JP2551824B2 - 保冷輸送方法 - Google Patents
保冷輸送方法Info
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- JP2551824B2 JP2551824B2 JP63255314A JP25531488A JP2551824B2 JP 2551824 B2 JP2551824 B2 JP 2551824B2 JP 63255314 A JP63255314 A JP 63255314A JP 25531488 A JP25531488 A JP 25531488A JP 2551824 B2 JP2551824 B2 JP 2551824B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、食肉等を良好な保存状態で輸送するため
の保冷輸送方法に関するものである。
の保冷輸送方法に関するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、食肉等を輸送する方法として、低温輸送,塩蔵
輸送,乾燥輸送,熱処理輸送(加熱,薫製等)及び密封
(真空包装)等があるが、従来においては、これらのう
ちの何れか1の方法が採用されており、食肉等を新鮮な
保存状態で輸送するためにはより完成された輸送方法の
出現が望まれていた。
輸送,乾燥輸送,熱処理輸送(加熱,薫製等)及び密封
(真空包装)等があるが、従来においては、これらのう
ちの何れか1の方法が採用されており、食肉等を新鮮な
保存状態で輸送するためにはより完成された輸送方法の
出現が望まれていた。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、良好に食肉を鮮度保持し、生の状態で輸送し得る輸
送方法を提供せんことを目的とし、その要旨は、食肉等
の収納空間を有し、内面側に不通気,不通水性の内壁シ
ートを貼着した発泡ポリスチレンペーパーにて形成され
たケース体を用い、該ケース体の前記収納空間の底面側
に、吸水性ポリマー及び遠赤外線を放出し得るセラミッ
ク粒子を封入した複数の袋空間を一列方向に形成し、か
つ示温塗料を封入してなる保冷シートを含水させ凍結さ
せた状態で配置させるとともに、その上に食肉等を収納
させ、前記収納空間内を偏性好気性とし得るガスを該収
納空間内に充填させ、かつ前記ケース体の上面側に密封
シートをシールして収納空間内を密封しつつ輸送するこ
とである。
て、良好に食肉を鮮度保持し、生の状態で輸送し得る輸
送方法を提供せんことを目的とし、その要旨は、食肉等
の収納空間を有し、内面側に不通気,不通水性の内壁シ
ートを貼着した発泡ポリスチレンペーパーにて形成され
たケース体を用い、該ケース体の前記収納空間の底面側
に、吸水性ポリマー及び遠赤外線を放出し得るセラミッ
ク粒子を封入した複数の袋空間を一列方向に形成し、か
つ示温塗料を封入してなる保冷シートを含水させ凍結さ
せた状態で配置させるとともに、その上に食肉等を収納
させ、前記収納空間内を偏性好気性とし得るガスを該収
納空間内に充填させ、かつ前記ケース体の上面側に密封
シートをシールして収納空間内を密封しつつ輸送するこ
とである。
(作用) 輸送用のケースとして本発明においては内部にシート
を貼着した断熱能を有するポリスチレンペーパーが使用
されており、その内部には蓄冷された保冷シートが配設
され、かつケース内は密封されるとともに内部にガスが
充填されるため、保冷シートが輸送中に徐々に冷気を発
して内部を保冷するとともに、内部に充填されたガスが
良好に雑菌の繁殖を押さえて、内部の食肉等を極めて良
好に鮮度保持した状態で輸送することができ、しかもケ
ース体は断熱材を使用しているため、外部の熱変化に対
しても良好な保冷状態を得ることができる。
を貼着した断熱能を有するポリスチレンペーパーが使用
されており、その内部には蓄冷された保冷シートが配設
され、かつケース内は密封されるとともに内部にガスが
充填されるため、保冷シートが輸送中に徐々に冷気を発
して内部を保冷するとともに、内部に充填されたガスが
良好に雑菌の繁殖を押さえて、内部の食肉等を極めて良
好に鮮度保持した状態で輸送することができ、しかもケ
ース体は断熱材を使用しているため、外部の熱変化に対
しても良好な保冷状態を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本例輸送方法に使用される輸送ケースの断面
構成図を示し、第2図はケース内に配置される保冷シー
トの拡大構成図を示す。
構成図を示し、第2図はケース内に配置される保冷シー
トの拡大構成図を示す。
図において、ケース体1は上方が開口した収納空間S
を形成しており、本例においてはポリスチレンペーパー
にて形成されている。このポリスチレンペーパーは発泡
構造であり、断熱効果がある。このケース体1の内面側
には内壁シート2がラミネートされており、この内壁シ
ート2はアクリルニトリル系樹脂等にて構成されたもの
であり、前記ケース体1の内側にドライラミネート又は
エクストリュウジョンラミネート等の方法により一体状
に貼着されたものである。尚、ケース体1の上面側に密
封状にシールされる密封シート3もアクリルニトリル樹
脂にて構成されたものであり、この密封シート3はイン
パルス又はヒートシール等の方法により、ケース体1の
鍔部1aに後発的にシールされたものである。
を形成しており、本例においてはポリスチレンペーパー
にて形成されている。このポリスチレンペーパーは発泡
構造であり、断熱効果がある。このケース体1の内面側
には内壁シート2がラミネートされており、この内壁シ
ート2はアクリルニトリル系樹脂等にて構成されたもの
であり、前記ケース体1の内側にドライラミネート又は
エクストリュウジョンラミネート等の方法により一体状
に貼着されたものである。尚、ケース体1の上面側に密
封状にシールされる密封シート3もアクリルニトリル樹
脂にて構成されたものであり、この密封シート3はイン
パルス又はヒートシール等の方法により、ケース体1の
鍔部1aに後発的にシールされたものである。
又、輸送時にケース体1の収納空間Sの底部に配設さ
れる保冷シート4を、第2図に基ずいて説明すると、保
冷シート4は複数の袋空間Kを一列方向に形成したシー
トであって、各袋空間K内には吸水性ポリマー9,9,9及
び遠赤外線を放出し得るセラミック粒子10,10,10が封入
されている。
れる保冷シート4を、第2図に基ずいて説明すると、保
冷シート4は複数の袋空間Kを一列方向に形成したシー
トであって、各袋空間K内には吸水性ポリマー9,9,9及
び遠赤外線を放出し得るセラミック粒子10,10,10が封入
されている。
保冷シート4の裏面側は裏シート材5となっており、
表面側は表シート材6となっている。この表シート材6
と前記裏シート材5はシール部Cに熱シールが施される
ことにより、中間部に配設された接着フイルム7を介し
強固にシールされたものとなっている。
表面側は表シート材6となっている。この表シート材6
と前記裏シート材5はシール部Cに熱シールが施される
ことにより、中間部に配設された接着フイルム7を介し
強固にシールされたものとなっている。
ここで保冷シート4を構成する各素材について説明す
ると、前記吸水性ポリマー9として、例えば、特開昭52
-14689号及び特開昭52-27455号記載の架橋されたビニル
エステル−不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋さ
れたポリアクリル酸塩及びアクリル酸−アクリル酸エス
テル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン
酸共重合体、及び架橋ポリエチレンオキシド等が用いれ
る。さらに自己架橋性を有する重合物、例えば自己架橋
型ポリアクリル酸、特公昭54-30710号に記載の樹脂や分
子中に少なくとも水酸基とカルボキシラート基を含有す
る高分子重合体、例えば特公昭54-37994号に記載の樹脂
でもよい。
ると、前記吸水性ポリマー9として、例えば、特開昭52
-14689号及び特開昭52-27455号記載の架橋されたビニル
エステル−不飽和カルボン酸共重合体ケン化物、架橋さ
れたポリアクリル酸塩及びアクリル酸−アクリル酸エス
テル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン
酸共重合体、及び架橋ポリエチレンオキシド等が用いれ
る。さらに自己架橋性を有する重合物、例えば自己架橋
型ポリアクリル酸、特公昭54-30710号に記載の樹脂や分
子中に少なくとも水酸基とカルボキシラート基を含有す
る高分子重合体、例えば特公昭54-37994号に記載の樹脂
でもよい。
上記の吸水性ポリマーは1種類であっても又2種以上
用いたものであってもよく、吸水性能としては20〜2000
g/g程度が好ましく、又、吸水性ポリマー9の形状につ
いては特に限定はなく、粉末状,粒子状,フレーク状,
繊維状の何れの形状であってもよい。
用いたものであってもよく、吸水性能としては20〜2000
g/g程度が好ましく、又、吸水性ポリマー9の形状につ
いては特に限定はなく、粉末状,粒子状,フレーク状,
繊維状の何れの形状であってもよい。
又、前記裏シート材5は、例えばエステルとポリエチ
レンを網状化して積層したものを使用することができ、
通水性を有するものとなっており、水分及び食品等から
流出するドリップ等を良好に内部の袋空間K内に導入す
ることができるものとなっている。
レンを網状化して積層したものを使用することができ、
通水性を有するものとなっており、水分及び食品等から
流出するドリップ等を良好に内部の袋空間K内に導入す
ることができるものとなっている。
又、前記表シート材6はナイロン等の熱可塑性樹脂か
らなり、単体フイルムで形成される場合と、ラミネート
された複合フイルム等が使用される場合がある。又、こ
の表シート材6内には紫外線吸収剤等が添加されて構成
される場合もある。要は不通気性を有すれば良く、その
他、耐寒性のフッ化・ハロゲン化炭素、アイオノマー、
ポリアミドサランコート、ブライオフイルム、ポリブチ
レン、ポリカボネート、ポリエステルサランコート等で
も良く、軟質塩ビフイルム、ポリビニルアルコール、ポ
リウレタン等を用いることもできる。又、前記接着フイ
ルム7は低密度ポリエチレンが用いられるが、これに代
えて低密度ポリエチレンとエチレン酢酸ビニルとの共重
合体を使用することもできる。さらに、この接着フイル
ム7をアイオノマー樹脂で構成することもでき、アイオ
ノマー樹脂で構成した場合には、アイオノマー樹脂は加
熱されると長鎖分子間のイオン架橋が弱化し熱流動性を
示すため、前記不織布で構成される裏シート材5側にア
ルミ等の金属粉を含浸させておくと、熱により流下した
アイオノマー樹脂が前記裏シート材5内に染み込んで内
部の金属イオンと置換し、冷却された後にはイオン結合
により分子の網状構造が固定化されて、極めて強度の強
いシール部Cを得ることができる。又、アイオノマー樹
脂は低温でシールすることができるため、熱シールを低
温で完了することができる。
らなり、単体フイルムで形成される場合と、ラミネート
された複合フイルム等が使用される場合がある。又、こ
の表シート材6内には紫外線吸収剤等が添加されて構成
される場合もある。要は不通気性を有すれば良く、その
他、耐寒性のフッ化・ハロゲン化炭素、アイオノマー、
ポリアミドサランコート、ブライオフイルム、ポリブチ
レン、ポリカボネート、ポリエステルサランコート等で
も良く、軟質塩ビフイルム、ポリビニルアルコール、ポ
リウレタン等を用いることもできる。又、前記接着フイ
ルム7は低密度ポリエチレンが用いられるが、これに代
えて低密度ポリエチレンとエチレン酢酸ビニルとの共重
合体を使用することもできる。さらに、この接着フイル
ム7をアイオノマー樹脂で構成することもでき、アイオ
ノマー樹脂で構成した場合には、アイオノマー樹脂は加
熱されると長鎖分子間のイオン架橋が弱化し熱流動性を
示すため、前記不織布で構成される裏シート材5側にア
ルミ等の金属粉を含浸させておくと、熱により流下した
アイオノマー樹脂が前記裏シート材5内に染み込んで内
部の金属イオンと置換し、冷却された後にはイオン結合
により分子の網状構造が固定化されて、極めて強度の強
いシール部Cを得ることができる。又、アイオノマー樹
脂は低温でシールすることができるため、熱シールを低
温で完了することができる。
尚、本例においては前記表シート材6と接着フイルム
7間の適所に示温塗料8,8,8を密封状に封入させてあ
り、この示温塗料8は表シート材6と接着フイルム7間
にドライラミネート又はエクストリュウジョンラミネー
ト等の方法を用いて印刷等されたもので、この示温塗料
8として金属油性系のインクを使用することができ、密
封されているため外部への流出が完全に防止された状態
となっている。この示温塗料8,8,8は袋空間K内の温度
変化により色変化を生ずるものであり、袋空間K内の吸
水性ポリマー9の凍結温度及び融解温度等を外部から簡
易に目視可能としたものである。尚、この示温塗料8,8,
8を利用して表シート材6に宣伝文字又は図形等を描く
ことができ、温度の変化によりこの図形等が変色するこ
とにより、より保冷シート4の宣伝効果を良好化させる
ことができる。
7間の適所に示温塗料8,8,8を密封状に封入させてあ
り、この示温塗料8は表シート材6と接着フイルム7間
にドライラミネート又はエクストリュウジョンラミネー
ト等の方法を用いて印刷等されたもので、この示温塗料
8として金属油性系のインクを使用することができ、密
封されているため外部への流出が完全に防止された状態
となっている。この示温塗料8,8,8は袋空間K内の温度
変化により色変化を生ずるものであり、袋空間K内の吸
水性ポリマー9の凍結温度及び融解温度等を外部から簡
易に目視可能としたものである。尚、この示温塗料8,8,
8を利用して表シート材6に宣伝文字又は図形等を描く
ことができ、温度の変化によりこの図形等が変色するこ
とにより、より保冷シート4の宣伝効果を良好化させる
ことができる。
尚、シール部Cにはミシン目等を入れておけば、保冷
シート4の各袋空間Kを個別に分離させることも可能と
なる。尚、吸水性ポリマー9に水を染み込ませる際に、
同時に消臭剤を吸水性ポリマー9に染み込ませておけ
ば、トリメチルアミン,メルカプタン等の腐敗臭をも良
好に除去することができる。
シート4の各袋空間Kを個別に分離させることも可能と
なる。尚、吸水性ポリマー9に水を染み込ませる際に、
同時に消臭剤を吸水性ポリマー9に染み込ませておけ
ば、トリメチルアミン,メルカプタン等の腐敗臭をも良
好に除去することができる。
前記ケース体1及び保冷シート4を用いて保冷輸送を
行なう時には、先ずケース体1の収納空間S内に冷却し
た保冷シート4を配設する。この保冷シート4は予め吸
水ポリマー9内に水を含水させておいた状態で冷凍庫内
等で蓄冷されたものである。その保冷シート4の上方に
魚F等の食品を収納させ、収納後に、例えばO2とCO2とN
2等を混合したガスを収納空間S内に充填させ、同時に
上方よりケース体1の鍔部1aに密封シート3をシール
し、内部にガスを充填させた状態で密封する。この時に
は収納空間Sの内部は充填されたガスにより偏性好気性
状態となる。この状態でケース体1ごと保冷車に入れ、
保冷車で目的地まで輸送を行なう。
行なう時には、先ずケース体1の収納空間S内に冷却し
た保冷シート4を配設する。この保冷シート4は予め吸
水ポリマー9内に水を含水させておいた状態で冷凍庫内
等で蓄冷されたものである。その保冷シート4の上方に
魚F等の食品を収納させ、収納後に、例えばO2とCO2とN
2等を混合したガスを収納空間S内に充填させ、同時に
上方よりケース体1の鍔部1aに密封シート3をシール
し、内部にガスを充填させた状態で密封する。この時に
は収納空間Sの内部は充填されたガスにより偏性好気性
状態となる。この状態でケース体1ごと保冷車に入れ、
保冷車で目的地まで輸送を行なう。
この輸送中においては保冷シート4の吸水性ポリマー
9から徐々に冷気が発せられて、収納空間S内の食品等
はこの冷気により保冷されるとともに、内部に充填され
ているガスにより腐敗雑菌等の活動が良好に押さえられ
て、内部の食品は良好に鮮度保持された状態で輸送が行
なわれる。尚、内部に充填されるガス成分は適宜内部の
食品等に適応させて成分を可変することができる。
9から徐々に冷気が発せられて、収納空間S内の食品等
はこの冷気により保冷されるとともに、内部に充填され
ているガスにより腐敗雑菌等の活動が良好に押さえられ
て、内部の食品は良好に鮮度保持された状態で輸送が行
なわれる。尚、内部に充填されるガス成分は適宜内部の
食品等に適応させて成分を可変することができる。
尚、前記保冷シート4の吸水性ポリマー9内に消臭剤
等を水とともに染み込ませておけば、収納空間Sの内部
で発生するトリメチルアミン,メルカプタン等の腐敗臭
を良好に吸収することができるものであり、又、保冷シ
ート4内に封入されているセラミック粒子10が遠赤外線
を発し、吸水性ポリマー9,9のくっつきを良好に防止す
ることができるとともに、食品等の細胞の活性を促し、
より良好な鮮度保持効果を上げることができる。
等を水とともに染み込ませておけば、収納空間Sの内部
で発生するトリメチルアミン,メルカプタン等の腐敗臭
を良好に吸収することができるものであり、又、保冷シ
ート4内に封入されているセラミック粒子10が遠赤外線
を発し、吸水性ポリマー9,9のくっつきを良好に防止す
ることができるとともに、食品等の細胞の活性を促し、
より良好な鮮度保持効果を上げることができる。
(発明の効果) 本発明の保冷輸送方法は、保冷シートの発する冷気に
より低温を維持させることができるとともに、ガスを充
填した密封状態とすることにより雑菌等の活動を良好に
押さえ、低温処理と密封処理との相乗効果により、内部
の食品等の劣化及び変成を極力押さえて良好な輸送を行
なうことができる。又、保冷シート内に封入されている
セラミック粒子が遠赤外線を発し、吸水性ポリマーのく
っつきを良好に防止することができるとともに、食品等
の細胞の活性を促し、より良好な鮮度保持効果を上げる
ことができる。さらに示温塗料により、袋空間内の吸水
性ポリマーの凍結温度及び融解温度等を外部から簡易に
目視可能であり、この示温塗料を利用して保冷シートに
宣伝文字又は図形等を描くことができ、温度の変化によ
りこの図形等が変色することにより、保冷シートの宣伝
効果を良好化させることができる。
より低温を維持させることができるとともに、ガスを充
填した密封状態とすることにより雑菌等の活動を良好に
押さえ、低温処理と密封処理との相乗効果により、内部
の食品等の劣化及び変成を極力押さえて良好な輸送を行
なうことができる。又、保冷シート内に封入されている
セラミック粒子が遠赤外線を発し、吸水性ポリマーのく
っつきを良好に防止することができるとともに、食品等
の細胞の活性を促し、より良好な鮮度保持効果を上げる
ことができる。さらに示温塗料により、袋空間内の吸水
性ポリマーの凍結温度及び融解温度等を外部から簡易に
目視可能であり、この示温塗料を利用して保冷シートに
宣伝文字又は図形等を描くことができ、温度の変化によ
りこの図形等が変色することにより、保冷シートの宣伝
効果を良好化させることができる。
又、ケース体が発泡ポリスチレンペーパーで構成され
ているため、外気温の変化に強く、又、ケース内に発生
する結露水等を素早く吸収して良好な保冷状態を得るこ
とができる効果を有する。
ているため、外気温の変化に強く、又、ケース内に発生
する結露水等を素早く吸収して良好な保冷状態を得るこ
とができる効果を有する。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は本例輸送方法に
使用されるケース体の断面構成図、第2図はケース体内
に配置される保冷シートの拡大断面構成図である。 1……ケース体、2……内壁シート 3……密封シート、4……保冷シート S……収納空間、8……示温塗料 9……吸水性ポリマー 10……セラミック粒子
使用されるケース体の断面構成図、第2図はケース体内
に配置される保冷シートの拡大断面構成図である。 1……ケース体、2……内壁シート 3……密封シート、4……保冷シート S……収納空間、8……示温塗料 9……吸水性ポリマー 10……セラミック粒子
Claims (1)
- 【請求項1】食肉等の収納空間Sを有し、内面側に不通
気,不通水性の内壁シート2を貼着した発泡ポリスチレ
ンペーパーにて形成されたケース体1を用い、該ケース
1体の前記収納空間Sの底面側に、吸水性ポリマー9及
び遠赤外線を放出し得るセラミック粒子10を封入した複
数の袋空間Kを一列方向に形成し、かつ示温塗料8を封
入してなる保冷シート4を含水させ凍結させた状態で配
置させるとともに、その上に食肉等を収納させ、前記収
納空間S内を偏性好気性とし得るガスを該収納空間S内
に充填させ、かつ前記ケース体1の上面側に密封シート
3をシールして収納空間S内を密封しつつ輸送すること
を特徴とする保冷輸送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63255314A JP2551824B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 保冷輸送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63255314A JP2551824B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 保冷輸送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109878A JPH02109878A (ja) | 1990-04-23 |
JP2551824B2 true JP2551824B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=17277058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63255314A Expired - Fee Related JP2551824B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | 保冷輸送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551824B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012247115A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Shinji Ito | 保冷具 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102857B2 (ja) * | 1990-07-05 | 1995-11-08 | 株式会社タイヘイ産商 | 食品保存方法 |
CN102730320A (zh) * | 2012-07-09 | 2012-10-17 | 曾宪俊 | 高压氮气保鲜容器及利用其对产品进行保鲜的方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59178273U (ja) * | 1983-05-18 | 1984-11-28 | 呉羽化学工業株式会社 | 包装用容器 |
JPS6065259U (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | 有限会社オリエンタル容器工業 | 生鮮食品の腐敗防止用敷板 |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP63255314A patent/JP2551824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012247115A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Shinji Ito | 保冷具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109878A (ja) | 1990-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |