JPH07195377A - スタンパおよび積層構造 - Google Patents

スタンパおよび積層構造

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JPH07195377A JP35247793A JP35247793A JPH07195377A JP H07195377 A JPH07195377 A JP H07195377A JP 35247793 A JP35247793 A JP 35247793A JP 35247793 A JP35247793 A JP 35247793A JP H07195377 A JPH07195377 A JP H07195377A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寿命の長いスタンパと、そのスタンパに好適
なDLC積層構造とを提供する。 【構成】 Ni,CuおよびAlの1種以上を30wt%
以上含有する金属のスタンパ本体に対し、このスタンパ
本体の少なくとも金型取付面に酸化物改質層を形成し、
さらにSi,Ti,Ta,MoおよびWの1種以上を含
有する下地層を形成し、この上にダイヤモンドライクカ
ーボン薄膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レコード、コンパクト
ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、レーザディス
ク等を射出成形するための成形母型として使用する寿命
の長いスタンパに関する。
【0002】
【従来の技術】レコード、光ディスク等やその基板の製
造には、プラスチックを、スタンパを支持した金型キャ
ビティー内に装入し、加圧することにより、成形と同時
にスタンパの表面形状を成形品に転写することが行なわ
れている。
【0003】実際の使用では、金型のキャビティー側表
面に、シート状のNi製等の金属スタンパを配置し、そ
の周部を同定する。金型は通常、鋼から製作し、これを
焼き入れし、高精度に研磨したものなどが使用されてい
る。金型をこのように研磨する理由は、スタンパが熱に
よる伸縮により可動側金型の表面を滑動するためであ
る。例えば溶融樹脂の温度が360℃、可動側金型の表
面の温度100℃、樹脂圧力400kg/cm2とすると、ス
タンパの表面は360℃、金型への取付面は100℃と
なり、しかも上記圧力で押圧されている。そうするとス
タンパは熱と圧力で表面に沿って移動することになる。
この結果、上記のような金型を用いて繰り返して成形を
行なうと、スタンパの金型への取付面は、摩擦によりシ
ョット毎の損傷を受け、亀裂を生じ、成形品の表面に亀
裂の痕を転写することになる。
【0004】この際、スタンパはディスク状をなし、か
つ中心をある程度の回転が許される程度に拘束されるた
め成形時の伸縮によるスタンパの局所的な運動は半径方
向と回転方向の運動の合成となり、かつ外方ほど大きく
なる。外周部の傷の大きさは幅約0.1mm(半径方向)
長さ約1mm(回転方向)にも、かつ使用回数とともに深
い傷となる。
【0005】そこで、本発明者らは、特開平2−220
12号公報で、Ni製スタンパの金型取付面にダイヤモ
ンドライクカーボン(以下DLC)の薄膜を形成する旨
を提案している。この提案によれば耐摩耗性と低摩耗性
が得られるが、DLC薄膜の接着強度が不十分であり、
スタンパ寿命の点で不十分である。
【0006】そこで、本発明者らは特開平5−1170
87号、同5−124875号、同5−124825
号、同5−117856号等の公報で、プラズマCVD
やイオン化蒸着法によるSiC系の薄膜下地層を設け、
この上にDLC薄膜を設ける旨を提案している。また、
本発明者らは、 Journal of the Vacunm Science and T
echnology Vol.10,P2122〜2125で、DLC
薄膜の下地層としてMoが好ましい旨を開示している。
しかし、これらいずれの下地層でも、Ni,Cu,Al
等のスタンパでは十分な耐久性を示すことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的は
寿命の長いスタンパと、そのスタンパに好適なDLCの
積層構造とを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。 (1)Ni,CuおよびAlの1種以上を30wt% 以上
含有する金属のスタンパ本体と、このスタンパ本体の少
なくとも金型取付面に形成された酸化物改質層と、この
酸化物改質層上に設けられたSi,Ti,Ta,Moお
よびWの1種以上を含有する下地層と、この下地層上に
設けられたダイヤモンドライクカーボン薄膜とを含有す
るスタンパ。 (2)前記酸化物改質層として、前記金属基体表面に、
酸素含有量20at% 以上の領域が0.5nm〜1μm 存在
する上記(1)のスタンパ。 (3)前記酸化物改質層は、熱酸化、プラズマ酸化また
はイオン注入によって形成されたものである上記(1)
または(2)のスタンパ。 (4)前記ダイヤモンドライクカーボン膜の厚さが0.
1〜10μm である上記(1)〜(3)のいずれかのス
タンパ。 (5)前記ダイヤモンドライクカーボン膜の屈折率が
1.9〜2.4であり、ビッカース硬度が800〜80
00である上記(1)〜(4)のいずれかのスタンパ。 (6)前記下地層に、Si,Ti,Ta,MoおよびW
の1種以上が総計で25at% 以上含有されている上記
(1)〜(5)のいずれかのスタンパ。 (7)前記下地層の厚さが0.02〜5μm である上記
(1)〜(6)のいずれかのスタンパ。 (8) 前記ダイヤモンドライクカーボン薄膜が、金属
元素、Si,N,B,P,O,Fの1種以上を含有する
上記(1)〜(7)のいずれかのスタンパ。 (9)Ni,CuおよびAlの1種以上を30wt% 以上
含有する金属基体上に、上記(1)〜(8)のいずれか
の酸化物改質層と、下地層と、ダイヤモンドライクカー
ボン薄膜を有する積層構造。
【0009】
【作用および効果】本発明によると、成形用母型となる
Ni,Cu,Alのスタンパの摩擦、摩耗を受ける金型
への取付面がDLC薄膜により強化されるので、耐摩耗
性が向上し、また低摩擦となる。その上で、DLC薄膜
はきわめて強固に接着するので、スタンパの耐用寿命が
大幅に向上する。
【0010】この場合、本発明では、Ni,Cu,Al
のスタンパ本体の表面酸化物改質層の存在を必須とす
る。特開昭61−174376号公報には、ステンレス
銅や鋼にDLC薄膜を形成する際、プラズマ酸化による
酸化物改質層を設ける旨が開示されている。しかし、N
i,Cu,Alのスタンパの場合、この酸化物改質層の
みではDLC薄膜との接着力向上は十分ではなく、本発
明の所定の下地層と併用しないかぎり十分な寿命向上は
実現できない。
【0011】上記のとおり、本発明では、下地層のみで
も十分な寿命向上は達成されず、本発明の酸化物改質層
と下地層との併用によってのみ大幅な寿命向上が実現す
るのである。この寿命向上は、後述の実施例のデータか
ら明らかであり、酸化物改質層と下地層との寿命向上効
果が、Ni,Al,Cuにて相乗的に顕われたものと言
える。
【0012】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0013】本発明の積層構造における金属基体、すな
わちより具体的にはスタンパ本体は通常Ni製である
が、この他、Al,Cuであってもよく、さらにはN
i,Al,Cuを総計で30wt% 以上含有するものであ
ってもよい。
【0014】このスタンパ本体の少なくとも金型取付面
には酸化物改質層が設けられる。酸化物改質層はスタン
パ本体表面から、0.5nm〜1μm 、より好ましくは1
nm〜0.3μm 、特に5nm〜0.2μm の深さで、20
at% 以上から化学量論組成酸化物の酸素組成量あるいは
それより20at% 程度まで大の酸素含有量の領域として
存在することが好ましい。薄すぎると実効がなく、厚す
ぎるとスタンパ本体の特性に影響を与える。このような
深さ方向の酸素の分布は、オージェ分光分析やXPS
(X線プローブ分光分析)を用いて確認すればよい。
【0015】酸化物改質層を形成するには、熱酸化、プ
ラズマ酸化、イオン注入等いずれを用いてもよい。例え
ば、Ni基体では以下のように行なえばよい。まず、熱
酸化の場合には、Ni基体を空気中で300〜600℃
程度で、10〜100時間程度加熱すればよい。このと
き、表面が酸化し黒化する。また、プラズマ酸化を行な
うにはNi基体をプラズマアッシャー中に入れ、O2
入れて0.05〜1Torr程度の圧力でRF電源100〜
2000W 程度の投入電力で5〜60分程度酸化すれば
よい。さらにイオン注入を行なうには、イオン注入装置
にNi基体を入れ、O2 を20〜250keV 程度に加速
しNiの表面を酸化すればよい。
【0016】このような金属酸化物を含有する酸化物改
質層の上には、下地層を形成する。下地層は、Si,T
i,Ta,MoおよびWの1種以上を含有する。これら
元素の含有量は、総計で下地層中の25at% 以上、特に
30〜100at% であることが好ましい。
【0017】このような元素を含有する下地層組成とし
ては、Si,SiC,アモルファス水素化シリコンa−
Si:H,SiO2 等のSiOx,例えばテトラメトキ
シシラン等のCVD膜のようなSi−C−HやSi−C
−O−H化合物,Si34等のSiNx,Ti,Ti
2 ,TiN等のTiNx,Ta,Ta25 ,Mo,
W,WCなどを挙げることができる。そして、下地層は
その実効をもたせるために0.02〜5μm 、より好ま
しくは0.05〜3μm の厚さとすることが好ましい。
下地層の形成には、スパッタ法、CVD法、溶射法、イ
オンプレーティング法を用いることができる。
【0018】このような下地層上には、DLC薄膜が形
成される。DLC薄膜は炭化水素を励起し、分解して得
た高硬度炭素膜である。炭化水素としては、CH4 、C
26 、C38 等の飽和炭化水素、C24 、C3
6 、C22 等の不飽和炭化水素のいずれを用いてもよ
い。
【0019】炭化水素を分解するには、例えば特開平4
−41672号等に記載されたプラズマCVD法や、特
開平1−234396号、同1−234397号、同2
−196093号等に記載されたイオン化蒸着法を用い
ることが好ましいが、この他熱フィラメント法、スパッ
タ法、イオンビーム蒸着法、熱CVD法などを用いても
よく、これらの詳細はダイヤモンド薄膜技術(総合技術
センター発行)のP73等に記載されている。なお、プ
ラズマCVD法におけるプラズマは、直流、交流いずれ
であってもよく、交流としては数Hzからマイクロ波まで
可能である。また、ダイヤモンド薄膜技術に記載のEC
Rプラズマも使用可能である。
【0020】このようにして活性種、より好ましくはイ
オンに分解された炭化水素を堆積する際には、基板とし
ての非堆積物に負のバイアス電圧を印加することが好ま
しい。バイアス電圧には直流でも交流(例えば50Hz〜
2.45GHz )でもよい。さらには電圧を印加した電極
はプラズマ中のエレクトロンが表面に付着し負の電圧と
なる。これをセルフバイアス電圧といい、これを利用す
ることもできる。すなわち、電源を印加した電極に発生
するセルフバイアスを用いてもよく、電気的に絶縁され
ている電極に直流または交流の電源を印加すればよい。
この方法は、例えば本発明者らの M.Nakayama et al, J
ournal of the Ceramic Society of Japan lin. Editio
n Vol 98 607-609 (1990) 等に詳細に記載されている。
【0021】バイアス電圧を例えば−50〜−2000
V の範囲で変化させることにより屈折率nが変化する。
用いるDLC薄膜の屈折率は1.8〜2.4程度、消衰
係数kは0〜0.02(いずれも波長632.8nm)が
好ましい。
【0022】このようにして得られたDLC膜は、巨視
的にはアモルファスであるが、微視的にはダイヤモンド
に近い結合をもつ。そして、高いビッカース硬度Hvを
もつ。本発明ではHvは800〜8000であることが
好ましい。なお、DLC膜中のH量(FTIRから測定
されるCH2 量、CH3 量は、通常0〜4×104 cm-2
程度である。これについては本発明者らの M.Nakayama
et al, Jpanese Journal of Applied Phyeics Vol.30 L
924-L926 (1991) に説明されてある。 このようなDL
C膜中には、金属元素、例えばFe、Co、Ni、A
l、Cu、Ti、Cr、Mn、Mo、Ta等や、Si、
N、B、P、O、Fなどの1種以上が総計35at% 以下
含有されていてもよい。これらは各種有機金属化合物、
シラン化合物、シロキサン化合物、アンモニア、アミン
化合物、NOx、O2 、CO2 、フッ化炭化水素、Si
4 、フォスフィン、ジボラン等を用いてDLC薄膜中
に導入可能である。また、金属は電極材料から膜中に導
入することも可能である。これらの添加物によっても屈
折率を制御することが可能であり、特に屈折率を大きく
するためには金属の混入は有効である。
【0023】DLC薄膜の膜厚は0.1〜10μm の範
囲、特に0.2〜2μm の範囲であることが好ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0025】Ni,CiおよびAlの厚さ0.3mmのス
タンパを用意した。このスタンパ本体に下記の酸化処理
を行なった。
【0026】1)熱酸化 Niスタンパを空気中500℃で60時間加熱したとこ
ろ、表面が酸化し黒化した。酸化物改質層はO 50at
% であり、その厚さは650A であった。熱処理温度を
かえ、またNiをAl,Cuにかえ、酸化物改質層(O
45at% )の厚さを変化させた。
【0027】2)プラズマ酸化 Niスタンパをプラズマアッシャーに入れO2 を入れ
0.5Torrの圧力でRF電源500W を投入し、10分
プラズマ酸化した。表面が酸化し黒化し酸化物改質層は
O 54at% であり、その厚さは300A であった。
【0028】3)イオン注入 イオン注入装置にNiスタンパを入れ、O2 ガスを12
0keV で加速しNiの表面を酸化した。酸化物改質層は
O 55at% であり、その厚さは2000A であった。
【0029】さらに、下地層として下記の層を形成し
た。
【0030】1)Siスパッタ膜 Siをターゲットとし、スパッタガスとしてArを用
い、RF300W 、0.05Torrで10分スパッタし
た。Siスパッタ膜の膜厚は0.3μm であった。
【0031】2)a−si:H膜 CVD装置にSiH4 を10SCCM導入し、0.1Torrの
条件でRF200W を印加して30分成膜した。α−S
i:H膜厚は0.11μm であった。
【0032】3)Si−C−O−H膜 CVD装置にテトラメトキシシランを5SCCM導入し、
0.05Torrの条件でRF100W 印加して10分成膜
した。Si−C−O−H膜は0.25μm であった。
【0033】4)TiO2 スパッタ膜 TiO2 をターゲットとし、スパッタガスとしてArを
用い、RF250W 、0.02Torrで30分スパッタし
た。膜厚は0.4μm であった。
【0034】5)Ta25 スパッタ膜 Ta25 をターゲットとし、スパッタガスArを用
い、RF300W 、0.025Torrで25分スパッタし
た。Ta25 スパッタ膜の膜厚は0.35μmであっ
た。
【0035】6)Moスパッタ膜 Moをターゲットとし、スパッタガスKrを用い、RF
350W 、0.025Torrで40分スパッタした。Mo
スパッタ膜の膜厚は1μm であった。
【0036】7)WCスパッタ膜 WCをターゲットとし、スパッタガスArを用い、RF
200W 、0.03Torrで20分スパッタした。WCス
パッタ膜は0.4μm であった。
【0037】また、DLC膜としては下記のものを成膜
した。
【0038】1)DLC I CH4 を原料として10SCCM導入し、反応圧力0.05
Torr、RF500W の条件で、基板にDCバイアス−5
00V を印加しながら30分成膜した。屈折率2.28
でHv3200のDLC膜で、膜厚は0.5μm であっ
た。
【0039】2)DLC II C24 を原料として10SCCM導入し、反応圧力、0.
025TorrでRF600W を印加した。セルフバイアス
は−700V であった。RFを印加する基板上にサンプ
ルを置き40分成膜した。屈折率2.32でHv450
0のDLC膜で膜厚は2μm であった。
【0040】3)DLC III イオン化蒸着法を用いフィラメントに25A 電流を流
し、CH4 5SCCMを導入し、圧力0.1TorrにてDCバ
イアス−600V を印加し30分成膜した。屈折率は
2.35でHv5000のDLC膜で膜厚は1μm であ
った。
【0041】これら酸化物改質層、下地層およびDLC
薄膜を表1のように組み合わせて各種スタンパを得た。
得られたスタンパを光磁気ディスク基板用の射出成形装
置に組み込んで、射出成形圧力340kg/cm2、温度40
0℃で繰り返してポリカーボネートの射出成形を行なっ
た。成型基板にTeFeCoの光磁気膜を成膜し、基板
に帰因する不良を観察した。不良が発生するに至耐久シ
ョット数を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1に示される結果から、酸化物改質層と
下地層との併用をきわめて高い相乗作用があきらかであ
る。なお、DLC膜中に、各種金属元素、Si,N,
B,P,O,F等を導入したところ、上記と同等な結果
を得た。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ni,CuおよびAlの1種以上を30
    wt% 以上含有する金属のスタンパ本体と、 このスタンパ本体の少なくとも金型取付面に形成された
    酸化物改質層と、 この酸化物改質層上に設けられたSi,Ti,Ta,M
    oおよびWの1種以上を含有する下地層と、 この下地層上に設けられたダイヤモンドライクカーボン
    薄膜とを含有するスタンパ。
  2. 【請求項2】 前記酸化物改質層として、前記金属基体
    表面に、酸素含有量20at% 以上の領域が0.5nm〜1
    μm 存在する請求項1のスタンパ。
  3. 【請求項3】 前記酸化物改質層は、熱酸化、プラズマ
    酸化またはイオン注入によって形成されたものである請
    求項1または2のスタンパ。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤモンドライクカーボン膜の厚
    さが0.1〜10μm である請求項1〜3のいずれかの
    スタンパ。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤモンドライクカーボン膜の屈
    折率が1.9〜2.4であり、ビッカース硬度が800
    〜8000である請求項1〜4のいずれかのスタンパ。
  6. 【請求項6】 前記下地層に、Si,Ti,Ta,Mo
    およびWの1種以上が総計で25at% 以上含有されてい
    る請求項1〜5のいずれかのスタンパ。
  7. 【請求項7】 前記下地層の厚さが0.02〜5μm で
    ある請求項1〜6のいずれかのスタンパ。
  8. 【請求項8】 前記ダイヤモンドライクカーボン薄膜
    が、金属元素、Si,N,B,P,OおよびFの1種以
    上を含有する請求項1〜7のいずれかのスタンパ。
  9. 【請求項9】 Ni,CuおよびAlの1種以上を30
    wt% 以上含有する金属基体上に、 請求項1〜8のいずれかの酸化物改質層と、下地層と、
    ダイヤモンドライクカーボン薄膜を有する積層構造。
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