JP4200319B2 - 光ファイバー用配線器具 - Google Patents

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本発明は、造営構造物の壁裏や床下等に導入された光ファイバーケーブルを接続する光コンセントを用いた光ファイバー用配線器具に関するものである。
造営構造物の壁面に埋設されたボックス内に造営構造物を貫通させた光ファイバーケーブルを導入し、埋め込み型の電気用の配線器具と同様に規格化された取付枠により前記ボックスに取り付ける光コンセントからなる光ファイバー用配線器具が従来、提供されている。(特許文献1)
特許第2793183号公報(第1図(a))
上記のような壁面に埋設したボックスに光コンセントを取り付ける光ファイバー用配線器具では、光ファイバーケーブルの信号伝送特性を損なわず、光通信の特性を満足させるために、光ファイバーケーブルの余長処理に手間がかかり、施工が複雑になっていた。また、余長処理や光ファイバーケーブルの許容最小曲率半径を確保することを考慮するために通常の配線器具に用いるスイッチボックスより大きなサイズのスイッチボックスを用いていた。
そのため光ファイバケーブルの信号伝送特性を損なうことなく、光ファイバーケーブルを光コンセントの光ファイバー用レセプタクルに容易に接続することができ、また施工者によるばらつきのない均一な施工が容易に行え、その上部品点数が少なくコストを低減できる光ファイバー用配線器具が希求されていた。
そこで本出願人は、スイッチボックス等に対応する取付枠に取り付けられる光コンセントと、この光コンセントの光ファイバー用レセプタクルに接続する光ファイバーケーブルを固定し且つ光ファイバーケーブルの許容最小曲率半径以上の曲率半径で巻き付ける巻き取り体と、該巻き取り体を保持する共にボディに着脱自在に取り付ける保持体とから構成された光ファイバー用配線器具を既に出願(特願2003−299096号)しているが、この光ファイバー用配線器具では巻き取り体を保持するための保持体がコンセント本体の後部に設けられる構造であるため、配線器具の前後方向の寸法が大型化し、浅型のスイッチボックス等に取り付けることができないという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、配線器具自体の薄型化が図れる光ファイバー用配線器具を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、造営構造物に開口した取付穴に取り付けられるコンセント本体及び該コンセント本体に設けられ前記コンセント本体の前面側に臨ませるプラグ接続口を有する光ファイバー用レセプタクルを備えた光コンセントと、前記造営構造物の内側に配線されて前記光ファイバー用レセプタクルに接続される光ファイバーケーブルを巻き付ける巻き付け部を設けて該巻き付け部に巻き付けた光ファイバーケーブルを収納し前記コンセント本体の後面側に取り付けられる巻き取り体とを備えた光ファイバー用配線器具であって、前記巻き取り体には、前記巻き付け部が所定間隔をあけて2つ設けられ、一方の前記巻き付け部の光ファイバーケーブルの巻き付け円周内には、光ファイバーケーブルを前記巻き取り体内に引き込むためのガイド溝が設けられ、前記コンセント本体に対する前記巻き取り体の取り付け手段を、前記コンセント本体の後面側に設けた係止部と、前記巻き取り体の底部側に設けた被係止部とで構成して、前記係止部を他方の前記巻き付け部の光ファイバーケーブルの巻き付け円周内に突出させるとともに、前記被係止部を他方の前記巻き付け円周内に設けていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、光ファイバーケーブルの巻き付け部のデッドスペースを有効利用して取り付け手段を設けているため、配線器具自体の薄型化が図れる。
本発明は、光ファイバーケーブルの巻き付け部のデッドスペースを有効利用して取り付け手段を設けているため、配線器具自体の薄型化が図れるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
本実施形態の光ファイバー用配線器具は、図2(a)、(b)に示すようにJISで規格化された大角形の1個モジュールの配線器具を3個取り付けることができる、例えば金属製の取付枠7に対して取り付けることができる3個モジュールの寸法で形成されたボディ2及びボディ2の前面部に開閉自在に枢支されるカバー3からなるコンセント本体とカバー3に取り付けられる光ファイバー用レセプタクル4とで構成される光コンセント1と、光ファイバー用レセプタクル4に接続する光ファイバーケーブル8を8の字状に巻き付けるための1対の巻き付け部50a、50bを一体に設けた巻き取り体たる巻き取りケース5と、取付枠7に対応する化粧カバー6と、後述する化粧プレート30(図5(f)参照)で構成される。
光コンセント1の主構成部材であるコンセント本体をカバー3とで構成するボディ2は上下方向が長手方向となった外形が略直方体状の合成樹脂成形体からなり、後面側は上半分が開口し、前面側はほぼ全面が開口している。そして左右の側壁2a、2aの外面の上下位置には取付枠7の両側枠片の上下位置から後方へそれぞれ突出させた取付片70に対応し、取付片70の係止孔70aに内側から係止させ且つ取付片70のかしめ変形で取付片70に固定される係止突部9を設けてあり、ボディ2はこれらの係止突部9を取付片70に固定することで取付枠7に固定されるようになっている。
また前面開口部10の上側開口縁の上方に位置する前端面にはカバー3の回動軸11を回動自在に左右方向に挿通させて支持する軸受部12を前方へ突出形成している。
更にボディ2の底部は図3(a)、(b)に示すように2重の底壁2b、2cからなり、上側の底壁2bの前端は下方に垂下延長され、その延長壁の中央部を両側と切り離すとともに、中央部の上端部の両側のみ底壁2bの前端に連結させ、この連結部を中心として中央部を後下方へ撓み自在としている。また両側の連結部間にカバー3の下端中央に設けた係止突片3dを係脱自在に係止する係止孔13bを設けてある。この係止孔13bと前記中央部からなる弾性部13aとによりポップアップ用の操作部13が構成される。 また更にボディ2の後面の下半分を覆う後壁2dの後面の中央部には巻き取りケース5の下部前面を当接支持する四方壁14を設け、この四方壁14の両側辺部の中央より後方へ一体突出させた巻き取りケース固定用の係止爪片15を突出している。またこの四方壁14の下辺部は下方に向けて突出する形の円弧状壁14aに形成されている。またボディ2の上側の後方開口部は巻き取りケース5の後述する円弧状壁20を臨ませる開口部となっている。この円弧状壁20の外面と、上記円弧状壁14aの外面が後述する光ファイバーケーブル8の外被8b部位の余長処理のための余長用巻き付け部を構成する。
一方ボディ2とでコンセント本体を構成するカバー3は合樹脂成形体からなり、長方形状の前面部3aと、この前面部3aの後面両側から後方へ延長形成した脚部3b、3bと、後面上端部の両側に後方へ突出形成された軸保持部17、17とからなり、前面部3aの後面側と脚部3b、3b間の空間部で光ファイバー用レセプタクル4を収納保持する収納部を構成している。また軸保持部17、17は対向面に回動軸11の両端を支持する軸孔18を貫通形成したもので、この軸保持部17、17間にボディ2側の軸受部12を介在させ、一方の軸保持部17の軸孔18、軸受部12の軸受凹部12a、他方の軸保持部17の軸孔18に回動軸11を挿通させることで、カバー3の上端部を回動自在にボディ2に枢支するようになっている。
光ファイバー用レセプタクル4は、合成樹脂成形体からなる直方体状の中空部材からなるハウジング40として用い、このハウジング40は前部(カバー3に取り付けたときに下部となる)側の外周面を後部(カバー3に取り付けたときには上部となる)側の外周面より突出させ、また内部においては隔壁により内部空間を左右に仕切り、それぞれの空間部の中間を光ガイド筒体(図示せず)を収納する収納部とし、また空間部の前部側をプラグ接続部41とし、後部側をケーブル接続部42としている。プラグ接続部41は光ファイバー用プラグ(図示せず)を差し込むためのものであって、このプラグ接続部41に光ファイバー用プラグ(図示せず)が差し込み接続されることで上述の光ガイド筒体のガイド孔を介してケーブルブル接続部42側に接続される光ファイバーケーブル8と、光ファイバー用プラグ(図示せず)に接続されている光ファイバーケーブル(図示せず)との間が光結合されるようになっている。尚光ファイバー用プラグ(図示せず)を接続していない非使用状態では、光ファイバーケーブル8を介して送られてくるレーザー光がプラグ接続部41側に漏出することになるため、外部への漏出を防止する保護扉(図示せず)をそれぞれのプラグ接続部41の開口内に設けてある。この保護扉は光ファイバー用プラグ(図示せず)が開口より差し込まれる際にその差し込み力により開くようになっているが、ここでは構造の詳細な説明は省略する。
このような構成の光ファイバー用レセプタクル4をカバー3に固定するには図2(a)に示す押さえ金具19と、各脚部3bの内側面に設けたハウジング40の前部から後部に亘る前面(カバー3の後面側に対向させる面)側形状に合致する段部3cとの間でハウジング40を挟持させることで行う。つまり押さえ金具19は両側に脚部3b、3bの内側面に沿わせて配置する脚片19a、19aと、光ファイバー用レセプタクル4のハウジング40の後面(カバー3とは反対側となる面)に当接する当接片19bと、この当接片19bの下端より後方斜めに延長形成された斜片19cと、この斜片19cの両側縁より前方へ突出し、ハウジング40の前部の後面に先端面を当接する突片19d、19dとを備えている。この押さえ金具19を用いて光ファイバー用レセプタクル4のハウジング40をカバー3に固定するに当たっては、まず脚部3b、3b間にハウジング40を挿入してハウジング40の前面部両側を前記段部3cと合わせるとともに、ハウジング40の前部の先端をカバー3の後面下端に突出形成しているリブ3eに当てて位置決めを行う。次にこの位置決め後、この状態で脚部3b、3b間に押さえ金具19を挿入して当接片19bをハウジング40の後部の後面に当接させるとともに、突片19d、19dの先端にハウジング40の前部を当接し、脚部3b、3bに設けた挿通孔21、21から外部より挿通させた螺子22、22を脚片19a、19aに設けた螺子孔23、23にそれぞれ螺入させて締め付けて、押さえ金具19を脚部3b、3b間に固定すれば、光ファイバー用レセプタクル4のハウジング40がカバー3に固定されることになる。
次に光コンセント1の組み立てについて説明する。
まずカバー3をボディ2に組み付けるに当たっては、図2(a)に示すように中央部をコ字状に折り曲げ形成し、両端部に捻り部24a、24aを形成したばね体24を取り付ける。つまりこの取り付けでは、ボディ2の軸受部12の下面側にばね体24の中央部を係止するとともに両端の捻り部24a、24aを軸受部12の両端部の裏側に形成した孔(図示せず)を介して軸受部12の両端の裏部に形成せる凹所(図示せず)内に嵌め込み、軸受部12の軸受凹部12aの両端開口と捻り部24a、24aの透孔とを連通させるのである。
次にカバー3の軸保持部17、17間に軸受部12を介在させるようにボディ2の前面側にカバー3を配置して一方の軸保持部17の軸孔18から一方の捻り部24aの透孔、軸受部12の軸受凹部12a、他方の捻り部24aの透孔、他方の軸保持部17の軸孔18に回動軸11を挿入する。
またばね体24の捻り部24a、24aから延長された各延長部24b、24bはカバー3の前面部3aの後面に弾接してカバー3をボディ2の前部から前方へ突出させる方向に回動させる付勢力を与えるようになっている。
このようにしてカバー3は、ばね体24により回動軸11を中心として下端側がボディ2の前面部より前方へ突出する方向に回動する付勢力が与えられる状態でボディ2に上端部が枢支される。このとき脚部3b、3bの先部はボディ2の後壁2dの両側に設けている孔(図示せず)によりボディ2の後方へ突出する(図3(a)参照)。
このようにしてボディ2にカバー3を装着し、カバー3に光ファイバー用レセプタクル4を取り付けることで本実施形態の光コンセント1が完成される。図3(a)はばね体24の付勢力に抗してカバー3をボディ2の前部側に回動させカバー3の下端の係止突片3dを、ポップアップ用操作部13の弾性部13aの弾性力を利用して係止孔13bに係止させた状態を示しており、このときカバー3は前面部3aがポップアップ用操作部13の前面とほぼ同一高さとなった状態に保持され、前面部3aの後方に取り付けた光ファイバー用レセプタクル4は図示するようにボディ2内に収納されている状態となる。
この状態でポップアップ用操作部13を弾性部13aの弾性力を利用して下向きかげんに押し操作すると、係止突片3dの先端が係止孔13bから離脱し、これによりカバー8がばね体24の付勢力により回動軸11を中心として図において反時計方向に回動し、図3(b)に示すように上端部から下端部にかけて前面部3aが下り傾斜するようにボディ2の前面開口部2aより前方へ突出することになり、下端部とボディ2の前部との間から光ファイバー用レセプタクル4のプラグ接続部41が下向きに外部に臨むことになる。この状態がプラグ接続を行う使用状態となる。
而してばね体24と弾性片13と押しボタン14とがカバー3及び光ファイバー用レセプタクル4をポップアップさせるためのポップアップ機構として機能することになる。
一方光ファイバーケーブル8の余長部分の処理に用いる巻き取りケース5は合成樹脂成形体により形成され、コンセント本体のボディ2の後部に着脱自在に取り付けられるもので、ボディ2の長手方向と同じ方向が長手方向となったベース5aとこのベース5aの周縁部に一体突出させた周壁5bとから形成される扁平なケース部と、このケース部内のベース5aの表面(以後後面という)の上下の位置に所定間隔をあけて設けられた巻き付け部50a、50bと、ベース5aの裏面(以下前面という)側上部に一体に形成され、中央部から両側下方へ延びた円弧状壁20と、この円弧状壁20の中央上端部の前端位置から後方向に延びベース5aの後面の上端から巻き付け部50aの中央部に至るように形成しされた円弧状溝からなるガイド溝16と、図1(a)〜(c)に示すように側縁が片側の周壁5bの先端に一体連設され、この連設位置をヒンジとして開閉自在に枢支され各巻き付け部50a、50bを各別に被蔽することができる蓋体51a、51bとを備えている。
ここで各巻き付け部50a、50bは円周上に所定の間隔をあけて並ぶようにベース5a上に一体突出させた複数のリブ500の外向き円弧面を光ファイバーケーブル8の巻き付け面としたもので、この巻き付け面を延長し連結して形成される円周の半径が光ファイバーケーブル8の許容最小曲率半径以上となるようにリブ500の円弧の径を設定している。そして上側の巻き付け部50aの内側中央部には上記ガイド溝16の下端が臨み、下側の巻き付け部50aのデッドスペースとなる円周内に位置するベース5aにはボディ2の後部から突出される係止爪片15を前面側から挿入して係止する係止孔25をそれぞれの係止爪片15に対応するように設けてある。
また更に適宜なリブ500の先端には外向きに光ファイバーケーブル8の巻き取り用の爪部501を一体に突出させている。更に周壁5bには適当な間隔で切り欠いて光ファイバーケーブル8を外部へ引き出すための引き出し孔26を複数設けてある。更に上記のガイド溝16の下端近傍にはガイド溝16から導入された光ファイバーケーブル8をまとめるための掛止爪27を二つ設けてある。
次に本実施形態の光ファイバー用配線器具を、壁パネルやコンクリート壁のような壁を構成する造営構造物の外面に開口するように造形構造物に埋設したスイッチボックスにより構成される取付穴に配設する施工について説明する。尚施工前に当たり光コンセント1は取付枠7に取り付けられているものとする。
而してまず図4(a)に示すように造営構造物内に予め配線されている光ファイバーケーブル8をスイッチボックスBOX(図5(b)参照)の取付穴Hから引き出して、光ファイバーケーブル8の外被を剥離してむき出した光ファイバー心線8aの先端に設けた接続具28を、光コンセント1の光ファイバー用レセプタクル4の後端のケーブル接続部42に差し込み接続する。この接続後、図4(b)に示すようにボディ2側の係止爪片15を、巻き取りケース5側の係止孔25に係止させて巻き取りケース5をボディ2の後部に取り付ける。図1(d)は巻き取りケース5をボディ2に取り付けた状態を示しており、係止位置が巻き付け部50bの内側となるため、デッドスペースが生かせるとともに保持体などを必要としないためカバー3の前面部3aから巻き取りケース5の後面までの寸法Aを薄くすることができる。
この取り付け後、カバー3をポップアップさせて前方へ突出させた状態で光ファイバーケーブル8の巻き付け作業を開始する。
この巻き付け作業では一方の手で取付枠7を持ちながら、他方の手で最初に光ファイバーケーブル8の心線8a部位をボディ2の後部開口より後方に導出してガイド溝16を介して図4(c)に示すように周壁5bで囲まれる巻き取りケース5内に引き込み、更に掛止爪27に光ファイバーケーブル8の心線8aを引っ掛けながら、取り付け時に下側となる巻き付け部50bのリブ500により形成される巻き付け面に沿って巻き付けを開始する。
そして図4(d)に示すように巻き付け部50bでの巻き付けが一周したところで、上側の巻き付け部50a側にS字状に渡し、巻き付け部50aのリブ500の巻き付け面に沿うように巻き付け、この巻き付けが一周したところで下側の巻き付け部50b側にS字状に渡し、引き続いて巻き付け部5bでの巻き付けを行う。このようにして巻き付け部50a、50b間で交互に巻き付けを行うことで、光ファイバーケーブル8の心線8aは8の字状に巻き付けることになる。
ここで交互に巻き付け方向を変えながら巻き付けを行うため光ケーブルファイバー8が巻く付け作業中に捻れることがなく、また光ファイバーケーブル8を巻き取りケース5内に導入する際、許容最小曲率半径以上の半径を持たせて形成した円弧状溝からなるガイド溝16に沿って導入するため、信号伝送特性の劣化を招くことがない。更に適宜なリブ500に巻き取り用の爪部501を形成しているため、巻く付け作業中に心線8aが巻き付け面から脱落することなく、巻く付け作業が効率良く行える。この爪部501を含むリブ500の形状は巻き取りケース5を成形する際にベース5aの面に対して直交するように配置される上、下金型を成形後に成形されたベース5aの面に対して直交する方向(上下方向)に抜くことができるような形状とし、成形に用いる金型の構造の単純化を図ることができるようになっている。
さて図4(e)に示すように光ファイバーケーブル8の外被8b部位に至る心線8aの巻き付けが終了すると、光ファイバーケーブル8の外被8b部位を更に巻き付けられた心線8aの外側において巻き付けを行い(図5(a)、(b)参照)、最適な位置の引き出し孔26から光ファイバーケーブル8の外被8b部位を周壁5b外へ引き出す(図6(a)又は(b)参照)。この引き出し後、図5(c)に示すように蓋体51a、51bを閉じる。蓋体51a、51bの閉じた状態の保持はヒンジ部位と反対側の側端縁を対応する周壁5bの上端に設けてある係止爪5cにスナップフィットによって係脱自在に係止させることで行う。尚蓋体51a、51bに形成している孔510及び切り欠き511はリブ500の先端の爪部501を逃がすためのものである。
尚上述の手順では巻き取りケース5内での巻き付け作業終了後に蓋体51a、51bを閉じているが、心線8aの、巻き付け作業過程において、一方の巻き付け部50a又は50bに対応する巻き付けを行っている最中は、他方の巻き付け部50b又は50aに対応する蓋体5b又は51aを閉じるようにすれば、他方側の巻き付け部50b又は50aに巻き付けてある光ファイバーケーブル8の心線8aがばらけるのを防ぐことができ、そのため容易に巻き付け作業が行えることになる。
さて、上述のように巻き取りケース5内での巻き付け作業が終了して蓋体51a、51bを閉じた後に、更に光ファイバーケーブル8の切断長によっては更なる余長処理を行う必要がある。この余長処理は巻き取りケース5のベース5aと、ボディ2との間で形成される溝内において、上述の余長用巻き付け部を構成する円弧状壁20、14aの外面に沿わせるよう光ファイバーケーブル8の外被8b部位の余長分を巻き付けることで行う。そして余長用巻き付け部に巻き付けられた光ファイバーケーブル8の外被8bの余長分が溝内に納まることになって、巻き取りケース5の周囲から殆どはみ出すがない。従ってまたボディ2と巻き取りケース5との間のデッドスペースを有効利用できるため奥行き方向の寸法も大きくする必要がなく、そのため浅型のスイッチボックスへの取り付けも可能となる。
さて巻き取りケース5外での余長処理が終了し、図5(d)に示すように余長部分の光ファイバーケーブル8がばらけないように光コンセント1を片手で持ちながら取付穴H内に入れ、図5(e)に示すように取付枠7の上下枠片に設けてある取付孔7a、7aをスイッチボックスBOXの上下の螺子孔29に合わせ、取り付け螺子(図示せず)を取付孔7a、7aを介して螺子孔29に螺入締結して光コンセント1を取付枠7とともに取付穴Hに取り付ける。この取り付け後、化粧カバー6の開口部の周縁から後方へ突出させた上下両側の係止爪6a…をボディ2の前面に設けた係止孔(図示せず)に係止することで取り付けて光コンセント1の前面部を化粧カバ−6の開口部より前方に臨ませる。この後図5(f)に示すように化粧プレート30を前方より嵌め込んで化粧プレート30の開口部30aより化粧カバー6及び光コンセント1の前部を露出させ、本発明の光ファイバー用配線器具の取付施工が完了することになる。
尚上述の施工手順では、光ファイバー用レセプタクル4を先にカバー3側に取り付け、この取り付けた後に光ファイバーケーブル8を光ファイバー用レセプタクル4に接続する構成であったが、カバー3に取り付ける前の光ファイバー用レセプタクル4に光ファイバーケーブル8を接続し、その後光ファイバー用レセプタクル4をカバー3に取り付けても勿論良い。
また配線器具として前後方向の寸法が小さくなるため、図7に示すような浅型のスイッチボックスBOXへの取り付けも可能となる。尚図中Wは壁体である。
実施形態1を示し、(a)は巻き取りケースの蓋体を閉じた状態の斜視図、(b)は巻き取りケースの蓋体を開いた状態の斜視図、(c)は巻き取りケースをカバーから外した状態の状態の斜視図、(d)は実施形態1の側面図である。 実施形態1を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 実施形態1を示し、(a)は巻き取りケースをボディから外し且つカバーを閉じた状態で光ファイバー用レセプタクルに光ファイバーケーブルを接続している様子を示す側断面図、(b)は巻き取りケースをボディに取り付け且つカバーをポップアップさせた状態を示す側断面図である。 実施形態1の施工説明図である。 実施形態1の施工説明図である。 実施形態1を示し、(a)は巻き取りケースから光ファイバーケーブルを引き出す一例を示す状態図、(b)は実施形態1は巻き取りケースから光ファイバーケーブルを引き出す他例を示す状態図である。 実施形態1を浅型のスイッチボックスに取り付け状態図である。
符号の説明
1 光コンセント
2 ボディ
3 カバー
5 巻き取りケース
50a,50b 巻き付け部
15 係止爪部
20 係止孔

Claims (1)

  1. 造営構造物に開口した取付穴に取り付けられるコンセント本体及び該コンセント本体に設けられ前記コンセント本体の前面側に臨ませるプラグ接続口を有する光ファイバー用レセプタクルを備えた光コンセントと、前記造営構造物の内側に配線されて前記光ファイバー用レセプタクルに接続される光ファイバーケーブルを巻き付ける巻き付け部を設けて該巻き付け部に巻き付けた光ファイバーケーブルを収納し前記コンセント本体の後面側に取り付けられる巻き取り体とを備えた光ファイバー用配線器具であって、
    前記巻き取り体には、前記巻き付け部が所定間隔をあけて2つ設けられ、
    一方の前記巻き付け部の光ファイバーケーブルの巻き付け円周内には、光ファイバーケーブルを前記巻き取り体内に引き込むためのガイド溝が設けられ、
    前記コンセント本体に対する前記巻き取り体の取り付け手段を、前記コンセント本体の後面側に設けた係止部と、前記巻き取り体の底部側に設けた被係止部とで構成して、
    前記係止部を他方の前記巻き付け部の光ファイバーケーブルの巻き付け円周内に突出させるとともに、前記被係止部を他方の前記巻き付け円周内に設けていることを特徴とする光ファイバー用配線器具。
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