JPH0719270Y2 - 遠赤外線バツグ - Google Patents

遠赤外線バツグ

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JPH0719270Y2
JPH0719270Y2 JP1987029228U JP2922887U JPH0719270Y2 JP H0719270 Y2 JPH0719270 Y2 JP H0719270Y2 JP 1987029228 U JP1987029228 U JP 1987029228U JP 2922887 U JP2922887 U JP 2922887U JP H0719270 Y2 JPH0719270 Y2 JP H0719270Y2
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JP
Japan
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far
box
water
far infrared
box body
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Application number
JP1987029228U
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JPS63138083U (ja
Inventor
栄市 服部
Original Assignee
服部ヒ−テイング工業株式会社
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内部に放射される遠赤外線の作用により、果
実類等内容物の鮮度を長時間保持する遠赤外線バツグに
関する。
〈従来の技術〉 一般に果実などの水分を多く含んだ食物の日持ちをよく
するために、ポリエチレンなどの通気性のない袋に入れ
て密封して、冷蔵庫に貯蔵するなどの方法が採られてい
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記の従来例では、密封されたままの含水食物は、外気
より低い温度下に置かれるので、外表面からの水分の蒸
発の度合が少ないので、変質の速度は遅くなるが、冷蔵
庫内温度に比例した水分飽和度まで水分の蒸発を抑止す
ることは不可能である。従って、このような従来例は十
分な貯蔵法でないので、変質を皆無にすることはできな
い欠点がある。
本考案は、このような欠点を解消して、遠赤外線の水分
蒸発を抑止する作用を利用して、含水食物の変質の速度
を著しく遅らせることができる遠赤外線バツグに関す
る。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対
応する第1図及び第2図を用いて説明すると、本考案は
果物等の食物を収納して貯蔵する、折り畳み可能の箱体
5の構成材料3に遠赤外線放射塗料を塗布して熱融着し
て付着して保持せしめるとともに、前記箱体5の構成材
料3の内面、又は外面に遠赤外線放射線の反射層2を構
成した遠赤外線バッグである。
〈作用〉 本考案は、上記の構成により、箱体(5)内に食物
(4)を収納すると、食物(4)の表面から一旦食物
(4)の内部に含まれた水分が蒸発して、箱体(5)内
部が飽和すると、箱体(5)内面の遠赤外線放射材料
(1)から発生する遠赤外線の作用により箱内の水分の
飽和点が降下して、前記の一旦箱体(5)内に蒸発した
食物(4)の水分が再び食物(4)の表面から吸収され
る。
〈実施例〉 以下図面について本考案の実施例を説明すると、(3)
は箱体(5)を構成する壁材であるスポンジ状材料で、
その箱体(5)の内面にアルミ(2)を蒸着してあり、
また、そのアルミ(2)の内面に遠赤外線放射塗料
(1)を熱溶着してある。スポンジ状材料(3)の外面
は、通気性のないアルミの蒸着層(6)で箱体(5)内
と外気との通気を遮断している。
第1図に示すように、箱体(5)を折り目(9)に従っ
て折り畳むと、保管、携帯に便である。
更に、蓋部の箱体との重なり片との間に係止用のマジツ
クテープ(7)を装着すると、蓋の開閉係止に便であ
る。
上記の実施例においては、箱体(5)を構成する材料を
スポンジ状材料とし、その内面にアルミ(2)を蒸着
し、さらに、その内面に遠赤外線放射塗料(1)を熱溶
着して保持せしめた例について説明したが、本考案は、
箱体(5)を通気性のない剛体のプラスチツク材として
もよく、また、その場合遠赤外線放射材料(1)は、粉
末状にして、プラスチツク成形時に壁体(3)内部に包
埋すると取り扱い易く、またセラミツク板のような別体
の板状の材料(1)を箱体(5)の内面に付着して保持
してもよい。さらに、アルミなどの反射層(2)は、箱
体(5)の構成材料(3)の内面のみでなく、外面
(6)に形成しても効果を有する。
特に、箱体(5)の構成材料(3)が、通気性である場
合は、水分の通過の自由度が大きいので反射板の効果は
大きい。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明した
が、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではなく、本考案にいう構成要件を備えかつ、
本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
〈考案の効果〉 上記の実施例において、構成する壁材を箱体に組み立て
て、内部に含水食物を収納して冷蔵庫などの冷気中に置
くと、果実などの含水食物からは、密閉容器内の空気が
水分を飽和するまで、含水食物から水分を蒸発させて放
出するが、箱体内部の温度によって遠赤外線放射塗膜か
ら遠赤外線が容器に充満して、水分の飽和点を降下させ
る。そうすると、果物などの含水食物は、一旦外皮表面
から蒸発させた水分を再び押し戻されて外皮表面から吸
収する。而して、実験によると、蒸発後より再び含んだ
水分の重量だけ重くなる。
このようにして、果物などの含水食物は、水分を失う速
度が遅くなるので、従って、変質の速度は緩くなる。
遠赤外線放射材料が粉末状であるときは、塗料に混合し
て箱体構成材料に熱溶着付着が容易にできる利点があ
り、また、箱体を構成するプラスチツク成形時に混入包
埋して量産に便であり、セラミツク板状に固めて箱体構
成材料に自由な形状で嵌込み、添着することができる。
箱体構成材料の内面または外面に遠赤外線の反射板を配
置することにより、箱体内部への遠赤外線を放射する温
度を向上することができる効果がある。
以上の本考案の実施例は、単にポータブルの冷蔵庫用に
適用し得るのみでなく、大型の食物貯蔵用倉庫に適用し
て、十分その効果範囲の拡大ができる。
このような箱体は折り畳んで、携帯に便なるごとくする
こともできるとともに開閉係止用の係止マジツクテープ
により開閉係止が容易かつ確実にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の外観図、第2図は本考案の実施例の一
部切欠き断面図である。 図中(1)は遠赤外線放射材料、(3)は箱体の構成材
料、(5)は箱体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】果物等の食物を収納して貯蔵する、折り畳
    み可能の箱体5の構成材料3に遠赤外線放射塗料を付着
    して保持せしめるとともに、前記箱体5の構成材料3の
    内面、又は外面に遠赤外線放射線の反射層2を構成した
    遠赤外線バッグ。
JP1987029228U 1987-02-28 1987-02-28 遠赤外線バツグ Expired - Lifetime JPH0719270Y2 (ja)

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JP1987029228U JPH0719270Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28 遠赤外線バツグ

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JPS63138083U JPS63138083U (ja) 1988-09-12
JPH0719270Y2 true JPH0719270Y2 (ja) 1995-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62210973A (ja) * 1986-03-10 1987-09-17 Kazuyoshi Konno 鮮度保持剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「月刊コマーシャルモーター」(昭和60年12月15日発行)株式会社シー・エム出版社,P.48〜49

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JPS63138083U (ja) 1988-09-12

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