JP3170689B2 - オイルシール組付装置および組付方法 - Google Patents

オイルシール組付装置および組付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環状溝にオイルシール
を自動的に組み付ける際用いられる組付装置およびその
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルシールを自動車のエンジン
などの環状溝に組み付ける装置および方法としては、特
開平3−73230号のようなオイルシール組付装置お
よび組付方法が提案されている。この装置および方法に
よると、先端にガイド体を保持させたガイド体保持装置
を、このガイド体保持装置に対向して設けられたオイル
シール圧入装置に向けて前進させ、このオイルシール圧
入装置に位置決め保持されたオイルシールを前記ガイド
体の外周部に嵌合させるとともに、前記ガイド体を前記
ガイド体保持装置から前記オイルシール圧入装置の先端
結合部に受け渡した後、前記オイルシール圧入装置を移
動させて環状溝に対向させ、前記オイルシール圧入装置
の先端結合部を前記ガイド体とともに前進させて前記オ
イルシールを環状溝に圧入するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
装置または方法によると、ガイド体を保持する別体のガ
イド体保持装置が環状溝から離れた位置に設けられてい
るため、オイルシール圧入装置をガイド体保持装置近傍
のガイド体の受け渡し位置まで移動させねばならず、ま
た、ガイド体保持装置とオイルシール圧入装置との間で
ガイド体を受け渡しする工程が必要となるため、サイク
ルタイムが長くなるという問題があった。また、前記受
け渡し位置でオイルシール圧入装置にオイルシールを供
給するオイルシール供給装置が必要となり、オイルシー
ル組付装置全体が大型化するという問題がある。
【0004】また、環状溝にオイルシールを組み付ける
ためにガイド体をオイルシール圧入装置から環状溝に移
動する際に、前記オイルシールが傾斜または傾倒するこ
とがあり、組付不良を起こすことがあった。本発明は前
記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、オイルシールを環状溝に組み付ける工程を簡略
化することにより、サイクルタイムの短縮と、オイルシ
ール組付装置の簡単,小型化を図ることができ、かつ、
環状溝にオイルシールを正確に組み付けることのできる
オイルシール組付装置および方法を得るところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために本発明のオイルシール組付装置は、ガイド体の外
周に外嵌したオイルシールをオイルシール圧入装置にて
ワークの環状溝に組み付けるオイルシール組付装置にお
いて、把持爪により前記ガイド体を把持すると共に、前
記ガイド体を前記環状溝の中央から突出させたカムシャ
フトに係合させるために進退移動可能なガイド体保持装
置と、オイルシール供給装置から供給されるオイルシー
ルを把持するとともに、前記オイルシールの姿勢を変更
して前期環状溝に指向させるオイルシールの姿勢変更手
段を有し、前記カムシャフトに係合し、かつ、前記把持
爪による把持が解除された前記ガイド体に前記オイルシ
ールを外嵌させるように進退移動可能なオイルシール把
持装置と、前記環状溝に対向するオイルシールの圧入体
と、この圧入体を介して前記ガイド体に外嵌された後の
前記オイルシールに押圧力を付与し前記オイルシールを
前記環状溝に圧入する駆動装置とを有するオイルシール
圧入装置とからなることを特徴とする。また、前記オイ
ルシール圧入装置には、前記オイルシールを前記環状溝
に圧入する際に前記ガイド体を前記ワーク側に押し付け
る押え手段を設けたものとして構成してもよい。
【0006】また、本発明のオイルシール組付方法は、
ガイド体の外周に外嵌したオイルシールをオイルシール
圧入装置にてワークの環状溝に組み付けるオイルシール
組付方法において、前記ガイド体を把持したガイド体保
持装置によりワークに係合させ、前記ガイド体保持装置
が前記ガイド体の把持を解除した後、オイルシールを把
持するオイルシール把持部を前記ガイド体まで移動させ
て前記ガイド体の外周面に前記オイルシールを外嵌し、
前記オイルシール把持部が前記オイルシールの把持を解
除した後に、オイルシール圧入装置により前記オイルシ
ールの一側から押圧力を付与して前記オイルシールを前
記ガイド体の外周部に沿って前記環状溝まで移動させ、
前記オイルシールを前記環状溝に圧入することを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明は前記したとおりに構成されているの
で、ガイド体保持装置に保持されたガイド体は、ガイド
体保持装置とともに環状溝に向かって移動し、ワークに
係合される。一方、オイルシール供給装置から供給され
たオイルシールは、オイルシール把持部にて把持された
後、オイルシールの姿勢を変更する姿勢変更手段の作用
により環状溝に指向され、オイルシール把持装置ととも
に環状溝に向けて移動されてガイド体の外周面に外嵌さ
れる。オイルシール圧入装置は、オイルシールがガイド
体に外嵌された後、前記オイルシールの一側から圧入体
を介して押圧力を付与し、ガイド体の外周面に沿ってオ
イルシールを移動させてオイルシールを環状溝内に圧入
する。なお、前記オイルシール圧入装置の圧入体に押え
手段を設けるものとすれば、オイルシールを前記環状溝
に圧入する際に、前記押え手段がガイド体をワーク側に
押し付けるので、オイルシールの弾発力によりガイド体
が押し戻されてワークからガイド体が落下するという不
具合の発生を防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図6を使って詳
細に説明するが、本発明はこの実施例により何等限定さ
れるものでない。図1は、本発明のオイルシール組付装
置の一例にかかり、その全体を示す平面概略図、図2
は、本発明のオイルシール組付装置の一例にかかり、要
部の拡大説明図、図3は、本発明の一実施例にかかり、
オイルシール把持装置の一部を破断した図2のX矢視図
である。
【0009】オイルシール組付装置Mは、このオイルシ
ール組付装置Mの基台1に隣接して設けられ、図示しな
い搬送装置により搬送されたエンジンなどのワーク11
を位置決め,固定するワーク固定部10と、前記基台1
上に前記ワーク11に対向して設けられたオイルシール
圧入装置30と、このオイルシール圧入装置30と前記
ワーク固定部10との間に設けられ、オイルシールSを
把持,搬送するオイルシール把持装置40と、このオイ
ルシール把持装置40と前記ワーク固定部10との間に
設けられ、オイルシールSが外嵌可能なガイド体を保
持,搬送するガイド体保持装置50と、前記オイルシー
ル把持装置40に対向して設けられ、前記オイルシール
把持装置40にオイルシールSを供給するオイルシール
供給装置60とからなる。なお、前記オイルシール把持
装置40および前記ガイド体保持装置50は、基台1上
に取り付けられた略L字状の固定台4に固定されてい
る。
【0010】オイルシール供給装置60は、間欠回転可
能なテーブル61と、このテーブル61を4つに均等分
割する部位に設けられた4つのステーション62,62
・・と、このステーション62に載置,積載されたオイ
ルシールSを一枚ずつテーブル61の下面側に取り出す
図示しない公知のオイルシール供給機構と、このオイル
シール供給機構により取り出されたオイルシールSをガ
イドレール63に沿ってオイルシールSの受け渡し位置
65まで搬送(搬送の方向を図2中矢印Aで示す)する
シリンダ64とからなる。また、前記受け渡し位置65
とテーブル61との間には、オイルシールSの表裏違い
を判別し、表裏違いのオイルシールSをオイルシール組
付装置Mから排除する表裏判別装置66が設けられてい
る。
【0011】前記テーブル61は、間欠回転駆動機構6
7を有しており、一のステーション62のオイルシール
Sが無くなったときには、前記間欠回転駆動機構67の
駆動により間欠回転されて、次ステーション62のオイ
ルシールSを供給部位に位置させ、連続的なオイルシー
ルSの供給を可能にしている。
【0012】オイルシール把持装置40は、固定台4上
に取り付けられたレール支持部材42,42にその両端
を支持され、環状溝12の中心軸線2に対し平行に付設
された二本のレール47,47と、図示しない駆動装置
により前記レール47,47に沿って図2中矢印Bの方
向に進退移動可能なスライドベース46と、このスライ
ドベース46上に取り付けられた軸受部44と、この軸
受部44を挿通し、ベアリング44aおよびカラー44
bにて回動自在に支持されたシャフト49と、このシャ
フト49の先端側に略L字状の継手部材43を介して取
り付けられ、前記シャフト49とともに回動可能な把持
部41と、前記シャフト49を回動させて把持部41に
把持されたオイルシールSを環状溝12に指向させる姿
勢変更手段としての駆動装置45とからなる。さらに、
前記把持部41は、オイルシールSを把持,開放する開
閉自在な把持爪41aと、この把持爪41aを開閉させ
る図示しない開閉シリンダを内蔵する基幹部41bとか
らなる。
【0013】なお、図3中符号48は、把持部41の回
動上限を規制するストッパボルトで、ナット48aを緩
めてストッパボルト48を長短調整し、把持部41の回
動上限位置を調整することにより、オイルシールSを環
状溝12に指向させたときに、前記オイルシールSの中
心軸線を環状溝12の中心軸線2に一致させることがで
きるものである。
【0014】ガイド体保持装置50は、固定部材4上に
取り付けられたレール支持部材51,51に両端を支持
され、前記中心軸線2に対して平行に付設された二本の
レール57,57と、図示しない駆動装置により前記レ
ール57,57に沿って図2中矢印Cの方向に進退移動
可能なスライドベース56と、このスライドベース56
上に立設された立設部材55と、この立設部材55の一
側に上下方向に付設されたレール54と、このレール5
4に沿って上下動可能に取り付けられたスライドテーブ
ル53と、このスライドテーブル53にL字ブロック5
1を介して固定されたガイド体保持部52とからなる。
更に、このガイド体保持部52は、ガイド体3を把持す
る開閉可能な把持爪52aと、スライドテーブル53を
レール54に沿って昇降させるための駆動装置(図示せ
ず)および把持爪52aの開閉を行う開閉シリンダ(図
示せず)とを内蔵する基部52bとからなる。なお、図
3中符号58は、立設部材55の他側に設けられた補強
部材である。
【0015】ガイド体3は、小径部から大径部へとその
外径が徐々に変化するテーパ部を有する略釣鐘形状に形
成され、かつ、その最大外径はオイルシールSの内径よ
りも若干径大となるように形成されている。また、ガイ
ド体3の底部中央には、環状溝12の中央から突出する
カムシャフト14の頭部が係合できる係合孔3aが形成
されている。
【0016】オイルシール圧入装置30は、環状溝12
の中心軸線2上に設けられ、シャフト34を摺動自在に
支持するシャフトガイド32と、前記シャフト34の一
端に取り付けられ前記環状溝12に対向する圧入体とし
てのソケット部31と、前記シャフト34の他端側に設
けられシャフト34を環状溝12に向けて進退移動させ
る駆動装置としてのシリンダ33とからなる。前記ソケ
ット部31は、シャフト34を貫通する中空孔36の先
端側から挿入され、前記シャフト34に締付ボルトにて
締め付け,固定されている。このソケット部31の外径
は、環状溝12の外径よりも若干径小となるように形成
されているとともに、その内径は、ガイド体3が挿入で
きるようにガイド体3の外径よりも若干径大に形成され
ている。また、ソケット部31の開口周縁はオイルシー
ルSを押圧する押圧面として形成されている。このソケ
ット部34内には、オイルシールSを圧入する際にガイ
ド体3をカムシャフト14に押しつける押え手段として
の押えロッド35が挿嵌され、この押えロッド35の一
端は、シャフト32の中空孔36内に嵌装された圧縮ス
プリング38の付勢力により、ソケット部34の開口か
ら突出している。
【0017】前記のように構成された本発明のオイルシ
ール組付装置Mの作用を、図2ないし図6を使って説明
する。なお、図4ないし図6は、本発明の作用を示す概
略説明図である。図2および図3に示すように、初期状
態においては、ガイド体3を保持するガイド体保持装置
50はワーク固定部10より離間した位置にあり、ガイ
ド体3は、ガイド体保持部52に保持されてレール54
の上方に待機している。一方、オイルシールSの把持爪
41aは、爪開状態でオイルシールSの受け渡し部65
の上方に位置している。
【0018】エンジンなどのワーク11は、図示しない
搬送装置などによりワーク固定部10に搬送されて位置
決め,固定される。ワーク11がワーク固定部10に位
置決め,固定されると、ガイド体保持装置50のスライ
ドベース56がレール57に沿ってワーク11の環状溝
12に向かって移動し、把持爪52aに把持されたガイ
ド体3を図4中二点鎖線で示すようにカムシャフト14
の頭部に係合させる。この後、ガイド体3を把持する把
持爪52aは、ガイド体3に外嵌されるオイルシールS
との干渉を防ぐため、ガイド体3の把持を解除し、スラ
イドテーブル53とともにレール54(図3参照)に沿
って上昇する。
【0019】一方、オイルシールSは、オイルシール供
給機構によりテーブル61(図1参照)のステーション
62より一枚ずつ取り出され、シリンダ64の作用によ
り、ガイドレール63に沿って受け渡し部65まで搬送
される。受け渡し部65まで搬送されたオイルシールS
は、図示しないエレーベータなどにより把持爪41aの
高さまで上昇される。オイルシールSが把持爪41aの
高さまで上昇すると、把持部41の基幹部41bに内蔵
された開閉シリンダが作動して把持爪41aを閉塞し、
オイルシールSを把持する。把持爪41aがオイルシー
ルSを把持すると、駆動装置45が駆動してシャフト4
9を回動させ、図3中二点鎖線で示すように、把持部4
1とともにオイルシールSを環状溝12に指向させる。
【0020】その後、スライドベース46がレール47
に沿って環状溝12側に移動し、図5に示すように把持
爪41aに把持されたオイルシールSをカムシャフト1
4に係合されたガイド体3の外周面に外嵌する。このと
き、オイルシールSは、ガイド体3の外周面に沿って拡
開されながら前記ガイド体3に外嵌される。その後、オ
イルシールSの把持爪41aは、オイルシールSを環状
溝12に圧入する際に把持爪41aとソケット部31と
が干渉しないようにするために、オイルシールSの把持
を開放する。
【0021】次に、オイルシール圧入装置30は、シリ
ンダ33を駆動させてソケット部31を環状溝12に向
けて移動させる。ガイド体3は、図6に示すように、圧
縮スプリング38の付勢力に抗して押えロッド35をシ
ャフト32の中空孔内側に押し戻して、ソケット31の
内部に挿入される。一方、ガイド体3に外嵌されたオイ
ルシールSは、ソケット部31の押圧面に当接し、この
押圧面に押されてガイド体3の外周面上を環状溝12側
に移動して環状溝12内に圧入,組み付けられる。オイ
ルシールSを環状溝12に組み付けた後は、中心軸線2
に沿って、ソケット31,オイルシール把持装置41、
ガイド体保持装置50の順で環状溝12から遠ざかり、
前記の初期状態に復帰する。
【0022】なお、本実施例では、環状溝12にオイル
シールSを圧入する際のオイルシールSの弾発力によ
り、カムシャフト14とガイド体3との係合が外れてガ
イド体3が脱落するという不具合を防止するために、ソ
ケット31内に押えロッド35による押え手段を設ける
ものとして説明したが、オイルシールSを環状溝12に
圧入する際にガイド体3がカムシャフト14から脱落す
るおそれがないものであれば、このような押え手段は特
に設けなくともよい。また、ガイド体3を一側から押さ
えてカムシャフト14からの脱落を防止する手段として
は、前記の押えロッドに限られるものでなく、例えば、
シャフト32の中空孔36をとおしてソケット31内に
圧縮空気を送り込み、この圧縮空気によりガイド体3を
押さえてカムシャフトから脱落しないようにしたものと
して構成することもできる。また、オイルシール組付装
置におけるオイルシール供給装置の取り付け位置は前記
の実施例に限られるものでなく、このオイルシール組付
装置を設置する条件に応じて適宜設計変更できることは
いうまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ガイド体をオイルシー
ル圧入装置とガイド体保持装置との間で受け渡す機構が
不要となり、オイルシール組付装置の簡単化および小型
化を図ることができる。また、ガイド体保持装置とオイ
ルシール圧入装置との間でガイド体の受け渡しを行う工
程が不要となるので、オイルシール供給装置から供給さ
れたオイルシールを把持し、ガイド体を介して環状溝に
圧入する作業を連続的に行うことができるようになり、
オイルシールを環状溝に組み付けるサイクルタイムを短
縮することができる。さらに、オイルシールは、ガイド
体に挿嵌されるまで把持爪て把持されているので、オイ
ルシールが傾斜,傾倒することがなく、組付不良の発生
を防止することができる。
【0024】また、オイルシール圧入装置に、前記オイ
ルシールを前記環状溝に圧入する際に前記ガイド体を前
記ワーク側に押し付ける押え手段を備えたものとして構
成すれば、オイルシールを環状溝に圧入する際のオイル
シールの弾発力によりガイド体がワークから脱落するこ
とがなく、ガイド体の脱落によるオイルシールの組み付
け不良や設備の稼働停止を未然に防止することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイルシール組付装置の一例にかか
り、その全体を示す平面概略図である。
【図2】本発明のオイルシール組付装置の一例にかか
り、要部の拡大説明図である。
【図3】本発明の一実施例にかかり、オイルシール把持
装置の一部を破断した図2のX矢視図である。
【図4】本発明の作用の概略説明図で、初期状態におけ
るソケット,オイルシールおよびガイド体の位置関係を
示す図である。
【図5】本発明の作用の概略説明図で、ガイド体をカム
シャフトに係合し、オイルシールをガイド体に外嵌した
状態を示す図である。
【図6】本発明の作用の概略説明図で、環状溝にオイル
シールを圧入した状態を示す図である。
【符号の説明】
M オイルシール組付装置 1 基台 2 中心軸線 3 ガイド体 4 取付部材 5 脚 10 ワーク固定部 11 ワーク 12 環状溝 14 カムシャフト 30 オイルシール圧入装置 31 ソケット部 32 シャフト 33 シリンダ 34 シャフトガイド 35 押えロッド(押え手段) 36 中空孔 37 ボルト 38 圧縮スプリング 40 オイルシール把持装置 41 把持部 42 レール支持部材 43 継手部材 44 軸受部 45 回転駆動装置 46 スライドベース 47 レール 48 ストッパボルト 49 シャフト 50 ガイド体保持装置 51 レール支持部材 52 ガイド体把持部 53 スライドテーブル 54 レール 56 スライドベース 57 レール 58 補強部材 60 オイルシール供給装置 61 テーブル 62 ステーション 63 ガイドレール 64 シリンダ 65 受け渡し部 66 表裏判別装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド体の外周に外嵌したオイルシール
    をオイルシール圧入装置にてワークの環状溝に組み付け
    るオイルシール組付装置において、把持爪により前記ガイド体を把持すると共に、前記ガイ
    ド体を前記環状溝の中央から突出させたカムシャフトに
    係合させるために進退移動可能なガイド体保持装置と、 オイルシール供給装置から供給されるオイルシールを把
    持するとともに、前記オイルシールの姿勢を変更して前
    記環状溝に指向させるオイルシールの姿勢変更手段を有
    し、前記カムシャフトに係合し、かつ、前記把持爪によ
    る把持が解除された前記ガイド体に前記オイルシールを
    外嵌させるように進退移動可能なオイルシール把持装置
    前記環状溝に対向するオイルシールの圧入体と、この圧
    入体を介して前記ガイド体に外嵌された後の前記オイル
    シールに押圧力を付与し前記オイルシールを前記環状溝
    に圧入する駆動装置とを有するオイルシール圧入装置
    と、 からなることを特徴とするオイルシール組付装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルシール圧入装置の前記圧入体
    には、前記オイルシールを前記環状溝に圧入する際に前
    記ガイド体を前記ワーク側に押し付ける押え手段を設け
    たこと、を特徴とする請求項1記載のオイルシール組付
    装置。
  3. 【請求項3】 ガイド体の外周に外嵌したオイルシール
    をオイルシール圧入装置にてワークの環状溝に組み付け
    るオイルシール組付方法において、前記ガイド体を把持
    したガイド体保持装置によりワークに係合させ、前記ガ
    イド体保持装置が前記ガイド体の把持を解除した後、
    イルシールを把持するオイルシール把持部を前記ガイド
    体まで移動させて前記ガイド体の外周面に前記オイルシ
    ールを外嵌し、前記オイルシール把持部が前記オイルシ
    ールの把持を解除した後に、オイルシール圧入装置によ
    り前記オイルシールの一側から押圧力を付与して前記オ
    イルシールを前記ガイド体の外周部に沿って前記環状溝
    まで移動させ、前記オイルシールを前記環状溝に圧入す
    ること、を特徴としたオイルシール組付方法。
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