JPH07191355A - 像ぶれ防止のための制御装置 - Google Patents

像ぶれ防止のための制御装置

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JPH07191355A
JPH07191355A JP5331098A JP33109893A JPH07191355A JP H07191355 A JPH07191355 A JP H07191355A JP 5331098 A JP5331098 A JP 5331098A JP 33109893 A JP33109893 A JP 33109893A JP H07191355 A JPH07191355 A JP H07191355A
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JP
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lens
camera
image blur
signal
displacement
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JP5331098A
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Ichiro Onuki
一朗 大貫
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Canon Inc
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    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラボディ内にブレ検出センサ、交換レン
ズ内にブレ補正機構を有する像ブレ防止システムを形成
する際の自由度を増す。 【構成】 ブレ検知センサからの手ブレ信号をカメラ内
あるいはレンズ内で適宜微積分することにより、どの様
なタイプのカメラとレンズの組合わせにおいても防振可
能なシステムとする。第1の実施例はカメラがレンズの
タイプを認識し、ブレ信号を必要に応じて微積分後送
信。第2の実施例はレンズがカメラのタイプを認識し、
受信したブレ信号を微積分。第3の実施例はレンズが変
位制御タイプに固定され、カメラはブレ変位を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の装置を互いに装
着させることにより形成される像ぶれ防止システムに用
いられる像ぶれ防止のための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から撮像手段を有するカメラボディ
と、該ボディに対し着脱可能な交換レンズより成る撮影
機器、すなわち一眼レフカメラシステムにおいて、像ブ
レ補正機構を組込んだものが種々提案されている。
【0003】例えば本出願人による特開平1−1856
11号公報では交換レンズ内にブレ検知手段と像ブレ補
正手段を有し、カメラ側の操作部材の操作に連動して像
ブレ補正動作の開始・終了を制御するという提案がなさ
れている。
【0004】一方、特開平3−192227号公報で
は、カメラボディ内のエリアセンサで像ブレ速度を検出
し、これをブレ補正レンズの駆動速度制御値に変換して
交換レンズに送信し、ブレ補正レンズを該制御値で駆動
制御して像ブレを抑制するという提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】一眼レフカメラと
いうシステム性の強い商品の場合、付加価値の高いある
いはコストの高い要素はカメラ側に配置するのが望まし
い。この観点からすると、ブレ検知センサの様な高付加
価値・高コスト要素はカメラ側に配置するのが望まし
い。一方像ブレ補正レンズは交換レンズ内にあるので、
該レンズの制御回路は交換レンズ内配置が適している。
しかるに特開平1−185611号公報では交換レンズ
内にブレ検知センサを有するためカメラシステムとして
の発展性に乏しく、また交換レンズもブレ補正光学機構
とブレ検知センサの両方を有するため著しく高価になっ
てしまう。
【0006】一方、特開平3−192227号公報で
は、カメラボディ内にブレ検知センサがあるため、カメ
ラ側に高付加価値要素を配するという一眼レフカメラシ
ステムの商品コンセプトに叶っている。しかるに、当公
知例では、カメラレンズ間の信号の属性がブレ速度に固
定されているため、システムの発展性に乏しい。すなわ
ち、カメラボディあるいは交換レンズを新規に開発する
場合、これらに内蔵されるブレ検知センサあるいはブレ
補正機構は、開発時点で最良のものを採用するのが、一
般的である。ところが例えばブレ検知センサを例に挙げ
ると、角加速度計:質量体とトルカコイルのサーボ作用
を利用し、ブレの角加速度を検知 角速度計:振動ジャイロ、ガスレートジャイロ、レーザ
ージャイロでブレの角速度検知 角変位計:円筒容器内の流体の慣性を利用し、ブレの角
変位を検知 像ブレ変位計:イメージセンサで像の変位を検出 像ブレ速度計:イメージセンサで像の動きベクトル(速
度)を検出 等種々の方式が有り、各センサから出力される信号も
(角)加速度、(角)速度、(角)変位と属性の異なる
信号である。
【0007】一方、ブレ補正レンズの駆動制御方式につ
いても、レンズの変位を制御対象(目標値)とするもの
レンズの速度を制御対象(目標値)とするものがあり、
この場合上記制御系はブレの(角)変位および(角)速
度に基づいた信号により制御される。
【0008】すると、カメラ・レンズ間で通信される信
号を例えばブレ速度と固定してしまうと、ブレセンサお
よびブレ補正レンズの方式の選択肢がせばまることにな
る。そして、一眼レフカメラのマウントシステムは通常
はかなり長期に渡って存続し、その間はマウントシステ
ムの互換性が保たれていなければならない。しかるに特
開平3−192227号公報では、上記懸案に対して柔
軟に対応できるシステムとはなっておらず、システムの
発展性に乏しい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、像ブレを検出
するためのものであって第1の装置に設けられる像ブレ
検出手段の出力を変換するための変換手段と、前記像ブ
レ検出手段の特性と、前記像ブレ検出手段の出力に応答
して像ブレ補正を行うためのものであって第1の装置に
着脱可能な第2の装置に設けられる像ブレ補正手段の特
性との少なくともどちらか一方に応答して、前記変換手
段による変換状態を変化させるための可変手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0010】上記構成により、ブレ検出手段を有する装
置と像ブレ補正手段を有する装置とを互い装着して使用
する際に、ブレ検出手段のブレ検出特性(例えば、ブレ
の加速度、速度、変位のうちこれを検出するものである
のか)と、像ブレ補正手段の特性(例えば、制御対象が
ブレの加速度、速度、変位のうちのどれであるのか)が
互いに異なる場合であっても、像ブレ補正のためのシス
テムとして機能させることができ、装置を他の装置に装
着して像ブレ補正のためのシステムを形成する場合の自
由度を増すことができる。
【0011】
【実施例】図1ないし図7は本発明の第1の実施例の防
振システムに関する図であり、以下、それらの図を用い
て第1の実施例について説明する。
【0012】図1は第1のカメラボディCMR1と第1
の交換レンズLNS1により構成された一眼レフカメラ
システムである。
【0013】まず、カメラCMR1について説明する。
【0014】カメラCMR1はメインミラーMM、ペン
タプリズムPP、シャッター装置STRおよびフィルム
FMを有する。またカメラCMR1に生じた手ブレ角変
位を検出する角変位系SAとカメラCMR1の一連の露
光およびフィルム巻上げ動作を制御すると共に手ブレ角
変位を演算するカメラ内マイコンCCPU1を有する。
【0015】スイッチSW1、SW2は不図示のレリー
ズボタンの第1および第2ストロークでオンするスイッ
チで、像ブレ補正開始や露出制御のトリガーとなるスイ
ッチである。
【0016】BATは電源でカメラCMR1およびレン
ズLNS1内の回路やアクチュエータに電源を供給す
る。
【0017】次に変換レンズLNS1の説明をする。
【0018】レンズLNS1の光学系はL1ないしL4
のつのレンズ群より成り、L1、L2、L3が所定の関
係で光軸方向に進展してズーミングを行ない、L1の進
退によりフォーカシングを行なう。
【0019】ENCZ、ENCBはそれぞれズーム位
置、フォーカス位置を検出するエンコーダで、通常はグ
レイコードパターンを検出ブラシで構成される。
【0020】第2群L2は像ブレ補正レンズであり、光
軸に垂直な面内で2次元方向に駆動可能に支持され、ア
クチュエータIACT1でシフト駆動される。DETD
はブレ補正レンズの変位量dL を検出する変位検出器で
ある。
【0021】ICPU1は像ブレ補正制御を行うレンズ
マイコンである。
【0022】そしてカメラCMR1とレンズLNS1は
係合マウント部において3組の信号ラインDCL、DL
C、DCL2と1組の電源ラインVBATで電気的に接
続されている。ラインDCLはカメラからレンズへコマ
ンド、データ等を通信するライン、ラインDLCはレン
ズからカメラへコマンド、データ等を通信するライン、
ラインDCL2はカメラからレンズへブレ信号を送信す
るラインである。またラインVBATを通じてカメラか
らレンズのレンズ内マイコンLCPU1およびラクチュ
エータIACT等に電源が供給される。
【0023】次に像ブレ補正の制御ブロックについて説
明する。
【0024】カメラCMR1はブレ検知センサとして角
変位計SAを有し、手ブレの角変位をアナログ信号θA
として出力する。カメラ内マイコンCCPU1は内蔵の
A/D変換器AD1で該データθA をディジタル変換
し、手ブレ角変位のディジタル値θD を出力する。次の
スイッチSWC1は手ブレ信号θD をそのまま出力する
か微分するかを選択するスイッチである。図1において
は、レンズLNS1は後述する様に像ブレ補正レンズL
2を変位制御するものであり、カメラは通信によってこ
のことを認識してスイッチSWC1を下側接点に切換え
る。従ってラインDCL2には手ブレ角変位信号が出力
され、レンズマイコンLCPU1はこれを入力する。
【0025】入力した信号はアンプAMP1で係数Kが
乗じられる。この係数Kは防振敏感度と呼ばれるもので
単位は[mm/deg]、すなわち1°の手ブレ角変位
による像ブレを補正するために、像ブレ補正レンズL2
を何mmシフトさせれば良いかという係数である。そし
て該係数Kはズームとフォーカスの状態によって変化す
るので、レンズ内マイコンLCPU1はKをマトリクス
データK(Z、B)としてROMに記憶している。そし
てズームエンコーダENCZとフォーカスエンコーダE
NCBで検出したゾームゾーンナンバーZ、及びフォー
カスゾーンナンバーBにより、ROMから記憶値K
(Z、B)を読み出す。そして該係数K(Z、B)とブ
レ角変位θD を乗じて、像ブレ補正レンズ駆動変位dD
を求める。
【0026】該変位dD は加算点P1を通過し、フィー
ドバックループの安定度を増すための位相補償要素CO
MP1に入力され、COMP1から出力された信号はD
/A変換器DA1でアナログ変換され、信号VACT1を出
力する。VACT は像ブレ補正アクチュエータIACT1
を駆動するための制御信号で、該信号VACT1に従ってア
クチュエータIACT1が像ブレ補正レンズL2を変位
制御する。
【0027】変位検出器DETDは該レンズL2の変位
L を検出し、これをアナログ信号dLAとして出力す
る。
【0028】変位信号dLAはレンズ内マイコンLCPU
1入力され、A/D変換器ADL1によりディジタル信
号dLDに変換され、加算点P1に反転入力される。
【0029】以上により像ブレ補正レンズL2制御のた
めのフィードバックループが構成され、指令信号dD
従って該レンズL2が正確に制御される。
【0030】以上の構成を改めて説明するとカメラCM
R1は角変位計SAで検出した手ブレ角変位をレンズL
NS1に出力し、レンズは該角変位に従って像ブレ補正
レンズL2を変位制御してフィルムFM上の像ブレを制
御する。
【0031】なお両マイコンCCPU1、LCPU1内
に示した各制御要素はA/D、D/A変換器以外はすべ
てマイコン内のディジタル演算処理によって行われる。
【0032】図2は第1実施例の一眼レフカメラシステ
ムにおいて、図1とは異なるタイプの第2のカメラCM
R2と第2の交換レンズLNS2の組合わせを示したも
のである。
【0033】カメラCMR2はブレ検知センサとして振
動ジャイロ等の角速度計GRを有し、GRは角速度信号
A を出力する。また、カメラ内マイコンCCPU2は
スイッチSWC2と積分器INTを有する。
【0034】一方レンズLNS2のマイコンLCPU2
はアンプAMP2、加算点P2、位相補償要素COMP
2、D/A変換器DA2およびA/D変換器ADL2を
有する。また像ブレ補正光学系L2を駆動するアクチュ
エータIACT2と該レンズL2の移動速度νL を検出
する速度検出器DETVを有する。
【0035】以上のシステムにおける像ブレ補正動作を
説明する。
【0036】カメラCMR2の角速度計GRは手ブレ角
速度WA を出力し、カメラ内マイコンCCPU2はA/
D変換器AD3でこれをディジタル信号WD に変換す
る。カメラ内マイコンCCPU2は後述するフロー内で
のレンズとの通信で、レンズの属性を認識し、スイッチ
SWC2を下側接点に接続させる。従って、手ブレ角速
度WD はラインDCL2を通じて、そのままレンズ内マ
イコンLCPU2に送信される。信号WD はAMP2に
より防振敏感度K(Z、B)が乗じられて像ブレ補正レ
ンズの速度制御値νD に変換され、加算点P2に入力さ
れる。入力信号は位相補償要求CCMP2を経由してD
/A変換器DA2でアクチュエータIACT2の制御信
号VACT2に変換される。
【0037】アクチュエータIACT2は信号VACT2
従ってレンズL2を速度制御し、レンズL2の移動速度
νL を速度検出器DETVが検知して速度信号νLAを出
力する。信号νLAはマイコンLCPU2のA/D変換器
ADL2でディジタル信号νLDに変換され、加算点P2
に反転入力される。
【0038】すなわち、以上のシステムではカメラCM
R2は角速度計GRで検出した手ブレ角速度をレンズL
NS2に出力し、レンズは該角速度に従って像ブレ補正
レンズL2を速度制御してフィルムFM上の像ブレを抑
制する。
【0039】図3は図1における第1のカメラCMR1
と図2における第2のレンズLNS2を組合わせた時の
システム図である。カメラCMR1のブレ検知センサは
手ブレ角変位を出力するのに対し、レンズLNS2は像
ブレ補正レンズL2を速度制御するので、手ブレ角速度
を必要とする。よってカメラ内マイコンCCPU1は、
スイッチSWC1を微分器DEF側に接続し、ラインD
CL2には手ブレ角変位θO を微分した角速度WD が出
力される。このスイッチSWC1の切換えにより、角変
位計SAを有するカメラCMR1でも、角速度計GRを
有するカメラCMR2と同様に角速度出力を得ることが
でき、レンズLNS2が像ブレ補正を行うに当たって不
都合が生じない構成となっている。
【0040】図4は図2における第2のカメラCMR2
と、図1における第1のレンズLNS1を組合わせた時
のシステム図である。カメラCMR2のブレ検知センサ
は手ブレ角速度を出力するのに対し、レンズLNS1は
像ブレ補正レンズL2を変位制御するので手ブレ角変位
を必要とする。よってカメラ内マイコンCCPU2はス
イッチSWC2を積分器INT側に接続し、ラインDC
L2には手ブレ角速度WD を積分した角変位θD が出力
される。このスイッチSWC2の切換えにより、角速度
計GRを有するカメラCMR2でも角変位計SAを有す
るカメラCMR1と同様に角変位出力を得ることがで
き、レンズLNS1が像ブレ補正を行うに当たって不都
合が生じない構成を行っている。
【0041】図5、図6は第1実施例のカメラおよび交
換レンズ内のマイコンの制御フローである。先ず図5に
よりカメラ内マイコンCCPU1およびCCPU2のフ
ローを示す。CCPU1とCCPU2は微積分作用の所
が異なるが同一のフローで表わせるので図5で両者を一
緒に説明する。
【0042】カメラ本体CMR側の不図示の電源スイッ
チがオンとなると、カメラ内マイコンCCPUへの給電
が開始され、ステップ(001)を経てステップ(00
2)からの動作を開始する。
【0043】ステップ(002)では、レリーズボタン
の第1段階押下によりオンとなるスイッチSW1の状態
検知がなされ、SW1オフの時にはステップ(003)
へ移行して、カメラ内マイコンCCPU内のRAMに設
定されている制御用のフラグ、変数を総てクリアして初
期化し、ステップ(004)へ進む。
【0044】ステップ(004)では、レンズLNS側
へ像ブレ補正動作(IS)を停止する命令を送信する。
【0045】上記ステップ(002)〜(004)はス
イッチSW1がオンとなるか、或は電源スイッチがオフ
となるまで繰返し実行される。
【0046】また、スイッチSW1がオンすることによ
り、ステップ(002)から(011)へ移行する。
【0047】ステップ(011)では、カメラ内マイコ
ンCCPUはラインDCLを介してレンズ内マイコンL
CPUに対し、像ブレ補正(以下ISと略す)開始命令
を送信する。
【0048】ステップ(012)では同じくDCLを介
してレンズID送信命令を送信する。ここでレンズID
はレンズLNSが有する像ブレ補正レンズ制御回路が変
位制御方式か速度制御方式かを表わすIDで、図1にお
けるレンズLNS1のIDはLID=1、図2における
レンズLNS2のIDはLID=2と定義されている。
【0049】ステップ(013)では、ラインDLCを
介してレンズIDを受信する。
【0050】ステップ(014)では、フラグFLGI
DにカメラID(CID)とレンズID(LID)の差
を格納する。ここでカメラIDとはカメラCMRが有す
るブレ検知センサが角変位計か角速度計かを表わすID
で、図1におけるカメラCMR1のIDはCID=1、
図2におけるカメラCMR2のIDはCID=2と定義
されている。
【0051】ステップ(015)では、ブレ信号Uを入
力する。ここでブレ信号UとはカメラCMR1の場合は
手ブレ角変位θA であり、カメラCMR2の場合は手ブ
レ角速度WA に相当する。
【0052】ステップ(015)ではブレ信号UをA/
D変換する。
【0053】ステップ(016)ではステップ(01
4)で計算したフラグFLHIDが0、1、−1のいず
れかを判定する。ここでFLGID=0になるのは、C
ID=LID=1またはCID=LID=2の場合であ
り、図1あるいは図2の組合わせに相当する。この場合
にはステップ(018)へ進んでブレ信号Uをレジスタ
Xに格納し、ステップ(021)にてラインDCL2を
介してレンズマイコンLCPUへ出力する。
【0054】一方FLGID=−1となるのは、CID
=1、LID=2すなわち図3の組合わせに相当する。
この場合にはステップ(019)へ進み、ブレ信号Uを
微分してレジスタXに格納し、ステップ(021)でレ
ンズへ出力する。
【0055】またFLGID=1となるのはCID=
2、LID=1すなわち図4の組合わせに相当し、この
場合にはステップ(020)へ進んでブレ信号Uを積分
してレジスタXに格納し、ステップ(021)でレンズ
へ出力する。
【0056】ステップ(022)ではスイッチSW1の
状態判別を行い、オフならステップ(002)へ戻って
ブレ信号の入力・演算・出力を停止する。SW1がオン
ならステップ(023)へ進む。
【0057】ステップ(023)ではスイッチSW2の
状態判別を行い、オンならステップ(024)でフィル
ムへの露光制御、ステップ(025)でフィルム巻上げ
を行う。スイッチSW2がオフならステップ(015)
へ戻り、ブレ信号入力、微積分演算ブレ信号の出力を繰
返し行う。
【0058】図6はレンズ内マイコンLCPU1および
LCPU2のフローである。LCPU1は制御対象とす
る信号がレンズL2の変位であり、LCPU2はレンズ
L2の速度である点が異なるが、同一のフローで表わせ
るので、図6で両者を一緒に説明する。
【0059】図6において、カメラ側の電源スイッチの
オンによりレンズ側にも電源が供給され、ステップ(0
31)より(032)へ進む。
【0060】ステップ(032)ではIS開始命令の判
別を行い、カメラCMRからIS開始命令が来ていない
時はステップ(033)にてレンズマイコンLCPU内
の全フラグ、全変数をクリアする。
【0061】ステップ(034)では像ブレ補正アクチ
ュエータIACTの駆動を停止して像ブレ補正レンズL
2を原点位置に固定する。
【0062】ステップ(032)ないし(034)を実
行中にカメラ内マイコンCCPUよりIS開始命令を受
信するとステップ(032)より(041)へ移行す
る。
【0063】ステップ(041)ではカメラCMRより
レンズID送信命令を受信する。ステップ(042)で
はこれを受けてレンズIDをカメラ側へ送信する。なお
該ステップ(041)(042)は図5のカメラ側のフ
ローのステップ(012)(013)に対応している。
【0064】ステップ(043)ではズームエンコーダ
ENCZとフォーカスエンコーダENCBよりズームゾ
ーンZ、フォーカスゾーンBを検知する。
【0065】ステップ(044)ではレンズマイコンL
CPUのROMテーブルより防振敏感度のマトリクスデ
ータK(Z、B)を読み出し、レジスタKに格納する。
【0066】ステップ(045)では、ブレ信号Xをカ
メラより受信するが、これは図5のステップ(020)
に対応する。
【0067】ステップ(046)では、ブレ信号Xと防
振敏感度Kよりレンズ制御信号Yを演算する。ここで信
号YはレンズLNS1の場合は像ブレ補正レンズL2の
駆動変位dD であり、レンズLNS2の場合は駆動速度
νd に相当する。
【0068】ステップ(047)ではレンズ制御信号Y
に対し、検出器DETDあるいはDETVからのフィー
ドバック信号YL の減算を行う。これは加算点P1ある
いはP2の作用に相当する。
【0069】ステップ(048)では位相補償演算を行
う。
【0070】ステップ(049)では前記演算結果をD
/A変換して、ステップ(050)においてこれをアク
チュエータIACTに制御信号VACT として出力する。
するとアクチュエータIACTでは像ブレ補正レンズ2
を駆動する。
【0071】ステップ(051)ではレンズの移動状態
を検出する検出器DETDあるいはDETVから、像ブ
レ補正レンズの移動変位dLAあるいは移動速度νLAに相
当するフィードバック信号YL を入力する。そしてステ
ップ(052)でこれをA/D変換する。
【0072】ステップ(053)では、カメラCMRか
らIS停止命令が来ているか否かの判別を行い、該命令
が来ていなければ、ステップ(047)へ戻り、該フィ
ードバック信号YL を減算する。
【0073】以上のフローにより、レンズはカメラから
のブレ信号Xに応じて像ブレ補正レンズL2の変位ある
いは速度を制御する。
【0074】図7はカメラCMR1、CMR2と交換レ
ンズLNS1、LNS2の4通りの組合わせにおいて、
カメラ内マイコンCCPUがブレ信号をどの様に変換す
るのかをまとめた図である。
【0075】〔他の実施例〕前記第1実施例では、手ブ
レ信号の微・積分手段がカメラ内にあり、カメラがカメ
ラ自身のIDと装着された交換レンズのIDを判断し
て、微・積分手段を選択的に使用していた。しかしカメ
ラ内マイコンはブレ信号演算だけでなく、AF・AE等
の演算も行わなければならない。その場合、カメラ内マ
イコンCCPUはブレ信号演算とAF・AE演算を時分
割で交互に行うことになるがブレ信号演算はAF・AE
演算より連続性が要求されるため、AE・AE演算にひ
んぱんに割込みが入りAF・AEの応答が遅くなく恐れ
がある。一方レンズ内マイコンLCPUは像ブレ補正レ
ンズの駆動制御が主要な仕事なので、像ブレ補正に専念
できる。従って演算負荷の大きな微・積分演算はレンズ
側で行った方がシステムバランスが良い場合がある。
【0076】図8ないし図14はブレ信号の微積分演算
機能をレンズ側に持たせた実施例である。
【0077】図8は本発明第2実施例において、第3の
カメラCMR3と第3の交換レンズLNS3を組合わせ
た時のシステム図である。当図において、カメラCMR
3は第1実施例のカメラCMR1と同様、ブレ検知セン
サとして角変位計SAを用いているが、カメラ内マイコ
ンCCPU3には微分器は含まれておらず、角変位計S
Aからの手ブレ角変位信号θA はA/D変換器AS3で
ディジタル変換され、通信バッファBF3を介してライ
ンDCL2からレンズに送信される。
【0078】一方レンズLNS3は第1実施例のレンズ
LNS1と同様、像ブレ補正レンズ、L2を変位制御す
る制御回路を有するが、レンズ内マイコンLCPU3は
スイッチSWL3と積分器INT3を有している。すな
わち、図1における第1実施例に対し、カメラ内マイコ
ンCCPU1内のスイッチSWC1と微分器DEFが図
8においてはレンズ内マイコンLCPU3のSWL3と
積分器INT3に代わった点が異なっている。そして図
8においては、カメラCMR3は手ブレ角変位信号θD
を出力するので、レンズ内マイコンのスイッチSWL3
は下側接点に接続され、アンプAMP1には角変位信号
θD がそのまま入力され、その後は第1実施例のレンズ
LNS1と同様のフィードバック制御が行われる。
【0079】図9は第2実施例において、第4のカメラ
CMR4と第4の交換レンズLNS4を組合わせた時の
図で、第1実施例の図2に対応する。すなわち、カメラ
CMR4は第1実施例のカメラCMR2と同様ブレ検出
センサとして角速度計GRを有し、A/D変換器AD
4、通信バッファBFを介してラインDCL2より手ブ
レ角速度信号WD がレンズへ出力される。
【0080】一方レンズLNS4は第1実施例のレンズ
LNS2と同様、像ブレ補正レンズL2を速度制御する
制御回路を有するが、レンズ内マイコンLCPU4はス
イッチSWL4と微分器DEF4を有している。そして
図9において、カメラCMR4は手ブレ角速度信号WD
を出力するので、レンズ内マイコンLCPU4のスイッ
チSWL4は下側接点に接続され、アンプAMP2には
角速度信号WD がそのまま入力され、その後は第1実施
例のレンズLNS2と同様のフィードバック制御が行わ
れる。
【0081】図10は第3のカメラCMR3と第4のレ
ンズLNS4を組合わせた時の図で、第1実施例の図3
に対応する。この組合わせではカメラCMR3から出力
される手ブレ角変位θD はレンズ内マイコンLCPU4
の微分器DEF4で微分されて手ブレ角速度WD とな
り、アンプAMP2に入力される。そして像ブレ補正レ
ンズL2は速度信号νD に従って速度制御され、像ブレ
補正が行われる。
【0082】図11は第4のカメラCMRをと第3のレ
ンズLNS3を組合わせた時の図で、第1実施例の図4
に対応する。この組合わせでは、カメラCMR4から出
力される手ブレ角速度WD はレンズ内マイコンCCPU
3の積分器INT3で積分されて手ブレ角変位θD とな
り、アンプAMP1に入力される。そして像ブレ補正レ
ンズL2は変位信号dD に従って変位制御され、像ブレ
補正が行われる。
【0083】すなわち第2実施例では、レンズ側が受信
した手ブレ信号を適宜微積分し、像ブレ補正レンズの制
御に適した属性の信号を得る構成となっている。
【0084】図12、図13は第2実施例のカメラおよ
び交換レンズ内のマイコンの制御フローである。まず図
12により、カメラ内マイコンCCPU3およびCCP
U4のフローを説明する。
【0085】カメラ本体CMR側の不図示の電源スイッ
チがオンとなると、カメラ内マイコンCCPUへの給電
が開始され、ステップ101を経てステップ(102)
からの動作を開始する。
【0086】ステップ(102)では、レリーズボタン
の第1段階押下によりオンとなるスイッチSW1の状態
検知がなされ、SW1オフの時にはステップ(103)
へ移行して、カメラ内マイコンCCPU内のRAMに設
定されている制御用のフラグ、変数を総てクリアして初
期化し、ステップ(104)へ進む。
【0087】ステップ(104)では、レンズLNS側
へ像ブレ補正動作(IS)を停止する命令を送信する。
【0088】上記ステップ(102)〜(104)はス
イッチSW1がオンとなるか、或は電源スイッチがオフ
となるまで繰返し実行される。
【0089】また、スイッチSW1がオンすることによ
り、ステップ(102)から(111)へ移行する。
【0090】ステップ(111)では、カメラ内マイコ
ンCCPUはラインDCLを介してレンズ内マイコンL
CPUに対し像ブレ補正(以下ISと略す)開始命令を
送信する。
【0091】ステップ(112)では同じくDCLを介
してカメラID(CID)を送信する。ここでカメラI
DとはカメラがラインDCL2から出力するブレ信号の
属性を表わすIDで手ブレ角変位を出力するカメラCM
R3はCID=3、手ブレ角速度を出力するカメラCM
R4はCID=4と定義されている。
【0092】ステップ(113)ではブレ信号Uを入力
する。ここでブレ信号UとはカメラCMR3場合は手ブ
レ角変位θA であり、カメラCMR4の場合は手ブレ角
速度WA に相当する。
【0093】ステップ(114)ではブレ信号UをA/
D変換し、ステップ(115)でA/D変換されたブレ
信号をレンズへ出力する。
【0094】ステップ(116)ではスイッチSW1の
状態判別を行い、オフなら(102)へ戻ってブレ信号
の入力・演算・出力を停止する。SW1がオンならステ
ップ(117)へ進む。
【0095】ステップ(117)ではスイッチSW2の
状態判別を行い、オンならステップ(118)でフィル
ムへの露光制御、ステップ(119)でフィルム巻上げ
を行う。スイッチSW2がオフならステップ(113)
へ戻り、ブレ信号入力A/D変換ブレ信号の出力を繰返
し行う。
【0096】図13はレンズ内マイコンLCPU3およ
びCPU4のフローである。LCPU3は制御対象とす
る信号がレンズL2の変位であり、LCPU4はレンズ
L2の速度である点が異なるが、同一のフローで表わせ
るので図13で両者を一緒に説明する。
【0097】図13において、カメラ側の電源スイッチ
のオンによりレンズ側にも電源が供給され、ステップ
(131)より(132)へ進む。
【0098】ステップ(132)ではIS開始命令の判
別を行い、カメラCMRからIS開始命令が来ていない
時は、ステップ(133)にてレンズマイコンLCPU
内の全フラグ、全変数をクリアする。
【0099】ステップ(134)では、像ブレ補正アク
チュエータIACTの駆動を停止して像ブレ補正レンズ
L2を原点位置に固定する。
【0100】ステップ(132)ないし(134)を実
行中にカメラ内マイコンCCPUよりIS開始命令を受
信すると、ステップ(132)より(141)へ移行す
る。
【0101】ステップ(141)ではカメラCMRより
カメラID(CID)を受信する。ここでカメラIDと
は、カメラCMRが有するブレ検知センサが角変位計か
角速度計かを表わすIDで、図1におけるカメラCMR
1のIDはCID=1、図2におけるカメラCMR2の
IDはCIDと定義されている。
【0102】ステップ(142)では、フラグFLGI
DにカメラID(CID)とレンズID(LID)の差
を格納する。
【0103】レンズIDとはレンズLNSが有する像ブ
レ補正レンズ制御回路が、変位制御方式か速度制御方式
かを表わすIDで、図8におけるレンズLNS3のID
はLID=3、図9におけるレンズLNS4のIDはL
ID=4と定義されている。
【0104】ステップ(143)ではズームエンコーダ
ENCZとフォーカスエンコーダENCBよりズームゾ
ーンZ、フォーカスゾーンBを検知する。
【0105】ステップ(144)では、レンズマイコン
LCPUのROMテーブルより防振敏感度のマトリクス
データK(Z、B)を読み出し、レジスタKに格納す
る。
【0106】ステップ(145)では、ブレ信号Uをカ
メラより受信するが、これは図12のステップ(11
5)に対応する。
【0107】ステップ(146)では、ステップ(14
2)で計算したフラグFLGIDが0、1、−1のいず
れかを判定する。ここでFLGID=0になるのは、C
ID=LID=3またはCID=LID=4の場合であ
り、図8あるいは図9の組合わせに相当する。この場合
にはステップ(147)へ進み、ブレ信号Uをレジスタ
Xに格納し、ステップ(150)へ進む。
【0108】一方FLGID=−1となるのは、CID
=3、LID=4すなわち図10の組合わせに相当す
る。この場合にはステップ(148)へ進み、ブレ信号
Uを微分し、ステップ(150)へ進む。
【0109】またFLGID=1となるのはCID=
4、LID=3すなわち図11の組合わせに相当し、そ
の場合にはステップ(149)へ進んでブレ信号Uを積
分し、ステップ(150)へ進む。
【0110】ステップ(150)ではブレ信号Xと防振
敏感度Kよりレンズ制御信号Yを演算する。ここで信号
YはレンズLNS3の場合は像ブレ補正レンズL2の駆
動変位dD であり、レンズLNSの場合は駆動速度νd
に相当する。
【0111】ステップ(151)ではレンズ制御信号Y
に対し、検出器DETDあるいはDETVからのフィー
ドバック信号YL の減算を行う。これは加算点P1ある
いはP2の作用に相当する。
【0112】ステップ(152)では位相補償演算を行
う。
【0113】ステップ(153)では前記演算結果をD
/A変換して、ステップ(154)においてこれをアク
チュエータIACTに制御信号VACT として出力する。
するとアクチュエータIACTは像ブレ補正レンズL2
を駆動する。
【0114】ステップ(155)ではレンズの移動状態
を検出する検出器DETDあるいはDETVから、像ブ
レ補正レンズの移動変位dLAあるいは移動速度νLAに相
当するフィードバック信号YL を入力する。そしてステ
ップ(156)でこれをA/D変換する。
【0115】ステップ(157)ではカメラCMRから
IS停止命令が来ているか否かの判別を行い、該命令が
来ていなければステップ(145)へ戻る。そして該信
号YL はステップ(151)の減算に利用される。
【0116】以上のフローにより、レンズはカメラから
のブレ信号Uを必要に応じて微・積分し補正レンズL2
の変位あるいは速度を制御する。
【0117】図14はカメラCMR3、CMR4と交換
レンズLNS3、LNS4の4通りの組合わせにおい
て、レンズ内マイコンLCPUがブレ信号をどの様に交
換するのかをまとめた図である。
【0118】〔第3実施例〕前記第1、第2実施例は、
カメラボディ、交換レンズ共複数の種類を有するシステ
ムであった。
【0119】ここでブレ検知センサは前述した様に種々
のタイプがあるため、当カメラシステムにおいて使用で
きるセンサを1つのタイプに限定してしまうのはシステ
ムの将来性にとっては不利である。一方、像ブレ補正レ
ンズの制御方式については、1つの方式、例えば変位制
御方式に限定しても、それ程大きな障害とはならない。
従って以下の図15ないし図18に示す第3実施例は、
カメラボディのみ複数種類を有し、交換レンズは1つの
制御方式のみを有するカメラシステムの実施例である。
【0120】図15は本発明第3実施例において、第5
のカメラCMR5を第5の交換レンズLNS5を組合わ
せた時のシステム図である。当図において、カメラCM
R5はブレ検知センサとして角変位計SAを有し、SA
は手ブレ角変位θA を出力する。カメラ内マイコンCC
PU5は該出力θA をA/D変換器AD5でディジタル
変換し、変換値θD をラインDCL2を介してレンズに
出力する。
【0121】レンズLNS5は第1実施例の第1のレン
ズLNS1と同じく、像ブレ補正レンズL2を変位制御
するための回路を有し、レンズ内マイコンLCPU5は
手ブレ角変位θD を受信して、レンズL2を変位制御す
る。
【0122】図16は第6のカメラCMR6と第5のレ
ンズLNS5を組合わせた図である。カメラCMR6は
ブレ検知センサとして角速度計GRを有し、角速度WA
を得る。カメラ内マイコンCCPU6は角速度WA をA
/D変換器AD6でディジタル変換し、次いで積分器I
NT6で積分した手ブレ角変位θD をレンズに出力す
る。そしてレンズLNS5は図15と同様に像ブレ補正
レンズL2の制御を行う。
【0123】図17は第3実施例のカメラCMR5およ
びCMR6の制御フローである。ステップ(201)な
いし(204)は第1実施例図5のステップ(001)
ないし(004)と同一なので説明を省略する。
【0124】ステップ(211)ではIS開始命令をレ
ンズに送信する。
【0125】ステップ(212)では、ブレ信号Uを入
力する。ここでブレ信号UとはカメラCMR5の場合は
手ブレ角変位θA であり、カメラCMR6の場合は手ブ
レ角速度WA に相当する。
【0126】ステップ(213)では、ブレ信号UをA
/D変換する。
【0127】ステップ(214)ではカメラIDすなわ
ちCIDの判別を行う。ここでカメラCMR5はCID
=5、カメラCMR6はCID=6と定義されている。
そこでCID=5なら、ステップ(215)にてブレ信
号UをそのままレジスタXに格納し、CID=6ならス
テップ(216)にてブレ信号Uを積分した結果をレジ
スタXに格納する。
【0128】ステップ(217)ないし(221)は図
5のステップ(021)ないし(025)と同一なので
説明を省略する。
【0129】図18はレンズLNS5の制御フローであ
る。当フローは第1実施例図6のフローに対し、ステッ
プ(041)(042)が廃止されている箇所のみ異な
るので説明は省略する。
【0130】以上の図17および図18のフローは第1
実施例の図5、図6に対し、レンズIDの通信が省略さ
れている点が異なる。すなわちレンズは1つのタイプに
限定されているため、レンズIDの受授は必要ない。
【0131】また図17はカメラCMR5とCMR6の
フローを併せて説明するためステップ(214)の判別
部を設けてあるが、両カメラが個別のフローを有するの
であれば、各カメラのフローにおいて、ステップ(21
4)の判別部は不要であることは言うまでもない。
【0132】〔他の変形例〕第1ないし第3実施例で
は、カメラ・レンズ共ブレの変位・速度を取扱う場合に
ついて説明したが、ブレの加速度を取扱う場合も同様に
適用できる。
【0133】また、微・積分演算はマイコンによるディ
ジタル演算の代わりにオペアンプを用いたアナログ演算
回路を用いても構わない。
【0134】また、第1ないし第3の各実施例において
は、像ブレ補正手段として、光軸に略直交する面曲で動
くレンズを用いたが、他の像ブレ補正手段、例えば可変
頂角プリズムなども同様に適用することができる。
【0135】さらに、本発明は銀塩カメラのみでなく、
他の撮像装置、例えばレンズ交換可能なビデオカメラな
どにも適用することができる。
【0136】また、レンズとカメラを接続するアダプタ
装置内に像ブレ補正手段が設けられたものについても同
様である。
【0137】さらに、レンズに像ブレ補正手段を設け、
カメラにブレ検出手段を設け、それらを接続するアダプ
タにカメラ内のブレ検出手段の出力を交換する手段を設
けてもよい。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像ブレ検出手段を有する装置と、像ブレ補正手段を有す
る装置を互いに装置して像ブレ補正システムを形成しよ
うとする際に像ブレ検出手段と像ブレ補正手段の特性が
互いに対応しない場合にも、像ブレ補正システムを機能
させることができるようになり、像ブレ検出手段の種類
および像ブレ補正手段の制御形式に自由度が増し、シス
テムの互換性と将来性の両方を満足することが可能にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラとレンズ
の制御システム図。
【図2】本発明の第1の実施例において、図1と異なる
カメラとレンズの制御システム図。
【図3】本発明の第1の実施例において、図1と異なる
カメラとレンズの制御システム図。
【図4】本発明の第1の実施例において、図1と異なる
カメラとレンズの制御システム図。
【図5】本発明の第1の実施例におけるカメラの制御フ
ロー。
【図6】本発明の第1の実施例ににおけるレンズの制御
フロー。
【図7】本発明の第1の実施例におけるカメラの信号変
換説明図。
【図8】本発明の第2の実施例におけるカメラとレンズ
の制御システム図。
【図9】本発明の第2の実施例において、図8と異なる
カメラとレンズの制御システム図。
【図10】本発明の第2の実施例において、図8と異な
るカメラとレンズの制御システム図。
【図11】本発明の第2の実施例において、図8と異な
るカメラとレンズの制御システム図。
【図12】本発明の第2の実施例におけるカメラの制御
フロー。
【図13】本発明の第2の実施例におけるレンズの制御
フロー。
【図14】本発明の第2の実施例におけるレンズの信号
変換説明図。
【図15】本発明の第3の実施例におけるカメラとレン
ズの制御システム図。
【図16】本発明の第3の実施例において、図15と異
なるカメラとレンズの制御システム図。
【図17】本発明の第3の実施例におけるカメラの制御
フロー。
【図18】本発明の第3の実施例におけるレンズの制御
フロー。
【符号の説明】
CMR1〜CMR6 カメラボディ LNS1〜LNS5 交換レンズ CCPU1〜CCPU6 カメラ内マイコン LCPI1〜LCPU5 レンズ内マイコン SA角変位計 GR角速度計 DEF、DEF4 微分器 INT、INT3、INT6 積分器 L2 像ブレ補正レンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像ぶれを検出する為のものであって第1
    の装置に設けられる像ぶれ検出手段の出力を変換するた
    めの変換手段と、 前記像ぶれ検出手段の特性と、前記像ぶれ検出手段の出
    力に応答して像ぶれ防止を行うためのものであって第1
    の装置に着脱可能な第2の装置に設けられる像ぶれ防止
    手段の特性との少なくともどちらか一方に応答して、前
    記変換手段による変換状態を変化させるための可変手段
    とを有することを特徴とする像ぶれ防止のための制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の装置に設けられ、前記可変手
    段が、前記像ぶれ補正手段の制御特性に応答して、前記
    変換手段による変換状態を変化させることを特徴とする
    請求項1の像ぶれ防止のための制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の装置に設けられ、前記可変手
    段が、前記像ぶれ検出手段の検出特性に応答して、前記
    変換手段による変換状態を変化させることを特徴とする
    請求項1の像ぶれ防止のための制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の装置はカメラであり、前記第
    2の装置は交換レンズであることを特徴とする請求項1
    の像ぶれ防止のための制御装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は前記像ぶれ検出手段の出
    力を微分または積分することを特徴とする請求項1の像
    ぶれ防止のための制御装置。
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