JPH07190089A - ねじり振動緩衝器 - Google Patents

ねじり振動緩衝器

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JPH07190089A
JPH07190089A JP6271403A JP27140394A JPH07190089A JP H07190089 A JPH07190089 A JP H07190089A JP 6271403 A JP6271403 A JP 6271403A JP 27140394 A JP27140394 A JP 27140394A JP H07190089 A JPH07190089 A JP H07190089A
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JP
Japan
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torsional vibration
vibration damper
disc
discs
tongue
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JP6271403A
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English (en)
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Wolfgang Reik
ライク ヴォルフガング
Klaus Steeg
シュテーク クラウス
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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Publication date
Application filed by LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH filed Critical LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F2226/00Manufacturing; Treatments
    • F16F2226/04Assembly or fixing methods; methods to form or fashion parts
    • F16F2226/041Clipping

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価に製造可能であり、簡単かつ合理的に組
立て可能であり、しかも申し分のない機能と高い耐用寿
命を保証するねじり振動緩衝器を提供する。 【構成】 ねじり振動緩衝器が、入力部分2と出力部分
3とを有する緩衝器を備え、入力部分と出力部分とが、
該両部分の間に配置された蓄力器の作用に抗して相対回
動可能であり、少なくとも一方の部分が、トルクの伝達
を保証する少なくとも1つの金属薄板製の円板5,6か
ら成り、該円板が、一体に成形されていて軸方向におい
て弾性変形可能な範囲を有しており、該範囲が摩擦装置
の構成部分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじり振動緩衝器であ
って、少なくとも1つの入力部分と出力部分とを有する
少なくとも1つの緩衝器を備えており、入力部分と出力
部分とが、該両部分の間に配置された蓄力器の作用に抗
して相対回動可能である形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式のねじり振動緩衝器は例
えばドイツ連邦共和国特許第3433909号明細書、
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4239610号明細
書又はドイツ連邦共和国特許出願公開第4137113
号明細書に基づいて公知である。このような形式のねじ
り振動緩衝器は、自動車のパワトレーンにおいて機関と
伝動装置との間において有効であることが判明している
が、しかしながらその構造に関しては比較的複雑であ
り、ひいては製造コストも高価である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式のねじり振動緩衝器を改良して、
特に簡単な構造を有していて、特に、比較的少数の部材
から成っており、ひいては安価に製造することができる
ねじり振動緩衝器を提供することである。さらに本発明
によるねじり振動緩衝器は、特に簡単かつ合理的に組立
て可能であり、これによって付加的なコストの節減が可
能であることが望まれている。さらにまた本発明による
ねじり振動緩衝器は、申し分のない機能と高い耐用寿命
を保証することが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭に述べた形式のねじり振動緩
衝器において、入力部分及び出力部分のうちの少なくと
も一方、つまり入力部分又は出力部分が、トルクの伝達
を保証する少なくとも1つの、金属薄板から製造された
円板から成っており、該円板が、一体に成形されていて
軸方向において弾性変形可能な範囲を有しており、該範
囲が摩擦装置の構成部分である。この場合入力部分及び
/又は出力部分が、トルクの伝達を保証する少なくとも
2つの、金属薄板から製造された円板から成っており、
該円板のうちの少なくとも1つが、軸方向において弾性
変形可能な範囲を有していると、有利である。
【0005】
【発明の効果】このような弾性変形可能な範囲は、特に
有利な構成では、縦長の舌状片によって形成されてお
り、該舌状片が、円板と一体的にかつ円板における相応
な切抜き部の形成によって設けられている。このような
舌状片は半径方向又は周方向に延びている。しかしなが
らまた舌状片は、周方向もしくは半径方向において斜め
の経過を有することも可能である。このような舌状片
は、円板と結合されている端部とは反対側の端部におい
て、摩擦範囲に移行していることができる。幾つかの使
用例においてはしかしながら、各舌状片がこのような摩
擦範囲を有していると有利である。しかしながら多くの
使用例においては、個々の舌状片が、円形リング状に構
成されている摩擦範囲を介して互いに結合されている
と、有利である。この場合円形リング状の摩擦範囲は、
相応な円板の中央の切欠きを制限しており、この場合こ
の切欠きには、ねじり振動緩衝器の被駆動ハブが軸方向
において係合することができる。摩擦装置の摩擦ヒステ
リシスは、軸方向において弾性変形可能な範囲の適宜な
寸法設定によって、その都度の使用例に合わせられるこ
とができる。弾性変形可能な範囲を形成する舌状片は、
有利には、長さと幅との間の比が、2.5〜8有利には
3〜5の間の値である。また舌状片幅と材料厚との間の
比が、2.5〜8有利には3〜5の間の値であると、同
様に有利である。
【0006】弾性的な舌状片によって保持される摩擦範
囲が、該摩擦範囲に対して回動可能な金属製の部材と直
接摩擦接触していると、ねじり振動緩衝器の特に安価な
構造を得ることができる。しかしながらまた別の有利な
構成では、摩擦範囲が、摩擦材料製のリングと共働する
ようになっている。
【0007】摩擦装置に所属の弾性変形可能な範囲は、
有利にはねじり振動緩衝器の円板から成形されることが
でき、この円板はトルク伝達を保証し、かつねじり振動
緩衝器の入力部分と出力部分との間において有効な蓄力
器のための収容部を有している。このような構成では、
特に舌状片のような弾性変形可能な範囲は、弾性的な範
囲を形成する円板に対して回動可能な部材に、プレロー
ドをもって支持されていることができる。舌状片によっ
て保持された摩擦範囲を介して前記部材に舌状片を支持
することは、この場合、直接行うことも可能であるし、
又は摩擦リングを介して行うことも可能である。摩擦ヒ
ステリシスを生ぜしめるために、舌状片は、円板状の部
材の軸方向においてばね弾性的にプレロードをかけられ
ている。舌状片が半径方向に延びている場合には、半径
方向に延びている舌状片が、円板状の部材もしくはねじ
り振動緩衝器の周方向で見て、少なくとも部分的に、蓄
力器のための隣接した2つの収容部の間に設けられてい
ると、有利である。このような舌状片は、円板状の部材
から該部材の全周にわたる切出しによって形成されるこ
とができ、この場合本発明の有利な構成では、半径方向
に延びる舌状片を形成するために、切抜き部が、U字形
の形状を有しており、この場合切抜き部のサイド脚が、
蓄力器のための収容部をそれ自体の間に受容しており、
サイド脚を結合する切抜き部範囲が、該収容部の半径方
向内側を延びている。
【0008】摩擦を生ぜしめる弾性的な舌状片は、周方
向に設けられた切抜き部によっても形成されることが可
能であり、このような切抜き部は有利にはそれぞれ、蓄
力器のための収容部と結合されている。このことはつま
り、このような切抜き部が収容部において開口してい
て、該収容部と関連していることを意味している。
【0009】個々の舌状片がそれぞれ固有の摩擦範囲を
一体成形されて有していることができるにもかかわら
ず、多くの使用例のためには、これらの舌状片が半径方
向内側において互いに結合されていると、有利である。
このような結合は有利には、舌状片と一体に構成されて
いることができるリング状の範囲、つまり相応な円板状
の部材から成形されたリング状の範囲を介して行われ
る。
【0010】本発明の別の有利な構成では、、少なくと
も1つの入力部分及び/又は出力部分を有しており、該
部分が、トルクの伝達を保証する少なくとも2つの、金
属薄板から製造された円板から成っている形式のねじり
振動緩衝器において、円板のうちの少なくとも1つが、
軸方向に延びていて該円板と一体に構成された結合片を
有しており、該結合片が、円板の軸方向位置決めのため
に、他方の円板の係合範囲と共働するようになってお
り、この場合結合片のうちの少なくとも幾つかと相応な
係合範囲との間に、2つの円板を軸方向において1つに
まとめ合わせることによって自動的に有効になる結合装
置が、設けられている。このような自動的に有効になる
結合装置は、特に、係止範囲もしくは引掛け範囲を備え
たスナップ結合装置のようなロック結合装置によって形
成されることができる。両方の円板は、ねじり振動緩衝
器を介してさらに導かれるすべてのトルクを伝達するた
めに、特に有利に働くことができる。
【0011】本発明による自動的な結合装置は、金属薄
板から成る2つの円板の間において極めて一般的に使用
することができるにもかかわらず、このような自動的な
結合装置が、緩衝器の入力部分を形成する円板の間に設
けられていると、多くのねじり振動緩衝器において特に
有利である。このようなねじり振動緩衝器では、緩衝器
の出力部分がフランジ状の部材によって形成されていて
もよく、この場合フランジ状の部材は、有利には軸方向
で見て両円板の間に収容されている。フランジ状の部材
もしくは緩衝器の出力部分は、この場合伝動装置入力軸
における収容のために内歯を備えたハブと回転結合され
ており、この場合この結合は剛性的であってもよいし、
しかしながらまた、弾性的なエレメントを介して行われ
ていてもよい。後者は有利には、冒頭に述べた形式の先
行技術において公知のように、いわゆるアイドリング緩
衝器を介して行うことができる。つまりこのようなねじ
り振動緩衝器は、それぞれ少なくとも1つの主緩衝器と
前緩衝器とを有しており、この場合主緩衝器の入力部分
は有利には、少なくとも1つのスナップ結合部を介して
軸方向において互いに結合されている2つの円板によっ
て形成されていることができる。この場合主緩衝器の出
力部分は、同時に前緩衝器のための入力部分を形成する
ことができる。
【0012】両方の円板を組み立てるために有利な本発
明の構成では、両円板のうちの少なくとも1つに一体に
成形されていて有利には軸方向に延びている結合片が、
半径方向において弾性的にもしくはばね弾性的に変形可
能である。結合片のこのような弾性的な変形可能性を介
して、両円板の間における自動的な結合が保証される。
本発明の有利な構成では、結合片がその自由な各端部区
分の範囲に、引掛け範囲もしくはアンダカットを形成し
ており、該引掛け範囲もしくはアンダカットが両円板の
結合後に、結合片を介して軸方向において固定された円
板のそれぞれ少なくとも1つの軸方向の支持範囲に対向
して位置している。有利には引掛け範囲もしくはアンダ
カットは次のように、すなわち該引掛け範囲もしくはア
ンダカットが少なくともほぼ、ねじり振動緩衝器の回転
軸線に対して垂直に方向付けられた平面に対して平行に
延びるように、方向付けられている。このようなアンダ
カットは例えば、結合片に設けられた切抜き部によって
形成されることができる。このような切抜き部は、結合
片の側縁のうちの1つから延びていることができる。こ
のことは、切抜き部が周方向で見て片側に向かって開放
していることを意味する。本発明の有利な構成では、結
合片は、ねじり振動緩衝器の周方向で見て、両側にアン
ダカットもしくは相応な切抜き部を有している。本発明
の別の構成によれば、本発明による結合片はその自由端
部の範囲にも、それ自体閉鎖された切抜き部を有してお
り、この場合切抜き部は、例えば結合片の延びに対して
横方向に構成されており、そしてこの切抜き部には、両
方の円板を軸方向において1つのまとめた後で、結合片
を介して軸方向に固定される円板の、相応に寸法設定さ
れた幅をもつ突出部が係合するようになっている。両円
板の軸方向における結合を保証する結合片は、両方の円
板の間における回動不能な結合のためにも有利に働くこ
とができる。つまりこのように構成されていると、ねじ
り振動緩衝器から伝達される全トルクの少なくとも主要
な部分は、結合片を介して、一方の円板から他方の円板
に伝達される。
【0013】また、結合片が相応な円板の全周にわたっ
て分配配置されていると、有利であることが判明してい
る。本発明の別の有利な構成によれば、両円板の間の軸
方向における結合を保証する結合片に加えて、軸方向の
スペーサが設けられており、該スペーサが、有利には同
様に両円板のうちの少なくとも1つから、一体に形成さ
れている。このようなスペーサは同様に結合片状に構成
されていることができる。
【0014】本発明の別の構成では、結合片が、相応な
円板の半径方向外側の範囲に一体成形されている。結合
片はしかしながら、蓄力器を収容するための切欠きの範
囲に本来存在していた材料から形成することも可能であ
る。このような切欠きの範囲から成形された結合片は、
蓄力器の半径方向内側及び/又は外側に設けられること
ができる。
【0015】本発明のさらに別の構成では、少なくとも
1つの入力部分と出力部分とを有する主緩衝器と前緩衝
器とを備えている形式のねじり振動緩衝器において、前
緩衝器が、周方向において弾性変形可能なアームを有す
る円板状の蓄力器を有している。この場合円板状の蓄力
器は、一方では前緩衝器の出力部分とかつ他方では入力
部分と回動不能に結合されており、このように構成され
ていることによって、出力部分及び入力部分は、弾性的
なアームの作用に抗して制限されて相対回動可能であ
る。円板状の蓄力器はこの場合次のように構成されかつ
配置されている。すなわちこの場合蓄力器は、同時に摩
擦装置の構成部分であり、該摩擦装置の摩擦ヒステリシ
スが、円板状の蓄力器の弾性的なアームの軸方向におけ
るプレロードによって規定されるようになっている。こ
の場合特に有利な構成では、円板状の蓄力器が軸方向に
おいて次のように、すなわち該蓄力器が、主緩衝器の入
力部分と主緩衝器の出力部分もしくは前緩衝器の入力部
分との間における摩擦結合を生ぜしめるように、プレロ
ードをかけられている。この場合前緩衝器の入力部分が
同時に主緩衝器の出力部分を形成していると、有利であ
る。
【0016】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0017】図1に示されているクラッチ円板1は入力
部分2と出力部分3とを有しており、この出力部分3
は、内歯を備えたハブ4と駆動結合されている。入力部
分2はライニング保持円板5と対応円板6とから成って
おり、該ライニング保持円板5と対応円板6とは結合手
段7を介して互いに連結されている。ライニング保持円
板5は外側にいわゆるライニングばねセグメント8を有
しており、このライニングばねセグメント8には摩擦ラ
イニング9が固定されている。ライニングばねセグメン
ト8は、例えばドイツ連邦共和国特許第886694号
明細書に基づいて公知であるように、ライニング保持円
板5と一体に構成されていることができる。出力部分3
はフランジ状の部材として形成されており、この部材は
ねじり弾性的な緩衝器10の作用に抗して入力部分2に
対して回動可能である。
【0018】ねじり弾性的な緩衝器10はばね11の形
の蓄力器を有しており、これらのばね11は、円板状の
部材5,6,3の切欠き12,13,14に収容されて
おり、この場合切欠き12,13,14は円板状の部材
5,6,3にそれぞれ4つずつ設けられている(図2参
照)。
【0019】出力部分3は、例えばドイツ連邦共和国特
許第897783号明細書又はドイツ連邦共和国特許出
願公開第3601903号明細書に基づいて公知である
ように、ハブ4と回動不能に結合されていることができ
る。フランジ状の部材3はしかしながらまたいわゆる前
緩衝器を介してハブ4と結合されていてもよい(このよ
うな構成は、ドイツ連邦共和国特許第2508878号
明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第36163
01号明細書並びに該明細書に記載の先行技術に基づい
て公知である)。
【0020】結合手段7は、対応円板6と一体でありか
つ軸方向においてライニング保持円板5に向かって延び
ている舌状片もしくは結合片によって形成されている。
このような舌状片もしくは結合片7は次のように、すな
わち半径方向において弾性変形可能であるように、つま
りばね弾性的に可撓性であるように、構成されている。
結合片7と円板5との間には、自動的にロックする結合
部15が設けられており、該結合部15はスナップ結合
部として構成されている。このために結合片7は、図3
に示されているようにアンダカット16を有しており、
これらのアンダカット16は、両方の円板5,6の間に
おける軸方向における結合を保証するロック範囲17を
形成している。アンダカット16によって形成されてい
る支持面は、クラッチ円板1の回転軸線に対して垂直に
延びている平面に位置している。アンダカット16は結
合片7の側縁18を起点として延びている。結合片7は
そのアンダカットもしくは支持面16で、ライニング保
持円板5に後ろから係合する。このために結合片7は円
板5の半径方向の切欠き19に係合する。半径方向の切
欠き19は、図示の実施例では半径方向外側に向かって
開放している。図示の実施例では、切欠き19の周方向
における幅20は、結合片7の、円板5の軸方向の高さ
に設けられた幅21に合わせられており、この結果結合
片7を介して同時に、両円板5,6の間においてトルク
が伝達可能である。切欠き19と結合片7との間におけ
る回転結合は、つまり、実質的に遊びなしである。切欠
き19の両側において結合片7の支持面16は円板5に
後ろから係合する。したがって円板5の、側部において
切欠き19に隣接している範囲は、支持面16と軸方向
で共働する対応支持面22を形成している。図1に示さ
れているように、結合片7の、軸方向において円板5を
越えて延びている範囲23は、傾斜部もしくは円弧状に
延びてい面24を形成しており、この面24は、円板6
との軸方向での衝突時における、円板5のための進入輪
郭(Einfaedelungskontur)を形成している。端部範囲
23の形状付与に基づいてさらに次のことが保証され
る。すなわちこの場合両円板5,6の組立て時に、円板
6の外周部にわたって分配配置されている結合片7は外
方に変位させられ、つまり半径方向外側に向かって変形
させられ、この際に両円板5,6の間における規定の軸
方向ポジションが得られた場合に、結合片7はその弾性
的なプレロードに基づいて切欠き19内に係合し、これ
によって両円板5,6の間における軸方向固定が保証さ
れる。それというのは結合片7の範囲24は、対応する
切欠き19よりも大きな幅を有しているからである。切
欠き19と結合片7とは互いに次のように、すなわち結
合片7が両円板5,6の組立て後になお半径方向におけ
るプレロードを有しているように、つまり円板5に半径
方向のばね力をもって支持されるように、合わせられて
いる。
【0021】図3に示されているように、周方向もしく
は接線方向に延びている支持面16と、結合片7の、切
欠き19の側縁と共働する側面25との間には、結合片
7における応力ピークを回避する弛緩孔26が設けられ
ている。
【0022】組み立てられたクラッチ円板1において両
円板5,6は、軸方向において互いに離れる方向に負荷
されており、これによって次のことが保証されている。
すなわちこの場合、支持面16と対応支持面22とが軸
方向において緊張させられ、これによって両円板5,6
の間における申し分のない軸方向での位置決めが保証さ
れている。この軸方向における緊張は、両円板5,6の
間における軸方向の構造スペースに蓄力器を設けること
によって、達成することも可能である。この蓄力器は例
えば軸方向において、フランジ状の部材3と、どちらか
一方の円板5,6との間に配置されており、この場合こ
の蓄力器は、同時に摩擦装置の1構成部分であってもよ
い。有利には皿ばね状の部材によって形成されることが
できるこのような蓄力器は、既に述べた先行技術によっ
て公知である。このような蓄力器はハブ4と一方の円板
5,6との間において張設されていてもよい。このよう
な蓄力器は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第43
04778号明細書によって提案されている。
【0023】図4に示されているように、結合片7もし
くは該結合片7に設けられている切欠き16aは次のよ
うに、すなわち、切欠き16aが両円板5,6を相対的
に両軸方向において固定するように、構成されることも
可能である。
【0024】切欠き19もしくは結合片7は対応する円
板5,6に次のように、すなわち切欠き19もしくは結
合片7が周方向で見てライニングセグメント8の基部範
囲の間に配置されているように、一体成形されている。
入力部分2と出力部分3との間における回動の角度制限
は、ばね11の巻条が一塊になることによって行うこと
ができる。図1に示されている図示の実施例では、フラ
ンジ状の部材3は切欠き27を有しており、これらの切
欠き27を貫いて結合片7が軸方向に延びている。これ
らの切欠き27は、周方向で見て側面27aを制限して
おり、これらの側面27aは、入力部分2と出力部分3
との間におけるねじれを制限するために、結合片7の側
縁に当接する。
【0025】図1及び図2に示されている実施例では、
結合片7は対応円板6に一体成形されている。これらの
結合片はしかしながらまたライニング保持円板5に一体
成形されていても又は円板5,6に一体成形されていて
もよい。例えば結合片7の一方の半部が円板6に一体成
形されていて、他方の半部が円板5に一体成形されてい
ることができる。この場合円板6は同様に相応な切欠き
19を有している。
【0026】別の実施例によれば、結合片7は単に両円
板5,6の間における軸方向の固定のためにだけ働き、
トルク伝達のためには、例えば図5に示されているよう
に構成されている付加的な結合片が設けられていてもよ
い。図5に示されている結合片28は、対応する円板5
及び/又は円板6と共に、周方向において実質的に遊び
のない軸方向の差込み結合部29を形成している。円板
5,6の間における軸方向の結合は、図1との関連にお
いて記載されているように、結合片7を介して行うこと
が可能である。しかしながらこの場合該結合片7は、周
方向において両円板5,6の間における回転結合を必ず
しも保証する必要はない。結合片7,28は次のよう
に、すなわち両円板5,6のうちの一方の円板が結合片
7を有していてかつ他方の円板が結合片28を有してい
るか、又は両方の円板5,6が結合片7と結合片28と
を有しているか、又は両円板5,6のうちの一方の円板
だけが結合片7と結合片28とを有している。結合片2
8は、結合片7との関連において記載されたのと同様な
形式で、入力部分2と出力部分3との間における回動を
制限するために働くことができる。
【0027】図6に示されているように、結合片7及び
/又は結合片28は円板5及び/又は円板6の材料から
成形されることができ、この材料は本来は、蓄力器11
を収容するための窓12,13の範囲に存在していたも
のである。このために窓12及び/又は13の打抜き時
に相応な周囲の切断によって結合片が形成され、これら
の結合片はその後で、結合片7及び/又は結合片28を
形成するために軸方向において折り曲げられる。窓1
2,13の範囲に一体成形されている結合片7;28
は、円板5,6の少なくとも1つの半径方向外側の範囲
において一体成形されている結合片7及び/又は28に
加えて、設けられることができる。つまり、窓12,1
3の範囲に設けられている結合片7及び/又は28と半
径方向外側に設けられている結合片7及び/又は28と
の間におけるいかなる配置形式もしくは組合わせが可能
である。図7に示されているように、結合手段107は
次のように構成されていてもよい。すなわちこの場合結
合手段107は、半径方向においてフック状に構成され
た範囲117を有しており、この範囲117には進入傾
斜部124が軸方向において接続している。
【0028】窓12及び/又は13の範囲に一体成形さ
れている結合片もしくは舌状片7,28は、この窓の範
囲において蓄力器11の半径方向外側に設けられること
も可能である。
【0029】図8には、軸方向の差込み結合部229を
形成するための結合片217の別の実施例が示されてい
る。結合片217は、円板5に軸方向で後ろから係合す
る引掛け範囲216を有している。結合片217は次の
ように構成されている。すなわちこの場合結合片217
は、その軸方向長さにわたって見て、周方向において弾
性的に可撓性であり、この結果結合片217の幅を減じ
ることが可能であり、これによって両方の円板5,6の
軸方向における集合時に、引掛け範囲もしくはロック範
囲216は、円板5の、円板6とは反対の側にもたらさ
れることができる。両円板5,6の組立て後にロック範
囲216は、結合片217を収容する切抜き部219の
軸方向両側において、円板5に支持される。結合片21
7の弾性変形可能性は、V字形に構成され得る切抜き部
226を設けることによって保証される。切抜き部22
6によって結合片217は2つの歯に分割され、両方の
歯のうちの少なくとも1つは、周方向において弾性変形
可能でなくてはならない。歯217の、円板5を越えて
突出している範囲は、両側に進入傾斜部224を形成し
ており、この進入傾斜部224は、切抜き部219への
進入を容易にし、かつ両円板5,6の組立て時における
舌状片217の弾性変形を保証している。結合片217
の歯は、切抜き部219の範囲において周方向に、緊張
されていない状態において次のような幅を、すなわち切
抜き部219の相応な幅よりも幾分大きな幅を制限する
ことができる。これによって、両円板5,6の組み立て
られた状態において、切抜き部19の側面と舌状片21
7の歯との間における緊張を維持することが保証され
る。切抜き部219は閉鎖された輪郭を有することがで
き、かつスロット状に構成されていることができる。
【0030】例えば蓄力器11を負荷するために働く金
属薄板製の2つの円板5,6の間における上に述べた結
合の可能性における根底をなす思想は、つまり次のこと
にある。すなわちこの場合、両円板を単純にまとめ合わ
せることによって両円板の間において自動的なロックが
行われ、この結果少なくとも軸方向において両円板が互
いに結合されるように、両方の円板を構成することにあ
る。このことは既に述べたように次のことによって、す
なわち、例えばスナップ結合部のような自動的に係止す
るロック部を形成するように互いに共働する一体成形さ
れた範囲を、円板が有していることによって、達成され
ることができる。このロック部はこの場合同時に、両円
板の間におけるトルク伝達をも保証することができる。
つまり、金属薄板品である円板の本発明による構成で
は、両円板の間における軸方向結合を保証するために、
該円板の規定された範囲において後から塑性変形を施す
必要はない。したがって本発明によれば、振動緩衝器を
特に簡単かつ安価に製造することが可能である。特にこ
のような緩衝器のための組立てコンベヤにおいて、例え
ば両方の円板がスペーサリベットを介して互いに結合さ
れている構成の場合に必要であるリベッティングマシー
ン及び/又はかしめ機械を設けることは不要である。
【0031】円板から一体に成形された結合片を備えて
いて、該結合片が相応な2つの円板の軸方向におけるま
とめ合わせの後でかしめられるようになっている公知の
構成に比べて、本発明による構成には次のような大きな
利点がある。すなわち本発明では、円板は完全に焼き入
れすること、例えばはだ焼き(Einsatzhaertung)する
ことができる。このことは先行技術においては不可能で
ある。それというのは先行技術においては、かしめられ
る範囲に高い硬度を与えることができないからである。
さもないと、かしめ範囲において少なくとも亀裂形成の
おそれが生じる。つまりかしめられる範囲は先行技術に
おいては、焼き入れされることが許されないか、又はか
しめられる範囲を、焼き入れ後に再び焼きなましする必
要があり、もしくは円板がはだ焼きされる場合には、か
しめられる範囲においては焼き入れすることが許されな
い。
【0032】両円板の間における本発明による結合は、
図示の構造に制限されるものではなく、金属薄板品であ
る2つの円板が少なくとも軸方向において形状接続部
(Formschluss)を介して位置決めされねばならないよ
うな緩衝器構造に対して、極めて一般的に使用可能であ
る。例えば本発明による結合形式は、例えば英国特許第
1492982号明細書、ヨーロッパ特許第02006
33号明細書又はフランス国特許第2411999号明
細書に基づいて公知である構造に対しても使用可能であ
る。
【0033】クラッチディスク1のハブ4は、フランジ
状の部材3に一体成形された内側成形部32と係合する
外側成形部31を有している。成形部31,32は歯列
によって形成されており、この場合ハブ4の外側歯列3
1とフランジ3の内側歯列32との間には周方向におい
て歯面遊び(Zahnflankenspiel)が設けられており、こ
の歯面遊びは前緩衝器33の作用範囲に相当している。
歯列31,32の構成に関しては、ドイツ連邦共和国特
許出願公開第2814240号明細書及び既に述べた先
行技術に開示されている。
【0034】フランジ3はハブ4に対して、ばねエレメ
ント34のばね力に抗して回動可能であり、つまり歯列
31,32の間の遊びに相当する回動角にわたって、回
動可能である。ばねエレメント34は金属薄板から成る
円板として構成されており、この円板は図9に示されて
いるように、ハブ4との回動不能な連結のために働く半
径方向内側の範囲35を有しており、この半径方向内側
の範囲35からは、周方向に延在している弾性変形可能
なアーム36が延びている。弾性的なアーム36は、内
側の範囲35から間隔をおいて位置しているその端部範
囲において、連結範囲37に移行しており、この連結範
囲37は、フランジ3との回転結合部を形成するために
働く。連結範囲37は舌片状の区分によって形成されて
おり、これらの区分は、図1に示されているように、半
径方向に延びていてかつ軸方向において傾けられてい
る。区分37は、フランジ3の相応に合わされた切欠き
38に実質的に遊びなしに係合している。しかしながら
また連結範囲37は軸方向において屈曲された舌状片を
有することも可能であり、これらの舌状片は軸方向で切
欠き38内に延びている。半径方向内側の範囲35はリ
ングとして構成されており、この場合リングはハブ4と
の回動不能な連結のために内側歯列39を有しており、
この内側歯列39は、外側歯列31の相応に合わされた
歯列範囲と実質的に遊びなしに係合している。ばねエレ
メント34の歯列39と係合している、ハブ4の範囲4
0は、フランジ3の内側歯列と係合している歯列範囲4
1に対して、半径方向においてずらされており、これに
よって外側歯列31の両歯列範囲40,41の間には軸
方向の肩部が生ぜしめられ、この肩部にはリング状の範
囲35が軸方向において支持されることができる。薄い
金属薄板から切り出されたばねエレメント34は次のよ
うに、すなわち、組み立てられていない状態においてア
ーム36がリング状の内側範囲35に対して、軸方向に
おいてランプ状に延びるように、つまりねじ山と同様に
軸方向において上昇するように、構成されている。クラ
ッチ円板1の組立て時にアーム36は、軸方向で見て弾
性的に変形され、これによってばねエレメント34は軸
方向においてハブ4の歯列31の肩部と円板5との間に
おいて、ばね弾性的に緊張させられて保持される。半径
方向外側にアーム36は支持範囲42を有しており、こ
の支持範囲42はエンボス加工部によって形成されてい
て、円板5に軸方向のプレロードをもって接触してい
る。
【0035】図9に示されているように、弾性的なアー
ム36は半径方向外側においてリング状の範囲43を介
して互いに結合されていてもよい。またばねエレメント
34は2つよりも多くのアーム、例えば3つ又は4つの
アームを有することも可能である。
【0036】ばねエレメント34によって円板5に加え
られる軸方向力によって、フランジ3の他方の側に設け
られている円板6は、軸方向でこのフランジ3に向かっ
てもしくは外側歯列31に向かって引っ張られる。これ
によってまた、軸方向において円板6と該円板6に向け
られた外側歯列31の端面との間に設けられている摩擦
リング44も、軸方向において緊張させられる。リング
44はハブ4においてセンタリングされており、かつ円
錐形状にもしくは円錐台形状に構成された面45を有し
ており、この面45は、同様に円錐台形状に構成された
円板6の対応面46と共働する。ばねエレメント34の
軸方向における緊張と円錐台形状の両方の面45,46
とによって、次のことが保証される。すなわちこのよう
に構成されていることによって、両方の円板5,6と該
円板に結合された部分とが、ハブ4に対してもしくはク
ラッチ円板1の回転軸線に対して、半径方向において位
置決めされて保持される。これによって次のことを保証
することができる。すなわちこの場合少なくとも摩擦ク
ラッチの遮断時には、つまり摩擦ライニング9が軸方向
において負荷されていない場合には、ライニング保持円
板5を有する構造グループの、ハブ4に対するセンタリ
ングが可能である。
【0037】円錐台形状の面45はハブ4に直接一体成
形されていてもよく、このようになっている場合には摩
擦リング44を省略することが可能であり、この場合い
わゆる鋼−鋼−摩擦(Stahl-Stahl-Reibung)が存在す
ることになる。
【0038】内側歯列32の半径方向外側には、軸方向
においてフランジ3と対応円板6との間に、皿ばね47
の形の蓄力器が張設されており、これによってフランジ
3はライニング保持円板5に向かって押し付けられる。
フランジ3を軸方向において支持するために、ライニン
グ保持円板5は、エンボス加工部48の形の軸方向の一
体成形部を有しており、これらのエンボス加工部48
は、図1に示された実施例では、蓄力器10の半径方向
の延在範囲に設けられている。図示の実施例ではフラン
ジ3は直接一体成形部48に軸方向で支持されており、
この結果この両方の部材の間においても同様にいわゆる
鋼−鋼−摩擦が存在することになる。入力部分2とハブ
4との間における回動角に関して見た、主緩衝器10及
び前緩衝器33の作用形式は、主緩衝器と前緩衝器とを
備えたねじり振動緩衝器である既に述べた先行技術にお
けると、同様なものである。
【0039】本発明の別の構成によれば、主緩衝器10
及び/又は前緩衝器のための摩擦緩衝を生ぜしめるため
に必要な軸方向の緊張は、円板のうちの1つから成形さ
れた弾性的な範囲を用いて得ることができる。図10に
示された実施例では、このような範囲49は単に対応円
板6から成形されている。弾性的な範囲49は、周方向
において延びていて全周にわたる切出しによって形成さ
れている舌状片によって形成されている。図示の実施例
ではこれらの舌状片49は緩衝器10の蓄力器11の半
径方向内側に設けられている。軸方向において弾性的な
舌状片49は、弛緩された状態では円板6のベース体に
対して軸方向にずらされてもしくは軸方向に起立させら
れている。クラッチ円板1の組立て時に、これらの舌状
片49は軸方向において弾性変形させられ、この結果舌
状片49はプレロードをもってフランジ3に支持され
る。円板6から一体に成形された範囲49は、これによ
って、図1との関連において記載された皿ばね47と同
じ働きを引き受ける。舌状片49の厚さ、幅及び長さを
相応に寸法設定することによって、舌状片49によって
生ぜしめられるヒステリシス摩擦を、その都度の使用例
に合わせることができる。
【0040】サイド円板5,6のうちの少なくとも1つ
及び/又はクラッチ円板もしくは緩衝器の別の円板状の
部材から一体に成形されるこのような弾性的な範囲49
は、摩擦装置の形の少なくとも1つのヒステリシス装置
を有している振動緩衝器において、一般的に使用するこ
とができる。
【0041】図11には、例えば図1、図6又は図10
に示されたねじり振動緩衝器において使用することがで
きる円板106が示されている。円板106は、周方向
において有効なばねを収容するための切欠き113を有
している。円板106にはさらに切抜き部151もしく
は打抜き部が形成されており、これらの切抜き部151
もしくは打抜き部は、U字形に構成されていて、窓11
3をそのサイド脚で側部において取り囲んでいる。切抜
き部もしくは打抜き部151はこの場合周方向において
次のように分配配置されている。すなわちこの場合これ
らの切抜き部もしくは打抜き部151は、周方向におい
て互いに隣接した2つの窓113の間の範囲において半
径方向の舌状片もしくは結合片149を形成しており、
これらの舌状片もしくは結合片149は、軸方向におい
て弾性的にもしくはばね弾性的に変形可能もしくは緊張
可能である。全周にわたる切出しによって形成された舌
状片149は、半径方向内側において、円形リング状の
範囲152によって互いに結合されている。このリング
状の範囲152は、組み立てられたねじり振動緩衝器に
おいて、軸方向で、円板106に対して回動可能な部材
に向かって緊張させられている。この場合リング状の範
囲152は直接又は、例えば摩擦リングののような別の
部材を介して、回動可能な相応な部材に軸方向で支持さ
れることができる。リング状の範囲152は、例えば、
図1、図6及び図10に示されている摩擦接触している
範囲152を形成することができる。図1及び図6にお
いてリング状の範囲152は、摩擦リング44を介して
ハブ4に支持されている。さらに図10においてはこの
リング状の範囲152は、直接ハブ104と摩擦接触し
ている。図1、図6及び図10に示されているように、
リング状の範囲もしくは舌状片149と結合された摩擦
範囲は円錐形に起立されていてもよい。リング状の範囲
152は、しかしながらまた半径方向に延びていて、つ
まり実質的にフラットに構成されていてもよい。リング
状の範囲152が摩擦緩衝を生ぜしめるために直接金属
製の部材に支持されている場合には、この範囲152が
横断面で見て、少なくとも支持範囲において球形に、つ
まり対応摩擦面に対して凸面状に構成されていると有利
である。このように構成されていると、摩擦結合の進入
特性及び摩擦係数が耐用寿命にわたって改善される。つ
まり円形リング状の区分152の接触範囲もしくは支持
範囲は横断面で見て、図1に示された部材34,5つま
り同様に他方の部材に摩擦するように支持されている部
材34,5の範囲42,48と似たように構成されてい
ることができる。
【0042】図11に示されている円板106は4つの
弾性的なアーム149を有している。しかしながらまた
使用例に応じて、それよりも多くの又は少ないアーム1
49を設けることが可能であり、この場合、有利には直
径方向で向かい合って配置されている少なくとも2つの
アームが設けられていると、有利である。
【0043】図12に示されている円板206には同様
に、蓄力器を収容する切欠き213が設けられている。
さらに円板206には切抜き部251,251aが形成
されており、これらの切抜き部251,251aは、軸
方向において弾性変形可能な舌状片もしくはアーム24
9を制限している。アーム249は接線方向もしくは周
方向に延びており、かつ半径方向内側においてリング状
の範囲252によって互いに結合されている。このリン
グ状の範囲252は、図11との関連において記載され
たように、構成されかつ作用することが可能である。ア
ーム249を半径方向内側において制限している切抜き
部251は、窓213の中で終わっており、つまり該窓
213と接続されている。アーム249の半径方向外側
に形成されている切抜き部251aは、同様に窓213
と接続されており、つまりこれらの窓213と共にそれ
ぞれ1つのまとまった切抜き部を形成している。弾性的
なアーム249は、蓄力器11を収容するための窓21
3の半径方向内側に設けられている。
【0044】既に述べたように、特にクラッチ円板のよ
うなねじり振動緩衝器の円板状の部材から成形された弾
性的な区分49,149,249は、有利には、特にラ
イニング保持円板5のような連結円板又は対応円板6に
一体成形されている。特にアーム49,149,249
の形をしたこのような弾性的な範囲は、しかしながらま
た、ねじり振動緩衝器の入力部分と出力部分との間のト
ルク伝達のために働く別の円板状の部材に設けられてい
てもよい。
【0045】図10に示されているハブ104はその外
周面に、2つのリング状の凹設部もしくは溝150を有
しており、両凹設部もしくは溝は、円板5,6の間にお
ける構造スペースに対して、軸方向で外方に向かってず
らされている。これらのリング状の凹設部は、ハブ10
4を介して両円板5,6の間における軸方向の構造スペ
ースに侵入するおそれのあるグリス又はオイルを、遮断
するために働く。グリス又はオイルを遮断するためのこ
れらの溝150は、オイル又はグリスが特に、ねじり振
動緩衝器を形成する部材の範囲に達することを阻止して
おり、これによってこれらの部材は規定された摩擦ヒス
テリシスを保証することができる。種々異なった部材の
摩擦係合している範囲については、既に、図1及び図1
0との関連において記載されている。グリスバリアもし
くはオイルバリアとして働くこのような溝150は、特
にねじり振動緩衝器においてつまり相対回動可能な2つ
の部材の間において少なくとも1つの鋼−鋼−摩擦を有
しているねじり振動緩衝器において有利である。それと
いうのはこの場合これによって、摩擦係合する範囲の間
における実質的に等しいままの摩擦係数を、保証するこ
とができるからである。つまり、少なくともほぼ安定し
た特性を得るためには、乾燥した鋼−鋼−摩擦を保証す
る必要があるからである。このような鋼−鋼−摩擦箇所
の最適な進入(Einlaufen)を保証するためには、軸方
向において緊張させられる面のうちの少なくとも1つ
が、進入動作に対してポジティブに影響する被覆を、例
えばホスフェート層及び/又はさび粉(Rostpulver)を
ベースとする層のような被覆を有していると、有利であ
る。
【0046】本発明は図示及び記載の実施例に制限され
るものではなく、本発明及び先行技術との関連において
記載された特徴もしくはエレメント及び作用形式との組
合わせによって、形成されることができる。さらに、特
に図面との関連において記載された個々の特徴もしくは
作用形式は、それぞれ個々に、独立した発明をなすこと
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ円板を示す断面図である。
【図2】図1の矢印IIの方向から見た対応円板の部分
図である。
【図3】図1の矢印IIIの方向から見て拡大した部分
図である。
【図4】図3と同様に見て本発明によるスナップ結合部
の変化実施例を示す図である。
【図5】別の図面に示された解決策との関連において使
用することができる、2つの円板状の部材を軸方向にお
いて固定するための別の実施例を示す図である。
【図6】別の図面に示された解決策との関連においても
使用することができる、2つの円板状の部材を軸方向に
おいて固定するためのさらに別の実施例を示す図であ
る。
【図7】本発明による結合部の別の実施例を示す図であ
る。
【図8】本発明による結合部のさらに別の実施例を示す
図である。
【図9】特に、いわゆる前緩衝器を備えたクラッチ円板
において使用することができる、弾性的なアームを備え
た円板状の部材を示す図である。
【図10】ねじり振動緩衝器の別の実施例を示す図であ
る。
【図11】トルクを伝達するため及び摩擦ヒステリシス
を生ぜしめるために適した、蓄力器を収容するための切
欠きを備えた円板状の部材を示す図である。
【図12】図11に示された部材と同じ働きを保証す
る、円板状の部材の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 クラッチ円板、 2 入力部分、 3 出力部分
(フランジ)、 4 ハブ、 5 ライニング保持円板
(円板)、 6 対応円板(円板)、 7 結合手段
(結合片)、 8 ライニングばねセグメント、 9
摩擦ライニング、10 緩衝器、 11 ばね(蓄力
器)、 12,13,14 切欠き(窓)、15 結合
部、 16 アンダカット(支持面)、 17 ロック
範囲、 18 側縁、 19 切欠き、 20,21
幅、 22 対応支持面、 23範囲、 24 面、
25 側面、 26 弛緩孔、 27 切欠き、 28
結合片、 29 差込み結合部、 31 成形部(外側
歯列)、 32 成形部(内側歯列)、 33 前緩衝
器、 34 ばねエレメント、 35 範囲、36 ア
ーム、 37 連結範囲、 38 切欠き、 39 内
側歯列、 40,41 歯列範囲、 42 支持範囲、
43 リング状の範囲、 44 摩擦リング、 45
面、 46 対応面、 47 皿ばね、 48 エン
ボス加工部(一体成形部)、 49,149,249
弾性的な範囲(舌状片,アーム)、 104 ハブ、
106 円板、 107 結合手段、 113 切欠
き、117 範囲、 124 進入傾斜部、 150
溝、 151 切抜き部、152 リング状の範囲、
206 円板、 213 切欠き(窓)、 216 引
掛け範囲(ロック範囲)、 217 結合片(歯)、
219,226切抜き部、 224 進入傾斜部、 2
51,251a 切抜き部、 252リング状の範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ライク ドイツ連邦共和国 ビュール ゾンハルデ 8 (72)発明者 クラウス シュテーク ドイツ連邦共和国 ビュール ローベルト −コッホ−シュトラーセ 37

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじり振動緩衝器であって、少なくとも
    1つの入力部分と出力部分とを有する少なくとも1つの
    緩衝器を備えており、入力部分と出力部分とが、該両部
    分の間に配置された蓄力器の作用に抗して相対回動可能
    であり、この場合前記両部分のうちの少なくとも一方、
    つまり入力部分又は出力部分が、トルクの伝達を保証す
    る少なくとも1つの、金属薄板から製造された円板から
    成っており、該円板が、一体に成形されていて軸方向に
    おいて弾性変形可能な範囲を有しており、該範囲が摩擦
    装置の構成部分であることを特徴とするねじり振動緩衝
    器。
  2. 【請求項2】 入力部分及び/又は出力部分が、トルク
    の伝達を保証する少なくとも2つの、金属薄板から製造
    された円板から成っており、該円板のうちの少なくとも
    1つが、軸方向において弾性変形可能な範囲を有してい
    る、請求項1記載のねじり振動緩衝器。
  3. 【請求項3】 弾性変形可能な範囲が、円板から一体に
    成形された縦長の舌状片によって形成されている、請求
    項1又は2記載のねじり振動緩衝器。
  4. 【請求項4】 舌状片が半径方向に延びている、請求項
    3記載のねじり振動緩衝器。
  5. 【請求項5】 舌状片が周方向に延びている、請求項3
    記載のねじり振動緩衝器。
  6. 【請求項6】 舌状片が、円板と結合されている端部と
    は反対側の端部において、摩擦範囲に移行している、請
    求項3から5までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝
    器。
  7. 【請求項7】 摩擦範囲が円形リング状に構成されてい
    て、かつ個々の舌状片を互いに結合している、請求項6
    記載のねじり振動緩衝器。
  8. 【請求項8】 円板が中央の切欠きを有していて、該切
    欠きにハブが軸方向で係合している、請求項1から7ま
    でのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  9. 【請求項9】 縦長の舌状片における長さと幅との間の
    比が、2.5〜8有利には3〜5の間の値である、請求
    項3から8までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝
    器。
  10. 【請求項10】 縦長の舌状片における舌状片幅と材料
    厚との間の比が、2.5〜8有利には3〜5の間の値で
    ある、請求項3から9までのいずれか1項記載のねじり
    振動緩衝器。
  11. 【請求項11】 摩擦範囲が、ねじり振動緩衝器の金属
    製の部材と直接摩擦接触している、請求項6〜10まで
    のいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  12. 【請求項12】 摩擦範囲が、摩擦材料製のリングと共
    働する、請求項6から10までのいずれか1項記載のね
    じり振動緩衝器。
  13. 【請求項13】 特に請求項1から12までのいずれか
    1項記載のねじり振動緩衝器であって、入力部分及び/
    又は出力部分とが、トルクの伝達を保証する少なくとも
    2つの、金属薄板から製造された円板から成っている形
    式のものにおいて、円板のうちの少なくとも1つが、軸
    方向に延びていて該円板と一体に構成された結合片を有
    しており、該結合片が、円板の軸方向位置決めのため
    に、他方の円板の係合範囲と共働するようになってお
    り、この場合結合片のうちの少なくとも幾つかと相応な
    係合範囲との間に、2つの円板を軸方向において1つに
    まとめ合わせることによって自動的に作動するロック装
    置が、設けられていることを特徴とするねじり振動緩衝
    器。
  14. 【請求項14】 緩衝器の入力部分が2つの円板によっ
    て形成されている、請求項2から13までのいずれか1
    項記載のねじり振動緩衝器。
  15. 【請求項15】 緩衝器の出力部分がフランジ状の部材
    によって形成されており、該部材が軸方向において、両
    円板の間に収容されている、請求項2から14までのい
    ずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  16. 【請求項16】 緩衝器の出力部分が、内側成形部を備
    えたハブによって保持されている、請求項1から15ま
    でのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  17. 【請求項17】 ねじり振動緩衝器が主緩衝器と前緩衝
    器とを有しており、両緩衝器がそれぞれ少なくとも1つ
    の入力部分と出力部分とを有しており、この場合主緩衝
    器の入力部分が、少なくとも1つのスナップ結合部を介
    して軸方向において互いに結合された2つの円板によっ
    て形成されている、請求項1から16までのいずれか1
    項記載のねじり振動緩衝器。
  18. 【請求項18】 結合片が、円板のうちの少なくとも1
    つに一体に成形されており、軸方向に延びていて、かつ
    半径方向において弾性的に変形可能である、請求項13
    から17までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  19. 【請求項19】 結合片がその自由な各端部区分の範囲
    に、少なくとも1つのアンダカットを形成しており、該
    アンダカットが両円板の結合後に、他方の円板の軸方向
    における支持範囲に対向して位置している、請求項1か
    ら13までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  20. 【請求項20】 結合片の少なくとも1つのアンダカッ
    トが、結合片の側縁のうちの1つから延びている、請求
    項19記載のねじり振動緩衝器。
  21. 【請求項21】 両円板の軸方向における結合を保証す
    る結合片が、両円板の間における回動不能な結合のため
    にも働く、請求項13から20までのいずれか1項記載
    のねじり振動緩衝器。
  22. 【請求項22】 結合片が、円板の全周にわたって均一
    に分配配置されている、請求項13から21までのいず
    れか1項記載のねじり振動緩衝器。
  23. 【請求項23】 少なくとも両円板の軸方向における結
    合を保証する結合片に加えて、両円板のうちの少なくと
    も1つから、軸方向のスペーサが形成されている、請求
    項13から22までのいずれか1項記載のねじり振動緩
    衝器。
  24. 【請求項24】 スペーサが同様に結合片によって形成
    されている、請求項23記載のねじり振動緩衝器。
  25. 【請求項25】 結合片が、相応な円板の半径方向外側
    の範囲に一体成形されている、請求項13から24まで
    のいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  26. 【請求項26】 円板が、蓄力器を収容するための切欠
    きを有しており、結合片の少なくとも幾つかが、本来相
    応な窓にあった材料から形成されている、請求項13か
    ら25までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  27. 【請求項27】 特に請求項1から26までのいずれか
    1項記載のねじり振動緩衝器であって、トルク伝達を保
    証する少なくとも1つの円板部分を備えている形式のも
    のにおいて、円板部分が、ねじり振動緩衝器の入力部分
    と出力部分との間において有効な蓄力器のための収容部
    と、円板部分に対して回動可能な部材にプレロードをも
    って支持されている弾性変形可能な舌状片とを有してい
    ることを特徴とするねじり振動緩衝器。
  28. 【請求項28】 舌状片が、回動可能な部材に直接支持
    されている、請求項27記載のねじり振動緩衝器。
  29. 【請求項29】 舌状片が摩擦リングを介して、回動可
    能な部材に支持されている、請求項27記載のねじり振
    動緩衝器。
  30. 【請求項30】 舌状片が、円板状の部材の軸方向にお
    いてばね弾性的にプレロードをかけられている、請求項
    3から29までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝
    器。
  31. 【請求項31】 半径方向に延びている舌状片が、円板
    状の部材の周方向で見て、少なくとも部分的に、蓄力器
    のための隣接した2つの収容部の間に設けられている、
    請求項4から30までのいずれか1項記載のねじり振動
    緩衝器。
  32. 【請求項32】 舌状片が、円板状の部材から該部材の
    全周にわたる切出しによって形成されている、請求項3
    から31までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  33. 【請求項33】 舌状片を形成するための切抜き部が、
    U字形の形状を有しており、この場合切抜き部のサイド
    脚が、蓄力器のための収容部をそれ自体の間に受容して
    おり、サイド脚を結合する切抜き部範囲が、該収容部の
    半径方向内側を延びている、請求項3から32までのい
    ずれか1項記載のねじり振動緩衝器。
  34. 【請求項34】 弾性的な舌状片が、周方向に設けられ
    た切抜き部によって形成されており、該切抜き部がそれ
    ぞれ、蓄力器のための収容部と結合されている、請求項
    3から33までのいずれか1項記載のねじり振動緩衝
    器。
  35. 【請求項35】 舌状片が半径方向内側において互いに
    結合されている、請求項3から34までのいずれか1項
    記載のねじり振動緩衝器。
  36. 【請求項36】 結合が、円板状の部材のリング状の範
    囲を介して行われる、請求項35記載のねじり振動緩衝
    器。
  37. 【請求項37】 特に請求項1から36までのいずれか
    1項記載のねじり振動緩衝器であって、少なくとも1つ
    の入力部分と出力部分とを有する主緩衝器と前緩衝器と
    を備えている形式のものにおいて、前緩衝器の入力部分
    と出力部分との間に、周方向において弾性変形可能なア
    ームを有する円板状の蓄力器が設けられており、該蓄力
    器が同時に摩擦装置の構成部分であり、該摩擦装置の摩
    擦ヒステリシスが、軸方向において緊張させられたアー
    ムによって規定されていることを特徴とするねじり振動
    緩衝器。
  38. 【請求項38】 円板状の蓄力器が、円形リング状の半
    径方向内側に位置している範囲を有しており、該範囲の
    外輪郭を起点として、軸方向及び半径方向並びに回転方
    向においてばね弾性的な周方向に延在するアームが延び
    ている、請求項37記載のねじり振動緩衝器。
  39. 【請求項39】 円板状の蓄力器の円形リング状の内側
    範囲が、被駆動ハブと回動不能に結合されていて、弾性
    的なアームが、前緩衝器の入力部分と回動不能に結合さ
    れていて、かつ摩擦が主緩衝器の入力部分と円板状の蓄
    力器との間において行われる、請求項37又は38記載
    のねじり振動緩衝器。
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