JPH0714740B2 - 発泡合成樹脂容器 - Google Patents
発泡合成樹脂容器Info
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- JPH0714740B2 JPH0714740B2 JP61250403A JP25040386A JPH0714740B2 JP H0714740 B2 JPH0714740 B2 JP H0714740B2 JP 61250403 A JP61250403 A JP 61250403A JP 25040386 A JP25040386 A JP 25040386A JP H0714740 B2 JPH0714740 B2 JP H0714740B2
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- Japan
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- window
- container
- hole
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は発泡合成樹脂容器に関し、更に詳しくは、開閉
が容易且つ確実な冷気や温気注入用の窓を備えた発泡合
成樹脂容器に関するものである。
が容易且つ確実な冷気や温気注入用の窓を備えた発泡合
成樹脂容器に関するものである。
「従来技術と問題点」 従来、発泡ポリスチレンに代表される発泡合成樹脂は優
れた緩衝性と断熱性を有するため、各種の包装容器や輸
送容器等に汎く利用されている。
れた緩衝性と断熱性を有するため、各種の包装容器や輸
送容器等に汎く利用されている。
その代表的なものとして、魚介類、野菜類、果実類等の
他方の特産品を新鮮さを保持したままで消費者のところ
まで配送したり、また夕食等の材料を取り揃え、消費者
側で調理すれば良い状態としたものや、更にはこれらに
加工調味し、消費者は唯これらを電子レンジで加熱する
だけといったフレッシュさを売りものとする宅配便用の
包装、輸送容器がある。
他方の特産品を新鮮さを保持したままで消費者のところ
まで配送したり、また夕食等の材料を取り揃え、消費者
側で調理すれば良い状態としたものや、更にはこれらに
加工調味し、消費者は唯これらを電子レンジで加熱する
だけといったフレッシュさを売りものとする宅配便用の
包装、輸送容器がある。
魚介類や料理用材料等の場合には、冷凍もしくは冷却し
た状態で容器内に収容した後、目的地に配送するに必要
なドライアイス、蓄冷剤や氷を詰めるという方式が採用
されている。しかして、例えば配送に予定した時間より
も長時間を要する場合にはドライアイス等が不足し、そ
の結果、収納物の品質低下や場合によっては腐敗を来
し、全く商品性を損なう結果となる。他方、これを防止
せんとして、過剰のドライアイス等を詰めると、それだ
け収納効率が低下し、コストアップを惹き起こす。
た状態で容器内に収容した後、目的地に配送するに必要
なドライアイス、蓄冷剤や氷を詰めるという方式が採用
されている。しかして、例えば配送に予定した時間より
も長時間を要する場合にはドライアイス等が不足し、そ
の結果、収納物の品質低下や場合によっては腐敗を来
し、全く商品性を損なう結果となる。他方、これを防止
せんとして、過剰のドライアイス等を詰めると、それだ
け収納効率が低下し、コストアップを惹き起こす。
これらの欠点を補うため、魚介類、野菜類、果実類、料
理用材料等は輸送先や用途、距離等に応じ保冷車や冷凍
車を用い保冷、冷凍状態を維持し輸送する方法がしばし
ば用いられる。しかしこの場合でも密閉された保冷容器
の外周からの冷却を行うこととなり、もともと断熱材で
作られている保冷容器であるため、冷却効果は非常に悪
く、輸送距離や時間によっては容器外周のみ冷却され、
内容物迄冷却されない場合がしばしば発生し、冷凍車の
本来のネライが生かされてない場合が多く、さりとて保
容器壁を通して容易に冷却可能な構造とすると、今度は
冷却後に容器を外気雰囲気中に置いた場合に内容物の温
度上昇が急激となる等の欠点を生じる。このため、冷却
効果の悪さはやむを得ないと考えられ保冷容器ごと冷却
されている。
理用材料等は輸送先や用途、距離等に応じ保冷車や冷凍
車を用い保冷、冷凍状態を維持し輸送する方法がしばし
ば用いられる。しかしこの場合でも密閉された保冷容器
の外周からの冷却を行うこととなり、もともと断熱材で
作られている保冷容器であるため、冷却効果は非常に悪
く、輸送距離や時間によっては容器外周のみ冷却され、
内容物迄冷却されない場合がしばしば発生し、冷凍車の
本来のネライが生かされてない場合が多く、さりとて保
容器壁を通して容易に冷却可能な構造とすると、今度は
冷却後に容器を外気雰囲気中に置いた場合に内容物の温
度上昇が急激となる等の欠点を生じる。このため、冷却
効果の悪さはやむを得ないと考えられ保冷容器ごと冷却
されている。
かくして、複雑な輸送ルートや、例えば多数の個人の冷
凍食品等を集荷し、安全且つ確実に冷凍状態を維持させ
乍ら多数の送り先へ宅配すること等は、コスト的、設備
的、輸送システム的に不可能である。
凍食品等を集荷し、安全且つ確実に冷凍状態を維持させ
乍ら多数の送り先へ宅配すること等は、コスト的、設備
的、輸送システム的に不可能である。
一方、野菜等にあっては、一般に容器内に収納後、例え
ば差圧予冷等により予冷された後、目的地に配送されて
いる。この場合にも予定した配送時間よりも長くなる
と、上記と同様の問題が生じる。
ば差圧予冷等により予冷された後、目的地に配送されて
いる。この場合にも予定した配送時間よりも長くなる
と、上記と同様の問題が生じる。
「問題点を解決するための手段」 本発明者らはかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、内容物
を収納したり、内容物を収納した容器を輸送車に積み込
んだり、ターミナルで仕分けされる場合等を除いて、例
えば集荷店で積荷されるまでの待機中や輸送車での運搬
中は備付けの冷蔵庫内で容器に設けた窓を開け冷気を容
器内に導入して内容物を冷却し、それ以外の上記集荷中
や仕分け中は該窓を閉じ冷気を容器内に封入する方式を
採用することにより、上記問題点を一挙に解消し得、最
大の収納効率で新鮮な状態で生鮮物を配送することがで
きることを見出し、安価且つ簡単な構造で窓開閉の誤動
作がなく、無人作業化の可能な発泡合成樹脂容器を提供
するに至ったものである。
を収納したり、内容物を収納した容器を輸送車に積み込
んだり、ターミナルで仕分けされる場合等を除いて、例
えば集荷店で積荷されるまでの待機中や輸送車での運搬
中は備付けの冷蔵庫内で容器に設けた窓を開け冷気を容
器内に導入して内容物を冷却し、それ以外の上記集荷中
や仕分け中は該窓を閉じ冷気を容器内に封入する方式を
採用することにより、上記問題点を一挙に解消し得、最
大の収納効率で新鮮な状態で生鮮物を配送することがで
きることを見出し、安価且つ簡単な構造で窓開閉の誤動
作がなく、無人作業化の可能な発泡合成樹脂容器を提供
するに至ったものである。
即ち、本発明は発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とから
なる断熱容器において、前記蓋体又は容器本体の少なく
とも1つの面に窓部が設けられ、該窓部は円形凹状部か
らなり透孔と非透孔部とを交互に設けた窓枠と、該窓枠
に伸縮性素材により回転自在に枢着され、透孔と非透孔
部とを交互に設けた円形状可動板とから構成され、該可
動板が押圧力を受けると伸縮性素材が伸長することによ
り回転して窓枠の透孔と可動板の透孔とが略一致して通
気孔を形成し、該押圧力が取り除かれると伸縮性素材が
収縮することにより該可動板が元の位置に戻り一方の透
孔と他方の非透孔部とが略一致して通気孔を閉鎖する構
造の発泡合成樹脂容器を内容とするものである。
なる断熱容器において、前記蓋体又は容器本体の少なく
とも1つの面に窓部が設けられ、該窓部は円形凹状部か
らなり透孔と非透孔部とを交互に設けた窓枠と、該窓枠
に伸縮性素材により回転自在に枢着され、透孔と非透孔
部とを交互に設けた円形状可動板とから構成され、該可
動板が押圧力を受けると伸縮性素材が伸長することによ
り回転して窓枠の透孔と可動板の透孔とが略一致して通
気孔を形成し、該押圧力が取り除かれると伸縮性素材が
収縮することにより該可動板が元の位置に戻り一方の透
孔と他方の非透孔部とが略一致して通気孔を閉鎖する構
造の発泡合成樹脂容器を内容とするものである。
本発明の蓋体、容器本体及び窓部は発泡合成樹脂からな
り、該発泡合成樹脂としてはポリスチレン系、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリウレ
タン系樹脂等が好適である。また、本発明に用いられる
伸縮性素材としてはゴム、スプリング等が好適である。
本発明において窓部は必ずしも着脱自在に取り付ける場
合に限られず、例えば窓枠は容器側面自体を利用するこ
とも可能である。また、窓部を相対する側壁面に2個設
けると、差圧予冷の場合に好適である。
り、該発泡合成樹脂としてはポリスチレン系、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリウレ
タン系樹脂等が好適である。また、本発明に用いられる
伸縮性素材としてはゴム、スプリング等が好適である。
本発明において窓部は必ずしも着脱自在に取り付ける場
合に限られず、例えば窓枠は容器側面自体を利用するこ
とも可能である。また、窓部を相対する側壁面に2個設
けると、差圧予冷の場合に好適である。
本発明を実施態様を示す図面に基づいて説明すると、第
1図は本発明容器の分解斜視図である。同図において、
本発明容器は蓋体(1)と容器本体(11)とからなり、
容器本体(11)の相対する側壁面(12)(12′)に窓部
(21)(21′)が設けられている。
1図は本発明容器の分解斜視図である。同図において、
本発明容器は蓋体(1)と容器本体(11)とからなり、
容器本体(11)の相対する側壁面(12)(12′)に窓部
(21)(21′)が設けられている。
第2図は上記窓部(21)の分解斜視図、第3図(A)は
正面図、第3図(B)は背面図、第3図(C)は第3図
(A)におけるA−A断面図で、窓枠(31)と可動板
(41)と伸縮性素材としての輪ゴム(51a)(51b)とか
ら構成されている。
正面図、第3図(B)は背面図、第3図(C)は第3図
(A)におけるA−A断面図で、窓枠(31)と可動板
(41)と伸縮性素材としての輪ゴム(51a)(51b)とか
ら構成されている。
窓枠(31)は円形凹状の可動板収容部(32)を備え、そ
の中心には先端にゴム引掛部(33a)(33b)を有する支
軸(34)が突設され、その周りに等間隔で3個の透孔
(35a)(35b)(35c)が非透孔部(36a)(36b)(36
c)と交互に配され、更にストッパー通路(38)が凹設
されている。窓枠(31)の外周側面部には突縁部(37)
が周設されている。
の中心には先端にゴム引掛部(33a)(33b)を有する支
軸(34)が突設され、その周りに等間隔で3個の透孔
(35a)(35b)(35c)が非透孔部(36a)(36b)(36
c)と交互に配され、更にストッパー通路(38)が凹設
されている。窓枠(31)の外周側面部には突縁部(37)
が周設されている。
可動板(41)は円板状からなり、中心には窓枠(31)の
支軸(34)に挿通する孔(42)を有し、その周りに等間
隔で3個の透孔(43a)(43b)(43c)が非透孔部(44
a)(44b)(44c)と交互に配されている。可動板(4
1)の外周側面にはゴム装着溝(45a)(45b)が、また
周縁表面に突出した額縁部(46)にはゴム装着溝(47
a)(47b)が刻設され、非透孔部(44b)に突起(48)
が設けられ、その横の額縁部(46)下面にストッパー
(49)が突設されている。
支軸(34)に挿通する孔(42)を有し、その周りに等間
隔で3個の透孔(43a)(43b)(43c)が非透孔部(44
a)(44b)(44c)と交互に配されている。可動板(4
1)の外周側面にはゴム装着溝(45a)(45b)が、また
周縁表面に突出した額縁部(46)にはゴム装着溝(47
a)(47b)が刻設され、非透孔部(44b)に突起(48)
が設けられ、その横の額縁部(46)下面にストッパー
(49)が突設されている。
本発明の窓部(21)は窓枠(31)の支軸(34)を可動板
(41)の孔(42)に挿通させ、可動板収容部(32)内に
可動板(41)を嵌め込み、輪ゴム(51a)(51b)をそれ
ぞれループ部(51a′)(51b′)を支軸(34)のゴム引
掛部(33a)(33b)に掛け、半円部(51a″)(51b″)
をそれぞれゴム装着溝(47a−45a−47b)(47a−45b−4
7b)に装着して組み立てられる。この様にして組み立て
られた窓部は支軸(34)を中心としてゴムの伸張力によ
り可動板(41)が窓枠の収容部(32)内を回転すること
ができ、回転しない状態では可動板(41)の透孔(43
a)(43b)(43c)がそれぞれ窓枠(31)の非透孔部(3
6a)(36b)(36c)によって塞がれ、また窓枠(31)の
透孔(35a)(35b)(35c)はいそれぞれ可動板(41)
の非透孔部(44a)(44b)(44c)により塞がれ、即
ち、通気孔は形成されていない状態にある。
(41)の孔(42)に挿通させ、可動板収容部(32)内に
可動板(41)を嵌め込み、輪ゴム(51a)(51b)をそれ
ぞれループ部(51a′)(51b′)を支軸(34)のゴム引
掛部(33a)(33b)に掛け、半円部(51a″)(51b″)
をそれぞれゴム装着溝(47a−45a−47b)(47a−45b−4
7b)に装着して組み立てられる。この様にして組み立て
られた窓部は支軸(34)を中心としてゴムの伸張力によ
り可動板(41)が窓枠の収容部(32)内を回転すること
ができ、回転しない状態では可動板(41)の透孔(43
a)(43b)(43c)がそれぞれ窓枠(31)の非透孔部(3
6a)(36b)(36c)によって塞がれ、また窓枠(31)の
透孔(35a)(35b)(35c)はいそれぞれ可動板(41)
の非透孔部(44a)(44b)(44c)により塞がれ、即
ち、通気孔は形成されていない状態にある。
上記の如く組み立てられた窓部(21)(21′)は容器本
体(11)の側面部(12)(12′)に設けられた凹状装着
部(13)(13′)に取り付けられる。即ち、該装着部
(13)(13′)の凹溝(14)(14′)に窓枠の突縁部
(34)(34′)を嵌合させれば良い。尚、上面の突縁部
(34)は窓部が容器本体に装着された後において、容器
本体の凸部(15)(15′)とともに、所謂内ハメ式の容
器を形成する。
体(11)の側面部(12)(12′)に設けられた凹状装着
部(13)(13′)に取り付けられる。即ち、該装着部
(13)(13′)の凹溝(14)(14′)に窓枠の突縁部
(34)(34′)を嵌合させれば良い。尚、上面の突縁部
(34)は窓部が容器本体に装着された後において、容器
本体の凸部(15)(15′)とともに、所謂内ハメ式の容
器を形成する。
第4図(A)、(B)、(C)は透孔を介して通気孔が
形成された状態を示し、それぞれ正面図、B−B断面
図、C−C要部断面図である。これらの図において、突
起(48)を介して可動板(41)がその回転方向に約60度
押圧力を受けると、輪ゴム(51a)(51b)が伸張して可
動板(41)が窓枠(31)の収容部(32)内を回転して窓
枠(31)の透孔(35a)(35b)(35c)が可動板(41)
の透孔(43a)(43b)(43c)とそれぞれ連通し、通気
孔が形成され、該通気孔から例えば冷気が容器内に導入
される。
形成された状態を示し、それぞれ正面図、B−B断面
図、C−C要部断面図である。これらの図において、突
起(48)を介して可動板(41)がその回転方向に約60度
押圧力を受けると、輪ゴム(51a)(51b)が伸張して可
動板(41)が窓枠(31)の収容部(32)内を回転して窓
枠(31)の透孔(35a)(35b)(35c)が可動板(41)
の透孔(43a)(43b)(43c)とそれぞれ連通し、通気
孔が形成され、該通気孔から例えば冷気が容器内に導入
される。
第4図(C)は一時停止機構を示す要部拡大図で、(3
8)は窓枠(31)に設けられたストッパー通路で、停止
溝(39)に至る直前に隆起部(38a)が設けられてい
る。かくして、突起(48)に押圧力が加えられると、ス
トッパー(49)は通路(38)を矢示の如く移動し、隆起
部(38a)を乗り越えて停止溝(39)に至り、この時押
圧力が取り去られると、輪ゴムは伸張状態にあるので収
縮してストッパー(49)を元の状態で引き戻す方向に作
用するが、該隆起部(38a)が堰止めの働きをしてその
ままの状態、即ち、通気孔が形成された状態を維持す
る。通気孔を閉鎖する場合は突起(48)を把んで隆起部
(38a)以上に持ち上げると輪ゴムの収縮力により元の
状態に戻り、通気孔は閉鎖される。
8)は窓枠(31)に設けられたストッパー通路で、停止
溝(39)に至る直前に隆起部(38a)が設けられてい
る。かくして、突起(48)に押圧力が加えられると、ス
トッパー(49)は通路(38)を矢示の如く移動し、隆起
部(38a)を乗り越えて停止溝(39)に至り、この時押
圧力が取り去られると、輪ゴムは伸張状態にあるので収
縮してストッパー(49)を元の状態で引き戻す方向に作
用するが、該隆起部(38a)が堰止めの働きをしてその
ままの状態、即ち、通気孔が形成された状態を維持す
る。通気孔を閉鎖する場合は突起(48)を把んで隆起部
(38a)以上に持ち上げると輪ゴムの収縮力により元の
状態に戻り、通気孔は閉鎖される。
第5図は本発明に用いられる窓部の他の実施態様を示す
分解斜視図、第6図(A)、(B)、(C)はそれぞれ
正面図、背面図、D−D断面図で、窓部は窓枠(31)と
可動板(41)と伸縮性素材としての輪ゴム(51a)(51
b)とから構成されている。窓枠(31)は円形凹状の可
動板収容部(32)を備え、その中心には先端部に止めピ
ン受け(34a)(34b)を有し内部に止めピン収容孔(34
c)を有する支軸(34)が突設され、その周りに等間隔
で3個の透孔(35a)(35b)(35c)が非透孔部(36a)
(36b)(36c)と交互に配され、前記収容部(32)の内
面に鍔収容部(40a)(40b)が設けられている。また窓
枠(31)の外周側面部には突縁部(37)が設けられてい
る。
分解斜視図、第6図(A)、(B)、(C)はそれぞれ
正面図、背面図、D−D断面図で、窓部は窓枠(31)と
可動板(41)と伸縮性素材としての輪ゴム(51a)(51
b)とから構成されている。窓枠(31)は円形凹状の可
動板収容部(32)を備え、その中心には先端部に止めピ
ン受け(34a)(34b)を有し内部に止めピン収容孔(34
c)を有する支軸(34)が突設され、その周りに等間隔
で3個の透孔(35a)(35b)(35c)が非透孔部(36a)
(36b)(36c)と交互に配され、前記収容部(32)の内
面に鍔収容部(40a)(40b)が設けられている。また窓
枠(31)の外周側面部には突縁部(37)が設けられてい
る。
可動板(41)は円板状からなり、中心には窓枠(31)の
支軸(34)に挿通する孔(42)を有し、その周りに等間
隔で3個の透孔(43a)(43b)(43c)が非透孔部(44
a)(44b)(44c)と交互に配され、可動板(41)の外
周側面にはゴム装着溝(45a)(45b)が刻設されてい
る。周縁表面に延設された額縁部(46)にはゴム装着溝
(47a)(47b)が設けられ、該ゴム装着溝(47a)(47
b)の両側には鍔部(47a′)(47b′)が突設されてい
る。
支軸(34)に挿通する孔(42)を有し、その周りに等間
隔で3個の透孔(43a)(43b)(43c)が非透孔部(44
a)(44b)(44c)と交互に配され、可動板(41)の外
周側面にはゴム装着溝(45a)(45b)が刻設されてい
る。周縁表面に延設された額縁部(46)にはゴム装着溝
(47a)(47b)が設けられ、該ゴム装着溝(47a)(47
b)の両側には鍔部(47a′)(47b′)が突設されてい
る。
止めピン(50)は頭部側面に支軸(34)先端の止めピン
受け(34a)(34b)と嵌合する凹部(50a)(50b)を、
表面にはゴム装着溝(50c)を有している。
受け(34a)(34b)と嵌合する凹部(50a)(50b)を、
表面にはゴム装着溝(50c)を有している。
上記窓枠(31)の支軸(34)に可動板(41)の孔(42)
を挿通させた後、止めピン(50)を該支軸(34)内部の
止めピン収容孔(34c)内に挿入し、該ピン(50)の凹
部(50a)(50b)と支軸(34)先端の止めピン受け(34
a)(34b)とを嵌合させる。次いで、輪ゴム(51a)を
止めピンのゴム装着部(50c)−可動板のゴム装着部(4
7a)−(47b)−(45a)を、また他の輪ゴム(51b)を
同様に(50c)−(47a)−(47b)−(45b)と掛けて窓
部の組立が終了する。
を挿通させた後、止めピン(50)を該支軸(34)内部の
止めピン収容孔(34c)内に挿入し、該ピン(50)の凹
部(50a)(50b)と支軸(34)先端の止めピン受け(34
a)(34b)とを嵌合させる。次いで、輪ゴム(51a)を
止めピンのゴム装着部(50c)−可動板のゴム装着部(4
7a)−(47b)−(45a)を、また他の輪ゴム(51b)を
同様に(50c)−(47a)−(47b)−(45b)と掛けて窓
部の組立が終了する。
上記の如く組み立てられた窓部は可動板(41)の透孔
(43a)(43b)(43c)がそれぞれ窓枠(31)の非透孔
部(36a)(36b)(36c)によって塞がれ、また窓枠(3
1)の透孔(35a)(35b)(35c)はそれぞれ可動板(4
1)の非透孔部(44a)(44b)(44c)により塞がれ、即
ち、通気は形成されていない状態にある。また、可動板
(41)は支軸(34)を中心としてゴムの伸張力により回
転可能な状態にある。また、可動板(41)は支軸(34)
を中心としてゴムの伸張力により回転可能な状態にあ
る。
(43a)(43b)(43c)がそれぞれ窓枠(31)の非透孔
部(36a)(36b)(36c)によって塞がれ、また窓枠(3
1)の透孔(35a)(35b)(35c)はそれぞれ可動板(4
1)の非透孔部(44a)(44b)(44c)により塞がれ、即
ち、通気は形成されていない状態にある。また、可動板
(41)は支軸(34)を中心としてゴムの伸張力により回
転可能な状態にある。また、可動板(41)は支軸(34)
を中心としてゴムの伸張力により回転可能な状態にあ
る。
第7図(A)、(B)は窓枠(31)と可動板(41)との
透孔が連通して通気孔が形成された状態を示し、突起
(48)を通じて可動板(41)が矢示した回転方向に押圧
力を受けると輪ゴム(51)が伸張して可動板(41)はそ
の鍔部(47a′)(47b′)がそれぞれ鍔収容部(40a)
(40b)内を移動する分だけ回転し、その結果、窓枠(3
1)の透孔(35a)(35b)(35c)が可動板(41)の透孔
(43a)(43b)(43c)とがそれぞれ連通し、通気孔が
形成される。尚、この場合にも、必要に応じ前記の如き
一時停止機構を設けることができることは云うまでもな
い。また、止めピン(50)は支軸(34)に接着しても良
いし、更には止めピン(50)のゴム装着溝(50c)に輪
ゴムを装着した後、その離脱を防ぐためにピンの表面に
粘着テープ等を貼着しても良い。更に、本発明におい
て、透孔の形状、数、可動板の回転方向の変更、ゴムの
掛け方等多くのバリエーションが可能であり、これらは
本発明の精神を逸脱しない限り本発明に包含されるもの
である。
透孔が連通して通気孔が形成された状態を示し、突起
(48)を通じて可動板(41)が矢示した回転方向に押圧
力を受けると輪ゴム(51)が伸張して可動板(41)はそ
の鍔部(47a′)(47b′)がそれぞれ鍔収容部(40a)
(40b)内を移動する分だけ回転し、その結果、窓枠(3
1)の透孔(35a)(35b)(35c)が可動板(41)の透孔
(43a)(43b)(43c)とがそれぞれ連通し、通気孔が
形成される。尚、この場合にも、必要に応じ前記の如き
一時停止機構を設けることができることは云うまでもな
い。また、止めピン(50)は支軸(34)に接着しても良
いし、更には止めピン(50)のゴム装着溝(50c)に輪
ゴムを装着した後、その離脱を防ぐためにピンの表面に
粘着テープ等を貼着しても良い。更に、本発明におい
て、透孔の形状、数、可動板の回転方向の変更、ゴムの
掛け方等多くのバリエーションが可能であり、これらは
本発明の精神を逸脱しない限り本発明に包含されるもの
である。
「作用・効果」 本発明の容器はあらゆる生鮮物等の輸送に好適であり、
例えば下記の如き工程により電子レンジで加熱するだけ
の調理済み料理を新鮮な状態でドアー・ツー・ドアー宅
配も可能である。この場合の典型的な作業工程例を記す
れば、調理→冷凍→包装(閉;窓の開閉状態、以下同
じ)→集荷店(開)→集荷(閉)→冷凍輸送車(開)→
ターミナル仕分け(閉)→冷凍輸送車(開)→ターミナ
ル仕分け(閉)→冷凍輸送車(開)→宅配となり、夥し
い回数の開閉操作を繰り返さねばならないが、本発明の
容器を用いれば容易且つ確実に行うことができる。即
ち、集荷店、冷凍輸送車の工程では窓を開とした状態で
冷凍庫内に置き、冷気を導入する必要があるが、例えば
冷凍庫内壁の所定の位置に棒状体を突出させておき、容
器を庫内に収容させると自動的に該棒状体が本発明容器
の窓部の可動板を所定方向に押圧する様に設計しておけ
ば、容器を庫内に収容するだけで自動的に窓を開状態と
することができ、冷凍庫から取り出すと同時に閉状態と
することができる。
例えば下記の如き工程により電子レンジで加熱するだけ
の調理済み料理を新鮮な状態でドアー・ツー・ドアー宅
配も可能である。この場合の典型的な作業工程例を記す
れば、調理→冷凍→包装(閉;窓の開閉状態、以下同
じ)→集荷店(開)→集荷(閉)→冷凍輸送車(開)→
ターミナル仕分け(閉)→冷凍輸送車(開)→ターミナ
ル仕分け(閉)→冷凍輸送車(開)→宅配となり、夥し
い回数の開閉操作を繰り返さねばならないが、本発明の
容器を用いれば容易且つ確実に行うことができる。即
ち、集荷店、冷凍輸送車の工程では窓を開とした状態で
冷凍庫内に置き、冷気を導入する必要があるが、例えば
冷凍庫内壁の所定の位置に棒状体を突出させておき、容
器を庫内に収容させると自動的に該棒状体が本発明容器
の窓部の可動板を所定方向に押圧する様に設計しておけ
ば、容器を庫内に収容するだけで自動的に窓を開状態と
することができ、冷凍庫から取り出すと同時に閉状態と
することができる。
かくして、本発明によれば極めて安価且つ簡単な構造に
より、容器の窓開閉作業を無人化し得るとともに、誤動
作が皆無であるから、より高度の品質保証が可能であ
り、遠隔地同志で自慢の料理を交換し合ったり、単身赴
任者宅や下宿先に手作りの料理を届けたりすることがで
き、従前の宅配の枠を超越した画期的な配送システムを
可能とするものである。また、本発明は宅配用保冷箱の
みならず、野菜用保冷箱、魚箱、産地直送保冷箱、食品
流通箱を始め、医薬品輸送箱等にも広く適用できること
は云うまでもない。
より、容器の窓開閉作業を無人化し得るとともに、誤動
作が皆無であるから、より高度の品質保証が可能であ
り、遠隔地同志で自慢の料理を交換し合ったり、単身赴
任者宅や下宿先に手作りの料理を届けたりすることがで
き、従前の宅配の枠を超越した画期的な配送システムを
可能とするものである。また、本発明は宅配用保冷箱の
みならず、野菜用保冷箱、魚箱、産地直送保冷箱、食品
流通箱を始め、医薬品輸送箱等にも広く適用できること
は云うまでもない。
第1図は本発明容器の実施態様を示す分解斜視図、第2
図は窓部の分解斜視図、第3図(A)、(B)、(C)
は該窓部のそれぞれ正面図、背面図、A−A断面図、第
4図(A)、(B)、(C)は該窓部の開状態を示し、
それぞれ正面図、B−B断面図、C−C要部断面図、第
5図は窓部の他の実施態様を示す斜視図、第6図
(A)、(B)、(C)は該窓部のそれぞれ正面図、背
面図、D−D断面図、第7図(A)、(B)は該窓部の
開状態を示し、それぞれ正面図、E−E断面図である。 1……蓋体 11……容器本体 21、22′……窓部 31……窓枠 41……可動板 51a、51b……伸縮性素材(輪ゴム)
図は窓部の分解斜視図、第3図(A)、(B)、(C)
は該窓部のそれぞれ正面図、背面図、A−A断面図、第
4図(A)、(B)、(C)は該窓部の開状態を示し、
それぞれ正面図、B−B断面図、C−C要部断面図、第
5図は窓部の他の実施態様を示す斜視図、第6図
(A)、(B)、(C)は該窓部のそれぞれ正面図、背
面図、D−D断面図、第7図(A)、(B)は該窓部の
開状態を示し、それぞれ正面図、E−E断面図である。 1……蓋体 11……容器本体 21、22′……窓部 31……窓枠 41……可動板 51a、51b……伸縮性素材(輪ゴム)
Claims (3)
- 【請求項1】発泡合成樹脂製の蓋体と容器本体とからな
る断熱容器において、前記蓋体又は容器本体の少なくと
も1つの面に窓部が設けられ、該窓部は円形凹状部から
なり透孔と非透孔部とを交互に設けた窓枠と、該窓枠に
伸縮性素材により回転自在に枢着され、透孔と非透孔部
とを交互に設けた円形状可動板とから構成され、該可動
板が押圧力を受けると伸縮性素材が伸長することにより
回転して窓枠の透孔と可動板の透孔とが略一致して通気
孔を形成し、該押圧力が取り除かれると伸縮性素材が収
縮することにより該可動板が元の位置に戻り一方の透孔
と他方の非透孔部とが略一致して通気孔を閉鎖する構造
の発泡合成樹脂容器。 - 【請求項2】窓部が相対する側壁面に2個設けられた特
許請求の範囲第1項記載の容器。 - 【請求項3】該可動板が押圧力により回転して開口部を
形成した際に、窓枠に設けた凹部又は凸部と、可動板に
設けた凸部又は凹部とが嵌合係止する構造である特許請
求の範囲第1項又は第2項記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61250403A JPH0714740B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 発泡合成樹脂容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61250403A JPH0714740B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 発泡合成樹脂容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63110172A JPS63110172A (ja) | 1988-05-14 |
JPH0714740B2 true JPH0714740B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17207387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61250403A Expired - Lifetime JPH0714740B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 発泡合成樹脂容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714740B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0571173U (ja) * | 1992-03-03 | 1993-09-24 | 有限会社加藤合成工業 | 食品保存用密閉容器 |
JP2578998Y2 (ja) * | 1992-12-11 | 1998-08-20 | 鐘淵化学工業株式会社 | 保冷容器 |
JP2004238032A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-08-26 | Daiwa Seiko Inc | 保冷箱 |
JP2010173734A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Inoac Corp | 保冷容器及び輸送方法 |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP61250403A patent/JPH0714740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63110172A (ja) | 1988-05-14 |
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