JPH07185956A - シール材組付装置 - Google Patents
シール材組付装置Info
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- JPH07185956A JPH07185956A JP34788793A JP34788793A JPH07185956A JP H07185956 A JPH07185956 A JP H07185956A JP 34788793 A JP34788793 A JP 34788793A JP 34788793 A JP34788793 A JP 34788793A JP H07185956 A JPH07185956 A JP H07185956A
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- seal member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール材の外周面の全周に油を均一に塗布し
て、シール材をワークのシール材被組付孔にスムースに
組付けできるシール材組付装置を提供する。 【構成】 ワークWのシール材被組付孔1と連通連結さ
れる案内路2と、シール材3の一端面4に当接してシー
ル材3と共に案内路2内を移動可能な組付部材5と、シ
ール材被組付孔1にシール材3を組付けるべく案内路2
に沿って組付部材5を往復作動させる駆動機構6と、を
備えたシール材組付装置であって、案内路2の途中部
に、内周面41がシール材3の外周面42に接触する円環状
の油含浸体39を、設ける。
て、シール材をワークのシール材被組付孔にスムースに
組付けできるシール材組付装置を提供する。 【構成】 ワークWのシール材被組付孔1と連通連結さ
れる案内路2と、シール材3の一端面4に当接してシー
ル材3と共に案内路2内を移動可能な組付部材5と、シ
ール材被組付孔1にシール材3を組付けるべく案内路2
に沿って組付部材5を往復作動させる駆動機構6と、を
備えたシール材組付装置であって、案内路2の途中部
に、内周面41がシール材3の外周面42に接触する円環状
の油含浸体39を、設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシール材組付装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のトランスミッションには、ドラ
イブシャフトの回転をドライブギヤを介して取り出し、
回転伝達用ケーブルを経てインストルメンツパネルの速
度計に伝えるドリブンギヤ・スリーブが、取付けられて
いる。
イブシャフトの回転をドライブギヤを介して取り出し、
回転伝達用ケーブルを経てインストルメンツパネルの速
度計に伝えるドリブンギヤ・スリーブが、取付けられて
いる。
【0003】このドリブンギヤ・スリーブは、軸部を有
するドリブンギヤと、ドリブンギヤの軸部を回転自在に
枢支するスリーブと、(ワークたる)スリーブのシール
材被組付孔に組付けされるシール材と、スリーブの外面
に組付けされるOリングと、を備えているが、これらの
組付けは、従来、人手により行われていた。
するドリブンギヤと、ドリブンギヤの軸部を回転自在に
枢支するスリーブと、(ワークたる)スリーブのシール
材被組付孔に組付けされるシール材と、スリーブの外面
に組付けされるOリングと、を備えているが、これらの
組付けは、従来、人手により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このよ
うな人手による組付けを自動化することに努力してきた
が、上記シール材の組付けでは、加振式のパーツフィー
ダによってシール材を組付位置まで搬送・供給し、シー
ル材被組付孔に組付けするようにした。ところが、シー
ル材被組付孔にシール材を軽い力でスムースに組付ける
ためには、シール材の外周面の全周に油を均一に塗布す
る必要があることが分かった。
うな人手による組付けを自動化することに努力してきた
が、上記シール材の組付けでは、加振式のパーツフィー
ダによってシール材を組付位置まで搬送・供給し、シー
ル材被組付孔に組付けするようにした。ところが、シー
ル材被組付孔にシール材を軽い力でスムースに組付ける
ためには、シール材の外周面の全周に油を均一に塗布す
る必要があることが分かった。
【0005】しかし、予めシール材に油を塗布しておい
て、そのシール材をパーツフィーダで搬送すると、(シ
ール材が複数個相互に重なり合う等して)詰まり等のト
ラブルの原因となってしまう。また、シール材をパーツ
フィーダにて組付位置まで搬送した後、シール材組付前
に、そのシール材に油を塗布するには複雑な機構や大き
なスペースが必要となってしまう。
て、そのシール材をパーツフィーダで搬送すると、(シ
ール材が複数個相互に重なり合う等して)詰まり等のト
ラブルの原因となってしまう。また、シール材をパーツ
フィーダにて組付位置まで搬送した後、シール材組付前
に、そのシール材に油を塗布するには複雑な機構や大き
なスペースが必要となってしまう。
【0006】そこで、本発明は、シール材の組付工程の
途中で、シール材の外周面の全周に油を均一に塗布し
て、ワークのシール材被組付孔にスムースに組付けでき
るシール材組付装置を提供することを目的とする。
途中で、シール材の外周面の全周に油を均一に塗布し
て、ワークのシール材被組付孔にスムースに組付けでき
るシール材組付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ワークのシール材被組付孔と連通連結さ
れる案内路と、シール材の一端面に当接して該シール材
と共に該案内路内を移動可能な組付部材と、上記シール
材被組付孔に該シール材を組付けるべく該案内路に沿っ
て該組付部材を往復作動させる駆動機構と、を備えたシ
ール材組付装置であって、上記案内路の途中部に、内周
面が上記シール材の外周面に接触する円環状の油含浸体
を、設けたものである。
成するために、ワークのシール材被組付孔と連通連結さ
れる案内路と、シール材の一端面に当接して該シール材
と共に該案内路内を移動可能な組付部材と、上記シール
材被組付孔に該シール材を組付けるべく該案内路に沿っ
て該組付部材を往復作動させる駆動機構と、を備えたシ
ール材組付装置であって、上記案内路の途中部に、内周
面が上記シール材の外周面に接触する円環状の油含浸体
を、設けたものである。
【0008】
【作用】駆動機構にて、ワークに向かって、組付部材を
シール材と共に進行させれば、案内路を通過する途中
で、油含浸体の内周面にシール材の外周面が接触し、シ
ール材の進行に伴って油含浸体内の油がシール材の外周
面に塗布されていく。
シール材と共に進行させれば、案内路を通過する途中
で、油含浸体の内周面にシール材の外周面が接触し、シ
ール材の進行に伴って油含浸体内の油がシール材の外周
面に塗布されていく。
【0009】油含浸体を通過したシール材は、外周面の
全周に均一に油が塗布された状態となり、その直後に、
ワークのシール材被組付孔に所定の力でスムースに組付
けが行われる。
全周に均一に油が塗布された状態となり、その直後に、
ワークのシール材被組付孔に所定の力でスムースに組付
けが行われる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
詳説する。
【0011】図1と図2は、本発明のシール材組付装置
Aの一実施例を示し、このシール材組付装置Aは、ワー
クWのシール材被組付孔1と連通連結される案内路2
と、シール材3の一端面4に当接して該シール材3と共
に案内路2内を移動可能な組付部材5と、シール材被組
付孔1にシール材3を組付けるべく案内路2に沿って組
付部材5を往復作動させる駆動機構6と、を備えてい
る。なお、図1は図4のX−X線断面図に相当する。
Aの一実施例を示し、このシール材組付装置Aは、ワー
クWのシール材被組付孔1と連通連結される案内路2
と、シール材3の一端面4に当接して該シール材3と共
に案内路2内を移動可能な組付部材5と、シール材被組
付孔1にシール材3を組付けるべく案内路2に沿って組
付部材5を往復作動させる駆動機構6と、を備えてい
る。なお、図1は図4のX−X線断面図に相当する。
【0012】図例では、ワークWとして、ドリブンギヤ
・スリーブRを例示しており、このドリブンギヤ・スリ
ーブRは、図3に示すように、スリーブ7、ドリブンギ
ヤ8、シール材3及びOリング9を、備えている。
・スリーブRを例示しており、このドリブンギヤ・スリ
ーブRは、図3に示すように、スリーブ7、ドリブンギ
ヤ8、シール材3及びOリング9を、備えている。
【0013】スリーブ7は、筒状の合成樹脂製スリーブ
本体10と、円筒状であって先端が拡径状となった薄肉の
金属製軸受部11と、からなる。このスリーブ本体10は、
シール材3を組付けするシール材被組付孔1と、Oリン
グ9を嵌着する凹周溝12と、を有している。
本体10と、円筒状であって先端が拡径状となった薄肉の
金属製軸受部11と、からなる。このスリーブ本体10は、
シール材3を組付けするシール材被組付孔1と、Oリン
グ9を嵌着する凹周溝12と、を有している。
【0014】ドリブンギヤ8は、ハスバ歯車に形成され
た合成樹脂製歯車部13と、歯車部13の一端面から突出す
る円形の金属製軸部14と、からなり、該軸部14が、軸受
部11に回転自在に枢支される。
た合成樹脂製歯車部13と、歯車部13の一端面から突出す
る円形の金属製軸部14と、からなり、該軸部14が、軸受
部11に回転自在に枢支される。
【0015】シール材3は、その内径側に円環状の傾斜
リップ部15を有しており、シール材3の外周面42側が、
シール材被組付孔1に嵌着される。このシール材3及び
Oリング9を組付ける前のドリブンギヤ・スリーブR
が、ワークWとなる。
リップ部15を有しており、シール材3の外周面42側が、
シール材被組付孔1に嵌着される。このシール材3及び
Oリング9を組付ける前のドリブンギヤ・スリーブR
が、ワークWとなる。
【0016】しかして、図4と図5に示すように、ワー
クWは、ロボット等から成るハンドリング手段17にて組
立ステージ18に供給され、シール材組付装置Aにてシー
ル材3がワークWに組付られた後、Oリング組付装置B
にてOリング9がワークWに自動的に組付けられる。
クWは、ロボット等から成るハンドリング手段17にて組
立ステージ18に供給され、シール材組付装置Aにてシー
ル材3がワークWに組付られた後、Oリング組付装置B
にてOリング9がワークWに自動的に組付けられる。
【0017】組立ステージ18は、図1と図2に示すよう
に、基台16のプレート19及び支持部材20に設けられる。
この組立ステージ18は、スリーブ7の基端部を嵌め込む
凹窪部21と、シール材3を挿通可能な挿通孔22と、を有
しており、凹窪部21の底面の内周縁に沿って形成された
凹周溝には、Oリング23が嵌着される。
に、基台16のプレート19及び支持部材20に設けられる。
この組立ステージ18は、スリーブ7の基端部を嵌め込む
凹窪部21と、シール材3を挿通可能な挿通孔22と、を有
しており、凹窪部21の底面の内周縁に沿って形成された
凹周溝には、Oリング23が嵌着される。
【0018】そして、プレート19上には、テーブル型シ
リンダ24a,24aの駆動により矢印C方向へ往復作動し
てワークWをつかみ持つように固定可能なクランプ機構
24,24が、設けられる。
リンダ24a,24aの駆動により矢印C方向へ往復作動し
てワークWをつかみ持つように固定可能なクランプ機構
24,24が、設けられる。
【0019】また、図1、図5及び図6に示すように、
基台16のガイド部材25と支持部材20の間には、分離搬送
バー26が摺動自在に保持され、シリンダ30にて矢印E方
向に往復駆動される。なお、図6は図4のY−Y線断面
図を示している。
基台16のガイド部材25と支持部材20の間には、分離搬送
バー26が摺動自在に保持され、シリンダ30にて矢印E方
向に往復駆動される。なお、図6は図4のY−Y線断面
図を示している。
【0020】分離搬送バー26には、一個のシール材3が
通過可能な貫孔28aと、パーツフィーダ等からなるシー
ル材供給機構27にて送られてきたシール材3を貫孔28a
内に案内する切欠溝28bと、が形成されている。
通過可能な貫孔28aと、パーツフィーダ等からなるシー
ル材供給機構27にて送られてきたシール材3を貫孔28a
内に案内する切欠溝28bと、が形成されている。
【0021】一方、支持部材20に形成された凹所29に
は、リング体31が嵌合されており、Oリング32a,32b
を介して組立ステージ18と分離搬送バー26に接触する。
は、リング体31が嵌合されており、Oリング32a,32b
を介して組立ステージ18と分離搬送バー26に接触する。
【0022】このリング体31には、組立ステージ18の挿
通孔22と分離搬送バー26の貫孔28aを連通させる連通孔
31aが貫設される。これらの貫孔28a、連通孔31a及び
挿通孔22にて案内路2が形成される。
通孔22と分離搬送バー26の貫孔28aを連通させる連通孔
31aが貫設される。これらの貫孔28a、連通孔31a及び
挿通孔22にて案内路2が形成される。
【0023】また、図1と図2に示すように、基台16の
固定部材33には、案内路2と連通する保持孔34が穿設さ
れ、この保持孔34に組付部材5がスライド自在に保持さ
れる。
固定部材33には、案内路2と連通する保持孔34が穿設さ
れ、この保持孔34に組付部材5がスライド自在に保持さ
れる。
【0024】組付部材5は、挿通軸35、当接リング36及
び押圧体37からなり、挿通軸35は、先端部35aが基端部
35bよりも大径に形成され、シール材3の中心孔に挿通
可能とされる。
び押圧体37からなり、挿通軸35は、先端部35aが基端部
35bよりも大径に形成され、シール材3の中心孔に挿通
可能とされる。
【0025】当接リング36は、挿通軸35にスライド自在
に外嵌されており、シール材3の一端面4に当接する。
なお、当接リング36は、その内鍔部36aが、挿通軸35の
先端部35aに係止することにより、(図1の如く)挿通
軸35の先端面より上方へ突出しないようになっている。
に外嵌されており、シール材3の一端面4に当接する。
なお、当接リング36は、その内鍔部36aが、挿通軸35の
先端部35aに係止することにより、(図1の如く)挿通
軸35の先端面より上方へ突出しないようになっている。
【0026】固定部材33には、駆動機構6を構成するシ
リンダ38が取付けられており、該シリンダ38の駆動に
て、押圧体37は、挿通軸35と一体に移動して、当接リン
グ36の一端面に当接する。なお、駆動機構6は、シリン
ダ38以外に、モータ、ラック・ピニオン、スクリューシ
ャフト等の各種機器にて構成するも自由である。
リンダ38が取付けられており、該シリンダ38の駆動に
て、押圧体37は、挿通軸35と一体に移動して、当接リン
グ36の一端面に当接する。なお、駆動機構6は、シリン
ダ38以外に、モータ、ラック・ピニオン、スクリューシ
ャフト等の各種機器にて構成するも自由である。
【0027】また、図2と図7に示すように、案内路2
の途中部には円環状の油含浸体39が設けられる。図例で
は、油含浸体39は、組立ステージ18の挿通孔22の内周面
に凹設された円環状の保持溝40に、嵌着される。なお、
油含浸体39は、ワークWのシール材被組付孔1との距離
が短くなるような位置に設けるのが、シール材3への油
の良好な塗布状態を維持したまま、後述のスリーブへの
組付がより行い易いという点で好ましい。
の途中部には円環状の油含浸体39が設けられる。図例で
は、油含浸体39は、組立ステージ18の挿通孔22の内周面
に凹設された円環状の保持溝40に、嵌着される。なお、
油含浸体39は、ワークWのシール材被組付孔1との距離
が短くなるような位置に設けるのが、シール材3への油
の良好な塗布状態を維持したまま、後述のスリーブへの
組付がより行い易いという点で好ましい。
【0028】油含浸体39は、内部に含浸された油が接触
により外部へ滲み出すような特性をもった素材、例えば
海綿状のシリコンパット等で、形成する。
により外部へ滲み出すような特性をもった素材、例えば
海綿状のシリコンパット等で、形成する。
【0029】油含浸体39の内周面41は、ワークW側(同
図上側)が縮径するテーパ状に形成され、その最小内径
寸法I1 と最大内径寸法I2 は、シール材3の外周面42
が内周面41の略全面にわたって接触しつつシール材3が
通過可能なように、設定される。
図上側)が縮径するテーパ状に形成され、その最小内径
寸法I1 と最大内径寸法I2 は、シール材3の外周面42
が内周面41の略全面にわたって接触しつつシール材3が
通過可能なように、設定される。
【0030】なお、内周面41の最大内径寸法I2 は、シ
ール材3がスムースに挿入されるように、シール材3の
外径寸法Dと同一乃至僅かに大きく設定するのが好まし
い。
ール材3がスムースに挿入されるように、シール材3の
外径寸法Dと同一乃至僅かに大きく設定するのが好まし
い。
【0031】また、油含浸体39への油の補給は、例え
ば、図7の仮想線で示すように、油含浸体39と図示省略
の油タンクやポンプ等を連通連結するパイプや孔等から
なる油供給路43を、設けて行えばよい。
ば、図7の仮想線で示すように、油含浸体39と図示省略
の油タンクやポンプ等を連通連結するパイプや孔等から
なる油供給路43を、設けて行えばよい。
【0032】あるいは、組立ステージ18の外部から凹窪
部21を介して、人手、又は図5に示すハンドリング手段
17にて、油含浸体39へ油補給を行うも自由である。
部21を介して、人手、又は図5に示すハンドリング手段
17にて、油含浸体39へ油補給を行うも自由である。
【0033】次に、図1と図2に示すように、案内路2
をシール材被組付孔1と連通連結すべく、組立ステージ
18の凹窪部21に立てた状態でクランプ機構24,24にて把
持・固定されたワークWへ、シール材組付装置Aによ
り、シール材3を組付ける手順を説明する。
をシール材被組付孔1と連通連結すべく、組立ステージ
18の凹窪部21に立てた状態でクランプ機構24,24にて把
持・固定されたワークWへ、シール材組付装置Aによ
り、シール材3を組付ける手順を説明する。
【0034】まず、図1と図6に示すように、シール材
3…を、シール材供給機構27にて分離搬送バー26まで供
給し、分離搬送バー26にてシール材3を組付部材5の真
上まで搬送して、分離搬送バー26の貫孔28aをリング体
31の連通孔31aと連通させる。
3…を、シール材供給機構27にて分離搬送バー26まで供
給し、分離搬送バー26にてシール材3を組付部材5の真
上まで搬送して、分離搬送バー26の貫孔28aをリング体
31の連通孔31aと連通させる。
【0035】次に、図2に示すように、駆動機構6に
て、組付部材5の押圧体37及び挿通軸35を、ワークWに
向かって進行させる。
て、組付部材5の押圧体37及び挿通軸35を、ワークWに
向かって進行させる。
【0036】これにより、挿通軸35がシール材3の中心
孔に串差し状に挿通すると共に、押圧体37が当接リング
36に当接し、さらに、当接リング36がシール材3の一端
面4に当接して、シール材3が組付部材5に保持された
状態で、案内路2内を移動する。
孔に串差し状に挿通すると共に、押圧体37が当接リング
36に当接し、さらに、当接リング36がシール材3の一端
面4に当接して、シール材3が組付部材5に保持された
状態で、案内路2内を移動する。
【0037】そして、仮想線で図示するように、油含浸
体39の内周面41に、シール材3の外周面42が接触し、シ
ール材3の進行に伴って内周面41が押圧されて、油含浸
体39内の油が内周面41に滲み出し、自動的に、シール材
3の外周面42に塗布されていく。
体39の内周面41に、シール材3の外周面42が接触し、シ
ール材3の進行に伴って内周面41が押圧されて、油含浸
体39内の油が内周面41に滲み出し、自動的に、シール材
3の外周面42に塗布されていく。
【0038】油含浸体39を通過したシール材3は、外周
面42の全周に均一に油が塗布された状態となり、図8に
示すように、ワークWのシール材被組付孔1に所定の力
でスムースに組付けが行われる。
面42の全周に均一に油が塗布された状態となり、図8に
示すように、ワークWのシール材被組付孔1に所定の力
でスムースに組付けが行われる。
【0039】このように、外周面42に油を塗布した直後
にシール材3の組付けを行えるので、シール材3への塵
等の付着を防止できる。従って、組付時に塵等と擦れて
シール材3が傷付くようなことがなく、かつ、シール材
3とシール材被組付孔1との間に塵等が挟まらないの
で、密封性能の安定化を図り得る。
にシール材3の組付けを行えるので、シール材3への塵
等の付着を防止できる。従って、組付時に塵等と擦れて
シール材3が傷付くようなことがなく、かつ、シール材
3とシール材被組付孔1との間に塵等が挟まらないの
で、密封性能の安定化を図り得る。
【0040】また、シール材3をシール材被組付孔1に
組付けると、同時に、ドリブンギヤ8は組付部材5の挿
通軸35にて押し出された状態となって、スリーブ7の先
端面から軸部14が所定長さだけ突出する。
組付けると、同時に、ドリブンギヤ8は組付部材5の挿
通軸35にて押し出された状態となって、スリーブ7の先
端面から軸部14が所定長さだけ突出する。
【0041】このドリブンギヤ8は、ハンドリング手段
17にて、スリーブ7から一旦抜き出される。その後、組
付部材5が元の位置まで後退して次のシール材3の組付
けに備えて待機すると共に、図4と図5に示すように、
Oリング組付装置BによりOリング9がワークWに嵌着
された後、ドリブンギヤ8は、ハンドリング手段17にて
再度スリーブ7に戻される。
17にて、スリーブ7から一旦抜き出される。その後、組
付部材5が元の位置まで後退して次のシール材3の組付
けに備えて待機すると共に、図4と図5に示すように、
Oリング組付装置BによりOリング9がワークWに嵌着
された後、ドリブンギヤ8は、ハンドリング手段17にて
再度スリーブ7に戻される。
【0042】ところで、Oリング組付装置Bは、ピック
アップステージ44へOリング9を供給するOリング供給
機構45、ピックアップステージ44に位置決めされたOリ
ング9を次の拡径ステージ46へ送るピックアップヘッド
47、拡径ステージ46で拡径されたOリング9を組立ステ
ージ18のワークWに組付ける組付ヘッド48、等からな
る。
アップステージ44へOリング9を供給するOリング供給
機構45、ピックアップステージ44に位置決めされたOリ
ング9を次の拡径ステージ46へ送るピックアップヘッド
47、拡径ステージ46で拡径されたOリング9を組立ステ
ージ18のワークWに組付ける組付ヘッド48、等からな
る。
【0043】なお、本発明では、シール材3として、図
例のもの以外にUパッキンやOリング等の各種シール
に、適用可能である。
例のもの以外にUパッキンやOリング等の各種シール
に、適用可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0045】本発明は、ドリブンギヤ・スリーブRのシ
ール材3の組付けに好適であり、簡易な構造でスペース
をとらず、自動的にシール材3の外周面42の全周に油を
均一に塗布して、ワークWのシール材被組付孔1にスム
ースに組付けできる。
ール材3の組付けに好適であり、簡易な構造でスペース
をとらず、自動的にシール材3の外周面42の全周に油を
均一に塗布して、ワークWのシール材被組付孔1にスム
ースに組付けできる。
【0046】しかも、シール材3の外周面42に油を塗布
した直後に、シール材3をワークWのシール材被組付孔
1に組付けできる。従って、シール材3への塵等の付着
を防止でき、かつ、予めシール材3へ油を塗布する必要
がないので、搬送時の詰まり等のトラブルが生じない。
した直後に、シール材3をワークWのシール材被組付孔
1に組付けできる。従って、シール材3への塵等の付着
を防止でき、かつ、予めシール材3へ油を塗布する必要
がないので、搬送時の詰まり等のトラブルが生じない。
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】ドリブンギヤ・スリーブの半截断面図である。
【図4】全体構成を示す平面図である。
【図5】全体構成を示す正面図である。
【図6】要部拡大断面図である。
【図7】要部拡大断面図である。
【図8】組付け手順を説明する要部拡大断面図である。
1 シール材被組付孔 2 案内路 3 シール材 4 一端面 5 組付部材 6 駆動機構 39 油含浸体 41 内周面 42 外周面 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 和正 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークのシール材被組付孔と連通連結さ
れる案内路と、シール材の一端面に当接して該シール材
と共に該案内路内を移動可能な組付部材と、上記シール
材被組付孔に該シール材を組付けるべく該案内路に沿っ
て該組付部材を往復作動させる駆動機構と、を備えたシ
ール材組付装置であって、上記案内路の途中部に、内周
面が上記シール材の外周面に接触する円環状の油含浸体
を、設けたことを特徴とするシール材組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34788793A JPH07185956A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | シール材組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34788793A JPH07185956A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | シール材組付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07185956A true JPH07185956A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18393276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34788793A Pending JPH07185956A (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | シール材組付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07185956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009063071A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Japan Vilene Co Ltd | ロータリージョイント |
-
1993
- 1993-12-25 JP JP34788793A patent/JPH07185956A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009063071A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Japan Vilene Co Ltd | ロータリージョイント |
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