JPH0719148B2 - エンベロープ発生器 - Google Patents

エンベロープ発生器

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JPH0719148B2
JPH0719148B2 JP3136902A JP13690291A JPH0719148B2 JP H0719148 B2 JPH0719148 B2 JP H0719148B2 JP 3136902 A JP3136902 A JP 3136902A JP 13690291 A JP13690291 A JP 13690291A JP H0719148 B2 JPH0719148 B2 JP H0719148B2
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ラルフ・ドイツチエ
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/08Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs by calculating functions or polynomial approximations to evaluate amplitudes at successive sample points of a tone waveform
    • G10H7/12Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs by calculating functions or polynomial approximations to evaluate amplitudes at successive sample points of a tone waveform by means of a recursive algorithm using one or more sets of parameters stored in a memory and the calculated amplitudes of one or more preceding sample points
    • GPHYSICS
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • G10H1/04Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation
    • G10H1/053Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation during execution only
    • G10H1/057Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos by additional modulation during execution only by envelope-forming circuits

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多音合成楽器における
波形エンベロープの生成に関するものである。
【0002】
【従来技術】本発明は本発明者による1975年8月1
1日出願に係る米国特許第4085644号「複音シン
セサイザー」(特開昭52−27621)及び1975
年10月6日出願に係る米国特許第4022098号
「鍵盤スイッチ検出と割当装置」(特願昭52−446
26)に関連するものである。
【0003】楽音の音色にとって不可欠な成分を与える
ためにコントロールされなけらばならないのは、楽音波
形の高調波的構成のほかに波形のエンベロープ(env
elope)であるということは十分に立証されてい
る。各種のエンベロープの形が使用されており、そして
その選択はその楽器で演奏される楽音の型式によるもの
である。速い、或いは軽快なポピュラー音楽は、音のア
タック(attack)は突然ストップするように演奏
されることが多い。電子オルガンの場合はパイプオルガ
ンに似せるために、音のエンベロープを前縁においては
徐々に増加し、後縁においては徐々に減少するように、
楽音のアタックとリレーズをシミュレートすることが望
ましい。自然楽器に似せるように設計された楽音シンセ
サイザの場合は、徐々に増加するアタックの後に、ピー
ク値の約1/2まで徐々に減少するデイケイ(deca
y)があるのが普通である。1/2の振幅は対応する鍵
が圧下されている間は持続する。鍵が復旧されると、音
のエンベロープは次第に減少してゼロ値にレリーズす
る。アナログタイプの楽音発生器の場合、エンベロープ
波形を発生するために抵抗とコンデンサ回路が普通使用
されている。
【0004】ワトソンその他の人々は、米国特許第36
10805号において、デジタル電子オルガンのための
アタックとデイケイの1方式を開示した。そこではアタ
ック或いは特定の楽音周波数の周期ないしその1/2周
期のいずれかを選択してカウントできるカウンタによっ
てコントロールされるようになっている。本質的には、
カウントはアタックまたはデイケイに対する振幅対時間
のグラフにおける横座標を決定する役目をする。縦座標
すなわちグラフの振幅のスケールは、カウンタによって
アクセスされる固定メモリに蓄積されている多数の振幅
スケールファクタによって与えられる。スケールファク
タは要求に応じて固定メモリから読み出されて乗算器に
供給される。乗算器はデジタル電子オルガンに楽音発生
器メモリからデジタルのサンプルを第2の入力として受
け取り、乗算器はこれら2入力の積をつくって楽音波形
の前縁部と後縁部の大きさを定める。出願された実施態
様においては、アタックモードに入ったときカウントが
開始される。アタックシステムが停止されていない限
り、正のアタック(強制的にアタックを実行する)が与
えられ、この場合カウンタは鍵が圧下を持続するか否か
にかかわらずアタックを完了するよう強制されている。
【0005】電子楽器において“サスティン”(sus
tain)特性を持つのが望ましいことが多い。これに
よって打鍵された音が比較的長いレリーズ時間を選択的
に与えられることになる。“サスティン”機能の目的は
鍵が開放された後に、楽音を徐々に消滅させることであ
る。通常は上鍵盤のような、楽器のある特定の鍵盤だけ
がいかなる与えられた時間にも“サスティン”モードで
作動する。何故ならばデジタルタイプの多数の楽音発生
器のうちで限られた数の楽音発生器だけが利用可能なの
で、“サスティン”を使用中にもしも演奏者がグリサン
ド(glissando)効果を生ぜしめるために、1
本の指または何本かの指を鍵盤上に走らせて、いくつか
の音を非常に速く連続的に打鍵すると問題が生じる。か
かる事態においては利用可能な楽音発生器は非常に速く
全部割り当てられて、それ以上いくら打鍵しても無駄に
なるだろう。すなわち鍵が圧下されても音が出ないので
ある。
【0006】ドイツチエは米国特許第3610806号
において、すべての楽音発生器が現に割り当てられてい
る事態において“サスティン”モードを使用した場合
に、デイケイ継続時間の自動的変化を与える、デジタル
楽音発生器のための適応性サスティン特性を開示してい
る。全部の楽音発生器が割り当てられると直ちに、シス
テムは自動的に適応性サスティンモードに入る。この場
合“サスティン”効果を有するデビジョン(鍵盤)にあ
る鍵に関連して割り当てられ、かつ最も長いレリーズ継
続時間を有する波形を供給している楽音発生器は直ち
に、長いレリーズ(すなわち正規の“サスティン”)か
ら比較的短いレリーズ(これは“サスティン”の使用が
なければ正規のレリーズであろう)に切り換えられる。
この動作は次の音の要求に対する楽音発生器の割当にお
いて、楽音発生器の利用度を向上させる。
【0007】エンベロープ制御の目的でスケールファク
タを供給するために固定メモリを使用することには限界
がある。なぜならば楽音シンセサイザによって要求され
る厳密なエンベロープ制御を満足させるためには大きな
メモリを必要とするからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は楽音波形のエ
ンベロープ形状を制御するために楽音発生器によって用
いられるべき振幅関数を発生するものである。発生器は
回帰(recurrence)法則で動作し、振幅関数
のフェーズ(phase)の各ステップに対し新しいポ
イントは先行するポイントから発生される。振幅関数は
状態のフェーズに分割され、それは図2に示されるごと
く振幅関数のアタック、デイケイおよびレリーズ領域の
部分をあらわしている。繰り返し演算は異なる状態のフ
ェーズに対し変更される。1個の単一振幅関数発生器が
多数の楽音発生器のためにエンベロープ関数を発生する
ために配分されるといった方法で、読み出し書き込みメ
モリが振幅とフェーズの状態情報を蓄積するために使用
される。
【0009】周波数調整可能なタイミングクロックの集
合が使用されていて、各状態フェーズに対し独立のタイ
ミングが利用できる。使用されている繰り返し演算はエ
ンベロープのサスティン領域の高さを測定する単一のパ
ラメータHを含んでいる。(サスティン領域はデイケイ
領域に続くものであり、それは時におそいデイケイタイ
ミングクロックが使用される効果を示す“サスティン”
の語と混同されるので注意を要する。)Hの値は調整可
能なタイミングクロックと協同して、図22に示されて
いるようにエンベロープの広範囲な変化を生じることが
できる。エンベロープ関数の変化は通常はS字状(si
gmoidal)の形である。もしも非常に速いタイミ
ングクロックが使用されかつH=1であると、図22a
のような非常に突発的な形が生じる。図22bはH=1
と、よりおそいタイミングクロックに対する、通常のオ
ルガンのアタックである。図22cはH=1/2に対応
するものであり、楽音シンセサイザにおいて使用される
典型的なエンベロープのオーバーシュート曲線を示して
いる。図17dはH=0を用いて得られるものであり、
周知のピアノの曲線である。非常に速いアタックが使用
され、そしてデイケイは2つの速度を有している。デイ
ケイは第2のフェーズは第1のフェーズのそれよりもお
そい速度で計時されている。
【0010】また本発明には、別の実施手段が記述され
ている。そこではHの値の予め選択された群に対して、
回帰演算は制御ロジックと関連して2進シフトによって
迅速に実行される。振幅をフェーズ状態領域に分割する
ことは、正のアタックを実現するための単純化された手
段を可能にする。
【0011】楽音システムによる利用を目的とする振幅
関数発生器を提供することは本発明の1目的である。そ
こでは関数のステップが先行するステップの回帰演算に
よって得られ、かつ単一の制御可能なパラメータ値が形
状の多様性のために振幅関数を変化できる。自動的なレ
リーズモードを提供することは第2の目的である。それ
によって、全ての利用可能な楽音発生器が割り当てられ
てしまった場合に鍵盤スイッチをさらに作動すると、楽
音発生器の1つの迅速なレリーズを自動的に生ぜしめ
る。レリーズされる楽音発生器の選択は、予め選ばれた
フェーズ状態の優先性によって決定される。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明は、エンベロープ波形のフェーズ値
を進めるとともに、このフェーズ値の飛び越しをも行う
ようにしたものである。これにより、フェーズを飛び越
してエンベロープ波形を生成することができ、種々の楽
音を実現できる。
【0013】
【実施例の要約】発生できる楽音の数より多くない複数
の楽音発生手段(システム290、振幅利用手段11)
を有する電子楽器において、エンベロープ波形の生成の
開始を指示する開始指示手段(NEW NOTE信号を
発生する装置)と、この開始指示手段によるエンベロー
プ波形の生成の開始指示以降、エンベロープ波形生成の
ための演算情報(P1〜6、H)を発生する演算情報発
生手段(フェーズ状態複号器291、スケール選択部3
5(281))と、この演算情報発生手段より発生され
る演算情報に基づいて、一定周期のインターバル時間ご
とに、エンベロープ波形のレベル値を大きくなるように
演算する増大演算手段(状態決定論理回路292のアン
ドゲート群313〜321、ゲート群310〜312な
ど)と、上記演算情報発生手段より発生される演算情報
に基づいて、一定周期のインターバル時間ごとに、エン
ベロープ波形のレベル値を小さくなるように演算する減
少演算手段(状態決定論理回路292のアンドゲート群
313〜321、ゲート群310〜312など)と、上
記エンベロープ波形の立上り以降の複数のフェーズを表
わすフェーズ値(S)を記憶するフェーズ値記憶手段
(エンベロープフェーズシフトレジスタ14)とであっ
て、ここでこのフェーズ値はこのフェーズ値記憶手段よ
り上記演算情報発生手段へ送られて、該演算情報発生手
段によって発生される演算情報が各フェーズに応じて異
なるように制御されるとともに、これにより上記増大演
算手段及び上記減少演算手段によるエンベロープ波形の
レベル値の演算処理が各フェーズに応じて異なるように
制御され、上記増大演算手段によるエンベロープ波形の
レベル値の各フェーズに応じた演算の終了または上記減
少演算手段によるエンベロープ波形のレベル値の各フェ
ーズに応じた演算の終了を判別する終了判別手段(状態
決定論理回路292のGOTO 2〜6を出力するゲー
ト群338、345〜347、351〜363など)
と、この終了判別手段の判別結果に応じて、上記フェー
ズ値記憶手段に記憶されたフェーズ値を次のフェーズ値
に進めるフェーズ値進行手段(フェーズ値状態増加部2
93、エンベロープフェーズシフトレジスタ14)と、
このフェーズ値進行手段によって進行されるフェーズ値
の飛び越しを指示するフェーズ飛び越し指示手段(スケ
ール選択部35(値H)、正アタック回路270(NO
TE RELEASE信号))と、このフェーズ飛び越
し指示手段の飛び越しの指示に応じて、上記フェーズ値
進行手段に対して、フェーズ値の飛び越しを実行するフ
ェーズ飛び越し実行手段(フェーズ状態増加部293の
オアゲート329、335、327、331及び状態決
定論理回路292のGO TO 6を出力するノアゲー
ト360及びオアゲート354)とを備えたことを特徴
とするエンベロープ発生器。
【0014】
【実施例】以下の詳細な説明は本発明を実施する上で現
在考えられる最良の態様に関するものである。本説明は
限定的な意味に解されるべきでなく、それは単に本発明
の一般的原理を説明する目的でなされたにすぎない。な
ぜならば本発明の範囲は附記された特許請求の範囲によ
って最もよく定められるからである。最初に述べられた
本発明の形式に帰する構造的および動作的特性は、かか
る特性が明らかに適用不可能でない限り、或いは特別な
例外が設けられない限り後に述べられた形式にもまた帰
せられるであろう。
【0015】図1のADSRエンベロープ発生器10
は、振幅利用手段11を経て多音電子楽器での利用のた
めに、振幅対時間関数を発生するように動作する。図2
はライン12を経て振幅利用手段に供給される典型的な
振幅対時間関数を図示している。図2に示された振幅関
数は、7つの振幅フェーズ状態から構成される4つの領
域に通常分割される。振幅フェーズ状態1と2は振幅関
数のアタック領域を構成する。振幅フェーズ状態3と4
は振幅関数のデイケイ領域を構成する。振幅フェーズ状
態5と6は振幅関数のレリーズ領域を構成する。振幅フ
ェーズ状態4の終わりから振幅フェーズ状態5の始めま
でのびている振幅関数の領域は、振幅関数のサスティン
領域を構成する。フェーズ状態ゼロは割り当てられてい
ない楽音発生器に対応する。振幅関数は特に楽器のこれ
らのサブシステムにおいては、通常、エンベロープ関数
とされる。そこでは振幅関数は楽音波形の振幅を変調す
るために使用されている。
【0016】後述のごとくアタック、デイケイ、および
レリーズ領域は、各領域の成分フェーズに相当する計算
の演算方式を実行することによって発生される。図1に
示されたシステム10の回路は次の関数によって数値計
算することによって動作する。
【0017】 フェーズ1:A′=2A (式1) フェーズ2:A′=A/2+1/2 (式2) フェーズ3:A′=2A−1 (式3) フェーズ4:A′=A/2+H/2 (式4) フェーズ5:A′=2A−H (式5) フェーズ6:A′=A/2 (式6) ここでAは前の振幅値であり、A′は新しい振幅値であ
る。ADSRエンベロープ発生器のために遂行しうる計
算の演算方式には幅広い多様性がある。前述の関係式は
便利である。なぜならば演算を遂行すべきシステムが、
振幅関数上でどの特定のステップを計算すべきかを示す
メモリを全く必要としないからである。現在が曲線のど
のフェーズであるかの認識と、振幅の直前の値とが必要
とされるすべてである。
【0018】各フェーズにおけるステップ数はシステム
の設計で定まるパラメータであるが、2つの冪数にフェ
ーズを分割するのが便利である。システム10において
は、各フェーズはK=4に対し2K-1 ステップからな
る。フェーズ1は初期値A01=2−B/2で開始され
る。ここでB=2K-1 −1である。K=4に対して初期
値A01=1/256である。
【0019】表1はフェーズ1,3および5の開始時、
システム10によって選択される初期振幅値を記載した
ものである。図2に示すごとく、Hは振幅関数のサステ
ィン領域の振幅値である。Hは振幅関数の形を効果的に
変えるために、演奏者によって選ばれた入力パラメータ
である。
【0020】
【表1】
【0021】図1に示されたデビジョン(divisi
on)シフトレジスタ13は2ビットの長さのワードを
含む循環シフトレジスタである。このワードは楽器上で
現在演奏されている特定の音のオルガン(organ)
デビジョンを示す。一般に電子オルガンはアッパ(up
per)、ロワー(lower)およびペダル(ped
al)デビジョンからなっている。これらのデビジョン
は、そのオルガンがコンサート用または教会用として設
計されているときは、スエル(swell)、グレート
(great)およびペダルと呼ばれる。エンベロープ
フェーズシフトレジスタ14は3ビットの長さのワード
を含むシフトレジスタである。このワードは現在演奏さ
れている音の各々の振幅関数フェーズ状態を示す。振幅
シフトレジスタ15は13ビットの長さのワードを含む
シフトレジスタである。このワードは演奏されている音
の各々に対する現在の振幅値である。
【0022】前述のシフトレジスタの各々は同じ数のワ
ードを含み、この数は楽器の多音合成の能力に等しい。
数12が良好な選択であり、演奏者の指プラス2本の足
の数に対応している。3個のシフトレジスタが18ビッ
トの長さのワードを有する単一のシフトレジスタに結合
されうる。別法としてシフトレジスタは読み出し書き込
みメモリによって置き換えることができる。デビジョン
シフトレジスタ13、エンベロープフェーズシフトレジ
スタ14および振幅シフトレジスタ15はすべて同期状
態でアドレスされる。従って各々の音に対応するデータ
は同時に読み出される。
【0023】デビジョンシフトレジスタ13から読み出
されたDIV信号はスケール選択部35によって使用さ
れて、その振幅関数が数値計算されるべき現在の音に割
り当てられたデビジョンに対応するHの値を選択する。
図1のシステム10においては、各々のデビジョンはH
のそれ自身のスケール値を割り当てられている。図3は
システムブロックスケール選択部35を構成する論理回
路を示すものであり、後述される。
【0024】システム10は式1から6までによって与
えられる関数を次の一般化された形で数値計算する。
【0025】 A′=KA+N (式7) ここでAは先行の振幅値であり、A′は新しい振幅値で
ある。そしてKとNは表2に示される。
【0026】
【表2】
【0027】N−演算部16はライン15Aを経てHの
選択された値を、ライン17を経てフェーズ状態S=S
1,S2,S3を受け取る。これらの値からN−演算部
16は表2に示されたNの対応する値を決定する。図5
はシステムブロックN−演算部16を構成する論理回路
を示すものであり、後述される。
【0028】2進シフト回路19はライン18を経て振
幅シフトレジスタ15から読み出された振幅値Aを受け
取って、式7に対応するKAを数値計算する。表2はK
Aが振幅Aをあらわす2進データの右又は左シフトのい
ずれかであることを示している。さらに右シフトがSの
最小位ビットのS1=0に対応している。従って2進シ
フト回路19は図7に示される普通の2進データシフト
回路であり、後述される。
【0029】加算器22はライン20を経てNの値を、
ライン21を経てKAの値を受け取って和A′=KA+
Nをライン23上に選択ゲート24に対し出力する。も
しも振幅関数のフェーズ状態の間に推移が生じなけれ
ば、選択ゲート24はライン23上に入力したA′の値
をライン25を経て振幅選択ゲート26へ移送する。も
しもフェーズ状態の間に推移が生じたならば、選択ゲー
ト24はエンベロープフェーズイニシァライザ(ini
tializer)27から受け取った初期フェーズ状
態振幅A0Sをライン25へ移送する。
【0030】フェーズ終期振幅プレデイクタ(pred
ictor)28は現在のフェーズ状態値Sと振幅形状
定数Hとを受け取って、与えられたフェーズ状態の終期
に対する振幅に対応するAEの値を予言(predic
t)する。予言された値AEはコンパレータ(comp
arator)29に送られる。図8、図9はフェーズ
終期振幅プレデイクタ28を構成する論理回路を示すも
のであり、後述される。
【0031】コンパレータ29は振幅シフトレジスタ1
5から読み出された現在の振幅値Aを受け取って、Aを
フェーズ終期振幅プレデイクタ28によってつくられた
値AEと比較する。もしもAとAEの値が等しいと“Y
ES”信号が発生する。図10はコンパレータ29を構
成する論理回路を示すものであり、後述される。
【0032】エンベロープフェーズイニシァライザ27
は現在のフェーズ状態数Sを受け取って、もしも“YE
S”信号がコンパレータ29から受け取られると、特定
の振幅曲線に対しまさに開始されようとしているフェー
ズのために、初期値A0Sを伝送する。A0Sの値は表
1に示されているように選ばれる。図11はエンベロー
プフェーズイニシァライザ27を構成する論理回路を示
し、後述される。
【0033】振幅選択ゲート26は新しい振幅値A′が
選択されるべきか、あるいは現在の振幅値Aが保持され
るべきかを決定する。選択された値は振幅シフトレジス
タ15に蓄積され、振幅利用手段11によって利用でき
るようにされる。AまたはA′の選択はライン30上で
チェンジ(change)検出器31から受け取られた
“CHANGE”信号によって制御される。
【0034】チェンジ検出器31はADSRクロックか
らタイミングクロック信号を受け取る。この信号は楽器
の選ばれたデビジョンのために振幅関数の各フェーズの
発生を計時する。エッジ(adge)検出器(後述す
る)がタイミングクロックの移送(transitio
n)が生じたか否かを決定するために用いられている。
かかる移送が検出されると“CHANGE”信号が発生
して、振幅選択ゲート26に伝送される。図9はチェン
ジ検出器31を構成する論理回路を示すものであり、後
述される。
【0035】フェーズ増加部(incremente
r)32はエンベロープフェーズシフトレジスタ14か
ら読み出されたフェーズ状態Sの現在の値と、CHAN
GE信号とを受け取る。もしも“YES”信号がコンパ
レータ29からライン33を経て受け取られ、またCH
ANGE信号がチェンジ検出器31から受け取られる
と、Sが増加される。もしも“YES”信号が存在しな
ければ、フェーズ状態Sは増加されない。もとの値Sま
たはS+1に移送されてエンベロープフェーズシフトレ
ジスタ14に蓄積される。図14はフェーズ増加部32
を構成する論理回路を示すものであり、後述される。
【0036】システム総括(executive)制御
部34は他のサブシステム(subsystem)論理
ブロックによって利用されるタイミング信号とコントロ
ール信号を発生する。タイムスロット(timeslo
t)が多音楽音発生器における音のそれぞれに対してつ
くられ、それに対して振幅関数が発生される。
【0037】表3は振幅関数の各フェーズ状態の各ステ
ップにおいて発生した振幅Aを記載している。振幅の記
載値は式1から式6までに前記した関係に、表1で与え
られた初期値を結合して数値計算される。HはH=1/
2およびA01=1/256として選ばれている。振幅
はまた13ビットからなる振幅ワードとして2進形式で
示されている。実際は、フェーズ4は、楽器の鍵盤上の
音がレリーズされたことが検知されてフェーズ5が呼び
出されるまで続く。フェーズ4の継続期間においては振
幅は一定値を保つ。なぜならば振幅ワードの有限のビッ
ト正確度(accuracy)の故に、表3に示される
ごとくステップ32の後は、それ以上の小さな変化を単
純に無視するからである。
【0038】
【表3】
【0039】図3はスケール(scale)選択部35
を構成する論理回路を示している。デビジョンシフトレ
ジスタ13から読み出されたDIV信号は2進ビットD
V1とDV2からなっている。これらのビットはインバ
ータ54と55ならびにANDゲート51,52および
53によって複号化されて楽器のデビジョン信号U,L
およびPを供給する。複号化は図4の真理値表に示され
ている。アッパデビジョンの振幅関数値HまたはHU
は、HU5,HU4,HU3,HU2,HU1に入れら
れる。同様にロワデビジョンに対するHの値はラインH
L5,HL4,HL3,HL2,HL1に入れられ、ペ
ダルデビジョンに対するHの値はラインHP5,HP
4,HP3,HP2,HP1に入れられる。記述が2進
ワードの個々のビットに係るすべての場合において、
“1”であらわされたビットはLSB(最下位ビット)
である。
【0040】ゲート40はDIV信号から信号化された
ゲート信号U,L,Pに応じてHU,HLあるいはHP
を選択するように働く。ANDゲート41−1,42−
1,43−1,44−1,45−1はU=1のときHU
を出力に伝送する。ANDゲート41−3,42−3,
43−3,44−3,45−3はP=1のときHPを出
力に伝送する。
【0041】曲線形状値HU,HLおよびHPは演奏者
によって選択可能である。希望する値を入れるために1
組のセレクタスイッチを使用するのが便利である。別法
としてHの値の表メモリが使用され、この表メモリから
の選択が楽器のデビジョンの各々に対してなされる。H
の値を5個の2進ビットであらわすことは、楽器シンセ
サイザの種類の楽器と関連して用いられたとき振幅関数
における適切な解決を与えられることが見出された。
【0042】図5はN−演算部16を構成する論理回路
を示す。この回路の目的は、表2の表題Nの下に掲げら
れた記載事項を計算することである。ANDゲート64
はインバータ61,62,63と関連して、図6の真理
値表に示されるごとく、フェーズ状態3を複号化する。
かくして“1”の信号がANDゲート64によって、フ
ェーズ状態3がエンベロープフェーズシフトレジスタ1
4から読み出されたときつくられる。同様にANDゲー
ト65はフェーズ状態5を複号化して、フェーズ状態5
が読み出されたとき1つの信号をつくる。
【0043】ANDゲート64とANDゲート65から
の信号は、ORゲート66で結合される。ORゲート6
6の出力はフェーズ状態3または5のいずれかが読み出
されている時は“1”になる。この信号は2の補数回路
(complement)68へ送られ、補数回路68
はORゲート66からの“1”の信号に応じて入力信号
を補数化する。
【0044】もしもSがフェーズ状態1を示せば、2の
補数回路68へのどの入力信号ライン上にも、信号はあ
らわれない。出力値はN=0、すなわちN7=N6=N
5=N4=N3=N2=N1=0である。N7は数値1
をあらわす。即ち小数点は常にN7とN6の間にある。
【0045】Sがフェーズ状態2を示すと、ANDゲー
ト71−1はこの状態を複号化して信号N′6=1がつ
くられ、2の補数回路68へ送られる。この信号は補数
化されないので出力はN=1/2である。なぜならばN
6は値1/2に対応するからである。
【0046】Sがフェーズ状態3を示すときには、AN
Dゲート64はライン69上に“1”の信号を生じる。
同じ信号が2の補数回路68に入力値を補数化させるの
で、結果として2の補数表示であるN=−1が出力信号
ラインにあらわれる。
【0047】ANDゲート67はフェーズ状態4を複号
化してANDゲート72−1,73−1,74−1,7
5−1および76−1に、入力ライン上に現れたHのデ
ータH5,H4,H3,H2,H1の2進右シフトを生
じさせる。フェーズ状態4に対して、ORゲート77な
いし、81と、76−1から集められたデータは補数化
されないので、N=H/2が出力される。
【0048】Sがフェーズ状態5を示すときは、AND
ゲート71−2,72−2,73−2,74−2,75
−2とORゲート77ないし81は、データH5,H
4,H3,H2,H1を2の補数回路68へ通過させ、
補数回路68はデータの2の補数化を行って、値N=−
Hを出力する。Sが状態6ときは、N=0に対応して出
力データは生じない。
【0049】図7は2進シフト回路19を構成する論理
回路を示している。もしもS1が“1”の信号であれ
ば、ANDゲート91−1ないし102−1(図示省
略)は、入力振幅データA13ないしA1を1ビット位
置左へシフトさせるので、振幅データは2倍になる。も
しもS1が“0”信号であると、ANDゲートを1ビッ
ト位置右へシフトさせて、振幅データを1/2似させ
る。ORゲート104−1ないし104−11(図示省
略)は、各々の対応するANDゲートの対からデータを
結合する役目をする。小数点はKA15とKA14との
間にある。KAと前述のNは加算器22でそれぞれ小数
点を合わせて演算される。
【0050】図8はフェーズ終期振幅プレデイクタ28
を構成する論理回路を示している。インバータ110,
111,112はANDゲート118と関連して、2進
のフェーズ状態信号S=S3,S2,S1を個別の10
進フェーズ状態1,2,3,4,5に複号化する。図9
はフェーズ状態と振幅値AEの表を示している。AEは
その状態における最後の振幅に対応するものである。A
Eの値を発生することは振幅プレデイクタ28中の回路
の目的であり、AEは現在の振幅値が振幅フェーズの終
期に達したか否かをテストするために用いられる。
【0051】ANDゲート113はフェーズ状態1を複
号化して“1”信号をライン120上に出現させる。従
ってライン120上の“1”は図9に記載されているよ
うにAE=1/2に対応する。ANDゲート114はフ
ェーズ状態2を複号化して“1”信号をライン119上
に出現させるのでAE13〜AE5は“1”である。し
たがって、ライン119上の“1”は、AE13〜AE
8にも供給される。これはAE=1に対応するものであ
るが、振幅Aは1未満であるのでAEは1に近い値で1
未満の値を設定してある。表3に対応して図8ではAE
13〜AE5が“1”であり、AE4〜AE1は“0”
である。
【0052】ANDゲート115はフェーズ状態3を複
号化して1/2の値に対応してライン120上に“1”
信号を出現させると同時に“1”信号がライン126上
に現われて、ANDゲート128−1ないし132−1
にH=H5,H4,H3,H2,H1の右シフトをおこ
させてライン121ないし125上に出現させる。結
局、希望する値AE=(1−H)/2になる。
【0053】ANDゲート116はフェーズ状態4を複
号化してフェーズ状態4がエンベロープフェーズシフト
レジスタ14から読み出された時に、“1”をライン1
33上に出現させる。ライン133上の“1”信号は、
ANDゲート127−2ないし131−2にH5,H
4,H3,H2,H1を不変のままライン121ないし
125に移送させる。新たな結果として振幅AE=Hと
なる。
【0054】ANDゲート117はフェーズ状態5を複
号化して、フェーズ状態5がエンベロープフェーズシフ
トレジスタ14から読み出されたときに、ライン“1”
を出現させる。ライン133上の“1”信号は前述のご
とく、H5,H4,H3,H2,H1の1ビットの2進
右シフトを生じさせる。結局、振幅AE=H/2とな
る。
【0055】図10はコンパレータ29を構成する論理
回路を示している。コンパレータ29は現在の振幅Aが
AEに等しいとき、“YES”の信号を発生する。コン
パレータはEX−NORゲート140−1から140−
13までにより構成され、おのおののEX−NORゲー
トはAとAEの対応するビットが一致したとき“1”信
号をつくる。ANDゲートの樹枝状結合(tree)1
49,150,151および152は、AとAEを構成
するビットが一致したとき、ORゲート153に“1”
を生ぜしめる。“YES”の信号が、AがAEに一致し
たとき、あるいはNEW NOTE信号が存在すると
き、あるいはノートレリーズ(notereleas
e)信号がノートレリーズ検出システムによって供給さ
れて存在するとき生じる。このノートレリーズ検出シス
テムは本発明者の1975年10月6日付出願の米国特
許第4022098号「鍵盤スイッチ検出と割当装置」
(特開昭52−44626)に記載されているようなも
のである。NEW NOTE信号はまたノートレリーズ
検出信号によって供給される。
【0056】図11はエンベロープフェーズイニシァラ
イザ27を構成する論理回路を示している。この回路の
本質的機能は、表1に記載されているようにあるフェー
ズに対する初期値A0を発生することと、初期値A0が
選択ゲート24によって現在の演算値A′に対して代用
されているときに“INIT”信号を発生することであ
る。
【0057】図11では2進数A01のために13本の
ラインを与えている。これらはA01=1/256に選
ばれている例示の場合には、余分なものを削除できる
が、回路としてはA01の他の選ばれた値に対応する、
より一般的な場合に対して示されている。
【0058】インバータ160,161および162は
ANDゲート163,164および165と関連して入
力フェーズ状態信号Sの2進数状態を複号化して単一の
10進数状態にする。ANDゲート163はエンベロー
プフェーズシフトレジスタ14からゼロのフェーズ状態
が読み出されたとき、フェーズ状態0を複号化して
“1”の信号をライン179上に出現させる。ライン1
79上の“1”の信号は、ビットA013,A012,
……A01をANDゲート167−1から169−1ま
でを経て、出力ライン170−1ないし170−13に
移送させる。論理回路171を構成する13組のAND
ゲートのうち、3組だけが図11に明示されている。
【0059】振幅形状係数H=H5,H4,H3,H
2,H1は2の補数回路172によって値1−Hに変換
される。A01は1/256に選ばれているので、値A
01(1−H)は8ビット位置の2進右シフトを生じる
2進右シフト回路173によって得られる。2の補数回
路174はその出力端子に値1−A01(1−H)を生
じる。
【0060】ANDゲート164はフェーズ状態2が存
在するとき、それを複号化してライン175上に“1”
の信号を生じる。ライン175上の“1”の信号はAN
Dゲート167−3ないし169−3に、出力信号を2
の補数回路174から出力信号ライン170−1から1
70−13まで移送させるので、値1−A01(1−
H)がサブシステムの出力となる。
【0061】2進右シフト回路176は、H5,H4,
H3,H2,H1を8ビット位置右へシフトして、値H
A01を減算器177への入力に出現させる。減算器1
77への第2の入力はHである。従って出力信号は値H
(1−A01)である。
【0062】ANDゲート165はフェーズ状態4が存
在するとき、それを複号化してライン178上に“1”
信号を生じる。ライン178上の“1”信号はANDゲ
ート167−2ナイシ169−2に、信号H(1−A0
1)を減算器177から出力信号ライン170−1ない
し170−13へ移送させる。
【0063】ORゲート166はANDゲート376と
関連して、入力フェーズ状態が状態0,4又は2のいず
れかにあり、かつ“YES”信号がコンパレータ29に
よって発生していれば、“INIT”信号を生ぜしめ
る。
【0064】図12はチェンジ検出器31を構成する論
理回路を示す。振幅関数のアタック、デイケイおよびレ
リーズ部分は、3個の別々のクロック信号の手段によっ
て互に独立に計時される。アッパアタッククロック回路
181は、状態フェーズ1と2の間、アッパデビジョン
のアタックの速度を制御する。アッパデイケイクロック
回路182は、状態フェーズ3と4の間、アッパデビジ
ョンのデイケイの速度を制御する。アッパレリーズクロ
ック回路183は、状態フェーズ5と6の間、アッパデ
ビジョンのレリーズの速度を制御する。同様なクロック
信号の組が、ロワーとペダルのデビジョンに対して使用
されている。
【0065】フリップフロップ184は、インバータ1
85およびANDゲート186とともに、エッジ(ed
ge)検出器を構成する。フリップフロップ184は、
図1に示された振幅シフトレジスタ15のそれぞれの新
しい読み出しサイクルの開始時、クロックされる。12
分周器180はシフトレジスタのクロックタイミング信
号を12分周する。シフトレジスタ内には12ワードが
存在する。ANDゲート186からの出力信号は、アッ
パアタッククロック信号がエッジ検出器によって受け取
られ、かつ振幅シフトレジスタ15の先行する読み出し
操作で無信号であったならば、“1”となる。同様なエ
ッジ検出器が、全部の他のエンベロープクロックタイミ
ング信号と関連して用いられている。
【0066】図12はインバータ187,188,18
9およびANDゲート190ないし195からなる、フ
ェーズ状態の2進から10進への複号化論理回路を示し
ている。状態1ないし6がエンベロープフェーズシフト
レジスタ14から読み出されているとき、各ANDゲー
トの出力は“1”になる。
【0067】ANDゲート196は、アッパアタックク
ロック信号が前のシフトレジスタ走査以後生じており、
かつフェーズ状態1あるいは2がエンベロープフェーズ
シフトレジスタ14から読み出されていれば、“1”信
号をORゲート199を通じてANDゲート200へ移
送させる。
【0068】ANDゲート197は、アッパデイケイク
ロック信号が前のシフトレジスタ走査以後生じており、
かつフェーズ3または4のいずれかが読み出されていれ
ば、“1”信号をANDゲート200へ移送させる。
【0069】ANDゲート198は、アッパレリーズク
ロック信号が前のシフトレジスタ走査以後生じており、
かつフェーズ状態5または6のいずれかが読み出されて
いれば、“1”信号をANDゲート200へ移送させ
る。
【0070】ORゲート201は、DIV信号がU、ア
ッパデビジョンに対応して複号化されており、かつ状態
1ないし6のどれかが読み出されたとき、アッパデビジ
ョンタイミングクロック信号のどれかが状態移送を生じ
ていれば、“1”の信号をライン203上に出現させ
る。このライン203上に出現する信号がCHANGE
信号である。“1”がライン203上に現われるとAN
Dゲート205−2ないし213−2はデータビット
A′1ないしA′13を、出力ビットA″1ないしA″
13として出現させる。“0”がORゲート201によ
って移送されると、インバータ202は“1”をライン
204上に出現させる。ライン204上の“1”は、A
NDゲート205−1ないし213−1にデータビット
A1ないしA13を移送させて、出力ビットA″1ない
しA″13に出現させる。ANDゲート205−1ない
し213−1と205−2ないし213−2とは、振幅
選択ゲート26の論理回路を構成する。
【0071】図14はフェーズ増加部32を構成する論
理回路を示している。若しCHANGE信号がチェンジ
検出器31によって発生していれば、エンベロープフェ
ーズシフトレジスタ14から読み出された現在のフェー
ズ状態をあらわす2進数S3,S2,S1に加算器22
0は“YES”信号を加算する。NANDゲート221
は、加算器220がS′3=S′2=S′1=1からな
る状態7を生じれば、“0”信号をつくる。NANDゲ
ート221によって“0”が生ずれば、ANDゲート2
22,223,および224は“0”信号を発生するの
で、不要な状態7は状態0に変換される。状態0は図1
に示された一連のシフトレジスタにおける割り当てられ
ていない音に対応する。
【0072】楽音発生器の数が鍵盤スイッチの数より少
ない鍵盤楽器は、全部の楽音発生器が割り当てられてい
るのに拘らず新たな鍵が作動されると、ほとんど好まし
くない状態におちいる。係る“無音”状態は、楽器の1
つ又はそれ以上のデビジョンが、“サスティン”と通常
呼ばれる楽音的効果を生じるために、おそいレリーズを
使用しているときに、さらに悪い状況になる。(この
“サスティン”の語は、本発明中で、エンベロープ振幅
関数の名目的な平坦部分を表示するために用いられてい
る同じ言葉と混同されるべきではない。)図15に示さ
れたシステム論理ブロック230は、さもなければ困っ
た無音の条件を除去する1方法である。この無音の条件
は本発明による出願の、米国特許第4085644号
「複音シンセサイザー」(特開昭52−27621)に
記載された形式の楽音発生器において生じるものであ
る。
【0073】エンベロープフェーズシフトレジスタ14
から各フェーズ状態が読み出されるにつれて、それは複
号化され、フェーズ状態6,5および4は関連するデビ
ジョン状態数とともに、フェーズ状態メモリ230に蓄
積される。全部の利用できる楽音発生器が割り当てられ
ていて、新たな楽音スイッチが動作すると、“DEMA
ND”信号が生じてフェーズ状態メモリ230への入力
データとして現われる。対応するデビジョン上のどの音
がフェーズ状態6にあるかを決定するために検索が行わ
れる。もしもフェーズ状態6に何もないと、次に5が、
そして次に4が調べられる。制御の優先性はフェーズ状
態6,5,4にある。かかる音が見出されると、NAU
(Note Available Upper、アッパ
デビジョンに対応したDEMEND信号)がつくられ
る。NAUはADSRクロック回路233をアッパデビ
ジョンに関連して周波数を増加させ、従って速かに関連
する音にそのレリーズを終了させ、新しい音が速かに楽
音発生システムに割り当てられることを許す。もしも音
がフェーズ状態4にあると、NOTE RELEASE
信号が自動的に生じ、フェーズ状態は5に増加される。
【0074】図16は、フェーズ状態複号器232とフ
ェーズ状態メモリ230を構成する論理回路を示してい
る。インバータ234と235は、ANDゲート23
6,237および238と関連してフェーズ状態4,
5,6を複号化し、かつフェーズ状態複合器232を構
成する。
【0075】エンベロープフェーズシフトレジスタ14
からの出力SがANDゲート236によって複号化され
てフェーズ4であり、かつデビジョン信号DIVがU
(アッパデビジョン)であれば、ANDゲート239は
フリップフロップ240をセットさせる。
【0076】同様に、状態5がANDゲート237によ
って複号化され、かつDIV=Uであれば、ANDゲー
ト241はフリップフロップ242をセットさせる。状
態6がANDゲート238によって複号化され、かつD
IV=Uであれば、ANDゲート243はフリップフロ
ップ244をセットさせる。
【0077】シフトレジスタのどれか一回の完全な走査
でフェーズ状態6が検出されると、フリップフロップ2
44がセットされ、“1”信号がライン249にあらわ
れる。それはSFU2=1である。フェーズ5が検出さ
れてフェーズ6が検出されないと、ANDゲート246
はSFU1=1にさせる。
【0078】シフトレジスタのどれかの操作で、状態
4,5あるいは6のいずれかがアッパデビジョンに割り
当てられていることが検出され、かつ“DEMAND”
信号が存在すると、ANDゲート248とORゲート2
47は“SEARCH UPPER”信号をライン25
0上に生じさせる。デビジョンシフトレジスタ13から
読み出される各デビジョン番号に対してANDゲート2
51−1,251−2,251−3およびORゲート2
54はT3=1を発生する。
【0079】DIVがUに一致すると、ANDゲート2
52−3とORゲート255はSFU2をT2に移送す
る。同様にDIVがUに一致すると、ANDゲート25
3−3とORゲート256はSFU1をT1に移送す
る。
【0080】類似のゲートと論理回路が、ロワーとペダ
ルデビジョンに対して示されている。これらの機能はア
ッパデビジョンの対応部分に対して述べたところと同じ
である。
【0081】T3,T2,T1は、アッパマニュアルに
対するフェーズ状態のうち、状態5より優先性を有する
状態6と、状態4より優先性を有する状態5を伴った、
シフトレジスタ操作の期間中に読み出された状態をあら
わす。優先性を有する状態だけがT3,T2,T1に移
送される。同様な優先性を有する状態の移送が、デビジ
ョン状態L(ロワー)とデビジョン状態P(ペダル)が
デビジョンシフトレジスタ13から読み出されるときに
生じる。
【0082】優先性を有する状態T3,T2,T1は、
コンパレータ257で、現在読み出されているフェーズ
状態S3,S2,S1と比較される。比較が同一状態で
あることを示すと、“EQUAL”信号がつくられる。
【0083】“EQUAL”信号が生じて、かつ“SE
ARCH UPPER”信号がライン250上に存在す
ると、ANDゲート258はNAU信号をライン259
上につくる。NAUがライン259上にあらわれると、
アッパデビジョンと関連するADSRクロック回路がそ
の周波数を増加せしめられるので、対応する音は速かに
フェーズ状態6の終期に移行させられ、それ故にその関
連する楽音発生回路は、“DEMAND”信号の発生を
ひき起こした音にとって利用できるものとされる。信号
NAUと、ロワーおよびペダルデビジョンに対するその
対応部分の信号NALとNAPは、図17に示されるご
とく、NOTE RELEASE信号を自動的につくる
ために用いられ、そしてこの信号は、もしも音が状態4
にあれば、状態4を終了させ、その状態を状態5に増加
させる。NAUはまた、アッパデビジョンに関連するフ
ェーズ状態フリップフロップ240,242および24
4をリセットするために用いられる。
【0084】新しい振幅関数値はそれが発生されると、
図1のシステム10に対して示されたように、ライン1
2を経て振幅利用手段に供給される。振幅利用手段は、
ドイツチエによって米国特許第3809786号に述べ
られているように、ADSR振幅関数を高調波係数の積
を形成するための2進乗算器で構成できる。本発明は、
米国特許第4085644号「複音シンセサイザー」に
振幅利用手段を記載した。後者のシステムにおいては、
2進のADSR振幅関数信号に変換される。得られたア
ナログ信号はD−A(digital to anaa
log)変換器の方法によってアナログ信号は、次に第
2のD−A変換器のリフアレンス電圧として用いられ
る。第2のD−A変換器の機能は、楽音波形をあらわす
2進デジタルデータワードを、音響システムを駆動する
のに適したアナログの楽音波形に変換することである。
これらの振幅利用手段のいずれにおいても、タイムシェ
アリングの対策がなされているので、ADSRエンベロ
ープ発生器は多音(polyphonictone)発
生システムと関連して使用されることができる。
【0085】振幅値Aをあらわすために使用されている
13ビット全部を変換することは普通必要でない。この
ビット数は、振幅値の小さな増加における丸め誤差を生
じさせないように使用したものである。振幅値Aの最上
位ビット8ビットだけを上述のD−A変換器の手段でア
ナログ信号に変換するのが有利である。
【0086】図1に示されたシステム10は、システム
論理ブロック手段である正アタック回路270によって
もたらされる“正アタック”特性を含む。この論理ブロ
ックは、曲線形状パラメータHの選ばれた値と、振幅シ
フトレジスタ15から読み出された振幅Aの現在の値と
を比較する。現在の振幅関数がエンベロープフェーズ状
態S=4に対応し、かつA=Hであれば、鍵盤検出と割
当器システムから受け取られたレリーズ信号NRに対応
して、“NOTE RELEASE”信号がつくられ
る。“NOTE RELEASE”信号は前述のように
コンパレータ29によって使用される。もし、状態Sが
1,2、あるいは3のいずれかであり、かつAがHに等
しくないならば、NR信号は特定の音が、前述のように
対応するデビジョンのアタックタイミングクロックによ
って、正規の形式で、フェーズ状態4に進みかつA=H
である振幅関数を有する時まで一時記憶メモリに保持さ
れ、その時NOTE RELEASE信号がつくられ
る。
【0087】図17は正アタック回路270のサブシス
テム論理ブロックを構成する論理回路を示している。E
X−ORゲート271−1ないし271−5は、AND
ゲート272−1ないし272−3と関連して、2進デ
ータ信号コンパレータを構成する。このコンパレータ
は、スケール選択部35(図1)から読み出されたHの
選ばれた値と、振幅シフトレジスタ14から読み出され
た現在の状態フェーズSが値S=4を持ち、かつコンパ
レータが等しいことを示せば、“1”信号を発生する。
正アタックシフトレジスタ274は12個の1ビットワ
ードを有するシフトレジスタである。これらの各ワード
は、図1に示された前述の他のシフトレジスタに含まれ
たワードに対応する。
【0088】ANDゲート276は、ANDゲート27
3からの出力が“1”であり、かつORゲート278を
経て伝送された正アタックシフトレジスタ274から読
み出された現在のワードが“1”であれば、“NOTE
RELEASE”信号を発生する。“NOTE LE
REASE”信号がつくられなければ、インバータ27
7は“1”信号をANDゲート275へ送る。ビットH
5,H4,H3,H2,H1のいずれかが、Hがゼロで
ないことをあらわして“1”であれば、ORゲート27
9は“1”信号をANDゲート275へ送る。従って正
アタックシフトレジスタから読み出された現在の蓄積デ
ータが“1”であるか、あるいはNRが楽音検出と割当
器から受け取られ、Hがゼロでなく、NOTE REL
EASEが生じていなければ、ANDゲート275は
“1”信号を生じ、これは正アタックシフトレジスタ2
74に蓄積される。上述の条件が生じなければ、“0”
信号がこのシフトレジスタに蓄積される。
【0089】図19に示すシステム290は、図1のシ
ステム10を実現するための他の手段である。システム
290は、振幅曲線パラメータをHの数個の選ばれた値
に限定することによって、システム10で使われた演算
方式の計算のいくつかを回避したものである。これらの
値はH=1/2,H=1およびH=0を使用するのが便
利である。表3を観察することによって、説明されてい
るH=1/2の場合に対し、2進デジットで表わされた
振幅のビットがより簡潔な数列として生じることが示さ
れている。システム290は簡潔なビット数列を利用す
るための手段である。Hの他の値も実施できるが、音楽
的に最も有効な場合であるH=1/2,H=1およびH
=0が特に簡潔であって、しかも本質的に同じ論理回路
を必要とするのである。
【0090】図19のシステム290において、フェー
ズ状態複号器291はエンベロープフェーズシフトレジ
スタ14から読み出されたフェーズ状態に対する2進数
Sを複号化する。状態決定論理回路292は、振幅シフ
トレジスタ15から読み出された現在の振幅データ、フ
ェーズ状態複号器291によって複号化された現在のフ
ェーズ状態データ、デビジョンシフトレジスタ13から
のDIV信号、現在のデビジョンのデータに対するHの
選ばれた値、および正のアタック回路270からのNO
TE RELEASE信号を受け取る。これらのデータ
を用いて、状態決定論理回路292は表4に記載された
演算方式を利用して更新された振幅値A′を形成し、か
かる変化が要求されたとき、フェーズ状態を変化させる
ため、データを供給する。
【0091】図20と図21は、フェーズ状態複号器2
91、状態決定論理回路292およびフェーズ状態増加
部293を実施するために使用される論理回路を示して
いる。この論理回路は表4を実施する手段である。イン
バータ295,296,297はANDゲート298−
1ないし298−6とともに、2進フェーズデータ信号
S=S1,S2,S3からフェーズ状態P1,P2,P
3,P4,P5,P6を複号化するための、2進10進
変換器を構成する。
【0092】ゲート論理回路281は、ライン307,
308,309を経てHの値を状態決定論理回路の残り
の部分へ移送するための手段を与える。その結果、Hの
値はアッパ、ロワー、およびペダルデビジョン上で演奏
される音に対する、演奏者によって選ばれた値になる。
DIVがU(アッパ)デビジョンに対応するときは、A
NDゲート301−1,302−1および303−1は
アッパデビジョンに対し、予め選択されたHの値をライ
ン307,308,309のうちの1つに移送する。A
NDゲート301−2,302−2および303−2
は、ロワーデビジョンに対し予め選択されたHの値を、
ライン307,308,309のうちの1つに移送す
る。DIVがP(ペダル)デビジョンに対応するとき
は、インバータ299−1および299−2は、AND
ゲート300とともに、Pデビジョン信号を複号化し、
ANDゲート301−3,302−3および303−3
は、ペダルデビジョンに対して予め選ばれたHの値を、
出力ライン307,308,309のうちの1つへ移送
する。
【0093】図21に示された論理回路は、曲線形状パ
ラメータHがすべてのデビジョンに対してH=1になる
ように選ばれた状態に対し、最初に述べる。演算方式
は、アッパデビジョン上で演奏される単一の音に対して
述べる。12音への拡張は自明である。
【0094】楽器の鍵盤上で1つの音が検出されると、
“NEW NOTE”信号が発生する。表4は、すべて
の新しい音に対して蓄積されている振幅は初めの状態A
2=1にされ、すべての他のビットは“0”に等しく、
フェーズ状態はP1(フェーズ1)にさせられることを
示している。この初めの状態にすることは、NEWNO
TE信号“1”をORゲート312−2を経て受け取っ
ているANDゲート320−1に、ORゲート325を
経て移送されるP6=1によってなし遂げられる。結果
的に、A′2に対して“1”信号がライン324−2上
にあらわれ、すべての他のA′jビットは“0”であ
る。このA′の値は振幅シフトレジスタ15に蓄積され
る。図20では、NEW NOTE信号はORゲート3
27と331を経て移送されて、状態ビットS′1=1
とする。他の出力ORゲート333と335は入力信号
を有しないので、結果的に、新しいフェーズ状態はS=
0,0,1即ちフェーズ状態1にされている。
【0095】次の時刻に、A′の蓄積されている値が振
幅フェーズシフトレジスタから読み出され、それは現在
の振幅値Aを示す。楽音は今、フェーズ状態P1にあ
り、その結果ORゲート326は“1”信号を通過さ
せ、“1”信号はANDゲート314−3ないし320
−3に送られる。この“1”信号の存在はデータビット
A9……A1の2進左シフトをひき起す。たとえば、信
号A2=1はORゲート310−2を経てANDゲート
319−3に移送され、その結果ライン324−3上に
信号A′3=1としてあらわれる。これは1データビッ
ト位置の左シフトである。
【0096】フェーズ状態1のステップ中で連続する動
作は、A3=1となる時間まで継続的な左シフトをひき
起こすことによって同じやり方で続き、そして出力ライ
ン324−9に移送されて、A′9=1とする。この瞬
間に、ANDゲート338はGO TO P2信号をつ
くる。なぜならば、その第1の入力信号はA′9=1で
あり、A′8=0なのでインバータ337は第2の入力
信号を“1”にし、第3の入力信号はP1=1だからで
ある。図20において、GO TOP2は1であり、そ
れはS′2を“1”にし、そしてS′1=S′3=0な
ので状態S=2の信号が発生しエンベロープフェーズシ
フトレジスタ14に蓄積される。
【0097】Uデビジョンの音は調べられて、今度はフ
ェーズ状態P2におかれる。図21で、ORゲート32
5はP2=1の信号を、それがANDゲート314−1
ないし321−1に到着したとき、移送する。
【0098】
【表4】
【0099】同様にP2=1の信号がANDゲート31
1−1ないし311−8に加えられる。Aに対するすべ
てのビット位置は、A9=“1”をのぞいては“0”で
ある。ORゲート341はP2=1の信号をANDゲー
ト342の1入力へ通過させる。ANDゲート342の
第2の信号はA9=1であり、その結果、“1”信号が
ANDゲート342によってつくられて、ORゲート3
12−8およびANDゲート314−1を経てライン3
24−8へ移送されてA′8=1をつくる。P2=1信
号は、ORゲート343と344を経て出力ライン32
4−9へ移送され、それによってA′9=1を生じる。
A′ビット位置のすべての残りは“0”になる。この状
態は表3に掲げられたステップ9に対応する。故に結果
としてA′9=A′8=1となり、フェーズ状態P2に
ある音に対する次のステップの期間中、前節の動作が繰
り返される。さらにA8が“1”なので、この信号はO
Rゲート312−7とANDゲート315−1を経てラ
イン324−7に移送されてA′7=1をつくる。
【0100】前述の動作は連続するステップに対して繰
り返されて、ステップ9ないし17に対して表3に示さ
れたビット位置のシーケンスを生じる。ステップ17に
おいて、A′のすべてのビット値は“1”になる。この
状態はANDゲート345,346および347の樹枝
状結合によって検出されてGO TO P3信号を発生
させる。図20において、GO TO P3がつくられ
ているので、それはORゲート333を経てS′2=
“1”にし、ORゲート331を経てS′1=“1”に
する。従ってS=0,1,1即ちフェーズ状態3が蓄積
状態となる。
【0101】フェーズ状態P3およびH=1の期間中、
ANDゲート348は、“1”信号をANDゲート31
2−2ないし321−2の1入力とする。従って入力信
号A1ないしA8は、ORゲート310−1ないし31
0−8およびANDゲート314−2ないし321−2
を経て出力ラインに移送され、故に各入力ビット位置は
変化しないで出力ビット位置ラインに移送される。A9
=1はまたANDゲート340と313−2を経てA′
9へ変化しないで移送される。結果的に、フェーズP3
の各ステップに対して、振幅関数はその最大値にとどま
る。楽音は演奏者がその音をレリーズするまで状態3に
とどまる。このレリーズは楽音検出と割当器によって検
出され、NOTE RELEASE信号を発生する。
【0102】図20において、NOTE RELEAS
Eが存在すると、ORゲート329と335はS′3=
1にする。ORゲート327と331は同様にS1=1
にする。S′2=0であるから従ってシステムはフェー
ズ5;P5=1におかれる。
【0103】図21に示すフェーズ状態P5=1のため
の論理回路は、表3のステップ1ないし16に対する論
理を、逆の順序でくり返す。P5=1に対して、ORゲ
ート326は、ANDゲート314−3ないし320−
3への1入力として“1”信号を出す。H=1、および
P5=1なので、ANDゲート349は“1”信号をつ
くり、それはORゲート350を経てANDゲート31
3−3に対する信号入力の1つとしてあらわれる。第2
の信号は、A8=1であり、これはORゲート310−
8を経て移送される。故にANDゲート313−3によ
って“1”の信号が生じ、出力ライン324−9に移送
されてA′9=1を作る。A1ないしA7のすべてのビ
ットは、対応する出力データビットA′2ないしA′8
に対する左2進シフトとして移送される。信号A′1は
“0”になる。新しい結果は表3にステップ15に対し
て示された2進ビットパターンである。
【0104】フェーズ状態5およびA=1にする、おの
おのの連続するステップに対して、Aの左シフトが生じ
る。フェーズ状態5は、入力データビットがA9=1を
有し、かつすべての他の入力ビット位置が“0”を有す
るとき、終了する。この状態はANDゲート351によ
って検出される。ANDゲート351はその3入力信号
に対して“1”を有し、故に“1”信号が生じてAND
ゲート353にORゲート352を経て送られる。P5
=1なので、ANDゲート353は“1”信号をORゲ
ート354へ送り、それによってGO TO P6信号
をつくる。
【0105】図20において、GO TO P6信号が
“1”のときは、S′8=S′2=1かつS′1=0と
なって、フェーズ状態値S=6をエンベロープフェーズ
シフトメモリ中におく。前述のごとく、P6=1かつH
=1のとき、図21に示される論理回路は、A′を入力
データAの2進右シフトにする。これらの2進右シフト
は、フェーズ状態6の各ステップに対し出力振幅A′=
0になるまで行われる。このステップにおいて、システ
ム290は対応する楽音またはA検出論理のゼロ値のた
めに、フェーズ状態6において無限に動作し続けること
ができる。ここでA検出論理は、その音に割り当てられ
た論理は、新しく動作した音に対して再び割り当てられ
ていることができるということを表わすために、楽音検
出と割当器による使用のために、“レリーズの終期”信
号を供給するために使用されたものである。
【0106】次に図20と図21に示される論理回路は
値H=1/2が選ばれたデビジョンで楽音が演奏される
場合について述べられている。フェーズ1と2に対して
は、同じフェーズとH=1に対して前述したステップが
繰り返される。
【0107】ステップ16に到着すると、システムは再
びフェーズ状態3におかれる。H=1/2であるので、
フェーズ状態3におけるステップは、H=1のときの状
態に対して前述したところとは異なる。P3=1なの
で、ORゲート326は“1”信号をANDゲート31
4−3ないし320−3への入力の1つとしてひきおこ
す。ビットA1=1はライン324−1に移送されない
ので、故にA′1=0である。ビット位置A1ないしA
7は1位置の左2進シフトを受けて、対応する出力ビッ
トA′2ないしA′3としてあらわれる。“1”の信号
がORゲート350を経てANDゲート313−3に移
送される。従って入力ビットA8=1はORゲート34
4を経てA′9へ左シフトされる。
【0108】上記の左シフト動作は、フェーズ状態3の
各ステップに対しH=1/2の間繰り返される。フェー
ズ状態3の終わりは、A9=A8=1かつA7=0のと
き検出される。この状態はANDゲート355によって
検出され、ANDゲート355はGO TO P4信号
を発生しORゲート357を経て移送される。
【0109】図20の状態論理回路は、GO TO P
4信号がS′3=1かつS′2=S′1=0とし、そし
てこれはその音に対してフェーズ状態を状態4におくこ
とを示している。
【0110】P4=1のとき、図21のORゲート32
5は、“1”信号をANDゲート314−1ないし32
1−1におく。ORゲート312−7ないし312−1
と関連して、結果は入力データビットA8ないしA2右
2進シフトであり、これは対応する出力データビット
A′7ないしA′1としてあらわれる。ライン324−
8にはデータが移送されないのでA′8=0である。A
NDゲート354Aは両入力に対して“1”信号を有す
る。従って“1”信号がORゲート344を経て出力デ
ータライン324−9へ移送されて、A′9=1とす
る。結果は表3にステップ25に対して示された2進ビ
ットパターンとなる。
【0111】フェーズ状態4のステップの残りに対し
て、同じ動作が上述のごとく繰り返される。右2進シフ
トがなし遂げられ、A′9は“1”の値に保たれる。そ
の音が楽器上で作動せしめられる限りフェーズ4は続
く。ステップ32で一定の状態に達し、そのときA′9
=1であり、すべての他のビット位置は“0”である。
【0112】音がレリーズされると、P5=1の信号が
H=1である状態に対し前述したように生じる。P5=
1のとき、ORゲート326は“1”信号をANDゲー
ト314−3ないし320−3の1入力に移送する。A
NDゲート358を経て移送されたNOTE RELE
ASE信号は、入力データA8ないしA1のすべての値
を、ORゲート310−1ないし310−8を通ずる信
号移送によって、効果的に“1”とする。かくしてA1
ないしA7の“1”ビットは左シフトされて、出力デー
タビットA′2ないしA′8としてあらわれる。A′1
は、信号が出力データライン324−1に移送されない
ので“0”である。同様にA′9は、P5=1およびH
=1に対し出力データライン324−9に信号が移送さ
れないので“0”である。
【0113】フェーズ状態5の残りステップに対して、
同じ動作が上述のごとく繰り返される。即ち左2進シフ
トが各ステップごとに行なわれ、一方、A′9は“0”
を保つ。
【0114】H=1/2に対してフェーズ6に入る。こ
のとき表3にステップ408に対して示したごとく、
A′8=1およびA′7=0である。この状態はAND
ゲート359によって検出され、ANDゲート359は
検出信号をORゲート352を経てANDゲート353
へ移送する。現在の状態値がP5なので、ANDゲート
353は“1”信号をORゲート354へ送り、従って
GO TO P6信号を生じ、これは図20に示すごと
くS′3=S′2=1およびS′=0にする。
【0115】フェーズ状態6の間、ORゲート325は
ANDゲート314−1ないし321−1の1入力に
“1”信号を送らせる。結果的に、H=1の場合に対し
て前述したごとく、フェーズ状態6の各ステップに対し
て、出力A′は入力2進データAの1ビット位置の右2
進シフトである。
【0116】図20および図21に示す論理回路は、次
にそれに対して値H=0が選ばれた音に対して吟味され
る。図20に示される論理回路の吟味は、H=0の場合
の間、フェーズ状態1と2に対するステップは、前述し
たごとくH=1/2のとき同じフェーズ状態のステップ
のためのそれと同じであることを立証する。その上フェ
ーズ状態3の終期の検出とフェーズ状態3の形成および
信号P3=1の発生また、H=1/2のときの状態と
同じである。フェーズ状態3のステップとH=0の間、
入力データの組Aの左2進シフトはH=1/2の場合に
対すると同じやり方で生じる。
【0117】H=0に対して、フェーズ状態3の終期は
A′0=1およびA′8=0のときおこる。この終期の
状態はANDゲート356によって検出され、ANDゲ
ート356は“1”信号を生じ、ORゲート357によ
って移送されたとき、GOTO P4信号となる。
【0118】H=0に対してフェーズ状態4の間、OR
ゲート325はANDゲート314−1ないし321−
1の1入力端子に“1”信号を移送する。かくして前述
のごとくフェーズ状態4の各ステップに対して、入力デ
ータAの右シフトは出力データA′に移送される。
【0119】H=0に対しフェーズ状態4の終期は出力
振幅A′のすべてのビットが“0”であるとき生じる。
この終期の状態はNORゲート360によって検出され
る。H=0に対し、フェーズ状態5には入らず、システ
ムは直ちにフェーズ状態6におかれて、新しい音の検出
と割り当てを待つ。
【0120】ANDゲート316と362は正アタック
回路270によって使用されるSUSTAIN信号をつ
くる。ANDゲート361はH=1およびP3=1の場
合に対してこの信号を生じて、振幅関数がそのアタック
フェーズを終了したことを表わす。同様にANDゲート
362はH=1/2およびP4=1のときSUSTAI
N信号を生じる。正アタックはH=0の場合には使用さ
れない。図17に示された論理回路のあるものは図20
と図16に重複しているので、正アタックがシステム2
90と関連して使用されると、ANDゲート273から
導かれるライン365は除去され、ORゲート363か
らの“SUSTAIN”信号はANDゲート276に接
続される。さらに、ORゲート279から導かれるライ
ン366は除去され、信号H=0は逆にされ、そしてA
NDゲート275への置換(replacement)
信号入力として使用される。この変更は図18に示され
る。
【0121】システム290のための図21に示された
論理回路は、他の振幅関数曲線を含みかつHの付加的な
値を与えるために容易に変更できる。飛び越し(ski
p)論理がシステム10と290の両者に用いられて、
選ばれたフェーズ状態を消去させることができる。たと
えば、音楽的効果のためには、フェーズ状態2から状態
5へ直接行くことが望ましい。このような状態飛び越し
は、状態数Sが3と4の値を持つのを妨げることによっ
て達成される。
【0122】本発明は鍵盤スイッチ検出と割当器との関
連で記述されたが、そのためにかかるシステムに限定さ
れるものではない。以下本発明の実施の態様を列記す
る。
【0123】(1)発生される楽音を選択するために、
作動状態と開放状態との間で動作できる打鍵手段を有
し、発生できる楽音の数より多くない多数の楽音発生器
を有する電子楽器において、後に読み出されるべき振幅
変化データを蓄積する第2のメモリ手段と、後に読み出
されるべきフェーズ状態データを蓄積する第3のメモリ
手段と、論理タイミング信号を発生する主クロック手段
と、前記論理タイミング信号に応動し、それにより前記
多数の楽音発生器の同じ構成部分に対応する振幅変化デ
ータ及びフェーズ状態データが前記第2のメモリ手段及
び前記第3のメモリ手段から読み出されるようにするメ
モリ読み出し手段と、振幅変化曲線形状パラメータが選
択されるスケール選択手段と、前記第2のメモリ手段か
ら読み出された振幅変化データと前記第3のメモリ手段
から読み出されたフェーズ状態データと前記選ばれた振
幅変化曲線形状パラメータとに応動して新しい振幅が発
生される第1の演算手段と、前記の選ばれた振幅変化曲
線形状パラメータに応動して初期設定された振幅が発生
され、かつ前記第2及び第3のメモリ手段から読み出さ
れたデータに応じて、前記の新しい振幅と前記初期設定
された振幅との間で選択がなされる第1の決定手段と、
前記の論理タイミング信号に応動して前記新しい振幅変
化又は前記第1の決定手段により選択された初期設定振
幅と、前記第2のメモリ手段から読み出されたデータと
の間で選択がなされ、該選ばれたデータを第2のメモリ
手段に蓄積させる第2の決定手段と、前記第1の決定手
段に応動して前記第3のメモリ手段から読み出されたフ
ェーズ状態データが修正され、かつ第3のメモリ手段に
蓄積されるフェーズ状態修正手段と、前記第2の決定手
段によって選択された前記選ばれたデータが、前記多数
の楽音発生器の前記構成部分によって利用されて、対応
する楽音波形のアタック、デイケイ、サスティン、レリ
ーズ振幅変化に応じたエンベロープを作る振幅利用手段
と、からなることを特徴とし、前記楽器により発生され
る楽音のアタック、デイケイ、サスティン、及びレリー
ズエンベロープ振幅変化の領域をシミュレートするシス
テム。
【0124】(2)前記フェーズ状態データは、楽音波
形振幅変化の前記アタック領域の対応する部分を示す多
数のフェーズ状態数と、前記楽音波形振幅変化のデイケ
イ領域の対応する部分を示す多数のフェーズ状態数と、
前記楽音波形振幅変化のレリーズ領域の対応する部分を
示す多数のフェーズ状態数から選ばれた数と、からなる
ことを特徴とする前記第1項記載の電子楽器。
【0125】(3)前記打鍵手段は、さらに、前記多数
の楽音発生器の構成部分が作動した鍵に割り当てられ、
該割り当てに応じてニューノート(新しい楽音)信号が
作られ、前記作動した鍵が開放されたときノート(楽
音)レリーズ信号が発生する割り当て手段と、前記ニュ
ーノート信号に応じて前記アタック領域に対応する前記
フェーズ状態数の最小数が前記第3のメモリ手段に蓄積
され、かつ前記ノートレリーズ信号に応じて前記レリー
ズ領域に対応するフェーズ状態数の最小数が前記第3の
メモリ手段に蓄積される初期回路手段と、からなる前記
第2項記載の電子楽器。
【0126】(4)前記スケール選択手段は、さらに、
前記振幅曲線形状パラメータの多数の値を蓄積するため
のスケールメモリ手段と、前記振幅曲線形状パラメータ
の選ばれた値が前記スケールメモリ手段から読み出され
る選択制御手段と、からなることを特徴とする前記第1
項記載の電子楽器。
【0127】(5)前記フェーズ状態データは、さらに
前記アタック領域に対応するフェーズ状態数1及び2か
ら選ばれた数と、前記デイケイ領域の対応する部分を示
すフェーズ状態数3及び4から選ばれた数と、前記レリ
ーズ領域の対応する部分を示すフェーズ状態数5及び6
から選ばれた数と、を備える前記第3項記載の楽器。
【0128】(6)前記第1の演算手段は、さらに、前
記新しい振幅変化A′を次の繰り返し関係式 A′=KA+N (ただし、Aは前記第2のメモリ手段から読み出された
前記振幅変化、N及びKは一組の一定値から選択された
値)に従って演算する振幅評価(数値計算)回路を具え
る前記第3項記載の楽器。
【0129】(7)前記第1の演算手段は、前記新しい
振幅変化A′を次の繰り返し関係式 A′=KA+N (ただし、Aは前記第2のメモリ手段から読み出された
前記振幅変化、N及びKは一組の一定値から選択された
値であり、前記フェーズ状態数1に対してはK=2及び
N=0;フェーズ状態数2に対してはK=1/2,N=
1/2;フェーズ状態数3に対してはK=2,N=−
1;フェーズ状態数4に対してはK=1/2,N=H/
2;フェーズ状態数5に対してはK=2,N=−H;フ
ェーズ状態数6に対してはK=1/2,N=0;かつこ
こで、Hは前記スケール選択手段によって選ばれた前記
振幅変化曲線形状パラメータである)に従って演算する
振幅評価(数値計算)回路を備える前記第5項記載の楽
器。
【0130】(8)前記振幅評価(数値計算)回路は、
さらに、前記繰り返しの関係式のKA項が、前記第2の
メモリ手段から読み出された前記振幅データAから、前
記第3のメモリ手段から読み出された前記フェーズ状態
データの、最下位ビットにおける“1”に応じてAをあ
らわす2進ビットの1ビット位置の左2進シフトを生ぜ
しめ、前記最下位ビットにおける“0”に応じて1ビッ
ト位置の右2進シフトを生ぜしめることによって数値計
算される2進データシフト回路からなることを特徴とす
る前記第7項記載の楽器。
【0131】(9)前記第1の決定手段は、さらに、前
記スケール選択手段によって選ばれた前記振幅変化曲線
形状パラメータHに応動し、また前記第3のメモリ手段
から読み出された前記フェーズ状態データに応動し、こ
こで前記フェーズ状態数1が等しい間は初期状態振幅値
A01が次ぎの関係式 A01=1/22-B に従って評価(数値計算)され、ここでB=2K-1 −1
とKは前記アタック領域を含む演算ステップの数であ
り、前記フェーズ状態数が3に等しい間は初期状態振幅
値A03が次の関係式 A03=1−A01(1−H) NI従って評価(数値計算)され、前記フェーズ状態数
が5に等しい間は初期状態振幅値A05が次ぎの関係式 A05=H(1−A01) に従って評価(数値計算)される初期振幅評価(数値計
算)回路と、前記振幅変化曲線形状パラメータHと前記
フェーズ状態データに応動し、ここで終期振幅AEjが
フェーズ状態jの間、次の関係式 AE1=1/2 AE2=1 AE3=(1+H)/2 AE4=H AE5=H/2 に従って発生される終期振幅評価(数値計算)回路と、
からなることを特徴とする前記第7項記載の楽器。
【0132】(10)前記第1の決定手段は、さらに、
前記第2のメモリから読み出された前記振幅データA
が、指数jが前記フェーズ状態jであるところの前記終
期振幅値A0jに等しい時、又は前記新しい楽音(ニュ
ーノート)信号が作られた時、又は前記NOTE RE
LEASE信号が作られた時、YES信号がつくられる
コンパレータ手段と、前記YES信号に応動し、YES
信号が作られ、かつ前記フェーズ状態数が0,2または
4であれば前記初期状態値A0(j+H)が選択され、
またYES信号が発生されずあるいは前記フェーズ状態
数が1,3または5であれば前記の新しい振幅A′が選
択されるエンベロープイニシャライズ手段と、からなる
ことを特徴とする前記第9項記載の楽器。
【0133】(11)前記主クロック手段は、さらに、
当該多数の各構成部分が前記第3のメモリ手段から読み
出された前記フェーズ状態の各々と関連されうる多数の
周波数調整可能なタイミングクロックからなることを特
徴とする前記第10項記載の楽器。
【0134】(12)前記メモリ複号化手段は、さら
に、前記第2のメモリ手段と前記第3のメモリ手段に蓄
積されたデータが、前記主クロック手段に応じて繰り返
し読み出され、従って前記多数の楽音発生器の各構成部
分に対応してデータをすべて順序づけるメモリアドレス
回路からなることを特徴とする前記第11項記載の楽
器。
【0135】(13)前記第2の決定手段は、さらに、
前記多数の周波数を調整できるタイミングクロックの対
応するメンバと関連を有し、該周波数タイミングクロッ
クによって作られた信号が後に読み出されるために蓄積
されるタイミング信号メモリ手段と、前記第3のメモリ
手段から読み出された前記フェーズ状態データに応じ
て、前記信号蓄積手段から読み出された内容から選択が
なされるフェーズ選択手段と、該フェーズ選択手段によ
って選択された前記信号蓄積手段におけるゼロでない値
に応じて、前記エンベロープイニシャライズ手段から前
記の新しい振幅A′が選択され、前記のフェーズ選択手
段によって選択された前記信号蓄積手段におけるゼロ値
に応じて、前記第2のメモリ手段から読み出された前記
データが選択される第2の振幅選択手段と、該第2の振
幅選択手段によって選択されたデータが前記第2のメモ
リ手段に蓄積される蓄積手段と、からなるこを特徴とす
る前記第12項記載の楽器。
【0136】(14)前記フェーズ状態修正手段は、さ
らに、前記第3のメモリ手段から読み出された前記フェ
ーズ状態データPが前記エンベロープイニシャライズ手
段によって作られた前記YES信号に応じて、前記の新
しい振幅A′が第2の決定手段によって選択された時、
次の関係式 P′=1+P(モジュロ6) に従って次に続くフェーズ状態数P′に増加される増加
手段からなることを特徴とする前記第10項記載の楽
器。
【0137】(15)前記多数の楽音発生器がアナログ
楽音波形を作り、かつ前記振幅利用手段は、さらに、前
記データをあらわし、前記蓄積手段によって蓄積される
ようにする2進データワードが、前記多数の楽音発生器
による利用のためにアナログ電圧に変換され、従って前
記楽音波形のエンベロープ応答の効果を生じるD−A変
換器からなることを特徴とする前記第13項記載の楽
器。
【0138】(16)前記多数の楽音発生器は、楽音波
形のデジタルサンプルを作り、かつ前記振幅利用手段
は、さらに、楽音波形の前記デジタルサンプルが前記蓄
積手段によって蓄積されたデータをあらわす2進データ
ワードによって重みづけされ、従って前記楽音波形のエ
ンベロープ応答の効果を生じるスケール手段からなるこ
とを特徴とする前記第13項記載の楽器。
【0139】(17)前記打鍵手段は、さらに、前記多
数の楽音発生器が作動した鍵に割り当てられており、か
つ追加の鍵作動されたときDEMAND信号が作られる
割り当て手段を備え、当該組み合わせは、さらに、前記
第2のメモリ手段及び前記第3のメモリ手段に蓄積され
たデータが前記主クロック手段に応じて繰り返され読み
出され、従って、前記多数の楽音発生器の各構成部分に
対応するデータを介して順序づけるメモリアドレス回路
と、1組のフェーズ状態数に対応して前記メモリアドレ
ス回路によって前記第3のメモリ手段から読み出された
前記フェーズ状態データを蓄積するための多数のフェー
ズ蓄積手段と該フェーズ蓄積手段に蓄積された前記フェ
ーズ状態データの間で優先性が確立され、該優先性は最
高位の優先性から最低位の優先性までの範囲を有する優
先性回路手段とからなるフェーズ状態メモリ手段と、前
記DEMAND信号に応じて前記最高位の優先性のフェ
ーズ状態データに対応して前記第2のメモリ手段から読
み出された前記データはゼロ値に初期設定され、対応す
る前記最高位の優先性のフェーズ状態は前記最低位の優
先性に初期設定される初期設定回路と、からなることを
特徴とする前記第2項記載の組み合わせ。
【0140】(18)前記打鍵手段は、さらに、前記多
数の楽音発生器が作動した鍵に対して割り当てられてい
てかつ追加して鍵が作動されたときDEMAND信号が
作られ、前記フェーズ状態データがさらに、前記アタッ
ク領域の対応する部分をあらわすフェーズ状態数1と2
から選ばれた数と、前記デイケイ領域の対応する部分を
あらわすフェーズ状態数3と4から選ばれた数と、前記
レリーズ領域の対応する部分をあらわすフェーズ状態数
5とから選ばれた数とからなる割り当て手段とからな
り、当該組み合わせは、さらに、前記のフェーズ状態
4,5及び6に対応する多数のフェーズ蓄積手段からな
るフェーズ状態メモリ手段と、前記フェーズ状態4,5
及び6に応動し、前記第3のメモリ手段から読み出され
たデータが前記フェーズ蓄積手段の対応する構成部分に
蓄積されるフェーズ蓄積回路と、フェーズ状態6に対応
するデータが存在すればそれが選択され、フェーズ状態
5に対応するデータが存在してフェーズ状態6に対応す
るデータが存在しなければ、フェーズ状態5に対応する
データが選択され、フェーズ状態4に対応するデータが
存在してフェーズ状態6とフェーズ状態5に対応するデ
ータが存在しなければフェーズ状態4に対応するデータ
が選択される多数の優先論理回路からなるフェーズ状態
優先回路と、データが前記フェーズ蓄積手段から読み出
されて前記フェーズ状態優先回路によって選択的に選ば
れるフェーズデータ読み出し手段と、前記フェーズ状態
優先回路によって選択的に選択された前記データが前記
第3のメモリ手段から読み出された前記フェーズ状態デ
ータと比較され、比較されたデータが等しければ、EQ
UAL信号が発生されるフェーズ状態コンパレータ手段
と、前記EQUAL信号と前記DEMAND信号に応じ
て前記フェーズ蓄積手段がゼロにリセットされるフェー
ズ初期設定手段と、前記EQUAL信号に応動し、前記
第2のメモリ手段に蓄積された前記データがフェーズ状
態6の終期に対する振幅変化に対応せしめられる振幅初
期設定手段と、からなることを特徴とする前記第1項記
載の組み合わせ。
【0141】(19)前記振幅初期設定手段は、さらに
前記EQUAL信号に応じて前記多数の周波数調整可能
なクロックの構成部分が周波数を増加せしめられ、従っ
て対応するフェーズ状態を迅速に前記フェーズ状態6の
成分ステップに完結させる時間速度(タイムレート)回
路手段からなることを特徴とする前記第18項記載の組
み合わせ。
【0142】(20)後で読み出される前記楽音(ノー
ト)レリーズデータを蓄積するための第4のメモリ手段
と、前記第2のメモリ手段と前記第3のメモリ手段及び
前記第4のメモリ手段に蓄積されるデータが前記主クロ
ック手段に応じて繰り返し読み出され、それによって前
記多数の楽音発生器の各構成部分に対応するデータを介
して、すべて順序づけるメモリアドレス回路と、前記第
3のメモリ手段から読み出された前記フェーズ状態数に
応動し、該フェーズ状態数が予め選ばれた数より少なけ
れば、前記ノートレリーズ信号が阻止されて前記第4の
メモリ手段に蓄積されるようにするノート(楽音)レリ
ーズ決定回路と、前記第3のメモリ手段から読み出され
た前記フェーズ状態データが前記の予め選ばれた数より
少なければ、前記第4のメモリ手段から読み出されたゼ
ロでないデータがノートレリーズ信号を作るノートレリ
ーズコンパレータと、をさらに含むことを特徴とする前
記第3項記載の組み合わせ。
【0143】(21)後で読み出される前記前記ノート
レリーズデータを蓄積するための第4のメモリ手段と、
前記第2のメモリ手段と前記第3のメモリ手段及び前記
第4のメモリ手段に蓄積されたデータが前記主クロック
手段に応じて繰り返し読み出され、従って前記多数の楽
音発生器の各構成部分に応じてデータを順序づけるメモ
リアドレス回路と、前記振幅変化曲線形状パラメータH
と前記第2のメモリ手段から読み出された前記振幅デー
タとも間で比較がなされ、該比較データの間の差がある
特定の数より少なければ比較信号が発生される第2コン
パレータ手段と、前記第3のメモリ手段から読み出され
た前記フェーズ状態数に応動し、フェーズ状態数が4に
等しくかつ前記比較信号が発生される場合、SUSTA
IN信号が発生される状態回路と、前記SUSTAIN
信号が発生していれば前記ノートレリーズ信号が阻止さ
れず、SUSTAIN信号が発生してゼロでない値が前
記第4のメモリ手段から読み出されていれば、新しいノ
ートレリーズ信号が作られ、前記パラメータHがゼロで
ない場合、次いでノートレリーズ信号が阻止されるか又
は前記の新しいノートレリーズ信号が作られない場合、
ゼロでないデータの値が前記第4のメモリ手段に蓄積さ
れるレリーズ論理回路と、をさらに含むことを特徴とす
る前記第3項記載の組み合わせ。
【0144】(22)前記フェーズ状態データは、さら
に、前記アタック領域の対応する部分をあらわすフェー
ズ状態数1及び2から選ばれた数と、前記デイケイ領域
の対応する部分をあらわすフェーズ状態数3及び4から
選ばれた数と、前記レリーズ領域の対応する部分をあら
わすフェーズ状態数5及び6から選ばれた数と、からな
り、かつ前記第1の演算手段は、さらに、前記振幅変化
曲線形状パラメータの選ばれた値Hと前記フェーズ状態
からの選ばれた前記値とに応動して前記の新しい振幅
A′が発生される2進評価(数値計算)手段からなるこ
とを特徴とする前記第3項記載の楽器。
【0145】(23)前記振幅変化曲線形状パラメータ
は、前記スケール選択手段によって値H=1,H=1/
2,H=0の組から選択され、その前記組み合わせは、
さらに、前記の選ばれた値Hとフェーズ状態数からの前
記の選ばれた数とに応動し、フェーズ状態数1に対して
初期状態振幅A01が、すべてのビットが“0”と次の
関係式 A01=1/22-B に対応するビット位置における1個の“1”によりつく
られ、ここでB=2K-1 −1かつKは前記アタック領域
を構成する演算ステップの数であり、フェーズ状態数3
に対して初期状態振幅A03が、H=1とH=1/2に
対してすべてのビットが“1”によりつくられ、フェー
ズ状態数5に対して初期状態振幅A05が、H=1/2
に対して最上位ビットが“0”で他のすべてのビットが
“1”によりつくられ、またA05がH=1に対してす
べてのビット“1”によりつくられ、かつ前記初期状態
の振幅値が前記第2のメモリ手段から読み出された前記
振幅値Aと置換される初期状態2進振幅論理回路を備え
ることを特徴とする第22項記載の楽器。
【0146】(24)AMが前記第2のメモリ手段から
読み出された前記振幅Aの2進表示の最上位ビットを示
し、AM−1がAの第2上位ビットを示し、AM−2が
Aの第3上位ビットを示し、前記フェーズ状態修正手段
は、さらに、前記フェーズ状態数Pと前記の選ばれた値
Hとに応動し、Pが次の決定法則 H=1に対して、 P=1,AM=1,AM−1=0,の場合、PはP=2
に増加され、 P=2,Aのすべてのビットが1の場合、PはP=3に
増加され、 P=3,NOTE RELEASEが発生される場合、
PはP=5に増加され、 P=5,AM=1,AM−1=0,の場合、PはP=6
に増加され、 H=1/2に対して、 P=2,AM=1,AM−1=0,の場合、PはP=2
に増加され、 P=2,Aのすべてのビットが1の場合、PはP=3に
増加され、 P=3,AM=1,AM−1=1,AM−2=0,の場
合、PはP=4に増加され、 P=4,NOTE RELEASEが発生される場合、
PはP=5に増加され、 P=5,AM−1,AM−2=0,の場合、PはP=6
に増加され、 H=0に対して、 P=1,AM=1,AM−1=0,の場合、PはP=2
に増加され、 P=2,Aのすべてのビットが1の場合、PはP=3に
増加され、 P=3,AM=1,AM−1=0,の場合、PはP=4
に増加され、 P=4,Aのすべてのビットが0の場合、PはP=6に
増加される。
【0147】に従って増加され、前記フェーズ状態数が
前記のニューノート信号の発生に応じてP=1に増加せ
しめられる増分回路からなることを特徴とする前記第2
3項記載の楽器。
【0148】(25)前記に振幅評価(数値計算)手段
は、さらに、前記の新しい振幅A′が前記フェーズ状態
数Pと前記の選ばれた値Hとに応じて次の論理関係式P
=1,Aを1ビット位置だけ左2進シフト、P=2,A
を1ビット位置だけ右2進シフトし、AM=1とする。
【0149】P=3,Aを1ビット位置だけ左2進シフ
ト、P=4,Aを1ビット位置だけ右2進シフトし、も
しもH=1/2ならばAM=1とする。
【0150】P=5,H=0,Aを1ビット位置だけ右
2進シフトする。
【0151】P=5,H=1,Aを1ビット位置だけ左
2進シフトする。
【0152】P=5,H=1/2,Aを1ビット位置だ
け左2進シフトし、AM=0とする。
【0153】P=6,Aを1ビット位置だけ右2進シフ
トする。
【0154】に従って前記振幅Aから発生される2進デ
ータシフト手段からなることを特徴とする前記第24項
記載の楽器。
【0155】(26)作動状態と開放状態の間で動作で
きる打鍵手段を有する電子楽器において、後に読み出さ
れるべき振幅とフェーズ状態のデータを蓄積するメモリ
手段と、読み出されるべきデータを前記メモリ手段に蓄
積させるメモリアドレス手段と、前記メモリ手段から読
み出されるデータに応動して新しい振幅が発生される演
算手段と、前記の新しい振幅と演算された初期状態フェ
ーズ振幅との間で選択がなされる決定手段と、タイミン
グクロックに応じて前記決定手段による選択と前記メモ
リ手段から読み出された振幅データとの間で選択がなさ
れるタイミングクロック回路からなるタイミング手段
と、該タイミング手段によって選択された振幅データが
前記メモリ手段に蓄積され、前記の演算された初期状態
振幅が選択されると前記フェーズ状態データが増分され
て前記メモリ手段に蓄積される第2メモリアドレス手段
と、からなることを特徴とする電子楽器。
【0156】(27)前記スケールメモリ手段は、さら
に、後に読み出されるデビジョンデータを蓄積する第1
のメモリ手段と、前記論理タイミング信号に応動し前記
第2のメモリ手段から読み出されたデータに対応して第
1のメモリ手段からデータが読み出される第2メモリ複
号化手段と、前記振幅変化曲線形状パラメータの選ばれ
た値が前記第1のメモリ手段から読み出された楽器デビ
ジョンデータに応じて前記スケールメモリ手段から読み
出されるようにする選択制御手段と、からなることを特
徴とする前記第4項記載の電子楽器。
【0157】(28)前記主クロック手段は、さらに、
後で読み出される楽器デビジョンデータを蓄積する第1
メモリ手段と、多数の周波数調整クロックと、を備え、
前記多数の各構成部分は、前記第3のメモリ手段から読
み出された前記各フェーズ状態と前記第1のメモリ手段
から読み出された前記楽器デビジョンデータとに関連づ
けられ得る前記第10項記載の楽器。
【0158】(29)前記第2の決定手段は、さらに、
前記多数の周波数を調整できるタイミングクロックの対
応する構成部分と関連し、前記周波数タイミングクロッ
クによってつくられた信号が後に読み出されるように蓄
積されるタイミング信号メモリ手段と、前記第3のメモ
リ手段から読み出された前記フェーズ状態データに応じ
て、前記信号蓄積手段から読み出された内容より選択が
なされるフェーズ選択手段と、前記第3のメモリ手段か
ら読み出された前記の楽器デビジョンデータに応答し
て、前記フェーズ選択手段によって選択された前記信号
蓄積手段から読み出された内容より選択がなされるデビ
ジョン選択手段と、該デビジョン選択手段によって選択
された前記信号蓄積手段におけるゼロでない値に応じ
て、前記エンベロープイニシャライザ手段からの前記新
しい振幅A′が選択され、前記デビジョン選択手段によ
って選択された前記信号蓄積手段におけるゼロ値に応じ
て、前記第2メモリ手段から読み出された前記データが
選択される第2振幅選択手段と、該第2振幅選択手段に
よって選択されたデータが前記第2のメモリ手段に蓄積
される蓄積手段と、からなることを特徴とする前記第2
8項記載の楽器。
【0159】(30)前記第2振幅選択手段は、さら
に、前記デビジョン選択手段によって選択された前記信
号蓄積手段によって選択された前記信号蓄積手段におけ
るゼロでない値に対応して前記新しい振幅A′が選択さ
れ、前記デビジョン選択手段によって選択された前記蓄
積手段におけるゼロ値に応じて、前記第2のメモリ手段
から読み出された前記データが選択される回路からなる
ことを特徴とする前記第29項記載の楽器。
【0160】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、エンベ
ロープ波形のフェーズ値を進めるとともに、このフェー
ズ値の飛び越しをも行うようにしたものである。これに
より、フェーズを飛び越してエンベロープ波形を生成す
ることができ、種々の楽音を実現できる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ADSRエンベロープ発生器の電気的ブロック
図である。
【図2】振幅関数のフェーズ状態領域を説明した図であ
る。
【図3】スケール選択システムブロックの論理回路図で
ある。
【図4】楽器のデビジョンデータの符号化表である。
【図5】N演算ブロックの論理回路図である。
【図6】フェーズ状態数を複号化するため使用される符
号化表である。
【図7】2進シフトシステムブロックの論理回路図であ
る。
【図8】フェーズ終期振幅プレデイクタの論理回路図で
ある。
【図9】各フェーズ状態に対する終期振幅値の表であ
る。
【図10】コンパレータブロックの論理回路図である。
【図11】エンベロープフェーズイニシャライザの論理
回路図である。
【図12】チェンジ検出器の論理回路図である。
【図13】2進−10進フェーズ状態変換器の論理回路
図である。
【図14】フェーズ増加部の論理回路図である。.
【図15】強制ノートレリーズシステムの電気的ブロッ
ク図である。
【図16】フェーズ状態メモリラッチシステムの論理回
路図である。
【図17】正アタック回路270の回路図である。
【図18】図17のANDゲート275の接続変更例を
示す図である。
【図19】ADSRエンベロープ発生器の別な実施例の
電気的ブロック図である。
【図20】フェーズ状態修正回路の論理回路図である。
【図21】振幅発生器の論理回路図である。
【図22】典型的なADSRエンベロープを説明した図
である。
【符号の説明】
11…振幅利用手段、12、15A、17、18、2
0、21、23、25、30、33、119、120、
〜126、175、178、179、203、204、
249、250、259、307、308、309、3
24−1、324−2、〜324−9、339、36
5、366…ライン、13…デビジョンシフトレジス
タ、14…エンベロープフェーズシフトレジスタ、15
…振幅シフトレジスタ、16…N−演算部、19…2進
シフト回路、22、220…加算器、24…選択ゲー
ト、26…振幅選択ゲート、27…エンベロープフェー
ズイニシャライザ、28…フェーズ終期振幅プレデイク
タ、29、257…コンパレータ、31…チェンジ検出
器、32…フェーズ増加部、34…システム総括制御
部、35…スケール選択部、41−1、41−2、41
−3、42−1、42−2、42−3、43−1、43
−2、43−3、44−1、44−2、44−3、45
−1、45−2、45−3、51、52、53、64、
65、67、71−1、71−2、72−1、72−
2、73−1、73−2、74−1、74−2、75−
1、75−2、76−1、91−1、92−1、〜10
2−1、92−2、93−2、〜103−2、113、
114、115、116、117、127−2、128
−2、〜131−2、128−1、129−1、〜13
2−1、149、150、151、152、163、1
64、165、167−1、167−2、167−3、
168−1、168−2、168−3、169−1、1
69−2、169−3、186、190、191、〜1
95、196、197、198、200、205−1、
206−1、〜213−1、205−2、206−2、
〜213−2、222、223、224、236、23
7、238、239、241、243、246、24
8、251−1、251−2、251−3、252−
1、252−2、2152−3、253−1、253−
2、253−3、258、272−1、272−2、2
72−3、273、275、276、298−1、29
8−2、〜298−6、300、301−1、302−
1、303−1、301−2、302−2、303−
2、301−3、302−3、303−3、311−
1、311−2、〜311−8、313−2、313−
3、314−1、314−2、314−3、315−
1、315−2、315−3、316−1、316−
2、316−3、317−1、317−2、317−
3、318−1、318−2、318−3、319−
1、319−2、319−3、320−1、320−
2、320−3、321−1、321−2、330、3
32、334、338、340、342、345、34
6、347、348、349、351、353、354
A、355、356、358、359、361、36
2、376…ANDゲート、46、47、48、49、
50、66、77、78、79、80、81、104−
1、104−2、〜104−11、153、166、1
70−1、170−2、〜170−13、199、20
1、247、254、255、256、248、27
9、304、305、306、310−1、310−
2、〜310−8、312−1、312−2、〜312
−8、325、326、327、328、329、33
1、333、335、341、343、344、35
0、352、354、357、363…ORゲート、5
4、55、61、62、63、110、111、11
2、160、161、162、185、187、18
8、189、234、235、277、295、29
6、297、299−1、299−2、337…インバ
ータ、68、172、174…2の補数回路、140−
1、140−2、〜140−13、271−1、271
−2、〜271−5…EX−NORゲート、171…論
理回路、173、176…2進右シフト回路、177…
減算器、180…12分周器、181…アッパアタック
クロック回路、182…アッパデイケイクロック回路、
183…アッパレリーズクロック回路、184、24
0、242、244…フリップフロップ、221…NA
NDゲート、230…フェーズ状態メモリ、231…ク
ロックアドレス複号器、232、291…フェーズ状態
複号器、233…ADSRクロック回路、270…正ア
タック回路、274…正アタックシフトレジスタ、28
1…ゲート論理回路、290…システム、292…状態
決定論理回路、293…フェーズ状態増加部、336、
360…NORゲート。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発生できる楽音の数より多くない複数の楽
    音発生手段を有する電子楽器において、エンベロープ波
    形の生成の開始を指示する開始指示手段と、この開始指
    示手段によるエンベロープ波形の生成の開始指示以降、
    エンベロープ波形生成のための演算情報を発生する演算
    情報発生手段と、この演算情報発生手段より発生される
    演算情報に基づいて、一定周期のインターバル時間ごと
    に、エンベロープ波形のレベル値を大きくなるように演
    算する増大演算手段と、上記演算情報発生手段より発生
    される演算情報に基づいて、一定周期のインターバル時
    間ごとに、エンベロープ波形のレベル値を小さくなるよ
    うに演算する減少演算手段と、上記エンベロープ波形の
    立上り以降の複数のフェーズを表わすフェーズ値を記憶
    するフェーズ値記憶手段とであって、ここでこのフェー
    ズ値はこのフェーズ値記憶手段より上記演算情報発生手
    段へ送られて、該演算情報発生手段によって発生される
    演算情報が各フェーズに応じて異なるように制御される
    とともに、これにより上記増大演算手段及び上記減少演
    算手段によるエンベロープ波形のレベル値の演算処理が
    各フェーズに応じて異なるように制御され、上記増大演
    算手段によるエンベロープ波形のレベル値の各フェーズ
    に応じた演算の終了または上記減少演算手段によるエン
    ベロープ波形のレベル値の各フェーズに応じた演算の終
    了を判別する終了判別手段と、この終了判別手段の判別
    結果に応じて、上記フェーズ値記憶手段に記憶されたフ
    ェーズ値を次のフェーズ値に進めるフェーズ値進行手段
    と、このフェーズ値進行手段によって進行されるフェー
    ズ値の飛び越しを指示するフェーズ飛び越し指示手段
    と、このフェーズ飛び越し指示手段の飛び越しの指示に
    応じて、上記フェーズ値進行手段に対して、フェーズ値
    の飛び越しを実行するフェーズ飛び越し実行手段とを備
    えたことを特徴とするエンベロープ発生器。
  2. 【請求項2】上記フェーズ飛び越し指示手段は、エンベ
    ロープ波形の波形形状を選択する選択データに基づい
    て、フェーズの飛び越しを指示することを特徴とする請
    求項1記載のエンベロープ発生器。
  3. 【請求項3】上記フェーズ飛び越し指示手段は、鍵の離
    鍵に基づいて、フェーズの飛び越しを指示することを特
    徴とする請求項1記載のエンベロープ発生器。
  4. 【請求項4】上記エンベロープ発生器は、複数のエンベ
    ロープ波形につき時分割に波形生成を行うものであり、
    上記フェーズ飛び越し実行手段も複数のエンベロープ波
    形の各フェーズにつき時分割に飛び越しの実行を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載のエンベロープ
    発生器。
  5. 【請求項5】上記増大演算手段または上記減少演算手段
    の演算内容は、種々選択可能であり、これによりエンベ
    ロープ波形の形状を制御することを特徴とする請求項1
    または請求項4記載のエンベロープ発生器。
  6. 【請求項6】上記増大演算手段または上記減少演算手段
    の演算内容は、各鍵盤の種類に応じて、種々選択可能で
    あり、これによりエンベロープ波形の形状を各鍵盤ごと
    に制御することを特徴とする請求項1または請求項4記
    載のエンベロープ発生器。
  7. 【請求項7】上記増大演算手段または上記減少演算手段
    は、さらに一定周期のインターバル時間ごとに、エンベ
    ロープ波形のレベル値をシフトアップまたはシフトダウ
    ンすることにより、エンベロープ波形の形状に曲線特性
    をもたせることを特徴とする請求項1または請求項4記
    載のエンベロープ発生器。
  8. 【請求項8】上記増大演算手段または上記減少演算手段
    のシフトアップまたはシフトダウンにおけるデータシフ
    ト量は、種々選択可能であり、これによりエンベロープ
    波形の形状を制御することを特徴とする請求項7記載の
    エンベロープ発生器。
  9. 【請求項9】上記エンベロープ波形は、途中で、エンベ
    ロープ波形のレベル値が変化しない部分を有することを
    特徴とする請求項1または請求項4記載のエンベロープ
    発生器。
  10. 【請求項10】上記エンベロープ波形のレベル値が変化
    しない部分におけるレベル値は、種々選択可能であるこ
    とを特徴とする請求項9記載のエンベロープ発生器。
  11. 【請求項11】上記増大演算手段または上記減少演算手
    段の演算における、上記インターバル時間は、種々選択
    可能であり、これによりエンベロープ波形の生成速度を
    制御することを特徴とする請求項1、請求項4または請
    求項9記載のエンベロープ発生器。
  12. 【請求項12】上記増大演算手段または上記減少演算手
    段の演算内容は、エンベロープ波形の上記各フェーズの
    終わりで到達すべき目標のレベル値に向かって演算する
    ものであることを特徴とする請求項1、請求項4または
    請求項9記載のエンベロープ発生器。
  13. 【請求項13】上記増大演算手段または上記減少演算手
    段の演算内容は、演算結果を一時記憶し、この演算結果
    を読み出して演算処理を行い、そして再び演算結果を一
    時記憶するものであることを特徴とする請求項1、請求
    項4または請求項9記載のエンベロープ発生器。
  14. 【請求項14】上記増大演算手段または上記減少演算手
    段の演算の処理後の値または処理前の値のいずれかを選
    択して、上記増大演算手段または上記減少演算手段に供
    給し、これによりエンベロープ波形のレベル値を変化さ
    せるかまたはエンベロープ波形のレベル値を変化させな
    いかを切り換える選択手段と、この選択手段の処理前の
    値の選択に対する処理後の値の選択の周期を制御する選
    択周期制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1、
    請求項4、または請求項9記載のエンベロープ発生器。
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