JPH06219099A - 植毛転写材 - Google Patents

植毛転写材

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JPH06219099A
JPH06219099A JP8306991A JP8306991A JPH06219099A JP H06219099 A JPH06219099 A JP H06219099A JP 8306991 A JP8306991 A JP 8306991A JP 8306991 A JP8306991 A JP 8306991A JP H06219099 A JPH06219099 A JP H06219099A
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JP
Japan
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transfer
pattern
flocked
short fibers
layer
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JP8306991A
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English (en)
Inventor
Shigeji Azumaguchi
繁二 東口
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TOKYO HORAISHA CO
TOKYO HOURAISHIYA KK
Original Assignee
TOKYO HORAISHA CO
TOKYO HOURAISHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、シャツその他の被転写物にラバー
インク、発泡インクから成る図柄並にその輪郭を短繊維
により縁取りした図柄を転写する転写機を提供しようと
するものである。 【構成】 短繊維を植設した植毛台紙の植設短繊維の頂
上に、剥離図柄層を形成し、その面に、ラバーインク、
発泡インクによる該層と同型の転写図柄層を形成し、該
両層の輪郭に粉末熱可塑性架橋型合成樹脂から成る植毛
転写図柄層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植毛転写材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】植毛転写材は、特公昭57年第3511
1号実公昭55年第7468号公報に開示されているよ
うに、基材に剥離性接着剤を塗布し、その塗布面に、静
電植毛法によって、短繊維をまんべんなく埴設した植毛
台紙を作り、該植毛台紙の植設短繊維の頂上に熱可塑性
接着剤を以ていわゆる転写図柄接着剤層を形成したもの
である。そして、この植毛転写材を以て植毛転写はシャ
ツその他の被転写物の表面と、植毛転写材の転写図柄形
成面を重め合せ、加熱押圧機具で、加熱押圧し被転写物
の表面で植毛転写材の転写図柄接着層を形成した熱可塑
性接着剤を熔融して、被写物の表面に、植毛転写材に植
設された短繊維を上記転写図柄どうりに接着した後、植
毛転写材と被転写物とを引き剥がすことによって、
【0003】植毛転写材の基材から短繊維を上記図柄ど
うりに引き抜いて、被転写物の表面に短繊維による図柄
を転写するというものである。
【0004】上記植毛転写材に関しては、短繊維の転写
時に、短繊維が容易に植毛転写材の基材から引抜けやす
いように工夫したものとして、実公昭55年第7413
号公報に開示された考案があり、更に、上記考案とは別
の手段を以て、短繊維の転写時に短繊維を植毛転写材の
基材から引抜けやすいようにし、且つ、短繊維の転写時
に植毛転写材に形成された図柄の形くずれのおきるのを
防止し、短繊維による転写図柄どうりの図柄を転写でき
るようにしたものとして特開昭56年第141877号
公報に開示された発明がある。
【0005】そして、シャツ等の被転写物に、ラバーイ
ンク、発泡性インクで図柄を印刷し、該印刷図柄に短繊
維による縁取りを形成する製品を作るのには、これま
で、シャツ等の被転写物に、まずラバーインク、発泡性
インクで図柄を印刷し、次で、熱可塑性接着剤で、前記
図柄の輪郭に沿って縁取り印刷を施して、短繊維転写接
着層を形成し、この操作の完了した半製品の印刷した図
柄部分に、該図柄と同型の剥離紙を重め合せ、その上か
ら、前記した植毛台紙を、植毛台紙の植設短繊維面を重
ね、加熱押圧機で加熱押圧するという作業を行い、上記
図柄の輪郭どうりに塗布された短繊維転写接着層を形成
する熱可塑性接着剤を熔融して、熔融した熱可塑性接着
剤を以て、上記植毛台紙の植設短繊維を前記図柄の輪郭
に沿って、その縁取りをしてシャツ等の被転写物に接着
し、この作業終了後、シャツ等の被転写物と植毛台紙を
剥ぎ取ることにより、上記製品を作成していた。
【0006】上記製品を作るに当たって剥離紙を介在さ
せる理由はシャツ等の被転写物に印刷された図柄は、ラ
バーインク、発泡性インクを以て印刷されているので、
剥離紙を介在させないと、植毛台紙の植設短繊維が、短
繊維転写接着層形成個所だけでなく図柄形成部分にも接
着し、短繊維を図柄の輪郭どうりに縁取りとして転写す
るという所期の目的を達せられなくなってしまうからで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シャツ等の
被転写物に、ラバーインク、発泡インクを以て図柄を形
成し、その図柄の輪郭を短繊維による縁取りを形成する
製品を作るのに、従来の如き、めんどうな手間をかける
ことなく、これを一工程で作ることができる植毛転写材
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】植毛台紙の植設短繊維の
頂上に、剥離図柄層を形成し、該剥離図柄層の面に、ラ
バーインク、発泡インクを以て同型の転写図柄層を形成
し、該転写図柄層の輪郭に、粉末熱可塑性合成樹脂を融
着した熱可塑性架橋型合成樹脂から成る植毛転写図柄層
を形成したものであることを特徴とする植毛転写材。
【0009】
【作用】本発明にかかる転写材は上記の如く構成されて
いるので、本発明にかかる転写材の転写図柄層並に図柄
フィルムに粉末熱可塑性合成樹脂接着剤を融着面をシャ
ツその他の被転写物に重ね合せ、これを加熱押圧機具で
加熱押圧するという一工程で、シャツその他の被転写物
面にラバーインク、発泡インクによる図柄と、その図柄
の輪郭を縁取りした短繊維による縁取り図柄を転写する
ことができる。
【0010】
【実施例】基材1に、剥離性接着剤2を塗布し、その塗
布面に静電植毛法等により短繊維3を植設した植毛台紙
4を作る。植毛台紙4を作る技術は、実公昭55年第7
413号、特開昭56第141877号公報に開示され
ているが、最近では、基材剥離性接着剤に関する研究も
進み、基材に合成樹脂フィルムを用いる植毛台紙も現わ
れている。
【0011】植毛台紙4としては、要するに、基材1に
剥離性接着剤層2が剥離しないように塗布した層とし、
且つ、該層に短繊維3をしっかりと植設するとともに、
短繊維3の転写時には植設短繊維3を容易に引き抜ける
ようにしたものである。
【0012】本発明にかかる転写材は、上記した植毛台
紙4の植設短繊維3の上に、まず、図1に示すように剥
離剤を以て、所望の図柄層を印刷する。そして、これを
乾燥して、該図柄層を前記植設短繊維の頂上に固着し、
これを剥離図柄層5とする。この作業後、該剥離図柄層
5面に、ラバーインク、発泡インクを以て、該剥離図柄
層5と一致する同型の図柄層を印刷する。そして、これ
を乾燥して、該図柄層を転写図柄層6とする。
【0013】この剥離図柄層5、転写図柄層6を形成し
た後熱可塑性架橋型接着剤を以て、前記剥離図柄層5、
転写図柄層6の輪郭を縁取りした形状の図柄7を前記剥
離図柄層5の面に形成した転写図柄層6を避けて印刷す
る。そして、その図柄7印刷面に粉末熱可塑性合成樹脂
接着剤8を散布付着する。そして、その図柄印刷面以外
に散布された粉末熱可塑性合成樹脂接着剤8を取除いた
後、乾燥する。この乾燥により、熱可塑性架橋型接着剤
は、剥離図柄層5の面に形成された転写図柄層6と、前
記両図柄層の輪郭を縁取りした図柄どうりに植毛台紙4
の植設短繊維3の頂上とを固着した状態で架橋して図柄
フィルム9となり、且つ、該図柄フィルム面に粉末熱可
塑性合成樹脂接着剤を熔融し、これを融着した植毛転写
図柄フィルム9となる。
【0014】次に、上記工程を経て作成した本発明にか
かる転写材の用法について説明する。
【0015】図2に示すとおりシャツその他の被転写物
10の表面に、本発明にかかる転写材の転写図柄層6面
と粉末合成樹脂接着剤を融着した植毛転写図柄フィルム
9面とを重ね合わせる。これを常法に従って、加熱押圧
機具(図示しない)で加熱押圧する。この加熱押圧によ
って、転写材に形成された転写図柄層6が溶融してシャ
ツその他の被転写物10に、融着する。同時に、転写図
柄層6の輪郭を縁取りした形状の植毛転写図柄フィルム
9も該図柄フィルムに融着した粉末合成樹脂接着剤が溶
融してシャツ等の被転写物10に融着する。
【0016】次に、シャツその他の被転写物10から転
写材を引き剥がす。この引き剥がしにより、図3に示す
とおり植毛台紙4の植設短繊維3は、植毛転写図柄フィ
ルム9に強固に接着され且つ、植毛台紙4から引き抜け
やすいように植設されているから、植毛転写図柄フィル
ム9の図柄どうりに、植毛台紙4から植毛転写図柄フィ
ルム9側に引き抜かれる。又転写図柄層6は、剥離図柄
層5と面接触しており、この剥離図柄層5は、性質上転
写図柄層と容易に引き剥がされるものであり、且つ植毛
台紙4の植設短繊維3に強個に接着しているから、植毛
台紙4の植設短繊維3とともに転写図柄層6から引き剥
され、シャツその他の被転写物には、ラバーインク、発
泡インクによる図柄と、その図柄の輪郭を縁取りした短
繊維による植毛図柄が転写される。
【0017】これまで、この種の発明の明細書によれ
ば、植毛台紙の植設短繊維の上に形成するいわゆる転写
接着剤層については、熱可塑性の接着剤(特公昭36−
4768号公報)を用いること、又熱可塑性合成樹脂粉
と合成樹脂のりとの混合接着剤(実公昭55−7413
号公報)ホットメルト樹脂加工よりなる感熱型接着剤
(実公昭54−38963号公報)、熱可塑性の合成樹
脂粉と合成樹脂のりとを混合して形成した強力なる接着
剤(特公昭57−35111号公報)を、用いて転写図
柄接着剤層を形成することが開示されている。しかし、
上記した接着剤を以て転写図柄接着剤層を形成した転写
材の転写図柄接着剤層とシャツ等の被転写物とを重ね合
わせて加熱押圧機具により加熱押圧するとき、該転写図
柄接着剤層を形成する転写接着剤は溶融し、シャツ等の
被転写物と、転写材の植毛台紙の植設短繊維の先端を接
着し、転写機能を果たし、上記操作後シャツ等の被転写
物と転写材の植毛台紙をひき剥すときは、シャツ等の被
転写物に短繊維を転写するが、その溶融は、加熱押圧機
具により加熱押圧されるので、転写図柄接着剤層は、そ
の加熱押圧により、転写図柄接着剤層の輪郭がくずれて
いわゆる型くずれをおこし、輪郭のすっきりした状態で
の短繊維による植毛図柄転写はできないという不都合を
生じる。又、転写図柄接着剤層を形成する転写接着剤が
溶融するときは、上記した型くずれをおこすだけでな
く、溶融した転写接着剤が植設短繊維を通って植毛台紙
の基材にまで達する現象を呈し、その結果、短繊維によ
る植毛転写をする際短繊維の根本までを溶融した転写接
着剤でうめたかっこうで転写してしまうという不都合を
生じる。
【0018】植毛転写材の転写図柄接着剤層は、これら
の不都合を解消したものとして形成しなければならな
い。
【0019】この要求を満たすものとして、本発明は転
写図柄接着剤層を作るのに、熱可塑性架橋型合成樹脂接
着剤を用いた。熱可塑性架橋型合成樹脂接着剤を以て、
植毛台紙の植設短繊維の頂上に、シルクスクリーン印刷
による方法で、図柄を印刷し、その印刷面に粉末熱可塑
性合成樹脂接着剤を散布付着し、図柄印刷面以外の個所
に散布付着した粉末熱可塑性合成樹脂接着剤を取除いて
から乾燥する。この乾燥により、転写図柄接着剤層は、
前記した性状のものになる。
【0020】従って、これを以て転写を行うときは、加
熱押圧によって、シャツ等の被転写物面で、架橋現象を
呈した図柄層に融着した粉末熱可塑性合成樹脂接着剤は
溶融して、架橋現象を呈した図柄層とシャツ等の被転写
物面を接着する。しかし、前記した図柄層は架橋現象を
呈しているので、加熱押圧を加えても再溶融はしない。
従って型くずれをおこさない。更に、溶融した粉末熱可
塑性合成樹脂接着剤は、前記架橋した図柄層に阻えぎら
れて、植設短繊維の根本にまでは達しない。更に、図柄
層は、熱可塑性合成樹脂接着剤を主成分とするのでこれ
が架橋されても柔軟性を失わない。従って、シャツ等の
被転写物面に該被転写物の伸縮性に反応する短繊維によ
る図柄を形成することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記の如く構成されているも
のであるから、シャツその他の被転写物に、ラバーイン
ク、発泡インク等を以て図柄印刷を施し、その図柄の輪
郭を短繊維による植毛縁取をした製品を作るのに、従来
は、前記したような複雑な工程を経て作っていたもの
を、一工程でつくることができる。
【図面の簡単な脱明】
【図1】本発明にかかる植毛転写材の断面図
【図2】シャツ等の被転写物に転写するときの本発明に
かかる植毛転写材の配置を示す断面図
【図3】本発明にかかる植毛転写材を以てシャツ等の被
転写物に転写するときの状態の断面図
【符号の説明】
3 短繊維 4 植毛台紙 5 剥離図柄層 6 転写図柄層 9 植毛転写図柄 10 シャツその他の被転写物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植毛台紙の植設短繊維の頂上に、剥離図
    柄層を形成し、剥離図柄層の面に、ラバーリング、発砲
    インクを以て同型の転写図柄層を形成し、該転写図柄層
    の輪郭に、粉末熱可塑性合成樹脂を融着した熱可塑性架
    橋型合成樹脂から成る植毛転写図柄層を形成したことを
    特徴とする植毛転写材。
JP8306991A 1991-03-22 1991-03-22 植毛転写材 Pending JPH06219099A (ja)

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JP8306991A JPH06219099A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 植毛転写材

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