JP4677074B2 - カメラシステムおよびカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振れ検出手段を有するカメラ本体と、振れ補正手段を有する交換レンズ装置とを組み合わせて成るカメラシステム及びカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、交換レンズ式のカメラ用防振レンズが知られている。また、像振れを検出する振れ検出手段をカメラ内に有し、交換レンズ内に像振れを補正する像振れ補正手段を有する例が、特開平6−250272号公報や特開平7−191355号公報などに開示されている。
【0003】
上記の振れ検出手段や像振れ補正手段等により像振れ補正動作を適正に行うには、防振敏感度の調整が必要である。防振敏感度とは、装置の傾き量に対する振れ補正レンズの駆動量の比であり、例えば、1°の手振れ角変位による像振れを補正するために、振れ補正レンズを何mmシフトさせれば良いかというデータである。そして、この防振敏感度は、上述の特開平6−250272号公報や特開平7−191355号公報等にも記載されているように、ズームとフォーカスの状態によって変化するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特開平6−250272号公報や特開平7−191355号公報等に記載されたシステムでは、防振敏感度調整のための演算を、交換レンズ側のレンズ内マイコンで行っている。更に詳述すると、カメラ側に具備された振れ検出手段にて得られた振れ信号を、上記防振敏感度を加味しない状態で交換レンズ側に送信すると、交換レンズ側において、前記レンズ内マイコンにて、ズームエンコーダとフォーカスエンコーダ各々で検出されたズーム情報及びフォーカス情報に基づいて防振敏感度を決定し、該防振敏感度と前記カメラ側より送信されてきた前記振れ信号を乗ずる演算を行うことにより、振れ補正レンズの駆動変位を求める構成となっている。
【0005】
そのため、交換レンズ側のレンズ内マイコンでの演算の負荷が大きなものとなっていた。
【0006】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、カメラ本体と交換レンズ装置より成るカメラシステムにおいて、交換レンズ装置側での像振れ補正に関連する演算負荷を軽減することのできるカメラシステムを提供しようとするものである。
【0008】
本発明の第2の目的は、交換レンズ装置との組み合わせにより像振れ補正機能を発揮できるカメラにおいて、交換レンズ装置側での像振れ補正に関連する演算負荷を軽減させることのできるカメラを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明は、フォーカスレンズとズームレンズと振れ補正手段とを備えた交換レンズ装置と通信するための通信手段と、振れを検出するための振れ検出手段とを備えたカメラ本体と、前記カメラ本体と通信をするための通信手段と、前記交換レンズ装置とを有するカメラシステムであって、前記カメラ本体が、前記交換レンズ装置から送信されたズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータと前記振れ検出手段で検出された振れ信号とに基づいて前記振れ補正手段を制御するための駆動信号を演算する演算手段を有し、前記演算された駆動信号を前記カメラ本体の通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記送信された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させ、前記カメラ本体の演算手段が、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータに応じた前記振れ検出手段の検出出力値と前記振れ補正手段の駆動量との関係の決定、及び、前記駆動信号の演算を行い、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号を前記カメラ本体の通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させるカメラシステムとするものである。
【0012】
また、上記第2の目的を達成するために、本発明は、フォーカスレンズとズームレンズと振れ補正手段を具備した交換レンズ装置と組み合わされて使用される、振れを検出するための振れ検出手段を備えたカメラであって、前記交換レンズ装置から送信されたズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータと前記振れ検出手段で検出された振れ信号とに基づいて前記振れ補正手段を制御するための駆動信号を演算する演算手段と、前記演算された駆動信号を前記交換レンズ装置に送信する通信手段とを有し、前記演算手段が、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータに応じた前記振れ検出手段の検出出力値と前記振れ補正手段の駆動量との関係の決定、及び、前記駆動信号の演算を行い、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号を前記通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させるカメラとするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の各形態に係るカメラ(カメラ本体)及び交換レンズより成るカメラシステムの構成図である。ここで、カメラ1内には該カメラ側の制御を司るCPU2が具備されており、更に該カメラのヨー,ピッチ方向の振れを検出する振れセンサ4及び5が図示した様に配置され、このセンサ出力は共にA/Dコンバータ3によってデジタルデータに変換されて、上記CPU2内のデータとして取り込まれる構成となっている。
【0016】
上記振れセンサ4及び5の内部の具体的構成の一例としては、図2に示したように、角速度センサとしての振動ジャイロ、及び、積分回路等から成り立っている。
【0017】
図2において、振動ジャイロ20は駆動回路22によって共振駆動されると共に、同期検波回路21等により所定の角速度出力となるようにその出力変換が行われる。前記同期検波回路21からの出力には通常不必要なDCオフセットが含まれており、このDC分はコンデンサ24及び抵抗25で構成されるハイパスフィルタで取り除かれ、残りの振れ信号のみがオペアンプ23、抵抗26及び27で構成される増幅器で増幅される。更にこの増幅器の出力は、オペアンプ28、抵抗29,30及びコンデンサ31で構成される積分回路で積分され、振れ変位に比例した出力に変換され、この積分出力は前述した様にA/Dコンバータ3へ出力される構成となっている。
【0018】
図1に戻って、CPU2内に取り込まれたセンサ出力は、交換レンズ8からの情報を基に演算した振れ補正レンズ駆動量となる。そして、この振れ補正レンズ駆動量のデータをカメラ1と交換レンズ8との情報のやりとりを行う通常のシリアルバスライン7を介して、CPU2より交換レンズ8内のCPU11に転送される。
【0019】
交換レンズ8内では、振れ補正系9自体の絶対位置を検出する位置検出センサ15及び16の出力をA/Dコンバータ18でデジタルデータに変換して上記CPU11内に取り込み、該CPU11にて、上記のカメラ1からの振れ補正レンズ駆動量のデータとこの振れ補正系9の位置を比較し、その比較結果をD/Aコンバータ12に転送する。そしてこのD/Aコンバータ12からの出力結果を基にドライバ回路13及び14を介して振れ補正系9を駆動し、像振れを補正する構成となっている。
【0020】
ここで、上記振れ補正系9の具体的な構成例を図3に示す。
【0021】
図3は、振れ補正レンズを光軸と垂直なx,y方向に平行シフトすることによりカメラの角度振れを補正するいわゆるシフト光学系の構成を示したものであり、同図において、50,51はそれぞれ実際のx,y軸方向の駆動源となる磁気回路ユニットとしてのヨーク部、52,53はそれぞれのヨークに対応したコイル部である。従って、このコイル部に前述したドライバ回路13,14より電流が供給されることにより、撮影レンズの一部である振れ補正レンズ54がx,y方向に偏心駆動される。55は上記振れ補正レンズ54を固定する為の支持アーム及び支持枠を示している。
【0022】
上記振れ補正レンズ54の動きは、該振れ補正レンズ54と一体となって動くIRED56,57、及び、シフトレンズ全体を保持する為の鏡筒部60上に取り付けられたPSD62,63との組み合わせによって、非接触に検出される。又、58はこのシフト系への通電を停止した時に振れ補正レンズ54を光軸中心に機械的に略光軸中心位置に保持する為のメカロック機構を、59はチャージピンを、61はこのシフト系の倒れ方向を規制する為のあおり止めとしての支持球を、それぞれ示している。
【0023】
(実施の第1の形態)
次に、本発明の実施の第1の形態に係る主要部分の動作について、図4,図5,図6,図8,図9,図10に示したフローチャート及び図7に示したタイミングチャート等を用いて説明していく。
【0024】
図4は、防振(像振れ補正)動作に関連するカメラ1のCPU2でのメイン処理を示すものであり、同図において、まずステップ#99では、カメラ1のレリーズ動作の開始を指示するスイッチSW1がONしているかどうかの判定を行い、ONしていればステップ#100及びステップ#101にて、電源電圧がカメラ全体の動作保証に対し充分かどうかの判定を、不図示のバッテリーチェック回路によって実行する。この結果、電源電圧が不充分であると判定した場合はステップ#102へ進み、ここでは上記スイッチSW1がOFFする迄待機し、該スイッチSW1がOFFになると再びスタート位置に戻るものである。
【0025】
一方、上記ステップ#101にてバッテリーチェックの結果がOKと判定した場合はステップ#103へ進み、交換レンズ8内のCPU11との通信を行い、測光,測距,開放絞り値等の測光演算に用いるデータ、焦点調節敏感度等の焦点調節の為のデータ、防振敏感度に相応するデータを得る。ここで、防振敏感度とは、前述したように、装置の傾き量に対する振れ補正レンズの駆動量の比であり、ズームとフォーカスの状態によって変化するものであり、後述する図6のステップ#151にて実行される演算に用いられる。なお、この実施の形態では、防振敏感度に相応するデータとしてズーム情報を用いている。送受信の仕方としては、カメラ1より所定のデータ要求信号が交換レンズ8に向けて送信されると、交換レンズ8側ではその所定のデータ要求信号に応答して、防振敏感度に相応するデータとしてズーム情報をカメラ1側に送信するようになっている。
【0026】
次にステップ#104では、通常の測光動作を行い、続くステップ#105にて、実際のフォーカス制御を不図示の光学センサ及びCPU11との通信によりフォーカスレンズの駆動を行うことによって実行する。このフォーカス制御はステップ#106にて合焦であることを検出できる迄継続し、合焦検出をできることによりステップ#107へ進み、防振開始用のスイッチISSWがONしているかどうかの判定を行い、このスイッチISSWがOFFしている場合は防振動作が必要ないものとしてステップ#108へ進み、CPU11内部のフラグISONLを0とし、直ちにステップ#116へ進むことになる。
【0027】
また、上記ステップ#107にてスイッチISSWがONしていることを判定した場合には防振撮影動作が選択されているものとしてステップ#109へ進み、ロック解除命令をカメラ1側のCPU2から交換レンズ8側のCPU11へシリアルバスライン7を介して転送する。
【0028】
ここで、上記コマンド通信の様子を示したものが図7のタイミングチャートであり、図7の中において、SCKはシリアル通信の為の同期クロック、SDOはカメラ1から交換レンズ8側へ転送されるシリアルデータ、SDIは同時に交換レンズ8側からカメラ1側へ転送されるシリアルデータである。
【0029】
この図7の様に、カメラ1から交換レンズ8に対して、少なくとも1バイト以上のメカロック解除のコマンドが送信されると、SDIからはデータを受け取った事を示すBUSY信号が検出され、この事によりCPU2内では、ステップ#110にてメカロック解除動作が完了(実際にはメカロックの解除動作は時間的にもう少し遅れるが、シーケンス的にはコマンド受信完了によって解除完了と見なせる)したものと判定する。そして、次のステップ#111へ進み、一定周期T毎に割り込みをかける為のタイマをリセットして新たに計時動作を開始させ、続くステップ#112にて、防振動作状態であることを示すCPU2内部のフラグISONLを1とし、更に、次のステップ#113にて、上記タイマの割り込み動作を許可する。
【0030】
次のステップ#114及びステップ#115では、後述する演算用レジスタUY 及びUP を各々0Hに初期設定し、その後はステップ#116へ進み、実際のシャッタレリーズ動作に伴うカメラ1に具備されたスイッチSW2がONしているかどうかの判定を行い、ONしていれば撮影者が実際のレリーズ動作を開始したものとしてステップ#117へ進み、図1に示したカメラ1内のミラー6のアップ動作を行い、シャッタレリーズ動作を実行する。
【0031】
一方、上記ステップ#116にてスイッチSW2が未だONしていない事を検知した場合は、撮影者が未だフレーミング動作(撮影構図を決めている)中であるとしてステップ#118へ進み、ここでスイッチSW1が未だONしているかを判定し、ONしていれば再びステップ#116へ戻って上記動作を繰り返すことになる。また、上記ステップ#118にてスイッチSW1がOFFになった事を検知すると、CPU2は撮影者自身がカメラの撮影を終了したものとしてステップ#119へ進み、前述したフラグISONLの内容の判定を行う。ここでフラグISONLの内容が0の場合は防振動作は実行されていないものとして直ちにステップ#99へ戻るが、ここでフラグISONLが1の場合は防振動作が実行されていたものとしてステップ#120へ進み、ここでロック設定命令を送信する。このロック設定コマンドは、前述したロック解除コマンドと同様(当然そのデータ内容は異なる)に、CPU2からCPU11に対して図7に示したタイミングチャートと同じようにして送信される。
【0032】
次のステップ#121では、上記のロック設定が完了したかどうかの判定を行い、ロック設定完了であると判定した場合にはステップ#122へ進み、前述したタイマの割り込み動作を禁止してこれら一連の動作が終了する。
【0033】
次に、前述した一定周期T毎に発生する割り込み処理動作について、図5のフローチャートにより説明を行う。
【0034】
図5において、まずステップ#130では、図1に示したヨー方向の振れセンサ5からの出力をA/Dコンバータ3によりデジタルデータに変換する動作を開始する。そして、次のステップ#131にて、上記変換動作が終了した事を検知するとステップ#132へ進み、この変換結果に対して所定の演算を施す。ここで、このデータ変換動作について、図6に示す「データ変換」サブルーチンにより説明する。
【0035】
図6の「データ変換」サブルーチンでは、まずステップ#150にて、A/D変換結果が記憶されているADDATAレジスタの内容をCPU2内部の汎用演算レジスタAに転送し、次のステップ#151にて、交換レンズ8内のCPU11から送信されてくる、「振れセンサ出力」と「補正レンズ駆動量」との関係を示す防振敏感度に相応するデータ(または「像面での像の移動量」と「補正レンズ駆動量」との関係を示す防振敏感度に相応するデータ)、つまりこの実施の形態では、既に設定されているズーム状態を反映させた防振敏感度に相応するデータを受信し、同じくCPU2内の汎用演算レジスタBに転送し、続くステップ#152にて、上記CPU2は二つの汎用演算レジスタ同士の乗算を行ってその結果をレジスタCに設定する。汎用演算レジスタBに転送する防振敏感度に相応するデータは、図4のステップ#103における交換レンズ8との通信により得られるもので、このデータは後述するように一定の時間間隔にて更新されるので、上記の演算の各時点において最新の防振敏感度を用いた演算が可能になっている。その後は図5のステップ#133へリターンする。
【0036】
図5のステップ#133では、上記の演算結果の内容を送信データレジスタCに転送し、続くステップ#134にて実際のカメラ1から交換レンズ8への送信動作を開始するが、実際の振れ補正レンズ駆動量のデータ送信方法は、図7に示したタイミングチャートのように、まず最初に振れセンサの出力を示すコマンドを送信し(当然このコマンドの中にはヨー、ピッチ等の判別の為のフラグが含まれている)、次に振れセンサの出力に相当する上記レジスタCの内容を、少なくとも1バイト以上のシリアルデータとして転送する。なお、交換レンズ8側ではこの信号を受信することにより、後述するように、その時点での防振敏感度に相応するデータをカメラ1側に送信する(図9のステップ#186)。
【0037】
上記の振れ補正レンズ駆動量のデータ転送が完了した事をステップ#135にて検知すると、今後はステップ#136にて、ピッチ方向のセンサ出力に対するA/D変換動作を開始する。このピッチ方向の振れ補正レンズ駆動量のデータ送信処理である、ステップ#136〜#141に関しては、上記ヨー方向のセンサ出力に対する処理(ステップ#130〜#135)と全く同じなのでその説明は省略する。最後にステップ#142にて、タイマ割り込みのフラグを0とし、割り込み処理動作は終了し、図4のメイン処理へ戻る。
【0038】
このように、CPU2の処理上では一定周期T毎に割り込みが発生し、カメラ1内に設けられたヨーとピッチ方向の振れ補正レンズ駆動量の最新のデータ出力がその度交換レンズ8側に送信されることになる。
【0039】
次に、交換レンズ8側の動作について、図8及び図9のフローチャートを用いて説明する。
【0040】
まず、交換レンズ8側のCPU11でのメイン処理を図8のフローチャートにより説明する。
【0041】
図8のステップ#160,#161では、レンズ制御の為の補正演算用内部レジスタCY ,CP を0Hにそれぞれリセットする。続くステップ#162では、ロック設定制御を示すLCKフラグを0とし、同様にステップ#163では、ロック解除制御を示すULCKフラグを0とする。次のステップ#164では、前述したカメラ1から送信されてくるデータを受け取る為のシリアルインターフェースの割り込み動作を許可し、ステップ#165にて、まず後述するシリアルインターフェース通信割り込み処理の中で、ロック解除を促すコマンドが受信されたかどうかを判定し、このフラグULCKが0である場合はロック解除命令は受け取っていないとしてそのままステップ#168へ進む。一方、フラグULCKが1にセットされている場合はロック解除命令を受け取ったとしてステップ#166へ進み、直ちにロック解除動作を行う。この場合、CPU11からの制御信号によって、不図示のメカロックドライバーを介して、図3に示したメカロック機構中のプランジャー58に対して所定方向の電流を通電し、シフトレンズであるところの振れ補正レンズ54の係止を解除する。そして、次のステップ#167にて、上述したフラグULCKを0とする。
【0042】
次のステップ#168では、ロック設定を示すフラグLCKが1であるかの判定を行い、該フラグLCKが0であった場合はロック設定命令は受け取っていないとしてそのままステップ#165へ戻ることになるが、フラグLCKが1であった場合はロック設定命令を受け取ったとしてステップ#169へ進み、直ちにロック設定動作を行う。この場合も前述したロック解除動作と同様に、CPU11からの制御信号によって、メカロック機構中のプランジャー58に対して今度はロック解除の場合と反対方向に電流を通電し、振れ補正レンズ54の動きをレバーによって強制的に停止する。最後にステップ#170にて、フラグLCKを0とし、再びステップ#165へ戻り、前述した動作を繰り返す事になる。
【0043】
次に、交換レンズ8側のシリアル通信の処理について、図9のフローチャートにより説明する。
【0044】
まずステップ#180では、カメラ1側から送られてくる通信内容としてのコマンドが何であるかの解読を行い、次のステップ#181でこの通信内容がロック解除命令かどうかの判定を行う。この結果、ロック解除命令であった場合はステップ#182へ進み、CPU11内部でのロック解除動作を促す為のフラグULCKを1とし、直ちにステップ#200へ進み、ここでシリアル割り込みの為のフラグを0とし、この割り込み動作を終了する。従って、この場合は前述した様に図8のメイン処理にてロック解除の動作が実行される。
【0045】
一方、上記ステップ#181でロック解除命令ではないと判定した場合はステップ#183へ進み、ロック設定命令かどうかの判定を行い、ロック設定命令であった場合はステップ#184へ進み、CPU11内部でのロック設定命令を促す為のフラグLCKを1とし、ロック解除命令を受信した時と同様にステップ#200へ進んで割り込み動作を終了する。
【0046】
また、上記ステップ#183でロック設定命令でもないと判定した場合はステップ#185へ進み、ヨー方向の振れ補正レンズ駆動量のデータかどうかの判定を行い、ここで受信コマンドがヨー側補正レンズ駆動量受信用のコマンドと一致していればステップ#186へ進み、図7のタイミングチャートに示されている様な形式でのシリアルデータの内容をCPU11内部のSY レジスタにセットすると同時に、「振れセンサ出力」と「補正レンズ駆動量」との関係を示す防振敏感度に相応するデータ(または「像面での像の移動量」と「補正レンズ駆動量」との関係を示す防振敏感度に相応するデータ)をカメラ1側に送信する。なお、この防振敏感度に相応するデータは、データ送信時におけるズームレンズの設定状態、フォーカスレンズの設定状態の両方を反映させたデータである。そして、次のステップ#187にて、図1に示した振れ補正系9のヨー方向の動きを検出している位置検出センサ15(IRED、PSD、及び処理回路から成る)の出力をA/Dコンバータ18にてデジタルデータに変換する動作を開始し、次のステップ#188で、このA/D変換の動作が終了したかどうかの判定を行う。ここでA/D変換の動作が終了したと判定した場合はステップ#189へ進み、この結果をCPU11内部のTY レジスタに転送する。この前記位置検出センサ15からの出力に相当するデータが記憶されているSY レジスタと、補正系の位置出力に相当するデータが記憶されているTY レジスタの内容が一致するように、続くステップ#190では、ヨー補正系のフィードバック演算を実行し、次のステップ#191にて、この演算結果をCPU11内のOY レジスタに転送する。この制御動作が終了すると直ちにステップ#200へ進み、この割り込み動作は終了する。
【0047】
一方、ステップ#185でヨー振れ補正レンズ駆動量データ受信のコマンドではないと判断した場合はステップ#192へ進み、ここで今度はピッチの振れ補正レンズ駆動量データ受信コマンドであるかどうかの判定を行い、ピッチの補正レンズ駆動量受信データであると判定した場合はステップ#193〜#198を実行し、振れ補正系9のピッチ方向の駆動制御を行うことになるが、この処理については、上記のヨー方向の駆動制御(ステップ#186〜#191)と全く同じなのでその説明は省略する。
【0048】
また、上記ステップ#192でピッチの振れ補正レンズ駆動量データ受信コマンドでもないと判定した場合はステップ#199へ進み、通常のレンズ通信(例えばフォーカスや絞りの制御,測光,測距,防振敏感度を得る為の動作等)の処理を行い、その動作終了後、ステップ#200にて、シリアル通信の割り込みフラグをクリアして、全てのシリアル割り込み処理を終了する。
【0049】
このように、本発明の実施の第1の形態では、カメラ1側では、防振動作が継続されている間随時、交換レンズ8側からの防振敏感度に相応するデータを受信し、このデータと振れセンサの検出出力とによって最新の振れ補正レンズ駆動量を算出し、これを随時、ヨー,ピッチ交互に交換レンズ8側に送信し、交換レンズ8側では最新の振れ補正レンズ駆動量を受信する毎に、振れ補正系9の制御を実行することになる。よって、交換レンズ8内のCPU11での演算負荷が軽減され、交換レンズ8をコスト的に有利なものとすることができる。また、上記のように最新の振れ補正レンズ駆動量が算出され、これにより防振動作(振れ補正動作)が行われるので、常に最適な振れ補正を行うことが可能となる。
【0050】
ここで、上記実施の第1の形態における図4の一部を変更した例を、図10を用いて説明する。図4との相違点は、ステップ#400及びステップ#401の部分のみであるので、ここではこの部分に関する説明のみ行う。
【0051】
図10のステップ#400では、開放絞り値等の測光演算に用いるデータ、焦点調節敏感度等の焦点調節のためのデータを得る。そして、次のステップ#104にて測光動作を、ステップ#105,#106にて、焦点調節動作を、それぞれ行う。そして、次のステツプ#401にて、ズームレンズの設定状態と、合焦が得られた状態でのフォーカスレンズの設定状態の両方を反映させた防振敏感度を得る。送受信の仕方としては、カメラ1から所定のデータ要求信号が交換レンズ8に向けて送信されると、交換レンズ8側ではその所定のデータ要求信号に応答して、防振敏感度に相応するデータとして、ズームレンズの設定状態、合焦が得られた状態でのフォーカスレンズの設定状態の両方を反映させた防振敏感度を、カメラ1側に向けて送信するようになっている。
【0052】
このように、合焦後の防振敏感度に相応するデータを、振れ補正レンズ駆動量算出に用いることにより、より精度の良い振れ補正動作を行うことが可能となる。
【0053】
なお、上記ズームレンズの設定状態に相応するデータと、フォーカスレンズの設定状態に相応するデータをそれぞれ別のデータとして、交換レンズ8からカメラ1側に送信し、カメラ1側でそれらを統合して防振敏感度を形成するようにしても良いし、上記ズームレンズの設定状態に相応するデータと、フォーカスレンズの設定状態に相応するデータの両方を統合した防振敏感度に相応するデータを交換レンズ8側で形成し、その形でカメラ1に送信するようにしても良い。
【0054】
(実施の第2の形態)
次に、本発明の実施の第2の形態について、図11〜図14のフローチャートを用いて説明する。なお、カメラシステム全体の機械的、回路的な構成は、図1及び図2に示した通りである。また、カメラ1側のCPU2でのメイン処理は、上記の図4と全く同じなのでその説明は省略する。
【0055】
図11は、カメラ側にて一定時間T毎に割り込みが発生するタイマ割り込み処理について説明したものであり、まずステップ#250では、図1に示したヨー方向の振れセンサ5からの出力をA/Dコンバータ3によってデジタルデータに変換する動作を開始する。そして、次のステップ#251にて、A/D変換の動作が終了したかどうかを判定し、変換動作が終了した事を検知するとステップ#252へ進み、この変換結果に対して所定の演算を施す。このデータ変換演算は、上記実施の第1の形態で説明した図6と全く同じなのでここでの説明は省略する。
【0056】
次のステップ#253では、上記の演算結果が記憶されているCPU2内部のレジスタCの値と、内部レジスタUY (初期イニシャル動作で0Hにリセットされ、1回前のサンプリング時に決定されたCレジスタの内容が記憶されている)の値の比較を行い、両者の値が一致している場合はステップ#258へ進み、直ちにピッチ方向のセンサ出力検出の制御に移行する。
【0057】
一方、ステップ#253で両者の値が一致していない場合はステップ#254へ進み、レジスタCの内容を次のタイマ割り込み処理動作の為にUY レジスタに設定する。そして、次のステップ#255にて、上記レジスタCの内容を送信データレジスタに転送し、続くステップ#256にて、この内容を図7に示したタイミングチャートに従って交換レンズ8側に送信する。次のステップ#257では、この所定バイト数の送信が全て完了したかどうかの判定を行い、送信が完了した事を検知するとステップ#258へ進み、今度はピッチ方向の振れ補正レンズ駆動量のデータの変換及び転送動作を開始する。このステップ#258〜#264の動作は、上記ステップ#250〜#257の動作と全く同じなので説明は省略する。最後に、ステップ#265にて、タイマ割り込みのフラグをクリアしてこの割り込み動作を終了する。
【0058】
次に、交換レンズ8側での動作について、図12のフローチャートにより説明する。
【0059】
図12は、交換レンズ8側内のCPU11のメイン処理について説明したフローチャートであり、この動作は基本的には一部を除いて上記実施の第1の形態で説明した図8と全く同じで、新たにステップ#285,#286を追加した点のみが異なる。
【0060】
交換レンズ8側にも一定時間T毎に割り込みが発生するタイマが設けられており、ステップ#285にて、このタイマをスタートさせ、次のステップ#286にて、この割り込みを許可するようになっている。したがって、交換レンズ8側のCPU11のメイン処理では、カメラ1側から送信されてくる振れ補正レンズ駆動量のデータ受信、及び、一定時間毎に振れ補正系9の制御が行われるタイマ割り込みを待機していることになる。
【0061】
次に、交換レンズ8側のシリアルインターフェースの割り込み処理について、図13のフローチャートにより説明する。
【0062】
まずステップ#300では、カメラ1側から送られてくるコマンドの通信内容についての解読を行い、次のステップ#301にて、この通信内容をロック解除命令であると判定した場合はステップ#302へ進み、CPU11内のメイン処理でのロック解除動作を促す為のフラグULCKを1とし、その後ステップ#310へ進んで、ここでシリアル割り込み動作の為のフラグを0とし、割り込み動作は終了する。
【0063】
一方、上記ステップ#301にて、ロック解除命令でないと判定した場合はステップ#303へ進み、ロック設定命令かどうかを判定し、ロック設定命令であった場合は次のステップ#304にて、CPU11内のメイン処理でのロック設定命令を促す為のフラグLCKを1とし、ステップ#310でシリアル通信の割り込みフラグをクリアして、この割り込み動作を終了する。
【0064】
また、上記ステップ#303にて、ロック設定命令でもなかった場合はステップ#305へ進み、ヨー方向センサの受信データの判定を行い、ここでヨー方向の振れ補正レンズ駆動量のデータであった場合はステップ#306へ進み、このヨー受信データの内容をCPU11内のSY レジスタに設定し、この場合もステップ#310でシリアル通信の割り込みフラグをクリアして、この割り込み動作を終了する。
【0065】
また、上記ステップ#305にて、ヨーの受信データでないと判定した場合はステップ#307へ進み、ピッチ受信データかどうかの判定を行い、ピッチ側センサの受信データであると判定した場合はステップ#308へ進み、ピッチのセンサ受信データの内容がSP レジスタに設定し、ステップ#310を経て割り込み動作を終了する。
【0066】
また、上記ステップ#307にて、ピッチの受信データでもない場合は通常のレンズ通信と判定してステップ#309へ進み、通常レンズ通信の処理を実行し、ステップ#310でシリアル通信の割り込みフラグをクリアして、この割り込み動作を終了する。
【0067】
次に、一定時間T毎に割り込みが発生する交換レンズ8側でのタイマ割り込みの処理について、図14のフローチャートにより説明する。
【0068】
まずステップ#320では、図1に示した振れ補正系9のヨー方向の動きを検出している位置検出センサの出力をA/Dコンバータ18にてデジタルデータに変換する動作を開始する。そして、次のステップ#321にて、この変換動作が終了したかどうかの判定を行い、変換動作が終了した事を検知するとステップ#322へ進み、この変換結果をCPU11内のTY レジスタに設定する。続くステップ#323では、ヨー方向の振れ補正レンズ駆動量のデータに相当する値を記憶しているSY レジスタと、上記TY レジスタを使って振れ補正系9をヨー方向の位置検出センサの出力に追従動作させる為のフィードバック演算を実行する。そして、この演算結果に相当するOY レジスタの内容を次のステップ#324にて、D/Aコンバータ12にDADATAとして転送し、その結果を駆動回路13を介して振れ補正系9を駆動することになる。ピッチ方向についても同様である(ステップ#327〜#330)。
【0069】
(変形例)
上述の実施の各形態では、振れ検出手段として、振動ジャイロより成る振れセンサを想定しているが、他の角速度センサや他のセンサ(変位,角変位センサ,速度センサ,加速度,角加速度センサ等、エリアセンサ等)を用いてもよい。
【0070】
また、像振れ補正手段として、光軸に対して実質的に垂直な面内で光学部材を動かすことにより像振れ補正を行うものを用いたが、可変頂角プリズム等の他の像振れ補正手段を用いてもよい。
【0071】
また、上記の実施の各形態では、銀塩カメラに適用した例を説明したが、ビデオカメラ等の他の撮像装置や他の光学装置についても同様に適用することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラ本体と交換レンズ装置より成るカメラシステムにおいて、交換レンズ装置側での像振れ補正に関連する演算負荷を軽減することができるカメラシステムを提供できるものである。
【0074】
また、本発明によれば、交換レンズ装置との組み合わせにより像振れ補正機能を発揮できるカメラにおいて、交換レンズ装置側での像振れ補正に関連する演算負荷を軽減させることができるカメラを提供できるものである。
【0075】
また、本発明によれば、カメラとの組み合わせにより像振れ補正機能を発揮できる交換レンズ装置において、像振れ補正に関連する演算の負荷を負うことなく、前記像振れ補正機能を発揮することができる交換レンズ装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラシステムの構成図である。
【図2】図1に示す振れセンサ4及び5の内部の具体的構成を示す回路図である。
【図3】図1に示す振れ補正系9の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るカメラ側のメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第1の形態においてカメラ側でのタイマ割り込み処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップ#132での詳細な動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第1の形態に係るカメラシステムにおける通信について説明する為の図である。
【図8】本発明の実施の第1の形態に係る交換レンズのメイン処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の第1の形態に係る交換レンズでのシルアル割り込み処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】図4に示すフローチャートの一部を変更した例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第2の形態においてカメラ側でのタイマ割り込み処理の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第2の形態においてカメラ側の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の第2の形態に係る交換レンズの動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の第2の形態に係る交換レンズでのタイマ割り込み処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ
2 CPU
4,5 振れセンサ
8 交換レンズ
9 振れ補正系
11 CPU
Claims (3)
- フォーカスレンズとズームレンズと振れ補正手段とを備えた交換レンズ装置と通信するための通信手段と、振れを検出するための振れ検出手段とを備えたカメラ本体と、前記カメラ本体と通信をするための通信手段と、前記交換レンズ装置とを有するカメラシステムであって、
前記カメラ本体は、前記交換レンズ装置から送信されたズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータと前記振れ検出手段で検出された振れ信号とに基づいて前記振れ補正手段を制御するための駆動信号を演算する演算手段を有し、前記演算された駆動信号を前記カメラ本体の通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記送信された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させ、
前記カメラ本体の演算手段は、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータに応じた前記振れ検出手段の検出出力値と前記振れ補正手段の駆動量との関係の決定、及び、前記駆動信号の演算を行い、
前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号を前記カメラ本体の通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させることを特徴とするカメラシステム。 - 前記交換レンズ装置の通信手段は、前記カメラ本体からのデータ要求信号を受信することに応じて、前記防振敏感度に対応するデータを前記カメラ本体に送信することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
- フォーカスレンズとズームレンズと振れ補正手段を具備した交換レンズ装置と組み合わされて使用される、振れを検出するための振れ検出手段を備えたカメラであって、
前記交換レンズ装置から送信されたズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータと前記振れ検出手段で検出された振れ信号とに基づいて前記振れ補正手段を制御するための駆動信号を演算する演算手段と、前記演算された駆動信号を前記交換レンズ装置に送信する通信手段とを有し、
前記演算手段は、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータに応じた前記振れ検出手段の検出出力値と前記振れ補正手段の駆動量との関係の決定、及び、前記駆動信号の演算を行い、
前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号を前記通信手段を経由して前記交換レンズ装置に送信し、前記振れ補正手段による像振れ補正動作が継続されている間、随時、前記交換レンズ装置から送信されてくる前記ズーム情報とフォーカス情報の両方を反映させた防振敏感度に対応するデータを用いて算出された駆動信号によって前記振れ補正手段を制御させることを特徴とするカメラ。
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