JPS5829520B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5829520B2
JPS5829520B2 JP52046983A JP4698377A JPS5829520B2 JP S5829520 B2 JPS5829520 B2 JP S5829520B2 JP 52046983 A JP52046983 A JP 52046983A JP 4698377 A JP4698377 A JP 4698377A JP S5829520 B2 JPS5829520 B2 JP S5829520B2
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JP52046983A
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征二 亀山
達憲 近藤
定明 江沢
清己 高氏
徹 青山
宏徳 渡辺
弘志 北川
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鍵盤の押鍵により発音されるべき楽音の基本周
波数が各錘に割り当てられたキーデータにより読み出さ
れた周波数ナンバに比例するような電子楽器にグライド
効果・ポルタメント効果等の周波数が時間とともにスラ
イドする効果を付加した電子楽器に関するものである。
一般に最近の電子オルガンは音の低いピッチでスタート
し、それから基本周波数まで徐々にスライドするような
グライド効果や、トロンポーンの奏法にみられるような
発生された周波数が1つの音名から次の音名まで不連続
的に変化せず全ての中間の音程を通ってスライドするよ
うなポルタメント効果が付加される。
従来のグライド装置ではエクスプレッションに取り付け
られたつま先スイッチにより制御されていたが、キーの
押圧と同時にグライド効果が付加されることが望ましい
また1キーづつ順次ずらして押圧して楽音を積み重ねる
奏法において、従来は押圧したキーの楽音に対し個々に
グライド効果を付加できず、常に発音中のもの全体に付
加される非独立方式のグライド効果であった。
この場合押圧したキーの楽音に個々独立に付加した方が
順次キーを押圧した時でも自然なグライド効果が得られ
る。
ポルタメント効果においても、従来のものはスライドす
る音程間隔の長短に対しスライド時間はわずかに変化す
る程度であるため、スライド時間を一定に調節した状態
でいろいろな音程間隔のポルタメントを実行すると、聴
感上のスライド感に急なもの、緩やかなものが生じ不自
然感があった。
この場合、スライドする音程間隔に比例してスライド時
間を変化させることにより自然音に近いスライド感が得
られる。
一方、1975年8月11日に出願された米国特許番号
第4,085,644号(1978年4月25日)で説
明される電子楽器においては、マスクデータセットを算
出しそのデータをバッファメモリに移し、該バッファメ
モリの内容を読み出すことにより楽音が発生される。
バッファメモリへのデータの転送は鍵盤のキーが押され
る度に行なわれ、発生された楽音の基本周波数は押圧し
たキーにより選択される周波数ナンバRに比例する。
楽音の基本周波数を周波数ナンバRに基いて発生する装
置は1975キ11月24日に出願された米国特許番号
第4,067.254号(1978年1月10日)に詳
細に説明されている。
本発明の目的は押鍵により発生される楽音の基本周波数
が各錘のキーデータにより読み出された周波数ナンバに
比例する電子楽器に不自然さのないグライド効果やポル
タメント効果等を簡単な構成で付加することである。
前記目的を達成するため、本発明の電子楽器は鍵盤の押
鍵により発音される楽音の基本周波数がノート周波数ナ
ンバに比例するような電子楽器において、ノート周波数
ナンバから除算により除算ノート周波数ナンバを求める
装置と、除算ノート周波数ナンバを累算することにより
累算ノート周波数ナンバを求める装置と、ノート周波数
ナンバに該累算ノート周波数ナンバを加算または減算す
ることにより演算ノート周波数ナンバを求める装置と、
該除算ノート周波数ナンバを規定の回数累算した後にノ
ート周波数ナンバを半音程離れた新たなノート周波数ナ
ンバに更新するとともに、累算ノート周波数ナンバをク
リヤする手段とを具え、該演算ノート周波数ナンバに従
って楽音の周波数が変化することによりグライド効果・
ポルタメント効果を得ることを特徴とするものである。
以下本発明の実施例につき詳述する。
第1図は本発明の電子楽器の実施例の構成を示す説明図
である。
同図において、キーコードレジスタ1ばたとえば下記第
1表のような構成であり、図示はしないが別に設けたキ
ーアサイナ回路から生じた押圧キーの情報であるキーコ
ードをチャンネルに対応したW1〜Wkに格納する動作
と、ノートデータ、オクターブデータをライン11上に
、アサイナの有無を表わすアサインデータをラインl2
上に、ライン14からのアドレス信号で順次読み出す動
作を行なう。
ライン11上のノートデータ・オクターブデータはデー
タセレクタ2により、ポルタメント効果およびクロマチ
ツクグリツサンド効果が付加されなければ、そのままノ
ートデータはライン16、オクターブデータはライン1
3上に送出される。
それらの効果が付加されていれば、後述するようにライ
ン11上の信号が「高レベル」(以下“H“と称する)
のときのみライン15のデータがライン16およびライ
ン13上に送出される。
ライン16上のノートデータはアドレス加算器3により
、グライド効果が付加されなければそのままライン19
上に送出され、該効果が付加されていれば後述するよう
にライン18上の信号が“HItのとき1だけ減算され
てライン19上に送出され、ライン18上の信号が“F
l tvでダウンスイッチがオンならば1が加算されて
ライン19上に送出される。
ライン19上のノートデータはアドレスデコーダ4によ
りアドレス信号に変換される。
このアドレス信号はライン11上に送出され、ノート周
波数ナンバメモリ5から対応するノート周波数ナンバR
をライン111上に送出する。
ノート周波数ナンバメモリ5にはノート周波数ナンバが
平均律周波数比に相当する2進データQ1.Q2.・・
・・・・の形式で下記第2表のように収納されている。
ライン711上のノート周波数ナンバRは一方は加算器
9へ他方はデータセレクタ6へ入力される。
データセレクタ6ではラインAM2またはライン71!
13上の信号が“Httのときのみ後述する除算操作が
施されてライン714へ除算ノート周波数ナンバQ′を
送出し、累算器7へ人力する。
累算器7は、たとえば第2図に示すように、ラインA1
4上の除算ノート周波数ナンバQ′を加算器7−1を通
してライン14からのチャンネルに同期した信号でノ瞑
次シフトしチャンネルに対応して設けたに段のシフトレ
ジスタ7−2に人力し、その出力がゲート7−3を通し
分岐されライン115上データとして加算器7−1で除
算ノート周波数ナンバQ′と加算され再びシフトレジス
タ7−2へ入力される。
ライン115上のデータは後述するライン18またはd
31上の信号が“HItのときのみシフトレジスタ7−
2の出力より送出されるように制御される。
このようにしてライン11上の除算ノート周波数ナンバ
Q′が累算されて累算ノート周波数ナンバQ′がライン
115に得られる。
ライン115上の累算ノート周波数ナンバQ“は補数器
8へ人力される。
補数器8ではライン125上の信号が“H”またはダウ
ンスイッチがオンのときに2の補数化を施し、他の場合
はそのままライン116上にこの累算ノート周波数ナン
バQ“を送出する。
加算器9はライン71i上のノート周波数ナンバRとラ
イン716上の累算ノート周波数ナンバ±Q“とを加算
し、ライン717上に演算ノート周波数ナンバR′を送
出する。
ところでノート周波数ナンバレジスタ10およびオクタ
ーブデータレジスタ11に対してはライン14は以下の
ように作用する。
キーコードレジスタ1において、Wlのアドレスが指定
されたときは10−1.11−1に、W2のアドレスが
指定された時は10−2.11−2に、Wkのアドレス
が指定された時は10−に、11−kにそれぞれ信号を
送出する。
この信号によりWlの内容に対応したライン13上のオ
クターブデータ、およびライン117上の演算ノート周
波数ナンバR′がそれぞれオクターブデータレジスタ1
1−1゜ノート周波数ナンバレジスタ10−1に格納さ
れる。
以下W2が11−2,10−2.・・・・・・、Wkが
11−に、10−kに格納される。
これら10−1.11−1.10−2,11−2. ・
・・・・・・・・。
10−に、11=にの各出力は周波数生成器12−1,
12−2.・・・・・・、12−にへ入力される。
米国特許出願第634,533号で詳細に説明されてい
るように、周波数生成器12の構成はノート周波数ナン
バレジスタ10に格納された演算ノート周波数ナンバR
′ がD−A変換器によりアナログ電圧に変換される。
このアナログ電圧が電圧制御発振器(VCO)の制御電
圧として印加され、所望の発振周波数を得る。
このVCOの出力周波数がオクターブデータレジスタ1
1に格納されたオクターブデータで所望のオクターブの
周波数を得るよう分周される。
加算器9の出力端にD−A変換器を設けてその出力をラ
イン/18上に送出し、ノート周波数ナンバレジスタ1
0をサンプル・アンド・ホールド回路のようなアナログ
メモリに置換できることは当然であり、D−A変換器が
1つで済む利点がある。
次に13−1,13−2.・・・・・・、13−には楽
音波形生成器であり、音色フィルタ・楽音波形を記憶し
たメモリ・波形演算回路等で構成されている。
周波数生成器12−1,12−2.・・・・・・、12
−にσ からは音色フィルタの場合はノート周波数を、メモリ・
波形演算回路の場合はノート周波数に関連した適当な倍
率のクロックを送出するよう構成する必要がある。
楽音波形生成器13−1.13−2゜・・・・・・、1
3−にの出力は合成されてサウンドシステム14に人力
され発音される。
次にグライド効果の発生制御回路について説明する。
キーニードレジスタ1からライン12上に送出−される
アサインデータの信号をアサインデータラッチ回路15
で、ライン14上のチャンネル時分割信号により直列−
並列変換した後、クロック発生器21の出力であるライ
ン19上の信号により同期がとられたライン/18上の
信号によりグi ライド効果が開始される。
ラインl、18はグライド効果のためにチャンネル別に
用意されたカウンタ17−1 、17−2 、・・・・
・・、17−にのリセット端子を制御している。
カウンタ17は累算器7でライン12上の除算ノート周
波数ナンバQ′をン 累算する回数を制御する。
この累算回数を制御する方法を次の第3表を用いて説明
する。
いま、ノート周波数ナンバメモリ5の内容を第3表のよ
うに12ビツトの2進データQi t Q2 tQ3.
・・・・・・、Q1□のように定める。
C*音、B*音は、以下詳述するように、グライド効果
を実行するに当って押圧したキーの音程よりも半音低い
音程または半音高い音程を必要とするため用意される。
また12ビツトで表わせる範囲として第3表では、C*
音の上にさらに2半音音程近くの余裕を残しているが、
これは他の周波数変調効果が付加されたときに演算ノー
ト周波数ナンバR′が12ビツトを越えないように配慮
したものである。
発音周波数がスライドする場合、聴感的に問題がないよ
うにするには半音音程間隔を8段階程度に分ければ十分
である。
第3表のノート周波数ナンバHの半音音程間隔の差が△
Rである。
Q1〜Q1□を128で割った結果が除算ノート周波数
ナンバQ′である。
いま、押圧したキーの音程よりも半音低い音程からスラ
イドを開始して正規の音程までスライドするグライド効
果をアップグライド効果、押圧したキーの音程よりも半
音高い音程からスライドを開始して正規の音程までスラ
イドするグライド効果をダウングライド効果と呼ぶこと
とする。
アップグライド効果およびダウングライド効果の場合の
△R/Q’がそれぞれ(/、) および△RQ U (/Ql)Dである。
1例をあげれば、F音に対するアップグライド効果はE
音を基準にしてスライドが開始されるので(/、/)U
= 、町8.06となり、ダウングライド効果はF#
音を基準にしてスライドが開始されるので(”!’Q’
) D二44 1.=7.20となる。
この関係を利用することによりグライド効果が実現でき
る。
すなわち′□。の結果を7+αと考える。
たとえば、F音のアップグライド効果はE音R二229
9にE音のQ’=17を7回加算してR−2418とし
た後、F音R=2436にセットすることにより達成で
きる。
R二2418からR二2436への飛躍が前述のαであ
る。
この状況は第3図で示される。
F音のダウングライド効果はF#音R=2580にF#
音のQ’=20を7回減算してR=2440とした後、
F音R=2436にセットすることにより達成できる。
R二2440からR二2436への飛躍が前述のαであ
る。
この状況は第4図で示される。
第3図、第4図の2例を聴きくらべても、聴感が微小な
周波数変化には鈍感である理由から、なめらかなグライ
ド効果として聴くことができる。
αを最後のステップ部で処理するとして説明したが、任
意のステップで処理してもよい。
上述した方法以外に、減算器で△Rを求めた結果を8で
割算し含チを求めこれをレジスタに格納しQ′と同様の
目的に使用する方式もある。
この方式では前述のαが無くなる利点があるが、△Rを
求める減算器や62の値を収納するレジスタが必要にな
る。
一方第3表の△R/sの欄をみてもわかるように取扱う
桁数が多くなり不必要に装置を複雑化するにも拘らず効
果が変らず好ましい方式とは言えない。
以上の説明からカウンタ17の長さが制約される。
以下グライド効果の動作を説明する。グライドスイッチ
が“ON″とするとデータセレクタ19.20を“ON
”にし出力をライン112゜18上に送出し始める。
クロッ・り発生器21はグライド時間を決定する。
外部より周波数制御が可能な発振器の出力波形は第5図
aで示され、これがライン14上のチャンネルW1の立
上り部のパルス信号である同図すで示されるチャンネル
フレーム信号によりチャンネルフレーム同期がとられ同
図Cの信号に変換されて、ライン119上に送出されて
いる。
結局同図Cの△tにはW1〜Wkのチャンネルスロット
が含まれている。
第6図はグライド効果の動作のタイムチャートである。
第5図Cのライン19上の信号に対し、いまライン71
8上のあるものが“H”となったとする。
カウンタ17のリセットは解かれカウントをPl、P2
.P3に示すように開始する。
ゲート18の出力はデータセレクタ19に人力され、デ
ータセレクタ19ではライン14からのチャンネルアド
レス信号によりΔを中の対応するチャンネルスロットに
“H″を発生し、ライン112上に送出する。
チャンネル時分割信号をそれぞれゲート18の他の入力
端子に入力しデータセレクタ19をORゲートに置換す
る方法もある。
ライン112上の信号が“H“であるチャンネルスロッ
トのときのみデータセレクタ6はオンとなり、ライン7
14上に除算ノート周波数ナンバQ′を送出する。
カウントアツプした時すなわち時点t8において、ライ
ン720上のP4に相当する信号によりゲート16はオ
フされカウントは停止する。
一方ライン720はデータセレクタ20に送られている
データセレクタ20はデータセレクタ19と同様にライ
ン14からのチャンネルアドレス信号により、ラインで
20上の信号を対応するチャンネルスロット信号に変換
する。
データセレクタ20の出力18はアドレス加算器3およ
び累算器7に送られている。
アドレス加算器3ではアップグライド効果なら18が“
′H”の時半音低いノート周波数ナンバRをノート周波
数ナンバメモリ5から読み出すようにするため1の減算
を行なう。
もしダウンスイッチがオンされていてダウングライド効
果の状態なら、ライン18が“H′”のとき半音高いノ
ート周波数ナンバRをノート周波数ナンバメモリ5から
読み出すようにするため1の加算を行なうと同時に、補
数器8において累算器7の出力を2の補数に変換してラ
イン116上に送出する。
ライン18が“t L l”(低レベル)のときはいず
れの場合でもアドレス加算器3はライン16上の信号を
そのままライン19に送出する。
すなわち、グライド効果が付加されている時刻t8まで
は1の加減算が行なわれ、時刻t8から+9の間は行な
われない。
累算器7ではライン18が“H”のときは累算器7内の
ゲートがオンであり累算を可能とする。
ライン18が“I、 +1のときはゲートをオフにし累
算した結果をクリアしてしまう。
加算器9においてノート周波数ナンバメモリ5の出力で
あるライン16上のノート周波数ナンバRと、累算ノー
ト周波数ナンバ±Q“とが加算される結果、ノート周波
数ナンバRの変化は第3図、第4図のようなグライド効
果が付加されてライン117上に送出される。
以上述べたグライド効果を付加する方式を用いて非独立
方式グライド効果を実現することも容易である。
次にポルタメント効果を付加する方式について説明する
ポルタメント効果は前述したグライド効果が連続して発
生したように周波数的にスライドする。
たとえば、D#音からF音までスライドする場合を例に
とれば第7図のようになる。
すなわち、ta、tbはそれぞれE音、F音を押圧した
場合のアップグライド時間に相当することが第3図から
明らかである。
一方スライドに要する時間tは、次式で示すように、ス
ライドする音程間隔に含まれる半音音程数に比例して変
化する。
t ”” t s °n ここに+8:半音音程間隔をスライドするに要する時間 nニスライドする音程間隔におけ る半音音程数 一方、前述とは逆に音程の低い方向へスライドするポル
タメントもある。
この場合でもダウングライド効果が連続して発生したよ
うに周波数的にスライドする。
たとえば、F音からD#音までスライドする場合を例に
とれば第8図のようになる。
すなわち、t r 、 t ラはそれぞれE音、D#音
を押圧した場合のダウングライド時間に相当する。
スライドに要する時間t′はアップグライド効果におけ
ると同様である。
以下、アップグライド効果が連続して成るポルタメント
効果をアップポルタメント効果、ダウングライド効果が
連続して戒るポルタメント効果をダウンポルタメント効
果という。
このようにグライド効果の連続としてポルタメント効果
が表わせるので、データセレクタ6、累算器7、補数器
8、加算器9等が共通に使用できる。
一方、カウンタ29もカウンタ17と同様規模のカウン
タを用いればよく、クロック発生器30はクロック発生
器21と同様の機能でよい。
もしグライド時間とポルタメントのスライド時間を同一
のクロックで制御するならばクロック発生器30,21
のいずれか一方を用いれば足りる。
またポルタメント効果はW1〜Wkにおける各チャンネ
ルのうち、ある特定のチャンネルであるポルタメントチ
ャンネルWjに付加される。
すなわち、ポルタメント(PORT)スイッチ37がオ
ンされると詳述されないが、キーコードレジスタ1のポ
ルタメントチャンネルWjに押圧したキーに対応したノ
ートデータが次々と格納されることとなる。
一方、時分割制御信号発生器34からポルタメントスイ
ッチ37を介して送出されるライン17上の信号がWj
のチャンネルスロット信号であり、Wjのチャンネルス
ロットのときのみ“H”となる。
ラインlγばNOTゲート32を介してデータセレクタ
19,20を制御している。
これによりポルタメントスイッチ37がオンされると、
Wjのチャンネルスロットのときには、データセレクタ
19,20の出力に例も発生させないようにし、ポルタ
メントチャンネルWjにグライド効果が同時に付加され
ることを防止する。
一方ライン17はデータセレクタ2を制御し1(H11
のときはライン15上の信号をラインi3.i6へ送出
する。
以下ポルタメント効果の動作を説明する。まず最初に押
圧されたキーのノートデータとオクターブデータがWj
のチャンネルスロットでライン11上に送出されると、
データセレクタ28を介してライン721に送出され、
追従キーデータ演算レジスタ23および標的キーデータ
レジスタ25へと人力される。
最初のキーの押圧時においては詳述はしないが、エンベ
ロープ発生回路の信号をもとにキーデータラッチパルス
発生器22からライン122.123双方にラッチパル
スが発生し、このキーデータは追従キーデータ演算レジ
スタ23および標的キーデータレジスタ25に格納され
る。
この時点で比較器24はライン124上のA=B端子に
“HI9を出力するが、これ以前においては両レジスタ
23および25はクリヤされているので、比較器24は
ライン124上に“Htyを出力し続けることとなり、
カウンタ29はNOTゲート33を介してリセット状態
が保たれる。
比較器24の各出力はクロック発生器30の出力である
ラインA28上の信号で同期がとられている。
次に2番目に押圧されたキーのノートデータとオクター
ブデータがWjのチャンネルスロットでライン11上に
送出されると、データセレクタ28を介してライン72
i上に送出され、キーデークラッチパルス発生器22か
らライン723上に発生したラッチパルスにより標的キ
ーデータとして標的キーデータレジスタ25に格納され
る。
すなわち第1に押圧したキーのキーデータが追従キーデ
ータAとして追従キーデータ演算レジスタ23に、第2
に押圧したキーのキーデータが標的キーデータBとして
標的キーデータレジスタ25に格納されている。
この時点で比較器24はA>B 、A<Bのいずれかに
より、それぞれライン125 、#26に“Ho“を送
出し、A二BであるラインA24は“L I+となり、
カウンタ29をリセットから解除する。
比較器24で比較された結果を正しいものとするため、
また追従キーデータ演算レジスタ23内における後述す
る演算を正しいものとするため、オクターブデータ、ノ
ートデータの重みづけは鍵盤の位置に対応している必要
があり、比較器24で比較する際にはオクターブデータ
、ノートデータの順に比較する。
データの1例は下記第4表(a) j (b)で示され
る。
第4表 以下ポルタメント効果の動作について、第9図のタイム
チャートを参照しつつ説明する。
同図はカウンタ29、クロック発生器30、ゲート31
に関する信号タイムチャートである。
クロック発生器30はスライド時間を制御するように働
き、その出力であるライン12B上の信号は第5図に関
して説明したクロック発生器21と全く同様な方式で発
生すればよい。
ライン130は比較器24のA=B端子出力であるライ
ン724がNOTゲート33を介して出力された信号で
あり、“H91になるとカウンタ29をリセット状態か
ら解除し、ポルタメントが開始されたことを意味する。
P”1 、 P; 、 Pξはカウンタ29の各段の出
力である。
ライン130が“Hl?となった後、ライン1328上
の信号の8カウント毎に発生するラインA27上の信号
がNOT回路35を介してゲート31へ印加されている
ので、その出力はラインA’13のように8周期中7周
期にWjのチャンネルスロットパルスが発生する。
これがデータセレクタ6をオンにしライン714上に除
算ノート周波数ナンバQ′を送出する。
NANDゲート36の出力ラインi1は、ラインA13
に出力が発生しない残りの1周期時t8に負のW」のチ
ャンネルスロットパルスを発生し、これがアキュムレー
タ7のゲートをオフにし、ライン113上の信号で除算
ノート周波数ナンバQ′が7回累算された累算ノート周
波数ナンバQ“をクリヤするこの時点で追従キーデータ
を補正する必要が生じる。
ライン12γはセレクタ26を介して追従キーデータ演
算レジスタ23への演算パルスとなる比較器24のA>
Bi子であるライン125が“H゛′ならば、ダウンポ
ルタメントなのでライン!!32にライン127上の出
力を送出し、追従キーデータAのノートデータより1だ
け減算する。
比較器24のA<B端子であるライン126が“H′な
らば、アップポルタメントなのでライン133にライン
127上の出力を送出し、追従キ=データAのノートデ
ータへ1だけ加算する。
すなわち、時刻t1〜t2で除算ノート周波数ナンバQ
′がl器7のWjのチャンネルスロットにおいて7回累
算された後、時刻t8でこの内容をクリヤすると同時に
追従キーデータ演算レジスタ23の内容を補正する。
データ変換検出器27は追従キーデータ演算レジスタ2
3の内容を補正した結果が、設定コード外になったとき
を検出して追従キーデータを補正する。
たとえばノートデータを第4表のように設定したとする
ダウンポルタメント状態でラインi2にパルスが生じて
追従キーデータ演算レジスタ23においてC音であるノ
ートデータから1が減算されて“’oooo’“という
ノートデータがライン15に出力されると、データ変換
検出器27はこれを検出し、ライン134に出力を生じ
、データセレクタ28でR音のノートデータである“1
100”がライン138から739上に送出されて、追
従キーデータ演算レジスタ23内のノートデータにセッ
トすると同時に、オクターブデータから1を減算する。
アップポルタメント状態でライン733にパルスが生じ
てB音であるノートデータへ1が加算されて“1101
”というノートデータがライン15に出力されると、
データ変換検出器27はこれを検出し、ラインl!35
に出力を生じ、データセレクタ28でC音のノートコー
ドである“’0001’“がライン13γからライン7
39上に送出されて、追従キーデータ演算レジスタ23
内のノートデータにセットすると同時にオクターブデー
タへ1を加算する。
第3表に示したようなノート周波数ナンバRが用意され
たならば、上述の説明に限定されずB*音以下になった
ことを検出してA#音の、C9音以上になったことを検
出してび音のそれぞれのノートデータを用いて補正して
もよい。
以上記述したような状態でスライドし、やがて追従キー
データ演算レジスタ23内の追従キーデータAと標的キ
ーデータレジスタ25内の標的キーデータBとが一致し
、比較器24のA=Bの出力端子であるラインi4上に
“H″が出力されてスライドは停止し、カウンタ29は
再びリセット状態におかれる。
もしスライドしている間に第3に押圧したキーのキーデ
ータが標的キーデータレジスタ25に格納されると、比
較器24はA>B 、A<Bのいずれかによりそれぞれ
ライン125,1j26に“Ht+を送出するので引続
きスライドが続行することとなる。
最後にクロマチツクグリッサンド効果の発生機能につい
て説明する。
クロマチツクグリツサンド効果はポルタメント効果にお
けるスライド部分を除くことによって達成できる。
すなわちデータセレクタ6においてライン114上に除
算ノート周波数ナンバQ′を送出することを停止すれば
よく、クロマチツクグリツサンド(C−GLISS)ス
イッチ38をオンにしてライン113上に出力を発生さ
せなければよい。
以上説明したように、本発明によれば、発生される音高
が押鍵により読み出された周波数ナンバに比例する電子
楽器において、押鍵された楽音に対し個々独立にグライ
ド効果を付加でき、順次キーを押圧した時でも自然なグ
ライド効果が得られ表現力を増大する特長を有する。
ポルタメント効果においてはスライドする音程間隔に比
例してスライド時間が変化するため、より自然なポルタ
メント効果が得なれる。
一方本実流側におけるポルタメント効果がグライド効果
の連続したものとして実現されているので回路構成が共
用簡単化される利点を有する。
また本実施例におけるポルタメント効果が音程間隔に比
例したスライド速度機能をもっているので、これを利用
してポルタメント効果をクロマチツクグリッサンド効果
に変換できる機能を併せもつことができる。
しかし本発明はグライド効果、ポルタメント効果、クロ
マチツクグリツサンド効果の付加に限定するものではな
く、周波数が時間とともにスライドする効果であれば前
述の電子楽器に適用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示す説明図、第2図は
第1図の実施例の要部の詳細説明図、第3図〜第9図は
第1図の実施例の動作説明図であり、図中、トはキーコ
ードレジスタ、2,6゜19.20,28はデータセレ
クタ、3はアドレス加算器、4はアドレスデコーダ、5
はノート周波数ナンバメモリ、7は累算器、8は補数器
、9は加算器、10−1〜10−にはノート周波数ナン
バレジスタ、11−1〜11−にはオクターブデータレ
ジスタ、12−1〜12−には周波数生成器、13−1
〜13−には楽音波形生成器、14はサウンドシステム
、15はアサインデータラッチ回路、16−1〜16−
にはゲート17−1〜17−に、29はカウンタ、21
,30はクロック発生器、22はキーデータラッチパル
ス発生器、23は追従キーデータ演算レジスタ、24は
比較器、25は標的キーデータレジスタ、26はセレク
タ、27はデータ変換検出器、34は時分割制御信号発
生器、37はポルタメントスイッチ、38はクロマチツ
クグリツサンドスイッチを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍵盤の押鍵により発音される楽音の基本周波数がノ
    ート周波数ナンバに比例するような電子楽器において、
    ノート周波数ナンバから除算により除算ノート周波数ナ
    ンバを求める装置と、除算ノート周波数ナンバを累算す
    ることにより累算ノート周波数ナンバを求める装置と、
    ノート周波数ナンバに該累算ノート周波数ナンバを加算
    または減算することにより演算ノート周波数ナンバを求
    める装置と、該除算ノート周波数ナンバを規定の回数累
    算した後にノート周波数ナンバを半音程離れた新たなノ
    ート周波数ナンバに更新するとともに、累算ノート周波
    数ナンバをクリヤする手段とを具え、該演算ノート周波
    数ナンバに従って楽音の周波数が変化することによりグ
    ライド効果・ポルタメント効果を得ることを特徴とする
    電子楽器。 2 前記除算ノート周波数ナンバを求める装置において
    、除算ノート周波数ナンバの発生を停止させる手段を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子
    楽器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0228751B2 (ja) * 1984-03-30 1990-06-26 Kubota Ltd
JPH07315063A (ja) * 1995-06-28 1995-12-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移動農機における無段変速装置

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JPS50146321A (ja) * 1974-04-29 1975-11-25

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