JPH07188178A - ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体の製法、こうして製造された誘導体、およびその使用 - Google Patents
ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体の製法、こうして製造された誘導体、およびその使用Info
- Publication number
- JPH07188178A JPH07188178A JP6276882A JP27688294A JPH07188178A JP H07188178 A JPH07188178 A JP H07188178A JP 6276882 A JP6276882 A JP 6276882A JP 27688294 A JP27688294 A JP 27688294A JP H07188178 A JPH07188178 A JP H07188178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perylene
- dicarboximide
- dicarboxylic acid
- alkyl
- general formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C233/00—Carboxylic acid amides
- C07C233/64—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
- C07C233/65—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings having the nitrogen atoms of the carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/76—Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D221/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
- C07D221/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D221/04—Ortho- or peri-condensed ring systems
- C07D221/18—Ring systems of four or more rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B5/00—Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings
- C09B5/62—Cyclic imides or amidines of peri-dicarboxylic acids of the anthracene, benzanthrene, or perylene series
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2603/00—Systems containing at least three condensed rings
- C07C2603/02—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems
- C07C2603/54—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing more than five condensed rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
ラスチックの着色、またはコーティング及びペイント用
顔料として使用できる。
Description
酸誘導体の製法、こうして製造された新規誘導体、およ
び高度に耐光性の蛍光染料としての上記誘導体の使用に
関する。
0−テトラカルボン酸ビスイミド(1)は、長い間高度
に耐光性の建染め染料および顔料として、また最近では
均一溶液中の蛍光染料として(たとえば、H. Zollinge
r, Color Chemistry, VCH Verlagsgesellschaft, Weinh
eim, 1987参照)使われてきたが、ペリレン−3,
4−ジカルボキシイミド(2)は驚くほど少しの例しか
知られていない。
造されるペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン
酸二無水物(3)と一級アミンとの縮合により可能であ
るが、類似のペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物
(4)への製造的経路はなく、4は3の気相脱カルボキ
シル化により微々たる量で得られるにすぎない(Z. Iqb
al, D. M. Ivory, H. Eckhardt, Mol. Cryst. Liqu. Cr
yst.1988、158b、337)。
するためには、間接的経路を選ぶ必要があるが、しかし
これはイミド窒素上の置換基の選択を著しく制限する。
このためには、1929(DE−PS486,491)
から知られている無置換ペリレン−3,4−ジカルボキ
シイミド2aをまずスルホン化し、スルホン化生成物を
加水分解してスルホン化ペリレン−3,4−ジカルボン
酸無水物6を得る。6を短鎖(十分に親水性の)脂肪族
アミノ末端をもつアミンと縮合して、スルホン化ジカル
ボキシイミド(7)を得ることができる。これを半濃硫
酸中で脱スルホン化することにより、相当する染料
(2)が製造される。この反応にはきびしい条件が必要
であり、スルホン化および脱離をまねくこともあり、ス
ルホン化ペリレン誘導体の分取精製中の問題点がこの方
法を著しく限定し、その結果(水素)、メチル、エチ
ル、1−プロピル、1−ブチル、イソブチル、1−ペン
チル、1−ヘキシル、1−オクチル、2−ヒドロキシエ
チル、フェニル、p−トリル、p−アニシル基を含む物
質だけが現在まで製造されている(Y. Nagao, T. Mison
o,Chem. Abstr. 85:20928s;Y. Nagao, T. Mi
sono, Bull. Chem. Soc.Japan,1979、52、172
3;Y. Nagao, T. Misono, Bull. Chem. Soc. Jpn., 1
981、54、1575)。 Bull. Chem. Soc. Jpn.1
981、54、1575に記載の方法を使用し、採取方
法(H. Kaiser, J. Lindner, H. Langhals, Chem. Be
r., 1991、124、529)で容易に入手できるペ
リレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸3,4−
無水物9,10−イミドから窒素上に種々の置換基をも
つN−置換ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド、た
とえば下記2cの化合物を製造する試みは、少数の上記
単純アミドに対しては脱カルボキシル化により低収率
(4%以下)となり、従ってこの方法は2への一般合成
経路ではない。
ボン酸二無水物3と一級アミンの縮合は、ふつう相当す
るペリレンテトラカルボン酸ビスイミド1を高収率で生
成する。しかしこの縮合を水の存在で、高温で加圧下、
特定の試薬の存在で行うと、驚くことに予想のビスイミ
ド1の他に、モノイミド2も得られる。
10−テトラカルボン酸二無水物と一級アミンR1 −N
H2 とを、150乃至350℃の温度で加圧下、水の存
在で、および亜鉛塩、鉛塩、カルシウム塩、またはマグ
ネシウム塩の存在で、また塩基として窒素含有複素環の
存在で反応させることを含む、一般式Iのペリレン−
3,4−ジカルボキシイミドの製法を提供する。
たはシクロアルキル、または炭素環または複素環式芳香
族基である。好ましい温度範囲は約180乃至250℃
である。特に適当な反応温度は190℃または210乃
至220℃である。
酸鉛、塩化亜鉛、特に酢酸亜鉛である。特に適する窒素
含有複素環は、キノリン、ピリジン、特にイミダゾール
である。好ましくは、溶剤として特定の複素環化合物を
使用して、反応を実施する。
R1 を含む一級アミンで、反応は特に円滑に進行する。
特に適当な基R1 は、特に次の2,5−ジ−tert−ブチ
ルフェニル、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ニトロフ
ェニル、4−tert−ブチルフェニル、2,3−ジメチル
フェニル、1−ヘキシルヘプチル、1−オクチルノニ
ル、1−ノニルデシル、シクロプロピル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、シクロドデシル、アダマンチル、または4−カルバ
モイルフェニルを含む。
1 −NH2 、または使用する塩の最適量は、場合場合で
変化できる。二無水物3からモノイミド2b(R1 は
2,5−ジ−tert−ブチルフェニルである)を製造する
ときは、3の1mmol当り水約0.7ml、3の1mol 当り
2,5−ジ−tert−ブチルアニリン約1.6mol 、3の
1mmol当り酢酸亜鉛約135mgを使用するのが便利であ
る。
収率で得られる。残りは本質的に、未反応原料、ペリレ
ン、相当するビスイミド1bであり、これらはクロマト
グラフィーにより容易に分離できる。最適反応温度は約
190℃である。一層高温では、一層高い割合のペリレ
ンが得られ、一層低温では収率が減る。210乃至22
0℃の高温で反応を行い、約7乃至8時間の比較的短い
反応時間を使用することが有利であり得る。この場合収
率は若干低く、また一層多くのペリレンが生成するが、
これはクロマトグラフィーにより著しく容易に分離で
き、若干分離が一層困難な相当するビスイミド1bは殆
んど生成しない。
は、ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物4の製造に
は、モノイミド2bが適当な原料である。このために
は、2bとたとえばKOHとをtert−ブチルアルコール
中で反応し、ついで加水分解してペリレン−3,4−ジ
カルボン酸のモノアミドを得る。こうして得たモノアミ
ドのアルカリ性溶液を酸性にすると、その一部が更に加
水分解し、望むペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物
(4)を与える(他の部分は原料2bに戻る)。特に適
当な酸は50%酢酸であり、転化率基準で4を60%以
上の収率で生成し、4の単離収率は90%以上である。
環化生成物2bの残部は、熱炭酸カリウム溶液の溶解、
濾過、酢酸での沈殿により困難なく分離でき、こうして
無水物4が高純度で得られる。
とも、上記反応条件で、たとえばイミダゾールまたはキ
ノリン中酢酸亜鉛を使用して縮合し、ペリレン−3,4
−ジカルボキシイミド(2)を得ることができる。従っ
て、本発明はまた、ペリレン−3,4−ジカルボン酸無
水物と一級アミンR1 −NH2 とを、150乃至350
℃の温度で加圧下、亜鉛塩、鉛塩、カルシウム塩、また
はマグネシウム塩の存在で、および塩基として窒素含有
複素環の存在で反応することからなる、上記一般式Iの
ペリレン−3,4−カルボキシイミドの製法を提供す
る。
ボキシイミドと、好ましくは一級のハロゲン化アルキル
R1 −X、好ましくは臭化アルキルまたはヨウ化アルキ
ルとを、好ましくは20乃至100℃の温度で、強塩基
の存在で反応することからなる、上記一般式Iのペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミドの製法を提供する。特
に適する塩基は、アルコレートまたは水酸化物であり、
特にナトリウムメトキシドまたは水酸化カリウムであ
る。KOH粉末を使用するときは、脱プロトン化の適当
な溶剤は、特にジメチルスルホキシドのような非プロト
ン溶媒であり、一方ナトリウムメトキシドを使用すると
きは、アルコール、特にメタノールを使用することもで
きる。アルキル化のための特に適する溶剤は、特にジメ
チルスルホキシドまたはN−メチルピロリドンのような
非プロトン極性溶媒である。
リレン−3,4−ジカルボキシイミド(2)は、少数の
例外除いて、新規な化合物である。したがって、本発明
はまた一般式IIの新規なペリレン−3,4−ジカルボキ
シイミドに関する。
基、または合計少なくとも8個の炭素原子をもつシクロ
アルキル、アラールキル複素環芳香族基または炭素環芳
香族基である。
3,4−ジカルボキシイミド(2)およびペリレン−
3,4−ジカルボン酸無水物(4)を使用して、一般に
既知反応を使用し困難なく多くのペリレン−3,4−ジ
カルボン酸誘導体を製造できる。本発明はまた、一般式
IIIのペリレン−3,4−ジカルボン酸ジエステルに関
する。
ル、アラールキル、またはシクロアルキル、または炭素
環または複素環の芳香族基である。これらの化合物は、
たとえばモノイミドまたはモノ無水物を加水分解し、つ
いで例えば加水分解生成物をアルキル化することにより
製造できる。そこで、無水物4を、ナトリウムメトキシ
ドおよびヨウ化メチル(または硫酸ジメチル)と反応す
ることができ(DE−A2,512,516参照)、ま
たはN−メチルピロリドン中で臭化プロピルおよびカリ
ウムtert−ブトキシドと反応することができ、ジメチル
エステルまたはジ−n−プロピルエステルを得る。これ
らのエステルは、強い黄緑蛍光をもつ黄色溶液を形成す
る。
ジカルボン酸、そのアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩、たとえばカリウム塩、ナトリウム塩、マグネシ
ウム塩、カルシウム塩、またはストロンチウム塩であ
る。本発明はまた、一般式IVのペリレン−3,4−ジカ
ルボン酸エステルアミドに関する。
おり、R5 とR6 は互に独立に、H、アルキル、アラー
ルキル、またはシクロアルキル、または炭素環または複
素環の芳香族基である。これらの化合物は、たとえば上
記のペリレン−3,4−ジカルボキシイミドの部分加水
分解、ついで望むときは得られる生成物のアルキル化ま
たはアリール化により製造できる。
4−ジカルボキサミドに関する。
おり、H、アルキル、アラールキルまたはシクロアルキ
ル、または炭素環または複素環の芳香族基である。これ
らの化合物は、たとえば上記ペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミドの部分加水分解、ついで生成物と適当なア
ミンとの反応により製造できる。
ボン酸または上記一般式 IIIのジエステルの還元、つい
でC求核試薬との反応による一般式VIのペリレン−3,
4−ジカルボニル誘導体の製法を提供する。
キル、アラールキルまたはシクロアルキル、または炭素
環または複素環の芳香族基である。ごくわずかの式VIの
ジカルボニル誘導体がこれまで記載されており、既知の
誘導体は(Beilstein, EIII 7、4523および452
6参照)ペリレンのフリーデル−クラフツアシル化によ
り製造された。従って、本発明はまた、R7 とR8 が上
で定義した通りの一般式VIの新規なペリレン−3,4−
ジカルボニル誘導体に関する。ただしR7 とR8は同時
にフェニル、p−トリル、または4−クロロフェニルで
はない。
物と一級ジアミンとの反応は、新規化合物、すなわち一
般式VII のペリレン−3,4−ジカルボキサミジンを生
成する。
フェニレン、ナフチレン、ピリジレン、多縮合芳香族炭
素環または複素環基、または式VIII、IXまたはXの二価
基である。
はニトロで置換されていることができ、R9 とR10は互
に独立に、C1-4 アルキル、フェニル、または4−トリ
ルである。
ジカルボキサミジンは、Aが1,2−シクロペンチレ
ン、1,2−シクロヘキシレン、1,2−フェニレン、
2,3−または1,8−ナフチレン、2,3−または
3,4−ピリジレン、9、10−フェナントリレン、ま
たは式VIII、IXまたはXの二価基、特にAが1,2−フ
ェニレン、1,8−ナフチレン、または式VIII、IXまた
はXII の二価基である化合物である。
ボン酸無水物と一般式XIIIの一級ジアミンとの反応によ
る一般式VII のペリレン−3,4−ジカルボサミジンの
製法を提供する。
い。
ールとペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物との反応
による、Aが式VIIIの基である一般式VII のペリレン−
3,4−ジカルボキサミジンの製法を提供する。この反
応は、好ましくは立体障害のあるアミンの存在で、また
は三級アミンたとえば3−アミノ−3−エチルペンタン
または2,6−ジ−tert−ブチルペリジンの存在で実施
される。
ルは、好ましくはC1 −C41アルキルである。この基は
直鎖または枝分れ鎖であることができる。二級アルキル
基、たとえば1−ヘキシルヘプチル、1−ヘプチルオク
チル、1−オクチルノニル、または1−ノニルデシルが
好ましい。
ンジルである。
または多環式であることができ、好ましくは環に3乃至
12個の炭素原子を含む。適当な基の例は、シクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロオクチル、シクロドデシル、デカリニル、ま
たはアダマンチルである。
基も、一つまたはそれ以上の縮合または非縮合環を含む
ことができ、好ましくは5−または6−員環である。複
素環式芳香族基は、好ましくは環に1個、2個または3
個のヘテロ原子、特にN、O、またはS原子を含む。炭
素環式芳香族基は好ましくは6乃至12個の炭素原子を
含む。適当な基の例はフェニル、トリル、ナフチル、ま
たはビフェニリルである。適当な複素環式芳香族基の例
は、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、ピリジル、
ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリ
ル、イソインドリル、インダゾリル、キノリル、イソキ
ノリル、キナゾリニル、またはカルバゾリルである。
4−ジカルボン酸誘導体は、好ましくはペリレン環系が
無置換のものである。しかし、ペリレン環系に1個以上
の、しかし多くとも6個の置換基を含むこともでき、可
能な置換基は互に独立に、アルキル、アラールキル、シ
クロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキル
アリール、アルキルメルカプト、アリールメルカプト、
炭素環または複素環の芳香族基、または塩素、臭素、ニ
トロ、−SO3H(その金属塩またはアンモニウム塩を含
む)、または−SO3R(Rはアルキルまたはアリールであ
る)、アミノ、アシルアミノメチルたとえばアセチルア
ミノメチル、アルキルアミノ、アリールアミノ、フタル
イミドメチル(たとえば相当するフタルイミド誘導体の
開裂によりつくられる)、アミノメチル、ジメチルアミ
ノメチル、ピラゾロメチルである。
ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体は、特にレオロ
ジー改良剤として適する。
またはキナクリドン顔料の相当する誘導体およびその製
造は、たとえばUS4,981,888、EP−A35
6,390、EP−A508,704、US5,21
2,221、またはEP−A485,337に開示され
ている。本発明の置換ペリレン−3,4−ジカルボン酸
誘導体は同様にして製造できる。
であり、また1,6−;1,9−;2,5−;7,12
−;8,11−または9、10−位である。置換ペリレ
ン誘導体は、好ましくは環系に1個または2個の置換基
を含み、置換基は二置換化合物では同一が好ましい。
合物から一般既知法により製造でき、またはすでに置換
した異なる誘導体の変換により合成される(たとえば置
換イミドから置換ジエステル)。ニトロ、アミノ、ブロ
モ誘導体の製造は、下記の実施例により記載する。
えば種々の試薬でニトロ化できる。2b(R1 は2,5
−ジ−tert−ブチルフェニルである)と硝酸との氷酢酸
中での反応は、多数の生成物を生成し、それから1,6
−ジニトロ誘導体を13%収率で、クロマトグラフィー
により困難なく単離できる。
る)を無水酢酸中で硝酸と反応すると、1−ニトロ誘導
体8%、1,9−ジニトロ誘導体35%、9,10−ジ
ニトロ誘導体14%をクロマトグラフィーにより単離で
きる。
すると、複雑な反応混合物を生成し、それから1−ニト
ロ化合物7%をクロマトグラフィーにより分離できる。
メタンスルホン酸による反応の触媒作用は第2の置換に
有利である。この場合、1,6−ジニトロ−12%、9
−ニトロ36%、2,5−ジニトロ9%、9,10−ジ
ニトロ置換生成物25%が見出される。
化は、光により強く影響を受ける。可視領域における2
Cの広い光吸収のために、通常の日光で完全に十分であ
り、光反応が高い量子収率で進行する。塩化メチレン中
の N2O4 による2cのニトロ化を完全に暗所で行うとき
は、単離できる反応生成物は純粋な9−ニトロ誘導体5
5%であり、残りはほとんど未反応原料であり、これは
容易に分離できる。従って、この反応は製造的規模での
9−ニトロ誘導体の最もよい製法である。
元でき、9−アミンの30%が直接得られる。残留物を
クロマトグラフィー処理することにより、さらに20%
を単離できる。塩酸中鉄による還元で、さらによい結果
が得られる。この方法では、85%収率でアミンを直接
単離できる。
は強い正の溶媒和発色効果を有する。その吸収極大は、
クロロホルム中の554nmから、メタノール中の602
nmと著しく移動する。この染料は比較的耐光性で、さら
に弱い蛍光を発するから、共鳴効果による非線形光学に
おける第3調和波の生成に興味があるものである。
導体化は(また Y. Nagao, Y. Abe,T. Misono, Dyes. P
igm. 1991、16、19参照)、多臭素化生成物の
他に、63%収率で9−ブロモ誘導体を生成する。この
反応は、光不在下のニトロ化と類似である。2bを同一
方法で臭素化できる。しかし、反応は分離できない多臭
素化2bを生じる。これに対し、炭酸カリウム存在下で
クロロベンゼン中で臭素化すると、9−ブロモ2bを7
7%単離できる。
4−ジカルボン酸誘導体は、溶液中で著しく強い蛍光を
示し、これは高い量子収率で起る。その耐光性は、著し
く光安定性であることが知られており、現在最も安定な
蛍光染料であるペリレン染料(上記ペリレンビスイミド
1)の耐光性よりも優れている。たとえば、モノイミド
2bがジメチルホルムアミド溶液中で漂白される速度
は、1bよりも20倍も遅い。同様の結果が他の染料2
でも見出される。一般に、これら染料の溶解度は相当す
るペリレン染料1より高い。本発明の化合物の比較的狭
い吸収および蛍光バンドは鮮明な色合いを生じる。殆ん
ど矩形の吸収バンドは、高い色強度に有利である。
顔料を形成し、驚くことに固体として強い蛍光も示す。
従って、これら化合物はまた耐光性蛍光顔料としても興
味がある。一般に、よく配列したクリスタリット類は各
場合に強い長波蛍光バンドを与える。これに対し、物質
をごく細かく微粉砕するか、または溶液から迅速に沈殿
したときは、短波長側の蛍光が最強度のバンドとなり、
固体のスペクトルは溶液中の蛍光スペクトルに一層似る
が、後者に関してはわずかな浅色シフトを行う。
のペリレンアミジンの蛍光は長波長に移動した。固体と
して、これらの物質も赤色顔料を形成する。その性質の
ため、本発明の化合物は多くの応用に適する。
の内部着色、またはコーティングおよびペイント用の顔
料として使用できる。従って、本発明は、一般式I〜VI
I の化合物を含む内部着色された高分子量有機材料およ
びこの化合物を使用する高分子量有機材料の内部着色法
に関する。
ン、ポリ塩化ビニル、フッ素高分子たとえばポリフルオ
ロエチレン、ポリトリフルオロクロロエチレン、または
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、シリコーン樹脂、特にポリカーボネートのよう
なエンジニアリングプラスチック、ポリアクリル酸エス
テル、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン、AB
S、ポリエステル特にポリ(アルキレンテレフタレー
ト)たとえばポリ(ブチレンテレフタレート)(PB
T)またはポリ(エチレンテレフタレート)(PE
T)、ポリアミド、ポリエーテルケトン、ポリウレタン
またはその混合物である。有利には、本発明の化合物
を、重合体に対し0.01〜10重量%、好ましくは
0.01〜5重量%の濃度で使用する。
フィンの例は、高密度および低密度のポリエチレン(H
DPE、LDPE、LLDPE)、ポリイソブチレン、
特にポリプロピレン、ポリオレフィンとたとえばポリエ
ーテル、ポリエーテルケトン、またはポリウレタンとの
共重合体を含む。ポリプロピレンが好ましい。
チック顆粒または粉末とを、前もって調製品に合体する
必要なしに混合し、混合物を押出して繊維、フィルムま
たは顆粒を得ることによって、常法で着色を行う。後者
をついでたとえば射出成形法で成形し物品を得ることが
できる。
い彩度を示し、良好な透明度と特に光に対する良好な耐
性で特徴づけられている。本発明はまた、証券印刷に、
機械で読みとれるマーク用蛍光塗料として、レーザー染
料として、そして非衝撃印刷トナー、カラーフィルタ
ー、有機光受容体、エレクトロルミネセンスおよびフォ
トルミネセンス素子、または太陽コレクターの製造に、
本発明の化合物を使用することに関する。
を含む)、または−SO3R(Rはアルキルまたはアリール
である)、アミノ、アシルアミノメチルたとえばアセチ
ルアミノメチル、アルキルアミノ、アリールアミノ、フ
タルイミドメチル(たとえば相当するフタルイミド誘導
体の開裂によりつくられる)、アミノメチル、ジメチル
アミノメチル、またはピラゾロメチルからなる群から選
ばれる1個以上の置換基を含む本発明の化合物を、さら
にレオロジー改良剤として使用できる。次に実施例は本
発明を例示する。
リレンテトラカルボン酸二無水物からペリレンジカルボ
キシイミドの製造 実施例1 : N−(2,5−ジ−t−ブチルフェニル)
ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2b) 容量100mlのオートクレーブ中で、ペリレン−3,
4,9,10−テトラカルボン酸二無水物3.66g
(9.34mmol)、イミダゾール18.7g、酢酸亜鉛
二水和物1.32g、水8.0ml(450mmol)、2,
5−ジ−tert−ブチルアニリン(Rec. Trav. Chim. Pay
s-Bas,1958、77、491に従って製造した)1.
05g(5.12mmol)の混合物を210℃で23時間
加熱した。反応終了後、混合物をエタノールで洗い流し
てオートクレープからとり出し、水および濃塩酸で処理
し、全エタノールが蒸発するまで煮沸した。褐赤色残留
物を吸引濾過し、そして10%炭酸カリウム水溶液で1
時間煮沸した。固形分を吸引⌒過し、乾燥キャビネット
で120℃で乾燥し、クロロホルムを使いシリカゲルで
クロマトグラフした。これはペリレンの前留(黄、青色
蛍光)、ついでN(2,5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2b)、
ついでN,N’−ビス(2,5−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシ
イミド(1b)を与えた。収量2.40g(50.5
%)、m.p.>300℃。Rf (CHCl3/シリカゲル)=
0.85。UV(CHCl3):λmax (ε)=489nm(35
300)、512(33590)。蛍光(CHCl3, exc.4
89nm)λmax (Irel )=535nm(1)、576nm
(0.36)。 C36H31NO2 (509.7)として 計算値 C84.84 H6.13 N2.75 実測値 C84.79 H6.35 N2.81
−テトラカルボン酸二無水物からN−(4−t−ブチル
フェニル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水
物3.66g(9.33mmol)を、イミダゾール18.
66g、酢酸亜鉛二水和物1.36g、水8ml、4−t
−ブチルアニリン1.89g(12.7mmol)と混合
し、混合物をオートクレーブ中で220℃で10時間加
熱した。反応生成物を、アルコールで洗うことによって
オートクレーブからとり出し、10%塩酸200mlで処
理し、最早エタノールが存在しなくなるまで煮沸した。
沈殿を吸引濾過し、10%炭酸カリウム溶液中で煮沸し
た。不溶残留物を吸引濾過し、水洗し、乾燥キャビネッ
トで120℃で乾燥した。クロロホルムを使用するシリ
カゲル上での残留物のクロマトグラフィーは、Rf 値
0.40および0.19をもつ2生成物を分離し、これ
らは 1HNMR分光法によりN−(4−t−ブチルフェ
ニル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドおよび
N,N’−ジ(4−t−ブチルフェニル)ペリレン−
3,4,9,10−ビス(カルボキシイミド)と同定で
きた。クロロホルム中での生成物の溶解度が悪いため、
粗生成物の少部分だけをクロマトグラフィーで精製し、
総収率は得られた量を外挿して得た。これにより、N−
(4−t−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミド約10%及びN,N’−ジ(4−t−ブチ
ルフェニル)ペリレン−3,4,9,10−ビス(カル
ボキシイミド)約30%を得た。
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2c) ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水
物1.2g(3.1mmol)、イミタゾール6.2g、7
−アミノトリデカン(J. Prakt. Chem.,1980、32
2、261に従って製造した)470mg(2.36mmo
l)、酢酸亜鉛二水和物150mg(0.68mmol)、水
3.0ml(170mmol)をオートクレーブ(100ml)
中で190℃で24時間加熱した。2bの製造と同様に
処理した。収量1.25g(27%)。
ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2d) ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水
物1.4g(3.1mmol)、イミタゾール6.1g、9
−アミノヘプタデカン(DE−A4,007,618に
従って製造した)960mg(3.7mmol)、酢酸亜鉛二
水和物150mg(0.68mmol)、水3.0ml(170
mmol)をオートクレーブ(100ml)中で190℃で2
4時間加熱した。処理は2bの製造と類似であった。収
量130mg(Chem. Ber., 1985、118、4641
に記載のようにメタノールから抽出再結晶により7
%)。橙赤色結晶は強い固体蛍光を示した。m.p.143
−143.6℃。Rf (CHCl3/シリカゲル)=0.9
4。UV(CHCl3):λmax (ε)=454nm(sh, 176
20)、485(32530)、508(2948
0)。蛍光(CHCl3, exc.485nm)λmax (Irel )=5
72nm(sh, 0.49)、536(1)。 C39H45NO2 (509.8)として 計算値 C83.68 H8.10 N2.50 実測値 C83.62 H8.02 N2.73
酸無水物からペリレンジカルボキシイミドの製造 実施例5 : N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミド(2c) ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物(下記実施例1
0に従って製造した)200mg(620mmol)を、7−
アミノトリデカン250mg(0.12mol)、酢酸亜鉛二
水和物110mg、イミダゾール1.2gと共に、アルゴ
ン不活性雰囲気下に135〜140℃で1時間加熱し
た。冷却後、暗赤色融解ケーキをエタノール100mlで
砕解し、生成懸濁液に15%塩酸100mlを加え、全エ
タノールが蒸発するまで混合物を煮沸した(反応生成物
はエタノールに容易に溶ける)。固体を吸引濾過し、濾
液流出物が最早黄色蛍光を示さなくなるまで温水で洗っ
た。粗生成物を120℃の乾燥キャビネットで2時間乾
燥し、クロロホルムを使用してシリカゲルでクロマトグ
ラフした。第1着色画分をメタノール抽出により再結晶
した。収量200mg(63%)。橙赤色結晶は強い固体
蛍光を示した。m.p.166〜168℃。Rf (クロロホ
ルム/シリカゲル)=0.87。UV(CHCl3):λ
max (ε)=506(30250)、484(3158
0)。蛍光(CHCl3, exc.506nm)λmax (Irel )=5
40(1)、568(0.52)。 C35H27NO2 (503.7)として 計算値 C83.50 H7.36 N2.78 実測値 C83.58 H7.28 N2.92
リレン−3,4−ジカルボキシイミド(2e) ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物230mg(0.
70mmol)を、10−アミノノナデカン(DE−A4,
007,618に従い製造した)400mg(1.40mm
ol)及びイミダゾール1.0gと2cのようにアルゴン
不活性雰囲気下で反応し、ついで処理した。クロロホル
ムを使用しシリカゲルでクロマトグラフした後、反応生
成物を石油エーテルを使用してシリカゲルに適用し、純
粋に脂肪族の副生物を石油エーテル約1リットルで洗い
流した。反応生成物をトルエンで溶出し、ついでペンタ
ン抽出により再結晶した。収量400mg(85%)。m.
p.143〜143.5℃。Rf (シリガケル/CHCl3)=
0.94。UV(CHCl3):λma x(ε)=507nm(31
319)、482(32213)、453(sh, 174
50)。蛍光(CHCl3, exc.507nm)λmax (Irel )=
539(1)、557(0.47)。 C41H49NO2 (587.8)として 計算値 C83.77 H8.40 N2.38 実測値 C84.03 H8.47 N2.52
3,4−シカルボキシイミド(2f) ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物300mg(0.
93mmol)を、シクロオクチルアミン1.5g(2.1
5mmol)及びイミダゾール3gと、2cのようにアルゴ
ン不活性雰囲気下に140℃で2時間反応し、反応生成
物を処理し、乾燥キャビネットで乾燥した。未反応原料
を除くため、生成物を10%炭酸カリウム溶液中で煮沸
し、濾液流出物が無色となるまで熱水で洗った。褐赤色
生成物を120℃の乾燥室で乾燥し、エタノール抽出に
より再結晶した。収量290mg(72%)、固体蛍光の
ない暗赤色結晶性粉末。m.p.342〜343℃。R
f (CHCl3 /シリカゲル)=0.78。UV(CHCl3):λ
max (ε)=506nm(32000)、484(321
00)、264(35200)。蛍光(CHCl3)λmax (I
rel )=511nm、542(1)、573(sh, 0.5
1)。 C30H25NO2 (431.5)として 計算値 C83.50 H5.84 N3.25 実測値 C83.22 H5.83 N3.53
3,4−ジカルボキシイミド(2g) ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物190mg
(0.56mmol)を、シクロドデシルアミン140
mg(1.28mmol)及びイミダゾール2.0g
と、2cのようにアルゴン不活性雰囲気下に反応し、反
応生成物を処理した。クロロホルムを使用してシリカゲ
ルクロマトグラフした後、トルエン抽出により再結晶し
た。収量190mg(66%)。m.p.285℃。R
f (CHCl3/シリカゲル)=0.58。UV(CH
Cl3 ):λmax (ε):454(sh,1908
5),484(32630),507(32015)。
蛍光(CHCl3,exc.584nm)λmax (I
rel )=538(1),572(sh,0.44)。 C34H33NO2 (487.6)として 計算値 C83.75 H6.82 N2.87 実測値 C83.75 H6.81 N2.91
レン−3,4−ジカルボキシイミド(2h) ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物190mg
(0.56mmol)を、2−アミノエタノール0.8
5ml(1.40mmol)及びイミダゾール1.18
gと、2cのようにアルゴン不活性雰囲気下に96時間
反応し、反応生成物を処理し、乾燥キャビネットで乾燥
した。未反応原料を除くため、反応生成物を10%炭酸
カリウム溶液中で煮沸し、濾液流出物が無色となるまで
熱水で洗った。褐赤色生成物を120℃の乾燥キャビネ
ットで乾燥し、トルエン抽出により再結晶した。収量5
0mg(23%)。m.p.>260℃。UV(CHC
l3 ):λmax =489nm,509。蛍光(CHCl
3 ,exc.489nm)λmax (Irel )=546n
m(1),579(sh,0.46)。 C24H15NO3 (365.4)として 計算値 C78.89 H4.14 N3.83 実測値 C78.26 H4.27 N3.84
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.70g
(2.17mmol)を、4−t−ブチルアニリン0.
49g(3.28mmol)、イミダゾール3.00g
及び酢酸亜鉛二水和物0.10gと混合し、混合物を1
40〜150℃で5時間加熱した。熱いうちに、混合物
をエタノール100mlで処理し、10%塩酸200m
lを加えた。赤色懸濁液を、全エタノールが蒸発するま
で加熱し、ついで生成物を吸収濾過した。赤褐色残留物
を10%炭酸カリウム溶液中で煮沸し、熱いうちに固体
残留物を吸引濾過し、熱蒸留水で数回洗った。赤色残留
物を120℃の乾燥キャビネットで乾燥し、トルエン/
メタノール混合物で抽出することにより再結晶し、赤色
固体蛍光を示す赤色のN−(4−t−ブチルフェニル)
ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド0.80g(8
1%)を得た。m.p.>330℃。Rf (CHCl3
/シリカゲル)=0.35。 C32H23NO2 (453.5)として 計算値 C84.74 H5.11 N3.09 実測値 C84.58 H5.05 N3.16
−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.30g
(0.93mmol)を、シクロペンチルアミン0.2
4g(2.80mmol)及びイミダゾール3gと混合
し、混合物を窒素下に145℃で4時間加熱した。反応
生成物をエタノール洗浄によりフラスコから取り出し、
混合物を10%塩酸で処理し、エタノールが存在しなく
なるまで煮沸した。沈殿した生成物を吸引濾過し、炭酸
カリウム溶液中で煮沸し、固体残留物を吸引濾過し、熱
蒸留水で洗った。濾液を濃塩酸で酸性にして、ペリレン
−3,4−ジカルボン酸無水物60mg(20%)を回
収できた。赤色残留物を3回メタノール抽出により再結
晶し、ついで120℃の乾燥キャビネットで乾燥した。
収量0.22g(61%)、強い固体蛍光を示す暗赤色
小針状晶。m.p.>315℃。Rf (CHCl3 /シ
リカゲル)=0.18。UV(CHCl3 ):λ
max (ε)=506(31013),485(3142
5),355(3050),336(3000),31
9(2680),264(34268),256(s
h.,18100)。蛍光(CHCl3 ):λmax(I
rel)=541(1),572(sh.,0.49)。 C27H19NO2 (389.5)として 計算値 C83.27 H4.92 N3.60 実測値 C82.45 H4.69 N3.45
−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.30g
(0.93mmol)を、シクロヘキシルアミン0.2
8g(2.8mmol)及びイミダゾール3gと混合
し、混合物を窒素下に140℃で3時間加熱した。反応
生成物をエタノール洗浄によりフラスコから取り出し、
10%塩酸200mlで処理し、エタノールが存在しな
くなるまで煮沸した。残留物を吸引濾過し、炭酸カリウ
ム溶液中で煮沸し、再び吸引濾過した。濾液が殆んど着
色しなくなるまで、残留物を熱水で洗い、120℃の乾
燥キャビネットで乾燥した。得られた橙色の光沢のある
粉末を、2回メタノール抽出により再結晶した。収量
0.30g(80%)、強い赤色固体蛍光をもつ橙色小
結晶。m.p.370〜372℃。Rf (CHCl3 /
シリカゲル)=0.41。UV(CHCl3 ):λmax
(ε)=505(29970),483(3030
9),354(3160),336(3160),29
4(3300),264(29090)。蛍光(CHC
l3 ):λmax (Irel )=539(1),567
(0.51)。 C28H21NO2 (403.5)として 計算値 C83.35 H5.25 N3.47 実測値 C83.28 H5.38 N3.60
−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.30g
(0.93mmol)を、シクロヘプチルアミン0.3
2g(2.83mmol)及びイミダゾール3gと混合
し、混合物をアルゴン下に150℃で4時間加熱した。
反応生成物をエタノール洗浄によりフラスコから取り出
し、10%塩酸200mlで処理し、吸引濾過した。残
留物を炭酸カリウム溶液中で煮沸、吸引濾過し、濾液流
出物が無色となるまで熱蒸留水で洗った。得られた生成
物を120℃の乾燥キャビネットで乾燥し、メタノール
抽出により再結晶した。収量0.24g(62%)、赤
色固体蛍光を示す橙色結晶。m.p.354〜355
℃,Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.79。UV
(CHCl3 ):λmax (ε)=505(3037
0),483(30967),353(3170),3
36(3170),295(3460),264(29
047)。蛍光(CHCl3 ):λmax (Irel )=5
29(1),568(0.48)。 C29H23NO2 (417.5)として 計算値 C83.43 H5.55 N3.35 実測値 C82.55 H5.62 N3.55
チル−4−ニトロフェニル)ペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.20g
(0.93mmol)を、2,5−ジ−t−ブチル−4
−ニトロアニリン0.47g(1.9mmol)、酢酸
亜鉛二水和物0.20g及びイミダゾール4gと混合
し、混合物をアルゴン下に170℃で22時間加熱し
た。生成物をエタノール洗浄によりフラスコから取り出
し、2N塩酸で処理し、全エタノールが蒸発するまで煮
沸した。固体生成物を吸収濾過し、水で2回洗い、10
%炭酸カリウム溶液中で煮沸した。反応生成物を熱いう
ちに吸引濾過し、濾液流出物が最早黄色でなくなるまで
熱水で数回洗った。残留物は120℃の乾燥キャビネッ
トで乾燥し、トルエンを使用してシリカゲルでクロマト
グラフした。こうして得た溶液を、付着シリカゲルを除
くためD5半融るつぼに通して濾過した。赤色固体蛍光
を示す赤色粉末の収量0.09g(26%)、m.p.
>360℃。Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.3
1,UV(CHCl3 ):λmax (ε)=514(24
450),489(25850),356(310
0),265(33790)。蛍光(CHCl3 ):λ
max (Irel )=543(1),576(0.45)。 C36H30N2 O4 (554.7)として 計算値 C77.96 H5.45 N5.05 実測値 C77.78 H6.14 N4.85
ル)ペリレン−9,10−ジカルボキシイミド−3,4
−ジカルボン酸無水物からN−(1−ヘキシルヘプチ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2c)の
製造 N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−9,10−ジ
カルボキシイミド−3,4−ジカルボン酸無水物300
mg(0.6mmol)と12%KOH6mlとを、オ
ートクレーブ中で205℃で22時間加熱した(Bul
l.Chem.Soc.Jpn.,1981,54,1
575の操作に従い)。冷却後、反応生成物を吸引濾過
し、水で2回洗った。残留物(20mg)から、クロロ
ホルムを使用したシリカゲルクロマトグラフィーによ
り、少量のペリレンと共に、ジカルボキシイミド2c1
0mg(4%)を得た。
イミドからN−置換ペリレンジカルボキシイミドの製造 実施例15 :N−(1−ヘキシル)ペリレン−3,4−
ジカルボキシイミド a) ジメチルホルムアミド中でのペリレン−3,4−
ジカルボキシイミドの臭化ヘキシルと炭酸カリウムとの
反応:無水ジメチルホルムアミド(20ml)中のペリ
レン−3,4−ジカルボキシイミド0.30g(0.9
3mmol)、無水炭酸カリウム0.52g(4mmo
l)及び臭化ヘキシル0.31g(1.86mmol)
の懸濁液をつくり、混合物を室温で一夜かきまぜた。処
理のため、水300mlを加え、赤色沈殿を吸引濾過
し、水洗した。IRスペクトルにより、こうして得られ
たごく少量部分が予想のN−(1−ヘキシル)ペリレン
−3,4−ジカルボキシイミドであり、大部分は未反応
原料であった。 b) ジメチルスルホキシド中でのペリレン−3,4−
ジカルボキシイミドの臭化ヘキシルとKOHとの反応:
乾燥ジメチルスルホキシド20ml中のペリレン−3,
4−ジカルボキシイミド0.16g(0.50mmo
l)、水酸化カリウムペレット0.28g(4.25m
mol)の懸濁液をつくり、この混合物に1−ブロモヘ
キサン0.33g(2.00mmol)を滴下した。混
合物を室温で66時間かきまぜ、その間色が暗赤色から
赤褐色に変化するのが観察された。反応完結後、蒸留水
150mlを加え、析出した赤褐色生成物を吸引濾過
し、飽和塩化ナトリウム溶液および蒸留水で洗った。残
留物を120℃の乾燥キャビネットで乾燥した。生成物
は主にN−(1−ヘキシル)ペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミドとペリレン−3,4−ジカルボキシイミド
の混合物であることを、IRスペクトルは示した。クロ
ロホルムを使用してシリカゲル上でクロマトグラフィー
濾過により両生成物を分離でき、ついでN−(1−ヘキ
シル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドを再びク
ロロホルムを使用してシリカゲルクロマトグラフした。
得られた第1画分は、黄色生成物20mgであり、薄層
クロマトグラフィーにより示されるように均一なもので
はなかった。NMRスペクトルは、生成物がヘキシル基
を含んでいることを示し、生成物は多分種々のペリレン
カルボキシイミドおよびカルボン酸エステルであること
を示している。Rf 値の差が小いさ過ぎたので、更に精
製を行わなかった。得られた第2画分は、赤色粉末形の
N−(1−ヘキシル)ペリレン−3,4−ジカルボキシ
イミド60mg(30%)であった。m.p.>350
℃。Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.61。
リレン−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド0.40g
(1.25mmol)及びKOH粉末0.45g(8m
mol)をDMSO30mlに懸濁し、1−ブロモテト
ラデカン1.38gを加え、混合物を室温で90時間か
きまぜた。析出させるため、蒸留水300mlを加え、
析出生成物を吸引濾過し、蒸留水および希塩化ナトリウ
ム溶液で洗った。各々クロロホルムを使用しシリカゲル
上で、クロマトグラフ濾過、ついでカラムクロマトグラ
フィーにかけ、黄色画分と赤色画分を得た。3:2キシ
レン/石油エーテルを使用し、シリカゲル薄層クロマト
グラフィーにより、黄色画分は類似のRf 値をもつ3生
成物を含むので、さらに精製を行わなかった。収量30
mg。色比較により、赤色画分はN−(1−テトラデシ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドであること
を示した。強い固体蛍光を示す赤色粉末の収量30mg
(5%)。Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.8
1。
ン−3,5−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド0.40g
(1.25mmol)を無水メタノール25mlに懸濁
し、ナトリウムメトキシド0.17g(1.87mmo
l)を加え、混合物を室温で0.5時間かきまぜた。つ
いで溶剤をロータリーエバポレーターで除去し、残留物
に無水N−メチルピロリドン20ml、1−ブロモオク
タン0.54g(2.81mmol)を加え、混合物を
室温で23時間かきまぜた。N−メチルピロリドンをロ
ータリーエバポレーターで減圧で除去し、赤色残留物を
クロロホルムを使用して長さ20cmのシリカゲルカラ
ムを数回フラッシュした。未反応ペリレン−3,4−ジ
カルボキシイミドは出発点に抑止され、さらに黄色画分
と赤色画分が得られた。NMRスペクトルにより、赤色
画分はN−(1−オクチル)ペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミドであり、ついでメタノール抽出により再結
晶した。赤色固体蛍光を示す赤色小結晶の収率60%。
レン−3,4−ジカルボキシイミド ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド0.40g
(1.25mmol)を無水メタノール25mlに懸濁
し、ナトリウムメトキシド0.13g(1.43mmo
l)を加え、混合物を室温で0.5時間かきまぜた。つ
いで溶剤をロータリーエバポレーターで除去し、残留物
に無水N−メチルピロリドン20ml及び7−トリデシ
ルブロミド0.74g(2.80mmol)を加え、混
合物を室温で23時間かきまぜた。N−メチルピロリド
ンをロータリーエバポレーターで減圧で除去し、赤色残
留物をクロロホルムを使用して長さ20cmのシリカゲ
ルカラムを数回フラッシュした。未反応ペリレン−3,
4−ジカルボキシイミドは出発点に抑止され、さらに黄
色画分と赤色画分が得られた。試料の比較から、赤色画
分は所期のN−(7−トリデシル)ペリレン−3,4−
ジカルボキシイミドであることを示し、収量は15mg
(2.4%)であった。一方黄色画分に3生成物からな
ることを薄層クロマトグラム(3:2キシレン/石油エ
ーテル)は示し、Rf値のわずかな差のため、さらに精
製をしなかった。
ン酸カリウム塩 N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミド(2b)510mg
(1.0mmol)及び85%KOH1.4g(18m
mol)をtert−ブチルアルコール47mlに懸濁
し、懸濁液をかきまぜて2時間煮沸した。これにより淡
橙色溶液を生じ、その色は徐々に黄色に変った。同時
に、3−カルボキシペリレン−4−N−(2,5−ジ−
tert−ブチルフェニル)カルボキサミドカリウム塩
(8)の純黄色沈殿が生成し、これは水に著しく可溶
で、強い黄緑色蛍光を溶液中で示した。粗反応溶液の加
熱懸濁液に、50%酢酸100mlを滴下し、赤橙色懸
濁液を得、これを室温でさらに2時間かきまぜ、吸引濾
過した。こうして得た赤褐色固体を120℃の乾燥キャ
ビネットで乾燥し、ついで10%炭酸カリウム200m
l中で煮沸し、洗液流出物が無色となるまで温水で数回
洗った。濾過残留物は本質的にN−(2,5−ジ−te
rt−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジカルボキ
シイミド(2a)(収率27%)からなっていた。冷却
すると、水相からペリレン−3,4−ジカルボン酸カリ
ウム塩が結晶化した。m.p.>250℃。UV(H2
O):λmax(ε):450(28110),424
(23490),402(sh,11870)。蛍光
(H2 O,非常に強い)λmax (Irel ):465
(1),491(0.98)。 C22H11O4 Kx0.3K2 CO3 H2 O(437.
9)として 計算値 C61.16 H2.99 実測値 C60.87 H2.97.
ン酸無水物(4) 実施例19により得られた熱水相を集めて、氷酢酸で酸
性にした。沈殿をアグロメレートとするために、短時間
煮沸し、ついで吸引濾過した。収量220mg(67
%)。m.p.>260℃。Rf (CHCl3 /シリカ
ゲル)=0.16。UV(CHCl3 ):λ
max (ε):472(sh);487(32900);
508(29910)。蛍光(CHCl3 ):λ
max (Irel )A=544(1),578(0.4
6)。 C22H10O3 (322.3)として 計算値 C81.98 H3.12 実測値 C81.69 H3.24
カルボン酸エステルアミドの製造 実施例21 :3−カルボメトキシ−N−(2,5−ジ−
tert−ブチルフェニル)−N−メチルペリレン−4
−カルボキサミド(9) N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミド(2b)530mg
(1.04mmol)を反応して、3−カルボキシ−N
−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン
カルボキサミドカリウム塩(8)を得、これをN−メチ
ルピロリドン10mlに溶かした。反応溶液を30℃に
加温し、N−メチルピロリドン5ml中のヨウ化メチル
1.00ml(3.2mmol)の混合物を除々に滴下
した。48時間後、溶剤を減圧で留去し、残留物をクロ
ロホルムに溶かし、生成混合物を濾過し、クロロホルム
を使用してシリカゲルクロマトグラフした。得られた第
1画分はN−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(2a)
(30mg,6%)であった。エステルは第2画分とし
て得られた。収量260mg(45%)、m.p.29
7〜298℃。Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.
36。UV(CHCl3 ):λmax (ε):459(2
7940),430(23980),409(sh,1
0500),259(30240)。蛍光(CHC
l3 )λmax :482,501(sh)。 C38H37NO3 (555.718)として 計算値 C82.13 H6.71 N2.52 実測値 C81.85 H6.90 N2.59
(4−tert−ブチルフェニル)−N−メチルペリレ
ン−4−カルボキサミド N−(4−tert−ブチルフェニル)ペリレン−3,
4−ジカルボキシイミド0.30g(0.66mmo
l)をKOHペレット0.94gと混合し、tert−
ブタノール32mlを加え、混合物を2時間煮沸し、そ
の間色が橙赤色から橙色へと変るのが観察された。冷却
後、橙色沈殿を吸引濾過し、N−メチルピロリドン20
mlに溶かし、得られた溶剤をヨウ化メチル1mlと共
に2.25時間かきまぜた。溶剤を留去し、暗黄色残留
物を、クロロホルムを使用したシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーついで石油エーテルからクロマトグラフィ
ー再結晶により精製した。淡赤色固体蛍光を示す黄色小
結晶の収量0.14g(42%)、m.p.272℃。
Rf (酢酸エチル/シリカゲル)=0.74。 C34H29NO3 (499.6)として 計算値 C81.74 H5.85 N2.80 実測値 C81.93 H5.82 N2.88
カルボキサミジンの製造 実施例23 :ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物と
ネオペンタンジアミンとの反応−3,3−ジメチルピリ
ミド〔2,1−a〕ベンズ〔6,10〕アントラ〔2,
1,9−def〕イソキノリン−6−(2H,3H,4
H)オンの製造 Bull.Chem.Soc.Jpn.,1981,5
4,1575の方法に従い、ペリレン−3,4−ジカル
ボン酸無水物380mg(1.20mmol)をネオペ
ンタンジアミン600mg(5.88mmol)と混合
し、蒸留水15mlを加え、混合物を室温で1時間かき
まぜ、ついで3時間還流し、赤色懸濁液が、徐々に生成
した。これに5%KOH50mlを加え、混合物を沸と
うまで加熱し、反応生成物を吸引濾過し、水で2回つい
でエタノールで洗った。橙色残留物を120℃の乾燥キ
ャビネットで乾燥し、メタノール抽出により再結晶し
た。赤色固体蛍光を示す橙色粉末の収量320mg(7
0%)。m.p.273〜274℃。UV(CHC
l3 )λmax (ε)=259nm(22400),26
6(30900),339(3160),353(27
70),484(28100),506(3000
0)。蛍光(CHCl3 ):λmax (Irel )=541
nm(1),573(0.80)。 C27H20N2 O(388.5)として 計算値 C83.48 H5.19 N7.21 実測値 C82.39 H5.21 N7.39
リレン−3,4−ジカルボン酸無水物との反応−ベンズ
〔6,10〕アントラ〔2,1,9−def〕ベンズ
〔3,4〕イミダゾロ〔2,1−a〕イソキノリン−7
オンの製造 ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物400mg
(1.24mmol)、酢酸亜鉛二水和物0.17g及
びo−フェニレンジアミン590mg(5.46mmo
l)をキノリン10mlに懸濁し、混合物をアルゴン下
に210℃で5.5時間加熱した。反応の終りに、エタ
ノール30mlを加え、混合物を沸点まで加熱し、反応
生成物を濾別した。暗赤色生成物を塩酸で酸性にし、吸
引濾過し、水洗し、120℃の乾燥キャビネットで乾燥
した。生成物を3回トルエン抽出により再結晶した。褐
紫色粉末の収量480mg。m.p.>370℃。UV
(CHCl3 ):λmax (εrel )=549nm(0.
55),522(0.71),492(sh,0.4
9),354(0.17),342(0.16),28
6(0.75),270(1),262(0.96),
255(0.95)。蛍光(CHCl3 ):λmax (I
rel )=588nm。 C28H14N2 O(394.4)として 計算値 C85.26 H3.58 N7.10 実測値 C85.43 H3.61 N7.12
ン酸無水物と2−アミノ−4−tert−ブチルアニリ
ン二塩酸塩との反応 Bull.Chem.Soc.Jpn.,1981,5
4,1575の方法を使用して、ペリレン−3,4−ジ
カルボン酸無水物0.30g(0.93mmol)を、
2−アミノ−4−tert−ブチルアニリン二塩酸塩
0.26g(1.1mmol)、イミダゾール5.00
g及び酢酸亜鉛二水和物0.13gと混合し、混合物を
まず140℃で4時間、ついで185℃でさらに2時間
加熱した。反応混合物をエタノール洗浄によりフラスコ
から取り出し、10%塩酸200mlで処理し、全エタ
ノールが蒸発するまで加熱した。紫色沈殿を吸引濾過
し、蒸留水で洗い、120℃の乾燥キャビネットで乾燥
した。生成物を2回メタノール抽出により再結晶した。
広げると紫色となる褐色粉末の収率55%、 1H NM
Rは、2種の可能な異性体の混合物が得られたことを示
したが、異性体は分離しなかった。m.p.>370
℃。UV(CHCl3 ):λmax (ε)=552nm
(sh,24480),525(31592),498
(sh,23800),355(7600),344
(7600),327(5000),289(2358
7),273(30308),265(sh,2788
9)。蛍光(CHCl3):λmax (Irel )=546
nm(sh,0.13),593(1)。 C32H22N2 O(450.5)として 計算値 C85.31 H4.92 N6.22 実測値 C84.16 H4.88 N6.13
ボン酸無水物と2,3−ジアミノナフタレンの反応−ベ
ンズ〔6,10〕アントラ〔2,1,9−def〕ナフ
チル〔3,4〕イミダゾロ〔2,1−a〕イソキノリン
−7−オンの製造 ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.25g
(0.78mmol)を、2,3−ジアミノナフタレン
0.25g(1.56mmol)及び酢酸亜鉛二水和物
0.10gとキノリン10ml中で混合し、混合物をア
ルゴン下に200℃で2.5時間加熱した。キノリンを
減圧で留去し、残留物をエタノール洗浄によりとり出
し、2N塩酸で処理した。エタノールを蒸発し去り、暗
色沈殿を吸引濾過し、塩酸および水で数回洗った。残留
物を2N炭酸カリウム溶液中で煮沸し、濾別し、水洗
し、120℃の乾燥キャビネットで乾燥した。得られた
紫色の著しく難溶の結晶性粉末を4回トルエン抽出によ
り再結晶し、120℃の乾燥キャビネットで乾燥した。
収量0.28g(81%)。m.p.>360℃。UV
(CHCl3 ):λmax (ε)=570nm(0.12
8),533(0.198),514(0.201),
484(0.16),381(0.083),359
(0.089),324(0.106),312(0.
117),264(0.401)。蛍光(CHC
l3 ):λmax (Irel )=541nm(1),585
(0.57)。 C32H16N2 O(444.6)として 計算値 C86.47 H3.63 N6.30 実測値 C82.65 H3.69 N6.28
ジカルボン酸ジエステルの製造 実施例26 :ペリレン−3,4−ジカルボン酸ジメチル ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.20g
(0.62mmol)及びナトリウムメトキシド0.0
5g(0.93mmol)を、無水メタノール8mlに
懸濁し、懸濁液を室温で0.5時間かきまぜ、その間色
が褐色から黄色に変化した。溶剤をロータリーエバポレ
ーターで除去し、残留物にN−メチルピロリドン10m
l及びヨウ化メチル0.09ml(1.4mmol)を
加え、混合物を室温で48時間かきまぜた。橙黄色溶液
に水50mlを加え、析出した生成物を吸引濾過し、1
20℃の乾燥キャビネットで乾燥した。薄層クロマトグ
ラム(CHCl3 /シリカゲル)により、得られた黄色
生成物は殆んどきれいであった。迅速に移動する生成物
から、クロロホルムを使用したシリカゲルクロマトグラ
フ濾過により分離し、ついで酢酸エチルでシリカゲルを
洗い流した。収量0.18g(79%)。m.p.25
6〜257℃。Rf (CHCl3 /シリカゲル)=0.
07。UV(CHCl3 ):λmax (ε)=460nm
(25920),438(23925),340(19
20),329(1910),260(31217)。
蛍光(CHCl3 ,exc.489nm)λmax (I
rel )=483nm(1),507(0.81)。MS
(70eV):m/z(%)=370(3.65),3
69(23.59),368(M+ ,100),338
(10.68),337(M+ −CH3 O,46.2
0),323(8.69),322(M+ −CH3 O−
CH3 ,36.35),294(11.65),278
(11.79),250(23.13),238(9.
73),237(7.77),168(9.21),1
25(13.73)。
ボン酸ジプロピル ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物0.18g
(0.56mmol)を乾燥n−プロパノール10ml
に懸濁し、カリウムtert−ブトキシド0.15g
(1.43mmol)を加え、懸濁液を、湿気を排除し
ながら室温で0.5時間かきまぜた。反応中、色が褐色
から黄色に変るのが観察され、その間沈殿が溶解した。
溶剤を留去し、まずN−メチルピロリドン10ml、つ
いで1−ブロモプロパン0.20ml(2.4mmo
l)を加え、黄色溶液を室温で17時間かきまぜた。溶
剤を減圧で留去し、黄色残留物をクロロホルムを使用し
てシリカゲルクロマトグラフした。収量0.16g(6
8%)。m.p.253℃。Rf (CHCl3 /シリカ
ゲル)=0.48。UV(CHCl3 ):λmax (ε)
=460nm(27944),437(23875),
340(1900),327(2050),260(3
2991)。蛍光(CHCl3 ):λmax (Irel )=
482nm(1),509(0.69)。固体蛍光:λ
max =595nm。 C28H24O4 (424.5)として 計算値 C79.23 H5.70 実測値 C79.32 H5.98
カルボキシイミドのニトロ化 実施例27 :N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミドの無水酢酸/硝酸によるニ
トロ化 N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカ
ルボキシイミド120mg(0.24mmol)を無水
酢酸1mlに懸濁し(Acta.Chim.Scan
d.,1983,B37,65の方法に従い)、無水酢
酸0.15ml中の濃硝酸0.057mlの混合物を0
℃で加えた。2時間後、混合物を徐々に室温に加温し、
さらに72時間かきまぜを続けた。暗赤色生成物を減圧
で蒸発し、残留物をクロロホルムを使用してシリカゲル
クロマトグラフした。 1H NMR(CDCl3 )によ
り、得られた第1画分はN−(1−ヘキシルヘプチル)
ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド60%とN−
(1−ヘキシルヘプチル)−2−ニトロペリレン−3,
4−ジカルボキシイミド40%の混合物であったが、こ
れらの化合物はクロマトグラフィーにより分離できなか
った(Rf 値0.85;クロロホルム/シリカゲル)。
1H NMR(CDCl3 )により、溶出した第2画分
はN−(1−ヘキシルヘプチル)−9−ニトロペリレン
−3,4−ジカルボキシイミドであった。
シルヘプチル)ペリレン−3,4−カルボキシイミド
(10) N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカ
ルボキシイミド500mg(1.00mmol)をジク
ロロメタン100mlに溶かし、ジクロロメタン中の二
酸化窒素溶液2.9ml(1リットル当りNO2 15.
7g,1.00mmol)を完全な暗所で添加した(日
光を排除)。混合物を光不在下に室温に17.75時間
放置し、ジクロロメタンをロータリーエバポレーターで
留去した。薄層クロマトグラムは(クロロホルム/シリ
カゲル)、得られた残留物がRf値0.89および0.
73をもつ2化合物から主としてなることを示した。高
いRf 値をもつ物質は未反応原料で、その210mg
(42%)をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム
/シリカゲル)で回収できた。第2クロマトグラフィー
画分を、メタノールから抽出再結晶により精製した。ぶ
どう酒色針状晶の収量300mg(55%)(構造は 1
H NMR、COSY及びNOESYスペクトルで証明
された)。m.p.184〜185℃。Rf (クロロホ
ルム/シリカゲル)=0.73。UV(CHCl3 ):
λmax (ε)=510nm(34344),483nm
(30844),357nm(broad,447
0)。蛍光(CHCl3 ):λmax =549nm。 C35H36N2 O4 (548.7)として 計算値 C76.62 H6.61 N5.11 実測値 C76.60 H6.58 N5.41
(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミドのニトロ化 N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミド250mg(0.49
mmol)を、露光下にジクロロメタン17mlに溶か
し(Acta.Chim.Scand.,1983,B
37,65の方法に従い)、NO2 15.7g/リット
ルを含むジクロロメタン溶液1.5ml(0.5mmo
l)を加えた。室温で17時間の反応後、溶剤をロータ
リーエバポレーターで留去した。薄層クロマトグラム
(クロロホルム/シリカゲル)は、得られた残留物が主
としてRf 値0.27、0.38及び0.49をもつ3
染料からなることを示し、Rf 値0.38をもつ化合物
は標品との比較により原料であった。粗生成物をクロロ
ホルムを使用してシリカゲルクロマトグラフィーし、N
−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン
−3,4−ジカルボキシイミド80mg(32%)を回
収した。Rf 値0.49をもつ化合物は、クロロホルム
を使用してシリカゲルで数回クロマトグラフし、ついで
メタノール抽出により再結晶し純粋形で得ることがで
き、そして 1H、COSY、NOESYNMRスペクト
ルにより1−ニトロ−N−(2,5−ジ−tert−ブ
チルフェニル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド
と同定できた。収量20mg(7%)。m.p.331
〜335℃(dec.)。Rf (クロロホルム/シリカ
ゲル)=0.49。UV(CHCl3 ):λ
max (ε):514(25290),409(幅広,4
350),356(幅広,6250)。 C36H30N2 O4 (554.6)として 計算値 C77.96 H5.45 N5.05 実測値 C77.17 H5.64 N4.84
触媒作用下N2 O4 によるN−(1−ヘキシルヘプチ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドのニトロ化 N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカ
ルボキシイミド430mg(0.85mmol)をジク
ロロメタン25mlに溶かし(Acta.Chim.S
cand.,1983,B37,65の方法に従い)、
この赤色溶液にメタンスルホン酸10μlを加えた。ジ
クロロメタン1リットル中に四酸化二窒素15.7gを
含む溶液5ml(0.85mmol)を滴下すると、直
ちに色はぶどう酒色に変った。溶液を一夜放置し、ジク
ロロメタンをロータリーエバポレーターで留去した。ぶ
どう酒色残留物の薄層クロマトグラム(クロロホルム/
シリカゲル)は4種の主生成物と少量の副生物の生成を
示した。残留物をクロロホルムを使いシリカゲルクロマ
トグラフィーし、全ての4主生成物を純粋形で得ること
ができた。次の画分を順次得た。
に酢酸エチル抽出により、クロロホルムを使用して繰返
しシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。1,
6−ジニトロ−N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン
−3,4−ジカルボキシイミドの収量30mg(5%)
(NMR,MSスペクトルで同定)。m.p.142〜
144℃,Rf (クロロホルム/シリカゲル)=0.8
1。UV(CHCl3 ):λmax =508,482。蛍
光(CHCl3 ):λmax (Irel )=541(1),
573(sh,0.72)。 C35H35N3 O6 (593.7)として 計算値 C70.81 H5.94 N7.08 実測値 C70.88 H5.94 N6.61 第2画分:汚染された9−ニトロ−N−(1−ヘキシル
ヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド。 第3画分:ぶどう酒色物質0.22gは 1H NMRス
ペクトルにより、9−ニトロ−N−(1−ヘキシルヘプ
チル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド81%と
2,5−ジニトロ−N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリ
レン−3,4−ジカルボキシイミド19%からなってい
た。しかし、クロロホルムまたはトルエンを使用したシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー、またはアセトニト
リルまたは他の溶剤からの分別結晶化によって、この2
化合物を純粋形で得ることはできなかった。
ール抽出により再結晶した、これにより暗赤色結晶90
mg(25%)が得られ、 1HおよびNOESY NM
Rスペクトルにより9,10−ジニトロ−N−(1−ヘ
キシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミ
ドと同定できた。m.p.245〜246℃,Rf (ク
ロロホルム/シリカゲル)=0.54。UV(CHCl
3 ):λmax (ε)=506nm(58015),47
4(40792),446(16730)。 C35H35N3 O6 (593.7)として 計算値 C70.81 H5.94 N7.08 実測値 C70.65 H5.78 N7.38
(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミドのニトロ化 N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミド0.75g(1.47
mmol)を無水ジクロロメタン30mlに溶かし(A
cta.Chim.Scand.,1983,B37,
65の方法に従い)、NO2 19.5g/リットルを含
むジクロロメタン溶液6.94ml(1.48mmo
l)を光不在下に加えた。赤色溶液を室温で一夜放置
し、ついでロータリーエバポレーターで蒸発した。クロ
ロホルムを使用してシリカゲル薄層クロマトグラムは、
Rf 値0.43、0.32及び0.18をもつ3化合物
の存在を示した。試料との比較により、Rf 値0.32
をもつ化合物は原料であった。Rf値0.43をもつ化
合物は、クロロホルムを使用してシリカゲル(0.04
〜0.063mm)でくり返しフラッシュクロマトグラ
フし、ついでメタノールから抽出再結晶により純粋形で
得られ、そして 1H、COSY及びNOESYNMRス
ペクトルにより1−ニトロ−N−(2,5−ジ−ter
t−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジカルボキシ
イミドと同定できた。ぶどう酒色粉末の収量0.08g
(10%)、m.p.>335℃。Rf (クロロホルム
/シリカゲル)=0.43。UV(CHCl3 ):λ
max (ε):511(27690),409(幅広,5
105),357(幅広,7170),267(267
10)。 C36H30N2 O4 (554.6)として 計算値 C77.96 H5.45 N5.05 実測値 C77.95 H5.33 N4.87
ルムを使用したシリカゲル(0.04〜0.63mm)
分別フラッシュクロマトグラフィー、酢酸エチル抽出2
回による再結晶により単離でき、 1H、COSY及びN
OESY NMRスペクトルにより9−ニトロ−N−
(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミドと同定できた。わずかな橙
色固体蛍光をもつ赤色粉末の収量0.26g(32
%)。m.p.>365℃。Rf (CHCl3 /シリカ
ゲル)0.18。UV(CHCl3 )λmax (ε):5
12(35590),484(32104),358
(4920),347(4680),262(3092
4),255(29495)。蛍光(CHCl3 )λ
max (Irel . ):549。 C36H30N2 O4 (554.6)として 計算値 C77.96 H5.45 N5.05 実測値 C77.31 H5.36 N5.16 さらに、N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド0.27g
(36%)を回収できた。
−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシ
イミド 9−ニトロ−N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミド(10)100mg(0.
18mmol)を氷酢酸15mlに懸濁し、鉄粉80m
g(0.72mmol)を加え、この赤色懸濁液を4.
5時間還流した。その間、赤色から赤褐色、紫、ついで
暗紫色に徐々に色が変化するのが観察できた。冷した紫
色溶液に水を加え、反応混合物を10%KOHで中和し
た。帯赤紫色となった懸濁液をクロロホルムで3回抽出
し、集めた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、つい
でロータリーエバポレーターで蒸発した。薄層クロマト
グラム(クロロホルム/シリカゲル)により、得られた
紫色生成物はRf 値0.02と0.43をもつ2主生成
物からなっていた。この生成物を、シリカゲルを通過し
た溶液が最早紫色でなくなるまで、クロロホルムを使用
してシリカゲルクロマトグラフィーにより濾過した。赤
色シリカゲルをクロロホルムで抽出し、ロータリーエバ
ポレーターで蒸発後、赤色粉末50mgをメタノール抽
出により再結晶した。9−アセトアミド−N−(1−ヘ
キシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミ
ドの収量30mg(30%)。m.p.>230℃;1
72〜175℃から褐色に変化。Rf (CHCl3 /氷
酢酸20:1;シリカゲル)=0.90。UV(CHC
l3 ):λmax (ε)=506nm(31589,幅
広),356(2995)。蛍光(CHCl3 ):λ
max =574nm(broad)。 C37H40N2 O3 (560.7)として 計算値 C79.25 H7.19 実測値 C77.66 H7.27
シルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド
(17) 9−ニトロ−N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−
3,4−ジカルボキシイミド100mg(0.18mm
ol)及び鉄粉70mgを、エタノール30mlに懸濁
し、濃塩酸2mlを徐々に加えた。混合物を1時間還流
し、その間色が黄褐色に変るのが観察された。混合物を
KOHで中和し、暗色残留物を吸引濾過し、120℃の
乾燥キャビネットで乾燥した。薄層クロマトグラム(ク
ロロホルム/シリカゲル)は、Rf 値0.21と0.3
2をもつ2物質が生成したことを示した。これをクロロ
ホルムを使用してシリカゲルクロマトグラフし、第1画
分として青色粉末10mgを得た。NMRおよび質量ス
ペクトルにより、これは多分著しく高い質量数をもつ2
種のアゾ化合物からなっている。第2画分は9−アミノ
−N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジ
カルボキシイミドで、青色粉末として収量80mg(8
5%)。m.p.211℃。Rf (クロロホルム/シリ
カゲル)=0.20。UV(CHCl3 ):λ
max (ε)=554nm(27940),375(49
03),356(5412),277(29123),
262(23798)。蛍光(CHCl3 ):λmax =
642nm(弱い)。
−N′−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−
ジカルボキシイミド 9−アミノ−N′−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン
−3,4−カルボキシイミド190mg(0.37mm
ol)をギ酸2gと混合し、37%ホルムアルデヒド水
溶液40mgを加えた。懸濁液を75〜80℃で18時
間加熱し、その間色が赤色から青へ変るのが観察され
た。50%KOH20mlを加えて、紫色生成物を析出
した。1時間かくはんを続け、生成物を吸引濾過し、水
洗し、乾燥キャビネットで乾燥した。クロロホルムを使
用してシリカゲルで生成物をくり返しクロマトグラフ
し、Rf 値0.92および0.51をもつ2物質を単離
できた。高い方のRf 値をもつ物質は、 1H NMRに
より9−N,N−ジメチルアミノ−N′−(1−ヘキシ
ルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド
(70mg,39%)と同定できた。一方小さい方のR
f 値をもつ物質は薄層クロマトグラムおよび 1H NM
Rスペクトルの比較により原料(40mg,48%)と
同定された。収量70mg(39%)、m.p.168
〜169℃。UV(CHCl3 ):λmax (ε)=54
2(26400),506(sh,21000),38
2(3000),357(3200),269(258
00),262(25700)。蛍光(CHCl3 ):
λmax (Irel )=662。 C37H42N2 O2 (546.8)として 計算値 C81.28 H7.74 N5.12 実測値 C80.96 H7.67 N5.0
4。
カルボキシイミドの臭素化 実施例35 :9−ブロモ−N−(1−ヘキシルヘプチ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミド(18c) N−(1−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカ
ルボキシイミド(2c)410mg(1.0mmol)
をクロロベンゼン70mlに溶かし(Dyesand
Pigmexts,1991,16,19の方法に従っ
て)、この溶液を40℃に加熱し、クロロベンゼン10
ml中の臭素100μl(4mmol)の溶液を上記橙
色溶液に迅速に加えると、直ちに色はぶどう酒色に変っ
た。溶液を40〜50℃で2.5時間かきまぜ、クロロ
ベンゼンをロータリーエバポレーターで留去した。薄層
クロマトグラム(トルエン/シリカゲル)は、4生成物
の存在を示した。Rf 値0.77をもつ生成物が主生成
物であった。残留物をトルエンを使用して8回シリカゲ
ルクロマトグラフし、N−(1−ヘキシルヘプチル)ペ
リレン−3,4−ジカルボキシイミド30mg(7%)
を得た。前画分として単離された純黄色生成物は、質量
スペクトルによりポリ(ジ乃至ペンタ)臭素化N−(1
−ヘキシルヘプチル)ペリレン−3,4−ジカルボキシ
イミドからなっていた。これらの化合物はクロマトグラ
フィーにより分離できなかった。主画分をペンタン抽出
により再結晶した。強い固体蛍光を示す橙色粉末の収量
310mg(65%)。m.p.186〜187℃。R
f (クロロホルム/シリカゲル)=0.77。UV(C
HCl3 ):λmax (ε)=508(35675),4
84(33985)。蛍光(CHCl3 )λmax (I
rel )=540(1),568(sh,0.49)。臭
素原子の位置は、 1H、NOESY及びCOSY NM
Rスペクトルの組合せによって、明らかにできた。 C35H36NO2 Br(582.6)として 計算値 C72.16 H6.23 N2.40
Br13.72 実測値 C72.13 H6.31 N2.63
Br12.88
ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジ
カルボキシイミド(18b) N−(2,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ペリレ
ン−3,4−ジカルボキシイミド(2b)650mg
(1.28mmol)をクロロベンゼン100mlに溶
かし、この赤色溶液を無水炭酸カリウム650mgと混
合し、ついでクロロベンゼン10ml中の臭素0.30
mlを滴下した。反応混合物を40〜50℃で2時間か
きまぜ、ついで温度を50〜60℃に上げ、さらに5時
間保った。ついでクロロベンゼンをロータリーエバポレ
ーターで留去し、その間実質量の臭素も除去された。薄
層クロマトグラム(トルエン/シリカゲル)は、得られ
た残量物中に最早除去困難な原料が存在しないことを示
した。クロロホルムを使用したシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーによる数回の分離で、橙色粉末610mg
が得られ、これを酢酸エチル抽出により再結晶した。わ
ずかな固体蛍光をもつ橙色小針状晶の収量570mg
(77%)。m.p.>320℃。Rf (CHCl3/
シリカゲル)=0.43。UV(CHCl3 ):λmax
(ε)=511nm(36058),486(3556
4),357(3430)。蛍光(CHCl3 ):λ
max (Irel )=542nm(1),572。臭素置換
基の位置は、9−ブロモ−N−(1−ヘキシルヘプチ
ル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドのスペクト
ル及び 1Hスペクトルの比較により決定できた。比較物
質の置換パターンはCOSY及びNOESYスペクトル
の組合せにより決定した。 C36H30NO2 Br(588.6)として 計算値 C73.47 H5.14 N2.38
Br13.58 実測値 C73.54 H5.32 N2.40
Br13.19 〔前画分から、薄層クロマトグラム(クロロホルム/シ
リカゲル)及びクロロホルムを使用するくり返しシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより、純粋形で少量の
別の赤色物質を得ることができた。質量スペクトルは3
臭素原子の典型的アイソトープパターンをもつ分子量6
67を示した。しかし、この物質のUV/可視吸収およ
び蛍光スペクトルは9−ブロモ−N−(2,5−ジ−t
ert−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジカルボ
キシイミドと全く似ており、ともかく、発色団が保持さ
れていることを示した〕。
リデシル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイミドの溶
媒和発色 上記化合物は、極性の増加(たとえばET30スケールに
従い)に従って配列した選ばれた溶媒中で著しい溶媒和
発色を示し、UVだけでなく蛍光の吸収極大は溶媒の極
性の増加と共に深色シフトする。これは、たとえばエタ
ノールと比較したトルエン中の相当する値から見ること
ができる。 トルエン:UVλmax =550nm;蛍光λmax =63
1nm エタノール:UVλmax =608nm;蛍光λmax =7
13nm
−ブチルフェニル)ペリレン−3,4−ジカルボキシイ
ミドおよびN−シクロオクチルペリレン−3,4−ジカ
ルボキシイミドの顔料の性質 実施例1および7に従って製造した表題の化合物を、夫
々0.03%濃度で、ポリ(エチレンテレフタレート)
(Melinar(商標)890、ICI)の着色に使
用した。鮮明な橙色着色は300℃で5分間耐熱性であ
り、DIN53775(24時間,80℃)に従いPV
C中で移動を全く示さず,ISO 105−A02に従
い優れた光安定性を有していた(500時間後グレース
ケールで5級)。
Claims (22)
- 【請求項1】 ペリレン−3,4,9,10−テトラカ
ルボン酸二無水物と一級アミンR1 −NH2 とを、15
0−350℃の温度で加圧下、水の存在で、および亜鉛
塩、鉛塩、カルシウム塩またはマグネシウム塩の存在
で、および塩基として窒素含有複素環の存在で反応させ
ることを含む、一般式I 【化1】 (式中、R1 はアルキル、アラールキル、またはシクロ
アルキル、または炭素環または複素環の芳香族基であ
る)のペリレン−3,4−ジカルボキシイミドの製法。 - 【請求項2】 当該塩が酢酸鉛、塩化亜鉛、または特に
酢酸亜鉛である請求項1の方法。 - 【請求項3】 当該窒素含有複素環がキノリン、ピリジ
ン、または特にイミダゾールである請求項1の方法。 - 【請求項4】 R1 が可溶化有機基であり、特に2,5
−ジ−tert−ブチルフェニル、4−tert−ブチルフェニ
ル、2,3−ジメチルフェニル、1−ヘキシルヘプチ
ル、1−オクチルノニル、1−ノニルデシル、シクロプ
ロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チル、シクロオクチル、シクロドデシル、アダマンチ
ル、または4−カルバモイルフェニルである請求項1の
方法。 - 【請求項5】 ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水物
と一級アミンR1 −NH2 とを、150〜350℃の温
度で加圧下、亜鉛塩、鉛塩、カルシウム塩、またはマグ
ネシウム塩の存在で、および塩基として窒素含有複素環
の存在で反応させることからなる、請求項1の一般式I
のペリレン−3,4−ジカルボキシイミドの製法。 - 【請求項6】 一般式II 【化2】 (式中、R2 は少なくとも9個の炭素原子をもつアルー
キル基、または合計少なくとも8個の炭素原子をもつシ
クロアルキル、アラルキル、複素環芳香族基または炭素
環芳香族基である)のペリレン−3,4−ジカルボキシ
イミド。 - 【請求項7】 一般式 III 【化3】 (式中、R3 とR4 は互に独立に、アルキル、アラール
キル、またはシクロアルキル、または炭素環または複素
環の芳香族基である)のペリレン−3,4−ジカルボン
酸ジエステル。 - 【請求項8】 一般式IV 【化4】 (式中、2個のR5 は同一かまたは異なっており、R5
とR6 は互に独立に、H、アルキル、アラールキル、ま
たはシクロアルキル、または炭素環または複素環の芳香
族基である)のペリレン−3,4−ジカルボン酸エステ
ルアミド。 - 【請求項9】 一般式V 【化5】 (式中、2個のR5 は同一かまたは異なっており、H、
アルキル、アラールキル、またはシクロアルキル、また
は炭素環または複素環の芳香族基である)のペリレン−
3,4−ジカルボキサミド。 - 【請求項10】 請求項1のペリレン−3,4−ジカル
ボキシイミドを部分加水分解し、ついで必要なら得られ
る生成物をアルキル化またはアリール化する請求項8の
ペリレン−3,4−ジカルボン酸エステルアミドの製
法。 - 【請求項11】 ペリレン−3,4−ジカルボン酸また
は請求項7のペリレン−3,4−ジカルボン酸ジエステ
ルを還元し、ついでC求核試薬と反応することを含む、
一般式VI 【化6】 (式中、R7 とR8 は互に独立に、H、アルキル、アラ
ールキル、またはシクロアルキル、または炭素環または
複素環の芳香族基である)のペリレン−3,4−ジカル
ボニル誘導体の製法。 - 【請求項12】 請求項11の一般式VIのペリレン−
3,4−ジカルボニル誘導体、ただしR7 とR8 は同時
にフェニル、p−トリル、または4−クロロフェニルで
はない。 - 【請求項13】 一般式VII 【化7】 (式中、AはC5 〜C7 シクロアルキレン、フェニレ
ン、ナフチレン、ピリジレン、多縮合芳香族炭素環また
は複素環基、または式VIII、IXまたはX 【化8】 の二価基、また、Aは無置換か、またはハロゲン、アル
キル、シアノまたはニトロで置換されており、R9 とR
10は互に独立に、C1 〜C4 アルキル、フェニル、また
は4−トリルである)のペリレン−3,4−ジカルボキ
サミジン。 - 【請求項14】 Aが1,2−シクロペンチレン、1,
2−シクロヘキシレン、1,2−フェニレン、2,3−
または1,8−ナフチレン、2,3−または3,4−ピ
リジレン、9,10−フェナントリレン、または式VII
I、IXまたはXの二価基である請求項13のペリレン−
3,4−ジカルボキサミジン。 - 【請求項15】 Aが1,2−フェニレン、1,8−ナ
フチレン、または式VIII、XI、またはXII 【化9】 の二価基である請求項13のペリレン−3,4−ジカル
ボキサミジン。 - 【請求項16】 ペリレン−3,4−ジカルボン酸無水
物と、一般式XIII 【化10】 (式中、Aは請求項13で定義した通りであるが、ただ
しAは式VIIIの基ではない)の一級ジアミンを反応する
ことを含む、請求項13のペリレン−3,4−ジカルボ
キサミジンの製法。 - 【請求項17】 置換または無置換イミダゾールとペリ
レン−3,4−ジカルボン酸無水物とを反応することを
含む、Aが式VIIIの基である請求項13のペリレン−
3,4−ジカルボキサミジンの製法。 - 【請求項18】 請求項6乃至9または12乃至15の
いずれかの化合物、または請求項1乃至5、10、1
1、16または17のいずれかにより製造された化合物
を含んでいる内部着色された高分子量有機材料。 - 【請求項19】 請求項6乃至9または12乃至15の
いずれかの化合物、または請求項1乃至5、10、1
1、16または17のいずれかにより製造された化合物
を使用することを含む、高分子量有機材料の内部着色
法。 - 【請求項20】 証券印刷に、機械で読とりできるマー
ク用蛍光染料として、レーザー染料として、そして非衝
撃印刷トナー、カラーフィルター、有機光受容体、エレ
クトロルミネセンスおよびフォトルミネセンス素子また
は太陽コレクターの製造に、請求項6乃至9、12乃至
15のいずれかの化合物、または請求項1乃至5、1
0、11、16または17のいずれかにより製造された
化合物を使用する方法。 - 【請求項21】 −SO3H(その金属塩またはアンモニウ
ム塩を含む)、または−SO3R(Rはアルキル、またはア
リール、アミノ、アシルアミノメチル、アルキルアミ
ノ、アリールアミノ、フタリミドメチル、アミノメチ
ル、ジメチルアミノメチルまたはピラゾロメチルであ
る)から選ばれる1個以上の置換基を含んでいる請求項
6乃至9および12乃至15のいずれかの化合物、また
は請求項1乃至5、10、11、16または17のいず
れかにより製造された化合物を、レオロジー改良剤とし
て使用する方法。 - 【請求項22】 ペリレン−3,4−ジカルボキシイミ
ドとハロゲン化アルキルR1 −X(Xは塩素、臭素、ま
たはヨウ素である)とを強塩基の存在で反応することか
らなる、一般式Iのペリレン−3,4−ジカルボキシイ
ミドの製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH03401/93-6 | 1993-11-12 | ||
CH340193 | 1993-11-12 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004226562A Division JP3784816B2 (ja) | 1993-11-12 | 2004-08-03 | ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07188178A true JPH07188178A (ja) | 1995-07-25 |
JP3634415B2 JP3634415B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=4255191
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27688294A Expired - Fee Related JP3634415B2 (ja) | 1993-11-12 | 1994-11-11 | ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体の製造方法 |
JP2004226562A Expired - Fee Related JP3784816B2 (ja) | 1993-11-12 | 2004-08-03 | ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体およびその製造方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004226562A Expired - Fee Related JP3784816B2 (ja) | 1993-11-12 | 2004-08-03 | ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体およびその製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5650513A (ja) |
EP (1) | EP0657436B1 (ja) |
JP (2) | JP3634415B2 (ja) |
CA (1) | CA2135556A1 (ja) |
DE (1) | DE59410008D1 (ja) |
TW (1) | TW279860B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348494A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-18 | Teijin Chem Ltd | 光学用樹脂組成物および光記録媒体基板 |
JP2005298479A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Lab Servier | 1,3−ジヒドロ−2h−3−ベンゾアゼピン−2−オン化合物の新規な合成方法、並びにイバブラジン、及び薬学的に許容され得る酸とのその付加塩の合成への適用 |
JP2008502613A (ja) * | 2004-06-17 | 2008-01-31 | ウエラ アクチェンゲゼルシャフト | 人間の毛髪処理のための蛍光ペリレン化合物の使用 |
JP2011520998A (ja) * | 2008-05-23 | 2011-07-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | Ir吸収体としてのキノイドリレンジカルボキシミド |
Families Citing this family (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0698649A1 (de) * | 1994-08-26 | 1996-02-28 | Basf Aktiengesellschaft | Verwendung von thermoplastisch verarbeitbaren, langzeitstabilen elektrolumineszenten Materialien |
DE19501737A1 (de) * | 1995-01-20 | 1996-07-25 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung und Reinigung von Perylen-3,4-dicarbonsäureimiden |
DE19622673A1 (de) * | 1996-06-05 | 1997-12-11 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Perylen-3,4-dicarbonsäureimiden |
DE19701009A1 (de) * | 1997-01-14 | 1998-07-16 | Leonhard Feiler | Verfahren zur Herstellung von Perylen-3,4-dicarbonsäureanhydriden |
DE19700990A1 (de) * | 1997-01-14 | 1998-07-16 | Langhals Heinz | Die ausbalancierte Decarboxylierung von aromatischen Polycarbonsäuren - eine einstufige Synthese von Perylen-3,4-dicarbonsäureanhydrid |
DE19940708A1 (de) | 1999-08-27 | 2001-03-01 | Basf Ag | Thermochrome Rylenfarbstoffe |
DE19949382A1 (de) | 1999-10-13 | 2001-04-19 | Basf Ag | Verwendung feinteiliger, farbstoffhaltiger Polymerisate PF als farbgebenden Bestandteil in kosmetischen Mitteln |
US6462128B1 (en) * | 2000-07-14 | 2002-10-08 | Clariant International Ltd. | Process of making finely divided opaque particles |
US6391104B1 (en) | 2000-12-01 | 2002-05-21 | Bayer Corporation | Perylene pigment compositions |
DE10108601A1 (de) | 2001-02-22 | 2002-09-05 | Basf Ag | Thermochrome Rylenfarbstoffe |
US6692562B2 (en) | 2002-03-08 | 2004-02-17 | Sun Chemical Corporation | Process for making perylene pigment compositions |
DE10243906A1 (de) | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Basf Ag | 9-Cyanosubstituierte Perylen-3,4-dicarbonsäuremonoimide |
US7625497B2 (en) * | 2003-11-21 | 2009-12-01 | Board Of Regents Of The Nevada System Of Higher Education On Behalf Of The University Of Nevada, Reno | Materials and methods for the preparation of anisotropically-ordered solids |
WO2005078023A2 (de) † | 2004-02-11 | 2005-08-25 | Basf Aktiengesellschaft | Schwarze perylenpigmente |
US8138342B2 (en) * | 2004-10-12 | 2012-03-20 | High Point Pharmacueticals, LLC | 11β-hydroxysteroid dehydrogenase type 1 active spiro compounds |
DE102004054303A1 (de) | 2004-11-09 | 2006-05-11 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Perylen-3,4-dicarbonsäureimiden |
KR20080069189A (ko) * | 2005-11-01 | 2008-07-25 | 트랜스테크 파르마, 인크. | 치환된 아미드의 약학적 사용 |
EP1948190A2 (en) * | 2005-11-01 | 2008-07-30 | Transtech Pharma | Pharmaceutical use of substituted amides |
US20100168083A1 (en) * | 2006-03-21 | 2010-07-01 | Soren Ebdrup | Adamantane derivatives for the treatment of the metabolic syndrome |
AU2007236049A1 (en) | 2006-04-07 | 2007-10-18 | High Point Pharmaceuticals, Llc | 11beta-hydroxysteroid dehydrogenase type 1 active compounds |
EP2038255A2 (en) * | 2006-06-16 | 2009-03-25 | High Point Pharmaceuticals, LLC | Pharmaceutical use of substituted piperidine carboxamides |
EP1878721A1 (en) * | 2006-07-13 | 2008-01-16 | Novo Nordisk A/S | 4-Piperidylbenzamides as 11-beta-hydroxysteroid dehydrogenase type 1 inhibitors |
US8048908B2 (en) * | 2006-07-13 | 2011-11-01 | High Point Pharmaceuticals, Llc | 11β-hydroxysteroid dehydrogenase type 1 active compounds |
CA2673654A1 (en) * | 2007-01-10 | 2008-07-17 | Albany Molecular Research, Inc. | 5-pyridinone substituted indazoles |
US10287435B2 (en) | 2007-02-19 | 2019-05-14 | Basf Se | Preparation of Pigment Red 149 |
WO2008101907A2 (en) * | 2007-02-23 | 2008-08-28 | High Point Pharmaceuticals, Llc | N-adamantyl benzamides as inhibitors of 11-beta-hydroxysteroid dehydrogenase |
EA016951B1 (ru) | 2007-02-23 | 2012-08-30 | ХАЙ ПОЙНТ ФАРМАСЬЮТИКАЛЗ, ЭлЭлСи | N-АДАМАНТИЛБЕНЗАМИДЫ В КАЧЕСТВЕ ИНГИБИТОРОВ 11-β-ГИДРОКСИСТЕРОИДДЕГИДРОГЕНАЗЫ |
EP2125704A1 (en) * | 2007-02-23 | 2009-12-02 | High Point Pharmaceuticals, LLC | N-adamantyl benzamides as inhibitors of 11-beta-hydroxysteroid dehydrogenase |
US20110003852A1 (en) * | 2007-02-23 | 2011-01-06 | Soren Ebdrup | N-adamantyl benzamides as inhibitors of 11-beta-hydroxysteroid dehydrogenase |
JP2010520864A (ja) * | 2007-03-09 | 2010-06-17 | ハイ ポイント ファーマシューティカルズ,リミティド ライアビリティ カンパニー | ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼインヒビターとしてのインドール−及びベンズイミダゾールアミド類 |
US20100056600A1 (en) * | 2007-03-28 | 2010-03-04 | Soren Ebdrup | 11beta-hsd1 active compounds |
CN101677562A (zh) * | 2007-04-11 | 2010-03-24 | 高点制药有限责任公司 | 新化合物 |
JP2010526777A (ja) * | 2007-04-24 | 2010-08-05 | ハイ ポイント ファーマシューティカルズ,リミティド ライアビリティ カンパニー | 置換アミドの医薬用途 |
US8273770B2 (en) * | 2007-07-21 | 2012-09-25 | Albany Molecular Research, Inc. | 5-pyridinone substituted indazoles |
EP2110237A1 (de) * | 2008-04-16 | 2009-10-21 | Kuraray Europe GmbH | Photoluminiszierende Zwischenschichtfolien für Verbundverglasungen |
US8314325B2 (en) * | 2008-08-19 | 2012-11-20 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Luminescent solar collector |
US8304645B2 (en) * | 2008-08-19 | 2012-11-06 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Luminescent solar collector |
US8304647B2 (en) * | 2008-08-19 | 2012-11-06 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Luminescent solar collector |
US8299354B2 (en) * | 2008-08-19 | 2012-10-30 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Luminescent solar collector |
US8404892B2 (en) * | 2010-05-27 | 2013-03-26 | Eastman Kodak Company | Aromatic amic acid salts and compositions |
CN105399631A (zh) * | 2015-12-17 | 2016-03-16 | 山东师范大学 | 3,4-苝二羧酸酯类化合物及其合成方法和应用 |
KR20190104210A (ko) | 2017-01-18 | 2019-09-06 | 바스프 에스이 | 시아노아릴-치환된 나프토일렌벤즈이미다졸 화합물을 기재로 하는 형광 착색제 |
EP3728269B1 (en) | 2017-12-19 | 2022-03-09 | Basf Se | Cyanoaryl substituted benz(othi)oxanthene compounds |
JP7325885B2 (ja) | 2018-06-22 | 2023-08-15 | ベーアーエスエフ・エスエー | ディスプレイ及び照明用途用の緑色発光体としての光安定性シアノ置換ホウ素-ジピロメテン染料 |
CN112778137A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-05-11 | 山东师范大学 | 一种端位硝化的3,4-苝二羧酸酯类化合物及其合成方法与应用 |
CN114315717B (zh) * | 2022-01-02 | 2023-06-27 | 桂林理工大学 | 一种苝单酰亚胺二甲酸二酯-柔性桥-苯并菲树枝状化合物及其制备方法 |
CN115466392B (zh) * | 2022-09-13 | 2023-07-14 | 中国科学技术大学 | 一种苝酰亚胺笼型聚倍半硅氧烷聚合物材料及其制备和荧光调控方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB272528A (ja) * | 1900-01-01 | |||
DE486491C (de) * | 1926-06-10 | 1929-11-18 | I G Farbenindustrie Akt Ges | Verfahren zur Darstellung von Perylen und Abkoemmlingen desselben |
US3557233A (en) * | 1968-03-14 | 1971-01-19 | American Cyanamid Co | Aromatic hydrocarbons substituted by phenylethynyl groups |
BE795035A (fr) * | 1972-02-07 | 1973-08-06 | Ugine Kuhlmann | Pigments amino-imidiques |
DE2512516C2 (de) * | 1975-03-21 | 1985-01-03 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Perylen-3,4,9,10-tetracarbonsäureester |
DE3526249A1 (de) * | 1985-07-23 | 1987-01-29 | Hoechst Ag | Elektrophotographisches aufzeichnungsmaterial |
DE9214577U1 (de) * | 1992-10-28 | 1993-12-16 | Mayer, Herbert, 87700 Memmingen | Dampferzeuger |
DE4236885A1 (de) * | 1992-10-31 | 1994-05-05 | Basf Ag | Quaterrylentetracarbonsäureimide |
-
1994
- 1994-11-02 TW TW083110094A patent/TW279860B/zh active
- 1994-11-03 DE DE59410008T patent/DE59410008D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-03 EP EP94810637A patent/EP0657436B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-10 US US08/337,917 patent/US5650513A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-11-10 CA CA002135556A patent/CA2135556A1/en not_active Abandoned
- 1994-11-11 JP JP27688294A patent/JP3634415B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-08-03 JP JP2004226562A patent/JP3784816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001348494A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-18 | Teijin Chem Ltd | 光学用樹脂組成物および光記録媒体基板 |
JP2005298479A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Lab Servier | 1,3−ジヒドロ−2h−3−ベンゾアゼピン−2−オン化合物の新規な合成方法、並びにイバブラジン、及び薬学的に許容され得る酸とのその付加塩の合成への適用 |
JP2010043096A (ja) * | 2004-04-13 | 2010-02-25 | Lab Servier | 1,3−ジヒドロ−2h−3−ベンゾアゼピン−2−オン化合物の新規な合成方法、並びにイバブラジン、及び薬学的に許容され得る酸とのその付加塩の合成への適用 |
JP4511970B2 (ja) * | 2004-04-13 | 2010-07-28 | レ ラボラトワール セルヴィエ | 1,3−ジヒドロ−2h−3−ベンゾアゼピン−2−オン化合物の新規な合成方法、並びにイバブラジン、及び薬学的に許容され得る酸とのその付加塩の合成への適用 |
JP2008502613A (ja) * | 2004-06-17 | 2008-01-31 | ウエラ アクチェンゲゼルシャフト | 人間の毛髪処理のための蛍光ペリレン化合物の使用 |
JP2011520998A (ja) * | 2008-05-23 | 2011-07-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | Ir吸収体としてのキノイドリレンジカルボキシミド |
US9493422B2 (en) | 2008-05-23 | 2016-11-15 | Basf Se | Quinoid rylenedicarboximides as IR absorbers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW279860B (ja) | 1996-07-01 |
EP0657436A2 (de) | 1995-06-14 |
JP3634415B2 (ja) | 2005-03-30 |
DE59410008D1 (de) | 2002-01-24 |
US5650513A (en) | 1997-07-22 |
CA2135556A1 (en) | 1995-05-13 |
JP3784816B2 (ja) | 2006-06-14 |
EP0657436B1 (de) | 2001-12-12 |
JP2004323534A (ja) | 2004-11-18 |
EP0657436A3 (ja) | 1995-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3784816B2 (ja) | ペリレン−3,4−ジカルボン酸誘導体およびその製造方法 | |
Feiler et al. | Synthesis of perylene‐3, 4‐dicarboximides—Novel highly photostable fluorescent dyes | |
US4778899A (en) | Process for the preparation of pyrrolo (3,4-c) pyrroles | |
US6057449A (en) | Direct preparation of pyrrolo[3,4-c]pyrroles | |
JP3856859B2 (ja) | ペリレンイミド、新規な二、三および四発色団ペリレン染料の製造方法ならびにその用法 | |
US6060601A (en) | Fluorescence-derivatisation of carbonyl compounds-novel carbonyl reagents | |
DE4338784A1 (de) | Perylen-3,4-dicarbonsäureimide - neue hoch lichtechte Fluoreszenzfarbstoffe | |
US5508137A (en) | Perylene amidine imide dyes, a process for preparing them, and their use | |
US5886183A (en) | Naphthalenelactamimide fluorescence dyes | |
US8809427B2 (en) | Phthalocyanine compound and production method therefor, and coloring composition containing the phthalocyanine compound | |
US6093834A (en) | Preparation of perylene-3,4-dicarboxylic acid anhydrides | |
JP2002534552A (ja) | ナフタレンヒドラザムイミド類及びペリレンヒドラザムイミド類 | |
US4564680A (en) | Isoindolazines | |
US5017706A (en) | Monoketopyrrolopyrroles | |
EP2771323B1 (en) | A bis-quinaldine compound and a process for preparing the same | |
US4256901A (en) | Phthalone derivatives utilizable as pigments | |
US4316032A (en) | Oximino-imino-isoindoline metal complexes useful as pigments | |
EP3816238B1 (en) | Polyparaperylene derivatives and methods for making same | |
US3238210A (en) | Manufacture of a thiachromonoacridone-containing pigment | |
US3375251A (en) | Phenazine derivatives | |
JP4566585B2 (ja) | アゾ化合物及びその製造方法、並びに、感光層用材料 | |
US4006146A (en) | 5-Aza-7-thiadibenzocrysene derivatives | |
JP3000110B2 (ja) | テトラヒドロキナクリジン誘導体およびその製造法 | |
US4039545A (en) | Pigmentary imido-perinones | |
JPH0632789A (ja) | 可溶性ペリレンテトラカルボン酸ジイミド化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |