JPH0718579A - 伸縮性を有した生地の伸縮性補正方法 - Google Patents

伸縮性を有した生地の伸縮性補正方法

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JPH0718579A
JPH0718579A JP18765793A JP18765793A JPH0718579A JP H0718579 A JPH0718579 A JP H0718579A JP 18765793 A JP18765793 A JP 18765793A JP 18765793 A JP18765793 A JP 18765793A JP H0718579 A JPH0718579 A JP H0718579A
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JP
Japan
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hot
layer
resin layer
plate
cloth
Prior art date
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Application number
JP18765793A
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English (en)
Inventor
Riyuuen Ichihara
隆遠 市原
Takayuki Tamura
隆之 田村
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SANEI CHEM KK
Original Assignee
SANEI CHEM KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮性を有する被加工物に対し、被加工物本
来の形状を変化せずに伸縮性の補正を行うことができる
こと。 【構成】 離型処理層1を施した上質紙等の基層2上
に、熱熔融性樹脂層3を設けて生地体4を形成し、次に
生地体4を裁断して伸縮性を補正する箇所の寸法とした
補正板5を形成し、次に補正板5の熱熔融性樹脂層3を
伸縮性を有した生地6の表面に当接すると共に生地6の
裏面に熱熔融性樹脂を吸着させる紙等の台板7を当接
し、次に熱板8によるプレスによって熱熔融性樹脂層3
を溶解して生地6に溶解した熱熔融性樹脂を吸着し、次
に加工面が冷却する前に補正板5と台板7を生地6より
剥離し、生地6に樹脂層9を形成することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伸縮性を有する被加
工物に対し、被加工物本来の形状を変化せずに伸縮性の
補正を行うことができる伸縮性を有した生地の伸縮性補
正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より編み方により伸縮性を有する生
地等は、一般に一定の太さの天然繊維もしくは合成繊維
によって編まれているため全体的に一定の張力での伸び
縮みとなる。
【0003】又伸縮性を有する樹脂によって形成された
網形状等のものは、部分的に太さ、組成等を変えること
により伸縮性を変化させた物はあるが、特殊であり汎用
性の低いものとなっている。
【0004】又通常、伸縮性を部分的に変化させた物を
必要とする場合には、液状の弾性樹脂をコーティングし
て弾性加工を施したり、別の繊維を編み込むことにより
部分的に伸縮性の程度を調整する加工が行われているも
のは知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、それらの
加工は煩雑な操作を必要としたり、特殊な技術及び設備
を必要とする場合が多い等の欠点があった。
【0006】この発明は上記の問題点を解決したもの
で、簡単な方法で、被加工物本来の形状を変化させずに
伸縮性補助効果を持たせることができる伸縮性を有した
生地の伸縮性補正方法を得ることを目的としたものであ
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ためにこの発明の伸縮性を有した生地の伸縮性補正方法
は、離型処理層1を施した上質紙等の基層2上に、熱熔
融性樹脂層3を設けて生地体4を形成し、又は必要に応
じて次に熱熔融性樹脂層3に無数の間隙部10を有した
模様層11を形成し、次に生地体4を裁断して伸縮性を
補正する箇所の寸法とした補正板5を形成し、次に補正
板5の熱熔融性樹脂層3を伸縮性を有した生地6の表面
に当接すると共に生地6の裏面に熱熔融性樹脂を吸着さ
せる紙等の台板7を当接し、次に熱板8によるプレスに
よって熱熔融性樹脂層3を溶解して生地6に溶解した熱
熔融性樹脂を吸着し、又は必要に応じて模様層11を生
地6に付着して付着模様層12を形成し、次に加工面が
冷却する前に補正板5と台板7を生地6より剥離し、生
地6に樹脂層9を形成する工程とにより成るものであ
る。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を説明すると、上質紙等の
基層2上に、シリコンコーティングを施して離型処理層
1を設ける工程と、前記工程により形成された離型処理
層1に融点75℃〜120℃のポリウレタン樹脂層を適
宜の厚みにて形成し、透明の熱熔融性樹脂層3を設けて
生地体4を形成し、次に生地体4を裁断具15で裁断し
て伸縮性を補正する箇所の寸法とした補正板5を形成
し、次に補正板5の熱熔融性樹脂層3を伸縮性を有した
ナイロントリコット等の生地6の表面に当接すると共に
生地6の裏面に熱熔融性樹脂を吸収させる更紙等の台板
7を当接し、次に転写プレス機等の熱板8によるプレス
によって熱熔融性樹脂層3を溶解して生地6に溶解した
熱熔融性樹脂を吸着させ、次に加工面が冷却する前に補
正板5と台板7を生地6より剥離し、生地6の繊維等の
素材部に樹脂層9を被服形成することにより生地の伸縮
性を補正するものである。
【0009】又他の実施例として、離型処理層1を施し
た上質紙等の基層2上に、熱熔融性樹脂層3を設けて生
地体4を形成し、次に熱熔融性樹脂層3に絵柄を網点状
に反転製版したスクリーンを用いて合皮プリント用水系
ポリウレタンインキを印刷して、無数の間隙部10を有
した模様層11を形成するか、又生地体4はカラー電子
複写機内を通過できる厚みと可撓性を有するものであっ
て、次に熱熔融性樹脂層3に、原稿板の図柄模様をカラ
ー電子複写機を介して複写し無数の間隙部10を有した
反転状の模様層11を形成し、次に生地体4を裁断して
伸縮性を補正する箇所の寸法とした補正板5を形成し、
次に補正板5の熱熔融性樹脂層3を伸縮性を有した生地
6の表面に当接すると共に生地6の裏面に熱熔融性樹脂
を吸着させる紙等の台板7を当接し、次に熱板8による
プレスによって熱熔融性樹脂層3を溶解して生地6に溶
解した熱熔融性樹脂を吸着すると共に模様層11を生地
6に付着して付着模様層12を形成し、次に加工面が冷
却する前に補正板5と台板7を生地6より剥離し、生地
6の繊維等の素材部と付着模様層12とを樹脂層9で被
服形成することで生地の伸縮性を補正するものである。
【0010】又13は熱板受台、14は載置台、15は
裁断具、16は補正板縁である。
【0011】
【発明の作用効果】この発明は以上のような構成であ
り、離型処理層1を施した上質紙等の基層2上に、熱熔
融性樹脂層3を設けて生地体4を形成し、次に生地体4
を裁断して伸縮性を補正する箇所の寸法とした補正板5
を形成し、次に補正板5の熱熔融性樹脂層3を伸縮性を
有した生地6の表面に当接すると共に生地6の裏面に熱
熔融性樹脂を吸着させる紙等の台板7を当接し、次に熱
板8によるプレスによって熱熔融性樹脂層3を溶解して
生地6に溶解した熱熔融性樹脂を吸着し、次に加工面が
冷却する前に補正板5と台板7を生地6より剥離し、生
地6に樹脂層9を形成することで生地6の伸縮性を変え
ることができ、又更に離型処理層1を施した上質紙等の
基層2上に、熱熔融性樹脂層3を設けて生地体4を形成
し、次に熱熔融性樹脂層3に無数の間隙部10を有した
模様層11を形成し、次に生地体4を裁断して伸縮性を
補正する箇所の寸法とした補正板5を形成し、次に補正
板5の熱熔融性樹脂層3を伸縮性を有した生地6の表面
に当接すると共に生地6の裏面に熱熔融性樹脂を吸着さ
せる紙等の台板7を当接し、次に熱板8によるプレスに
よって熱熔融性樹脂層3を溶解して生地6に溶解した熱
熔融性樹脂を吸着すると共に模様層11を生地6に付着
して付着模様層12を形成し、次に加工面が冷却する前
に補正板5と台板7を生地6より剥離し、生地6に樹脂
層9を形成することで生地6の伸縮性を変えることと模
様を付けることができるものである。よって、 1)熱プレス加工一工程で簡単に伸縮性補助効果を得る
ことが可能であり、工程の短縮が可能である。
【0012】2)ロールプレス機などの加工機械を使用
することにより、大面積加工及び連続柄加工にも対応可
能である。
【0013】3)加工コストを減少できる。
【0014】4)伸縮性補助効果を及ぼす範囲を全面、
一部分、多数部分、様々な形状などと加工範囲の選択を
自由に行うことが可能である。
【0015】5)熱熔融性樹脂の種類と形状を選択する
ことにより、様々な伸縮性補助効果を得ることが可能で
ある。
【0016】又更に構造が極めて簡単であり、大量生産
に適し安価に提供できると共に婦女子が簡単な操作でア
イロンを使用して補正することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】生地体の一部切欠平面図である。
【図2】生地体の裁断時を示した斜視図である。
【図3】転写時の平面図である。
【図4】転写後の平面図である。
【図5】基層に離型処理層を施した断面図である。
【図6】生地体の断面図とその生地体を補正板とした断
面図である。
【図4】複写図柄模様を設けた生地体の平面図である。
【図5】転写時の平面図である。
【図6】転写後の平面図である。
【図7乃至図9】転写時の過程を示した断面説明図であ
る。
【図10】剥離状態を示した断面図である。
【図11】図7に於ける一部拡大断面図である。
【図12】図8に於ける一部拡大断面図である。
【図13】図10に於ける一部拡大断面図である。
【図14】他の実施例を示し生地体の表面に複写用の図
柄模様を設けた一部切欠平面図である。
【図15】表面に複写用図柄模様を設けた生地体の裁断
時を示した斜視図である。
【図16】他の実施例の転写時の平面図である。
【図17】他の実施例の転写後の平面図である。
【図18】図16に於ける一部拡大断平面図である。
【図19】図17に於ける一部拡大断平面図である。
【図20】生地体の表面に複写用図柄模様を設けた断面
図である。
【図21】表面に複写用図柄模様を設けた生地体を補正
板とした断面図である。
【図22】図21に於ける一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 離型処理層 2 基層 3 熱熔融性樹脂層 4 生地体 5 補正板 6 生地 7 台板 8 熱板 9 樹脂層 10 間隙部 11 模様層 12 付着模様層 13 熱板受台 14 載置台 15 裁断具 16 補正板縁
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】生地体の一部切欠平面図である。
【図2】生地体の裁断時を示した斜視図である。
【図3】転写時の平面図である。
【図4】転写後の平面図である。
【図5】基層に離型処理層を施した断面図である。
【図6】生地体の断面図である。
【図7】生地体を補正板とした断面図である。
【図8乃至図10】転写時の過程を示した断面説明図で
ある。
【図11】剥離状態を示した断面図である。
【図12】図8に於ける一部拡大断面図である。
【図13】図9に於ける一部拡大断面図である。
【図14】図11に於ける一部拡大断面図である。
【図15】他の実施例を示し生地体の表面に複写用の図
柄模様を設けた一部切欠平面図である。
【図16】表面に複写用図柄模様を設けた生地体の裁断
時を示した斜視図である。
【図17】他の実施例の転写時の平面図である。
【図18】他の実施例の転写後の平面図である。
【図19】図17に於ける一部拡大断平面図である。
【図20】図18に於ける一部拡大断平面図である。
【図21】生地体の表面に複写用図柄模様を設けた断面
図である。
【図22】表面に複写用図柄模様を設けた生地体を補正
板とした断面図である。
【図23】図22に於ける一部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 離型処理層 2 基層 3 熱熔融性樹脂層 4 生地体 5 補正板 6 生地 7 台板 8 熱板 9 樹脂層 10 間隙部 11 模様層 12 付着模様層 13 熱板受台 14 載置台 15 裁断具 16 補正板縁
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図7】
【図22】
【図3】
【図4】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図16】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図18】
【図21】
【図23】
【図19】
【図20】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型処理層1を施した上質紙等の基層2
    上に、熱熔融性樹脂層3を設けて生地体4を形成し、次
    に生地体4を裁断して伸縮性を補正する箇所の寸法とし
    た補正板5を形成し、次に補正板5の熱熔融性樹脂層3
    を伸縮性を有した生地6の表面に当接すると共に生地6
    の裏面に熱熔融性樹脂を吸着させる紙等の台板7を当接
    し、次に熱板8によるプレスによって熱熔融性樹脂層3
    を溶解して生地6に溶解した熱熔融性樹脂を吸着し、次
    に加工面が冷却する前に補正板5と台板7を生地6より
    剥離し、生地6に樹脂層9を形成することを特徴とする
    伸縮性を有した生地の伸縮性補正方法。
  2. 【請求項2】 離型処理層1を施した上質紙等の基層2
    上に、熱熔融性樹脂層3を設けて生地体4を形成し、次
    に熱熔融性樹脂層3に無数の間隙部10を有した模様層
    11を形成し、次に生地体4を裁断して伸縮性を補正す
    る箇所の寸法とした補正板5を形成し、次に補正板5の
    熱熔融性樹脂層3を伸縮性を有した生地6の表面に当接
    すると共に生地6の裏面に熱熔融性樹脂を吸着させる紙
    等の台板7を当接し、次に熱板8によるプレスによって
    熱熔融性樹脂層3を溶解して生地6に溶解した熱熔融性
    樹脂を吸着すると共に模様層11を生地6に付着して付
    着模様層12を形成し、次に加工面が冷却する前に補正
    板5と台板7を生地6より剥離し、生地6に樹脂層9を
    形成することを特徴とする請求項1記載の伸縮性を有し
    た生地の伸縮性補正方法。
JP18765793A 1993-06-30 1993-06-30 伸縮性を有した生地の伸縮性補正方法 Pending JPH0718579A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006121010A1 (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Wacoal Corp. 伸縮性生地

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006121010A1 (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Wacoal Corp. 伸縮性生地
JPWO2006121010A1 (ja) * 2005-05-09 2008-12-18 株式会社ワコール 伸縮性生地

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