JPH07188216A - 新規中間体 - Google Patents

新規中間体

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JPH07188216A
JPH07188216A JP6318132A JP31813294A JPH07188216A JP H07188216 A JPH07188216 A JP H07188216A JP 6318132 A JP6318132 A JP 6318132A JP 31813294 A JP31813294 A JP 31813294A JP H07188216 A JPH07188216 A JP H07188216A
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alkyl
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acid
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Hakan S Larsson
ラーソン,ホーカン・シギユルド
Per L Lindberg
リンドベルイ,ペル・レンナート
Gunnel E Sunden
スンデン,ギユンネル・エリサベート
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式IVで示される化合物(但し、R1
2、R3、R6、R7およびR8がともにHである化合物
を除く)。 〔式中、Xは−S−または−SO−であり;R1、R2
3およびR4は、H、C1〜C6−アルキル、C3〜C7
シクロアルキル、C1〜C6−アルコキシ、ハロゲン等で
あり;R6およびR8は、HまたはC1〜C6−アルキルで
あり;R7は、H、C1〜C7−アルキル、C1〜C7−ア
ルコキシまたはフェニルである〕 【効果】 該化合物は胃酸分泌抑制剤として有用な式I
の化合物を製造するのに有用な新規中間体である。 (但し、R5はC1〜C6−アルキル等;R9はHまたはC
1〜C4−アルキルである)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明の目的は、外生的にあるいは内生的
に刺激された胃酸分泌を抑制し、従って消化性潰瘍の予
防および治療に用いることのできる新規化合物およびそ
れらの治療的に許容し得る塩類を製造するための新規中
間体を提供するところにある。この中間体は式
【化4】 〔式中、Xは−S−または−SO−であり;R1、R2
3およびR4(それらは同一かまたは異なる)は、 (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル (c) 3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル (d) 1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ (e) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
コキシアルキル (f) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
コキシアルコキシ (g) ハロゲン であり;R6およびR8は同一かまたは異なりそして (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル より選ばれ;R7は (a) H (b) 1〜7個の炭素原子を含むアルキル (c) 1〜7個の炭素原子を含むアルコキシ (d) フェニル である〕で示される化合物(ただしR1、R2、R3
6、R7およびR8がHである化合物を除く)である。
【0002】本発明は、哺乳動物および人間における胃
酸分泌を抑制するために本発明の化合物およびそれらの
治療的に許容し得る塩類を使用することに関する。より
一般的な意味において、本発明の化合物は、例えば胃
炎、胃潰瘍および十二指腸潰瘍などを含む哺乳動物およ
び人間における胃腸炎症疾病の予防および治療に用いる
ことができる。更に、本化合物は、抗胃液分泌作用の望
まれるその他の胃腸障害の予防および治療を目的とし
て、例えばガストリノーマ患者に、急性上部胃腸出血を
伴う患者に、また慢性の過剰エタノール消費歴のある患
者に用いることもできる。本発明はまた、少なくとも一
種の本発明化合物またはその治療的に許容し得る塩を活
性成分として含有する薬学的組成物にも関する。もう一
つの側面において、本発明は、かかる新規化合物の製造
方法および前掲の医学的用途のための薬学的組成物を調
製するために活性化合物を使用することに関する。
【0003】
【従来技術】胃酸分泌抑制を意図したベンズイミダゾー
ル誘導体は英国特許第1500043号および第152
5958号明細書、米国特許第4182766号、欧州
特許第0005129号明細書およびベルギー特許第8
90024号明細書に記載されている。特別な胃腸炎症
疾病の治療または予防への使用が提案されているベンズ
イミダゾール誘導体は、公開番号第0045200号の
欧州特別出願に開示されている。
【0004】本発明の新規中間体より製造される式
【化5】 〔式中、Xは−S−または−SO−であり;R1、R2
3およびR4(それらは同一かまたは異なる)は、 (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル (c) 3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル (d) 1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ (e) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
コキシアルキル (f) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
コキシアルコキシ (g) ハロゲン であり;R5は、 (a) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル (b) 1〜6個の炭素原子を含むモノ−またはジヒドロ
キシ−置換アルキル (c) (所望により塩酸塩などの塩の形をした)、アミ
ノ−、モノアルキル(1〜3個の炭素原子含有)−アミ
ノ−、およびジアルキル(各アルキル部分に1〜3個の
炭素原子含有)−アミノ−置換された1〜6個の炭素原
子を含むアルキル、 (d) (所望によりナトリウムまたはカリウム塩などの
塩の形をした)1〜7個の炭素原子を含むカルボキシ置
換アルキル (e) 3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル (f) 1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ (g) 1〜6個の炭素原子を含むモノ−またはジヒドロ
キシ置換アルコキシ (h) (所望により塩酸塩などの塩の形をした)アミノ
−、モノアルキル(1〜3個の炭素原子含有)−アミノ
−、およびジアルキル(各アルキル部分に1〜3個の炭
素原子含有)−アミノ−置換された1〜6個の炭素原子
を含むアルコキシ (i) (所望によりナトリウムまたはカリウム塩などの
塩の形をした)1〜7個の炭素原子を含むカルボキシ置
換アルコキシ (j) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
コキシアルコキシ (k) 1〜6個の炭素原子を含むアルキルアミノ (l) 各アルキル部分に1〜4個の炭素原子を含むジア
ルキルアミノ (m) 所望により1または2個の置換分で置換されたフ
ェニル(前記置換分は同一かまたは異なり、そして1〜
4個の炭素原子を含むアルキル、1〜4個の炭素原子を
含むアルコキシ、ハロゲン、CF3、2〜5個の炭素原
子を含むアルカノイル、2〜5個の炭素原子を含むアル
コキシカルボニルおよびカルボキシより選ばれ、またカ
ルボキシはすべて、所望により、Na塩などの塩の形で
あってもよい) (n) 所望により1または2個の置換分で置換されたフ
ェノキシ(前記置換分は同一かまたは異なり、そして1
〜4個の炭素原子を含むアルキル、1〜4個の炭素原子
を含むアルコキシ、ハロゲン、CF3、2〜5個の炭素
原子を含むアルカノイル、2〜5個の炭素原子を含むア
ルコキシカルボニルおよびカルボキシより選ばれ、また
カルボキシはすべて、所望によりNa塩などの塩の形で
あってもよい) (o) アルコキシ部分に1〜6個の炭素原子を含みフェ
ニル部分が所望により1または2個の置換分で置換され
たフェニルアルコキシ(前記置換分は同一かまたは異な
り、そして1〜6個の炭素原子を含むアルキル、1〜6
個の炭素原子を含むアルコキシ、およびカルボキシはす
べて所望によりNa塩などの形であってもよい) であり;R6およびR8は同一かまたは異なりそして (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル より選ばれ;R7は、 (a) H (b) 1〜7個の炭素原子を含むアルキル (c) 1〜7個の炭素原子を含むアルコキシ (d) アリール であり;R9は、 (a) H (b) 1〜4個の炭素原子を含むアルキル であり;ただし (a) 次の(a1)〜(a3)、すなわち (a1) R1とR4のいずれもが水素である (a2) R2とR3は水素、アルキル、またはアルコキシ
より選ばれる (a3) R5はアルキル、カルボキシで置換された酸の
形のアルキル、アミノ−置換アルキルであるかまたはR
5は所望によりアルキル、アルコキシ、ハロゲンまたは
CF3により置換されたフェニルである という条件が同時に満たされるときには、R7は水素、
アルキル、フェニルまたはフェニルアルキルであり; (b) R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびR9
水素であり、XがSであるときはR5は2−メチルプロ
ポキシではなく; (c) そして次の(c1)〜(c3) (c1) R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびR9
がHであり、XがSでありそしてR5がCH3である式I
の化合物、(c2) R1、R2、R3、R4、R6、R7、R
8およびR9がHであり、XがSでありそしてR5が(CH
3)2CHCH2O−である式Iの化合物、(c3) R1
2、R3、R4、R6、R7、R8およびR9がHであり、
XがSでありそしてR5が(CH3)2CH−である式Iの
化合物を除く〕で示される化合物およびそれらの生理学
的に許容し得る塩類が哺乳動物および人間における胃酸
分泌抑制剤として有効であることを見出した。
【0005】更に、本発明は後述の参考例2および3に
よる2つの化合物を式Iの化合物と同じ発明の側面につ
いて包含する。スルホキシドである(X=SO)式Iの
化合物は硫黄原子に不整中心有する、すなわちこれら化
合物は2つの光学異性体(エンナチオマー)として存在
するか、あるいは仮にそれらが1個以上の不整炭素原子
をも含んでいるときにはそれら化合物は各々2つのエン
ナチオマー体として存在する2つ以上のジアステレオマ
ー体を有する。
【0006】純粋なエンナチオマー、(各エンナチオマ
ーを50%含む)ラセミ混合物および、両エナンチオマ
ーの不均等混合物はいずれも本発明の範囲内に含まれ
る。可能なあらゆるジアステレオマー体(純粋なエナン
チオマーまたはラセミ混合物)が本発明の範囲内に含ま
れることは理解されるべきである。スルフィド(X=
S)である式Iの化合物は、前述の如く、1個以上の不
整炭素原子のために不整であり得る。可能な様々なジア
ステレオマー体および純粋なエナンチオマーおよびラセ
ミ混合物は本発明の範囲内に含まれる。
【0007】好ましい式Iの化合物群は次のとおりであ
る: 1. Xが−SO−である化合物。 2. Xが−S−である化合物。 3. R1、R2、R3およびR4が同一かまたは異なり、
そして (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を有するアルキルまたは (c) アルキル部分に1〜6個の炭素原子を有するアル
コキシ より選ばれる化合物。 4. R1、R2、R3およびR4がH、1〜6個の炭素原
子を含むアルキル、または1〜6個の炭素原子を含むア
ルコキシである化合物。 5. R1とR4がHであり、そしてR2とR3がいずれも
1〜6個の炭素原子を含む化合物。
【0008】6. R5が1〜6個の炭素原子を含むア
ルキル、特にメチル;1〜6個の炭素原子を含むアルコ
キシ;アリール、特に未置換であるかまたは(好ましく
は塩の形の)カルボキシにより置換されたフェニル;1
〜6個の炭素原子を含むモノ−およびジヒドロキシ置換
アルキル;1〜6個の炭素原子を含むモノ−およびジヒ
ドロキシ置換アルコキシ;1〜7個の炭素原子を含むカ
ルボキシ−置換アルキル(ここでそのカルボキシ基は塩
の形態にある);1〜7個の炭素原子を含むカルボキシ
−置換アルコキシ(ここでそのカルボキシ基は塩の形態
にあってもよい);アミノ−、モノアルキル(1〜3個
の炭素原子含有)−アミノ−、およびジアルキル(各ア
ルキル部分に1〜3個の炭素原子を含有)−アミノ−置
換された1〜6個の炭素原子を含むアルキル(所望によ
り塩酸塩などの塩の形をとる);およびアミノ−、モノ
アルキル(1〜3個の炭素原子含有)−アミノ−、およ
びジアルキル(各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を
含有)−アミノ置換された1〜6個の炭素原子を含むア
ルコキシ(所望により塩酸塩などの塩の形をとる)であ
る化合物。
【0009】7. R5が(好ましくはフェニル環の4
位において)カルボキシ−置換されたフェニルである化
合物。 8. R5が塩の形のジアルキル(1〜3個の炭素原子
含有)−アミノ−置換アルキル(1〜6個の炭素原子含
有)である化合物。 9. R5が塩の形のジアルキル(1〜3個の炭素原子
含有)−アミノ−置換された1〜6個の炭素原子を含む
アルコキシである化合物。 10. R1、R2、R3およびR4がすべてHである化合
物。 11. R2とR3がHであってR1とR4が1〜6個の炭
素原子を含むアルキルである化合物。 12. R1、R3およびR4がHであり、そしてR2がO
CH3であるか、またはR1、R2およびR4がHであり、
そしてR3がOCH3である化合物。 13. R7がH、1〜6個の炭素原子を含むアルキ
ル、または1〜6個の炭素原子を含むアルコキシである
化合物。 14. R7が1〜6個の炭素原子を含むアルキルまた
は1〜6個の炭素原子を含むアルコキシである化合物。 15. R7が1〜6個の炭素原子を含むアルコキシで
ある化合物。 16. R9がHまたはCH3、特にH、である化合物。
【0010】17. ベンズイミダゾール核の1位の好
ましい置換分は、次のとおりである: −CH(CH3)OCOOC25 −CH2OCOOC25 −CH2OCOOCH2CH(CH3)3 −CH2OCOOCH2CH(OH)CH2OH −CH2OCOCH2CH2CH2CH2COO-Na+
【化6】 −CH2OCOCH2N(CH3) −CH2OCOCH2N(C25)2 −CH2OCOCH2CH2N(CH3)2 −CH2OCOCH2CH2N(C25) −CH2OCOCH2CH2CH2N(CH3)2 −CH2OCOOCH2CH2N(CH3)2 または −CH2OCOOCH2N(CH3)2 (ここで、前記アミノ含有基は所望により塩の形をと
り、また前記カルボキシ基は所望により塩またはエステ
ルの形をとる)。
【0011】18. 好ましいベンズイミダゾール構造
は次のとおりである:
【化7】
【0012】付加的な好ましい化合物は、前記1〜18
群に掲げたようなラジカルXおよびR1〜R10の一部ま
たはすべてについて示された好ましい意味を組み合わせ
ることによって得られる。特に好ましい組み合わせの例
は次のとおりである。 19. 1、3、6、14および18の組み合わせ。 20. 好ましいピリジン断片は次のとおりである。
【化8】
【0013】21. 好ましいピリジン断片は次のとお
りである。
【化9】
【0014】22. 好ましいピリジニルメチルスルフ
ィニルベンズイミダゾール部分は次のとおりである。
【化10】
【0015】23. 好ましいラジカルR6およびR8
基は、H、CH3およびC25である。R1、R2、R3
4、R5、R6、R7、R8、R10の定義におけるアルキ
ル基は、好ましくは、特に好ましい1〜4個の炭素原子
を有する低級アルキル基である。R1、R2、R3、R4
よびR10の定義におけるアルコキシ基は、好ましくは、
特に好ましい1〜3個の炭素原子を有する低級アルコキ
シ基である。R1、R2、R3、R4およびR5の定義にお
けるハロゲンは、好ましくは、クロロ、ブロモ、フルオ
ロおよびヨードである。
【0016】フェニルアルキルまたはフェニルアルコキ
シ基を表わすR1、R2、R3、R4、R5およびR7は特に
好ましくは、アルキル基またはアルコキシ基に1〜3個
の炭素原子がそれぞれ含まれるものであって、例えばフ
ェニルメチル、フェニルエチル、フェニルメトキシ、フ
ェニルエトキシ、フェニルプロピルおよびフェニルイソ
プロポキシである。シクロアルキル基を表わすR1
2、R3、R4およびR5は、好ましくは3〜7個の炭素
原子、特に好ましくは5〜6個の炭素原子を有し、例え
ばシクロペンチル、シクロヘキシルおよびメチルシクロ
ペンチルである。
【0017】アルコキシアルキルまたはアルコキシアル
コキシ基を表わすR1、R2、R3、R4およびR5は、ア
ルコキシ基(1個または複数個)およびアルキル基にそ
れぞれ好ましくは1〜6個の炭素原子、アルコキシ基
(1個または複数個)およびアルキル基にそれぞれ特に好
ましくは1〜3個の炭素原子を有し、例えばメトキシエ
チル、メトキシプロピル、エトキシエチル、プロポキシ
エチル、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、エト
キシエトキシおよびプロポキシエトキシである。
【0018】R5およびR7は、アルキルアミノまたはジ
アルキルアミノ基を表わす場合、好ましくは−NC
3、−NHC25、−N(CH3)2、−N(C25)2、ま
たは−NHCH(CH3)2である。R5は、アミノ−、モ
ノアルキルアミノ−およびジアルキルアミノ−置換アル
キル基を表わす場合、アミノ基に対するアルキル置換分
(1個または複数)に好ましくは1〜3個の炭素原子を
有する。そのアミノ−、モノアルキルアミノ−またはジ
アルキルアミノ置換分は好ましくは、1〜3個の炭素原
子を含むアルキル基に結合している。
【0019】R5は、アミノ−、モノアルキルアミノ−
およびジアルキルアミノ−置換アルコキシ基を表わす場
合、アミノ基に対するアルキル置換分(1個または複
数)に好ましくは1〜3個の炭素原子を有する。そのア
ミノ−、モノアルキルアミノ−またはジアルキルアミノ
置換分は好ましくは、1〜3個の炭素原子を含むアルコ
キシ基に結合している。
【0020】非対称中心を含む一般式Iの化合物につい
ては、純粋なエナンチオマーおよびラセミ混合物のいず
れもが本発明の範囲内に包含される。式Iにおけるラジ
カルの更なる例示は、参考例および本明細書の他所に挙
げられている特定化合物のリストに与えられている。式
Iの範囲内に包含される化合物の例を次の第1表に示
す。参考例8、13および14に例示した化合物は式I
の好ましい化合物であり、またその場合に、カルボキシ
基は塩の形をとってもよい。参考例13および14に例
示した化合物が特に好ましい。そのカルボキシ基は塩の
形をとってもよい。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】本発明は、式Iの化合物がそれらの作用を
発揮する前に代謝されることを考慮に入れている。かか
る代謝はベンズイミダゾール核の1位のN−置換分にお
いて生起する可能性がある。更に、XがSである本発明
化合物は、XがSOである化合物に代謝された後にそれ
らの抗分泌活性を発揮するものと考えられる。更にXが
SOである式Iの化合物はすべて生物に投与後別の反応
性のものに代謝的にあるいは純化学的に変換された後に
それらの抗分泌作用を発揮するものと考えられる。それ
故同じことがXがSである式Iの化合物についてもいえ
るが、その場合は対応するXがSOである式Iの化合物
への初期変換を経由する。
【0026】製 造 式Iの化合物は次のようにして製造され得る。 A. 式II
【化11】 (式中、R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびX
は式Iについて定義されたとおりであり、またMは金属
陽イオン例えばNa+、K+およびLi+または第4級ア
ンモニウムイオン例えばテトラブチルアンモニウムなど
である)で示される化合物を式III
【化12】 (式中、R5およびR9は式Iについて定義されたとおり
であり、またYはハロゲン例えばCl、BrまたはIな
ど、または官能的に等価の基である)で示される化合物
と反応させる。
【0027】式IIの化合物と式IIIの化合物は保護気体
の下で水の非存在下に行うのが適している。適当な溶媒
は炭化水素例えばトルエンおよびベンゼン、およびハロ
ゲン化炭化水素例えばメチレンクロライドおよびクロロ
ホルムなどである。式IIおよびIIIの化合物の反応は、
周囲温度乃至反応混合物の沸点の温度で行うことができ
る。
【0028】B. 式I
【化13】 (式中、XはSであり、R1、R2、R3、R4、R5
6、R7、R8およびR9は前記の意味を有する)で示さ
れる化合物を酸化して式I(式中XはSOである)の化
合物とする。この酸化は、硝酸、過酸化水素、過酸類、
過エステル、オゾン、四酸化二窒素、ヨードソベンゼ
ン、N−ハロスクシンイミド、1−クロロベンゾトリア
ゾール、次亜塩素酸t−ブチル、ジアザビシクロ−
〔2,2,2〕−オクタン臭素錯体、メタ過沃素酸ナトリ
ウム、二酸化セレン、二酸化マンガン、クロム酸、硝酸
セリウムアンモニウム、臭素、塩素、およびスルフリル
クロライドより成る群より選ばれる酸化剤を用いて行う
ことができる。この酸化は通常、酸化剤が被酸化物に対
し若干過剰に存在する溶媒中で行われる。この酸化はま
た、酸化酵素を用いて酵素的に、あるいは適当な微生物
を用いて微生物学的に行うこともできる。
【0029】C. 式I(式中R9はHである)の化合
物の製造のために、式IV
【化14】 (式中、R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびX
は式Iについて定義されたとおりである)で示される化
合物を式V R5COOH V (式中、R5は前記式Iについて定義されたとおりであ
る)で示される化合物またはその活性化誘導体と反応さ
せる。
【0030】式IVの化合物と式Vの化合物との反応は、
ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下に(および所
望によりN,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)
をも共存させて)直接行うか、あるいは化合物Vの活性
化体、例えば酸ハライドまたは混合無水物またはカーボ
ネートなどを用いて行うのが適している。適当な溶媒
は、炭化水素例えばトルエンおよびベンゼン、またはハ
ロゲン化炭化水素例えばメチレンクロライドおよびクロ
ロホルムまたは極性溶媒例えばアセトン、ジメチルホル
ムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)お
よびピリジンなどである。式IVおよびVの化合物の反応
は−15℃乃至反応混合物の沸点の温度で行うことがで
きる。
【0031】D. 式Iの化合物(式中R9はHであ
り、またそのラジカルR5にアミノ、モノアルキルアミ
ノまたはジアルキルアミノ置換分を含む)の製造のため
に、式VI
【化15】 (式中、R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびXは
式Iについて定義されたとおりであり、またZはハロゲ
ン例えばCl、または官能的に等価の基である)で示さ
れる化合物を式
【化16】 (式中、R11およびR12は同一かまたは異なりそしてH
または1〜6個の炭素原子を含むアルキルを表わす)で
示される化合物と反応させる。この反応は、適当な溶媒
例えばアセトンまたはアセトニトリル中、周囲温度乃至
反応混合物の沸点の温度で行われる。
【0032】E. 式I(式中R9はHであり、そして
5は1〜6個の炭素原子を含むモノアルキルアミノで
ある)化合物の製造のために、式
【化17】 (式中、R1、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびX
は式Iについて定義されたとおりである)で示される化
合物を式 O=C=N−R13 VII (式中、R13は、1〜6個の炭素原子を含むアルキルで
ある)で示される化合物と反応させる。
【0033】式VIIの化合物の式IVの化合物との反応
は、直接に、あるいは所望により適当な塩基例えばピリ
ジンまたはN,N−ジメチルアミノピリジンなどの存在
下に行われる。適当な溶媒は炭化水素例えばトルエンお
よびベンゼン、またはハロゲン化炭化水素例えばメチレ
ンクロライドおよびクロロホルムなどである。式IVおよ
びVIIの化合物の反応は、周囲温度乃至反応混合物の沸
点の温度で行うことができる。
【0034】F. 式Iの化合物中のR5置換分におけ
る保護基の除去:これは当業者に周知の様々な方法で行
うことができる。すなわち、例えば、モノヒドロキシア
ルキルは加水分解により除去できるエステル基として保
護することができ、ジェミナル(geminal)ジヒドロキ
シ−アルキルまたはジェミナルジヒドロキシ−アルコキ
シ基は酸加水分解により除去することができるアセトナ
イドとして保護することができる。R5としてのアミノ
−およびモノアルキルアミノ−アルキルまたはアミノ−
およびモノアルキルアミノ−アルコキシは酸処理により
除去できる第4級−ブチルオキシカルボニル(t−Bo
c)により保護でき、そしてR5としてのカルボキシア
ルキルまたはカルボキシ−アルコキシ基は加水分解によ
り除去できるエステルとして保護することができる。
【0035】プロセス条件および出発物質に応じて、式
Iの最終生成物は遊離塩基としてあるいは塩として得ら
れる。これら最終生成物の遊離塩基および塩のいずれも
が本発明の範囲内に包含される。すなわち、ヘミ、モ
ノ、セスキまたはポリ水加物のほかに塩も得ることがで
きる。これら新規化合物の酸付加塩は、自体公知の方法
により塩基性剤例えばアルカリを用いるかまたはイオン
交換によって遊離塩基に転化することができる。得られ
た遊離塩基は有機または無機酸と塩を形成することもで
きる。酸付加塩の調製には、適当な治療的に許容し得る
塩を形成するような酸を用いるのが好ましい。
【0036】かかる酸の例は、ハロゲン化水素酸、硫
酸、燐酸、硝酸および過塩素酸;脂肪族、脂環式、芳香
族または複素環式カルボキシルまたはスルホン酸、例え
ば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール
酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン
酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、ピルビン酸、
フェニル酢酸、安息香酸、p−アミノ安息香酸、p−ヒ
ドロキシ安息香酸、サリチル酸またはp−アミノサリチ
ル酸、エンボン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン
酸、ヒドロキシエタンスルホン酸、エチレンスルホン
酸、ハロゲンベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン
酸、ナフチルスルホン酸またはスルファニル酸類、メチ
オニン、トリプトファン、リジンまたはアルギニンなど
である。
【0037】新規スルフイド化合物のこれらの、あるい
はその他の塩、例えばピクリン酸塩は、得られた遊離塩
基の精製剤として役立てることができる。それら塩基の
塩を形成し、溶液から分離した後遊離塩基を新たな塩溶
液からより高純度に回収することができる。ラセミ体は
既知の方法、例えば光学活性溶媒からの再結晶、微生物
の使用、分離可能な(例えばジアステレオマーの異なる
溶解度に基づき分離)ジアステレオマー塩を形成する光
学活性酸との反応、置換分中の窒素または酸素原子の光
学活性の活性化カルボン酸(例えば酸クロライド)によ
るアシル化とそれに続くクロマトグラフィ分離および脱
アシル化などによって分離することができる。
【0038】塩形成に適した光学活性酸はL−体および
D−体の酒石酸、ジ−o−トリル−酒石酸、リンゴ酸、
マンデル酸、カンファースルホン酸またはキニン酸であ
り、またアシル化に適しているのはO−メチルマンデル
酸である。2つの対掌体のうち活性な方の部分を単離す
るのが好ましい。ジアステレオマー混合物(ラセミ体混
合物)の場合にはこれらをクロマトグラフィまたは分別
結晶により立体異性(ジアステレオマー)の純粋なラセ
ミ体に分離することができる。
【0039】方法A〜Eに用いられる出発物質は一部の
ケースでは新規である。しかしながら、これらの新規出
発物質は自体知られた方法により得ることもできる。式
III、IV、V、VIおよびVIIの出発物質は既知の方法によ
り得ることができる。すなわち、式IIIの出発物質は、
後で例示されるように、ZnCl2の存在下にケト含有
化合物R9CHOで処理することにより酸クロライドR5
COClから得ることができる。式VIの出発物質は、式
IVの化合物をω−ハロゲン化カルボン酸ハライドと反応
させることにより製造することができる。式IVの出発物
質は後述の「中間体の製造」で例示されるように製造す
ることができる。方法Bに用いられる出発物質は、方法
Aにより得ることができる。本発明を次の参考例および
実施例により説明する。
【0040】参考例1 酢酸〔2−〔〔(3,5−ジメチル−4−メトキシ−2−
ピリジニル)メチル〕スルフィニル〕−1H−ベンズイ
ミダゾール−1−イル〕メチルエステルナトリウム塩の
製造(方法A) H2O(20ml)に溶解したNaOH(0.48g,0.
012モル)に撹拌しながら、2−〔〔(3,5−ジメチ
ル−4−メトキシ−2−ピリジニル)メチル〕スルフィ
ニル〕−1H−ベンズイミダゾール(1.89g,0.0
06モル)および硫酸水素テトラブチルアンモニウム
(2.04g,0.006モル)を添加した。その混合物
を周囲温度で約5分間撹拌した後、CH2Cl2(30m
l)で3回抽出した。分離後、合一したCH2Cl2相を
Na2SO4で乾燥し、濾過し、そして溶媒を蒸発させて
油状物を得た。残渣油をトルエン(40ml)に溶解しそ
して+60℃に加熱した。加熱トルエン(10ml)に溶
解したクロロメチルアセテート(0.72g,0.006
6モル)を保護気体および撹拌の下に添加した。その溶
液を+60℃で一夜放置した。そのトルエンを蒸発さ
せ、そして残渣油をCH3OH−CH2Cl2(5:9
5)を溶出剤として用いるシリカカラムでのクロマトグ
ラフィにかけ、次いで生成物をイソプロピルエーテルか
ら再結晶して生成物(0.39g,17%)を得た。得
られた標題化合物の同定は、NMRで確認した。
【0041】参考例2〜6 後記参考例2〜6に列挙した化合物を参考例1に例示し
た方法を用いて製造した。 参考例7 アジピン酸〔2−〔〔(3,5−ジメチル−4−メトキシ
−2−ピリジニル)メチル〕スルフィニル〕−1H−ベ
ンズイミダゾール−1−イル〕メチルモノエステルナト
リウム塩の製造 (方法Aにより合成された)アジピン酸〔2−〔〔(3,
5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピリジニル)メチ
ル〕スルフィニル〕−1H−ベンズイミダゾール−1−
イル〕メチルクロロメチルエステル(0.60g,0.0
011モル)を50%水性アセトニトリル(40ml)に
溶解し、そして3当量の水性NaOHを連続撹拌しなが
ら徐々に添加した。アセトニトリルを蒸発させ、残渣を
CH2Cl2で洗浄し、そして残った水を蒸発させて油状
残渣を得た。酢酸エチル−エタノールを溶出剤として用
いるSiO2でのクロマトグラフィにより目的化合物
(0.02g)を得た。生成物の同定はNMRで確認し
た。
【0042】参考例8 テレフタール酸〔2−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメ
チル−2−ピリジニル)メチル〕スルフィニル〕−1H
−ベンズイミダゾール−1−イル〕−メチルモノエステ
ルナトリウム塩の製造(方法C) THF(50ml)中のテレフタール酸(166g,0.
01モル)にジイソプロピルエチルアミン(2.6g,
0.02モル)を添加し、そしてその混合物を−10℃
に冷却した。THF(20ml)に溶解したイソブチルク
ロロホルメート(1.36g,0.01モル)を撹拌下に
添加した。添加後、混合物の温度を+15°に高め、そ
してTHF(20ml)に溶解した〔2−〔〔(4−メト
キシ−3,5−ジメチル−2−ピリジニル)メチル〕ス
ルフィニル〕−1H−ベンズイミダゾール−1−イル〕
メタノールを滴加した。その混合物を室温で2時間撹拌
した。THFを蒸発させ、そして残渣をCH2Cl2に溶
解しそして水洗した。分離後、CH2Cl2相を蒸発させ
た。残渣油を酢酸エチルに溶解し、H2Oを添加しそし
てpHをNaOH(1M)で2.5に調節した。分離後、
酢酸エチル相を蒸発させ、そして残渣をCH2Cl2に溶
解し、Na2SO4で乾燥し、そして溶媒を蒸発させて目
的化合物(収量0.8g,16%)を得た。得られた標
題化合物の同定はNMRで確認された。
【0043】参考例9 N,N−ジメチル−β−アラニン〔2−〔〔(4−メトキ
シ−3,5−ジメチル−2−ピリジニル)メチル〕スル
フイニル〕−1H−ベンズイミダゾール−1−イル〕−
メチルエステルの製造(方法C) N,N−ジメチル−β−アラニン(0.76g,0.00
5モル)とN−メチルモルホリン(0.99g,0.01
モル)をCH2Cl2(15ml)を添加した。その溶液を
−10℃に冷却し、そしてCH2Cl2(15ml)に溶解
したイソブチルクロロホルメート(0.68g,0.00
5モル)を不活性雰囲気下に添加した。その溶液を−1
0℃で約20分間撹拌した。CH2Cl2(15ml)に溶
解した〔2−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2
−ピリジニル)メチル〕−スルフイニル〕−1H−ベン
ズイミダゾール−1−イル〕メタノールを−10℃で混
合無水物に滴加した。その溶液を−10°で2時間撹拌
し、そして温度をその後室温まで上げた。NaOH溶液
(25ml,0.2M)を撹拌下に添加し、そしてその混
合物を約5分間撹拌した。分離後、CH2Cl2相をNa
2SO4で撹拌し、濾過し、そしてその溶液を蒸発させて
目的化合物(収量0.7g,32%)を得た。標題化合
物の同定はNMRで確認した。融点:>230°。
【0044】参考例10および12 第2表中の参考例10および12に列挙された化合物を
方法Cにより製造した。 参考例13および14 第2表中の参考例13および14に列挙された化合物は
方法Cにより製造することができる。
【0045】参考例11 N,N−ジエチルグリシン〔2−〔〔(4−メトキシ−
3,5−ジメチル−2−ピリジニル)メチル〕スルフイ
ニル〕−1H−ベンズイミダゾール−1−イル〕−メチ
ルエステル(方法C) 〔2−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリ
ジニル)メチル〕スルフイニル〕−1H−ベンズイミダ
ゾール−1−イル〕メタノール(3.5g,0.010モ
ル)、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド(2.1
g,0.010モル)、N,N−ジエチルグリシン塩酸塩
(1.7g,0.010モル)および4−ジメチルアミノ
ピリジン(1.3g,0.011モル)のピリジン(75
ml)中混合物を39時間室温で撹拌した。析出したN,
N−ジシクロヘキシル尿素を濾別した。その濾液を蒸発
させ、そして残渣をジクロロメタンに溶解した。そのジ
クロロメタン溶液を水(25ml)に溶解したNaOH
0.080g(0.0020モル)で洗浄した後1回水
(25ml)洗した。有機相を乾燥し(Na2SO4)、濾
過し、そして溶媒を蒸発させて目的化合物を得た。生成
物の同定はNMRで確認した。
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】 参考例1〜14による化合物についての同定データを下
記第3表に示す。
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】実施例(中間体の製造) クロロメチルベンゾエートの製造:ベンジルクロライド
(35g,0.25モル)および融解ZnCl2(1.0
g,0.0073モル)を乾燥パラホルムアルデヒド
(7.5g,0.75モル)の存在下に2時間加熱して得
られた油状物を真空蒸留して目的化合物を得た(175
g,41%)。生成物の同定はNMRで確認した;δ
(500MHz:CDCl3)6.0(s, 2H)、7.5(dd, 2H)、7.65
(t, 1H)、8.1(d, 2H)。
【0052】〔2−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメチ
ル−2−ピリジニル)メチル)−スルフイニル〕−1H
−ベンズイミダゾール−1−イル〕メタノールの製造 2−〔〔(4−メトキシ−3,5−ジメチル−2−ピリジ
ニル)メチル)スルフィニル〕−1H−ベンズイミダゾ
ール(3.15g,10ミリモル)とN,N−ジメチルア
ミノピリジン(120mg,1ミリモル)をメチレンクロ
ライド(50ml)に溶解した。ホルムアルデヒドの溶液
(5M,10ml,50ミリモル)を添加し、そしてその
混合物を激しく2分間に撹拌した。相分離しそしてメチ
レンクロライド溶液を乾燥(硫酸ナトリウム)し、濾過
しそして蒸発乾固した。わずかに赤色の残渣は本質的に
純粋な油状物の標題化合物であった。NMR:500MHz、CDC
l3、δ:2.15、 2.27、 3.70、 4.89、 5.89、 7.33、 7.63、
7.96。
【0053】生物学的試験 有意識犬における胃酸分泌に対する生体内抑制作用試験
方法 慢性胃瘻犬を用いた。これらの犬に外科的に、胃内に胃
カニューレを設けると共に試験化合物を直接十二指腸内
投与するために用いられる十二指腸瘻を設けた。外科手
術後4週間の回復期間を待って、各犬について1週間に
1回試験を行った。各試験の18時間前に、食物と水を
取り去った。0.5% MethocelR(90HG 1500
0,Dow Chem Corp)に懸濁した試験化合物を胃用チュ
ーブを用いて経口投与するかまたは十二指腸瘻を通して
カテーテルを介して十二指腸内投与した。1時間後、個
別の用量(400〜600マイクロモル/kg,時)でヒ
スタミンを連続注入することにより胃酸分泌を誘起させ
ると、最大胃酸分泌の約90%が生じる。その胃液を自
由流通式に胃カニューレから連続30分間サンプルとし
て2時間集めた。それらサンプルをRadiometer自動滴定
器を用いて、0.1M NaOHでpH7.0に滴定し、そ
して酸出力を計算した。酸分泌抑制率(%)は各犬につ
いてビイクルのみを与えた対照試験での酸出力を比較す
ることにより計算した。各化合物についてのピーク抑制
作用を測定した。試験結果を下記第4表に示す。
【0054】
【表10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンドベルイ,ペル・レンナート スウエーデン国エス−43612イヨーテボル イ.クナツペハル64 (72)発明者 スンデン,ギユンネル・エリサベート スウエーデン国エス−41712イヨーテボル イ.エーケトレガタン24アー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、 Xは−S−または−SO−であり;R1、R2、R3およ
    びR4(それらは同一かまたは異なる)は、 (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル (c) 3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル (d) 1〜6個の炭素原子を含むアルコキシ (e) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
    コキシアルキル (f) 各アルキル部分に1〜3個の炭素原子を含むアル
    コキシアルコキシ (g) ハロゲン であり;R6およびR8は同一かまたは異なりそして (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を含むアルキル より選ばれ;R7は (a) H (b) 1〜7個の炭素原子を含むアルキル (c) 1〜7個の炭素原子を含むアルコキシ (d) フェニル である〕で示される化合物(ただしR1、R2、R3
    6、R7およびR8がHである化合物を除く)。
  2. 【請求項2】 XがSOである請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 XがSである請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1、R2、R3およびR4が同一であるか
    または異なり、そして (a) H (b) 1〜6個の炭素原子を有するアルキル (c) アルキル部分に1〜6個の炭素原子を有するアル
    コキシ より選ばれる請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R1、R2、R3およびR4がH、1〜6個
    の炭素原子を含むアルキル、または1〜6個の炭素原子
    を含むアルコキシである請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R1、R2、R3およびR4がすべてHであ
    る請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R1、R3およびR4がHであってR2がO
    CH3であるか、またはR1、R2およびR4が水素であっ
    てR3がOCH3である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R7が1〜6個の炭素原子を含むアルキ
    ルまたは1〜6個の炭素原子を含むアルコキシである請
    求項1記載の化合物。
  9. 【請求項9】 ピリジン断片が 【化2】 である請求項1記載の化合物。
  10. 【請求項10】 ピリジン断片が 【化3】 である請求項1記載の化合物。
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