JP2693263B2 - 基材表面への接着剤の塗布方法 - Google Patents

基材表面への接着剤の塗布方法

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JP2693263B2
JP2693263B2 JP2290265A JP29026590A JP2693263B2 JP 2693263 B2 JP2693263 B2 JP 2693263B2 JP 2290265 A JP2290265 A JP 2290265A JP 29026590 A JP29026590 A JP 29026590A JP 2693263 B2 JP2693263 B2 JP 2693263B2
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adhesive
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transfer mold
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貞夫 ▲ひじ▼方
昭博 原田
滋紀 二村
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、凹凸部や溝部を有する成形基材の被接着面
に的確かつ効率的に接着剤を塗布することができる基材
表面への接着剤の塗布方法に関するものである。
(従来の技術) 例えば、成形基材の表面にオーナメント部材や表皮等
を貼着して自動車用内装材を製造する場合においては、
特開昭63−312249号公報に記載されるように、基材の被
接着面にマスク部材をセットしたうえスプレーガンで必
要箇所に接着剤を塗布して基材表面への接着剤の塗布を
行っているが、このような従来の塗布方法においてはマ
スク部材の基材上へのセット作業および洗浄作業に手間
がかかるうえに接着剤の塗布むらや無駄が発生するとい
う問題点があり、更には基材表面上に凹凸部や溝部があ
る場合にはそれらの部分に接着剤を必要量だけ塗布する
ことが困難で、接着した表皮等が浮き上がったり剥がれ
たりするという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記のような従来の問題点を解決して、マス
ク部材を使用することなく効率的に塗布作業を行うこと
ができるうえに接着剤の塗布むらや無駄の発生を防止
し、しかも、基材表面上の凹凸部や溝部にも接着剤を必
要量だけ確実に塗布することができる基材表面への接着
剤の塗布方法を提供することを目的として完成されたも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本発明は、型面
に接着剤を予め塗布してある転写型を凹凸部や溝部を有
する基材の被接着面に、前記接着剤が固化しないよう高
温に保った状態で密着加圧して前記接着剤を基材被接着
面に転写することを特徴とする基材表面への接着剤の塗
布方法を第1の発明とし、型面に多数の接着剤供給用の
透孔を設けた転写型を基材の被接着面に密着し、前記透
孔より接着剤を加圧押出して前記接着剤を基材被接着面
に塗布することを特徴とする基材表面への接着剤の塗布
方法を第2の発明とするものである。
(実施例) 以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、第1図は第1の発明を実施している状態を示す
接着剤塗布装置の概略図で、(1)は自動車内装材とし
て使用される基材である。この基材(1)は木質系或い
は合成樹脂系の材料をもって所要の形状に成形された成
形基材であって、その表面にはこれに貼着される表皮等
の端縁部を嵌入するための溝部(2)が形成されてい
る。(3)は上型、(4)はこの上型(3)と対をなす
転写型であって、温風等により40〜50℃まで加熱された
基材(1)は上型(3)と転写型(4)との間にセット
される。この転写型(4)はその上面の型面が基材
(1)の被接着面に対応した形状とされていて該型面に
はホットメルト型の接着剤(5)が薄層状に塗布されて
おり、また、前記接着剤(5)は転写型(4)に内蔵さ
れたヒータ(6)によって固化しないよう高温度に保た
れている。なお、ホットメルト型の接着剤としてはポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂
等の熱可塑性プラスチックを成分として配合され加熱溶
融した状態で塗布後、室温に冷却すると同時に接着を完
了する一般のものが用いられ、接着剤が剥離しやすいよ
うに加工された転写型(4)の型面にスプレーコーティ
ング法あるいは他の転写型からの転写法等により接着剤
(5)は予め塗布される。このように基材(1)が上型
(3)と転写型(4)との間にセットされたら、両型を
押圧しつつ閉じ転写型(4)を基材(1)へ密着加圧す
ることにより転写型(4)の型面に塗布された接着剤
(5)が被接着面である40〜50℃に加熱された基材
(1)の表面へ転写される。なお、転写型(4)の型面
は基材(1)の被接着面に対応した形状となっているの
で、基材(1)の表面上に凹凸部があったとしても何等
影響を受けることなく確実に転写が行なわれる。更に
は、従来接着剤の塗布が困難であった溝部(2)に対し
ても転写型(4)の突出部が対応して接着剤(5)を確
実に転写することとなる。
次に、第2図は第2の発明を実施している状態を示す
接着剤塗布装置の概略図で、基材(1)が上型(3)と
転写型(4)との間に密着保持された状態で接着剤の塗
布が行なわれる点は第1の発明と同様であるが、第2の
発明においては前記転写型(4)の型面に通じる多数の
透孔(7)が設けられており、該透孔(7)に続く接着
剤の溜り部から接着剤供給ポンプ(9)の作動により所
定量ずつ接着剤が加圧押出されて基材(1)の被接着面
へ接着剤が部分的に供給塗布されるものである。なお、
転写型(4)の型面に設ける透孔(7)は所定間隔毎と
して基材(1)上に均一に接着剤の塗布が行なえるよう
にすることが好ましく、また、転写型(4)の型面には
各透孔(7)に続く座ぐり部(8)を形成しておくこと
により接着剤の塗布量を任意にコントロールして最適量
とすることが好ましい。さらに、前記透孔(7)は基材
(1)の溝部(2)に対応して設けておくことにより、
溝部(2)内における表皮等の接着をより確実に行なう
ことが可能となる。
以上のように被接着面に接着剤(5)が転写型(4)
を利用して塗布された基材(1)は、その後常法により
オーナメント部材や表皮やオーナメント等が貼着され、
自動車内装材として完成されることとなるが、この場
合、得られた自動車内装材は表皮等が基材に確実に貼着
されて浮き上がりや剥がれを発生しないものであること
は勿論のこと、溝部(2)における表皮等の接着不良も
なく極めて品質の高いものである。
(発明の効果) 以上の説明からも明らかなように、本発明において
は、従来のようなマスク部材を使用することなく効率的
に接着剤の塗布作業ができるうえに接着剤の塗布むらや
無駄の発生がなく必要箇所に必要量だけを確実に塗布で
きるもので極めて経済的であり、しかも、凹凸部や溝部
における接着剤の塗布を確実に行なうことができるもの
である。
よって、本発明は従来の問題点を一掃した基材表面へ
の接着剤の塗布方法として、産業の発展に寄与するとこ
ろは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明を実施する接着剤塗布装置の概略を
説明する正面図、第2図は第2の発明を実施する接着剤
塗布装置の概略を説明する正面図である。 (1):基材、(4):転写型、(5):接着剤、
(7):透孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型面に接着剤を予め塗布してある転写型を
    凹凸部や溝部を有する基材の被接着面に、前記接着剤が
    固化しないよう高温に保った状態で密着加圧して前記接
    着剤を基材被接着面に転写することを特徴とする基材表
    面への接着剤の塗布方法。
  2. 【請求項2】型面に多数の接着剤供給用の透孔を設けた
    転写型を基材の被接着面に密着し、前記透孔より接着剤
    を加圧押出して前記接着剤を基材被接着面に塗布するこ
    とを特徴とする基材表面への接着剤の塗布方法。
JP2290265A 1990-10-25 1990-10-25 基材表面への接着剤の塗布方法 Expired - Lifetime JP2693263B2 (ja)

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