JPH0718547B2 - ガス点火装置 - Google Patents

ガス点火装置

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JPH0718547B2
JPH0718547B2 JP8344887A JP8344887A JPH0718547B2 JP H0718547 B2 JPH0718547 B2 JP H0718547B2 JP 8344887 A JP8344887 A JP 8344887A JP 8344887 A JP8344887 A JP 8344887A JP H0718547 B2 JPH0718547 B2 JP H0718547B2
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正長 西浦
充 天見
隆 松本
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株式会社ハ−マン
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q3/00Igniters using electrically-produced sparks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、操作釦の操作によりバーナー部にガスを供給
し、点火手段を作動させてバーナー部のガス点火を行う
ガス点火装置に関し、詳しくは操作性を向上させながら
点火状態の告知を確実になそうとする技術に関する。
[背景技術] 従来、操作釦の操作によりバーナー部にガスを供給し、
点火手段を作動させてバーナー部のガス点火を行うガス
点火装置においては、第29図に示すように、点火釦1a、
消化釦1b及びガス量調整レバー1cを独立して設けてあっ
て、その操作性が低いという問題があった。このような
問題を解消するのに、操作釦を1個にし、操作釦の押し
込み操作にてバーナー部にガスを供給し、押し込まれた
操作釦を回動させることでガス量を変更調整するととも
にその回動終端において点火手段を作動させて点火を行
う構成も行なわれているが、このような構成において
は、操作性は向上するが、点火中か否かの告知を行い難
いという問題があった。
[発明の目的] 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、点火並びに消化のための操作
性を向上させることができながら、操作釦により点火中
の告知を容易に行うことができるガス点火装置を提供す
ることにある。
[発明の開示] 本発明のガス点火装置は、操作釦1の操作によりバーナ
ー部2にガスを供給し、点火手段3を作動させてバーナ
ー部2のガス点火を行うガス点火装置であって、操作釦
1をばね力に抗して押し込み操作自在に構成し、操作釦
1の押し込みストロークSの途中において、操作釦1の
操作待機状態となる操作待機位置にて操作釦1をガスコ
ンロのような器具本体Dの器具前面に近接するように保
持する待機保持手段Bを設け、待機保持手段Bによる待
機保持状態を解除する待機保持解除手段Cと、操作待機
位置の操作釦1の押し込みにてバーナー部2にガスを供
給するガス供給手段Eと、供給されたガスに点火する点
火手段3を設け、押し込みストロークSの最奥部の操作
釦1への外力の解除に伴って、押し込みストロークSの
最奥部から器具前面よりも前方に突出する突出位置への
操作釦1の戻り工程においてバーナー部2の点火状態を
継続維持する点火維持手段Fを設け、突出位置の操作釦
1を押し込みストロークSの途中の操作待機位置への押
し込みにて点火維持手段Fを解除して消化を行う消火手
段Gを備えて成ることを特徴とするものであり、このよ
うに構成することによって、上記目的を達成したもので
ある。つまり、操作釦1の押し込み操作にてバーナー部
2にガスを供給するとともに点火手段3を作動すべく構
成することによって、点火の操作を操作釦1の押し込み
の1動作にでき、バーナー部における初期点火に際し
て、バーナー部において点火に充分なガス濃度に達する
のに少時間を要するのに起因して、点火操作を何度も行
うのに、その点火操作は操作釦1の押し込みの1動作を
何度も行うだけでよく、従来のように押し込みと回転の
2動作を何度も行うものに比べてその操作性を大巾に高
めることができ、特に加えて本発明においては、操作釦
1の押し込みストロークSの途中において、操作釦1の
操作待機状態となる操作待機位置において操作釦1をガ
スコンロのような器具本体Dの器具前面に近接するよう
に保持する待機保持手段Bを設け、操作待機位置の操作
釦1の押し込みにてバーナー部2にガスを供給するとと
もに点火手段3を作動すべく構成し、押し込みストロー
クSの最奥部の操作釦1への外力の解除に伴って、押し
込みストロークSの最奥部から器具前面によりも前方に
突出する突出位置への操作釦1の戻り工程においてバー
ナー部2の点火状態を継続維持する点火維持手段Fを設
けることによって、操作釦1の操作待機位置において
は、操作釦1を器具本体Dの器具前面と近接するように
なし、そして操作釦1を押し込み操作してバーナー部2
の点火を行い、そののち操作釦1から手を離すと、点火
状態を点火維持手段Fによって維持しながら操作釦1を
器具前面よりも突出した突出位置において保持でき、操
作釦1が器具前面よりも突出している突出状態において
操作釦1にて点火中であることを告知することができ、
操作性を大巾に高めながら点火状態の告知を簡単確実に
行うことができるようにしたものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
ガス点火装置Aはガスオープン、グリル及びガスコンロ
そしてこれらが組合わされた一体型のようなガス器具の
器具本体Dの器具前面の操作パネルPに取付けられてい
るものであり、以下ガス点火装置Aを詳細に説明する。
基板9の背面にアルミダイキャスト製のようなバルブケ
ーシング10をビスにて取付けてあり、バルブケーシング
10には導入口11と導出口12とを形成して、導入口11から
導入されたガスを導出口12をへてバーナー部2へと供給
することができるようにしてある。バルブケーシング10
の内部には導入口11の近傍から導出口12へと向けて順に
ガス供給手段Eを構成する安全弁13用の弁孔14、主弁21
用の弁孔15及びガス量調整弁8用の弁孔16を形成してあ
る。弁孔14を開閉する安全弁13は電磁弁となっていて、
操作釦1の押し込み操作にて押し込まれる押し棒18にて
安全弁13の弁体13aをスプリング19に抗して弁孔14から
離して開弁し、そして安全弁13に電気的に接続されてい
るサーモカップリングTにてバーナー部2における燃焼
を感熱にて検出し、燃焼に伴う感熱結果にて安全弁13の
開成状態を維持し、この開成維持は操作釦1を戻すこと
に伴う押し棒18の弁体13aからの離間にかかわらず行な
われ、そしてバーナー部2における燃焼が不測に消火し
て断たれた場合に、サーモカップリングTによる非感熱
信号にて電磁弁の安全弁13が自動的に閉成作動されて、
安全を図るようにしてある。主弁21用の弁孔15には主弁
21を押し棒18に取付けて配してあり、操作釦1をスプリ
ング20に抗して押し込み操作することで主弁21を開き、
操作釦1への押し込み力の解除にて、スプリング20を介
して押し棒18とともに戻して主弁21を閉成することがで
きるようにしてある。ガス量調整弁8用の弁孔16にはガ
ス量調整弁8を設けてあり、操作釦1の回動操作(後
述)に連動してガス量調整弁8を弁孔16に対して突入及
び脱出させ、弁孔16からバーナー部2へのガス量を変更
調整することができるようにしてある。
バルブケーシング10内の主弁21よりもガス供給方向下流
側のガス供給経路4において、主弁21の近傍部分とガス
量調整弁8よりも上流側部分とを連通するバイパス5を
形成してあり、このバイパス5の入口部分に開閉弁6を
設けてある。開閉弁6は操作釦1の押し込みストローク
Sの最奥部である点火位置iへの押し込み操作時に弁棒
22を押し込み操作して開成し、操作釦1の戻りによりス
プリング23にて弁棒22を戻して開閉弁6を閉成してバイ
パス弁孔24を閉じることができるようにしてある。
このように、バーナー部2にガスを供給するガス供給経
路4にバーナー部2へのガス供給量を増大するバイパス
5を接続し、バイパス5に設けた開閉弁6の開閉操作を
操作釦1の点火操作に連動して開閉操作自在に構成する
ことで、点火時の操作釦1の押し込み操作にてガス供給
経路4からバーナー部2にガスを供給するとともにバイ
パス5の開閉弁6を開いてバイパス5からのガス量を増
大し、たとえガス量が少量(弱)に設定されていても充
分に点火を行うことがでるのである。
次ぎに操作釦1の操作系を詳述する。
操作釦1は第2図に示すように、内殻体29に対して外殻
体30を回転操作自在に外装させた二重構造になってい
て、内殻体29には内外方向に長い板材31を一体に延出し
てある。バルブケーシング10には合成樹脂製の上ガイド
板33と、上ガイド板33に対して一定間隔を隔てて下方に
対向する下ガイド板32とをビス等にて取付けてあり、上
下ガイド板33,32間の隙間に板材31をスライド自在に挿
通して、操作釦1を前後方向に押し込み操作自在にして
ある。操作釦1の内殻体29において、押体41を形成し、
この押体41を上ガイド板33に形成したガイド筒部分60に
挿通自在にして、操作釦1を円滑に押し込み操作ができ
るようにしてある。基板9の上部には枢支部61を形成し
てあり、この枢支部61に押さえ板62を回動自在に軸63に
て枢着してあり、押さえ板62の軸63廻りの回動にて、主
弁21用の押し棒18及びバイパス用の弁棒22を押し込み操
作自在にしてある。バーナー部2の近傍には点火手段3
を構成する火花放電部42を配設してあり、この火花放電
部42への通電回路のスイッチ43を操作釦1の押し込みス
トロークSの最奥部への押し込み操作にて閉成できるよ
うにしてある。
しかして操作釦1をその押し込みストロークSの最奥部
への押し込み操作に伴って、操作釦1の押体41にて押さ
え板62を介して押し棒18を押し込んで、バーナー部2に
ガスを供給するとともに操作釦1の先端にてスイッチ43
を投入して、点火器17を介して火花放電部42に高電圧を
印加し、火花放電部42において火花放電を行って、バー
ナー部2の点火を行うことができるようにしてある。こ
のような点火手段3の構成は種々設計変更可能である。
操作釦1の内殻体29と上ガイド板33間に復帰ばね34を介
装して、操作釦1をガス器具の前面の操作パネルPより
も更に前方に突出するように突出付勢してある。操作釦
1の板材31には下方にはピン7を突設してあり、このピ
ン7はその基端部が大径部7aとなり先端は小径部7bとな
っている。下ガイド板32には前後方向に長い長孔35を形
成してあり、この長孔35にピン7の大径部7aを挿合して
操作釦1の前後方向の移動をガイドできるようにしてあ
る。下ガイド板32の下面には薄金属板製のカム板36を軸
37にて板面方向(水平方向)に回動自在に、かつ軸37に
巻装した巻きばね38に抗してカム板36の遊端側が第2図
イ矢印方向で示す下方に揺動自在に枢着してある。軸37
に巻装した巻きばね38の一端を固定された下ガイド板32
に係止し、巻きばね38の他端をカム板36に弾接させるこ
とで、カム板36をその板面方向に回動付勢し、カム板36
の一端の当たり部39を下ガイド板32のストッパー40に当
接することで、カム板36の復帰位置を位置決めすること
ができるようにしてある。カム板36には第21図に示すよ
うに、傾斜辺36a、これに連なるカム溝36b、係止片36c
及びガイド溝36dを形成し、そして係止片を36cをその遊
端を下方に曲成して、最下端をピン7の下端より下方に
位置させてある。カム板36の後端部側の下ガイド板32に
は電磁弁にて構成された上記安全弁13を閉成する消火手
段Gを構成する消化スイッチ44を配設してある。この消
化スイッチ44は上記サーモカップリングTと直列に回路
構成され、サーモカップリングTにてバーナー部2にお
ける非燃焼状態の検出もしくは消化スイッチ44のオフの
いずれの動作においても安全弁13への通電を断ち、バー
ナー部2へのガス供給を遮断して消火を行うことができ
るようにしてある。
しかして第25図に示すように、ガス器具の操作パネルP
と近接するような操作釦1位置においては、ピン7はカ
ム板36のカム溝36bの凹部36eに係入していて、操作釦1
が復帰ばね34にて突出位置へと復帰するのを阻止され、
このように操作釦1はその押し込みストロークSの途中
において、操作釦1の操作待機状態となる操作待機位置
において操作釦1をガスコンロのような器具本体Dの器
具前面に近接するように保持してある。かかる場合、消
化スイッチ44はオフとなっていて、安全弁13が閉じて、
バーナー部2へのガス供給を停止している。このような
操作釦1を操作待機位置において保持する構成を待機保
持手段Bといい、その構成は種々設計変更可能である。
次に、操作待機位置の操作釦1を押し込むことで、第26
図に示すように、操作釦1側のピン7は下ガイド板32の
待機保持解除手段Cを構成する長孔35の奥に移行し、こ
れに伴ってカム板36は巻きばね38のばね力にて第26図の
右方に回動され、消化スイッチ44を投入し、そして操作
釦1の最奥部への押し込みにて、上述のように押し棒18
を押し込んでバーナー部2にガスを供給するとともに操
作釦1にて点火手段3のスイッチ43を投入し、火花放電
にて点火を行うのである。このような点火状態で、操作
釦1から手指を離すと、操作釦1は第14図に示すよう
に、復帰ばね34にて操作パネルPから突出した突出位置
へと戻される。つまり操作釦1の戻り工程においては、
操作釦1側のピン7はカム板33の下方に曲成された係止
片36cの上面に摺接し、カム板33を第2図イ矢印方向に
下方揺動させながらカム板36の上面を通過してガイド板
33の長孔35を通る。かかる場合、巻きばね38にて回動付
勢されたカム板36にて消火スイッチ44は投入維持されて
いて、点火状態を維持している。このように点火状態を
維持する構成を点火維持手段Fといい、その構成は種々
設計変更可能である。このように点火状態を点火維持手
段Fによって維持しながら操作釦1を器具前面よりも突
出した突出位置において保持し、操作釦1が器具前面よ
りも突出している突出状態において操作釦1にて点火中
であることを告知し、操作性を大巾に高めながら点火状
態の告知を簡単確実に行うものである。次に、操作パネ
ルPから突出しており、バーナー部2において燃焼中で
ある操作釦1を押し込み操作すると、操作釦1側のピン
32がカム板36の傾斜辺36aに当接してカム板36を巻きば
ね38に抗して第28図の左方に回動させ、このカム板36の
左方への回動にて消火スイッチ44をオフとし、安全弁13
を遮断してバーナー部2へのガス供給を停止し、バーナ
ー部2の燃焼を停止させるのである。そして操作釦1の
ピン7はカム板36のカム溝36bに案内され、カム溝36bの
奥の凹部36eに係止され、第25図に示す操作待機位置へ
と操作されることになる。
ところで、操作釦1が操作パネルPから突出している燃
焼状態において、その操作釦1を押し込み操作した場合
に、消火スイッチ44をオフとして安全弁13への通電回路
を断ち、安全弁13を電気的に閉成し、バーナー部2への
ガス供給を遮断して燃焼を停止するのであるが、本発明
においては、安全弁13よりも下流側に設けた主弁21を機
械的に閉成して、ガス供給の停止を電気的手段及び機械
的手段にて二重に行って安全を図ってある。以下その構
成を詳述する。
押さえ板62には第8図に示すようにその巾方向の一側端
に被ロック片65を垂下し、巾方向の他側端には被ガイド
片66を垂下して、被ロック片65及び被ガイド片66を下ガ
イド板32の切溝67の縁に沿って摺接させて押さえ板62を
巾方向における振れを生じさせることなく軸63廻りに回
動させることができるようにしてある。下ガイド板32の
上面には第12図に示すようなロック片68をピン69を介し
て水平方向に回動自在に枢着してある。ピン69には巻ば
ね70を巻いて、巻きばね70の一端を下ガイド板32に当接
し、他端をロック片68の切端部に弾接してロック片68を
そのフック部71が押さえ板62の被ロック片65側に回動付
勢してある。又、ロック片68には受片72を垂下し、この
受片72を下ガイド板32の切溝67に連なった逃げ溝73に遊
合してある。そしてロック片68は操作釦1の板材31と略
同レベルとなっている。
しかして第27図に示すように操作釦1が操作パネルPよ
り突出している燃焼状態においては、押さえ板62の被ロ
ック片65がロック片68のフック部71に引っ掛けられて、
押さえ板62が押し棒18を介してスプリング20にて戻され
ようとするのを阻止し、主弁21の開成を維持している。
このような燃焼状態において、操作釦1を押し込むと、
ピン7にてカム板36を第28図のように左方に回動させ、
このカム板36にて押さえ板62の受片72を蹴り、ロック片
68を逃がし、ロックを解除し、押さえ板62を操作釦1側
に押し棒18にて押し、主弁21を閉成し、このように操作
釦1の押し込みにて主弁21を機械的に閉成し、先の安全
弁13の閉成との二重の閉成を行って安全を図ってある。
次に、第25図のように操作パネルPと近接していて消火
位置にある操作釦1を押し込むことで、上述の点火動作
を行うとともに、押さえ板62の被ロック片65がロック片
68を巻きばね70に抗して回動させて、被ロック片65がロ
ック片68のフック部71を通過し、そして点火後の戻り工
程において、フック部71が被ロック片65に係合して押さ
え板62のそれ以上の戻りを阻止するロックを行い、操作
釦1のみを戻し、ロックされた押さえ板62にて押し棒18
を押し込んだ主弁21の開成状態を維持するのである。
操作釦1の椀状の外殻体30の端部開口縁には環状体45を
内方にも突出してあり、この環状体45を椀状の内殻体29
の端部開口縁に摺接させることで、内殻体29に対して外
殻体30を回転操作自在に構成してある。環状体45にはギ
ヤ46を形成しておる。バルブケーシング10内のバイパス
弁孔24部分にはガス量調整弁8の調整棒48を回転及び押
し引き自在に挿通してあり、この調整棒48に直交させて
ピン49を突出してあり、このピン49をバルブケーシング
10に取り付けた筒体50に対向させて形成した傾斜長孔5
1,51に挿合してピン49を筒体50から突設し、この突出し
たピン49を筒体50に回転自在に設けた被動ギヤ47の凹溝
52に挿合し、環状体45のギヤ46を被動ギヤ47に噛合して
ある。しかして操作釦1のその押し込む操作位置に拘わ
らず外殻体30を回動させることで、被動ギヤ47を回動さ
せ、ピン49を介して調整棒48を回動及び押し引き操作し
て、バイパス弁孔24の開量を変更調整してガス量の変更
調整を行うことができるようにしてある。
尚、実施例においては操作釦1を丸型にしたが、操作釦
1を角型にし、かかる場合、ガス量を変更調整する操作
具を別途設けてもよい。又、実施例においてはバイパス
5を設けたが、バイパス5はなくてもよい。そしてバー
ナー部2の消火を行うのに、安全弁13のみを作動させて
消火させたり、又、主弁21のみを閉成して消火を行うよ
うにしてもよく、このように主弁21のみを閉成するに
は、安全弁13への通電を遮断するための消火スイッチ44
を外しておけばよい。
[発明の効果] 以上要するに本発明は、操作釦の押し込み操作にてバー
ナー部にガスを供給するとともに点火手段を作動すべく
構成してあるから、点火の操作を操作釦の押し込みの1
動作にでき、バーナー部における初期点火に際して、バ
ーナー部において点火に充分なガス濃度に達するのに少
時間を要するのに起因して、点火操作を何度も行うの
に、その点火操作は操作釦の押し込みの1動作を何度も
行うだけでよく、従来のように押し込みと回転の2動作
を何度も行うものに比べてその操作性を大巾に高めるこ
とができ、特に加えて本発明においては、操作釦の押し
込みストロークの途中において、操作釦の操作待機状態
となる操作待機位置において操作釦をガスコンロのよう
な器具本体の器具前面に近接するように保持する待機保
持手段を設け、待機保持手段による待機保持状態を解除
する待機保持解除手段と、操作待機位置の操作釦の押し
込みにてバーナー部にガスを供給するガス供給手段と、
供給されたガスに点火する点火手段を設け、押し込みス
トロークの最奥部の操作釦への外力の解除に伴って、押
し込みストロークの最奥部から器具前面よりも前方に突
出する突出位置への操作釦の戻り工程においてバーナー
部の点火状態を継続維持する点火維持手段を設けてある
から、操作釦の操作待機位置においては、操作釦の押し
操作面を器具本体の器具前面と近接するようになし、そ
して操作釦を押し込み操作してバーナー部の点火を行
い、そののち操作釦から手を離すと、点火状態を点火維
持手段によって維持しながら操作釦を器具前面よりも突
出した突出位置において保持でき、操作釦が器具前面よ
りも突出している突出状態において操作釦にて点火中で
あることを告知することができ、操作性を大巾に高めな
がら点火状態の告知を簡単確実に行うことができるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のガス器具の全体斜視図、第
2図は同上のガス点火装置の一部破断して使用状態を示
す断面図、第3図は同上の展開断面図、第4図(a)
(b)は同上の一部破断した底面図、平面図、第5図は
同上の操作釦及び被動ギヤの関係を示す正面図、第6図
は同上の基板の正面図、第7図は同上の側面図、第8図
は同上の押さえ板の斜視図、第9図は同上の正面図、第
10図は同上の右側面図、第11図は同上の左側面図、第12
図は同上のロック片の底面図、第13図は同上の側面図、
第14図は同上の上ガイド板の底面図、第15図は同上の正
面図、第16図は同上の一部破断した側面図、第17図は第
14図のX−X線断面図、第18図は同上の下ガイド板の底
面図、第19図は同上の側面図、第20図は同上の一部破断
した正面図、第21図は同上のカム板の底面図、第22図は
同上の左側面図、第23図は同上の右側面図、第24図は同
上の背面図、第25図は同上の消火状態におけるカム板、
ロック片及び下ガイド板の関係を示す動作説明図、第26
図は同上の点火状態の動作説明図、第27図は同上の使用
状態の動作説明図、第28図は同上のロック解除状態の動
作説明図、第29図は従来例の正面図であり、1は操作
釦、2はバーナー部、3は点火手段、Bは待機保持手
段、Dは器具本体、Fは点火維持手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作釦の操作によりバーナー部にガスを供
    給し、点火手段を作動させてバーナー部のガス点火を行
    うガス点火装置であって、操作釦をばね力に抗して押し
    込み操作自在に構成し、操作釦の押し込みストロークの
    途中において、操作釦の操作待機状態となる操作待機位
    置にて操作釦をガスコンロのような器具本体の器具前面
    に近接するように保持する待機保持手段を設け、待機保
    持手段による待機保持状態を解除する待機保持解除手段
    と、操作待機位置の操作釦の押し込みにてバーナー部に
    ガスを供給するガス供給手段と、供給されたガスに点火
    する点火手段を設け、押し込みストロークの最奥部の操
    作釦への外力の解除に伴って、押し込みストロークの最
    奥部から器具前面より前方に突出する突出位置への操作
    釦の戻り工程においてバーナー部の点火状態を継続維持
    する点火維持手段を設け、突出位置の操作釦を押し込み
    ストロークの途中の操作待機位置への押し込みにて点火
    維持手段を解除して消火を行う消火手段を備えて成るこ
    とを特徴とするガス点火装置。
JP8344887A 1987-04-03 1987-04-03 ガス点火装置 Expired - Fee Related JPH0718547B2 (ja)

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