JP2000229640A - 生鮮食品類の保存機構 - Google Patents

生鮮食品類の保存機構

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JP2000229640A
JP2000229640A JP11035042A JP3504299A JP2000229640A JP 2000229640 A JP2000229640 A JP 2000229640A JP 11035042 A JP11035042 A JP 11035042A JP 3504299 A JP3504299 A JP 3504299A JP 2000229640 A JP2000229640 A JP 2000229640A
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JP
Japan
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lava powder
fresh
preservation mechanism
foods
food preservation
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JP11035042A
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English (en)
Inventor
Fumio Takei
文夫 武井
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Fujiyama G & Co Ltd
Fujiyama KK
Original Assignee
Fujiyama G & Co Ltd
Fujiyama KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の氷温貯蔵等の生鮮食品類の保存機構に必
要であった非常に大きな投資コストを不要とし、簡単な
構造でしかも確実に生鮮食品類を保存することができる
とともに、従来の冷蔵(+5℃)と比較して2〜3倍の
期間の貯蔵が可能な、新規な生鮮食品類の保存機構を提
供しようとするものである。 【解決手段】生鮮食品類を保存するための収納体の周囲
の全部もしくは一部を、溶岩粉末の混入層としたことを
特徴とする生鮮食品類の保存機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生鮮食品類の保存
機構に関し、溶岩の持っている抗菌、腐敗防止等の作用
を利用して、生鮮食品類の保存期間を大幅に延長するこ
とができ、しかも当該機構に複雑な構造を採用すること
なく、安価に提供できるようにした生鮮食品類の保存機
構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜や果物、食肉その他の生鮮食
品類は、床下保管庫その他の涼しい場所に保管されるの
が通例であり、長期間の保存には冷蔵庫や大型の保冷庫
等も使用されることがある。
【0003】以上のような冷暗所での保管方法において
は、野菜や果物、食肉その他の生鮮食品類の腐敗を遅ら
せるという効果はあるが、腐敗を防止する機能を有して
いないために、腐敗しやすいものに対しては保存期間を
延長するという効果は期待できないのがその実情であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来、殺菌ある
いは滅菌作用のある紫外線等の光源を使用したり、殺菌
あるいは滅菌作用のある揮発性薬品等を保冷庫内に設置
したりすることも行なわれているが、殺菌あるいは滅菌
作用のある紫外線等の光源を使用する場合には、殺菌あ
るいは滅菌作用と引き換えに紫外線等による悪影響、例
えば変色や紫外線劣化の問題があった。また、殺菌ある
いは滅菌作用のある揮発性薬品等を保冷庫内に設置する
場合には、殺菌あるいは滅菌作用のある揮発性薬品等の
安全性や臭いが付着するという問題があった。
【0005】さらに近年、氷温貯蔵ということがうたわ
れ、0℃以下で食品の氷結点(凍り始める温度)までの
氷温領域で、凍らせないで食品を保存する貯蔵方法が普
及段階に入っている。そしてこの氷温貯蔵によれば、完
熟した果実や野菜の貯蔵において、冷蔵(+5℃)と比
較して2〜3倍の期間の貯蔵が可能であるといわれてい
る。
【0006】ところでこの氷温貯蔵においても、氷温
(0℃以下)での精密な温度管理ができ、かつより強力
な冷蔵能力を持った冷蔵庫もしくは保冷庫が必要であっ
た。したがってコストやメンテナンスの面で、多額の投
資や手間を要し、また高度な技術を要求されるため、氷
温貯蔵の技術を簡単に導入することが難しいという欠点
があった。
【0007】この発明の生鮮食品類の保存機構は従来例
の上記欠点を解消したもので、従来の氷温貯蔵等の生鮮
食品類の保存機構に必要であった非常に大きな投資コス
トを不要とし、簡単な構造でしかも確実に生鮮食品類を
保存することができるとともに、従来の冷蔵(+5℃)
と比較して2〜3倍の期間の貯蔵が可能な、新規な生鮮
食品類の保存機構を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の生鮮
食品類の保存機構は、生鮮食品類を保存するための収納
体の周囲の全部もしくは一部を、溶岩粉末の混入層とし
たことを特徴とするものである。
【0009】この発明の生鮮食品類の保存機構は、生鮮
食品類を保存するための収納体の内壁に、溶岩粉末を混
入した塗膜を形成したことを特徴とするものである。
【0010】この発明の生鮮食品類の保存機構は、収納
体が段ボール等の硬質材料で構成されており、箱形に形
成したことを特徴とするものである。
【0011】この発明の生鮮食品類の保存機構は、収納
体が軟質材料で構成されており、シート状、フィルム状
もしくは袋状に形成したことを特徴とするものである。
【0012】この発明の生鮮食品類の保存機構は、溶岩
粉末を混入した混入層が、成形材料中に溶岩粉末を混和
したり、紙層や繊維層中に付着したりして形成したこと
を特徴とするものである。
【0013】この発明の生鮮食品類の保存機構は、溶岩
粉末を混入した塗膜が、塗料や接着剤をベースとしたこ
とを特徴とするものである。
【0014】この発明の生鮮食品類の保存機構によれ
ば、従来の氷温貯蔵等の生鮮食品類の保存機構に必要で
あった非常に大きな投資コストを不要とし、簡単な構造
でしかも確実に生鮮食品類を保存することができるとと
もに、従来の冷蔵(+5℃)と比較して2〜3倍の期間
の貯蔵が可能な、新規な生鮮食品類の保存機構を提供で
きるようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基いて、この発明の生
鮮食品類の保存機構の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0016】図1はこの発明の生鮮食品類の保存機構の
一実施例を示し、保存容器に適用した状態を示す斜視
図、図2は蓋を閉めた状態の断面図、図3はこの発明の
生鮮食品類の保存機構の他の実施例を示し、袋状容器に
適用した状態を示す斜視図、図4はその内部に生鮮食品
類を収納した状態の断面図である。
【0017】図1および図2において、1は生鮮食品類
を保存するための箱形の収納容器本体であり、段ボール
製、あるいはポリウレタン発泡体等の断熱材を側壁内に
充填した断熱性の構成部材を備えた容器であることが望
ましい。そして、収納容器本体1内周のほぼ全面には所
定の厚さの溶岩粉末混入層2が施こされており、この溶
岩粉末混入層2部分が生鮮食品類21を保存するための
重要な役割を果すのである。生鮮食品類21を保存する
際に、溶岩粉末混入層2が生鮮食品類21にどのような
作用をして新鮮さを保たさせるのかは、発明者にもつま
びらかではないが、溶岩が発するという遠赤外線が生鮮
食品類21に働きかけて新鮮さを保つように機能するの
ではないかと思われる。
【0018】上記溶岩粉末混入層2は、生鮮食品類21
を収納する際にかかる負荷に耐えるための充分な厚さを
有していることが望ましい。例えばプラスチックペレッ
トやパルプ状に溶解した古紙等の成形材料中に溶岩粉末
を混和したり、紙層や繊維層中に抄紙工程や積層工程で
付着させたりして形成すればよい。そしてこのように形
成されたシート状の溶岩粉末混入層2を、段ボール、あ
るいはポリウレタン発泡体等の断熱材を側壁内に充填し
た断熱性の構成部材の、外層や内層の素材として使用す
ればよい。
【0019】もちろん、強度のあるタイル状に作製し、
これを収納容器本体1の断熱性のある壁材に固定して溶
岩粉末混入層2としてもよいし、溶岩粉末を混入した塗
料や接着剤をロールコートや吹き付け等の手段を用いて
塗布し、所定の膜厚の塗膜からなる溶岩粉末混入層2と
してもよい。
【0020】図において3は、上記収納容器本体1の上
部開口5に開閉可能に取り付けた蓋体である。そしてこ
の蓋体3は上記収納容器本体1とほぼ同様の断熱構造を
備えていることが望ましく、その裏面には上記と同様の
溶岩粉末混入層4が取り付けられている。
【0021】図3および図4は、上記生鮮食品類の保存
機構を袋状の収納体に適用した状態した状態を示すもの
で、軟質材料からなる袋状容器本体11は、プラスチッ
クペレットやパルプ状に溶解した古紙等の成形材料中に
溶岩粉末を混和したり、紙層や繊維層中に抄紙工程や積
層工程で付着させたりして形成することができる。そし
て、袋状容器本体11内周のほぼ全面には溶岩粉末混入
層12が施こされている。
【0022】上記溶岩粉末混入層12は、生鮮食品類2
1を収納する際にかかる負荷に耐えるための強度で袋状
容器本体11内周に形成されていることが望ましい。例
えば、シート状の溶岩粉末混入層12を織布や不織布等
のシート状基材に積層したり、塗料や接着剤に溶岩粉末
を混ぜ込み、織布や不織布等からなる袋状容器本体11
内周にコーティングすることによって形成することがで
きる。
【0023】図において13は、上記袋状容器本体11
の上部開口14を開閉可能するためのファスナーであ
る。
【0024】上記においては箱形もしくは袋状の収納体
を生鮮食品類の保存機構に適用した例について説明した
が、この発明の生鮮食品類の保存機構はその適用を箱形
もしくは袋状の収納体に限られるものではなく、種々の
形状や構造を備えた収納体に適用することができ、生鮮
食品類の保存のためのほとんどの収納体に適用すること
ができる。
【0025】例えば、この発明の生鮮食品類の保存機構
を構成する収納体を、成形材料中に溶岩粉末を混和して
成形したシート状もしくはフィルム状とすることができ
る。この場合には、ラップフィルムとして果実等の生鮮
食品類を包み込むように使用することができ、やはり生
鮮食品の保存期間を大幅に向上させることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明の生鮮食品類の保存機構によれ
ば、従来の氷温貯蔵等の生鮮食品類の保存機構に必要で
あった非常に大きな投資コストを不要とし、簡単な構造
でしかも確実に生鮮食品類を保存することができるとと
もに、従来の冷蔵(+5℃)と比較して2〜3倍の期間
の貯蔵が可能な、新規な生鮮食品類の保存機構を提供で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生鮮食品類の保存機構の一実施例を
示し、保存容器に適用した状態を示す斜視図である。
【図2】蓋を閉めた状態の断面図である。
【図3】この発明の生鮮食品類の保存機構の他の実施例
を示し、袋状容器に適用した状態を示す斜視図である。
【図4】その内部に生鮮食品類を収納した状態の断面図
である。
【符号の説明】
1 収納容器本体 2 溶岩粉末混入層 3 蓋体 4 溶岩粉末混入層 5 開口 11 袋状容器本体 12 溶岩粉末混入層 13 ファスナー 14 開口 21 生鮮食品類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E062 AA01 AA20 AB14 AC05 AC07 3E064 AA01 AD08 BA02 BA60 BB03 BC20 EA02 FA01 GA01 HM01 HN21 HN65 3E067 AA11 AB02 AB04 AB08 AB09 AC03 BA03A BA05A BA12A BB02A BB25A BC06A BC10A CA30 EA17 GD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生鮮食品類を保存するための収納体の周
    囲の全部もしくは一部を、溶岩粉末の混入層としたこと
    を特徴とする生鮮食品類の保存機構。
  2. 【請求項2】 生鮮食品類を保存するための収納体の内
    壁に、溶岩粉末を混入した塗膜を形成したことを特徴と
    する生鮮食品類の保存機構。
  3. 【請求項3】 収納体が段ボール等の硬質材料で構成さ
    れており、箱形に形成されている請求項1または2に記
    載の生鮮食品類の保存機構。
  4. 【請求項4】 収納体が軟質材料で構成されており、シ
    ート状、フィルム状もしくは袋状に形成されている請求
    項1または2に記載の生鮮食品類の保存機構。
  5. 【請求項5】 溶岩粉末を混入した混入層が、成形材料
    中に溶岩粉末を混和したり、紙層や繊維層中に付着した
    りして形成されている請求項2ないし4のいずれかに記
    載の生鮮食品類の保存機構。
  6. 【請求項6】 溶岩粉末を混入した塗膜が、塗料や接着
    剤をベースとしてなる請求項2ないし4のいずれかに記
    載の生鮮食品類の保存機構。
JP11035042A 1999-02-12 1999-02-12 生鮮食品類の保存機構 Pending JP2000229640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107323812A (zh) * 2017-07-13 2017-11-07 四川索朗臣环保科技有限公司 新型可降解环保塑料包装盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107323812A (zh) * 2017-07-13 2017-11-07 四川索朗臣环保科技有限公司 新型可降解环保塑料包装盒

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