JPH046879Y2 - - Google Patents
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- JPH046879Y2 JPH046879Y2 JP1988074483U JP7448388U JPH046879Y2 JP H046879 Y2 JPH046879 Y2 JP H046879Y2 JP 1988074483 U JP1988074483 U JP 1988074483U JP 7448388 U JP7448388 U JP 7448388U JP H046879 Y2 JPH046879 Y2 JP H046879Y2
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は中空糸膜を用いた外圧全過型の浄水
器、とくに、中空糸膜の外壁に付着した付着物を
洗い流して中空糸膜の洗浄再生が可能な浄水器に
関するものである。
器、とくに、中空糸膜の外壁に付着した付着物を
洗い流して中空糸膜の洗浄再生が可能な浄水器に
関するものである。
(従来の技術と解決すべき課題)
家庭用水道水は鉄コロイド、クロール、細菌等
を含むためそのま飲料水として用いることは好ま
しくないし、またおいしくもない。
を含むためそのま飲料水として用いることは好ま
しくないし、またおいしくもない。
従来から、上水道水中から鉄コロイド、細菌等
を除去するために膜を用いた浄水器が提案されて
いる(特開昭54−81663号など)。しかし従来の浄
水器は、いずれもかなり大がかりなものである
し、さらに膜の外壁に付着した付着物を洗浄除去
することが簡単に行えず、膜の外側に付着物がた
まると膜を取り替えざるを得ないという問題があ
つた。また、実願昭53−149785号(実開昭55−
68594号)には逆浸透中空糸膜を用いた簡易造水
装置が記載されている。しかしこの装置は外圧循
環式であり、しかも浸透圧を上まわる加圧(例え
ば数10気圧以上)が必要となるため別に加圧ポン
プを設けなければならず、装置が大型化し、かつ
高価であるという問題がある。
を除去するために膜を用いた浄水器が提案されて
いる(特開昭54−81663号など)。しかし従来の浄
水器は、いずれもかなり大がかりなものである
し、さらに膜の外壁に付着した付着物を洗浄除去
することが簡単に行えず、膜の外側に付着物がた
まると膜を取り替えざるを得ないという問題があ
つた。また、実願昭53−149785号(実開昭55−
68594号)には逆浸透中空糸膜を用いた簡易造水
装置が記載されている。しかしこの装置は外圧循
環式であり、しかも浸透圧を上まわる加圧(例え
ば数10気圧以上)が必要となるため別に加圧ポン
プを設けなければならず、装置が大型化し、かつ
高価であるという問題がある。
したがつて本考案の目的は、中空糸膜を用いた
外圧全過型の浄水器であつて、中空糸膜の外側
に付着した付着物を洗浄除去して、中空糸膜を再
生することができる浄水器を提供することにあ
る。
外圧全過型の浄水器であつて、中空糸膜の外側
に付着した付着物を洗浄除去して、中空糸膜を再
生することができる浄水器を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本考案は、一端が封止された、細菌を
透過させない多数の多孔質中空糸膜を、原水導入
口を有する筐体内に収容し、該多数の多孔質中空
糸膜を、その端部が開口するように接着剤で筐体
の上部開口部に液密に集束固定した外圧全過型
の浄水器であつて、該筐体の上部開口端に液取
出用パイプを有するキヤツプ体を取着し、かつ該
筐体の下部に原水排出口を設けるとともに、該原
水排出口に中空糸膜の洗浄時に開放される開閉弁
を設けたことを特徴とする浄水器である。
透過させない多数の多孔質中空糸膜を、原水導入
口を有する筐体内に収容し、該多数の多孔質中空
糸膜を、その端部が開口するように接着剤で筐体
の上部開口部に液密に集束固定した外圧全過型
の浄水器であつて、該筐体の上部開口端に液取
出用パイプを有するキヤツプ体を取着し、かつ該
筐体の下部に原水排出口を設けるとともに、該原
水排出口に中空糸膜の洗浄時に開放される開閉弁
を設けたことを特徴とする浄水器である。
(作用)
本考案によれば細菌を透過させない多孔質中空
糸膜を用いることにより、加圧ポンプが不要で、
直接水道水の蛇口にパイプを介して接続される小
型で、かつ高過能を有する外圧全過型の浄水
器が得られる。また筐体の下部に開閉弁を有する
原水排出口を設けることにより、中空糸膜の外壁
に付着した付着物を洗浄除去して、中空糸膜を再
生したい時には開閉弁を開放して、筐体内の原水
を排出し、次いで、中空糸膜の外側に原水を流す
と中空糸膜外壁の付着物を完全に、しかも簡単に
除去することができる。
糸膜を用いることにより、加圧ポンプが不要で、
直接水道水の蛇口にパイプを介して接続される小
型で、かつ高過能を有する外圧全過型の浄水
器が得られる。また筐体の下部に開閉弁を有する
原水排出口を設けることにより、中空糸膜の外壁
に付着した付着物を洗浄除去して、中空糸膜を再
生したい時には開閉弁を開放して、筐体内の原水
を排出し、次いで、中空糸膜の外側に原水を流す
と中空糸膜外壁の付着物を完全に、しかも簡単に
除去することができる。
(実施例)
次に本考案の浄水器の一実施例を図面にて説明
する。第1図に示すように本考案の浄水器は中空
糸エレメント14と、該中空糸エレメントを収容
した筐体8及び液の取出用パイプ7を設けたキ
ヤツプ体13で構成されている。
する。第1図に示すように本考案の浄水器は中空
糸エレメント14と、該中空糸エレメントを収容
した筐体8及び液の取出用パイプ7を設けたキ
ヤツプ体13で構成されている。
中空糸エレメント14は、多数の中空糸膜の一
端が集束されて筐体内に収容され、端部9が開口
するようにエポキシ樹脂などの接着剤からなる樹
脂隔壁2で筐体の上部に固定されている。上記中
空糸膜の端部はループを形成したり、あるいは中
空糸膜の開口端に接着剤を充填して閉塞されてい
る。また、一端が封止された多数の中空糸膜を筒
状体の内部に収納し、他端を集束して、該筒状体
の上部に接着剤で固定した中空糸エレメントを該
筐体に収容して、筐体の上部と筒状体の上部を液
密に螺嵌してもよい。
端が集束されて筐体内に収容され、端部9が開口
するようにエポキシ樹脂などの接着剤からなる樹
脂隔壁2で筐体の上部に固定されている。上記中
空糸膜の端部はループを形成したり、あるいは中
空糸膜の開口端に接着剤を充填して閉塞されてい
る。また、一端が封止された多数の中空糸膜を筒
状体の内部に収納し、他端を集束して、該筒状体
の上部に接着剤で固定した中空糸エレメントを該
筐体に収容して、筐体の上部と筒状体の上部を液
密に螺嵌してもよい。
中空糸エレメントを形成する多孔質中空糸膜は
透水性が10/hr・atm m2以上で、かつ水道水
中の細菌、鉄コロイドなどが除去できる膜であ
り、通常、例えば特開昭51−93786号などに記載
されている多数の微細孔を有する中空糸膜などが
用いられる。かかる中空糸膜としては上記性能を
有する多孔質膜であればいかなる素材でもよい。
中でもポリビニルアルコール、ポリアクリロニト
リル、セルローズ、セルローズエステル、ポリス
ルホンなどの素材が好ましく用いられる。
透水性が10/hr・atm m2以上で、かつ水道水
中の細菌、鉄コロイドなどが除去できる膜であ
り、通常、例えば特開昭51−93786号などに記載
されている多数の微細孔を有する中空糸膜などが
用いられる。かかる中空糸膜としては上記性能を
有する多孔質膜であればいかなる素材でもよい。
中でもポリビニルアルコール、ポリアクリロニト
リル、セルローズ、セルローズエステル、ポリス
ルホンなどの素材が好ましく用いられる。
中空糸エレメント14を収容する筐体8には通
常底を有する円筒体が好ましく用いられる。この
筐体の側壁には原水の導入口4が設けられ、筐体
の下部(第1図では底壁)には原水の排出口5が
設けられている。上記原水の導入口4を筐体の底
壁に設け、かつ該導入口に分岐を設けて、該分岐
に原水の排出口5を取り付けてもよい。また上記
排出口5には中空糸膜の外側の付着物を筐体内に
貯留する原水とともに排出するための開閉弁6が
取着されている。かかる開閉弁6はボール弁など
が好ましく用いられる。
常底を有する円筒体が好ましく用いられる。この
筐体の側壁には原水の導入口4が設けられ、筐体
の下部(第1図では底壁)には原水の排出口5が
設けられている。上記原水の導入口4を筐体の底
壁に設け、かつ該導入口に分岐を設けて、該分岐
に原水の排出口5を取り付けてもよい。また上記
排出口5には中空糸膜の外側の付着物を筐体内に
貯留する原水とともに排出するための開閉弁6が
取着されている。かかる開閉弁6はボール弁など
が好ましく用いられる。
上記筐体の上部開口には中空糸膜を透過した
液の取出用パイプ7を有するキヤツプ体13が液
密に取着されて、該キヤツプ体13と中空糸膜を
集束固定した樹脂隔壁2との間に清澄液のヘツダ
ー室3が形成されている。上記キヤツプ体はたと
えば筐体8の外側に設けられたネジ切り部10に
螺着される。
液の取出用パイプ7を有するキヤツプ体13が液
密に取着されて、該キヤツプ体13と中空糸膜を
集束固定した樹脂隔壁2との間に清澄液のヘツダ
ー室3が形成されている。上記キヤツプ体はたと
えば筐体8の外側に設けられたネジ切り部10に
螺着される。
排出口5の開閉弁6を閉止し、原水を導入口4
より筐体内に導入すると原水は中空糸膜1の外側
から内側に全量過され、細菌、鉄コロイドなど
が除去された清澄水が取り出し口7から取り出さ
れる。
より筐体内に導入すると原水は中空糸膜1の外側
から内側に全量過され、細菌、鉄コロイドなど
が除去された清澄水が取り出し口7から取り出さ
れる。
この浄水器を長時間使用後、中空糸膜の外側表
面に付着した細菌、鉄コロイドなどの付着物を洗
浄除去したいときは、浄水器に原水を供給しつつ
排出口5に設けられた開閉弁6を開放すると原水
が中空糸膜の外側を中空糸膜を揺動させながら流
れ、排出口5から連続的に排出することによつて
膜表面の付着物が除去され充分な洗浄が行なわれ
る。この排出口5から流れる原水はこれが水道水
である場合はそのまま食器などの洗浄水として使
用することもできる。
面に付着した細菌、鉄コロイドなどの付着物を洗
浄除去したいときは、浄水器に原水を供給しつつ
排出口5に設けられた開閉弁6を開放すると原水
が中空糸膜の外側を中空糸膜を揺動させながら流
れ、排出口5から連続的に排出することによつて
膜表面の付着物が除去され充分な洗浄が行なわれ
る。この排出口5から流れる原水はこれが水道水
である場合はそのまま食器などの洗浄水として使
用することもできる。
中空糸膜を洗浄後は開閉弁を閉止する。
第2図は本考案の浄水器の他の実施態様を示す
ものであり、キヤツプ体13に開閉弁11を有す
る薬洗または逆洗液の導入口11を設けたもので
ある。
ものであり、キヤツプ体13に開閉弁11を有す
る薬洗または逆洗液の導入口11を設けたもので
ある。
この導入口11より薬洗または逆洗液を導入す
ることにより中空糸の内側から外側へ向かつて薬
洗または逆洗液を透過させて中空糸表面の付着物
を除去することができる。また薬洗液により浄水
器内を洗浄することができる。
ることにより中空糸の内側から外側へ向かつて薬
洗または逆洗液を透過させて中空糸表面の付着物
を除去することができる。また薬洗液により浄水
器内を洗浄することができる。
(考案の効果)
以上のように本考案の浄水器は小型で高過性
を有し、かつ原水の排出口を設けているため家庭
用の水道水の蛇口にパイプを介して簡単に取り付
けることができ、しかも開閉弁を開放すると中空
糸膜表面の付着物の除去洗浄ができるなどの効果
を有している。
を有し、かつ原水の排出口を設けているため家庭
用の水道水の蛇口にパイプを介して簡単に取り付
けることができ、しかも開閉弁を開放すると中空
糸膜表面の付着物の除去洗浄ができるなどの効果
を有している。
第1図及び第2図は本考案の浄水器の縦断面図
である。 1……中空糸膜、2……隔壁、3……ヘツダー
室、4……原水の導入口、5……原水の排出口、
6……開閉弁、7……清澄水の取出用パイプ、8
……筐体、9……中空糸膜の開口端部、10……
ネジ切り部、11……薬洗または逆洗液の導入
口、12……開閉弁、13……キヤツプ体、14
……中空糸エレメント。
である。 1……中空糸膜、2……隔壁、3……ヘツダー
室、4……原水の導入口、5……原水の排出口、
6……開閉弁、7……清澄水の取出用パイプ、8
……筐体、9……中空糸膜の開口端部、10……
ネジ切り部、11……薬洗または逆洗液の導入
口、12……開閉弁、13……キヤツプ体、14
……中空糸エレメント。
Claims (1)
- 一端が封止された、細菌を透過させない多数の
多孔質中空糸膜を、原水導入口を有する筐体内に
収容し、該多数の多孔質中空糸膜を、その端部が
開口するように接着剤で筐体の上端開口部に液密
に集束固定した外圧全過型の浄水器であつて、
該筐体の上部開口端に液取出用パイプを有する
キヤツプ体を取着し、かつ、該筐体の下部に原水
排出口を設けるとともに、該原水排出口に中空糸
膜の洗浄時に開放される開閉弁を設けたことを特
徴とする浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074483U JPH046879Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074483U JPH046879Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0188794U JPH0188794U (ja) | 1989-06-12 |
JPH046879Y2 true JPH046879Y2 (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=31299593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988074483U Expired JPH046879Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046879Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011172797A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Keisuke Matsuzaki | 腹水処理システムおよびその洗浄方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5190984A (en) * | 1975-02-04 | 1976-08-10 | Gyakushintokinoyona makubunrikyojidofuratsushingushisutemu | |
JPS5414071A (en) * | 1977-07-05 | 1979-02-01 | Satake Eng Co Ltd | Vibration mechanism of vibration classifier |
JPS5439952A (en) * | 1977-09-05 | 1979-03-28 | Kuraray Co Ltd | Method of producing purified water |
JPS5481663A (en) * | 1977-12-13 | 1979-06-29 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Water purifier |
JPS6339499B2 (ja) * | 1980-10-08 | 1988-08-05 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04953Y2 (ja) * | 1986-02-07 | 1992-01-13 | ||
JPH04954Y2 (ja) * | 1986-03-17 | 1992-01-13 | ||
JPH04955Y2 (ja) * | 1986-09-02 | 1992-01-13 |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP1988074483U patent/JPH046879Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5190984A (en) * | 1975-02-04 | 1976-08-10 | Gyakushintokinoyona makubunrikyojidofuratsushingushisutemu | |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0188794U (ja) | 1989-06-12 |
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