JPH07191227A - 光ファイバー・ケーブルの包囲体 - Google Patents

光ファイバー・ケーブルの包囲体

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JPH07191227A
JPH07191227A JP4091429A JP9142992A JPH07191227A JP H07191227 A JPH07191227 A JP H07191227A JP 4091429 A JP4091429 A JP 4091429A JP 9142992 A JP9142992 A JP 9142992A JP H07191227 A JPH07191227 A JP H07191227A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小型、安価であり、適切な収納能力を
有し、各種のスプライシング装置を収納可能な、光ファ
イバー・ケーブルの包囲体を提供する。 【構成】 包囲体２０は、カバー２８と、ケーブル終端
組立て品２６を備え、ケーブル終端組立て品２６は、ケ
ーブル引込み手段３４と、光ファイバー支持手段１０５
を備える。光ファイバー支持手段１０５は、カバーの軸
線と平行に配設された少なくとも１個の整理モジュール
１２０を備え、各整理モジュールに備えた接続装置保持
手段（１３４等）によって、複数の光ファイバー接続装
置を、光ファイバーの軸線がカバーの軸線と平行になる
ように保持する。光ファイバー支持手段１０５は、整理
モジュール保持手段（１４０、１６０等）によって複数
の整理モジュールを積層状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバー・ケーブ
ルの包囲体に係り、特に、収納能力の向上に貢献可能
な、省スペース型の包囲体に関する。
【０００２】
【従来の技術】いかなる構造の光ファイバー・ケーブル
においても、所定の長さのケーブルの一端における伝送
媒体を、他の長さのケーブルの隣接端における対応する
伝送媒体につなぎ合せることが要求される。ワイヤー状
の金属製導体通信技術においては、一般的に、スプライ
ス包囲体が使用されており、この包囲体内では、全ての
導体が繋ぎ合わされ、被覆され、収納され、周囲環境か
ら保護されている。
【０００３】金属製導体を繋ぎ合わせる際には、導体を
鋭角に折り曲げ、他方の接続部に接近させることが一般
的である。しかしながら、このように、スプライス包囲
体内で、金属製導体に対して使用されている接続技術
は、ガラス光ファイバー材料には適用できない。光ファ
イバーが、その最小曲げ半径を下回る曲げ半径で曲げら
れた場合には伝送能力は低下する。すなわち、このよう
な最小曲げ半径を下回る曲げ半径においては、もはや光
をファイバー・コア内に完全に封じ込めることができな
い。
【０００４】そして、一般的に、スプライスの近傍に
は、ファイバーゆるみを持たせる必要がある。機械的手
段または溶接によって光ファイバーを繋ぎ合わせる場合
には、光ファイバーに十分なゆるみを持たせて、光ファ
イバー端部の調整と接合のために包囲体から光ファイバ
ーを引き出し可能にする必要がある。スプライス二は、
光ファイバーとスプライスの再配置を容易に実施可能と
する構成が要求される。
【０００５】また、多種多様なスプライシング装置が市
販されている。包囲体には、これらのスプライシング装
置のうちの少なくとも普及品に対する適合性が要求され
る。
【０００６】特に、そのうちの数本のケーブルが接地ケ
ーブルと称されるような比較的少数の光ファイバーを繋
ぎ合わせるのに最適で、かつ、光ファイバー・ループで
の使用に最適な包囲体が必要とされている。この用途に
おいては、比較的安価で量産可能な包囲体が求められて
いる。さらに、比較的小型でしかも比較的多数のスプラ
イスに適応可能な包囲体が求められている。
【０００７】従来技術において利用可能なスプライス包
囲体の多くは欠点を有している。一般的に、それらの従
来技術は、複雑で、取扱いが困難である。ある種のスプ
ライス包囲体は、光ファイバーに高いストレスを与えが
ちな整理体を備えており、その結果、光ファイバーに損
傷を与える欠点がある。これらの従来技術の多くは、利
用が困難であり、有効な方法で光ファイバーを収納した
り、ゆるみを持たせたりするための確実な手段を備えて
いない。
【０００８】従来の包囲体の一つにおいては、標準的な
スプライス包囲体に適合するようなモジュール構造を有
する装置が構成されている。この装置は、少なくとも１
本の光ファイバーに張力を与え、かつ、収納するための
複数のトレー状部材を備えている。そして、これらのト
レーに収納された個々の光ファイバーを処理できるよう
に構成されている。これらのトレーは、互いに積層さ
れ、かつ、各々のトレーはその一端でキャリアに個別に
ヒンジ付けされており、書物のページのように相対的に
移動可能となっている。各トレーは、光ファイバーを、
その固有の最小曲げ半径で曲げるのに適した幅を有して
いる。
【０００９】支持部材は、光ファイバー・ブレークアウ
トと複数のスプライス・トレーを支持するためのベース
を有する。ブレークアウトは、光ファイバーをトレーに
配設する前に、光ファイバーをグループ分けすることを
可能にする。
【００１０】また、従来の別の包囲体においては、閉塞
端部と開口端部を有する管状のカバーが、ケーブル終端
組立て品に取り付けられかつ密封されるように構成され
る。ケーブル終端組立て品は、繋ぎ合わされるケーブル
を配設するためのケーブル引込み装置を有する。支持部
材が、ケーブル引込み装置から延設され、この支持部材
は、カバーの閉塞端部に近接配置された自由端部を有す
る。支持部材はまた、光ファイバー・ブレークアウトと
複数の光ファイバー・スプライス・トレーを支持するた
めのベースを有する。
【００１１】各トレーの中央部には、その各々が複数の
光ファイバー接続装置を保持可能な、少なくとも１個の
整理モジュールが取り付けられている。各モジュール
は、溶接スプライスやクリーブ型、スリーブ型、リーブ
型のスプライシング・コネクターなどの異なる接続装置
に適合可能である。各トレーは、必要に応じて追加され
る複数の整理モジュールを保持可能である。この包囲体
は、数と種類の両方において収納能力を増大するが、光
ファイバー・ループでの使用及びファイバー数の少ない
ケーブルを繋ぎ合わせるために要求されるよりも大型出
あり、収納能力も過剰である。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の課題を解決するために提案されたものであ
り、その目的は、比較的小型、安価であり、適切な収納
能力を有し、各種のスプライシング装置を収納可能な、
光ファイバー・ケーブルの包囲体を提供することであ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバー・
ケーブルの包囲体は、カバーとケーブル終端組立て品を
備え、このケーブル終端組立て品が、ケーブル引込み手
段と光ファイバー支持手段を備えてなる包囲体におい
て、前記ファイバー支持手段が、前記カバーの軸線と平
行に配設された少なくとも１個の整理モジュールを備
え、各整理モジュールが、複数の光ファイバー接続装置
を、光ファイバーの軸線が前記カバーの軸線と平行にな
るように保持する接続装置保持手段を備え、さらに、前
記光ファイバー支持手段が、複数の整理モジュールを積
層状態で保持可能な整理モジュール保持手段を備えたこ
とを特徴としている。
【００１４】より望ましい実施例において、光ファイバ
ー支持手段は、ケーブル引込み部分に接続され、片側で
支持された配線手段と、この配線手段に取り付けられ、
この配線手段と協同して光ファイバーの余剰部分を保持
するための配線室を提供する光ファイバー整理手段を有
する。この光ファイバー整理手段は、互いに係合するよ
うに積層された複数の整理モジュールを保持できるよう
に構成される。
【００１５】
【実施例】図１においては、光ファイバー・ケーブルの
包囲体２０が図示されている。包囲体２０は例えば光フ
ァイバー・ループ内で使用するのに適している。例え
ば、図２に示される包囲体２０は、包囲体２０内に配設
されている配線ケーブル２１、２２を有しており、これ
ら配線ケーブル２１、２２が包囲体２０から顧客端末或
いは遠隔端末２５へ配設されている接地ケーブル２３、
２４と繋ぎ合わされている。遠隔端末２５からは、通信
媒体（図示せず）が顧客端末へ配設されている。
【００１６】包囲体２０には、その中で光ファイバー２
７〜２７が繋ぎ合わされるかまたは収納され、或いはそ
れらの双方ともが行われるケーブル繋ぎ合わせ終端組立
て品２６（図１、３、４参照）とカバー２８とが含まれ
ている。カバー２８は円筒形に成形されており、開口端
部２９及び閉塞端部３０を有する。包囲体２０の軸線３
２は包囲体２０の開口端部２９から閉塞端部３０へ延び
ている。ケーブル繋ぎ合わせ終端組立て品２６をカバー
２８に組込むために、ケーブル繋ぎ合わせ終端組立て品
２６は包囲体２０の開口端部２９に挿入され閉塞端部３
０に向かって移動させられる。
【００１７】更に図１から分かるように、ケーブル繋ぎ
合わせ終端組立て品２６はケーブル引込み部分３１を有
する。ケーブル引込み部分３１は一部が円盤状に成形さ
れているエンド・プレート組立て品３４を有する。この
エンド・プレート組立て品３４はガラス繊維で補強され
たプラスチック成型体とすることが望ましい。
【００１８】各エンド・プレート組立て品３４は二つの
部分３６、３８から成っている（図５参照）。部分３６
は部分的な円形フランジ４０、外方突出部４２、内方突
出部４４（更に図３参照）を有する。外方突出部４２
は、拡張部４８を持つ収容部４６（図５参照）を有す
る。拡張部４８は、この拡張部４８の継ぎ手４９〜４９
の間に配置された二つの半円形コンジット４７〜４７を
有する。各継ぎ手４９〜４９にはねじ穴４５が設けられ
ている。図３から分かるように、内方突出部４４は収容
部５０を有し、この収容部５０からは間隔をおいて設け
られた耳片を持つ継ぎ手部５１が延設されている。
【００１９】更に、部分３６には四個の開孔５２〜５２
が有り、各開孔５２〜５２からは、ねじ切りされたニッ
プル５３（図５参照）がエンド・プレート組立て品３４
の外方へ延設されている。各開孔５２〜５２は、所定の
接地ケーブルを、それらを通して配設することができる
ように構成されている。各開孔５２〜５２の内方端部は
内面にねじ切りが施されている。各ニップル５３は、ゴ
ム状の外装シーリング・プラグ５４（図６、７参照）を
受け入れ、且つ包囲体２０を密封するために、外装シー
リング・プラグ５４にねじ合わせで嵌め合わされる圧縮
カラー５５（更に図３参照）を持つように構成されてい
る。圧縮カラー５５は、この圧縮カラー５５が嵌め合わ
されるとき接地ケーブル２３、２４を把持してこの接地
ケーブル２３、２４の不都合な抜けや回転を防止する把
持部５６を有する。
【００２０】接地ケーブル２３、２４を包囲体２０に引
込む必要があるときは、技能者が例えばＳＴコネクター
（登録商標名）６０〜６０で予め端末処理されている光
ファイバーを有し且つ上記外装シーリング・プラグ５４
の部分で取り外すことができる接地ケーブル２３、２４
の一端から、キャップを嵌められた保護チューブ５７
（図７参照）を含む組立て品を取り外す。各接地ケーブ
ル２３、２４は端部が予め処理されており、それら端部
が圧縮カラー５５、把持部５６、外装シーリング・プラ
グ５４、防水手段５９を通して配設されている。防水手
段５９には、ジー・エス・コップ（Ｇ．Ｓ．Ｃｏｂｂ）
氏が１９８９年１１月２９日に出願した米国出願第０７
／４４３，３００号に記載されているものを用いること
ができる。接地ケーブル２３、２４の端部はエンド・プ
レート組立て品３４を通して挿入され（図８参照）、ゴ
ム状の外装シーリング・プラグ５４がニップル５３内に
挿入され、このプラグ５４を接地ケーブル２３、２４の
回りに圧縮してこの接地ケーブル２３、２４をエンド・
プレート組立て品３４を通る通路に密封するために、圧
縮カラー５５がニップル５３にねじ合わされる。
【００２１】エンド・プレート組立て品３４の部分３６
は、更に概ね円形形状を持つ比較的に薄いウェブ５８
（図５参照）を有する。このウェブ５８は、これを容易
に取り外してエンド・プレート組立て品３４にゴム・ブ
ッシュを挿入し、このゴム・ブッシュを通して外部接地
ワイヤーを配設することができるように、充分薄くする
ことが望ましい。
【００２２】先に述べたように、エンド・プレート組立
て品３４は更に部分３８を有する。この部分３８は弓状
に成形されたフランジ６１（図５、９参照）を有し、こ
のフランジ６１からは内部部分６３、外部部分６５が突
設されている（図９参照）。内部部分６３は収容部６７
を有し、この収容部６７はその内部に配置されたポスト
６８と、このポスト６８から上方に延びるように配置さ
れているねじ切りされたスタッド６９を有する。
【００２３】更に、内部部分６３は、包囲体２０の内部
へその長さ方向に間隔をおいて突設されている三個の耳
片７１〜７１を有する。各耳片７１には開孔７３が設け
られている。部分３８が部分３６と組み合わされてカバ
ー２８に固定可能な完全な円形フランジになると、各開
孔７３〜７３が継ぎ手部５１の耳片に形成されているね
じ穴７５〜７５（図３参照）と整合し、ボルト７４〜７
４（更に図１参照）が開孔７３〜７３に挿入され継ぎ手
部５１の耳片のねじ穴７５〜７５にねじ込まれる。外部
部分６５は間隔をおいて設けられている三個の耳片７６
〜７６を有し、各耳片７６〜７６には開孔７７が設けら
れている。隣接する二個の耳片７６〜７６の間にはそれ
ぞれ円弧状に成形された面７９が配置され、これらの面
７９は部分３６及び３８が互いに組合わせられたとき上
側部分３６の外方突出部４２に形成されている円弧面と
で、繋ぎ合わされる配線ケーブル２１または２２に対す
るコンジットを構成する。更に、部分３６及び３８が互
いに組合わせられたとき、部分３８の外方突出部の開孔
７７〜７７は部分３６の外方突出部４２に形成されてい
るねじ穴４５〜４５と整合し、この結果、ボルトで二個
の外方突出部を互いに固定することが可能となる。
【００２４】エンド・プレート組立て品３４の部分３６
と３８との間にガスケット７２（図９参照）が配置さ
れ、それらの部分３６、３８が互いに組合わせられたと
きのそれらの部分と、エンド・プレート組立て品３４中
へ配設されている配線ケーブルの周囲、及びこの配線ケ
ーブルのうちエンド・プレート組立て品３４から更に包
囲体２０中へ配設されているケーブル・コアの周囲との
間のシールを構成する。収容部の円弧状に形成された面
と係合するように配置されているガスケットの部分を通
る異なる寸法のケーブルを収容するために、別のガスケ
ットを使用することができる。内側の収容部に形成され
ている開孔内の中心にケーブル・コアを保持するため
に、使用されるケーブルの寸法に従って、シム・ワッシ
ャー（図示せず）をねじ切りされたスタッド６９に嵌合
することができる。
【００２５】図１から分かるように、二本の配線ケーブ
ル２１、２２がエンド・プレート組立て品３４を通って
配設されており、各配線ケーブルは、エンド・プレート
組立て品３４の部分３６、３８によって外方突出部の二
個の円弧状部分の間に形成されているコンジットを通
り、次に組合わせられた収容部５０、６７の内部から出
て部分３６、３８の内方突出部の円弧状部分によって形
成されている二個の出力ポートに通されている。更にエ
ンド・プレート組立て品３４には一本以上の接地ケーブ
ルが配設されている。容易に分かるように、エンド・プ
レート組立て品３４は最大で四本の接地ケーブルを配設
することができるように構成されている。
【００２６】部分３６、３８の収容部で形成された収容
体の内部には、概ね数字８０〜８０で指示されているケ
ーブル把持装置（図１０、１１参照）が配置されてい
る。各ケーブル把持装置８０は、その収容体内へ配設さ
れた配線ケーブル、例えば２１の外装部分と係合する円
弧状に形成されたシュー・プレート８２を有する。各シ
ュー・プレート８２はブロック８４にボルトで止められ
た二又分岐直立脚８３に結合されている。各ブロック８
４は、開孔８８を持つ金属製スタビライザー・バー８７
のＴ字形部８６にボルトで止められている。スタビライ
ザー・バー８７は上記収容体内に置かれて、ねじ切りさ
れたスタッド６９が開孔８８を通って突出し、ナットに
よってこのスタビライザー・バー８７をこの収容体に止
めることができるように構成されている。更に、スタッ
ド６９は収容部５０の開孔を通って突出し、接地目的に
使用される。
【００２７】配線ケーブルの金属製強度部材は、上方へ
曲げて直立脚８３の二又分岐部分とそれに対応するブロ
ック８４との間に収めることができる。このブロック８
４の反対側には、配線ケーブルの金属製シールドと他の
構成体との間に挿入されたプレート９２と係合する湾曲
プレート９０を有する電気接続装置の直立部８９が固定
されている。プレート９２からは湾曲プレート９０を通
ってねじ切りされたスタッド９５が突出し、ナット９６
によって湾曲プレート９０に固定されている。もしこの
配線ケーブルが中心部強度部材９７（図１１参照）を持
っていれば、この中心部強度部材９７の端部を挿入する
開孔を有する装置９８が置かれて、拡張プレート９９が
スタッド９５に接するようにする。中心部強度部材９７
を装置９８内に固定するために固定ねじ９４が用いられ
ている。
【００２８】スタビライザー・バー８７は次のような幾
つかの機能を有している。即ち、スタビライザー・バー
８７は配線ケーブル２１、２２を回転しないように固定
する。更に、スタビライザー・バー８７は外装ケーブル
の抜けを防止し且つ配線ケーブル２１、２２から接地ケ
ーブルへの電気的接続を行なっている。接地ケーブルの
接地ワイヤーがねじ切りされたスタッド６９に接合さ
れ、その結果、スタビライザー・バー８７を介して配線
ケーブル２１、２２のための外装把持装置８０〜８０に
接続されている。
【００２９】図３から分かるように、エンド・プレート
組立て品３４を通って配設され小孔で終端している接地
ケーブルの接地ワイヤー８５〜８５が、ねじ切りされた
スタッド６９に接続されている。この結果、接地ケーブ
ルと配線ケーブル２１、２２との間に電気的接続が成さ
れている。このような構成は内部接地装置と呼ばれてい
る。
【００３０】更に外部接地装置を使用することも可能で
ある。図１２から分かるように、ねじ切りされたスタッ
ド６９の上端は収容部５０を通してその上方に突出して
おり、接地装置１００が結合されている。接地装置１０
０は箱状部１０２から延設された脚部１０１を有する。
スタッド６９の上端は脚部１０１の開孔を通してその上
方に突出し、且つナットによって接地装置１００を収容
部５０の上面に固定するように構成されている。エンド
・プレート組立て品３４のウェブ５８を取り外して設け
られたブッシュを通って配設された接地ワイヤー１０３
が、箱状部１０２の中へ延設されており、固定ねじ１０
４によってその中に固定されている。
【００３１】エンド・プレート組立て品３４から光ファ
イバー支持組立て品１０５が片持ち支持されている（図
３参照）。この光ファイバー支持組立て品１０５は配線
部１０６を有し、その端部１０７〜１０７（更に図４参
照）の各々が各部分３６、３８に間隔をおいて設けられ
ている耳片の一つに整合している。光ファイバー支持組
立て品１０５をエンド・プレート組立て品３４に固定す
るために、エンド・プレート組立て品３４の部分３６、
３８の内部収容部の一対の整合した耳片の各々にボルト
７４が貫通挿入され、このボルト７４に嵌め合わされた
ナットによって端部１０７と結合されている。
【００３２】配線部１０６は円弧状の端部１０９で繋が
っている側壁１０８〜１０８とベース１１０とを有す
る。配線部１０６の内部には、その側壁１０８〜１０８
の間に二個の円弧状に形成された仕切り壁１１１〜１１
１が配置されている。配線部１０６の端部１０７〜１０
７と側部には、それぞれ張出し部１１２〜１１２及び１
１３〜１１３が配置されている。この構成により、光フ
ァイバー端部の余剰部分を、端部壁と内部に配置されて
いる仕切り壁１１１〜１１１の曲面に沿って具合良く配
線し、配線部１０６及び配線装置の内部に収納すること
ができる。
【００３３】切り欠き１１４を持つ光ファイバー整理体
１１５（図３参照）が配線部１０６に固定されるように
適用されている。この光ファイバー整理体１１５は、配
線部１０６の一端に設けられている部分１１７〜１１７
（更に図４参照）の下部を受容する切り欠き部１１６〜
１１６を有し、且つ他端に押し縮め可能な指状割り突起
１１８（図１３参照）を有する。この指状割り突起１１
８は配線部１０６のブラケット１１９の開孔に挿入され
る。指状割り突起１１８がブラケット１１９の開孔に挿
入されるとき、その二個の分岐が押し縮められ、頭状端
部がブラケット１１９の開孔を貫通したあとで、二個の
分岐が別れて指状割り突起１１８をブラケット１１９中
にロックし光ファイバー整理体１１５を配線部１０６に
固定する。
【００３４】光ファイバー整理体１１５は、スプライス
・ホルダー１２０〜１２０（図３及び図１４〜１７参
照）のような複数個の連結用整理体モジュールを支持す
るように適用されている。各スプライス・ホルダー１２
０は間隔を空けて設けられている二個のＴ字形突起１２
２〜１２２を有し、各Ｔ字形突起１２２はその脚１２４
が光ファイバー整理体１１５の後壁に沿ってこの光ファ
イバー整理体１１５のベース１２５の法線方向に延びる
ように形成されているスロット１２６（図３参照）内に
スライドして嵌まり込むように構成されている。この結
果、スプライス・ホルダー１２０〜１２０が上方に順次
積層され、その底部のスプライス・ホルダー１２０が光
ファイバー整理体１１５の立ち上がり部またはプラット
フォーム１２８と係合して支持されている。
【００３５】細い光ファイバーが不都合にも積層された
スプライス・ホルダーの底部のスプライス・ホルダーと
プラットフォーム１２８の下に落ち込んでしまい、その
結果この光ファイバーが損傷することがある。この事故
を防止するために、比較的に薄い、例えば１ｍｍの厚さ
を持つ発泡材の細片１２７がプラットフォーム１２８の
上面に付設されている。一個のスプライス・ホルダー１
２０または積層されたスプライス・ホルダー１２０〜１
２０が光ファイバー整理体１１５に固定されると、細片
１２７と係合しているスプライス・ホルダー１２０が発
泡材を押圧して光ファイバーがこのスプライス・ホルダ
ー１２０とプラットフォーム１２８との間に入り込むよ
うになることを防止する障壁として作用する。
【００３６】各スプライス・ホルダー１２０は、その両
端部及びそれら端部の中間の二箇所で立ち上げられ、ス
ロットが形成された複数の柱体１２９〜１２９を持つベ
ースを有する。各端部の柱体１２９と中間位置の柱体１
２９との間には仕切り壁１３２が配設され、隣接する仕
切り壁１３２の間及び仕切り壁１３２と側壁との間には
収容室１３４〜１３４が形成されている。各収容室１３
４は、例えばＡＴ＆Ｔ社のＣＳＬ Ｌｉｇｈｔｓｐｌｉ
ｃｅ（登録商標）システムや環状式の機械的スプライス
及び３Ｍ社のＦｉｂｅｒｌｏｋ（登録商標）光ファイバ
ー・スプライスのような幾つかのスプライシング・コネ
クターのどれかを収容するか或いは溶接スプライスを保
持するように構成されている。
【００３７】更に、図１４から分かるように、スプライ
ス・ホルダー１２０の中央部の片側にある収容室１３４
〜１３４は反対側にある収容室１３４〜１３４から偏位
している。二又に分岐している柱体１２９〜１２９が隣
接する収容室１３４〜１３４の間に配置されている。こ
れらの柱体１２９〜１２９が収容室１３４〜１３４に関
してそのように位置し且つ収容室１３４〜１３４が縦方
向に偏位している結果、スプライス・ホルダー１２０の
片側にある柱体１２９〜１２９は反対側にある収容室１
３４〜１３４と整列している。
【００３８】更に、各スプライス・ホルダー１２０の各
端部には複数の垂直スリット１３８〜１３８を持つ発泡
材のような弾性材細片１３６を配備することができる。
各スリット１３８は、スプライス・ホルダー１２０と隣
接する側に間隔をおいて設けられている切れ目を付され
た二個の柱体１２９と、スプライス・ホルダー１２０の
他の側にある収容室中のスプライシング・コネクターの
縦軸に整合されている。各光ファイバーがスプライス・
ホルダー１２０の中央部分を越えて配設されるとき、そ
の光ファイバーはアーム１３７の上方フック端の下に配
置される。
【００３９】弾性材細片１３６の軸線方向にはまた、別
のスリット１３９〜１３９が付されている。これらのス
リット１３９〜１３９は隣接する収容室１３４の縦軸と
整合している。この結果、スプライシング・コネクター
が収容室１３４中に配置されるとき、そこから延びてい
る光ファイバーはこのスプライシング・コネクターの外
方端と隣接する弾性材細片１３６のスリット１３９を通
って配設され、更に整合している二又に分岐した柱体１
２９及びスプライス・ホルダー１２０の反対側にある弾
性材細片１３６のスリット１３８の二つを通って配設さ
れている。この弾性材細片１３６によって、光ファイバ
ーひいてはスプライシング・コネクターを収容室１３４
内に保持するのを支援することができる。
【００４０】積層されているスプライス・ホルダー１２
０の最上層スプライス・ホルダーの上には蓋１４０が配
置されている。この蓋１４０を積層スプライス・ホルダ
ー１２０の最上層スプライス・ホルダーに付設するため
に、この蓋１４０はその一方の側の端部に反対方向に突
出しているピン１４２〜１４２を備えている。各スプラ
イス・ホルダー１２０はそれらの両端部の壁部１４６〜
１４６に孔１４４〜１４４を備えている。壁部１４６〜
１４６は、蓋１４０を積層スプライス・ホルダー１２０
の最上層スプライス・ホルダーに結合するために、外方
向に変形させることができ、それによってピン１４２〜
１４２をそれらの孔１４４〜１４４に挿入することがで
きるようになっている。
【００４１】更に、この蓋１４０は固定用フック１５０
を備えている。この固定用フック１５０は、蓋１４０の
ピン１４２〜１４２がある側とは反対の側に軸支されて
いる。この固定用フック１５０は、蓋１４０と軸結合さ
れた端部とは反対側に、Ｕ字状の端部１５２を有する。
好ましい実施例では、固定用フック１５０は積層された
三個のスプライス・ホルダー１２０に跨がる十分な長さ
を持っている。これら三個のスプライス・ホルダー１２
０が互いに積層された状態で、固定用フック１５０はＵ
字状端部１５２を光ファイバー整理体１１５の切り欠き
１１４の縁部１５４と係合させるように回転させられ
る。Ｕ字状端部１５２は、切り欠き１１４の縁部１５４
をスナップ・ロックして三個のスプライス・ホルダー１
２０を一体に固定できる寸法とされている。
【００４２】固定用フック１５０のＵ字状端部１５２は
二つの機能を有する。即ち、Ｕ字状端部１５２は三個の
スプライス・ホルダー１２０を一緒に固定するだけでな
く、Ｕ字状端部１５２の内側の脚１５６は最下層のスプ
ライス・ホルダー１２０を光ファイバー整理体１１５の
ベース１２５の上方に間隔を空けて保持するために、最
下層のスプライス・ホルダー１２０とこのベース１２５
との間に配置される。この結果、固定用フック１５０の
Ｕ字状端部１５２は、プラットフォーム１２８と協同し
て最下層のスプライス・ホルダー１２０を光ファイバー
整理体１１５のベース１２５の上方に保持し、光ファイ
バーを最下層のスプライス・ホルダー１２０と光ファイ
バー整理体１１５のベース１２５との間に配置すること
ができる。
【００４３】更に、図１６から分かるように、蓋１４０
は間隔をおいて設けられた二個のラッチ部１６０〜１６
０を持っている。各ラッチ部１６０は積層されたスプラ
イス・ホルダー１２０の最上層のスプライス・ホルダー
の口縁１６２（図１４参照）をスナップ・ロックしてこ
れに係合するように構成されている。
【００４４】本発明装置によって光ファイバーをその最
小曲げ半径以下にすることなく官界収納することができ
る十分なスペースが得られる。例えば、スプライス・ホ
ルダー１２０は、光ファイバー整理体１１５の一方の側
の縁部に隣接して配置されている。このことによって、
ケーブルから引込まれている光ファイバーをその最小曲
げ半径以上の半径で一つまたは二つ以上のスプライス・
ホルダー１２０へ送ることができる十分なスペースが得
られる。もし、スプライス・ホルダー１２０が光ファイ
バー整理体１１５の中間部分に配置されたとすると、光
ファイバーについて適当な曲げ半径を維持するために光
ファイバー整理体１１５の幅を増大しなければならない
であろう。もちろん、光ファイバー整理体１１５の幅を
適当な曲げ半径が得られる最小の寸法で保持することに
よって、この包囲体の大きさを調節し、光ファイバー・
ループで使用するために目標とされる包囲体の小型化を
達成することができる。
【００４５】更に、重要なことに本発明の包囲体は種々
のスプライシング・コネクターを収容することが可能で
ある。即ち、本発明の包囲対においては、一個または全
部のスプライス・ホルダー１２０を容易に取り外し、そ
れらを所望の別のスプライシング・コネクターを収容す
るように構成されたスプライス・ホルダーと取り替える
ことができる。
【００４６】これまでに述べたように、光ファイバー配
線ケーブル２１、２２のうちエンド・プレート組立て品
３４を越えてケーブル繋ぎ合わせ終端組立て品２６内に
配設されている部分が、そこからシールドや他の外装要
素を取り除かれている。各ケーブルの一本または何本か
のコア・チューブのみがエンド・プレート組立て品３４
を通って配設され、配線部１０６と係合している。もし
このケーブルがリボン型のものであれば、技能者は光フ
ァイバーを分離したりそれらをコア・チューブに挿入し
たりすることなくリボンをスプライス・ホルダー１２０
へ送るように設計することができる。
【００４７】繋ぎ合わせが先に説明したように達成され
た後、技能者は蓋１４０を最外層のスプライス・ホルダ
ー１２０に被せる。次いで、技能者はケーブル繋ぎ合わ
せ終端組立て品２６をカバー２８に組み合わせる。Ｏリ
ング・シールがエンド・プレート組立て品３４のフラン
ジ４０、６１の周囲に嵌められる。ケーブル繋ぎ合わせ
終端組立て品２６がカバー２８の中に挿入された後、ケ
ーブル繋ぎ合わせ終端組立て品２６をカバー２８の中に
保持するために、複数の回動式クランプ掛け具１７０〜
１７０（図１参照）がケーブル繋ぎ合わせ終端組立て品
２６の部分１７２〜１７２と係合させられる。エンド・
プレート組立て品３４の各部分３６、３８とＯリング・
シールがカバー２８と協同してこの包囲体を密封し汚染
物の侵入や圧縮空気の漏出を防止する。
【００４８】地下敷設用途では、エンド・プレート組立
て品３４の部分３６、３８の間の空間を適当な充填材で
埋めることができる。さらにまた、他の適当な防水装置
を使用することができる。
【００４９】本発明の包囲体は、従来技術の包囲体を越
える多くの利点を持っている。本発明の包囲体は、各ス
プライス・ホルダー１２０に収納することができる光フ
ァイバーの数についてだけでなく、収容可能なスプライ
シング装置の種類についても光ファイバー・ループで使
用するために適切な収納能力を持っている。更に、本発
明の包囲体は他の商業的に入手できる包囲体に比して比
較的小型であり、それに比較的に安価である。更に、フ
ァイバー数の多い光ファイバー・ケーブルの何本かの光
ファイバーを、この包囲体を通過する他の光ファイバー
と繋ぎ合わせるために使用することができる。
【００５０】本発明の光ファイバー整理体１１５は、モ
ジュールに構成され、各々が八個のスプライス部分を収
容することができる三個のスプライス・ホルダー１２０
を収容する能力を有する。この結果、積層されたスプラ
イス・ホルダー１２０は、光ファイバー・ケーブルにお
いて代表的な、ファイバー・ユニットとリボンとが六個
と十二個である光ファイバー・ケーブルに適合できる利
点がある。
【００５１】更に、この光ファイバー整理体１１５はコ
ネクター保持部（図示せず）を持つことができる。例え
ば、ＳＴ（登録商標）コネクターのような光ファイバー
・コネクターを保持することができるコネクター保持部
は、光ファイバー整理体１１５におけるスプライス・ホ
ルダー１２０〜１２０が配置されている側とは反対の縁
部に沿う開孔に挿入された複数の突出ピンを持つことが
できる。更に、スプライス・ホルダー１２０〜１２０を
取り除いて、プラットフォーム１２８に隣接する光ファ
イバー整理体１１５の開孔にスナップ・ロックするよう
に構成されたコネクター保持部と取り替えることもでき
る。
【００５２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来に比べて比較的小型、安価であり、適切な収納能力
を有し、各種のスプライシング装置を収納可能な、優れ
た光ファイバー・ケーブルの包囲体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による一実施例を示す図であり、カバー
とケーブル終端組立て品を含む包囲体を示す分解斜視
図。
【図２】図１の包囲体を使用する典型的な環境を示す模
式図。
【図３】図１の包囲体の一部を示す拡大斜視図。
【図４】光ファイバー組立て品の配線部を示すために、
図３に示す部分のうち光ファイバー整理体を除いた部分
を示す拡大斜視図。
【図５】図１の包囲体のエンド・プレート組立て品を示
す端面図。
【図６】所定の接地ケーブルの端部を示す斜視図。
【図７】図６の接地ケーブルを示す分解斜視図。
【図８】図５のエンド・プレート組立て品に接地ケーブ
ルを配設した状態を示す斜視図。
【図９】図５のエンド・プレート組立て品の一部を示す
拡大斜視図。
【図１０】図５のエンド・プレート組立て品の収容体内
に配設されるケーブル把持装置を示す拡大斜視図。
【図１１】図１の包囲体の接地クランプと強度部材のク
ランプ装置を示す分解斜視図。
【図１２】図１の包囲体の外部接地装置を示す斜視図。
【図１３】図１の包囲体の光ファイバー整理体の一部を
示す斜視図。
【図１４】図１の包囲体のスプライス・ホルダーを示す
平面図。
【図１５】図１４中の線１５ー１５による切断面を矢印
方向から見た断面図。
【図１６】図１４のスプライス・ホルダーに蓋とラッチ
部を取り付けた状態を示す端面図。
【図１７】図１の包囲体において、スプライス・ホルダ
ーの積層体を蓋とラッチ部によって光ファイバー整理体
のベース上に固定した状態を示す端面図。
【符号の説明】
２０ 包囲体 ２１ 配線ケーブル ２２ 配線ケーブル ２３ 接地ケーブル ２４ 接地ケーブル ２５ 遠隔端末 ２６ ケーブル繋ぎ合わせ終端組立て品 ２７ 光ファイバー ２８ カバー ２９ 開口端部 ３０ 閉塞端部 ３１ ケーブル引込み部分 ３２ 軸線 ３４ エンド・プレート組立て品 ３６ 部分 ３８ 部分 ４０ 部分的な円弧形フランジ ４２ 外方突出部 ４４ 内方突出部 ４５ ねじ穴 ４６ 収容部 ４７ 半円形コンジット ４８ 拡張部 ４９ 継ぎ手 ５０ 収容部 ５１ 継ぎ手部 ５２ 開孔 ５３ ニップル ５４ 外装シーリング・プラグ ５５ 圧縮カラー ５６ 把持部 ５７ 保護チューブ ５８ ウェブ ５９ 防水手段 ６１ フランジ ６３ 内部部分 ６５ 外部部分 ６７ 収容部 ６８ ポスト ６９ スタッド ７１ 耳片 ７２ ガスケット ７３ 開孔 ７４ ボルト ７５ ねじ切りされた開孔 ７６ 耳片 ７７ 開孔 ７９ 円弧状に成形された面 ８０ ケーブル把持装置 ８２ シュー・プレート ８３ 二又分岐直立脚 ８４ ブロック ８６ Ｔ字形部 ８７ 金属製スタビライザー・バー ８８ 開孔 ８９ 直立部 ９０ 湾曲プレート ９２ プレート ９４ 固定ねじ ９５ ねじ切りされたスタッド ９６ ナット ９７ 中心部強度部材 ９８ 装置 ９９ 拡張プレート １００ 接地装置 １０１ 脚部 １０２ 箱状部 １０３ 接地ワイヤー １０５ 光ファイバー支持組立て品 １０６ 配線部 １０７ 端部 １０８ 側壁 １０９ 円弧状端部 １１０ ベース １１１ 仕切り壁 １１２ 張出し部 １１３ 張出し部 １１４ 切り欠き １１５ 光ファイバー整理体 １１６ 切り欠き部 １１７ 部分 １１８ 指状割り突起 １１９ ブラケット １２０ スプライス・ホルダー １２２ Ｔ字形突起 １２４ 脚 １２５ ベース １２６ スロット １２７ 発泡材細片 １２８ プラットフォーム １２９ 柱体 １３２ 仕切り壁 １３４ 収容室 １３６ 弾性材細片 １３７ アーム １３８ 垂直スリット １３９ 別スリット １４０ 蓋 １４２ ピン １４４ 孔 １４６ 壁部 １５０ 固定用フック １５２ Ｕ字状端部 １５４ 縁部 １５６ 内側の脚 １６０ ラッチ部 １６２ 口縁 １７０ 回動式クランプ掛け具 １７２ 部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロウレンス ラッセル ダン アメリカ合衆国 30542 ジョージア フ ラワリー ブランチ、マーティン トレイ ル 4674 (72)発明者 メルヴィン ウェイン エヴァース アメリカ合衆国 30245 ジョージア ロ ウレンスヴィル、メフィスト サークル 344 (72)発明者 ウェスレー ウィリング ジョーンズ アメリカ合衆国 30244 ジョージア ロ ウレンスヴィル、バターシー ドライヴ 591

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 閉塞端部と開口端部を備え、前記開口端
    部から前記閉塞端部へ延びる軸線を有するカバーと、 前記カバー内に配置されかつこのカバーに固定されるよ
    うに構成されたケーブル終端組立て品を備え、前記ケー
    ブル終端組立て品は、 接続装置によって配設されるケーブルを包囲体内に引込
    むケーブル引込み手段と、 前記ケーブル引込み手段から延設されかつこのケーブル
    引込み手段に接続され、さらに、前記カバーの前記閉塞
    端部に近接配置されるように構成された自由端部を有す
    る光ファイバー支持手段を備えてなる光ファイバー・ケ
    ーブルの包囲体において、 前記光ファイバー支持手段は、前記光ファイバー支持手
    段の外側の縁部に近接するようにして前記光ファイバー
    支持手段に取り付けられた少なくとも１個の整理モジュ
    ールを備え、 前記整理モジュールは、各モジュールに接続される光フ
    ァイバーが前記光ファイバー支持手段上にルート・パス
    状に配設され、前記パスの各々が前記光ファイバーの最
    小曲げ半径を越える曲げ半径を有するように、前記カバ
    ーの軸線と平行に配設され、 前記整理モジュールの各々は、異なる種類の接続装置を
    含むことが可能な複数の光ファイバー接続装置を、これ
    らの接続装置内で光ファイバーの軸線が、互いに平行で
    かつ前記カバーの軸線と平行になるように保持する接続
    装置保持手段を備え、 前記光ファイバー支持手段は、複数の整理モジュール
    を、互いに係合する積層状態で保持可能な整理モジュー
    ル保持手段を備えたことを特徴とする光ファイバー・ケ
    ーブルの包囲体。
  2. 【請求項２】 前記光ファイバー支持手段は、 前記ケーブル引込み手段に接続されかつこのケーブル引
    込み手段に片側で支持された配線手段と、 前記分配手段に取り付けられ、この配線手段と協同して
    ファイバーの余剰部分を保持するための配線室を提供す
    る光ファイバー整理手段を備えたことを特徴とする請求
    項１に記載の光ファイバー・ケーブルの包囲体。
  3. 【請求項３】 前記ケーブル引込み手段は、二つの部分
    からなるエンド・プレートを備え、このエンド・プレー
    トの二つの部分は、前記カバーの外側に設けられた第１
    の複数の固定手段及び前記カバーの内側に設けられた第
    ２の複数の固定手段によって組立てられ、互いに固定さ
    れたことを特徴とする請求項２に記載の光ファイバー・
    ケーブルの包囲体。
  4. 【請求項４】 前記整理モジュールの各々は、その両端
    に設けられた対向する壁部と、その軸線に平行にかつ互
    いに平行に設けられた複数の仕切り壁と、この仕切り壁
    の間に設けられた複数の収容室と、その端部に設けら
    れ、前記収容室の各々に対応する溝と、その端部に設け
    られ、前記収容室の各々に対応するスリットを有する弾
    性材を備え、 前記各収容室は、その収容室内に収容された接続装置か
    ら延びる光ファイバーが、その収容室に対応する前記溝
    及び前記スリットに受容されるように、この対応する溝
    及びスリットと一列に配置されたことを特徴とする請求
    項３に記載の光ファイバー・ケーブルの包囲体。
  5. 【請求項５】 前記整理モジュールの各々は、その軸線
    方向における両側に、各一列ずつの収容室を備え、この
    二列の収容室は、一方の列の収容室内に収容された接続
    装置から延びる光ファイバーが互いに平行にかつ他方の
    列の光ファイバーと平行になるように配置されたことを
    特徴とする請求項４に記載の光ファイバー・ケーブルの
    包囲体。
  6. 【請求項６】 前記光ファイバー整理手段は、そのベー
    スからその外側縁部に沿って上方に延びるように設けら
    れた二個のスロット部を備え、前記整理モジュールの各
    々は、その長手方向の縁部から突出するようにかつ間隔
    を空けて設けられた二個のＴ字形突起を備え、このＴ字
    形突起の各々は、前記スロット部の１つに受容されるこ
    とで、前記整理モジュールを前記光ファイバー整理手段
    に保持するように構成され、 前記光ファイバー整理手段は、整理モジュールの積層体
    の最外層の整理モジュールの外面部分を覆うように構成
    された蓋を備え、この蓋は、整理モジュールの積層体の
    最外層の整理モジュールに対して回動可能に取り付けら
    れるように構成され、 前記蓋は、Ｕ字状の回動自由端部を含むフックを備えて
    おり、このフックのＵ字状端部は、前記蓋が整理モジュ
    ールの積層体の最外層の整理モジュールに回動可能に取
    り付けられた際に、前記光ファイバー整理手段の前記ベ
    ースの内側縁部をスナップ・ロックして、整理モジュー
    ルの積層体を互いにかつ前記光ファイバー整理手段に対
    して固定できるように構成され、さらに、その際に、Ｕ
    字状端部の一部は、最内層の整理モジュールと前記光フ
    ァイバー整理手段の前記ベースとの間に配置され、整理
    モジュールの積層体を、前記光ファイバー整理手段の前
    記ベースに対して、両者の間に光ファイバーを配設する
    のに十分な間隔を空けて固定できるように構成されたこ
    とを特徴とする請求項５に記載の光ファイバー・ケーブ
    ルの包囲体。
  7. 【請求項７】 前記ケーブル引込み手段は、その各々
    が、前記カバーの前記開口端部の縁部の一部に係合する
    部分的な円形部を有する第１部分と第２部分を備え、 前記第１部分と第２部分の各々は、前記部分的な円形部
    から内方と外方に延設された内外の収容部を備え、 前記第１部分の内外の収容部と第２部分の内外の収容部
    は、協同して円形の引込み口と引出し口を有する一個の
    収容体を形成し、この収容体内に、接続装置によって配
    設される光ファイバー・ケーブルを通し、かつ、光ファ
    イバーを前記光ファイバー支持手段に送るように構成さ
    れたことを特徴とする請求項３に記載の光ファイバー・
    ケーブルの包囲体。
  8. 【請求項８】 前記収容体の前記内側部分に設けられた
    ケーブル固定手段と、光ファイバー・ケーブルの強度部
    材を終端する手段を備えたことを特徴とする請求項７に
    記載の光ファイバー・ケーブルの包囲体。
  9. 【請求項９】 前記ケーブル固定手段は、前記収容体の
    内側部分の一部を通して突出するように配置され、スタ
    ビライザー・バーに接続されるボルトを備え、 前記スタビライザー・バーは、前記包囲体内に配設され
    る光ファイバー・ケーブルの外装抜けを防止し、かつ、
    光ファイバー・ケーブルの回転を防止できるように構成
    されたことを特徴とする請求項８に記載の光ファイバー
    ・ケーブルの包囲体。
  10. 【請求項１０】 前記ケーブル引込み手段は、容易に除
    去されて開口可能な、比較的薄いブレークアウト手段を
    備え、このブレークアウト手段は、開口時には、その開
    口に接地ワイヤ配設用のブッシングが取り付けられるよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項９に記載の光フ
    ァイバー・ケーブルの包囲体。
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