JPH0718743Y2 - 粘着シート - Google Patents
粘着シートInfo
- Publication number
- JPH0718743Y2 JPH0718743Y2 JP9514690U JP9514690U JPH0718743Y2 JP H0718743 Y2 JPH0718743 Y2 JP H0718743Y2 JP 9514690 U JP9514690 U JP 9514690U JP 9514690 U JP9514690 U JP 9514690U JP H0718743 Y2 JPH0718743 Y2 JP H0718743Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- layer
- adhesive sheet
- polyethylene
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は建築物等のガラスなどを溶接花火より保護す
ることを主たる目的とした粘着シートに関するものであ
る。
ることを主たる目的とした粘着シートに関するものであ
る。
[従来の技術] 建築物にガラスを利用することは多いが、建築の行程
上、ガラスを組み付けた後、その近傍で溶接工事を行な
うことも多い。その場合、溶接火花がガラスに接し、ガ
ラスを傷付ける。これを防ぐには、従来は、防火キャン
バスなどで覆うなどの手段しか取り得なかった。また、
フィルムを貼り付けて防ぐには、現在市販の通常のポリ
エチレン粘着フィルムなどでは耐熱性に不足し保護を果
たし得ない。また、金属箔を貼り付けることも考えられ
るが遮光されて不都合である。
上、ガラスを組み付けた後、その近傍で溶接工事を行な
うことも多い。その場合、溶接火花がガラスに接し、ガ
ラスを傷付ける。これを防ぐには、従来は、防火キャン
バスなどで覆うなどの手段しか取り得なかった。また、
フィルムを貼り付けて防ぐには、現在市販の通常のポリ
エチレン粘着フィルムなどでは耐熱性に不足し保護を果
たし得ない。また、金属箔を貼り付けることも考えられ
るが遮光されて不都合である。
[考案が解決しようとする課題] 光透過性があり、経済的に使用可能であるうえに、ガラ
ス面に貼り付けて、溶接火花よりの保護に有用な粘着シ
ートを提供するものである。
ス面に貼り付けて、溶接火花よりの保護に有用な粘着シ
ートを提供するものである。
[課題を解決するための手段] ポリエチレンの20乃至50ミクロンの厚さのフィルム
(1)とポリビニールアルコールを主成分とする40乃至
70ミクロンの厚さのフィルム(2)とポリエチレンの20
乃至50ミクロンの厚さのフィルム(3)を接着剤によっ
て貼りあわせて、又はポリビニルアルコールを主成分と
するフィルムの表裏両面にポリエチレンを押しだしラミ
ネートして得た3層フィルムの表裏いずれか1面に(こ
こでは3の面)にコロナ放電処理を行ない、コロナ放電
処理面に、例えば、アクリル系再剥離性粘着剤を10ミク
ロンの厚さに塗布する(4)。
(1)とポリビニールアルコールを主成分とする40乃至
70ミクロンの厚さのフィルム(2)とポリエチレンの20
乃至50ミクロンの厚さのフィルム(3)を接着剤によっ
て貼りあわせて、又はポリビニルアルコールを主成分と
するフィルムの表裏両面にポリエチレンを押しだしラミ
ネートして得た3層フィルムの表裏いずれか1面に(こ
こでは3の面)にコロナ放電処理を行ない、コロナ放電
処理面に、例えば、アクリル系再剥離性粘着剤を10ミク
ロンの厚さに塗布する(4)。
[実施例] ポリビニールアルコールの50ミクロン厚さのフィルム
(2)(商品名 日合ビニロンフィルム)の片面にポリ
エチレンを25ミクロンの厚さに押し出しラミネートする
(1)。次に他の面に再びポリエチレンを25ミクロンの
厚さに押し出しラミネートし、同時にコロナ放電処理を
行なう(3)。
(2)(商品名 日合ビニロンフィルム)の片面にポリ
エチレンを25ミクロンの厚さに押し出しラミネートする
(1)。次に他の面に再びポリエチレンを25ミクロンの
厚さに押し出しラミネートし、同時にコロナ放電処理を
行なう(3)。
以上により得られた3層フィルムのコロナ放電処理面に
アクリル酸エステルを主成分とする再剥離性粘着剤(商
品名 サイビノールAT-1002)を10ミクロンの乾燥厚さ
となるように塗布し(4)、巻き取る。
アクリル酸エステルを主成分とする再剥離性粘着剤(商
品名 サイビノールAT-1002)を10ミクロンの乾燥厚さ
となるように塗布し(4)、巻き取る。
上記のように製造した粘着シートを厚さ3ミリメートル
の透明板ガラスに貼り付け、水平より60度の角度に保持
し、その上から電気溶接の火花を降らせた。ポリエチレ
ンは溶融したがガラスに傷がつくことはなかった。
の透明板ガラスに貼り付け、水平より60度の角度に保持
し、その上から電気溶接の火花を降らせた。ポリエチレ
ンは溶融したがガラスに傷がつくことはなかった。
[考案の効果] 上記のような構成であるから、この考案の粘着シートは
巻き取ったものから剥離展開が可能であり、剥離紙を要
さず、一般の粘着テープとしての取り扱いが可能であ
る。また一応の透明性を保持するから遮光することはな
い。そして第2層に位置するポリビニールアルコールフ
ィルムは相当の耐熱性を有し、溶接火花が接した場合は
表層のポリエチレンフィルムは溶融するがポリビニール
アルコールフィルム層によりガラスへの接触は阻止され
る。
巻き取ったものから剥離展開が可能であり、剥離紙を要
さず、一般の粘着テープとしての取り扱いが可能であ
る。また一応の透明性を保持するから遮光することはな
い。そして第2層に位置するポリビニールアルコールフ
ィルムは相当の耐熱性を有し、溶接火花が接した場合は
表層のポリエチレンフィルムは溶融するがポリビニール
アルコールフィルム層によりガラスへの接触は阻止され
る。
図は本考案にかかわる粘着シートの断面図である。 符号の説明 (1)……ポリエチレンフィルム (2)……ポリビニールアルコール又はその共重合体の
フィルム (3)……コロナ放電処理されたポリエチレンフィルム (4)……再剥離性粘着剤
フィルム (3)……コロナ放電処理されたポリエチレンフィルム (4)……再剥離性粘着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 27/30 102 8115−4F
Claims (1)
- 【請求項1】第1層(1)は、ポリエチレンフィルムで
あり第2層(2)は、ポリビニルアルコール又はその共
重合体フィルムであり、第3層(3)は、ポリエチレン
フィルムであり且つコロナ放電処理されている。これら
第1、2、3層フィルムは接着剤による貼り合わせ、押
し出し等によりラミネートされている。この3層フィル
ムの第3層のコロナ放電処理面に再剥離性粘着剤(4)
を塗布して成る粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9514690U JPH0718743Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9514690U JPH0718743Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0453033U JPH0453033U (ja) | 1992-05-06 |
JPH0718743Y2 true JPH0718743Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31833645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9514690U Expired - Lifetime JPH0718743Y2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718743Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2798634B2 (ja) * | 1995-10-31 | 1998-09-17 | 株式会社スリオンテック | 金属溶接用プロテクトテープ |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP9514690U patent/JPH0718743Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0453033U (ja) | 1992-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |