JPH07186150A - タイヤ加硫機 - Google Patents

タイヤ加硫機

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Publication number
JPH07186150A
JPH07186150A JP34731293A JP34731293A JPH07186150A JP H07186150 A JPH07186150 A JP H07186150A JP 34731293 A JP34731293 A JP 34731293A JP 34731293 A JP34731293 A JP 34731293A JP H07186150 A JPH07186150 A JP H07186150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top slide
guide means
stand
stand frame
forces
Prior art date
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Pending
Application number
JP34731293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Mitamura
久 三田村
Natsushiro Kino
夏四郎 嬉野
Hiroyuki Takebayashi
弘行 竹林
Kotaro Ozaki
浩太郎 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造が簡単で安価になると共に、昇降精度が
高く、片面加硫にも対応可能なタイヤ加硫機を提供す
る。 【構成】 2個の下金型14を支えるベース11と、該
ベース11に固定され2個の下金型14の間に位置する
スタンドフレーム12と、該スタンドフレーム12に設
けられたガイド手段1と、該ガイド手段1に沿って昇降
し2個の上金型15を保持するトップスライド13と、
該トップスライド13を昇降させるための昇降手段20
とを備え、前記ガイド手段1は、前記スタンドフレーム
12の1側部の上下方向に配設され軌道溝を有する軌道
台2と、前記トップスライド13に取り付けられ前記軌
道台2の軌道溝を転動するボールが組み込まれた移動台
3とから成り、該移動台3は上下方向に2個以上設けら
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2個の上下金型を同時
に垂直昇降させるツーキャビティのタイヤ加硫機に係わ
り、特にツーキャビティのうちの一方だけの片面加硫も
可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ツーキャビティの垂直昇降式タイ
ヤ加硫機としては、2個の上金型を保持するトップスラ
イドを左右のサイドフレームに沿って昇降自在とするも
のがあり、このサイドフレームの上下方向に配設された
レール部材と、前記トップスライドの左右両端に設けら
れ前記レール部材に対するローラフォロアーとによるガ
イド手段で昇降自在とするものが知られている(特公平
1−24050号公報参照)。
【0003】また、2個の上金型を保持するトップスラ
イドの中間位置にブッシュを設け、このブッシュ部分が
一本のコラムロッドに沿って摺動するガイド手段で昇降
自在とするものも知られている(特公昭57−5559
3号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の両側に2組のガ
イド手段を設けるタイヤ加硫機は、構造が複雑で高価に
なると共に、両側のガイド手段の同調等の組立調整が複
雑であるという問題点を有する。また、後者の中央に1
組のガイド手段を設けるタイヤ加硫機は、構造が簡単で
安価になるという利点を有するものの、昇降精度が保つ
がことが難しく、特に片面加硫時にトップスライドが傾
いて、シェーピング精度や加硫済みタイヤの引き剥がし
精度が悪くなり、加硫済みタイヤのバランス等に悪影響
を及ぼすという問題点がある。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、構造が簡単で安価になると共に、昇降精度が高
く、片面加硫にも対応可能なタイヤ加硫機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するタイ
ヤ加硫機は、2個の下金型を支えるベースと、該ベース
に固定され2個の下金型間に位置するスタンドフレーム
と、該スタンドフレームに設けられたガイド手段と、該
ガイド手段に沿って昇降し2個の上金型を保持するトッ
プスライドと、該トップスライドを昇降させるための昇
降手段とを備え、前記ガイド手段は、前記スタンドフレ
ームの1側部の上下方向に配設され軌道溝を有する軌道
台と、前記トップスライドに取り付けられ前記軌道溝を
転動するボールが組み込まれた移動台とから成り、該移
動台は上下方向に2個以上設けられたものである。ま
た、前記軌道台は前記スタンドフレームに2本並走する
ように配設されたものが好ましい。
【0007】
【作用】ガイド手段は2個の金型間に位置するスタンド
フレームに設けられているため、左右の金型の重量はバ
ランスし、ガイド手段には横向きの力が作用しない。ま
た、ガイド手段は軌道台と移動台とから成るリニアモー
ションガイドであり、高い昇降精度が維持できる。特
に、片面加硫の引き剥がし時には片方の金型に下向きの
力が作用するが、この力によるモーメントは、上下2個
以上の移動台が受け持つことになり、上下の移動台間の
距離を長くすることで、移動台と軌道台の側面にかかる
力が小さくなる。更に、軌道台を2本並走させると、移
動台と軌道台の側面にかかる力が一層小さくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のタイヤ加硫機の正面図、図2は
本発明のタイヤ加硫機の上面図である。まず、図1及び
図2によりタイヤ加硫機の全体を説明し、次いで、ガイ
ド手段を説明する。
【0009】図1において、11はベース、12はスタ
ンドフレーム、13はトップスライド、14は下金型、
15は上金型、16は下プラテン、17は上プラテン、
18は下プラテンサポート、19は上プラテンサポー
ト、20は昇降手段としての昇降シリンダ、21は上下
金型14,15間の締付手段である。図示のように、ベ
ース11の左右に2個の下金型14が下プラテンサポー
ト18等を介して上向きに支持され、同様にトップスラ
イド13の左右に2個の上金型15が上プラテンサポー
ト19等を介して下向きに支持されている。
【0010】そして、ベース11の背面側の側面であっ
て、上下金型14,15の中間位置にスタンドフレーム
12が固設され、このスタンドフレーム12とトップス
ライド13との間にガイド手段1が設けられている。す
なわち、トップスライド13の左右方向の重心位置とガ
イド手段1のセンターが一致するようにガイド手段1が
配設され、重心位置に押し上げるように昇降シリンダ2
0が設けられ、昇降シリンダ20の伸長又は短縮によっ
てトップスライド13が左右の重量バランスを保ちなが
ら昇降する。なお、符号23は加熱流体等が導入される
ブラダをグリーンタイヤ内に張り込むためのセンターメ
カニズム、12′はローダ等の取り付けのために必要に
応じて立設されるスタンドフレームである。
【0011】つぎに、図3及び図4に基づいてガイド手
段1の詳細構造を説明する。このガイド部材1はスタン
ドフレーム12の上下方向に延在するように取着された
2本の軌道台2と、トップスライド13の側面プレート
13aに取着された移動台3とから構成されており、軌
道台2の肩部4には4条の軌道溝5が設けられ、移動台
3の容器6内には負荷ボール列7aと逃げボール列7b
とからなる4条のボール列7が組み込まれている。移動
台3のボール列7の負荷ボール列7aと逃げボール列7
bは両方向に循環できるようになっており、負荷ボール
列7aが軌道台2の軌道溝5を転動することによって、
移動台3は軌道台2を走行することができるようになっ
ている。また、負荷ボール列7aは軌道台2の肩部4を
四方から囲むように配置されており、移動台3は全方向
からの荷重を負荷することができ、高精度のスライドが
できるようになっている。
【0012】このガイド手段1は、移動台3の容器6と
軌道台2が高い剛性を有しており、また、軌道台2の軌
道溝5をボール径に近似したR形状に成形することによ
ってボールと軌道溝5の接触が線接触となるように構成
されているため、全体として高い剛性も有するようにな
っている。さらに、このガイド手段1は、移動台3が軌
道台2に高精度でセットされた状態でユニットになって
おり、また、所定のプリロードをかけて軌道溝5とボー
ル列7のバックラッシュを0とすることによって、移動
台3はガタのない正確な直線運動を行うことができる。
【0013】つぎに、上述したタイヤ加硫機の作動を説
明する。昇降シリンダ20のピストンロッド20aを伸
長させることによってトップスライド13を上昇させ、
上金型15を上昇させる。そして、グリーンタイヤを下
金型14上の所定位置へ装入セットする。そして、セン
ターメカニズム23のブラダをグリーンタイヤ内に張り
込み、ブラダを膨らませてシェーピングを行う。同時
に、昇降シリンダ20のピストンロッド20aを短縮さ
せることによってトップスライド13を下降させ、上金
型15を下降させて上下金型14、15の閉合を行う。
そして、締付手段21によって、左右金型の上下プラテ
ンサポート18,19間を別個に締め付けることによっ
て型締め加圧を行いながら、ブラダ内に加熱流体を送り
込んで加硫成形を行う。加硫成形が終了すると、昇降シ
リンダ20のピストンロッド20aを伸長することによ
ってトップスライド13を上昇させる。この時、加硫済
みタイヤを上金型15から引き剥がすことで、加硫済み
タイヤは下金型14の上に残るようになっている。そし
て、加硫済タイヤをアンローダにより機外に排出するこ
とにより加硫サイクルが終了し、新しいグリーンタイヤ
をローダによって下金型14の上へ装入セットして次の
加硫作業が開始される。
【0014】上述した加硫サイクルにおけるトップスラ
イド13の昇降は、トップスライド13とスタンドフレ
ーム12との間の軌道台2と移動台3とから成るガイド
手段1によって行われる。そして、移動台3と軌道台2
とから構成されるガイド手段1が高精度であるため、上
下金型14,15の開閉時に平行度や芯出し精度が高く
なり、上述したグリーンタイヤのシェーピングや加硫済
みタイヤの引き剥がしが正確に行われ、加硫済みタイヤ
は高精度に仕上がる。
【0015】このようなツーキャビティのタイヤ加硫機
にあっては、通常左右金型で同時に加硫成形が行われる
が、特別の場合に左右いずれかの金型による片面加硫が
行われる場合がある。この場合、グリーンタイヤのシェ
ーピングによる反力や加硫済みタイヤの引き剥がしによ
る引っ張り力が片側の金型に作用することになる。
【0016】例えば引き剥がしによって、図1の引き剥
がし力Fが上金型15に作用し、左右金型の中間位置か
らの距離Lを掛け算したモーメントF×Lがガイド手段
1に作用する。このモーメントF×Lは、一個の移動台
3に作用する反力fと上下移動台3間の距離Hの掛け算
であるf×Hが対向する。図示のように、軌道台2が2
本であるため、理想的には一方の軌道台2における負担
は(f×H)/2となる。したがって、上下移動台3間
の距離Hを大きくする程、各移動台3に対する横向き負
荷が小さくなり、むやみに軌道台2や移動台3を大きく
する必要がなく、適切なサイズのものを選定すること
で、昇降精度を高く保つことが可能になる。さらに、軌
道台2を2本並走させると、高い昇降精度は一層確実と
なる。
【0017】このガイド手段1は、移動台3が軌道台2
に高精度でセットされた状態でユニットになっているた
め、移動台3と軌道台2における調整の必要も全くな
い。さらに、トップスライド13とスタンドフレーム1
2の間のガイド手段1の取付面が簡単になるため、機械
加工面も半減し、大幅なコストダウンとなる。
【0018】なお、上記実施例では、上金型と下金型と
を上下プラテンサポート18,19間のサイドで締付手
段で加圧するものを説明したが、開閉自在な上下ドーム
の中で上下金型の型締め加圧を行うドームロック式とい
われるものの場合にも同様に適用でき、上記実施例と同
様の効果を奏する。従って、締付手段はどのようなタイ
プであってもよい。また、昇降手段は、油圧シリンダを
用いる場合を説明したが、リンク等を用いた機械式のも
のであってもよい。更に、昇降のための油圧シリンダは
左右金型の中央で重量バランスが得られる位置に設けら
れているが、移動台と軌道台から成るリニアモーション
ガイドの強度や寿命が許す範囲でオフセットした位置に
設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のタイヤ加硫機は、ガイド手段と
して軌道台と移動台から成るリニアモーションガイドを
金型間に設ける構成であるので、フレーム構造が簡単に
なり安価に仕上げることができる。また、リニアモーシ
ョンガイドが元々精度良く加工されたものを使用するた
め、面倒な調整をせずとも高精度の昇降が確保できる。
特に片面加硫時において、高い昇降精度によりシェーピ
ング時のタイヤの形が高精度に保たれ、加硫済みタイヤ
の引き剥がし力が作用しても、上下2個以上の移動台に
作用する力が小さく、リニアモーションガイドも負荷を
不必要に上げることなく、高い昇降精度を維持できる。
更に、軌道台を2本並走させることで、移動台に対する
負荷を下げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫機の正面図である。
【図2】本発明のタイヤ加硫機の上面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【符号の説明】
1 ガイド手段 2 軌道台 3 移動台 5 軌道溝 7 ボール列 11 ベース 12 スタンドフレーム 13 トップスライド 14 下金型 15 上金型 20 昇降シリンダ(昇降手段) 21 締付手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 浩太郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の下金型を支えるベースと、該ベー
    スに固定され2個の下金型間に位置するスタンドフレー
    ムと、該スタンドフレームに設けられたガイド手段と、
    該ガイド手段に沿って昇降し2個の上金型を保持するト
    ップスライドと、該トップスライドを昇降させるための
    昇降手段とを備え、前記ガイド手段は、前記スタンドフ
    レームの1側部の上下方向に配設され軌道溝を有する軌
    道台と、前記トップスライドに取り付けられ前記軌道溝
    を転動するボールが組み込まれた移動台とから成り、該
    移動台は上下方向に2個以上設けられたことを特徴とす
    るタイヤ加硫機。
  2. 【請求項2】 前記軌道台は前記スタンドフレームに2
    本並走するように配設された請求項1記載のタイヤ加硫
    機。
JP34731293A 1993-12-24 1993-12-24 タイヤ加硫機 Pending JPH07186150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34731293A JPH07186150A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 タイヤ加硫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34731293A JPH07186150A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 タイヤ加硫機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07186150A true JPH07186150A (ja) 1995-07-25

Family

ID=18389373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34731293A Pending JPH07186150A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 タイヤ加硫機

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JP (1) JPH07186150A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117805A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd 加硫タイヤの離型方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117805A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd 加硫タイヤの離型方法

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