る。そして、上記シース10は形状が縦断面山形状のもの
[第3図(a)参照]が好ましく、しかもその山形状表
面に放射状渦巻型の筋10b[第3図(b)参照]あるい
は溝を有するものが好ましい。また、放射状渦巻型の筋
の他に放射状直線の筋または溝を有するシースを用いて
も良い。
この考案において、中空糸束の一端を上記シースの内側
に樹脂組成物で接着及び封止するには、例えば、第5図
に示すように、上記シース10に、予め穴10cをあけてお
いて、該穴に中空糸束2を固着後、支持柱10aを差し込
むようにすれば良い。
(ホ)実施例 次に図面により、この考案を説明する。
第1図は中空糸2をケース1に組み込んだこの考案の一
実施例を示す。
第1図において、ケース端部にリンク状またはキャップ
状シース10が支持柱を介して固定されていて、中空糸端
部はその一端がリング状またはキャップ状シース10の内
側に接着固定され、かつ同時に端部が封止されている。
このリング状またはキャップ状シース10にはケース1の
一端部に連なる支持柱10aが延出されているため、内側
の中空糸部と連通する連通口11が開口している。原水は
キャップ3のノズル6からポンプ等で送液され、ケース
端部とリング状またはキャップ状シース周囲の隙間を通
り、連通口11より中空糸膜2へ供給される。供給された
原水は濾過されながらケースのもう一方ヘ移動しキャッ
プ7の透過水ノズルから取り出される。一方、濃縮され
た原水は濃縮水ノズル5より濃縮水として系外へ排出さ
れる。
このように本実施例では、中空糸の一端がリング状また
はキャップ状シースに埋め込まれ支持柱によりケースに
固定されているため、流路内に中空膜がこすれ傷を起こ
しやすいネット状構造物も不要である。また、連通口を
可能な限り大きくすることにより中空糸膜に対して原水
の供給方向と平行に近い通水方向で供給できるため、中
空糸膜の揺れ、水流抵抗による切損を防止することがで
きる。
(ヘ)考案の効果 以上のようにこの考案によれば、モジュールケースの一
端部にリング状またはキャップ状シース(sheath)を固
定し、そのシートの内側に中空糸束の一端を接着固定す
るとともに、その一端部を封止し、それによって中空糸
束の一端を上記シースに固定するようにし、従来中空糸
膜とのこすれにより階膜に傷を発生させていたネット状
補強物を不要にできるとともに、モジュールケースの一
端部の内側を、中空糸を折り曲げる必要もなくなるから
大きくする必要もなくなる。また、上記シースと内径の
中空糸部とを連通する連通口、すなわち、通水流路であ
る供給液流路を可能な限り大きくできて中空糸膜に対し
て原水の供給方向と平行に近い通水方向で供給できる。
その結果、中空糸膜の揺れ、水流抵抗による切損を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す構成説明図、第
2図(a)(b)はそれぞれ上記実施例における要部斜
視図および要部構成説明図、第3図(a)(b)はそれ
ぞれこの考案の第2の実施例における要部構成説明図お
よび平面図、第4図はこの考案の原理を示す要部構成説
明図、第5図(a)(b)はそれぞれこの考案の第1の
実施例におけるシースの取付状態を示す要部構成説明図
および要部斜視図、第6図(a)および(b)はそれぞ
れ従来例を示す要部構成説明図である。 1……モジュールケース、2……中空糸膜、3……原水
キャップ、4……透過水キャップ、5……濃縮水ノズ
ル、6……原水ノズル、7……透過水ノズル、8……接
着剤部、9……中空糸膜封止部、10……キャップ状シー
ス、11……連通口。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュールケース内に充填されている中空
    糸束の一端が、リング状またはキャップ状シースの内側
    に樹脂組成物で接着固定されていると同時に封止され、
    しかも該シースから延出された支持柱を介してモジュー
    ルケースの供給液の入口側内面に固定され、該シースの
    全周または一部がモジュールケースとの間の供給液流路
    となる隙間を有しており、他端は開口するように樹脂組
    成物で接着されていると同時にモジュールケース内面に
    透過液出口と液密に固定されてなることを特徴とする中
    空糸型モジュール。
  2. 【請求項2】キャップ状シースの縦断面が山形状である
    請求項1記載の中空糸型モジュール。
  3. 【請求項3】キャップ状シースの山形状表面に、放射状
    直線または放射状渦巻形の筋あるいは溝を有してなる請
    求項2記載の中空糸型モジュール。
JP6870590U 1990-06-27 1990-06-27 中空糸型モジュール Expired - Lifetime JPH0719550Y2 (ja)

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JPH0426020U JPH0426020U (ja) 1992-03-02
JPH0719550Y2 true JPH0719550Y2 (ja) 1995-05-10

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WO2019216147A1 (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 外圧式中空糸膜モジュール
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