JPH0718829U - ベントボックス開閉装置 - Google Patents

ベントボックス開閉装置

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JPH0718829U
JPH0718829U JP049663U JP4966393U JPH0718829U JP H0718829 U JPH0718829 U JP H0718829U JP 049663 U JP049663 U JP 049663U JP 4966393 U JP4966393 U JP 4966393U JP H0718829 U JPH0718829 U JP H0718829U
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JP
Japan
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vent box
upper lid
cam
cam surface
closing device
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JP049663U
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玲子 宮本
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はベントボックス開閉装置に関し、特
に、ベントボックスの上蓋を偏心回動させることにより
容易に開閉することを特徴とする。 【構成】 本考案によるベントボックス開閉装置は、ベ
ントボックス(1)の側上部(1a)に設けられた保持凹部(4)
に回動自在に設けられた上蓋(5)の支持突部(5b)と、前
記保持凹部(4)に設けられ下部カム面(6a)を有する下部
受体(6)と、この下部受体(6)の保持孔(6A)に回動自在に
設けられ下部カム面(6a)と摺動する上部カム面(8a)を有
するカム体(8)を有する回動軸(7)とを備え、回動軸(7)
を回動した場合、各カム面(6a,8a)を介して上蓋(5)をベ
ントボックス(1)から持ち上げ、上蓋(5)を偏心回動させ
ることにより容易に開けるようにした構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押出機のシリンダに設けられたベントボックス開閉装置に関し、特 に、ベントボックスの上蓋を容易に開閉するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベントボックスは、その上端に水平配置されたフランジ上に上蓋が載せられ、 複数組のボルトナットで締付固定されている。このように構成されたベントボッ クスを開閉するには、従来、ボルトナットを外した後、板状の上蓋を人力で移動 して開き、人力で元の位置に戻してボルトナットで締付けて閉じていた。また、 上蓋の重量が大きい場合には、ボルトナットを外した後、クレーン等で吊り上げ ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のベントボックスの開閉操作は、以上のように行われていたため、次のよ うな課題が存在していた。 すなわち、このベントボックスの上端は床面から2〜3mの高い位置にあり、 重量の大きい上蓋では10kgを越えるものがあり、この高い場所でこの重い上蓋 の開閉をしなければならず、極めて危険であり、作業者の安全を確保することは 極めて困難であった。
【0004】 本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、ベント ボックスの上蓋を容易に開閉するようにしたベントボックス開閉装置を提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるベントボックス開閉装置は、押出機のシリンダに設けられ上端に 水平配置されたフランジを有するベントボックスにおいて、前記ベントボックス の側上部に設けられた保持凹部と、前記保持凹部に回動自在に保持された支持突 部を有し前記支持突部を中心として前記ベントボックス上で回動自在に設けられ た上蓋と、前記保持凹部に設けられ下部カム面を有する下部受体と、前記支持突 部を回動自在に貫通するとともに前記下部受体の保持孔に回動自在に設けられた 回動軸と、前記回動軸に設けられ前記下部カム面と摺動する上部カム面を有する カム体と、前記カム体と前記上蓋の支持突部との間に設けられた軸受とを備え、 前記回動軸の回動により前記各カム面及び回動軸を介して前記上蓋が前記ベント ボックスから上方に移動するようにした構成である。
【0006】 さらに詳細には、前記上蓋の支持突部の下面と前記軸受の上面との間の間隙を 設け、この間隙が前記下部受体及びカム体の各カム面のリードより小さくなる構 成である。
【0007】
【作用】
本考案によるベントボックス開閉装置においては、ベントボックス上端のフラ ンジと上蓋とを締結固定している複数組のボルトナットを外した状態でベントボ ックスの側上部の保持凹部の回動軸を回動すると、カム体の上部カム面が下部受 体の下部カム面上を摺動回動するため、この各カム面のリードに応じた高さ分だ け回動軸が上昇し、各カム面のリードと支持突部の下面及び軸受の上面間の間隙 との差だけ上蓋が上昇してベントボックスのフランジ面から離れる。 この状態で、上蓋を前記回動軸が貫通した支持突部を中心に回動させると、上 蓋が偏心回動してベントボックスは開放される。また、この上蓋を閉じる場合は 、上蓋を上述と逆方向に回動させてベントボックスのフランジ面上に戻し、回動 軸を前述と逆方向に回動させることにより、上蓋はフランジ面上に降下する。そ の後、ボルトナットを締結固定してベントボックスの閉じ操作を完了する。
【0008】
【実施例】
以下、図面と共に本考案によるベントボックス開閉装置の好適な実施例につい て詳細に説明する。 図1から図3迄は本考案によるベントボックス開閉装置を示すもので、図1は 全体構成を示す断面図、図2は図1の要部を示す拡大正面図、図3は閉状態を示 すベントボックス正面図である。
【0009】 図において、符号1で示されるものは押出機のシリンダ2上に植立された筒状 のベントボックスであり、このベントボックス1の上部に水平配置されたフラン ジ3の側部には、図1に示されるように円筒状の保持凹部4が設けられている。 従って、この保持凹部4は前記ベントボックス1の側上部1aに位置している。
【0010】 前記フランジ3上にはこのフランジ3とほぼ同一形状の円板状をなす上蓋5が 載置されており、この上蓋5の一縁5aにおいて下方に垂下して形成された支持 突部5bが前記保持回部4に回動自在に挿入されていることにより、この上蓋5 はこの保持凹部4及び支持突部5bの軸心Aを中心として偏心回動するように構 成されている。従って、この偏心回動によって、上蓋5によるベントボックス1 の開閉が行われる構成である。
【0011】 前記保持凹部4の底部4aには、下部カム面6aを有する下部受体6が設けら れており、前記支持突部5bの軸心に形成された貫通孔5bAを貫通して設けら れた回動軸7の下部に一体に設けられたカム体8の上部カム面8aは、前記下部 カム面6aと摺動かつ回動自在に摺接している。また、前記回動軸7の下端7a は前記下部受体6の保持孔6A内に回動自在に保持されている。
【0012】 前記カム体8上にはスラストベアリング等からなる軸受9が設けられており、 この軸受9の上面と前記支持突部5bの下面との間には第1間隙a1が形成され 、この間隙a1は、前記各カム面6a,8aの軸方向のリードa2よりも小となる ように構成されている。
【0013】 前記回動軸7の上部には、この回動軸7を回動させるためのレバー10が設け られており、このレバー10を介して回動軸7の回動を行うことができるように 構成されている。
【0014】 次に、動作について述べる。まず、図1の状態で、レバー10を介して回動軸 7を矢印Bの方向に回動させると、カム体8の回動によって上部カム面8aが下 部カム面6a上を摺動回動するため、リードa2だけカム体8及び回動軸7が上 方に移動する。この場合、間隙a1がリードa2よりも小であるため、その差分だ け軸受9の上面と支持突部5bの下面との接触後、回動軸7の上昇と共に上蓋5 が軸受9に支持されて上昇し、上蓋5とフランジ3間に隙間(図示せず)が形成 される。
【0015】 この状態で、上蓋5とベントボックス1のフランジ3とが非接合状態となり、 軸受9で回動自在に支持されているため、この上蓋5を手で回動すると、上蓋5 はこの回動軸7及び支持突部5bを中心として容易に偏心回動することができ、 ベントボックス1は開口状態となる。この状態で、ベントボックス1内の清掃等 を行い、作業完了後、再び、上蓋5を元の位置に戻し、レバー10を介して回動 軸7を元の方向に回動すると、上蓋5がフランジ3の面上に降下し閉状態となる 。なお、前述の各カム面6a,8aの形状は一例であり、他の形状のカムリード とすることも可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によるベントボックス開閉装置は、以上のように構成されているため、 次のような効果を得ることができる。すなわち、上蓋を偏心回動式として回動軸 とカム面を介してこの上蓋をベントボックスから持ち上げるようにしたため、上 蓋は簡単に横方向にスライドさせることができ、重量のある上蓋を簡単にかつ安 全に開閉させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるベントボックス開閉装置を示す断
面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大正面図である。
【図3】閉状態を示すベントボックス正面図である。
【符号の説明】
1 ベントボックス 2 シリンダ 4 保持凹部 5 上蓋 5b 支持突部 6 下部受体 6A 保持孔 6a 下部カム面 7 回動軸 8 カム体 8a 上部カム面 9 軸受

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機のシリンダ(2)に設けられ上端に
    水平配置されたフランジ(3)を有するベントボックス(1)
    において、前記ベントボックス(1)の側上部(1a)に設け
    られた保持凹部(4)と、前記保持凹部(4)に回動自在に保
    持された支持突部(5b)を有し前記支持突部(5b)を中心と
    して前記ベントボックス(1)上で回動自在に設けられた
    上蓋(5)と、前記保持凹部(4)に設けられ下部カム面(6a)
    を有する下部受体(6)と、前記支持突部(5b)を回動自在
    に貫通するとともに前記下部受体(6)の保持孔(6A)に回
    動自在に設けられた回動軸(7)と、前記回動軸(7)に設け
    られ前記下部カム面(6a)と摺動する上部カム面(8a)を有
    するカム体(8)と、前記カム体(8)と前記上蓋(5)の支持
    突部(5b)との間に設けられた軸受(9)とを備え、前記回
    動軸(7)の回動により前記各カム面(6a,8a)及び回動軸
    (7)を介して前記上蓋(5)が前記ベントボックス(1)から
    上方に移動するように構成したことを特徴とするベント
    ボックス開閉装置。
  2. 【請求項2】前記上蓋(5)の支持突部(5b)の下面と前記
    軸受(9)の上面との間に間隙(a1)を設け、この間隙(a1)
    が前記下部受体(6)及びカム体(8)の各カム面(6a,8a)の
    リード(a2)より小さくなるように構成したことを特徴と
    する請求項1記載のベントボックス開閉装置。
JP1993049663U 1993-09-13 1993-09-13 ベントボックス開閉装置 Expired - Lifetime JP2557299Y2 (ja)

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