JPH0125613Y2 - - Google Patents

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JPH0125613Y2
JPH0125613Y2 JP1981184698U JP18469881U JPH0125613Y2 JP H0125613 Y2 JPH0125613 Y2 JP H0125613Y2 JP 1981184698 U JP1981184698 U JP 1981184698U JP 18469881 U JP18469881 U JP 18469881U JP H0125613 Y2 JPH0125613 Y2 JP H0125613Y2
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JP
Japan
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hollow fiber
fluid
fiber membrane
separation device
housing
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JP1981184698U
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JPS58107104U (ja
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中空糸膜型流体分離装置に関する。
従来より筐体内の流体の入口部位に邪魔板を設
けた中空糸膜型流体分離装置はよく知られてい
る。しかしながら邪魔板のみを設けた流体分離装
置では流体が筐体内の中空糸膜束の内部まで充分
に流れず、そのために分離効率は不充分である。
また流体が被処理液である場合は被処理液の循環
効率が悪く、また被処理液中の固形分(ss分)が
中空糸膜に滞積し、4日程度に1回水洗の必要が
ある。また邪魔板を設け、かつ中空糸膜束を2以
上に分割配置した構造の流体分離装置も考えられ
るが、このような構造のものでは流体が筐体内の
中空糸膜束の内部まで充分に流れず、前述と同様
の不都合が生ずる。また邪魔板に孔を設け、中空
糸膜束を2以上に分割配置しない構造の流体分離
装置も考えられるが、このような構造のものでは
邪魔板の孔を通過した流体が中空糸膜に直接あた
り、中空糸膜が損傷されることになる。
本考案はこれらの欠点を改良したもので、少な
くとも一端が開口し、かつ該開口端部が支持され
ている多数の中空糸膜を備えた筐体と、開口端部
にヘツダー室を有し、筐体内の少なくとも流体の
入口部位に孔を有する邪魔板を設け、かつ該孔を
通して流体が通過する通路を介して多数の中空糸
膜が少なくとも2以上に分割配置されている流体
分離装置において、筐体内の供給流体入口部位の
反対側の筐体壁に接して、筐体の半径方向切断面
に対して40゜〜80゜の傾斜をもつた三角状の突起部
を有する部材を供給流体入口部に相対するように
設けることを特徴とする流体分離装置である。
本考案の流体分離装置は前述のような孔を有す
る邪魔板を有し、さらに中空糸膜が分割配置され
ているので、流体は筐体内の中空糸膜束の内部ま
で充分にかつ均一に流れ、分離効率は優れてい
る。さらに流体は直接中空糸膜にあたらないので
中空糸膜の損傷は極めて少ない。さらにまた流体
が被処理液である場合は、被処理液中のss分が中
空糸膜の外面に滞積する量が少ないので、長期間
水洗することなく、運転することができる。ま
た、本考案の流体分離装置には第5図に示される
ような傾斜のついた部材が設けられるが、この傾
斜のついた部材は流体の入口部位から導入された
流体をはね返し、筐体内に、すなわち中空糸膜束
の内部に流れやすくする機能を果し、分離効率を
さらに向上させる機能を有している。この傾斜角
度αは40〜80゜である。
次に図面により本考案を説明する。
第1図は本考案の流体分離装置の一実施例を示
す縦断面図であり、最も好適な態様を示すもので
ある。第2図は第1図の−′横断面図である。
中空糸膜7の開口端部8は支持部材(エポキシ樹
脂、不飽和エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂などのポツテイング材)19,20によ
り支持され、筐体12内に収納されている。中空
糸膜7を筐体12に固定する場合は第5図に示す
ような部材4の両側に中空糸膜7を第2図に示す
ように半円状に置き、これを筐体12に収納して
中空糸膜の開口端部8を遠心接着法によりポツテ
イング材19,20により筐体に接着固定され
る。この場合第5図に示すような内側に傾斜のつ
いた部材5(ポツテイング材と同じ材料より構成
されている。)を有する部材4を使用するのが効
果的である。
流体入口部位11の筐体内には邪魔板9が設け
られ、そこには流体の導入孔10が設けられてい
る。この邪魔板9は筐体に固定されているが、そ
の固定箇所は第1図に示すとおり邪魔板9の下部
が好ましい。3はヘツダー室であり、2はヘツダ
ー室3を形成するためのキヤツプであり、1はキ
ヤツプ2に設けられた流体の出口(または入口)
である。中空糸膜7の開口端部8の反対側の中空
糸膜の端部は閉口しており、中空糸膜の一本々々
は独立した、フリー状態となつている。13,1
7は流体の出口または入口であり、これらのうち
どちらかは本考案においてかならずしも必要とす
るものではない。16はキヤツプであり、キヤツ
プ2,16は筐体12のネジ部6,15により固
定される。14は流体の貯留部である。キヤツプ
2,16と筐体12はO−リング等によつてシー
ルし、固定することもできる。
流体は入口部位11より導入され、邪魔板9の
孔10を通過し、2分割された中空糸膜束7,1
8間の通路を流れ、それぞれの中空糸膜束の内部
に流れる。部材5に到達した流体は傾斜のついた
部材5によつてはね返され、中空糸膜束内に流れ
る。
第3図は本考案の流体分離装置の他の実施例を
示す横断面図(第1図の−′に相当)を示す
もので、中空糸膜束を4分割したものであり、2
1,22は中空糸膜のない箇所である。
第4図は本考案の流体分離装置の他の実施例を
示す横断面図(第1図の−′に相当)を示す
もので、中空糸膜束を4分割し、さらに邪魔板9
を流体の入口部位11のみならず筐体の周りに設
け、さらに4分割された中空糸膜束の通路(中空
糸膜束のない箇所)に邪魔板の孔10,23,2
4,25を設けたものである。
本考案において中空糸膜束を筐体に固定する方
法としては前述の接着法(とくに遠心接着法)の
ほかに、支持板に中空糸エレメントを固定し、こ
の支持板を筐体に固定具(ボルト、ナツト、その
他)により固定する方法もある。中空糸膜の開口
端部は第1図に示すとおり一端開口端部でもよい
し、また両端開口端部(両端部支持)としてもよ
い。邪魔板の孔10の大きさは流体の種類、流体
の速度によつて決められるが、入口部位11から
導入される流体がある程度以上通過しうる大きさ
とすることが必要である。
本考案において入口部位11から導入される流
体とは被処理液あるいは人工腎臓などにおける透
析液である。流体が被処理液の場合は入口部位1
1から導入される被処理液は中空糸膜の外側を通
り、透過液は開口端部8より出口1を経て取り出
される。一方非透過液は出口13または17より
取り出される。
本考案において用いる中空糸膜としては通常用
いられているもの、たとえばセルロース系、セル
ロースアセテート系、ポリビニルアルコール系
(エチレン−ビニルアルコール系共重合体などの
ビニルアルコール系共重合体系を含む)、ポリア
クリロニトリル系、ポリスルホン系、ポロプロプ
レン系などがあげられる。また膜の構造としては
使用する用途により異なるが、微細多孔構造、不
均一構造(緻密層を中空糸膜の内および/または
外表面に有し、膜内部はスポンジ等の多孔構造と
なつているもの)均質構造(透析膜のように全構
造が緻密な均質構造となつているもの)などがあ
げられる。
本考案の流体分離装置は上水、中水、下水ある
いは各種工業における工程液(たとえば、次亜塩
素酸ソーダ、過酸化水素を含む液)、用水、廃水、
あるいは医療分野における各種液、用水、廃水な
どに有効に使用され、また人工腎臓(透析型、透
析−過型)などにも有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の流体分離装置の一実施例を示
す縦断面図、第2図は第1図の−′横断面図、
第3図は本考案の流体分離装置の他の実施例を示
す横断面図、第4図は本考案の流体分離装置の他
の実施例を示す横断面図および第5図は本考案の
流体分離装置に用いる部材を示す図である。 1…流体の出口、2…キヤツプ、3…ヘツダー
室、4…部材、5…傾斜のついた部材、7…中空
糸膜束、8…中空糸膜の開口端部、9…邪魔板、
10…孔、11…流体の入口部位、12…筐体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一端が開口され、かつ該開口端部が
    支持されている多数の中空糸膜を備えた筐体と、
    該開口端部にヘツダー室を有し、筐体内の少なく
    とも流体の入口部位に孔を有する邪魔板を設け、
    かつ該孔を通して流体が通過する通路を介して多
    数の中空糸膜が少なくとも2以上に分割配置され
    ている流体分離装置において、筐体内の供給流体
    入口部位の反対側の筐体壁に接して筐体の半径方
    向切断面に対して40゜〜80゜の傾斜をもつた三角状
    の突起部を有する部材を供給流体入口部に相対す
    るように設けることを特徴とする流体分離装置。
JP18469881U 1981-12-10 1981-12-10 流体分離装置 Granted JPS58107104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18469881U JPS58107104U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 流体分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18469881U JPS58107104U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 流体分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58107104U JPS58107104U (ja) 1983-07-21
JPH0125613Y2 true JPH0125613Y2 (ja) 1989-08-01

Family

ID=30102592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18469881U Granted JPS58107104U (ja) 1981-12-10 1981-12-10 流体分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010018394A (ko) * 1999-08-19 2001-03-05 장재영 중공사 여과 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100605A (en) * 1980-01-16 1981-08-12 Kuraray Co Ltd Hollow yarn element

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56166042U (ja) * 1980-05-12 1981-12-09

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JPS56100605A (en) * 1980-01-16 1981-08-12 Kuraray Co Ltd Hollow yarn element

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JPS58107104U (ja) 1983-07-21

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