JPH07191234A - 光情報入出力器 - Google Patents

光情報入出力器

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JPH07191234A
JPH07191234A JP34788893A JP34788893A JPH07191234A JP H07191234 A JPH07191234 A JP H07191234A JP 34788893 A JP34788893 A JP 34788893A JP 34788893 A JP34788893 A JP 34788893A JP H07191234 A JPH07191234 A JP H07191234A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cable
front surface
box body
connector
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Junichi Ueda
順一 上田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要なときにのみ、簡単かつ迅速にしかも確
実に光情報の接続・取出ができる光情報入出力器を提供
することを目的とする。 【構成】 壁面、床面等の面体1内に埋込まれる埋込用
箱体2と、埋込用箱体2に揺動自在に付設される揺動体
3と、該揺動体3に付設されるアダプタ26と、を備え
る。揺動体3は、表て面3aが埋込用箱体2の表て面2
aと略同一面となる閉状態、乃至、表て面3aが埋込用
箱体2の表て面2aに対して傾斜状となる開状態に、変
位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光情報入出力器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバの需要が延びるにした
がって、工場やビルの内部の情報伝達の手段として光通
信を使用することが一般的になってきた。
【0003】その結果、ユーザー側の要望として、必要
なときに必要な場所で光ファイバの線路と機器とを接続
して使用できるものの必要性が現われてきた。
【0004】ところで、従来の光通信システムにおいて
は、光ファイバの線路と機器とを接続する場合、例え
ば、壁面等に取付けられた接続箱が使用される。この場
合、接続箱は、ビル等の場合、各階に設置された幹線の
近辺に1箇所に設けられるだけであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、各
種の光機器の外部光ファイバケーブルを、壁面等に配設
された接続箱の内部の光ファイバケーブルに対して簡単
に接続・分離することができなかった。言い換えると、
従来は壁面や床面等に配設された光ファイバケーブルが
あっても、光ファイバケーブルと室内の各種の光機器と
を接続して使用できる場所が限定されていた。そこで、
本発明では、壁面、床面等の面体内に配設された外部光
ファイバケーブルと、各種の光機器の外部光ファイバケ
ーブルとを、簡単かつ確実に、接続・分離することがで
き、これにより、必要なときにのみ、内部光ファイバケ
ーブルと外部光ファイバケーブルとを接続することがで
きる光情報入出力器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る第1の光情報入出力器は、壁面、床
面等の面体内に埋込まれる埋込用箱体と、該埋込用箱体
に揺動自在に付設されてその表て面が該箱体の表て面と
略同一面となる閉状態乃至その表て面が該箱体の表て面
に対して傾斜状となる開状態に変位する揺動体と、該揺
動体に付設されて該揺動体の開状態において外部光ファ
イバケーブルのコネクタの接続が可能となるように外側
接続部が露出するアダプタと、を備えたものである。
【0007】また、本発明に係る第2の光情報入出力器
は、壁面、床面等の面体内に埋込まれる埋込用箱体と、
該埋込用箱体に揺動自在に付設されてその表て面が該箱
体の表て面と略同一面となる閉状態乃至その表て面が該
箱体の表て面に対して傾斜状となる開状態に変位する揺
動体と、該揺動体に付設されて該揺動体の開状態におい
て外部光ファイバケーブルのコネクタの接続が可能とな
るように外側接続部が露出するアダプタと、該揺動体に
付設されて該揺動体の開状態において電気コードのプラ
グの接続が可能なように外部に露出する電気用コンセン
トと、を備えたものである。
【0008】また、本発明に係る第3の光情報入出力器
は、壁面、床面等の面体内に配設された内部光ファイバ
ケーブルと、該面体外部に配設される外部光ファイバケ
ーブルと、を接続する光情報入出力器であって、上記内
部光ファイバケーブルのコネクタとその近傍部位を、上
記面体内に埋込まれた埋込用箱体内に挿入すると共に、
内部光ファイバケーブルのコネクタと外部光ファイバケ
ーブルのコネクタを接続可能なアダプタを、上記箱体の
表て面部に、付設し、該箱体内に於て内部光ファイバケ
ーブルのコネクタを該アダプタの内側接続部に接続した
ものである。
【0009】また、本発明に係る第4の光情報入出力器
は、壁面、床面等の面体内に配設された内部光ファイバ
ケーブルと、該面体外部に配設される外部光ファイバケ
ーブルと、を接続する光情報入出力器であって、上記内
部光ファイバケーブルのコネクタとその近傍部位を、上
記面体内に埋込まれた埋込用箱体内に挿入すると共に、
該埋込用箱体に、その表て面が該箱体の表て面と略同一
面となる閉状態乃至その表て面が該箱体の表て面に対し
て傾斜状となる開状態に変位する揺動体を付設し、か
つ、該揺動体に、該揺動体の開状態において上記外部光
ファイバケーブルのコネクタが接続可能な外側接続部を
有するアダプタを付設すると共に、該アダプタの内側接
続部に上記内部光ファイバケーブルのコネクタを接続し
たものである。
【0010】
【作用】揺動体を開状態とすれば、アダプタの外側接続
部が、外部に露出し、この外側接続部に外部光ファイバ
ケーブルのコネクタが接続可能となる。また、面体内に
埋込まれた埋込用箱体内に、該面体内に配設された内部
光ファイバケーブルのコネクタ及びその近傍部を挿入す
ると共に、該コネクタを、箱体に設けられた揺動体のア
ダプタの内側接続部に接続することができる。
【0011】従って、外部光ファイバケーブルのコネク
タをアダプタの外側接続部に接続すれば、外部光ファイ
バケーブルと内部光ファイバケーブルとが接続される。
【0012】そして、この接続状態から外部光ファイバ
ケーブルを取外せば、外部光ファイバケーブルは内部光
ファイバケーブルから分離することができ、また、揺動
体を閉状態とすれば、アダプタの接続部が箱体内に収納
される。そして、揺動体に電気用コンセントが設けられ
ているものであれば、(揺動体の閉状態では外部に露出
しない電気用コンセントが、)該揺動体を開状態とすれ
ば、外部に露出して電気コードのプラグの接続が可能と
なる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0014】図1は本発明に係る光情報入出力器を示
し、この光情報入出力器は、壁面、床面等の面体1内に
埋込まれる埋込用箱体2と、該箱体2に付設される揺動
体3と、該箱体2の表て面部4(具体的には揺動体3)
に付設されるアダプタ26と、を備え、該面体1内に配設
された内部光ファイバケーブル5(図8参照)と、箱体
2外部の外部光ファイバケーブル6(図8参照)とを接
続するものである。
【0015】しかして、箱体2は、前方開口部7を有す
る箱体本体8と、該本体8の前方開口部7を施蓋する蓋
部材9と、該蓋部材9の表て面側を被覆する化粧板10
と、を備える。なお、上述の表て面部4とは、本体8の
開口部7近傍をいう。
【0016】蓋部材9は、図2に示すように、矩形状の
孔部11を有する矩形平板体からなり、本体8の前方開口
縁部に設けられた内鍔部12(図1参照)に取付けられ
る。また、化粧板10は、図1に示すように、外周縁部に
内方へ突出する突出周壁13を有する矩形体からなり、略
中央部に矩形状の窓部14が設けられる。そして、化粧板
10の周壁13に設けられた図示省略の係止部が蓋部材9の
外周縁の一部に係脱自在に係止して、該化粧板10が蓋部
材9に取付けられる。
【0017】また、揺動体3は、図1と図2に示すよう
に、前面壁15aと側壁15b,15bと底壁15cとからなる
本体15を備え、蓋部材9の内面16に取付けられた一対の
保持片17,17に軸18を介して、揺動自在に取付けられ
る。
【0018】即ち、保持片17は、蓋部材9の内面16に、
孔部11の側縁に沿って取付けられる取付片部17aと、該
取付片部17aから内方へ突出する突出片部17bと、から
なり、この突出片部17bに、略前後方向(内外方向)の
長孔19が設けられ、この一対の保持片17,17の長孔19,
19に、上述の軸18の端部が挿通される。そして、この軸
18は、C型リング等の係止具20が該端部に係止され、抜
け止めされる。
【0019】また、揺動体3は、その側壁15b,15b
に、貫孔が設けられ、この貫孔に軸18が挿通されて、保
持片17,17間に介装状とされる。即ち、揺動体3は軸18
を介して、保持片17,17に揺動自在に保持される。
【0020】そして、保持片17の突出片部17bの上端外
方位置には、ピン21が側方へ突設され、揺動体3の側壁
15bの中央部には、ピン22が側方へ突出され、このピン
21,22に、引張コイルバネ等からなる弾発部材23が連結
される。
【0021】この場合、自由状態において、軸18が、長
孔19の外側端部に位置し、側面視において、図3の
(イ)に示すように、弾発部材23の中心線Lより外側に
位置する状態となっている。つまり、弾発部材23の弾発
力にて、揺動体3が軸18を中心に矢印A方向へ揺動する
ように付勢される。この際、ピン22は、保持片17の突出
片部17bの下辺の切欠き部24の後端縁24aに当接する。
そして、揺動体3の本体15の前面壁15aの表て面には矩
形板状の化粧板25が取付けられており、この自由状態に
おいては、化粧板25の表て面と化粧板10の表て面とが略
同一面に配設される。つまり、自由状態において、揺動
体3の表て面3a(つまり、化粧板25の表て面)と箱体
2の表て面2a(つまり、化粧板10の表て面)とが、図
3の(イ)及び図6に示すように、略同一となる閉状態
となっている。
【0022】また、この図3の(イ)に示す状態から、
図3の(ロ)で示すように、揺動体3の表て面3aの上
部を矢印Bの如く内方へ押圧すれば、軸18は、本体15の
側壁15b,15bの貫孔に挿通されているので、長孔19の
内側端部に位置するように押圧される。
【0023】この図3の(ロ)の状態では、軸18が側面
視において、弾発部材23の中心線Lより内側に位置する
状態となる。
【0024】従って、図3の(ロ)の状態となれば、弾
発部材23にて、揺動体3は、軸18を中心として、矢印C
方向へ付勢されて揺動し、図3の(ハ)に示すように、
ピン22が蓋部材9の内面16に当接して、図7に示すよう
に、揺動体3の表て面3aが箱体2の表て面2aに対し
て傾斜状となる開状態となる。
【0025】ところで、揺動体3の底壁15cには、内部
光ファイバケーブル5と外部光ファイバケーブル6とを
接続するための上述のアダプタ26が付設される。なお、
底壁15cには、後方側へ傾斜状に垂下される傾斜片部38
が設けられる。
【0026】即ち、アダプタ26は、図4と図5に示すよ
うに、一対の基板部27a,27bと、該基板部27a,27b
から突設される外筒部28a,28bと、該外筒部28a,28
b内に設けられる内筒部29a,29bと、を備え、一対の
基板部27a,27bは、ビス等の固定具30…にて一体化さ
れると共に、底壁15cに取付けられる。また、各外筒部
28a,28bの外周面には、ねじ部31,31が設けられる。
【0027】そして、一方の内外筒部29a,28aをもっ
て内側接続部32とされ、他方の内外筒部29b,28bをも
って外側接続部33とされ、内側接続部32に、内部光ファ
イバケーブル5のコネクタ34が接続され、外側接続部33
に、外部光ファイバケーブル6のコネクタ35が接続され
る。
【0028】即ち、コネクタ34,35は、夫々、軸部36
と、回転自在な筒体37と、を備え、筒体37の先端開口部
内周面にねじ部が設けられる。そして、夫々の軸部36,
36を、アダプタ26の内筒部29a,29bに挿入すると共
に、夫々の筒体37,37のねじ部を、外筒部28a,28bの
ねじ部31,31に螺合させることにより、内外光ファイバ
ケーブル5,6が接続される。なお、軸部36,36には、
光ファイバケーブル心線の端部が挿入され、内部光ファ
イバケーブル5の光ファイバ心線の端面と、外部光ファ
イバケーブル6の光ファイバ心線の端面とが突き合わさ
れて接続される。
【0029】従って、図3の(ハ)で示すように、揺動
体3の表て面3aが箱体2の表て面2aに対して、(前
方突出して)傾斜状となる開状態に変位した場合、外部
光ファイバケーブル6のコネクタ35を、このアダプタ26
の外側接続部33に接続することができる状態となる。
【0030】しかして、この外部露出状態では、アダプ
タ26の軸心は、箱体2の表て面2aに対して所定角度
(実用上は約5°〜約45°、機能上や美感上から好まし
くは約10°〜約30°)で傾斜しているので、内部光ファ
イバケーブル5及び外部光ファイバケーブル6を接続し
た場合、該ケーブル5,6を、大きな曲率半径Rを確保
できる。
【0031】また、アダプタ26の軸心が表て面2aに対
して所定角度で傾斜するので、各寸法W1 ,W2 を比較
的小さくて済み、内部光ファイバケーブル5及び外部光
ファイバケーブル6の中心線Oは図3の(ハ)に示す曲
線となって、箱体2の内部スペースや、箱体2の前方の
スペースをあまり大きくとる必要がない。
【0032】これに対して、例えば、図10に示すよう
に、アダプタ26の軸心が表て面2aに対して直交する場
合、内部光ファイバケーブル5及び外部光ファイバケー
ブル6を、小さな曲率半径R0 で弯曲させる必要があ
り、光伝送損失が増加して光伝送上好ましくないと共
に、内部の光ファイバ心線が損壊する虞れがある。ま
た、表て面2aに対して直角方向にコネクタ34,35が内
外に比較的大きな寸法W1 ,W2 で突出するので、箱体
2内部のスペースを大きくとる必要があると共に、箱体
2の前方のスペースも大きくとる必要がある。
【0033】なお、外部光ファイバケーブル6を接続し
ない場合、アダプタ26の外側接続部33には、図3に示す
ように、保護用のキャップ39が装着される。即ち、この
キャップ39は、内周面にねじ部が設けられた筒部と、こ
の筒部の基端開口部を施蓋する蓋部と、からなり、筒部
のねじ部が、外側接続部33に螺着されることにより、該
外側接続部33に装着される。
【0034】しかして、図1の仮想線で示すように、箱
体2の本体8の周壁(つまり、上下壁8a,8b及び側
壁8c)には、一部に非打抜部を有する孔部形成用打抜
部40…が形成され、必要に応じて、打抜部40が打抜かれ
て孔部41(図8参照)が形成される。なお、孔部形成用
打抜部40は図例では円形であるが、勿論、円形以外の楕
円形、多角形等であってもよく、数の増減も自由であ
り、本体8の底壁8dに設けるも自由である。
【0035】そして、この孔部41を介して、図8に示す
ように、面体1内に配線された内部光ファイバケーブル
5のコネクタ34及びその近傍部位が箱体2内に挿入され
る。この場合、光ファイバケーブル5は、図8に示すよ
うに、一旦、箱体2内で弯曲乃至適数回巻いて、その先
端のコネクタ34がアダプタ26の内側接続部32に接続され
る。
【0036】なお、通常は、図3の(イ)に示すよう
に、アダプタ26の外側接続部33には、キャップ39が装着
されると共に、化粧板10の表て面と化粧板25の表て面と
が略同一面となって閉状態とされる。
【0037】そして、各種の機器の外部光ファイバケー
ブル6を内部光ファイバケーブル5と接続したいとき
に、揺動体3の表て面3aの上部を、図3の(ロ)に示
すように、内方(矢印B方向)に押圧して、図3の
(ハ)及び図7に示すように、揺動体3を開状態とし
て、キャップ39を取外せば、アダプタ26の外側接続部33
が外部に露出した接続可能状態となる。従って、この外
側接続部33に外部光ファイバケーブル6のコネクタ35を
接続すれば、この外部光ファイバケーブル6を、図8に
示すように、内部光ファイバケーブル5に接続すること
ができる。
【0038】逆に、図8に示す状態から、外部光ファイ
バケーブル6をアダプタ26の外側接続部33から取外すと
共に、該外側接続部33にキャップ39を装着し、揺動体3
の表て面3aの下部を、図3の(ロ)に示すように、内
方(矢印D方向)へ押圧すれば、揺動体3の下部は内方
(つまり、箱体2内)へ順次入ってゆき、図3の(ロ)
の状態よりさらに矢印D方向へ押圧すれば、ピン22が、
切欠き部24の後端縁24aに当接しているので、揺動体3
はピン22を中心に、その上部が矢印Eの如く揺動する。
従って、軸18が側面視において、弾発部材23の中心線L
より外側へ出ることになり、これにより、弾発部材23の
弾発力にて、揺動体3の下部が矢印A方向に揺動して、
図3の(イ)及び図6に示す閉状態となる。
【0039】従って、外部光ファイバケーブル6を接続
する必要がない場合、図3の(イ)及び図6に示すよう
に、箱体2の表て面2aと揺動体3の表て面3aとが略
同一となる閉状態としておくことができ、外部にアダプ
タ26が露出せず、かつ、箱体2は面体1内に埋込まれて
いるので、該アダプタ26が傷んだり、邪魔になったりす
ることがない。
【0040】しかも、外部光ファイバケーブル6を内部
光ファイバケーブル5に接続したい場合、揺動体3の上
部を内方へ押圧すれば、アダプタ26の外側接続部33を簡
単に、接続可能状態とすることができる。
【0041】次に、図9は他の実施例を示し、この場
合、上述の実施例では、アダプタ26を2個設けていたの
に対し、1個のアダプタ26と、1個の電気用コンセント
45を備えている。
【0042】即ち、面体1内に配線される電気コードの
端部乃至その近傍部を、箱体2に設けられる孔部41を介
して挿入し、かつ、この内部の電気コードの端部を、箱
体2内部において電気用コンセント45に接続する。
【0043】従って、この場合も、揺動体3が図1及び
図3の(イ)に示す閉状態となっいれば、アダプタ26及
び電気用コンセント45は夫々箱体2内に収納された状態
となり、この状態から、揺動体3の上部を内方へ押圧し
て、開状態とすれば、アダプタ26の外側接続部33及び電
気用コンセント45のプラグ挿入口46,46が外部へ露出す
る。
【0044】つまり、外部光ファイバケーブル6がアダ
プタ26の外側接続部33に接続可能となると共に、外部の
図示省略の電気コードのプラグが電気用コンセント45に
接続可能となり、光機器及び電気機器を使用することが
できる。
【0045】この場合も、勿論、電気用コンセント45か
ら外部の電気コードのプラグを引き抜くと共に、外側接
続部33から外部光ファイバケーブル6を取外せば、揺動
体3の元の状態である閉状態に戻すことができる。
【0046】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、揺動体3に設けられるアダプタ26又はコン
セント45の数の増減は自由であり、アダプタの形状もJI
SC5970のF01 形の形状で説明したが、他の形式でも同様
である。また、箱体2が埋込まれる面体1としても、壁
面、床面以外にも、フラットの面であればよいので、机
や各種機器類の該フラット面等であってもよい。
【0047】また、箱体2は、実施例では、図1に示す
ように、施蓋材9位まで面体1内に埋込まれているが、
面体1の表て面と、化粧板10の表て面とが略同一面とな
る位まで埋込んでもよい。さらに、完全に面体1内に箱
体2を埋込んで、室内等から箱体1等が全く見えないよ
うに隠し、必要時に、揺動体3の表て面3aに対応する
面体1の一部を切断・除去するようにするも自由であ
る。
【0048】さらに、箱体2の(揺動しない)表て面2
aに電気用コンセントを設けるも自由である。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0050】 工場やビルの内部等の光通信による情
報伝達の普及に大きく貢献できる。即ち、必要なとき
に、簡単かつ迅速・確実に光ファイバの線路と機器とを
接続して、光情報の入力又は取出ができる。
【0051】 不使用時には、アダプタ26が外部に露
出せず、該アダプタ26が傷むのを有効に防止することが
できる。
【0052】 不使用時には、箱体2の表て面2a
と、揺動体3の表て面3aとが面体1の表て面と略同一
面となる閉状態とすることができるので、面体1───
事務所の室の内面等───からは揺動体3が突出せず、
邪魔にならない。
【0053】 電気用コンセント45を備えたもので
は、光用アダプタ26による光情報の入力・取出ができる
と共に、各種の電気機器への接続を行なうことができ、
至便であり、また、建物等への取付工事が(光用と電気
用の)二重とならないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】要部背面図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】アダプタとコネクタを示す正面図である。
【図5】要部底面図である。
【図6】閉状態を示す簡略斜視図である。
【図7】開状態を示す簡略斜視図である。
【図8】接続状態を示す断面図である。
【図9】他の実施例の要部底面図である。
【図10】比較例を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 面体 2 箱体 2a 表て面 3 揺動体 3a 表て面 5 内部光ファイバケーブル 6 外部光ファイバケーブル 26 アダプタ 32 内側接続部 33 外側接続部 34 コネクタ 35 コネクタ 45 電気用コンセント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面、床面等の面体内に埋込まれる埋込
    用箱体と、該埋込用箱体に揺動自在に付設されてその表
    て面が該箱体の表て面と略同一面となる閉状態乃至その
    表て面が該箱体の表て面に対して傾斜状となる開状態に
    変位する揺動体と、該揺動体に付設されて該揺動体の開
    状態において外部光ファイバケーブルのコネクタの接続
    が可能となるように外側接続部が露出するアダプタと、
    を備えたことを特徴とする光情報入出力器。
  2. 【請求項2】 壁面、床面等の面体内に埋込まれる埋込
    用箱体と、該埋込用箱体に揺動自在に付設されてその表
    て面が該箱体の表て面と略同一面となる閉状態乃至その
    表て面が該箱体の表て面に対して傾斜状となる開状態に
    変位する揺動体と、該揺動体に付設されて該揺動体の開
    状態において外部光ファイバケーブルのコネクタの接続
    が可能となるように外側接続部が露出するアダプタと、
    該揺動体に付設されて該揺動体の開状態において電気コ
    ードのプラグの接続が可能なように外部に露出する電気
    用コンセントと、を備えたことを特徴とする光情報入出
    力器。
  3. 【請求項3】 壁面、床面等の面体内に配設された内部
    光ファイバケーブルと、該面体外部に配設される外部光
    ファイバケーブルと、を接続する光情報入出力器であっ
    て、上記内部光ファイバケーブルのコネクタとその近傍
    部位を、上記面体内に埋込まれた埋込用箱体内に挿入す
    ると共に、内部光ファイバケーブルのコネクタと外部光
    ファイバケーブルのコネクタを接続可能なアダプタを、
    上記箱体の表て面部に、付設し、該箱体内に於て内部光
    ファイバケーブルのコネクタを該アダプタの内側接続部
    に接続したことを特徴とする光情報入出力器。
  4. 【請求項4】 壁面、床面等の面体内に配設された内部
    光ファイバケーブルと、該面体外部に配設される外部光
    ファイバケーブルと、を接続する光情報入出力器であっ
    て、上記内部光ファイバケーブルのコネクタとその近傍
    部位を、上記面体内に埋込まれた埋込用箱体内に挿入す
    ると共に、該埋込用箱体に、その表て面が該箱体の表て
    面と略同一面となる閉状態乃至その表て面が該箱体の表
    て面に対して傾斜状となる開状態に変位する揺動体を付
    設し、かつ、該揺動体に、該揺動体の開状態において上
    記外部光ファイバケーブルのコネクタが接続可能な外側
    接続部を有するアダプタを付設すると共に、該アダプタ
    の内側接続部に上記内部光ファイバケーブルのコネクタ
    を接続したことを特徴とする光情報入出力器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257937A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 可動式光コネクタ及び光ファイバケーブル配線方法
CN100406932C (zh) * 2004-02-20 2008-07-30 松下电工株式会社 光纤用配线装置
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