JPH06250272A - 像ブレ防止システム - Google Patents

像ブレ防止システム

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JPH06250272A
JPH06250272A JP3555793A JP3555793A JPH06250272A JP H06250272 A JPH06250272 A JP H06250272A JP 3555793 A JP3555793 A JP 3555793A JP 3555793 A JP3555793 A JP 3555793A JP H06250272 A JPH06250272 A JP H06250272A
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signal
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lens
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JP3555793A
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Ichiro Onuki
一朗 大貫
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Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の光学装置に組み合わせにより構成され
る像ブレ防止システムにて、任意の光学装置の組み合わ
せにおいて常に高精度な像ブレ補正を可能にする。 【構成】 システムに生じるブレを検出するブレ検出手
段を有する第1の光学装置と、前記第1の光学装置に着
脱可能で、前記ブレ検出手段の出力に応じて像ブレ補正
を行う像ブレ補正手段を有する第2の光学装置とを有す
る像ブレ防止システムにおいて、前記第1、2の光学装
置の少なくとも一方に、前記像ブレ補正手段の像ブレ補
正特性に応じて前記ブレ検出手段の出力を調整するブレ
信号調整手段を設け、両光学装置間で正確なブレ信号の
授受が行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、ビデオカメラ
等の光学機器において手振れなどにより発生する像ブレ
を防止する像ブレ防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から撮像手段を有するカメラボディ
と、該ボディに対し着脱可能な交換レンズより成る撮影
機器、すなわち一眼レフカメラシステムにおいて、像ブ
レ補正機構を組込んだものが種々提案されている。
【0003】例えば本出願人による特開平1−1856
11号公報では交換レンズ内にブレ検出手段と像ブレ補
正手段を有し、カメラ側の操作部材の操作に連動して該
像ブレ補正手段による像ブレ補正動作の開始、終了を制
御するという提案がなされている。
【0004】一方、特開平3−192227号公報では
カメラボディ内のエリアセンサで像ブレ速度を検出し、
これをブレ補正レンズの駆動速度制御値に変換して交換
レンズに送信し、ブレ補正レンズを該制御値で駆動制御
して像ブレを抑制するという提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一眼レフカメラという
システム性の強い商品の場合、付加価値の高いあるいは
コストの高い要素はレンズ側よりもカメラ側に配置する
のが望ましい。この観点からすると、ブレ検出センサの
様な高付加価値・高コスト要素はカメラ側に配置するの
が望ましい。一方像ブレ補正レンズは交換レンズ内にあ
るので、該像ブレ補正レンズの制御回路は交換レンズ内
配置が適している。しかるに特開平1−185611号
公報では交換レンズ内にブレ検知センサを有するためカ
メラシステムとしての発展性に乏しく、また交換レンズ
もブレ補正光学機構とブレ検出センサの両方を有するた
め著しく高価なものになってしまう。
【0006】一方、特開平3−192227号公報で
は、カメラボディ内にブレ検出センサがあるため、カメ
ラ側に高付加価値要素を配するという一眼レフカメラシ
ステムの商品コンセプトに叶っている。
【0007】しかし、一眼レフカメラシステムでは通常
複数のカメラボディと複数の交換レンズを有している。
そしてカメラボディ内のブレ検出センサには種々のタイ
プがあり、一方交換レンズに装備された像ブレ補正機構
も、光学的及び機構的特性は個々に異なる。このような
状況において、どの様なカメラボディと交換レンズの組
合わせにおいても正確な像ブレ補正を行なうためには、
両者間で授受されるブレ信号の通信規則は、 最小ブレ補正分解能 最大ブレ補正範囲 ブレ信号感度(スケール ファクタ)の精度 が満足される様に決定されていなければならない。
【0008】しかし上記特開平3−192227号公報
では、この様な点について考慮されておらず、カメラボ
ディあるいは交換レンズの種類が増していった時、ある
組合わせにおいては、所定の像ブレ補正効果を発揮でき
ないという問題点が発生する恐れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】システムに生じるブレを
検出するブレ検出手段を有する第1の光学装置と、前記
第1の光学装置に着脱可能で、前記ブレ検出手段の出力
に応じて像ブレ補正を行う像ブレ補正手段を有する第2
の光学装置とを有する像ブレ防止システムにおいて、前
記第1、2の光学装置の少なくとも一方に、前記像ブレ
補正手段の像ブレ補正特性に応じて前記ブレ検出手段の
出力を調整するブレ信号調整手段を設けたことを特徴と
する。それにより、各々がブレ検出特性の異なるブレ検
出手段を有する複数の光学装置のうち任意の1つと、各
々がブレ補正特性の異なるブレ補正手段を有する複数の
光学装置のうち任意の1つとの組合せにおいても、両者
間での正確なブレ信号の授受を行ない、常に高精度な像
ブレ補正が可能となるようにしたものである。
【0010】
【実施例】図2乃至図3は本発明の像ブレ補正装置に関
わる像ブレ補正原理を説明する図である。
【0011】図2は本発明に用いられる結像光学系を示
したもので、焦点距離は100mm〜30mmの3倍ズ
ームであり、同図上はワイド端(f=100mm)、下
はテレ端(f=300mm)におけるレンズの配置を示
す。
【0012】この結像光学系は4つの群より成り、変倍
に当っては第四群が固定で、第一、二、三群が移動し、
また焦点調節の際には第一群が移動する。そして、第二
群を光軸に対して垂直方向に変位させる事により、結像
面上の像を変位させて像ブレ補正を行う。
【0013】次に像ブレ補正原理について説明する。
【0014】結像光学系の焦点距離をf、撮影倍率をβ
とすると、結像光学系が前側主点を中心にθ[rad]
の角度ブレを生じた時の像変位量dIM1は dIM1=f(1+β)・θ … となる。一方、図12の光学系の第二群の変位量dL
対する像の変位量dIM2の比を偏心敏感度Sdと称するこ
とにすると dIM2=Sd・dL … となる。そして偏心敏感度Sdは焦点距離fと撮影変倍
βの関数なので Sd=Sd(f,β) … と表せる。そして、像ブレ補正の原理は結像光学系の角
度ブレによる像ブレ(式)をレンズ変位による像変位
(式)で解消するのであるから、=及び式を用
いて dL=(dIM1/Sd)={f・(1+β)・θ}/{Sd(f,β)} … で計算されたdLに従って像ブレ補正レンズを駆動すれ
ば良い。この像ブレ補正作用をブロック図で表わしたも
のが図3である。
【0015】カメラに生じた手ブレθ[rad]は感度
1[V/rad]を有するブレ検出センサにて検出さ
れ、検出ブレ信号V1[V]を出力する。該信号は微弱
であるため、増幅率A2を有するアンプAMP2で増幅
され、信号V2[V]を出力する。
【0016】可変アンプAMP3は、結像光学系のf、
βによる像ブレ補正特性を補正するアンプで増幅率A3
は式より
【0017】
【外1】 と表わされる。a3はレンズにより決まる所定係数であ
る。そしてアンプAMP3からの出力信号V3[V]が
式で表わされた像プレ補正レンズ変位d1の制御指令
値dに相当する。信号V3は加算器ADDに正相で入力
され、位相補償回路COMPに入力される。位相補償回
路COMPは像ブレ補正機構に適当なフィードバックゲ
インを与え、かつループの安定化を図るためのものであ
る。
【0018】COMPからの出力VACTは像ブレ補正機
構ISMのアクチュエータへの駆動電圧VACT[V]を
出力する。
【0019】GMは像ブレ補正機構ISM内のアクチュ
エータから像ブレ補正レンズに至る系の伝達関数であ
る。該機構が駆動制御される事により像ブレ補正レンズ
は変位dL[mm]を生ずる。該レンズ変位dLは感度A
L[V/mm]を有するレンズ変位検出器DETDによ
り検知され、該検知信号は出力VLとして出力され、加
算器ADDに反転入力される。以上のループにより像ブ
レ補正レンズの変位dLは指令値dに対し、正確に追従
するフィードバックループが形成される。
【0020】以上の手ブレ検知から像ブレ補正レンズ制
御のブロックは図3における破線B1で囲まれた部分で
ある。
【0021】ブロックB1による像ブレ補正動作の結果
として、ブロックB2による光学的像移動dIM2が生ず
る。
【0022】一方、手ブレによる像ブレは、ブロックB
3による像ブレ量dIM1として表わされる。よって最終的
な像ブレ抑制効果は加算点Pにおける dIM3=dIM1−dIM2 として表わされ、dIM3が小さい程優れた像ブレ補正装
置という事になる。
【0023】さて、ここでもう一度優れた像ブレ補正装
置が備えるべき条件について説明する。これらは前述し
た様に ブレ補正分解能が細かい。 充分なブレ補正範囲が確保されている。 像ブレ補正系の各要素の感度(スケールファクタ)誤
差が少ない。 という項目に分けられる。
【0024】まずを満足させるためには図3における
各要素間の信号電圧を高くする事が必要だが、高くし過
ぎると大きな手ブレが生じた時に信号電圧が回路上限電
圧を上まわって飽和してしまい、手ブレ補正が不可能に
なる。すなわち、とは相反するので両者を満足させ
るためには最適な信号レベル値が存在する。またを満
足するためには図3のブロック図の中に感度(スケール
ファクタ)調整のためのスケールファクタ調整手段が必
要になる。
【0025】一方図3のシステムを一眼レフカメラに納
めるためには上述の信号レベル値の決定及びスケールフ
ァクタ調整はすべてのカメラボディと交換レンズの組合
わせにおいて上記〜の項目をバランス良く満足する
様に構成されていなければならない。
【0026】図1は本発明の第1実施例で、複数のカメ
ラボディと複数の交換レンズで構成されるカメラシステ
ムにおいて、該システムの任意のカメラボディCMR1
と、任意の交換レンズLNS1を組合わせた像ブレ補正
カメラシステムを示す図である。そして図1において図
3と同一の符号で表わされた要素は同一の作用をする要
素である。
【0027】カメラCMR1はメインミラーMM、ペン
タプリズムPP、シャッタ装置STR及びフィルムFM
を有する。またカメラCMR1に生じた手ブレ角変位を
検出する角変位系SAとカメラCMR1の一連の露光及
びフィルム巻上げ動作を制御すると共に手ブレ角変位を
演算するカメラ内マイコンCCPU1を有する。
【0028】スイッチSW1、SW2は不図示のレリー
ズボタンの第1及び第2ストロークでオンするスイッチ
で、像ブレ補正開始や露出制御のトリガーとなるスイッ
チである。
【0029】BATはDC/DCコンバータを含む電源
でカメラCMR1及びレンズLNS1内の回路やアクチ
ュエータに基準電位Vccの電源を供給する。
【0030】次に交換レンズLNS1の説明をする。
【0031】レンズLNS1の光学系は図に示した4つ
の群に相当するL1ないしL4の4つのレンズ群より成
り、L1、L2、L3が所定の関係で光軸方向に進退し
てズーミングを行い、L1の進退によりフォーカシング
を行う。
【0032】ENCZ、ENCBはそれぞれズーム位
置、フォーカス位置を検出するエンコーダで、通常はグ
イレコードパターンと検出ブラシで構成される。
【0033】第2群L2は像ブレ補正レンズであり光軸
に垂直な面内で2次元方向に駆動可能に支持され、アク
チュエータIACTでシフト駆動される。CETDはブ
レ補正レンズの変位量dLを検出する変位検出器であ
る。
【0034】LCPU1は像ブレ補正制御を行うレンズ
マイコンである。
【0035】そしてカメラCMR1とレンズLNS1は
係合マウント部において3組の信号ラインDCL、DL
C、DCL2と1組の電源ラインVBAT及びグラウン
ドラインGNDで電気的に接続されている。ラインDC
Lはカメラからレンズへコマンド、データ等を通信する
ライン、ラインDLCはレンズからカメラへコマンド、
データ等を通信するライン、ラインDCL2はカメラか
らレンズへアナログのブレ信号を送信するラインであ
る。またラインVBATを通じてカメラからレンズのレ
ンズ内マイコンとLCPU1およびアクチュエータIA
CT等に電源が供給される。
【0036】次に像ブレ補正の制御ブロックについて説
明する。
【0037】カメラCMR1はブレ検出センサとして角
変位計SAを有し、手ブレ角変位θを電圧信号V1とし
て出力する。
【0038】信号V1はセンサー信号増幅アンプAMP
2で増幅されて信号V2となる。
【0039】可変アンプAMPC1はブレ検知センサの
スケールファクタ誤差を調整するための増幅率可変アン
プで、図4に示す様にオペアンプと可変抵抗器で構成さ
れる。そしてアンプAMPC1の出力信号V2Cをモニタ
ーするチェック端子CH1により、調整結果が確認でき
る。すなわちカメラCMR1を過信装置に載せて所定振
幅で加振した時、端子CH1の信号が所定振幅になる様
可変アンプAMPC1を調整する。
【0040】可変アンプAMP3は後述する図7にて説
明される様に交換レンズLNS1側の像ブレ補正特性の
違いを補正するアンプであり、図5のごとく、オペアン
プとMOSトランジスタTr1にて構成される。ここ
で、レンズマイコンLCPU1が、結像光学系のズーム
及びフォーカス状態をエンコーダENCZ、ENCFを
介して検知し、該マイコンLCPU1のROMに格納さ
れたデータをラインDLCを介してカメラ内マイコンC
CPU1に通信する。そしてカメラ内マイコンCCPU
1はこの情報をD/A変換器DAC3でDA変換し、そ
のアナログ出力VA3をラインSVA3にて該アンプAMP
3内のトランジスタTr1に出力すると、トランジスタ
Tr1の抵抗値が変化し、該アンプAMP3の増幅率A3
を変化させる事ができる。
【0041】該アンプAMP3の出力V3はラインDC
L2を介してレンズLNS1に送信される。
【0042】なお可変アンプAMPC1の調整に際し、
信号V2cをモニターする代わりに信号V3をモニターし
ても構わない。この場合、アンプAMP3の増幅率A3
は調整用のデフォルト値になる様にカメラ内マイコンC
CPU1のプログラムを作成しておけば良い。
【0043】レンズLNS1に入力される信号V3は可
変アンプAMPL1に入力される。該アンプAMPL1
は像ブレ補正光学機構のスケールファクタを調整するた
めの増幅率可変アンプで、図2に示したカメラ内のアン
プAMPC1と同様の構成である。そして該アンプAM
PL1の増幅率AVRL1の調整は以下のように行う。
【0044】まず、結像面にエリアセンサを有した工具
カメラに被験レンズLNS1を装着し、結像光学系の前
方(図1の右方)からレーザー光線を入射させる。そし
て像ブレ補正機構を動作させながら工具カメラのDCL
2端子より所定振幅の信号V3をレンズLNS1に入力
すると工具カメラのエリアセンサ上のレーザースポット
が移動する。そして該スポットの移動変位が入力信号V
3と所定の関係になる様にアンプAMPL1の増幅率A
VRL1を調整する。
【0045】アンプAMPL1の出力信号V3Lがブレ補
正レンズL2の駆動変位指令信号として加算器ADDに
入力される。加算器ADDの出力信号V3L−VLは位相
補償回路COMPを介して信号VACTになり、これが像
ブレ補正アクチュエータIACTに入力され該アクチュ
エータIACTは像ブレ補正レンズL2を偏心駆動す
る。そして該レンズL2の変位量dLが変位検出器DE
TDで検出されて、その検出値に相応するレンズ変位信
号VLとして出力され、これが加算器ADDに反転入力
される事でフィードバックループが形成される。
【0046】また上記構成における各アンプ増幅率の設
定は以下の指針で定めれば良い。
【0047】像ブレ補正レンズの最大変位時に該レン
ズ変位信号VLが回路基準電圧VCCより若干低くなる様
に変位検出器DETDのスケールファクタALを設定す
る。
【0048】可変アンプAMPL1の調整ゲイン中心
値を略1とする。
【0049】この指針に従うとラインDCL2を通過す
るブレ信号V3は、交換レンズLNS1の最大ブレ補正
時に回路基準電圧VCCに略等しくなるので該ラインのカ
メラ・レンズ間接続接点に接触抵抗が生じてもその影響
が最小限に抑えられると共にカメラ内外からのノイズの
影響も受け難く、S/N比の良いブレ信号が得られる。
なおカメラ内の各アンプAMP2,AMPC1,AMP
3のゲイン配分は、信号V1,V2,V2Cが最大ブレ補正
時にも飽和しない様にブレ検知センサSAの特性に応じ
て決定すれば良い。
【0050】図6,図7は本発明の第1の実施例のカメ
ラ及び交換レンズ内のマイコンの制御を示すフローチャ
ートである。まず、図6によりカメラ内マイコンCCP
U1の制御のフローチャートを説明する。
【0051】カメラ本体CMR側の不図示の電源スイッ
チがオンとなると、カメラ内マイコンCCPU1への給
電が開始され、ステップ(001)を経てステップ(0
02)からの動作を開始する。
【0052】ステップ(002)では、レリーズボタン
の第1段階押下によりオンとなるスイッチSW1の状態
検知がなされ、SW1オフの時にはステップ(003)
へ移行して、カメラ内マイコンCCPU内のRAMに設
定されている制御用のフラグ、変数を総てクリアして初
期化し、ステップ(004)へ進む。
【0053】ステップ(004)では、レンズLNS側
へ像ブレ補正動作(IS)を停止する命令を送信する。
【0054】上記ステップ(002)〜(004)はス
イッチSW1がオンとなるか、或は電源スイッチがオフ
となるまで繰返し実行される。
【0055】また、スイッチSW1がオンする事によ
り、ステップ(002)から(011)へ移行する。
【0056】ステップ(011)ではカメラ内マイコン
CCPU1はラインDCLを介してレンズ内マイコンL
CPU1に対し像ブレ補正(以下ISと略す)開始命令
を送信する。
【0057】ステップ(012)ではレンズに対し、レ
ンズデータすなわち式で示した増幅率A3のデータ送
信要求をラインDCLを介して送る。
【0058】ステップ(013)では増幅率A3のディ
ジタル変換値をラインDCLを介して受信する。
【0059】ステップ(014)ではアンプAMP3の
増幅率が受信した値A3になる様なトランジスタTr1
の入力電圧値VA3を演算し、ステップ(015)では該
演算値VA3をラインSVA3を介してアンプAMP3のト
ランジスタTr1に出力する。よってラインDCL2を
介し、接続されているレンズの特性に応じて補正された
ブレ信号V3がカメラからレンズに伝達される。
【0060】ステップ(016)ではスイッチSW1の
状態判別を行ない、オフならステップ(002)へ戻っ
てブレ信号の入力演算・出力を停止する。SW1がオン
ならステップ(017)へ進む。
【0061】ステップ(017)ではスイッチSW2の
状態判別を行ない、オンならステップ(018)でフィ
ルムへの露光制御、ステップ(019)でフィルム巻上
げを行なう。スイッチSW2がオフならステップ(01
6)へ戻る。
【0062】図7はレンズ内マイコンLCPU1の制御
を示すフローチャートである。
【0063】図7においてカメラ側の電源スイッチのオ
ンによりレンズ側にも電源が供給され、ステップ(03
1)より(032)へ進む。
【0064】ステップ(032)ではIS開始命令の判
別を行ない、カメラCMRからIS開始命令が来ていな
い時はステップ(033)にてレンズマイコンLCPU
1内の全フラグ、全変数をクリアする。
【0065】ステップ(034)では像ブレ補正アクチ
ュエータIACTの駆動を停止して像ブレ補正レンズL
2を原点位置に固定する。
【0066】ステップ(032)ないし(034)を実
行中にカメラ内マイコンCCPU1よりIS開始命令を
受信するとステップ(032)より(041)へ移行す
る。
【0067】ステップ(041)では図4のステップ
(012)に対応するカメラからのレンズデータ送信命
令を受信する。
【0068】ステップ(042)ではズームエンコーダ
ENCZとフォーカスエンコーダENCBよりズームゾ
ーンZ,フォーカスゾーンBを検知する。
【0069】ステップ(043)ではレンズマイコンL
CPU1のROMテーブルよりレンズデータを読出す。
レンズマイコンLCPU1は式で表わされる像ブレ補
正特性値A3を各ゾーンZ,Bに対応したROMテーブ
ル値として記憶している。よってステップ(042)で
検知したゾーンZ,Bに応じたデータを読出す。
【0070】ステップ(044)では上記データをカメ
ラ内マイコンCCPU1に送信する。するとラインDC
L2を介して手ブレ信号V3が送信され始める。
【0071】ステップ(045)では像ブレ補正アクチ
ュエータIACTにラインSACTを介して駆動開始指
令を与え、像ブレ補正動作を開始させる。
【0072】ステップ(046)ではカメラよりIS停
止命令が来ているか否かを判断し、来ていればステップ
(032)へ移行して像ブレ補正を停止し、来ていなけ
ればステップ(045)へ戻って像ブレ補正を継続す
る。
【0073】以上の図6,図7のフローをまとめて概説
すると、カメラのスイッチSW1がオンされるとカメラ
はレンズに像ブレ補正のためのレンズデータ送信命令を
出し、レンズは該データをカメラに送信する。するとカ
メラは該データを用いて手ブレ信号のスケールファクタ
をレンズ毎に最適な値に変換し、レンズに送信する。そ
してレンズは該手ブレ信号に従って像ブレ補正レンズを
駆動し、像ブレ補正を行なう。
【0074】(他の実施例)前記第1の実施例では、手
ブレ信号をカメラ内でレンズ毎の最適値に変換し、レン
ズに送信するというカメラシステムであったが以下に示
す第2の実施例では手ブレ信号補正をレンズ内で行なう
カメラシステムに関するものである。
【0075】図8は本発明の第2実施例のカメラシステ
ム構成を示すブロック図で、カメラボディCMR2,交
換レンズLNS2より構成される。本実施例では手ブレ
信号はカメラ内マイコンCCPU2でディジタル信号に
変換されてラインDCL2を介してレンズに送信され、
レンズ内マイコンLCPU2は該信号に従って像ブレ補
正レンズをディジタル制御する。またレンズ、カメラの
手ブレ信号のスケールファクタ調整用としてカメラ内に
2PROM1(電気的書込消去可能ROM)、レンズ
内にE2PROM2を有している。
【0076】次に図8に示される像ブレ補正機能を有す
るカメラシステムの構成についてさらに詳細に説明す
る。
【0077】SA,AMP2は第1の実施例と同様のブ
レ検知センサ及びアンプである。アンプAMP2からの
手ブレ信号V2はカメラ内マイコンCCPU2のA/D
変換器ADC1でディジタル変換され、信号V2Dとして
出力される。
【0078】可変アンプAMPC2はカメラ側の手ブレ
信号のスケールファクタ調整用増幅手段で、E2PRO
M1に内蔵された調整値を用いて手ブレ信号V2DをV
2CDに変換する。該調整値の書込みは、カメラボディC
MR2に調整用工具レンズを取付けて加振台上で加振
し、ラインDCL2から出力される手ブレ信号ディジタ
ル値を工具レンズが所定値と比較し、所定値とのズレ量
に応じた調整地を工具レンズよりラインDLCを介して
カメラ内マイコンCCPU2に送信し、マイコンCCP
U2は該調整値をE2PROM1に書込む。
【0079】従ってブレ検知センサSAにスケールファ
クタ誤差があってもラインDCL2から出力されるブレ
信号V2CDは誤差が補正された所定のスケールファクタ
を有する。
【0080】レンズに入力されたブレ信号V2CDはレン
ズ側のスケールファクタ調整用増幅手段AMPL2で信
号V2LDに変換される。そして該増幅手段AMPL2の
増幅率AVRL2はE2PROM2の調整データにより決定
される。該調整データの書込みは第1の実施例と同様に
エリアセンサを有した工具カメラとレーザー光源を用意
し、レンズLNS2のブレ補正レンズを所定振幅で駆動
した時のレーザースポット変位量を検出し、該スポット
変位量の所定値からのズレに応じた調整値を工具カメラ
よりラインDCLを介してレンズ内マイコンLCPU2
に送信する。そしてマイコンLCPU2が該調整値をE
2PROM2に書込む。
【0081】増幅手段AMPL2からの出力信号V2LD
は可変増幅手段AMP4にて信号V4Dに変換される。こ
こで増幅手段AMP4の増幅率A4は式にて示された
値であり、第1の実施例での増幅器AMP3の作用に相
当する。
【0082】信号V4Dは加算器ADD2,位相補償回路
COMP2を経てD/A変換器DAL1でアナログ変換
され、変換信号VACTにて像ブレ補正アクチュエータI
ACTが駆動される。そして像ブレ補正レンズL2の変
位dLに相応する変位信号VがマイコンLCPUのA
/D変換器ADL1でディジタル変換され、変換信号V
LDが加算器ADD2に反転入力される。
【0083】以上の構成ではカメラからレンズへのブレ
信号はディジタルデータV2CDとして送信される。この
場合、ブレ信号のダイナミックレンジを制限するのは通
常カメラ内マイコンCCPU2のA/D変換器・ADC
1のA/D分解能である。一般的に手ブレ信号は10〜
12bitの分解能が要求される。するとA/D変換器
ADC1も10〜12bit分解能を有するものが必要
になる。この時マイコンCCPU2には8bitあるい
は16bitのマイコンが使用されるが、どちらの場合
もブレ信号V2CDは8×2=16あるいは16×1=1
6bitのデータとして送信される。すなわちブレ信号
2CDのダイナミックレンジはA/D変換器ADC1の
ダイナミックレンジより大きい。従って図8の様な像ブ
レ補正システムでは、いくつかの交換レンズのうち、角
度換算で最も像ブレ補正範囲が広いレンズのぶれ変位角
θmaxに対してブレ信号V2が飽和せず、かつA/D
変換も可能となる様に、アンプAMP2の増幅率A2
定めれば良い。この時には任意のカメラボディと任意の
交換レンズの組合わせにおいて、ラインDCL2から送
信されるディジタル化されたブレ信号V2CDのスケール
ファクタ(単位ブレ角当たりのディジタル出力値)は常
に一定となる。
【0084】図9、図10は第2の実施例における、カ
メラボディ及び交換レンズの制御を示すフローチャート
である。
【0085】図9はカメラCMR2の制御を示すフロー
チャートで、図6に示す第1の実施例のフローチャート
と同一作用のステップについては説明を省略する。
【0086】ステップ(101)ないし(104)は図
6のステップ(001)ないし(004)と同一であ
る。ステップ(102)においてスイッチSW1がオン
になるとステップ(111)へ移行し、レンズにIS開
始命令を送信する。
【0087】ステップ(112)ではE2PROM1か
らスケールファクタ調整データを読込む。
【0088】ステップ(113)ではブレ信号V2を読
込みA/DコンバータADC1で該信号V2をディジタ
ル信号V2Dに変換する。
【0089】ステップ(114)では可変アンプAMP
C2がステップ(112)で読込んだ調整データとステ
ップ(113)で得たブレ信号V2Dからブレ信号V2CD
を演算する。
【0090】ステップ(115)ではブレ信号V2CD
カメラからレンズに出力する。
【0091】ステップ(116)以降は図6のステップ
(016)以降と同一であり、スイッチSW1がオンで
スイッチSW2がオフの間はステップ(113)に戻
り、ブレ信号V2の入力とV2CDの出力を繰返し行ない、
SW2がオンとなったらステップ(118),(11
9)でフィルムへの露光及びフィルム巻上げを行なう。
【0092】なお、図9のフローチャートは簡略のた
め、SW2オン以後は露光・フィルム巻上げのみを行な
う様になっているが、実際にはマイコンCCPU2は露
光・フィルム巻上げとステップ(113)ないし(11
5)のブレ信号入出力動作も時分割で行なうので、ブレ
信号は継続して出力され、像ブレ補正が中断される事は
ない。
【0093】図10は交換レンズLNS2の制御を示す
フローチャートである。
【0094】ステップ(131)ないし(134)は図
7の第1実施例のフローチャートのステップ(031)
ないし(034)と同一である。
【0095】ステップ(132)でカメラからのIS開
始命令を検知するとステップ(141)へ進む。
【0096】ステップ(141)では図7のステップ
(042)と同様にズームエンコーダENCZ,フォー
カスエンコーダENCBそれぞれによりズーム,フォー
カス位置を表わすズームゾーンZ,フォーカスゾーンB
の検出を行ない、ステップ(142)では両ゾーンに対
応した像ブレ補正データをレンズ内マイコンLCPU2
のROMより読み出し、該データより、アンプAMP4
の増幅率A4を決定する。
【0097】ステップ(143)ではE2PROM2よ
り、レンズ側のスケールファクタ調整データを読込む。
【0098】ステップ(144)ではカメラから送られ
て来たブレ信号データV2CDを受信する。
【0099】ステップ(145)では増幅手段AMP4
にて、該データV2CDをステップ(142)(143)
で得た補正データ及び調整データに応じて変換し、ブレ
信号データV4Dを得る。
【0100】ステップ(146)ではA/D変換器AD
L1にて、ブレ補正レンズL2の変位信号VLを読み込
み、これをA/D変換してデータVLDを得る。
【0101】ステップ(137)では加算器ADD2に
よる演算すなわちV4D−VLD計算を行なう。
【0102】ステップ(148)では位相補償回路CO
MP2にて位相補償演算を行ない、ステップ(149)
ではこの結果をD/A変換器DAL1にてアナログ変換
し、ステップ(150)で像ブレ補正アクチュエータI
ACTへの駆動電圧VACTを出力する。すると像ブレ補
正レンズL2が駆動されて像ブレ補正が行なわれる。
【0103】ステップ(151)ではカメラからIS停
止命令が来ているか否かを判別し、来ていればステップ
(132)へ戻って像ブレ補正を停止し、来ていなけれ
ばステップ(144)へ戻って像ブレ補正を継続する。
【0104】(第3の実施例)前述の第2の実施例の説
明において、手ブレ信号をディジタル処理する場合、信
号のダイナミックレンジを制限するものはA/D変換器
ADC1のA/D分解能であると述べた。一方、交換レ
ンズ側の像ブレ補正範囲及び像ブレ補正分解能に対する
要求はレンズ毎に異なる。例えば焦点距離の短いレンズ
は、角度換算で広いブレ補正範囲が必要だがブレ検出分
解能はあまり高くなくて構わない。反対に長焦点レンズ
ではブレ補正範囲は狭いがブレ検出には高分解能が要求
される。そこでA/D変換器ADC1に入力されるブレ
信号のスケールファクタをレンズ特性に合わせて可変と
すれば、レンズ側に送信されるブレ信号は、各レンズに
適したダイナミックレンジ設定となり、より正確な像ブ
レ補正が行なえる。
【0105】図11は上記事情を考慮したカメラボディ
CMR3及び交換レンズLNS3より構成された本発明
の第3の実施例のカメラシステムである。図8の第2の
実施例と異なる箇所は、カメラCMR3において、増幅
器AMP2とA/D変換器ADC1の間に増幅率A5
可変のアンプAMP5が追加され、レンズLNS3にお
いてはマイコンLCPU3内の増幅手段AMP4と加算
器ADD2の間に増幅率A6が可変の増幅手段AMP6
が追加されている。そして追加された2つの増幅手段の
増幅率A5,A6は交換レンズの像ブレ補正範囲θmax
に対して
【0106】
【外2】 となる様に設定される。するとθmaxが大きい場合、
6は大、A5は小という設定になるため、ブレ信号V2
はA/D変換器ADC1の前でゲインA5にて圧縮さ
れ、レンズ内でゲインA6にて拡大されて元の値に戻
る。θmaxが小さい場合はその反対である。すなわ
ち、交換レンズの最大ブレ補正範囲に対する手ブレ信号
2′がA/D変換器ADC1の入力許容最大値に一致
するので、どの様な特性の交換レンズが装着されても、
A/D変換器ADC1の分解能を最も有効に利用できる
様に作用する。そしてカメラ側の増幅率A5はレンズ側
よりラインDLCを介して通信される。
【0107】図12は第3の実施例のカメラ内マイコン
CCPU3の制御を示すフローチャートである。
【0108】ステップ(201)ないし(204)は図
9の第2の実施例のフローチャートと同一である。
【0109】ステップ(202)でスイッチSW1がオ
ンと判定され、ステップ(211)でIS開始命令を送
信すると、ステップ(212)ではレンズに対し、図1
1で示したアンプAMP5のゲインA5に対応するデー
タの送信命令を出力する。
【0110】ステップ(213)ではレンズよりA5
ータを受信し、ステップ(214)でアンプAMP5の
ゲインをA5に設定する信号を出力する。該アンプAM
P5は第1の実施例にて図5で示したものと同様のアン
プが用いられる。
【0111】ステップ(215)ないし(222)は図
9のステップ(112)ないし(119)と同等の作用
をするが、取扱うブレ信号が図9ではV2,V2CDである
のに対し、当実施例ではV′2,V′2CDである点が異な
っている。
【0112】図13は第3の実施例におけるレンズLN
S3の制御を示すフローチャートである。
【0113】ステップ(231)ないし(234)は第
2の実施例の図10におけるステップ(131)ないし
(134)と同一の作用をする。
【0114】ステップ(232)においてカメラよりI
S開始命令が来た事を判断するとステップ(241)へ
移り、ズームゾーン,フォーカスゾーン検知を行なう。
【0115】ステップ(242)でカメラからのゲイン
5に関するデータ送信命令を受信するとステップ(2
43)では、ステップ(241)にて検知したズームゾ
ーン,フォーカスゾーンに対応したA5に関するデータ
をマイコンLCPU3のROMより読み出し、ステップ
(244)で、このデータをカメラに送信する。
【0116】ステップ(245)ないし(254)は図
10のステップ(142)ないし(151)と同様であ
るが、ステップ(247)(248)のみやや異なる。
ステップ(247)ではカメラよりブレ信号V′2CD
受信する。次いでステップ(248)では受信した信号
V′2CDに対し、図11に示す3個の増幅手段AMPL
2,AMP4,AMP6のゲインAVRL2,A4,A6を乗
じてブレ信号V4Dに変換する。そしてここで得られた信
号V4Dは第2の実施例における信号V4Dと同一のスケー
ルファクタとなる。
【0117】以上の第3の実施例ではレンズの像ブレ補
正に関する特性データをカメラ側とレンズ側の両方で使
用し、像ブレ検出及び補正回路が扱うブレ信号のダイナ
ミックレンジ能力を有効に使える様にブレ検知センサか
らのブレ信号のスケールファクタを変更している。
【0118】なお、レンズの像ブレ補正特性はレンズ毎
に異なるのはもちろんであるが、ズームレンズではズー
ミングによっても変化するので第3の実施例は図11の
様にカメラボディと交換レンズに分かれたシステムだけ
でなく、両者が一体化されたカメラにおいても有効であ
る。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明の像ぶれ防止
システムは、複数の光学装置の組合せにより構成される
防振システムにおいて、光学装置間で授受されるブレ信
号の調整を行うことにより、任意の光学装置の組合せに
おいても、光学装置間での正確なブレ信号の授受が行わ
れるようになり、常に高精度なブレ補正が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のカメラとレンズの制御
システム図である。
【図2】本発明の各実施例に用いられる光学系制であ
る。
【図3】本発明の各実施例の像ブレ補正ブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例のスケールファクタ調整
手段である。
【図5】本発明の第1の実施例のスケールファクタ補正
手段である。
【図6】本発明の第1の実施例のカメラの制御フローで
ある。
【図7】本発明の第1の実施例のレンズの制御フローで
ある。
【図8】本発明の第2の実施例のカメラとレンズの制御
システム図である。
【図9】本発明の第2の実施例のカメラの制御フローで
ある。
【図10】本発明の第2の実施例のレンズの制御フロー
である。
【図11】本発明の第3の実施例のカメラとレンズの制
御システム図である。
【図12】本発明の第3の実施例のカメラの制御フロー
である。
【図13】本発明の第3の実施例のレンズの制御フロー
である。
【符号の説明】
CMR1,CMR2,CMR3 カメラボディ LNS1,LNS2,LNS3 交換レンズ CCPU1,CCPU2,CCPU3 カメラ内マイコ
ン LCPU1,LCPU2,LCPU3 レンズ内マイコ
ン SA ブレ検出センサ AMP3,AMP4,AMP5,AMP6 ゲイン可変
増幅手段 AMPC1,AMPL1 ゲイン可変増幅手段 E2PROM1,E2PROM2 EEPROM L2 像ブレ補正レンズ IACT 像ブレ補正アクチュエータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムに生じるブレを検出するブレ検
    出手段を有する第1の光学装置と、前記第1の光学装置
    に着脱可能で、前記ブレ検出手段の出力に応じて像ブレ
    補正を行う像ブレ補正手段を有する第2の光学装置とを
    有する像ブレ防止システムにおいて、前記第1、2の光
    学装置の少なくとも一方に、前記像ブレ補正手段の像ブ
    レ補正特性に応じて前記ブレ検出手段の出力を調整する
    ブレ信号調整手段を設けたことを特徴とする像ブレ防止
    システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の光学装置は撮像装置であり、
    前記第2の光学装置はレンズ装置であることを特徴とす
    る請求項1の像ブレ防止システム。
  3. 【請求項3】 前記ブレ信号調整手段は前記第1の光学
    装置に設けられ、前記第2の光学装置より入力される前
    記像ブレ補正手段の像ブレ補正特性情報に応じて前記ブ
    レ検出手段の出力を変換することを特徴とする請求項1
    の像ブレ防止システム。
  4. 【請求項4】 前記ブレ信号調整手段は前記第2の光学
    装置に設けられ、前記像ブレ補正手段の像ブレ補正特性
    に応じて、前記第1の光学装置より入力される前記ブレ
    検出手段の出力を変換することを特徴とする請求項1の
    像ブレ防止システム。
  5. 【請求項5】 前記ブレ信号調整手段は前記第1、2の
    光学装置各々に設けられることを特徴とする請求項1の
    像ブレ防止システム。
  6. 【請求項6】 前記ブレ信号調整手段は前記ブレ検出手
    段の出力を増幅するものであって、その増幅率を前記像
    ブレ補正手段の特性に応じて変化させることを特徴とす
    る請求項1の像ブレ防止システム。
  7. 【請求項7】 システムのブレを検出するブレ検出手段
    と、前記ブレ検出手段の出力を増幅する増幅手段と、前
    記増幅手段により増幅されたブレ信号をA/D変換する
    A/D変換手段と、前記A/D変換手段によりA/D変
    換されたブレ信号に応じて像ブレ補正を行う像ブレ補正
    手段と、前記像ブレ補正手段の像ブレ補正特性に応じて
    前記増幅手段の増幅度を変化させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする像ブレ防止システム。
  8. 【請求項8】 レンズ手段と、前記レンズ手段の特性に
    応じて前記像ブレ補正手段の像ブレ補正特性を変化させ
    る像ブレ補正制御手段とを有することを特徴とする請求
    項1の像ブレ防止システム。
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