JPH07187962A - 白髪改善剤 - Google Patents

白髪改善剤

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JPH07187962A
JPH07187962A JP5347114A JP34711493A JPH07187962A JP H07187962 A JPH07187962 A JP H07187962A JP 5347114 A JP5347114 A JP 5347114A JP 34711493 A JP34711493 A JP 34711493A JP H07187962 A JPH07187962 A JP H07187962A
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rice
product
present
gray hair
hair
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JP5347114A
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Takashi Tokuyama
孝 徳山
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Soken Co Ltd
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Soken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に対して安全で、しかも、白髪を染める
のではなく、抜本的に改善することにより黒い髪に戻す
ような白髪改善剤を提供する。 【構成】 発芽させた米の粉砕物、米または発芽さ
せた米の抽出物、米または発芽させた米の加水物を酵
素分解または麹を作用させたもの、米または発芽させ
た米を抽出するに当たり、その抽出前、抽出と同時また
は抽出後に酵素分解または麹を作用させたもの、米ま
たは発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解または麹を
作用させたものに、アルコール発酵あるいは有機酸発酵
を行なったもの、以上それぞれをそのまま、あるいはこ
れを含有してなる米からの白髪改善剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米または発芽させた米
を用いることを特徴とする白髪改善剤で、本発明品を髪
および頭に塗布することにより、白髪を黒く変える効果
を有する白髪改善剤に関するものである。。
【0002】
【従来の技術】男性、女性を問わず、白髪は大きな悩み
となっている。そのため白髪ができた時の処置として、
白髪が少ない場合は抜く等の処理を、また、多くなって
くると髪を染めることにより、白髪を目立たなくしてい
る。最近はリンス等に染料を配合しているものまで出て
いるが、髪を染料等で染めるというのは、髪がいたみ、
また、頭皮等に対して安全性の面でも問題となってい
る。髪を染めたものは根本的に黒くしているのと違い、
少し期間がたつと染めた部分と白髪が新たにはえてきた
部分ができ、非常にみぐるしいものとなっている。すな
わち、白髪を抜本的に改善し、黒い髪に戻すような白髪
改善剤は未だ知られていない。一方、米は主食以外に、
清酒、焼酎、甘酒、みりん、酢、麹などとして用途開発
され、古くから生活に欠かせないものとなっている。こ
のほかには、美容的用途として糠袋が知られている。こ
れらは、米を単なる主食であると見るか、またはせいぜ
い澱粉源としてしか見ていなかったということによるも
のであると思われる。また、糠袋にしても、皮膚に良い
とされ、慣例的にそのまま用いられてきたのみであり、
有効成分という概念もなければ、有効成分を利用すると
いう考え方も全くなかったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、白髪に対して
は、染めることにより目立たなくする方法しか知られて
いない。また、最近、人体に対する薬剤の副作用が問題
となっている。このことは、白髪を改善する方法におい
ても同様である。すなわち、人体に対して安全なもの
で、しかも、白髪を染めるのではなく、抜本的に改善す
ることにより黒い髪に戻すような白髪改善剤の出現が待
ち望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、動植物合
和すの観点から、主食である米を中心に種々の植物成分
の研究を進めてきた。その過程で米には今まで予測でき
なかった数多くの可能性、効果があることが判明してき
た。そこで、主食として用いられ、安全性が最も高いこ
とが実証されている米をテーマとして取り上げ、米の総
合利用研究を行ってきた。そのうちの一つのテーマとし
て、米からの白髪改善剤について鋭意研究を行なった。
その過程で、本発明者らは、米を水抽出または有機溶媒
抽出によって得られるものが優れた白髪改善剤となるこ
とについて、すでに発明した(特願平4−13558
4)。しかし、その後さらに検討を進めた結果、米およ
び発芽させた米から、より安価に、より高い効果を持つ
白髪改善剤を見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明において、米および発芽させた米に
含有されている白髪改善効果を有する成分は未だ解明す
るに至っていないが、米および発芽させた米を下記のよ
うに処理したものは、白髪改善効果を示すことが判明し
た。 発芽させた米の粉砕物をそのまま、あるいはこれを
含有してなるもの。 米または発芽させた米の抽出物をそのまま、あるい
はこれを含有してなるもの。 米および発芽させた米の加水物に酵素分解または麹
を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含有して
なるもの。 米または発芽させた米を抽出するに当り、その抽出
前、抽出と同時または抽出後に酵素分解または麹を作用
させたものをそのまま、あるいはこれを含有してなるも
の。 米または発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解ま
たは麹を作用させたものにアルコール発酵あるいは有機
酸発酵を行なったものをそのまま、あるいはこれを含有
してなるもの。
【0006】本発明で使用される米とは、ジャポニカ、
インディカ米を問わず、うるち米、および餅米等の玄米
および白米を指し、品種、種類は問わない。さらに、精
白時に出てくる92%以上の赤糠、あるいは92%以下
の白糠を使用してもよく、安価で経済的である。また、
発芽させた米が使用される。なお、有効成分は、熱およ
び光に対して安定であるため、上記の原料は、浸漬、蒸
煮、焙煎(砂焙り、網焙り、熱風焙煎等全てを指す)、
蒸煮焙煎、凍結乾燥等の表面変性、UV照射等の光変
性、パットライス等の加圧焙煎、揚げる等の原料処理を
してもよく、また効果も変わらなかった。米および発芽
させた米は、そのまま用いても有効であるが、実用上の
面から粉砕して用いるのが好ましい。米および発芽させ
た米を粉砕して粉体化するには、粉砕機または精米機を
用い一般的な方法で行えばよい。
【0007】米を発芽させる場合、胚芽のついた米を水
に浸漬あるいは水を噴霧して発芽させる。発芽させる時
の温度は5〜70℃である。ただし、発芽さえすれば、
温度および時間は問わない。また、発芽中に水が腐敗す
る危険性がある場合は、腐敗しないように水を取り替え
るか、何らかの防腐を行うのが好ましい。ここで、発芽
とは、発芽する直前から発芽したものまで全てを指す。
この発芽させた米をよく洗浄して用いる。この時、乾燥
して用いてもよい。米または発芽させた米を抽出、ある
いは酵素分解または麹を作用させる場合、原料の米を粉
砕して顆粒あるいは粉体化すると、表面積が大きくなる
ため効率がよくなる。粉砕しなくてもよいが、この場合
には、米組織の分解および抽出に長時間を要する。
【0008】米または発芽させた米を水抽出する場合、
抽出温度は、高温が効率的であるが、低温でも十分に抽
出を行うことができる。ただし、40℃以下の低温の場
合は、PHを酸性あるいはアルカリ性にするか、防腐剤
あるいはアルコールを加えて、米が腐敗しないように処
理することが望ましい。抽出時間は、有効成分さえ抽出
できれば、長くても短くてもよく、抽出温度により定め
ればよい。また、抽出は、加圧下または常圧下で行って
も、減圧下で行ってもよい。水抽出の場合、最も問題に
なるのは糊化現象である。糊状になれば、抽出効率が悪
くなるばかりでなく、実作業においては困難を極める。
これを防ぐためには、アミラーゼを加えて反応させる
か、塩酸などで酸性にして澱粉を切ってやればよく、こ
の方法を用いることにより、十分に解決でき、実用上も
全く問題はない。
【0009】抽出物中の有効成分は、酸、アルカリに安
定であるためか、酸分解抽出、あるいはアルカリ分解抽
出を行うのも有効である。この場合、必要により中和、
脱塩を行う。有機溶媒で抽出する場合も、米はなるべく
微粉砕または粉体化して抽出することが望ましい。有機
溶媒はアルコール、アセトン、n−ヘキサン、メタノー
ル等の一般的な有機溶媒でよいが、人体に対して有害な
ものは抽出後、溶媒を完全に除去する必要があるので安
全なものがよい。また、米あるいは発芽させた米を酵素
分解、または麹を作用させてもよい。ここで言う酵素分
解とは、澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、脂肪分解酵素、
繊維分解酵素、リグニン分解酵素、ペクチン分解酵素等
米に働く酵素を1種または2種以上作用させることをい
う。また、麹として麹菌の種類および米の品種、種類は
問わない。
【0010】さらに、前記の抽出を行うに当り、抽出の
前、抽出と同時、または抽出の後に上記の酵素分解およ
び麹を作用させてもよい。本発明においては、さらに上
記の処理を行なうと同時または処理後、アルコール発酵
あるいは乳酸発酵、酢酸発酵等の有機酸発酵を行うと、
次のような点でも有効である。まず、アルコール発酵を
行なえば、塗布時にベタツキがないばかりでなく、濃縮
がしやすく、有効成分の濃縮が容易になる。なを、必要
により酵母による通気発酵、アルコール沈澱、合成吸着
剤等で除糖を行なってもよい。また、92%以上の赤糠
部分を調べてみたところ、効果はあるが、弱いことが判
明した。
【0011】以上のようにして得られた本発明品は、残
渣を分離することなくそのまま、あるいは圧搾、濾過し
て用いる。そのまま用いるときは、殺菌あるいは除菌し
て用いる。なお、本発明品を配合する場合は、実際の用
途に応じ、常法にしたがってヘアトニック、ヘアーリキ
ッド、ムース、シャンプー、リンス等に配合して剤型に
する。他の配合成分は、通常用いられるものいずれでも
よく、さらに、他の薬剤を併用してもよい。本発明によ
れば、非常に優れた白髪改善剤が得られるのであるが、
その具体的な効果を実験結果に基づいて記載する。
【0012】まず、本発明品の塗布による白髪改善効果
を調べた。パネラーは40〜55才の白髪の多い男性1
90名、女性125名の315名で行った。使用方法
は、本発明品を毎日朝および晩の洗髪後の髪および頭皮
に2ヶ月間塗布させた。測定は、2ヶ月間連続使用後に
おいての頭の上部の髪200本中の白髪の総数と、白髪
が黒くなってきたものの数を測定した。ここで、白髪が
黒くなるとは、白髪の根元が1cm以上黒くなったもの
を示す。上記測定結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 注1 評価基準 1 全く変化のなかった人 2 白髪の1〜25%の根元が黒くなった人 3 白髪の25〜50%の根元が黒くなった人 4 白髪の50〜75%の根元が黒くなった人 5 白髪の75〜100%の根元が黒くなった人 注2 表中の数字は、それぞれの評価に該当するパネラ
ーの人数を示した。
【0014】以上のように、本発明品には、非常に優れ
た白髪を黒く改善する効果があることが分かった。この
ことは、今までのように単に髪を染めることにより白髪
を目だたなくしているのと違い、頭皮および毛根を抜本
的に改善することにより、白髪を黒くする効果があると
いえる。さらに、本発明品を塗布することにより、髪が
しっとり、また、輝きさえ出てくると全ての人が答え
た。すなわち、今まで毛染剤で髪を痛め、さらには頭皮
のかぶれ等ができてた人に対しても、非常に安全なもの
であるといえる。また、シャンプーに配合したものを併
用して使用することにより効果的であることが判明し
た。これは洗い流す商品に配合しても有効なことを意味
し、非常に幅広い用途面があるといえる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)胚芽のついたままの米1kgを25℃の水
につけ、3日間浸漬させ、米を発芽させた。この発芽米
をよく洗浄した後、50℃で24時間乾燥し、その後、
細かく微粉砕し、本発明品990gを得た。 (実施例2)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に水1500mlを添加、塩酸で
PHを落とし10日間放置した。その後、絞り機で絞
り、得た清澄液を中和して、本発明品1200mlと残
渣760gを得た。 (実施例3)実施例1で得られた本発明品500gを用
いて、実施例3と同様の操作を行い、別の本発明品11
90mlを得た。
【0016】(実施例4)玄米を粉砕機にかけ、玄米の
粉砕物500gを得た。この粉砕物に液化酵素10gと
水1500mlを添加した。その後、徐々に温度を上げ
ていき、5分間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1420mlと残渣560gを得
た。 (実施例5)実施例1で得られた本発明品500gを用
いて、実施例4と同様の操作を行い、別の本発明品14
00mlを得た。 (実施例6)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に2N−NaOH1500mlを
添加して5日間放置した。その後、絞り機で絞り、清澄
液1350mlと残渣650gを得た。この清澄液を1
0N−HClで中和して、本発明品1480mlを得
た。
【0017】(実施例7)実施例1で得られた本発明品
500gを用いて、実施例6と同様の操作を行い、別の
本発明品1490mlを得た。 (実施例8)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に95%エタノール1500ml
を添加して、5日間放置した。その後、絞り機で絞り、
清澄液1300mlと残渣650gを得た。この清澄液
に水2000mlを添加し、ロータリーエバポレーター
で濃縮し、本発明品1500mlを得た。 (実施例9)実施例1で得られた本発明品500gを用
いて、実施例8と同様の操作を行い、別の本発明品15
00mlを得た。
【0018】(実施例10)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に麹300g、水
1500mlを加え、55℃で20時間放置した。その
後、絞り機で絞り、本発明品1230mlと残渣100
0gを得た。 (実施例11)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例10と同様の操作を行い、別の本発明品
1210mlを得た。 (実施例12)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2gと水150
0mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1310mlと残渣670gを得
た。
【0019】(実施例13)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例12と同様の操作を行い、
別の本発明品1380mlを得た。 (実施例14)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に脂肪分解酵素2gと水150
0mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1290mlと残渣680gを得
た。 (実施例15)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例14と同様の操作を行い、別の本発明品
1360mlを得た。
【0020】(実施例16)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に繊維分解酵素2
gと水1500mlを加え、50℃で20時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1330mlと残
渣650gを得た。 (実施例17)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例16と同様の操作を行い、別の本発明品
1370mlを得た。 (実施例18)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に澱粉分解酵素2gと水150
0mlを加え、55℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1380mlと残渣600gを得
た。
【0021】(実施例19)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例18と同様の操作を行い、
別の本発明品1400mlを得た。 (実施例20)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物にペクチン分解酵素2gと水1
500mlを加え、50℃で20時間放置した。その
後、絞り機で絞り、本発明品1320mlと残渣660
gを得た。 (実施例21)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例20と同様の操作を行い、別の本発明品
1300mlを得た。
【0022】(実施例22)玄米を粉砕機にかけ、玄米
の粉砕物500gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2
g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解酵
素2g、ペクチン分解酵素2gと水1500mlを加
え、50℃で20時間放置した。その後、絞り機で絞
り、本発明品1420mlと残渣560gを得た。 (実施例23)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例22と同様の操作を行い、別の本発明品
1440mlを得た。 (実施例24)実施例22と同様の操作をして、米の酵
素分解物2000gを得た。その後、徐々に温度を上げ
ていき、5分間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1400mlと残渣550gを得
た。
【0023】(実施例25)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例24と同様の操作を行い、
別の本発明品1420mlを得た。 (実施例26)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に麹300gと40%エタノー
ル1500mlを加え、55℃で48時間放置した。そ
の後、絞り機で絞り、清澄液1300mlと残渣850
gを得た。その後、清澄液に1000mlの水を加水
し、ロータリーエバポレーターで濃縮し、本発明品13
00mlを得た。 (実施例27)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例26と同様の操作を行い、別の本発明品
1300mlを得た。
【0024】(実施例28)実施例4と同様にして、米
の抽出物2000gを得た。この抽出物に蛋白分解酵素
2g、脂肪分解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解
酵素2g、ペクチン分解酵素2gを添加し、50℃で2
4時間放置した。その後、絞り機で絞り、本発明品14
00mlと残渣580gを得た。 (実施例29)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例28と同様の操作を行い、別の本発明品
1390mlを得た。 (実施例30)実施例24と同様にして、米の酵素分解
抽出物2000gを得た。この酵素分解抽出物に酵母を
添加し、16日間アルコール発酵した。その後、絞り機
で絞り、本発明品1880mlと残渣80gを得た。
【0025】(実施例31)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例30と同様の操作を行い、
別の本発明品1800mlを得た。 (実施例32)実施例24と同様にして、米の酵素分解
抽出物2000gを得た。この酵素分解抽出物を煮沸殺
菌した後、37℃まで冷却し、前もって乳酸菌を培養し
たスターター200mlを添加後、よく攪拌密封し、3
7℃で2日間乳酸発酵を行った。その後、絞り機で絞
り、本発明品1380mlと残渣590gを得た。 (実施例33)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例32と同様の操作を行い、別の本発明品
1400mlを得た。
【0026】(実施例34)実施例24で得られた本発
明品1000mlに95%エタノール80mlを添加
し、20日間酢酸発酵を行った。その後、濾過をし、本
発明品990mlを得た。 (実施例35)実施例1で得られた本発明品500gを
用いて、実施例34と同様の操作を行い、別の本発明品
1000mlを得た。以上の実施例で得た本発明品は、
適宜形態で使用されるが、本発明品を配合してシャンプ
ーおよびリンスとする場合の実施例について、次に記載
する。なお、配合例は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0027】 (実施例36)シャンプー 実施例24で得られた本発明品 10重量% ポリオキシエチレンミリスチルエーテル(EO・10モル)20重量% ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5重量% グリセリン 3重量% 安息香酸ナトリウム 0.1重量% 香料 0.2重量% 精製水 61.7重量% 常法に従って調製し、シャンプーを得た。
【0028】 (実施例37)リンス 実施例30で得られた本発明品 20.0重量% シリコーン油 3.0重量% 流動パラフィン 1.0重量% セチールアルコール 1.5重量% ステアリルアルコール 1.0重量% 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7重量% グリセリン 3.0重量% 香料 0.2重量% 安息香酸ソーダ 0.3重量% 精製水 69.3重量% 精製水に本発明品、塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、グリセリン、を加え70℃に保ち(水相)、他の
成分を混合し、加熱融解し70℃に保ち(油相)、水相
に油相を加えホモミキサーで乳化後、攪拌しながら冷却
してリンスを得た。
【0029】
【発明の効果】前記の結果からも分かるように、米ある
いは発酵させた米を用いることにより、簡単に、しか
も、全く安全に白髪を黒髪に改善する優れた白髪改善剤
が得られたのである。米は今まで主食であったため、新
規な製法、利用用途はほとんど開発されていなかった。
さらに、米は今まで主食とされてきたものであり、安全
性も実証されているものである。すなわち、本発明は、
化粧料として非常に優れた効果を持っているばかりでな
く、安全性も十分に実証されているものを見出したもの
であり、優れた白髪改善剤に利用できる非常に有意義な
発明といえる。また、米の過剰生産といわれている現
在、新たな米の利用用途を見出したこと、および米のイ
メージアップによる消費拡大を図り得ることは、極めて
有意義なことである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発芽させた米の粉砕物をそのまま、ある
    いはこれを含有してなる白髪改善剤。
  2. 【請求項2】 米または発芽させた米の抽出物をそのま
    ま、あるいはこれを含有してなる白髪改善剤。
  3. 【請求項3】 米または発芽させた米の加水物を酵素分
    解または麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれ
    を含有してなる白髪改善剤。
  4. 【請求項4】 米または発芽させた米を抽出するに当
    り、その抽出前、抽出と同時または抽出後に、酵素分解
    または麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれを
    含有してなる白髪改善剤。
  5. 【請求項5】 米または発芽させた米の抽出物あるいは
    酵素分解または麹を作用させたものに、アルコール発酵
    あるいは有機酸発酵を行なったものをそのまま、あるい
    はこれを含有してなる白髪改善剤。
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