JPH07185696A - 環状押出形材 - Google Patents

環状押出形材

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JPH07185696A
JPH07185696A JP33142493A JP33142493A JPH07185696A JP H07185696 A JPH07185696 A JP H07185696A JP 33142493 A JP33142493 A JP 33142493A JP 33142493 A JP33142493 A JP 33142493A JP H07185696 A JPH07185696 A JP H07185696A
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peripheral wall
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thick
annular
split mold
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JP33142493A
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Kouzou Michisaka
浩三 道阪
Kiyomasa Yamaguchi
聖真 山口
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Showa Aluminum Can Corp
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 T等の熱処理後でも拡管成形のできる環状
押出形材の提供を目的とする。 【構成】 環状押出形材は、周方向に分割された複数の
単位型10からなる割型11を挿入し、該割型11を径
方向に拡張することにより拡管成形される環状押出形材
であって、該環状押出形材1の周壁2の前記各型10、
10の継目12に接する部分に厚肉部5が形成されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モーターケース用ハ
ウジング等に使用される環状押出形材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、モーターケース用ハウジングと
して、図2に示されているような周壁(21)に多数の
フィン状突起(22)を有するアルミニウム(その合金
を含む)製環状押出形材(23)が使用されている。し
かし、押出成形のみでは十分な真円度が得られないため
に、前記環状押出形材(23)をさらに拡管成形して必
要な真円度を得ている。また、前記環状押出形材(2
3)に熱処理を施して硬化させる必要があり、従来は次
のような工程でハウジングが製造されている。
【0003】即ち、まず、押出直後の長尺の環状押出形
材(23)にT処理を行う。次いで、冷間で所定寸法
に切断したのち、図2に示されているように環状押出形
材(23)の内部に、周方向に4〜8片程度に分割され
た割型(11)を挿入して拡管成形し、真円度を矯正す
る。そしてさらに、T処理を行って硬化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記製造工程におい
て、拡管成形後にT処理を行うという工程順序を採用
しているのは、T処理によって環状押出形材(23)
の伸びが悪くなって、拡管成形が困難となるためであ
る。すなわち、T処理後に割型(11)によって拡管
成形を行うと、周壁(21)のうちでも、割型(11)
を構成する単位型(10)の継目(12)に接する部分
に力が集中するために、その部分が割れるおそれがある
ためである。また、拡管成形するには環状押出形材(2
3)を短尺に切断しておく必要がある。したがって、前
記工程順序については、切断、拡管成形、T処理とい
う工程順序を余儀なくされているのであり、そのため、
処理は数多くの短尺の形材について行わねばなら
ず、T処理作業が煩雑になって加工コストが増大する
という問題点があった。
【0005】この発明は、前述の問題点を解消すること
を目的として、T等の熱処理後でも拡管成形のできる
環状押出形材を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、割型を構成する各単位型の継目に接す
る部分において、押出形材の肉厚を局部的に厚く設定し
ておこうというものである。
【0007】即ち、この発明に係る環状押出形材は、周
方向に分割された複数の単位型(10)からなる割型
(11)を挿入し、該割型(11)を径方向に拡張する
ことにより拡管成形される環状押出形材(1)であっ
て、該環状押出形材(1)の周壁(2)の前記各単位型
(10)(10)の継目(12)に接する部分に厚肉部
(5)が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明の環状押出形材(1)においては、周
壁(2)の一部、すなわち拡管成形するために内部に挿
入された割型(11)を構成する各単位型(10)(1
0)の継目(12)に接する部分が厚肉に形成されてい
るために、その厚肉部(5)は周壁(2)のその他の部
分よりも強度が高くなる。そのため、前記環状押出材を
拡管成形する際に、前記継目(12)に接する部分に力
が集中しても、周壁(2)の割れを防止することができ
る。
【0009】
【実施例】次に、この発明の環状押出形材をモーターケ
ース用ハウジングに適用した実施例について、図1を参
照しつつ説明する。
【0010】図1において、(1)はアルミニウムから
なる環状押出形材である。この環状押出形材は、円形の
周壁(2)の底部(3)を除くほぼ全周に等間隔でフィ
ン状突起(4)が形成された断面形状を有している。ま
た、周壁(2)の底部(3)を除く周方向3等分位置に
は、隣接するフィン状突起の間の肉厚が他の部位の肉厚
よりも相対的に大きく設定されることにより厚肉部
(5)が形成されている。また、底部(3)の肉厚も厚
く形成されている。この厚肉部(5)は、後述のよう
に、拡管成形に際して、割型を構成する各単位型の継目
に接する部分であり、拡管による継目部分の割れに対し
てこれを補強する役割を果たす。かかる厚肉部(5)の
肉厚(t’)は特に限定されることはないが、他の部位
の肉厚の1.5倍未満であれば拡管成形時の伸びに耐え
られずに割れが発生する恐れが有り、一方2.5倍の厚
さがあれば十分に拡管成形に耐えられるから2.5倍を
越えて厚くする意味が乏しい。従って、厚肉部(5)の
肉厚(t’)は、厚肉でない他の部分の肉厚(t)の
1.5〜2.5倍に設定するのが好ましい。
【0011】次に、上記の環状押出形材(1)を用いて
モーターケース用ハウジングを製作する方法について説
明すると、まず押出形材を押出直後にT処理する。そ
して、その後T処理する。T処理は、押出状態の長
尺のままで行えば良い。
【0012】次いで、所定長さに短尺切断した後、押出
形材(1)の内部に図1に示すように、周方向に分割さ
れた4片の単位型(10)からなる断面円形の中空割型
(11)を挿入する。割型(11)は、各単位型(1
0)相互間の継目(12)が押出形材(1)の底部
(3)および前記各厚肉部(5)に内接する位置に挿入
する。
【0013】次いで、割型(11)を半径方向外方に拡
張し、その拡張力により形材(1)を拡管する。拡管時
に、押出形材(1)における単位型(10)相互間の継
目(12)が接する部分には応力が集中するが、該部分
は厚肉部(5)となされているから、押出形材(1)が
処理により伸びが悪くなっているにもかかわらず、
該部分の割れの発生が抑制される。
【0014】ちなみに、A6063Al合金により、図
1に示したのと同じく、周壁の一部が厚肉部(5)とな
された環状押出形材(1)を製作した。この押出形材の
周壁(2)の厚肉部(5)の肉厚(t’)を6mm、そ
れ以外の部分の肉厚(t)を3mmとし、また内径は1
10mmとした。なお、押出形材(1)は、押出直後に
処理を実施し、その後常法に従い5処理を実施し
た。
【0015】次に、押出形材(1)を短尺に切断した
後、図1に示したのと同じく、周方向に4片に分割され
た割型(11)を、単位型(10)相互間の継目(1
2)が、厚肉部(5)および底部(3)に内接するよう
に挿入して、拡管した。拡管は、押出形材(1)の内径
が112mmとなるまで行った。
【0016】そして、拡管後の厚肉部(5)を観察した
ところ、割れの発生は全く認められなかった。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の環状押出形材
は、周方向に分割された複数の単位型からなる割型を挿
入し、該割型を径方向に拡張することにより拡管成形さ
れる環状押出形材であって、該環状押出材の周壁の前記
各単位型の継目に接する部分に厚肉部が形成されている
ために、前記厚肉部における強度が周壁のその他の部分
よりも高くなっている。そのため、T処理後の硬化し
た環状押出形材に対しても、その環状押出形材の内部
に、割型を該割型の継目が環状押出形材の厚肉部に内接
するように挿入して拡管成形すれば、前記周壁が割れる
ことなく良好に拡管成形を行うことができる。このこと
によって、切断および拡管成形の前にT等の熱処理を
長尺のままで行うことができるようになり、加工コスト
を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる環状押出形材および
その拡管方法を説明する断面図である。
【図2】従来の環状押出形材およびその拡管方法を説明
する断面図である。
【符号の説明】
1…環状押出形材 2…周壁 5…厚肉部 10…単位型 11…割型 12…継目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に分割された複数の単位型(1
    0)からなる割型(11)を挿入し、該割型(11)を
    径方向に拡張することにより拡管成形される環状押出形
    材(1)であって、該環状押出形材(1)の周壁(2)
    の前記各単位型(10)(10)の継目(12)に接す
    る部分に厚肉部(5)が形成されていることを特徴とす
    る環状押出形材。
JP5331424A 1993-12-27 1993-12-27 環状押出形材の拡管成形方法 Expired - Lifetime JP2718886B2 (ja)

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